JP2007288585A - 画像読取装置、複写機及び画像読取装置の制御方法 - Google Patents

画像読取装置、複写機及び画像読取装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】原稿の置忘れをより適切に検知すると共に他のユーザが誤って原稿を読み取ることをより適切に防止する。
【解決手段】読取制御処理の実行要求を受け付けると、読取指示を行なうユーザIDを取得・記憶すると共に読取指示を受け付け、前回の読取時から現時点までに圧板の開放が行われ且つ前回読取指示を受け付けた際に取得したユーザIDと今回取得したユーザIDとが一致すると判断した場合は、警告用情報を出力する。こうすることにより、読取部31にセットされている原稿が変更されておらず且つ読取指示に係るユーザが変更された場合に、警告用情報をクライアント端末20へ表示させてユーザに報知することができる。この結果、原稿とユーザの変更に応じて原稿の置忘れをより適切に検知することができると共に他のユーザが誤って原稿を読み取ることをより適切に防止することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、画像読取装置、複写機及び画像読取装置の制御方法に関し、特にユーザからの読取指示に基づいて読取部にセットされた原稿を画像データとして読み取る画像読取装置およびこの制御方法、こうした画像読取装置を備える複写機に関する。
従来、この種の画像読取装置としては、読取部にセットされた原稿を置き忘れていればユーザのクライアント端末へ原稿の置き忘れを報知するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この画像読取装置では、前回読み取った原稿の画像データと所定時間経過後に再度読み取った原稿の画像データとの同一性に基づいて、原稿を置き忘れたか否かを判断している。
特開2005−51402号公報
しかしながら、上述の画像読取装置では原稿を読み取ってから所定時間経過後に原稿の置き忘れを判断しているが、所定時間経過する前であっても原稿の置き忘れが発生してしまうことがある。この場合、所定時間経過するまでユーザに報知されないから、置き忘れられた原稿を他のユーザが誤って再度読み取ってしまう場合が生じる。
そこで、本発明は、原稿の置き忘れをより適切に検知する画像読取装置、複写機及び画像読取装置の制御方法を提供することを目的の一つとする。また、他のユーザが誤って原稿を読み取ることを、より適切に防止する画像読取装置、複写機及び画像読取装置の制御方法を提供することを目的の一つとする。
本発明の画像読取装置、複写機及び画像読取装置の制御方法は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の画像読取装置は、ユーザからの読取指示に基づいて読取部にセットされた原稿を画像データとして読み取る読取手段を有する画像読取装置であって、ユーザからの読取指示がなされた際に前記読取部にセットされている原稿および該読取指示に係るユーザが前回の読取時から変更されているか否かを判断する判断手段と、該判断手段により前記読取部にセットされている原稿が変更されておらず前記読取指示に係るユーザが変更されていると判断されたときに所定の警告用動作を実行する制御手段と、を備える、ことを要旨とする。
この本発明の画像読取装置では、読取指示がなされた際に、読取部にセットされている原稿が変更されておらず且つ読取指示に係るユーザが変更された場合には、所定の警告用動作をすることができる。この結果、原稿とユーザの変更に応じて原稿の置き忘れを、より適切に検知できる。また、読取指示の際に所定の警告用動作をするので、他のユーザが誤って原稿を読み取ることをより適切に防止できる。
こうした本発明の画像読取装置において、データを記憶する記憶手段と、前記読取指示に係るユーザを識別可能なユーザ識別情報を取得し前記記憶手段に記憶させるユーザ識別情報取得手段と、を備え、前記判断手段は、前記記憶手段に記憶されている前回の読取時のユーザ識別情報と前記ユーザ識別情報取得手段により取得した今回のユーザ識別情報とに基づいて前記読取指示に係るユーザが前回の読取時から変更されているか否かを判断する手段であるものとすることもできる。
こうすれば、読取指示に係るユーザが前回のユーザから変更されているか否かの判断をユーザ識別情報に基づいて判断することができる。この結果、読取指示に係るユーザが前回のユーザから変更されているか否かの判断をより確実にすることができる。
ここで、「ユーザ識別情報」としてはユーザIDやユーザ名などを挙げることができる。
また、本発明の画像読取装置において、前記読取指示は、読取に関するアプリケーションの指定を伴ってなされ、データを記憶する記憶手段と、前記読取指示に伴って指定されたアプリケーションを識別可能なアプリケーション識別情報を取得し前記記憶手段に記憶させるアプリケーション識別情報取得手段と、を備え、前記判断手段は、前記記憶手段に記憶されている前回の読取時のアプリケーション識別情報と前記アプリケーション識別情報取得手段により取得した今回のアプリケーション識別情報とに基づいて前記読取指示に係るユーザが前回の読取時から変更されているか否かを判断する手段であるものとすることもできる。
こうすれば、ユーザ識別情報を取得しなくても、読取指示に係るユーザが前回のユーザから変更されているか否かの判断をアプリケーション識別情報に基づいて判断することができる。
ここで、「アプリケーション識別情報」とは、WebScanやコピーやFAXなどのアプリケーションを識別する情報であり、アプリケーションIDなどが挙げられる。また、「WebScan」とは、ネットワークを介して接続されたクライアント端末のWEBブラウザを利用してなされた読取指示に応じて画像読取装置の読取部にセットされた原稿を読み取るアプリケーションをいう。
また、本発明の画像読取装置において、前記判断手段は、前回の読取時からの経過期間が所定値以上であるときに前記読取指示に係るユーザが前回の読取時から変更されていると判断する手段であるものとすることもできる。
こうすれば、読取指示に係るユーザが前回のユーザから変更されているか否かの判断を前回の読取時からの経過時間に基づいて判断することができる。
また、本発明の画像読取装置において、前記読取部にセットされた原稿を変更可能な変更可能状態と前記読取部にセットされた原稿を変更不可能な変更不可能状態とを切り替え可能な原稿変更状態切替手段を備え、前記判断手段は、前回の読取時以降に前記原稿変更状態切替手段により前記変更不可能状態から前記変更可能状態への切り替えが行われたときに前記読取部にセットされている原稿が前回の読取時から変更されていると判断する手段であるものとすることもできる。
こうすれば、読取部にセットされた原稿が交換されたか否かの判断を、圧板の開閉などの状態に基づいて判断することができる。
ここで、原稿変更状態切替手段としては例えば圧板を挙げられ、この場合変更可能状態としては圧板が開いた状態などが挙げられ、変更不可能状態としては圧板が閉じた状態などが挙げられる。
また、本発明の画像読取装置において、データを記憶する記憶手段を備え、前記読取手段は、前記読み取った画像データを前記記憶手段に記憶させる手段であり、前記制御手段は、前記判断手段により前記読取部にセットされている原稿および前記読取指示に係るユーザが共に前回の読取時から変更されていないと判断されたときに前記読取指示に拘らず前記記憶手段から前回の読取時の画像データを取得する動作を実行する手段であるものとすることもできる。
こうすれば、同一のユーザが同一の原稿を読み取る場合に前回の画像データを取得することができる。この結果、読み取り動作を省略することができるから、処理時間を短くしたり、読取部の寿命を延ばすことができる。
また、本発明の画像読取装置において、前記制御手段は、前記所定の警告用動作の少なくとも一部として、所定の警告用情報を出力する手段であるものとしたり、前記読取手段による原稿の読取を中止する手段であるものとしたりすることもできる。
ここで、「出力」とは画面などへ表示出力させるための出力やスピーカなどへ音声出力させるための出力などが含まれる。
本発明の複写機では、上記各態様の本発明の画像読取装置を備えた複写機であって、画像データを印刷する印刷部を備える、ことを要旨とする。
この本発明の複写機では、上記各態様の本発明の画像読取装置を備えるから、上記の画像読取装置が奏する効果、例えば、原稿とユーザの変更に応じて原稿の置き忘れをより適切に検知できるという効果や他のユーザが誤って原稿を読み取ることをより適切に防止できるという効果などを奏することができる。
本発明の画像読取装置の制御方法では、ユーザからの読取指示に基づいて読取部にセットされた原稿を画像データとして読み取る読取手段を有する画像読取装置の制御方法であって、(a)ユーザからの読取指示がなされた際に前記読取部にセットされている原稿および該読取指示に係るユーザが前回の読取時から変更されているか否かを判断し、(b)該判断により前記読取部にセットされている原稿が変更されておらず前記読取指示に係るユーザが変更されていると判断されたときに所定の警告用動作を実行する、ことを要旨とする。
こうすれば、読取指示がなされた際に、読取部にセットされている原稿が変更されておらず且つ読取指示に係るユーザが変更された場合には、所定の警告用動作をすることができる。この結果、原稿とユーザの変更に応じて原稿の置き忘れをより適切に検知できる。また、読取指示の際に所定の警告用動作をするので、他のユーザが誤って原稿を読み取ることを、より適切に防止できる。
このように、本発明の画像読取装置、複写機及び画像読取装置の制御方法によれば、原稿の置き忘れをより適切に検知し、また、他のユーザが誤って原稿を読み取ることをより適切に防止することが可能となる。
次に本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は本発明の画像読取装置として機能する複写機30を含むネットワークシステム10の構成を示す構成図である。実施例の複写機30は、図示するように、ネットワークを介してクライアント端末20に接続されており、クライアント端末20からの読取指示に応じて読取部31にセットされた原稿の読取動作を行って、読取結果をJPEGなどの形式のファイルとしてクライアント端末20へ送信できるようになっている。
図2は実施例の複写機30のハードウェア構成図である。図示するように、中央演算処理装置としてのCPU40a、処理プログラムなどを記憶するROM40b、一時的にデータを記憶するRAM40c、原稿を読取部31に固定するための圧板40d、読取部31にセットされた原稿を読み取る読取手段としてのスキャナ40e、紙などに画像データを印刷するプロッタ40f、ユーザからの各種操作を受け付ける操作表示部40g、モデム48や網制御部49を介して公衆回線との通信を制御する通信制御部40h、LANとの通信を制御するLAN制御部40iなどを中心として構成されており、スキャナ40eにより読み取った原稿の画像データや通信制御部40hを介して受信したFAX文書の画像データやLAN制御部40iを介して受信した画像データに基づいてプロッタ40fにより印刷を行う。
CPU40aは、圧板40dに取り付けられた圧板開閉センサ41からの検出信号やスキャナ40eに取り付けられた原稿センサ42からの検出信号、プロッタ40fに接続された用紙センサ43からの検出信号などを受信し、圧板の開閉や読取部31にセットされた原稿の有無、用紙が装置のどの位置にあるかなどを判断する。
さらに、複写機30は、画像データを記憶するのに使用する画像メモリ44、バッテリ45によりバックアップされ電話番号などのパラメータを記憶するパラメータメモリ46、カウンターとしての時計回路47、送信する画情報の符号化や受信した文書の復号化を行う複合化符号部50、英・数・カナ・記号および漢字などの各文字フォントデータを生成するキャラクタジェネレータ51などを備える。
次に、こうして構成された複写機30の動作について説明する。図3は、読取制御処理の実行要求を受け付けたときに実行される読取制御処理を示すフローチャートである。読取制御処理の実行要求は、クライアント端末20のWebブラウザを介してユーザによりWebScanのアプリケーションが起動されたときや、読取部31に原稿がセットされたことを原稿センサ42が検出したときになされる。
まず、図示するように、読取指示を行うユーザIDを取得してRAM40cに記憶する(ステップS100)。実施例では、クライアント端末20のWebブラウザや複写機30の操作表示部40gを介してユーザにより入力されたユーザIDを取得する。
次に、読取部31にセットされた原稿の読取指示を受け付ける(ステップS110)。読取指示は、ステップS100のユーザIDと同様に、クライアント端末20のWebブラウザや複写機30の操作表示部40gを介してユーザにより行なわれ、読取指示の他、読取動作に関するアプリケーションIDの指定も行われる。ここで、アプリケーションIDとはアプリケーションを識別する情報であり、アプリケーションとしては、WebScanやコピーやFAXなどを挙げることができる。
そして、前回の読取時から現時点までに圧板の開放が行われたか否かを判断する(ステップS120)。この判断は、実施例では、圧板開閉センサが「開」となったときに値1となる圧板開状態フラグを用いて行うものとした。このフラグは、圧板開閉センサが開となったときに値1となり、新たに読取動作を実行するたびに値0にクリアされ、パラメータメモリ50に記憶されている。
ステップS120の判断により、前回の読取時から現時点までに圧板の開放が行われたと判断した場合は(ステップS120のYes)、読取部31にセットされた原稿を読み取って画像メモリ44に記憶し(ステップS160)、ステップS110の読取指示に伴って指定されているアプリケーションIDに基づく処理を行って(ステップS170)、読取制御処理を終了する。ここで、アプリケーションIDに基づく処理は、WebScanやコピーやFAXなどの各アプリケーションに対応する処理(例えば、WebScanの場合には、読み取った画像データをJPEG形式に変換してクライアント端末20へ送信する、など)のことである。こうした処理は、一般的な複写機における処理と同様であり、本発明の中核をなさないから、これ以上の詳細な説明は省略する。
一方、ステップS120の判断により、前回の読取時から現時点までに圧板の開放が行われていないと判断した場合は(ステップS120のNo)、前回読取指示を受け付けた際に実行した読取制御処理のステップS100で取得したRAM40cに記憶してあるユーザIDと、今回のステップS100で取得したユーザIDとが一致するか否かを判断する(ステップS130)。
そして、前回読取指示を受け付けた際に取得したユーザIDと今回読取指示を受け付けた際に取得したユーザIDとが一致しないと判断した場合は(ステップS130のNo)、警告用情報をクライアント端末20へ出力し(ステップS140)、この読取制御処理を終了する。実施例では、図4に示すように、『原稿が残っています。』という情報をクライアント端末20へ出力するものとした。なお、図5に示すように、『原稿が残っています。』という情報を操作表示部40gへ出力してもよい。このように、前回の読取時から現時点までに圧板の開放が行われておらず前回取得したユーザIDと今回取得したユーザIDとが一致しないときには、原稿が変更されずにユーザが変更されたと考えられるから、警告用情報を出力するのである。
一方、ステップS130の判断により、前回読取指示を受け付けた際に取得したユーザIDと今回読取指示を受け付けた際に取得したユーザIDとが一致すると判断した場合は(ステップS130のYes)、読取部31にセットされた原稿を読み取らずに、前回の読取制御処理のステップS160で読み取って画像メモリ44に記憶した画像データを取得する(ステップS150)。そして、その取得した画像データを用いて、アプリケーションIDに基づく処理を行って(ステップS170)、この読取制御処理を終了する。このように、前回の読取時から現時点までに圧板の開放が行われておらず前回取得したユーザIDと今回取得したユーザIDとが一致するときには、原稿が変更されずに同一のユーザが読取指示を行ったと考えられるから、前回の読取時に取得した画像データを取得するのである。
以上説明した実施例の複写機30によれば、読取指示がなされた際に、前回の読取時から現時点までに圧板の開放が行われておらず前回取得したユーザIDと今回取得したユーザIDとが一致しないときには、警告用情報をクライアント端末20へ表示させることができる。即ち、読取部にセットされている原稿が変更されておらず読取指示に係るユーザが変更されていると判断されたときに、前記読取指示に拘らず所定の警告用動作を実行することができる。この結果、原稿とユーザの変更に応じて原稿の置き忘れをより適切に検知できる。
また、読取指示の際に警告用情報を出力するので、他のユーザが誤って原稿を読み取ることをより適切に防止できる。
さらに、読取指示がなされた際に、前回の読取時から現時点までに圧板の開放が行われておらず前回取得したユーザIDと今回取得したユーザIDとが一致するときに前回の読取時に取得した画像データを取得できる。即ち、読取部にセットされている原稿および読取指示に係るユーザが共に前回の読取時から変更されていないと判断されたときに読取指示に拘らず記憶手段から前回の読取時の画像データを取得する動作を実行することができる。この結果、同一のユーザが同一の原稿を読み取る場合に前回の画像データを取得して読み取り動作を省略することができるので、処理時間を短くしたり、読取部の寿命を延ばすことができる。
実施例の複写機30では、読取指示に係るユーザが前回の読取時の読取指示に係るユーザから変更されているか否かの判断をユーザIDに基づいて判断しているが、読取指示に伴うアプリケーションIDに基づいて判断してもよい。
この場合、図3の読取制御処理に代えて、図8の読取制御処理を実行するようにすれば良い。すなわち、読取部31にセットされた原稿の読取指示を受け付け(ステップS110)、読取指示に伴うアプリケーションIDを取得してRAM40cに記憶し(ステップS115)、図3の読取制御処理のステップS120、S160、S170と同様に前回の読取時から現時点までに圧板の開放が行われていると判断した場合は読取部31にセットされた原稿を読み取ってアプリケーションIDに基づく処理を行う(ステップS120のYes、S160、S170)。
一方、前回の読取時から現時点までに圧板の開放が行われていないと判断した場合は(ステップS120のNo)前回読取指示を受け付けた際に実行した読取制御処理のステップS115で取得したRAM40cに記憶してあるアプリケーションIDと今回読取指示を受け付けた際にステップS115で取得したアプリケーションIDとが一致するか否かを判断し(ステップS130b)、これらが一致しないと判断した場合は(ステップS130bのNo)図3の読取制御処理のステップS140と同様に警告用情報をクライアント端末20へ出力し(ステップS140)、これらが一致すると判断した場合は(ステップS130bのYes)図3の読取制御処理のステップS150、S170と同様に前回読み取った原稿の画像データを取得してアプリケーションIDに基づく処理を行う(ステップS150、S170)。
こうすれば、ユーザIDを取得しなくても、読取指示に係るユーザが前回の読取時の読取指示に係るユーザから変更されているか否かの判断を読取指示に伴うアプリケーションIDに基づいて判断することができる。
また、実施例の複写機30では、読取指示に係るユーザが前回の読取時の読取指示に係るユーザから変更されているか否かの判断をユーザIDに基づいて判断しているが、前回の読取時からの経過時間に基づいて判断してもよい。
この場合、図3の読取制御処理に代えて、図9の読取制御処理を実行するようにすれば良い。すなわち、図3の読取制御処理のステップS110、S120、S160、S170と同様に、読取部31にセットされた原稿の読取指示を受け付け、前回の読取時から現時点までに圧板の開放が行われていると判断した場合は、読取部31にセットされた原稿を読み取ってアプリケーションIDに基づく処理を行う(ステップS110、S120、S160、S170)。
一方、前回の読取時から現時点までに圧板の開放が行われていないと判断した場合は(ステップS120のNo)前回の読取指示を受け付けたときから現時点までの時間がROM40bに予め記憶されている所定値より大きいか否かを判断し(ステップS130c)、所定値より大きいと判断した場合は(ステップS130cのYes)図3の読取制御処理のステップS140と同様に警告用情報をクライアント端末20へ出力し(ステップS140)、所定値より小さいと判断した場合は(ステップS130cのNo)図3の読取制御処理のステップS150、S170と同様に前回読み取った原稿の画像データを取得してアプリケーションIDに基づく処理を行う(ステップS150、S170)。
こうすれば、読取指示に係るユーザが前回の読取時の読取指示に係るユーザから変更されているか否かの判断を前回の読取時からの経過時間に基づいて判断することができる。
実施例の複写機30では、『原稿が残っています。』という警告用情報をクライアント端末20へ表示させるためにクライアント端末20へ出力することを例示したが、出力する態様や出力する情報の内容は問わない。例えば、警告用情報を図6のように操作表示部1−6へ出力してもよく、プロッタ1−5へ出力してもよく、スピーカなどへ音声出力させるために出力しても良い。また、図7のように『処理を続けますか?』という処理の続行の可否を伺う情報を付加して出力しても良い。さらに、警告用情報を出力しなくても、通常の動作とは異なる警告用動作を行うものであればよく、例えば、警告用情報を出力することなく原稿の読取動作を中止するだけであっても差し支えない。
実施例の複写機30では、前回の読取時から現時点までに圧板の開放が行われておらず前回取得したユーザIDと今回取得したユーザIDとが一致するときには、読取部31にセットされた原稿を読み取らず、前回読み取った原稿の画像データを取得することを例示したが、前回読み取った原稿の画像データを取得するものであればよく、原稿の読取動作自体を行っても構わない。読取部31にセットされた原稿を読み取り、その読み取った画像データをRAM40cに記憶せずに、前回読み取った原稿の画像データを画像メモリ44から取得しても構わない。
実施例の複合機30では、前回の読取時から現時点までに圧板の開放が行われたか否かによって原稿が変更されているか否かを判断するものとしたが、原稿が前回の読取時から変更されているか否かを判断することができればよく、その判断手法は問わない。例えば、原稿センサ42から受信した検出信号により読取部31にセットされた原稿が無くなったと判断した場合は、原稿が前回の読取時から変更されていると判断してもよい。
実施例の複合機30は、ネットワークを介してクライアント端末20に接続されるものとしたが、ネットワークへの接続機能の有無は問わないのは勿論である。また、FAX機能等を有する複合機でなくてもよく、コピー専用機(複写機)やスキャナ機能のみを有する画像読取装置であっても構わない。
複写機30を含むネットワークシステム10の構成を示す構成図である。 複写機30の構成の概略を示すハードウェア構成図である。 読取制御処理の一例を示すフローチャートである。 警告用動作の一例を示す説明図である。 警告用動作の一例を示す説明図である。 警告用動作の一例を示す説明図である。 警告用動作の一例を示す説明図である。 変形例の読取制御処理の一例を示すフローチャートである。 変形例の読取制御処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ネットワークシステム
20 クライアント端末
30 複写機
31 読取部
40a CPU
40b ROM
40c RAM
40d 圧板
40e スキャナ
40f プロッタ
40g 操作表示部
40h 通信制御部
40i LAN制御部
41 圧板開閉センサ
42 原稿センサ
43 用紙センサ
44 画像メモリ
45 バッテリ
46 パラメータメモリ
47 時計回路
48 モデム
49 網制御部
50 復号化符号化部
51 キャラクタジェネレータ

Claims (10)

  1. ユーザからの読取指示に基づいて読取部にセットされた原稿を画像データとして読み取る読取手段を有する画像読取装置であって、
    ユーザからの読取指示がなされた際に前記読取部にセットされている原稿および該読取指示に係るユーザが前回の読取時から変更されているか否かを判断する判断手段と、
    該判断手段により前記読取部にセットされている原稿が変更されておらず前記読取指示に係るユーザが変更されていると判断されたときに所定の警告用動作を実行する制御手段と、
    を備える画像読取装置。
  2. 請求項1記載の画像読取装置であって、
    データを記憶する記憶手段と、
    前記読取指示に係るユーザを識別可能なユーザ識別情報を取得し前記記憶手段に記憶させるユーザ識別情報取得手段と、を備え、
    前記判断手段は、前記記憶手段に記憶されている前回の読取時のユーザ識別情報と前記ユーザ識別情報取得手段により取得した今回のユーザ識別情報とに基づいて前記読取指示に係るユーザが前回の読取時から変更されているか否かを判断する手段である、
    画像読取装置。
  3. 請求項1記載の画像読取装置であって、
    前記読取指示は、読取に関するアプリケーションの指定を伴ってなされ、
    データを記憶する記憶手段と、
    前記読取指示に伴って指定されたアプリケーションを識別可能なアプリケーション識別情報を取得し前記記憶手段に記憶させるアプリケーション識別情報取得手段と、を備え、
    前記判断手段は、前記記憶手段に記憶されている前回の読取時のアプリケーション識別情報と前記アプリケーション識別情報取得手段により取得した今回のアプリケーション識別情報とに基づいて前記読取指示に係るユーザが前回の読取時から変更されているか否かを判断する手段である、
    画像読取装置。
  4. 前記判断手段は、前回の読取時からの経過期間が所定値以上であるときに前記読取指示に係るユーザが前回の読取時から変更されていると判断する手段である請求項1記載の画像読取装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか記載の画像読取装置であって、
    前記読取部にセットされた原稿を変更可能な変更可能状態と前記読取部にセットされた原稿を変更不可能な変更不可能状態とを切り替え可能な原稿変更状態切替手段を備え、
    前記判断手段は、前回の読取時以降に前記原稿変更状態切替手段により前記変更不可能状態から前記変更可能状態への切り替えが行われたときに前記読取部にセットされている原稿が前回の読取時から変更されていると判断する手段である画像読取装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか記載の画像読取装置であって、
    データを記憶する記憶手段を備え、
    前記読取手段は、前記読み取った画像データを前記記憶手段に記憶させる手段であり、
    前記制御手段は、前記判断手段により前記読取部にセットされている原稿および前記読取指示に係るユーザが共に前回の読取時から変更されていないと判断されたときに前記読取指示に拘らず前記記憶手段から前回の読取時の画像データを取得する動作を実行する手段である、
    画像読取装置。
  7. 前記制御手段は、前記所定の警告用動作の少なくとも一部として、所定の警告用情報を出力する手段である請求項1乃至6のいずれか記載の画像読取装置。
  8. 前記制御手段は、前記所定の警告用動作の少なくとも一部として、前記読取手段による原稿の読取を中止する手段である請求項1乃至7のいずれか記載の画像読取装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか記載の画像読取装置と、画像データを印刷する印刷部と、
    を備えることを特徴とする複写機。
  10. ユーザからの読取指示に基づいて読取部にセットされた原稿を画像データとして読み取る読取手段を有する画像読取装置の制御方法であって、
    (a)ユーザからの読取指示がなされた際に前記読取部にセットされている原稿および該読取指示に係るユーザが前回の読取時から変更されているか否かを判断し、
    (b)該判断により前記読取部にセットされている原稿が変更されておらず前記読取指示に係るユーザが変更されていると判断されたときに所定の警告用動作を実行する、
    画像読取装置の制御方法。
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