JP2004221979A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のユーザによって共有されるLANに接続された画像形成装置を使用する場合において、他人に見られたくない内容の印刷データを画像形成装置で印刷して出力するときは、画像形成装置の付近に誰もいないことを確認した後でないと、印刷データを印刷して出力することはできなかった。
【解決手段】LANを介してデジタル複写機1に印刷データを送信するときは、その印刷データは秘密データであるか否かを設定できる。秘密データである印刷データがデジタル複写機1に与えられた場合、その印刷データの印刷を行う前に排出トレイ13に用紙が排出されているか否か判別される(ステップS7)。排出トレイ13の用紙が排出されなくなってから(ステップS7でNo)、一定時間が経過した後に(ステップS8でYes)、その印刷データは印刷されて出力される(ステップS9)。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、プリンタ等の画像形成装置に関し、特に、複数のユーザが共有して使用することのできる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
オフィスや会社において、画像形成装置の一例であるプリンタは、複数台のパソコンとLAN(Local Area Network)等によって互いに接続されており、複数台のパソコンがプリンタを共用する構成は、従来から知られている。
かかる構成において、たとえば複数台のパソコンから一台のプリンタに印刷データが集中的に送信された場合、そのプリンタは受信した全ての印刷データを順次印刷して出力するようになっている。したがって、そのプリンタの排出トレイには印刷データが印刷された用紙が数多く排出される。このとき、パソコンからプリンタに印刷データを送信したユーザは、排出トレイに排出されている用紙の中から、自分が送信した印刷データが印刷されている用紙を抽出しなくてはならない。この抽出作業において、印刷データを送信したユーザは、他のパソコンのユーザがそのプリンタに送信した印刷データが印刷されている用紙を見ることになる。したがって、例えば受信したメール等といった第三者に見られたくない印刷データを複数のパソコンによって共有されているプリンタによって印刷して出力する場合、第三者がプリンタを使っていないこと等を確認した後でないと、印刷データをそのプリンタに安心して送信することができなかった。
【0003】
かかる不具合を解消するために、画像データを送信するユーザが、その画像データの画像形成処理を開始する時刻を設定することのできる画像形成装置(プリンタ)が提供されている(たとえば、特許文献1)。かかるプリンタに画像データを送信するユーザは、第三者のプリンタの利用状況に応じて画像データの印刷を開始する時刻を設定することによって、画像データが印刷されて出力されたシートが第三者の目に触れられないようにすることができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−326890号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、かかるプリンタ(画像形成装置)によって他人に見られたくない画像データがシート上に印刷されて出力された直後に、第三者が画像形成装置付近に突然現れて、排出トレイに排出されているシートの中から、第三者自身が送信した画像データが印刷されているシートを抽出する場合がある。このとき、他人に見られたくない画像データが印刷されたシートは、かかる抽出作業を行っている者の目に触れられてしまうという問題が発生する。
【0006】
この発明はかかる背景のもとになされたものであり、複数台のパソコンに共有される画像形成装置において、第三者に見られたくない画像データを画像形成(印刷)して出力する場合、第三者に見られないように完全に防止することのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
また、この発明は、ユーザにとって使い勝手のよい画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
請求項1記載の発明は、印刷物が排出される排出トレイと、前記排出トレイに用紙があるか否かを検知するセンサと、与えられた印刷データが、印刷して出力されるときに第三者の目に触れられたくない性質の秘密データであることを検知するための検知手段と、秘密データが与えられたときには、前記センサによって排出トレイに用紙がないと検知されたときに、当該秘密データを印刷して出力する印刷実行手段と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
【0008】
この発明によると、画像形成装置に印刷データ(画像データ)が与えられたときに、その印刷データは第三者の目に触れられたくない性質のデータ(秘密データ)であるかを検知することができる。そして、秘密データである印刷データが画像形成装置に与えられたと判定された場合、排出トレイに用紙がないときだけ、その印刷データを印刷して出力することができる。排出トレイに用紙がない場合は、その排出トレイに排出されている用紙を取得しにくる第三者はいない。したがって、秘密データが印刷された用紙が排出トレイに排出されていても、その用紙が第三者の目に触れる可能性を低減することができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、前記印刷実行手段は、複数の印刷データが与えられ、それら印刷データを順次印刷して出力する場合において、上記秘密データ以外の印刷データを優先して印刷して出力し、その後に、秘密データである印刷データを印刷して出力することを特徴とする、請求項1記載の画像形成装置である。
この発明によると、画像形成装置に複数の印刷データが与えられた場合、秘密データ以外の印刷データの印刷を優先して行い、その後秘密データである印刷データの印刷を行うことができる。画像形成装置に複数の印刷データが与えられた場合、印刷データを送信した複数人のユーザは、その画像形成装置によって出力される用紙を取得するためにその画像形成装置の周辺にいることがある。このため、画像形成装置から用紙が出力される毎にその用紙が複数人のユーザの目に触れる可能性が高くなる。また、所望のデータが印刷された用紙を取得したユーザは、通常画像形成装置から離れていく。
【0010】
この発明では、秘密データ以外の印刷データを先に印刷して出力することにより、画像形成装置によって出力される用紙を取得するためにその画像形成装置の周辺にいるユーザの数を少なくすることができる。この後に、秘密データである印刷データを印刷して出力することによって、秘密データが印刷された用紙が第三者の目に触れる可能性を低減することができる。
請求項3記載の発明は、前記印刷実行手段は、前記センサによって排出トレイに用紙がないことが検知された状態が所定時間継続したときに、秘密データを印刷して出力することを特徴とする、請求項1または2記載の画像形成装置である。
【0011】
この発明によると、秘密データである印刷データが与えられた場合、排出トレイに用紙がない状態が所定時間継続して検知された後に、秘密データである印刷データを印刷して出力することができる。排出トレイに排出されている用紙を第三者が取得した直後は、その用紙を取得した者は画像形成装置の周辺にいる可能性がある。このため、排出トレイに排出されている用紙がなくなったと同時に、秘密データである印刷データが印刷されて出力されると、その秘密データが印刷された用紙は、排出トレイの用紙を取得した者の目に触れるおそれがある。
【0012】
この発明では、排出トレイに用紙がない状態が所定時間継続された後に、秘密データである印刷データを印刷して出力することによって、秘密データが印刷された用紙が排出トレイの用紙を取得した第三者の目に触れることを防止することができる。
請求項4記載の発明は、前記画像形成装置は、画像形成装置の周辺に人がいるか否かを検知する人検知センサをさらに備え、前記印刷実行手段は、前記人検知センサが人を検知していない状態のときに、秘密データを印刷して出力することを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の画像形成装置である。
【0013】
この発明によると、人検知センサによって画像形成装置の周辺に人がいるか否かを検知することができる。そして、秘密データである印刷データが画像形成装置に与えられた場合、画像形成装置の周辺に人がいないと検知されたときだけ、その印刷データを印刷して出力することができる。画像形成装置の周辺にいる人は、その画像形成装置によって印刷された用紙を容易に見ることができる。したがって、画像形成装置の周辺に人がいるときは、秘密データが印刷された用紙が第三者の目に触れてしまう可能性が高くなる。
【0014】
この発明では、画像形成装置の周辺に人がいないと検知されたときにだけ、秘密データを印刷して出力することによって、秘密データが印刷された用紙が画像形成装置の周辺にいる人である第三者の目に触れることを防止することができる。
請求項5記載の発明は、前記画像形成装置は、前記印刷実行手段に定められている秘密データの印刷出力条件に関わらず、強制的に印刷実行手段に秘密データを印刷して出力させるための強制操作スイッチをさらに備えることを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載の画像形成装置である。
【0015】
この発明によると、画像形成装置に秘密データが与えられた場合、画像形成装置に設定されている秘密データを印刷して出力する印刷出力条件に関わらず、強制的にその秘密データを印刷して出力することができる。画像形成装置に秘密データが与えられたときにおいて、秘密データを印刷して出力するための条件に該当せず、印刷データが画像形成装置に保持され続ける場合がある。このとき、ユーザは画像形成装置に送信した画像データが印刷された用紙をいつまでも取得することができない。
【0016】
この発明では、秘密データである印刷データを画像形成装置に送信したユーザが画像形成装置を操作することによって、その秘密データを強制的に印刷して出力させることができる。秘密データが印刷された用紙が排出トレイに排出されると同時に、その用紙は秘密データを送信したユーザによってすぐに取得されるので、その用紙が第三者の目に触れることを防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのデジタル複写機1の構成の概要を示す図解図である。
デジタル複写機1にLANやインターネット等といったネットワークを接続することができるようになっており、デジタル複写機1はそのネットワークに接続されたパーソナルコンピュータ等から与えられる画像データを電子写真方式により画像形成処理することができるようになっている。つまり、デジタル複写機1にはネットワークプリンタとしての機能が含まれている。以下、デジタル複写機1に与えられる画像データのことを「印刷データ」といい、デジタル複写機1が印刷データを画像形成処理することを「印刷データを印刷して出力する」という。
【0018】
デジタル複写機1下部には用紙を保持しておくための用紙カセット11が備えられている。用紙カセット11は複数のカセットから構成されており、各カセットは上下方向に対して並んで設けられている。また、各カセットには異なるサイズの用紙が収容されるようになっている。
デジタル複写機1中央部には画像形成部12が備えられており、用紙カセット11に備えられている用紙搬送機構(図示せず)は、用紙を画像形成部12へ搬送する。画像形成部12において、ネットワークに接続されたパーソナルコンピュータ等から与えられる印刷データに対応するトナー像が、用紙搬送機構によって搬送される用紙に転写されるようになっている。印刷データが印刷された用紙は、排出トレイ13に排出されるようになっている。
【0019】
デジタル複写機1上部には、ユーザの操作を受け付けたり、表示したりするための操作・表示部14が設けられている。操作・表示部14は、液晶表示器などから構成されている。
図2は、デジタル複写機1の電気的構成を示すブロック図である。
デジタル複写機1全体の制御を司る制御部10は、メモリ101、タイマ102、およびマイクロコンピュータ(図示せず)等を含んで構成されている。制御部10は画像形成部12と接続されており、制御部10は画像形成部12を制御している。
【0020】
排出トレイ13には、排出トレイ13に排出されている用紙の有無を検知するための用紙センサ130が備えられている。制御部10は用紙センサ130と制御部10は接続されており、用紙センサ130の検知情報は、制御部10に与えられるようになっている。
デジタル複写機1には、ネットワークインタフェース15が備えられている。制御部10はネットワークインタフェース15と接続されており、制御部10はネットワークインタフェース15を制御している。この実施形態では、ネットワークインタフェース15にさらにLANが接続されており、このLANには複数のパーソナルコンピュータPC1、PC2、‥‥‥、PCn(nは自然数)が接続されている。
【0021】
デジタル複写機1には、さらにデジタル複写機1内の印刷データを制御するための画像制御部16が備えられている。画像制御部16は、印刷データをメモリ101にストアさせたり、メモリ101にストアされているデータを画像形成部12に与えたりすることができる。また、制御部10は画像制御部16と接続されており、制御部10は画像制御部16を制御している。これによって、LAN上の任意のパーソナルコンピュータPCi(i=1、2、‥‥‥、n)は、ネットワークインタフェース15を介して、画像制御部16に印刷データを与えることができる。
【0022】
LAN上の任意のパーソナルコンピュータPCiがデジタル複写機1に印刷データを送信する場合、その印刷データがデジタル複写機1によって印刷されて出力されるときに第三者の目に触れられたくない性質のデータ(以下、「秘密データ」という)であるか否かを設定することができるようになっている。たとえば、PCiから印刷データを送信する際に、その印刷データのヘッダに、秘密データを示すコマンドを付加する等により、送信する印刷データが秘密データであることを特定する。制御部10は、受信した印刷データが秘密データを示すコマンドを伴うデータであると判別したときは、後述する秘密データのための印刷処理を行うことになる。
【0023】
制御部10は操作・表示部14と接続されており、制御部10は操作・表示部14を制御している。また、操作・表示部14によって受け付けられたユーザの操作信号は、制御部10に与えられるようになっている。操作・表示部14には、強制印刷キー140が含まれている。強制印刷キー140は、秘密データを印刷して出力させるために操作するキーである。
図3は、デジタル複写機1の制御動作を示すフローチャートである。
【0024】
図3の流れに従い、図1、2に示すデジタル複写機1の動作を説明する。ネットワーク上の任意のパーソナルコンピュータPCiから、印刷データがデジタル複写機1に与えられると(ステップS1)、印刷データは画像制御部16によってメモリ101にストアされ、画像形成部12がその印刷データに対応するトナー像を用紙に転写するために用いられる印刷画像に変換される(ステップS2)。そして、印刷データに秘密を示すデータであるコマンドが付加されているか否か判別される(ステップS3)。
【0025】
秘密データを示すコマンドが付加されていないと判別されたときは(ステップS3でNo)、その印刷データは画像形成部12によって印刷されて出力され(ステップS9)、デジタル複写機1の処理は終了する。
つまり、他人に見られても差し支えないような印刷データがデジタル複写機1に送信された場合、その印刷データはデジタル複写機1によって速やかに印刷されて出力される。そして、その印刷されて出力された用紙は排出トレイ13に排出されるようになっている。
【0026】
秘密データを示すコマンドが付加されていると判別されたとき(ステップS3でYes)、ユーザによって強制印刷キー140が操作されたか否か判別される(ステップS4)。強制印刷キー140がユーザによって操作されたと判別されたときは(ステップS4でYes)、その印刷データは画像形成部12によって印刷されて出力され(ステップS9)、デジタル複写機1の処理は終了する。
秘密データである印刷データがデジタル複写機1に与えられたときにおいて、ユーザが強制印刷キー140を操作しているときは、デジタル複写機1から出力される秘密データが印刷された用紙を、そのユーザは速やかに取得することができる。したがって、秘密データが印刷されている用紙が第三者に見られることはないので、ユーザは安心してその用紙を取得することができる。
【0027】
印刷データに秘密データを示すコマンドが付加され(ステップS3でYes)、かつ、強制印刷キー140が操作されなかったときは(ステップS4でNo)、メモリ101に他の印刷データがストアされているか否か判別される(ステップS5)。
メモリ101に他の印刷データがストアされていると判別されるときは(ステップS5でYes)、そのストアされている印刷データが画像形成部12によって、印刷されて出力される(ステップS6)。
【0028】
その後、強制印刷キー140が操作されない限り(ステップS4でYes)、メモリ101にストアされている印刷データが全てなくなるまで、メモリ101にストアされている印刷データは、画像形成部12によって順次印刷されて出力されていく(ステップS5でYes→ステップS6→ステップS4でNo→ステップS5でYes→‥‥‥)。
このとき、LAN上の複数のパーソナルコンピュータPCiからデジタル複写機1に多くの印刷データが与えられており、パーソナルコンピュータPCiのユーザはデジタル複写機1から出力される用紙を取得するために、デジタル複写機1の周辺にいることがある。このような状態のときに、デジタル複写機1から秘密データが印刷された用紙が出力されると、その用紙は多くの第三者に見られてしまうことになる。また、パーソナルコンピュータPCiから印刷データを送信したユーザは、通常所望の用紙を取得するとデジタル複写機1から離れていく。
【0029】
デジタル複写機1は、メモリ101にストアされている他の印刷データがなくなるまで、秘密データである印刷データをメモリ101にストアしている。これによって、秘密データが印刷された用紙が、デジタル複写機1周辺の人に見られてしまうことを防止することができる。つまり、秘密データが印刷された用紙が第三者の目に触れる可能性を低減することができる。
印刷データに秘密データを示すコマンドが付加され(ステップS3でYes)、強制印刷キー140が操作されず(ステップS4でNo)、かつ、メモリ101に他の印刷データがストアされていないときは(ステップS5でNo)、排出トレイ13に用紙が排出されているか否かが判別される(ステップS7)。
【0030】
排出トレイ13に用紙が排出されていると判別された場合(ステップS7でYes)、強制印刷キー140が操作されない限り(ステップS4でYes)、用紙検知センサ130によって排出トレイ13に用紙が排出されていないと検知されるまで、印刷データはメモリ101にストアされたままとなる(ステップS7でYes→ステップS4でNo→ステップS7でYes→‥‥‥)。
このとき、LAN上のパーソナルコンピュータPCiからデジタル複写機1に印刷データを与えた他のユーザが、排出トレイ13に排出されている用紙の中から、自分が送信した印刷データが印刷されている用紙を抽出することがある。このような状態のときに、デジタル複写機1から秘密データが印刷された用紙が出力されると、その用紙は抽出作業を行っているユーザに見られてしまう可能性がある。
【0031】
デジタル複写機1は、排出トレイ13に排出されている用紙がなくなるまで、秘密データである印刷データをメモリ101にストアしている。これによって、秘密データが印刷された用紙が、排出トレイ13に排出されている用紙の中から所望の用紙を抽出する他のユーザに見られてしまうことを防止することができる。つまり、秘密データが印刷された用紙が第三者の目に触れる可能性を低減することができる。
【0032】
秘密データを示すコマンドが付加され(ステップS3でYes)、強制印刷キー140が操作されず(ステップS4でNo)、メモリ101に他の印刷データがストアされず(ステップS5でNo)、かつ、排出トレイ13に排出されていた用紙がなくなると(ステップS7でYes)、タイマ102が起動する。
タイマ102が起動して所定時間が経過すると(ステップS8でYes)、デジタル複写機1に与えられた印刷データは画像形成部12によって印刷されて出力され(ステップS9)、デジタル複写機1の処理は終了する。
【0033】
排出トレイ13に排出されている全ての用紙を取得したユーザは、通常デジタル複写機1から離れていく。しかし、排出トレイ13に排出されている全ての用紙が取得された直後に、秘密データが印刷されている用紙がデジタル複写機1から出力されると、その用紙は排出トレイ13に排出されている全ての用紙を取得したユーザに見られてしまう可能性がある。
デジタル複写機1は、排出トレイ13に排出されている用紙がなくなってから一定時間が経過するまで、秘密データである印刷データをメモリ101にストアしている。これによって、秘密データが印刷された用紙が、排出トレイ13に排出されている全ての用紙を取得した他のユーザに見られてしまうことを防止することができる。つまり、秘密データが印刷された用紙が第三者の目に触れる可能性を低減することができる。
【0034】
また、デジタル複写機1に秘密データを示すコマンドが付加された印刷データが与えられた場合において(ステップS3でNo)、その画像データがいつまでも印刷されて出力されないことがある。このようなときに、その画像データを送信したユーザがデジタル複写機1の強制印刷キー140を操作すると(ステップS4でYes)、その秘密データである画像データが優先的に印刷されて出力されるようになっている(ステップS9)。
【0035】
このとき、秘密データである画像データを送信したユーザは排出トレイ130の周辺にいるので、そのユーザがデジタル複写機1から出力される秘密データが印刷された用紙を取得することによって、その用紙が第三者に見られることを防止することができる。
この実施形態では、ネットワークインタフェース15にLANが接続されているとしたが、LANに限らず、インターネット等のネットワークがネットワークインタフェース15に接続されている構成であってもよい。
【0036】
また、デジタル複写機1にデジタル複写機1の周辺に人がいるか否かを検知するための人検知センサを設けられていてもよい。この構成において、秘密データである印刷データがデジタル複写機1に与えられた場合、人検知センサによってデジタル複写機1の周辺に人がいないと検知されたときのみ、その秘密データを印刷して出力するような処理が、デジタル複写機1に追加されている構成であってもよい。
【0037】
この発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのデジタル複写機の構成の概要を示す図解図である。
【図2】デジタル複写機の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】デジタル複写機の制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 デジタル複写機
10 制御部
101 メモリ
102 タイマ
12 画像形成部
13 排出トレイ
130 用紙センサ
14 操作・表示部
140 強制印刷キー
PC1、PC2、‥‥‥PCn パーソナルコンピュータ

Claims (5)

  1. 印刷物が排出される排出トレイと、
    前記排出トレイに用紙があるか否かを検知するセンサと、
    与えられた印刷データが、印刷して出力されるときに第三者の目に触れられたくない性質の秘密データであることを検知するための検知手段と、
    秘密データが与えられたときには、前記センサによって排出トレイに用紙がないと検知されたときに、当該秘密データを印刷して出力する印刷実行手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記印刷実行手段は、複数の印刷データが与えられ、それら印刷データを順次印刷して出力する場合において、
    上記秘密データ以外の印刷データを優先して印刷して出力し、その後に、秘密データである印刷データを印刷して出力することを特徴とする、請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記印刷実行手段は、前記センサによって排出トレイに用紙がないことが検知された状態が所定時間継続したときに、秘密データを印刷して出力することを特徴とする、請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置は、画像形成装置の周辺に人がいるか否かを検知する人検知センサをさらに備え、
    前記印刷実行手段は、前記人検知センサが人を検知していない状態のときに、秘密データを印刷して出力することを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置は、前記印刷実行手段に定められている秘密データの印刷出力条件に関わらず、強制的に印刷実行手段に秘密データを印刷して出力させるための強制操作スイッチをさらに備えることを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載の画像形成装置。
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