JP2005169859A - 印刷システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが欲するセキュリティレベルと印刷にかかる労力の側面から、自分にあった出力態様で印刷物を排出できるようにすること。
【解決手段】 ユーザインターフェース311を用いてユーザが印刷する文書または画像ごとにセキュリティレベルの設定を任意に行う。鍵付きフィニッシャー330の機能と設定されたセキュリティレベルに応じて、設定がないときは普通の出力態様で印刷物700が出力される(a)。低程度なセキュリティの場合は印刷物700に白紙701が挟み込まれて出力される(b)。中程度なセキュリティの場合は印刷物が封筒702の中に納められて封書出力される(c)。高程度なセキュリティの場合は鍵付きフィニッシャー330内で出力が行われ、鍵を持つ人のみが印刷物700を取り出すことが出来る。
【選択図】 図7

Description

本発明は印刷システムに関し、特に詳細には、ユーザが不特定多数の人の目に触れる場所でコピーや文書印刷を行う場合に、印刷物が第三者の目に触れないようにプライバシーを保護した印刷を行うための印刷システムに関する。
従来、ユーザが印刷装置を用いてプライバシー保護(文書の内容を第三者に対して秘匿すること)を行いたいコピー及び文書印刷動作を行いたい場合には、ユーザが第三者のいない場所で印刷を行うか、若しくは、パスワードを用いるボックス機能(特許文献1)や鍵付きフィニッシャー(特許文献2)など、特定の人のみが文書を取り出せる機能を備えた印刷装置を利用していた。
特開平11−275296号公報 特開2000−177185号公報
厳重なセキュリティまたはプライバシー保護を必要とする文書ならば、プライバシー印刷(印刷する文書の内容を第三者に対して秘匿すること)を行うときにそれなりの負担がユーザにかかってしまうのは現在の技術では不可避である。しかしながら、現状の印刷装置を利用したプライバシー印刷では、そこまで厳重なセキュリティは必要とはしないが人目に触れさせずに画像や文書等の印刷を行いたい場合であっても、ユーザに必要以上の負担がかかることになってしまうという問題点があった。
そこで本発明の目的は、印刷システムがセキュリティレベルを保持し、そのセキュリティレベルに応じて印刷装置が印刷物の出力態様を変えるように制御することにより、ユーザが、自分の欲するセキュリティレベルと印刷にかかる労力の側面から、自分にあった出力態様で印刷物を排出できるようにすることである。
上記の目的を達成するために、記録媒体に画像を印刷する印刷装置本体と、該印刷装置本体からの印刷済記録媒体を排出する出力装置とを備えた本発明に係る印刷システムは、印刷する画像に対して複数レベルのいずれかに設定されたセキュリティレベルを保持する手段と、前記出力装置が有する出力機能および前記設定されたセキュリティレベルに応じて前記印刷済記録媒体の排出態様を制御する手段であって、前記設定されたセキュリティレベルが高いときには低いときよりも厳重に前記印刷済記録媒体の印刷面を隠した態様で、前記印刷装置本体から前記印刷済記録媒体を排出させる排出制御手段とを備えた構成を採用した。
ここで、前記印刷装置本体は印刷する画像ごとに前記複数レベルのいずれかのセキュリティレベルをユーザに設定させる設定手段を備え、前記保持手段は、前記設定されたセキュリティレベルを保持することもできる。
また、前記印刷装置本体はネットワークを介して上位装置と接続され、前記上位装置は印刷する画像ごとに前記複数レベルのいずれかのセキュリティレベルをユーザに設定させる設定手段を備え、前記保持手段は、前記ネットワークを介して受信した前記設定されたセキュリティレベルを保持することもできる。
また、前記印刷装置本体はネットワークを介して上位装置と接続され、前記上位装置は前記複数レベルのいずれかにセキュリティレベルが設定された画像データを前記ネットワークを介して前記印刷装置本体に送信し、前記保持手段は、受信した前記画像データに設定されたセキュリティレベルを保持することもできる。
また、前記排出制御手段は、前記出力装置の前記出力機能を判定し、その判定結果に応じて、各レベルのセキュリティレベルに応じて実行する排出態様を割り当てる手段と、前記保持手段に保持されているセキュリティレベルを読み出して、そのセキュリティレベルに割り当てられた排出態様で前記印刷済記録媒体を排出させる排出手段とを備えることもできる。
また、前記排出制御手段は、前記出力装置の前記出力機能を判定し、その判定結果に応じて、各レベルのセキュリティレベルに応じて実行可能な排出態様を複数表示し、その中からセキュリティレベルごとにいずれかの排出態様をユーザに設定させる手段と、前記設定された排出態様を割り当てる手段と、前記保持手段に保持されているセキュリティレベルを読み出して、そのセキュリティレベルに割り当てられた排出態様で前記印刷済記録媒体を排出させる排出手段とを備えることもできる。
また、前記排出制御手段は、前記設定されたセキュリティレベルに応じた排出態様が割り当てられていないときに、画像の印刷を行えないことをユーザに知らせる手段を備えることもできる。
また、前記出力装置は、前記印刷済記録媒体の印刷面を露出させたまま機外に排出する第一の機能と、前記印刷装置本体と協働して、前記印刷済記録媒体を機外に排出し、その印刷済記録媒体の印刷面の上に未印刷記録媒体を排出する第二の機能と、前記印刷済記録媒体を袋状物に挿入し、その挿入した状態で機外に排出する第三の機能と、前記印刷済記録媒体を装置内部の積載部に積載しておく第四の機能とを有し、さらに、前記装置内部の開閉をロックするための機構を備えることもできる。
上記構成を備える本発明に係る印刷システムによれば、出力装置が有する出力機能およびユーザにより設定されたセキュリティレベルに応じた出力態様で印刷を行うことで、ユーザの欲するセキュリティレベルを保障し、印刷にかかる労力の煩雑さを軽減することができる。
また、出力装置の出力機能を判定した結果に応じて、セキュリティレベルに応じて実行可能な排出態様を複数表示し、その中からいずれかの排出態様をユーザに設定させることもできるので、ユーザが好む態様での出力も可能である。
以下、本発明をレーザ・ビーム・プリンタ(以下、LBPと略す)を用いたシステムに適用した実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、本実施形態を適用するシステムはLBPを用いたものに限られるものではなく、他の印刷装置を用いたシステムであっても良い。
<LBPの内部構成>
図1は本実施形態におけるシステムで用いるLBPの内部構造を示す断面図で、このLBPはデータソース(不図示)からの文字パターンの登録や定型書式(フォームデータ)などの登録が行える。図1において、1000はLBP本体であり、外部に接続されているホストコンピュータ及びサーバ、スキャナから供給される文字情報(文字コード)やフォーム情報あるいはマクロ命令、イメージデータなどを入力して記憶すると共に、それらの情報に従って対応する文字パターンやフォームパターン、イメージなどを作成し、記録媒体である記録紙上に像を形成する。操作パネル1012にはユーザが各種情報を入力するためのユーザインターフェース及び液晶ディスプレイなどが配されている。プリンタ制御ユニット1001はLBP本体の全体制御を司り、ホストコンピュータ及びサーバ、スキャナから供給されるプリンタ制御コードなどを解析する。
プリンタ制御ユニット1001は、主に文字情報やイメージデータを対応する文字パターン、イメージのビデオ信号に変換してレーザドライバ1002に出力する。レーザドライバ1002は半導体レーザ1003を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ1003から発射されるレーザ光1004をオンオフ切り替えする。レーザ光1004は回転多面鏡1005で左右方向に振られ、静電ドラム1006上を走査する。これにより、静電ドラム1006上には文字パターン、イメージの静電潜像が形成される。この潜像は、静電ドラム1006周囲の現像ユニット1007により現像された後、記録紙に転送される。この記録紙にはカットシートを用い、カットシート記録紙はLBP1000に装着した用紙カセット1008に収納され、給紙ローラ1009及び搬送ローラ1010と1011とにより装置内に取り込まれて、静電ドラム1006に供給される。
<LBPの機能構成>
図2は、上記LBPにおける機能構成を示すブロック図である。
図2において、200はLBP201に接続されたホストコンピュータ及びサーバ、スキャナであり、プリントデータ及び制御コードから成るプリンタ制御コードをLBP201に出力するものである。
LBP201は、大きく分けてフォーマッタ制御部220、インターフェース210、出力制御部230、プリンタエンジン部240より構成されている。
フォーマッタ制御部220は、受信バッファ221、コマンド判別部222、コマンド解析部223、コマンド実行部224、ページメモリ225、色調制御部226より構成されている。
受信バッファ221は、ホストコンピュータ200から受信したプリンタ制御コードを一時的に記憶する。コマンド判別部222は、各印刷制御コマンドの判別を行うものであり、印刷データは各コマンドに応じてコマンド解析部223において解析される。コマンド解析部223は各印刷制御コマンドの解析を行うものである。コマンド解析部223で解析されたコマンドは、印刷データの解析を行った中間的な結果であり、コマンド実行部224においてより処理しやすい形式の中間コードの形に変換される。
コマンド判別部222において、印刷制御コマンドが文字や図形などの中間コードへの展開を伴うコマンドであると判別された場合、色調制御部226において色属性の制御が行われる。色調制御部226は、指定された色を、印刷処理を行ったユーザにとって最適な色へと変換するものである。
コマンド実行部224は、上記中間コードによって各コマンドを実行し、描画及び印字に関するコマンドはページメモリ225に多値画像を逐次展開し、次にハーフトーニング処理を行い、出力画像をページメモリ225に展開する。
なお一般的には、フォーマッタ制御部220は、CPU,ROM,RAMなどを用いたコンピュータシステムによって構成されている。
出力制御部230は、ページメモリ225の内容をビデオ信号に変換処理し、プリンタエンジン部240へ画像転送を行う。プリンタエンジン部240は、受け取ったビデオ信号を記録紙に永久可視画像形成するための印刷機構部である。
<印刷システム構成例>
図3は上記LBPを利用した印刷システムの構成例を示すブロック図であり、図3(a)はごく基本的なLBPを用いた一般的構成例を示している。ホストコンピュータ300,301とLBP本体310がネットワークを介して接続されており、ホストコンピュータ300若しくは301からプリンタ制御コードがLBP本体310に送られると、LBP本体310が受け取った文書データまたは画像データに基づき印刷し出力する。特許請求の範囲における「画像を印刷する」は、これら文書データまたは画像データに基づき印刷を行うことを意味している。
図3(b)はLBP本体310に入力装置と出力装置を付加した場合の例を示す。ホストコンピュータ300,301及びサーバ302とLBP本体310がネットワークを介して接続されており、LBP本体310にはユーザインターフェース311、スキャナ320そして鍵付きフィニッシャー330が装着されている。この構成では、図3(a)の場合と同様、ホストコンピュータ300若しくは301から文書データまたは画像データをLBP本体310に送ることで印刷が行えるが、その際、鍵付きフィニッシャー330を利用した印刷を行うことも可能である。鍵付きフィニッシャー330は、装置内部の開閉をロックするための機構を備える。
セキュリティレベルの設定は、操作パネル等のユーザインターフェース311を用いて、印刷する文書または画像ごとにユーザが任意に行って入力することができる。また、メモリカードスロットを使用して行うこともできる。さらに同様の設定方法を、ホストコンピュータ300若しくは301から行って、設定したセキュリティレベルをLBP本体310に送信することもできる。
また、ユーザはユーザインターフェース311を利用して、サーバ302を利用したプルプリントを行ったり、スキャナ320を利用してコピー動作を行ったりする事などが可能であり、全ての印刷動作において鍵付きフィニッシャー330を利用した印刷も可能となっている。
図4は鍵付きフィニッシャー330の機能をモデル的に示した機能説明図であり、図4に示す通り、鍵付きフィニッシャー330は封書印刷機能やフィニッシャー内に文書等の印刷物を保管しておく機能を備えている。
LBP本体310からの印刷済用紙は用紙搬入部407へ給送され、搬送ローラ401の回転によって図中右方向へ搬送される。フラッパ408は、後述する出力態様を指定するLBP本体310からの制御信号にしたがって動作し、用紙搬入部407からの印刷済用紙は、搬送ローラ409を介して用紙積載部402に送られるか、あるいは用紙搬送部403により図中右方向へ搬送される。用紙積載部402に積載された印刷済用紙は、鍵を使用してロックを解除しなければ取り出せない構成が備えられている。
フラッパ410は、上述出力態様を指定するLBP本体310からの制御信号にしたがって動作し、用紙搬送部403からの印刷済用紙は、出力トレイ405に排紙されるか、封書作成部404に送られる。出力トレイ405に排紙する場合には、LBP本体310が印刷動作と搬送動作のタイミングを可変して、印刷済用紙を用紙搬送部403上に一枚給送する毎に、用紙カセット1008からの用紙に印刷せずに、印刷済用紙の印刷面上に給送することができる。このとき用紙搬送部403はいったん停止され、用紙搬送部403上で2枚の用紙が重ねられた後、二枚同時に排出される。この出力態様を白紙挟み込み印刷と呼ぶ。封書作成部404には、袋状で開口を有する封筒が備えられており、図中最も右側の封筒の開口部は開口器具 (不図示)により開けられており、用紙搬送部403からの印刷済用紙が封筒に挿入される構成が備えられている。印刷済用紙が挿入された封筒は封書出力トレイ406へ排出される。この出力態様を封書出力と呼ぶ。
このように鍵付きフィニッシャ330は、LBP本体310からの制御信号に応じた以下の4通りの出力態様のいずれかで、LBP本体310から印刷済用紙を出力する機能を備える。
1.そのまま出力トレイ405に排紙する(印刷済用紙の印字面は露出したままで、隠されていない)。
2.白紙挟み込み印刷により、印刷済用紙の印字面を白紙で隠して排紙する。
3.印刷済用紙を封筒に挿入して、印刷済用紙全体を封筒で覆って排紙する。
4.印刷済用紙を内部の用紙積載部402に積載したままで、鍵を使用したとき初めてフィニッシャから取り出せる状態で、LBP本体310から排紙する(鍵を使用できる者だけが印刷済用紙の印字面を見ることができる)。
次に、上記実施形態を用いた本発明の実施例として、印刷システムがセキュリティレベルに応じて自動的に出力態様を変化させる処理の一例を、図5、図6、図7を用いて説明する。図5は印刷システムにおけるセキュリティレベルに応じた出力態様自動選択処理のフローの一例である。図6は印刷システムにおけるセキュリティレベルに応じた出力態様割り当て処理のフローの一例である。図7はセキュリティレベルに応じた出力態様自動選択処理を用いた場合の実際の出力結果例を示している。
本実施例におけるセキュリティレベルに応じた出力態様自動選択処理の流れを、図5を用いて説明する。印刷システムが印刷処理開始を受けて、ステップS50でセキュリティレベルに応じた出力態様割り当て処理を行い、ステップS51で印刷システムに設定されているセキュリティレベルを読み出す。次にステップS52では、読み出したセキュリティレベルから、セキュリティレベルが設定されている否かの判定と、設定されている場合にはそのレベル判定を行う。設定されていない場合にはステップS53で通常の印刷方法で印刷動作を行って、印刷面を隠さずに通常通り排紙する。
一方、設定されているセキュリティレベルが「低」の場合はステップS54に進み、「中」の場合はステップS58に進み、「高」の場合はステップS61に進む。ステップS54では、ステップS50で割り当てられた「セキュリティ低」時出力態様を読み出し、ステップS55で「セキュリティ低」時の印刷が許可されているかを判別し、許可されていればステップS56に進み、許可されていなければステップS57に進む。ステップS56では「セキュリティ低」時の出力態様に沿って印刷処理を行い、本処理を終了する。ステップS57では印刷処理を行えない旨をユーザインターフェース画面に表示してユーザに知らせ、本処理を終了する。
ステップS58では、ステップS50で割り当てられた「セキュリティ中」時出力態様を読み出し、ステップS59で「セキュリティ中」時の印刷が許可されているかを判別し、許可されていればステップS60に進み、許可されていなければステップS57に進む。ステップS60では「セキュリティ中」時の出力態様に沿って印刷処理を行い、本処理を終了する。ステップS57では印刷処理を行えない旨をユーザインターフェース画面に表示し、本処理を終了する。
ステップS61では、ステップS50で割り当てられた「セキュリティ高」時出力態様を読み出し、ステップS62で「セキュリティ高」時の印刷が許可されているかを判別し、許可されていればステップS63に進み、許可されていなければステップS57に進む。ステップS63では「セキュリティ高」時の出力態様に沿って印刷処理を行い、本処理を終了する。ステップS57では印刷処理を行えない旨をユーザインターフェース画面に表示し、本処理を終了する。
次に、印刷システムにおけるセキュリティレベルに応じた出力態様割り当て処理(ステップS50)の流れを、図6を用いて説明する。
まず、ステップS600でLBP本体310に装着されている出力装置構成を調査し、ステップS602で現在装着されている出力装置が封書印刷の機能を備えるか否かを判別し、封書印刷可能であればステップS604に進み、不可能であればステップS610に進む。ステップS604で現在装着されている出力装置が鍵付きフィニッシャーであるか否かを判別し、ロック機能を有する鍵付きフィニッシャーの場合はステップS606に進み、鍵付きフィニッシャーでない場合にはステップS608に進む。
ステップS606では「セキュリティ高」時には鍵付きフィニッシャー出力を、「セキュリティ中」時には封書印刷を、「セキュリティ低」時には白紙挟み込み印刷を各セキュリティレベルに応じた出力態様として設定する。ステップS608でも、ステップS606と同様各セキュリティレベルに応じた出力態様を設定し、「セキュリティ高」時には、高度なセキュリティ印刷を実現するだけの装置構成ではないと判断し、印刷出力不可とする。
ステップS610で現在装着されている出力装置が鍵付きフィニッシャーであるか否かを判別し、ロック機能を有する鍵付きフィニッシャーの場合はステップS612に進み、鍵付きフィニッシャーでない場合にはステップS614に進む。
ステップS612では「セキュリティ高」および「セキュリティ中」時には鍵付きフィニッシャー出力を、「セキュリティ低」時には白紙挟み込み印刷を各セキュリティレベルに応じた出力態様として設定する。ステップS614でも、ステップS608同様各セキュリティレベルに応じた出力態様を設定し、「セキュリティ高」および「セキュリティ中」時には、高度なセキュリティ印刷を実現するだけの装置構成ではないと判断し、印刷出力不可とする。「セキュリティ低」時には白紙挟み込み印刷を出力態様として設定する。
このように、本発明に係る印刷システムの実施例1における出力態様割り当て処理では、出力装置構成が貧弱であるなどの場合には、設定されたセキュリティレベルに応じた出力態様がないと判断して印刷出力不可を設定することができる。この出力態様割り当て処理は実施例2においても同様に実施される。
次に、セキュリティレベルに応じた出力態様自動選択処理を用いた場合(図5および図6の処理を行った場合)の実際の出力結果の例を図7を用いて説明する。
図7(a)はセキュリティレベルが設定されていない場合の印刷出力態様を示しており、普通に印刷物700が出力される状態を表している。図7(b)〜(d)はセキュリティレベルが設定されている場合の出力態様の例を示す。
図7(b)は、前述した白紙挟み込みの場合を示している。白紙挟み込み出力は、印刷物700の上に白紙701を重ねた状態で2枚同時に出力される排出処理であり、低程度なセキュリティを必要とする場合に用いる。図7(c)は、前述した封書出力の場合を示している。封書出力は、印刷物が封筒702の中に納められた状態で出力される出力処理であり、中程度なセキュリティを必要とする場合に用いる。図7(d)は、前述した鍵付きフィニッシャー330内で出力が行われる場合を示している。この鍵付きフィニッシャー出力は、印刷物が装置外へ出ることなく、フィニッシャー330の中に溜められ、鍵を持つ人のみが印刷物700を取り出すことが出来る出力処理であり、高程度なセキュリティを必要とする場合に用いる。
本実施形態によれば、印刷システムが、設定されたセキュリティレベルに応じてこれらの出力態様を自動で使い分けることができる。
印刷する文書にセキュリティレベルが設定されている場合の印刷システムの実施例について、図6、図8、図9を用いて説明する。本実施例はPDLドキュメントを想定したものである。図6は実施例1で説明した通りである。図8は印刷システムにおけるセキュリティレベルの設定された文書の印刷処理のフローを示す一例である。図9はセキュリティレベルが設定された文書の印刷処理を用いた場合の実際の出力結果の例を示す。
まず、本実施例におけるセキュリティレベルの設定された文書の印刷処理の流れを図8を用いて説明する。印刷システムが印刷処理開始を受けて、ステップS70でセキュリティレベルに応じた出力態様割り当て処理を行い、ステップS71で文書に設定されているセキュリティレベルを読み出す。次にステップS72では、読み出したセキュリティレベルから、セキュリティレベルが設定されている否かの判定と、設定されている場合にはそのレベル判定を行う。設定されていない場合にはステップS73で通常の印刷方法で印刷動作を行って、印刷面を隠さずに通常通り排紙する。
一方、設定されているセキュリティレベルが「低」の場合はステップS74に進み、「中」の場合はステップS78に進み、「高」の場合はステップS81に進む。ステップS74では、ステップS70で割り当てられた「セキュリティ低」時出力態様を読み出し、ステップS75で「セキュリティ低」時の印刷が許可されているかを判別し、許可されていればステップS76に進み、許可されていなければステップS77に進む。ステップS76では「セキュリティ低」時の出力態様に沿って印刷処理を行い、本処理を終了する。ステップS77では印刷処理を行えない旨を文書データ送信元のホストまたはサーバに通知してユーザに知らせ、本処理を終了する。
ステップS78では、ステップS70で割り当てられた「セキュリティ中」時出力態様を読み出し、ステップS79で「セキュリティ中」時の印刷が許可されているかを判別し、許可されていればステップS80に進み、許可されていなければステップS77に進む。ステップS80では「セキュリティ中」時の出力態様に沿って印刷処理を行い、本処理を終了する。ステップS77では印刷処理を行えない旨を文書データ送信元のホストまたはサーバに通知してユーザに知らせ、本処理を終了する。
ステップS81では、ステップS70で割り当てられた「セキュリティ高」時出力態様を読み出し、ステップS82で「セキュリティ高」時の印刷が許可されているかを判別し、許可されていればステップS83に進み、許可されていなければステップS77に進む。ステップS83では「セキュリティ高」時の出力態様に沿って印刷処理を行い、本処理を終了する。ステップS77では印刷処理を行えない旨を文書データ送信元のホストまたはサーバに通知してユーザに知らせ、本処理を終了する。
次に、セキュリティレベルの設定された文書の印刷処理を用いた場合の実際の出力結果例を図9を用いて説明する。
ホストコンピュータ300(301)若しくはサーバ302からセキュリティレベルの付加された文書900,901がLBP本体310に送られると、LBP本体310が文書900,901に設定されたセキュリティレベルに応じて出力態様を動的に変化させることができる。
出力装置の出力機能を判定した結果に応じて、セキュリティレベルに応じて実行可能な排出態様を複数表示し、その中からいずれかの排出態様をユーザに設定させることでユーザが好む態様での出力を可能とした印刷システムの実施例について、図10、図11を用いて説明する。図10は印刷システムにおけるセキュリティレベルに対応した出力態様設定処理のフローの一例を示す。図11はセキュリティレベルに対応した出力態様設定処理の表示画面の一例を示している。
次に、印刷システムにおけるセキュリティレベルに対応した出力態様設定処理の流れを図10を用いて説明する。ステップS100で印刷システムがLBP本体310に装着されている出力装置構成を調査する。この処理は、図6のステップS602,S604,およびS610に相当する。
ステップS102で、ステップS100で取得した現在LBP本体310に装着されている出力装置構成情報を元に、選択可能な印刷物出力態様を、例えば図11のように設定画面1100に各セキュリティレベル毎に表示する。ここで、ユーザは任意の出力態様をラジオボタンにより選択することにより、自由に各セキュリティレベルに応じた出力態様を割り当てることが可能となっている。
そして、ステップS104で「セキュリティ高」時の出力態様をユーザに入力させ、ステップS106で「セキュリティ中」時の出力態様をユーザに入力させ、ステップS108で「セキュリティ低」時の出力態様をユーザに入力させる。ステップS110で、ステップS104からステップS108で入力された出力態様を各セキュリティレベルに割り当て、ステップS102で割り当て結果を画面に表示し、本処理を終了する。
本発明に係る印刷システムに好適なLBPの側断面図である。 図1のLBPの機能構成を示すブロック図である。 本発明に係る印刷システムの構成を示すブロック図である。 図3の印刷システムにおける出力装置の機能をモデル的に示した機能説明図である。 実施例1の印刷システムにおけるセキュリティレベルに応じた出力態様自動選択処理のフローチャートである。 実施例1,2の印刷システムにおけるセキュリティレベルに応じた出力態様割り当て処理のフローチャートである。 実施例1におけるセキュリティレベルに応じた出力態様自動選択処理を用いた出力処理の実際の出力結果の例を示す説明図である。 実施例2の印刷システムにおけるセキュリティレベルの設定された文書の印刷処理のフローチャートである。 実施例2におけるセキュリティレベルが設定された文書の出力処理の実際の出力結果の例を示す説明図である。 実施例3の印刷システムにおけるセキュリティレベルに対応した出力態様設定処理のフローチャートである。 実施例3の印刷システムにおけるセキュリティレベルに対応した出力態様設定処理における表示画面の一例の説明図である。
符号の説明
200 ホストコンピュータ及びサーバ、スキャナ
201 レーザビームプリンタ(LBP:印刷装置)
210 インターフェース
220 フォーマッタ制御部
221 受信バッファ
222 コマンド判別部
223 コマンド解析部
224 コマンド実行部
225 ページメモリ
226 色調制御部
230 出力制御部
240 プリンタエンジン部
300,301 ホストコンピュータ
302 サーバ
310,1000 LBP(印刷装置)本体
311 ユーザインターフェース
320 スキャナ
330 鍵付きフィニッシャー
1002 レーザドライバ
1003 半導体レーザ
1004 レーザ光
1005 回転多面鏡
1006 静電ドラム
1007 現像ユニット
1008 用紙カセット
1009 給紙ローラ
1010,1011 搬送ローラ
1012 操作パネル

Claims (8)

  1. 記録媒体に画像を印刷する印刷装置本体と、該印刷装置本体からの印刷済記録媒体を排出する出力装置とを備えた印刷システムにおいて、
    印刷する画像に対して複数レベルのいずれかに設定されたセキュリティレベルを保持する手段と、
    前記出力装置が有する出力機能および前記設定されたセキュリティレベルに応じて前記印刷済記録媒体の排出態様を制御する手段であって、前記設定されたセキュリティレベルが高いときには低いときよりも厳重に前記印刷済記録媒体の印刷面を隠した態様で、前記印刷装置本体から前記印刷済記録媒体を排出させる排出制御手段と
    を備えたことを特徴とする印刷システム。
  2. 前記印刷装置本体は印刷する画像ごとに前記複数レベルのいずれかのセキュリティレベルをユーザに設定させる設定手段を備え、
    前記保持手段は、前記設定されたセキュリティレベルを保持することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記印刷装置本体はネットワークを介して上位装置と接続され、
    前記上位装置は印刷する画像ごとに前記複数レベルのいずれかのセキュリティレベルをユーザに設定させる設定手段を備え、
    前記保持手段は、前記ネットワークを介して受信した前記設定されたセキュリティレベルを保持することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  4. 前記印刷装置本体はネットワークを介して上位装置と接続され、
    前記上位装置は前記複数レベルのいずれかにセキュリティレベルが設定された画像データを前記ネットワークを介して前記印刷装置本体に送信し、
    前記保持手段は、受信した前記画像データに設定されたセキュリティレベルを保持することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  5. 前記排出制御手段は、
    前記出力装置の前記出力機能を判定し、その判定結果に応じて、各レベルのセキュリティレベルに応じて実行する排出態様を割り当てる手段と、
    前記保持手段に保持されているセキュリティレベルを読み出して、そのセキュリティレベルに割り当てられた排出態様で前記印刷済記録媒体を排出させる排出手段と
    を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の印刷システム。
  6. 前記排出制御手段は、
    前記出力装置の前記出力機能を判定し、その判定結果に応じて、各レベルのセキュリティレベルに応じて実行可能な排出態様を複数表示し、その中からセキュリティレベルごとにいずれかの排出態様をユーザに設定させる手段と、
    前記設定された排出態様を割り当てる手段と、
    前記保持手段に保持されているセキュリティレベルを読み出して、そのセキュリティレベルに割り当てられた排出態様で前記印刷済記録媒体を排出させる排出手段と
    を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の印刷システム。
  7. 前記排出制御手段は、前記設定されたセキュリティレベルに応じた排出態様が割り当てられていないときに、画像の印刷を行えないことをユーザに知らせる手段を備えることを特徴とする請求項5または6に記載の印刷システム。
  8. 前記出力装置は、
    前記印刷済記録媒体の印刷面を露出させたまま機外に排出する第一の機能と、前記印刷装置本体と協働して、前記印刷済記録媒体を機外に排出し、その印刷済記録媒体の印刷面の上に未印刷記録媒体を排出する第二の機能と、前記印刷済記録媒体を袋状物に挿入し、その挿入した状態で機外に排出する第三の機能と、前記印刷済記録媒体を装置内部の積載部に積載しておく第四の機能とを有し、さらに、
    前記装置内部の開閉をロックするための機構を備える
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の印刷システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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