JP2019153925A - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】リモートジョブによる不正な原稿の読取りを抑制することができる画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法およびプログラムを提供する。【解決手段】外部から、原稿の読取り動作の要求を含むリモートジョブを取得する取得部と、取得部によりリモートジョブが取得された場合、そのリモートジョブに対する警告を示す情報を表示部に表示させるか否かを判定する警告判定部と、警告判定部により表示部に警告を示す情報を表示すると判定された場合、その警告を示す情報を表示部に表示する表示制御部と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法およびプログラムに関する。
近年、例えば、Web API(Application Program Interface)等を利用して、リモートからスキャンジョブまたはFAXジョブ等を、MFP(Multifunction Peripheral)またはレーザプリンタ等に送る方法が知られている。スキャン等で読取りが行われた画像データは記憶装置に保存されるが、機密事項等が含まれ得るので、このような画像データが外部に漏れないように何らかのセキュリティを講じる必要性がある。このようなセキュリティを図る技術として、ジョブの履歴を参照し、機密指定がある画像データを暗号化することによって、機密情報に対する容易な閲覧を抑制する技術が開示されている(特許文献1)。
しかしながら、不正なリモートスキャンジョブまたはリモートFAXジョブ等のように、リモートから読取り処理を指示するジョブが受信された場合、不正に原稿が読み取られ、原稿情報が盗み取られる可能性がある。特許文献1に記載された技術は、原稿から画像データが読み取られ、保存された後に対する閲覧抑制技術に関するものなので、上述のようなリモートスキャンジョブまたはリモートFAXジョブ等による不正な原稿の読取り動作自体を抑制することができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、リモートジョブによる不正な原稿の読取りを抑制することができる画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、外部から、原稿の読取り動作の要求を含むリモートジョブを取得する取得部と、前記取得部により前記リモートジョブが取得された場合、該リモートジョブに対する警告を示す情報を表示部に表示させるか否かを判定する警告判定部と、前記警告判定部により前記表示部に前記警告を示す情報を表示すると判定された場合、該警告を示す情報を前記表示部に表示する表示制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、リモートジョブによる不正な原稿の読取りを抑制することができる。
図1は、従来の不正に原稿内容が読み取られる動作の概要と、本願の動作の概要とを説明する図である。 図2は、第1の実施形態に係る画像処理システムの構成の一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係るMFPのハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係るMFPの機能ブロックの構成の一例を示す図である。 図5は、リモートジョブを受信した場合における警告動作に関する設定を行うための警告設定画面の一例を示す図である。 図6は、リモートジョブを受信した場合における警告画面の一例を示す図である。 図7は、リモートFAXジョブを受信した場合における警告画面の一例を示す図である。 図8は、第1の実施形態に係るMFPにおける警告表示動作の一例を示すフローチャートである。 図9は、第1の実施形態の変形例1に係るMFPの機能ブロックの構成の一例を示す図である。 図10は、第1の実施形態の変形例1に係るMFPにおける警告表示動作の一例を示すフローチャートである。 図11は、原稿をセットしてから警告画面が表示されるまでの動作を説明する図である。 図12は、第1の実施形態の変形例2に係るMFPにおける警告表示動作の一例を示すフローチャートである。 図13は、第2の実施形態に係るMFPの機能ブロックの構成の一例を示す図である。 図14は、外部からの定期的なリモートジョブの送信の動作を説明する図である。 図15は、リモートジョブの発行元が信頼できる端末であることを説明する図である。 図16は、リモートジョブを受信した場合における警告動作に関する設定を行うための警告設定画面の一例を示す図である。 図17は、第2の実施形態に係るMFPにおける警告表示動作の一例を示すフローチャートである。 図18は、第2の実施形態の変形例に係るMFPの機能ブロックの構成の一例を示す図である。 図19は、第2の実施形態に係るMFPにおける警告表示動作の一例を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照しながら、本発明に係る画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
(リモートジョブに対する従来の動作および本願の動作について)
図1は、従来の不正に原稿内容が読み取られる動作の概要と、本願の動作の概要とを説明する図である。図1を参照しながら、従来の不正に原稿内容が読み取られる動作の概要と、本願の動作の概要とを説明する。
例えば、図1(a)に示すように、MFP70が、公共の場所に設置されていたりする場合、当該MFP70の使用者を特定できないケースが多い。このようなMFP70は、不特定多数のユーザが使用するため、ユーザに対する認証動作がオフ設定となっており、例えば、リモートからゲストユーザとして操作が可能になる。このような場合、ユーザ50が、MFP70に対して、スキャン動作またはFAX送信動作(当該動作でも原稿の読取り処理が行われる)をしようと、原稿をセットした場合(図1(a)に示す(1))、悪意のある人物からのリモートスキャンジョブまたはリモートFAXジョブ(図1(a)に示す(2))が実行されることによって、当該ユーザの原稿の内容が盗み取られる可能性がある(図1(a)に示す(3))。または、ウィルスに感染したPC(Personal Computer)またはサーバから送信されたリモートスキャンジョブまたはリモートFAXジョブが実行されることによって、ユーザの原稿の内容が盗み取られ、意図しないロケーションへ原稿内容のデータ(画像データ)が送信されてしまうという可能性もある。なお、以下、リモートスキャンジョブおよびリモートFAXジョブのように、リモートからの指令により読取り処理が行われるジョブを、単に「リモートジョブ」と称する場合がある。
また、MFP70が物理的に安全なオンプレミスの環境に設置されている場合、リモートジョブに対し、その都度、認証を強制することで、原稿内容が盗み取られるという事態をある程度防ぐことはできるが、ユーザの誤操作、および、ウィルスに感染したPCまたはサーバが定期的に原稿を盗み取るためのリモートジョブを発行している等の場合、上述の問題が発生し得る。
そこで、本願の各実施形態では、図1(b)に示すように、ユーザ50が、MFP70に対して、スキャン動作またはFAX送信動作をしようと、原稿をセットした場合(図1(b)に示す(1))において、悪意のある人物からのリモートスキャンジョブまたはリモートFAXジョブが受信されている場合(図1(b)に示す(2))、当該ジョブが発行されている旨および当該ジョブの取り扱いを確認する警告表示画面1000を表示するものとしている(図1(b)に示す(3))。以下の各実施形態では、このようなリモートジョブを受信した場合に、特定の条件および態様で、警告画面を表示することによって、不正なリモートジョブにより原稿の内容が盗み取られることを抑制する動作について説明する。
[第1の実施形態]
(画像処理システムの構成)
図2は、第1の実施形態に係る画像処理システムの構成の一例を示す図である。図2を参照しながら、本実施形態に係る画像処理システムの構成について説明する。
図2に示すように、本実施形態に係る画像処理システムは、例えば、MFP1と、タブレット4(モバイル端末の一例)と、アクセスポイント5と、を含み、各装置がネットワーク2を介して通信可能となっている。
MFP1は、画像処理装置の一例であり、ユーザ50によるパネル上の操作で発生した各種ジョブ(スキャンジョブ等)、および、リモートから受信したリモートジョブ(リモートスキャンジョブ等)を実行する機能を有する複合機である。なお、本実施形態に係る画像処理装置として、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、およびファックス機能のうち少なくとも2つの機能を有するMFP1(複合機)を想定した例を示すが、これに限定されることなく、複写機、ファクシミリ装置、スキャナ装置等の画像処理装置であってもよい。
タブレット4は、ユーザ50の操作により、リモートジョブ(リモートスキャンジョブ等)を発行し、アクセスポイント5およびネットワーク2を介して、MFP1に対してリモートジョブの実行を指示することができる情報端末である。なお、MFP1に対してリモートジョブを発行するのは、タブレット4のような無線通信機能を有するタブレット4に限定されるものではなく、通常のPCまたはサーバ等であってもよい。
アクセスポイント5は、無線通信機器(タブレット4等)と有線通信機器との通信を中継する機器である。具体的には、アクセスポイント5は、例えば、図2に示すように、タブレット4からの無線通信情報を受信して、ネットワーク2を介して各装置に送信し、逆に、ネットワーク2上の各機器から送信されたデータ(有線通信情報)を、無線通信情報としてタブレット4へ送信する。
情報端末3は、ネットワーク2を介して、MFP1にリモートジョブを発行するPCまたはサーバ等の情報処理装置である。本実施形態では、情報端末3は、悪意のある人物が操作する情報処理装置、または、ウィルスに感染した情報処理装置であるものとして説明する。
(MFPのハードウェア構成)
図3は、第1の実施形態に係るMFPのハードウェア構成の一例を示す図である。図3を参照しながら、本実施形態に係るMFP1のハードウェア構成について説明する。
図3に示すように、MFP1は、例えば、ユーザの操作を受け付ける操作部11と、コピー機能、スキャナ機能、ファックス機能、およびプリンタ機能等の各種の画像形成機能を実現する本体12と、を備える。ここで、ユーザの操作を受け付けるとは、ユーザの操作に応じて入力される情報(画面の座標値を示す信号等を含む)を受け付けることを含む概念である。
操作部11および本体12は、専用の通信路530を介して、相互に通信可能に接続されている。通信路530は、例えば、USB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることができるが、これに限定されるものではなく、有線か無線かを問わず任意の規格のものであってよい。操作部11は、本体12で受け付けた操作に応じた動作を行う。また、本体12は、上述のように、タブレット4等の外部装置とも通信可能であり、外部装置から受信したリモートジョブに応じた動作を行うこともできる。
<操作部のハードウェア構成>
図3に示すように、操作部11は、CPU(Central Processing Unit)521と、ROM(Read Only Memory)522と、RAM(Random Access Memory)523と、フラッシュメモリ524と、操作パネル525と、接続I/F(Interface)526と、外部接続I/F527と、システムバス528と、を有する。
CPU521は、操作部11の動作を統括的に制御する。CPU521は、RAM523をワークエリア(作業領域)としてROM522またはフラッシュメモリ524等に格納されたプログラムを実行することにより、操作部11全体の動作を制御する。例えば、CPU521は、ユーザから受け付けた入力に応じた情報(画像)を操作パネル525に表示させる等の各種機能を実現する。
ROM522は、例えば、操作部11の起動時に実行されるプログラムおよび各種の設定等を記憶する不揮発性のメモリである。RAM523は、CPU521のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。フラッシュメモリ524は、例えば、OS(Operating System)、アプリケーションプログラム、および各種データ等を記憶する不揮発性の記憶装置である。
操作パネル525は、ユーザの操作に応じた各種の入力を受け付けると共に、各種の情報(例えば、受け付けた操作に応じた情報、MFP1の動作状況を示す情報、設定画面および警告画面等)を表示する、入力機能および表示機能を有する装置である。操作パネル525は、例えば、タッチパネル機能を搭載した液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)で構成される。なお、操作パネル525は、液晶表示装置に限定されるものではなく、例えば、タッチパネル機能が搭載された有機EL(Electro−Luminescence)の表示装置で構成されていてもよい。また、操作パネル525は、タッチパネル機能に加えてまたはこれに代えて、ハードウェアキー等の操作部、またはランプ等の表示部を設けることもできる。
接続I/F526は、通信路530を介して、本体12と通信するためのインターフェースである。外部接続I/F527は、外部装置を接続するための、例えば、USB等のインターフェースである。
システムバス528は、上述の各構成要素を互いに接続し、アドレス信号、データ信号、および各種制御信号等を伝送する伝送路である。
<本体のハードウェア構成>
図3に示すように、本体12は、CPU501と、ROM502と、RAM503と、ストレージ504と、通信I/F505と、接続I/F506と、エンジン部507と、原稿検出部508と、システムバス509と、を有する。
CPU501は、本体12の動作を統括的に制御する。CPU501は、RAM503をワークエリア(作業領域)としてROM502またはストレージ504等に格納されたプログラムを実行することにより、本体12全体の動作を制御する。例えば、CPU501は、上述したコピー機能、スキャナ機能、ファックス機能、およびプリンタ機能等の各種機能を実現するためにエンジン部507の動作を制御する。
ROM502は、例えば、本体12の起動時に実行されるプログラムおよび各種の設定等を記憶する不揮発性のメモリである。RAM503は、CPU501のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ストレージ504は、例えば、OS、アプリケーションプログラム、および各種データ等を記憶する不揮発性の記憶装置である。ストレージ504は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)等で構成される。
通信I/F505は、本体12をネットワーク2に接続し、ネットワーク2に接続された外部装置との通信を行うためのネットワークインターフェースである。接続I/F506は、通信路530を介して、操作部11と通信するためのインターフェースである。
エンジン部507は、コピー機能、スキャナ機能、ファックス機能、およびプリンタ機能等の機能を実現させるための、汎用的な情報処理および通信以外の処理を行うハードウェアである。エンジン部507には、例えば、原稿の画像をスキャンして読み取るスキャナ部、用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ部、およびファックス通信を行うファックス部等が含まれる。
原稿検出部508は、原稿が原稿ガラス(原稿内容を読み取るために原稿を載置する台となるガラス)(載置台の一例)に置かれたことを検出するセンサ等である。
システムバス509は、上述の各構成要素を互いに接続し、アドレス信号、データ信号、および各種制御信号等を伝送する伝送路である。
なお、図3に示したMFP1の操作部11および本体12のハードウェア構成は、一例を示すものであり、図3に示した構成要素を全て含む必要はなく、または、その他の構成要素を含むものとしてもよい。
(MFPの機能ブロックの構成および動作)
図4は、第1の実施形態に係るMFPの機能ブロックの構成の一例を示す図である。図5は、リモートジョブを受信した場合における警告動作に関する設定を行うための警告設定画面の一例を示す図である。図6は、リモートジョブを受信した場合における警告画面の一例を示す図である。図7は、リモートFAXジョブを受信した場合における警告画面の一例を示す図である。図4〜図7を参照しながら、本実施形態に係るMFP1の機能ブロックの構成および動作について説明する。
<操作部の機能ブロックの構成および動作>
図4に示すように、MFP1の操作部11は、入力部111と、装置間通信部112と、スキャナアプリ113と、コピーアプリ114と、FAXアプリ115と、表示制御部116と、表示部117と、記憶部118と、を有する。
入力部111は、ユーザの操作入力を受け付ける機能部である。入力部111は、図3に示す操作パネル525の入力機能によって実現される。
装置間通信部112は、通信路530を介して、本体12(後述する装置間通信部125)とデータの通信を行う機能部である。装置間通信部112は、例えば、図3に示す接続I/F526、および図3に示すCPU521で実行されるプログラムによって実現される。
スキャナアプリ113は、図3に示すスキャナ機能を有するエンジン部507に対してスキャンジョブ等を実行させるためのアプリケーションである。スキャナアプリ113は、図3に示すCPU521で実行されるプログラムによって実現される。
コピーアプリ114は、図3に示すコピー機能を有するエンジン部507に対してコピージョブ等を実行させるためのアプリケーションである。コピーアプリ114は、図3に示すCPU521で実行されるプログラムによって実現される。
FAXアプリ115は、図3に示すファックス機能を有するエンジン部507に対してFAXジョブ等を実行させるためのアプリケーションである。FAXアプリ115は、図3に示すCPU521で実行されるプログラムによって実現される。
表示制御部116は、表示部117の画面の表示動作を制御する機能部である。表示制御部116は、例えば、図3に示すCPU521で実行されるプログラムによって実現される。
表示部117は、表示制御部523による制御に従って、各種データを画面に表示させる機能部である。表示部117は、図3に示す操作パネル525の表示機能(液晶表示装置等)によって実現される。
記憶部118は、MFP1の利用者を示す情報を含む利用者情報、および設定情報等の各種の情報を記憶する機能部である。記憶部118は、図3に示すRAM523およびフラッシュメモリ524の少なくともいずれかによって実現される。
なお、操作部11が有するアプリケーションとしては、上述のスキャナアプリ113、コピーアプリ114およびFAXアプリ115に限定されるものではなく、プリンタアプリ等のその他の機能を有するアプリケーションがインストールされているものとしてもよい。
また、図4に示す操作部11の入力部111、装置間通信部112、スキャナアプリ113、コピーアプリ114、FAXアプリ115、表示制御部116、表示部117および記憶部118は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図4に示す操作部11で独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図4に示す操作部11で1つの機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
また、操作部11の各機能部のうちソフトウェア(プログラム)で実現される機能部は、少なくともその一部が、FPGA(Field−Programmable Gate Array)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア回路によって実現されてもよい。
<本体の機能ブロックの構成および動作>
図4に示すように、MFP1の本体12は、原稿検出部121(検出部)と、警告判定部122と、読取処理部123と、警告設定部124と、装置間通信部125と、記憶部126と、外部通信部127(取得部)と、を有する。
原稿検出部121は、原稿が原稿ガラスに置かれていることを検出する機能部である。原稿検出部121は、図3に示す原稿検出部508によって実現される。
警告判定部122は、操作パネル525上の操作(入力部111に対する操作)により発生したジョブではなく、リモート(外部)から外部通信部127によりリモートジョブが受信された場合に、警告表示を行うか否かを判定する機能部である。警告判定部122は、警告表示を行うと判定した場合、例えば、図6に示す警告表示画面1020(警告を示す情報の一例)を、操作部11の表示制御部116に対して表示部117に表示させる。図6に示す警告表示画面1020は、リモートスキャンジョブを受信した場合に、警告を表示する画面であり、当該リモートスキャンジョブを受信した旨を表示し、かつその削除を行うか否かを確認するための画面である。
また、警告判定部122は、リモート(外部)から外部通信部127によりリモートFAXジョブが受信された場合であって、警告表示を行うと判定した場合、例えば、図7に示す当該リモートFAXジョブに基づくFAX送信を行うか否かを確認する警告表示画面1021(警告を示す情報の一例)を、操作部11の表示制御部116に対して表示部117に表示させるものとしてもよい。このようなリモートFAXジョブに基づくファックス送信を行うか否かを確認することによって、リモートFAXジョブに対する実質的な警告表示を行うことになる。なお、以下、特定の情報を表示制御部116に対して表示部117に表示させる、という表現を、単に、特定の情報を表示部117に表示させる、と表現する場合がある。
警告判定部122は、例えば、図3に示すCPU501で実行されるプログラムによって実現される。
読取処理部123は、原稿ガラスに置かれた原稿の内容を画像データとして読み取る機能部である。読取処理部123は、図3に示すエンジン部507、および図3に示すCPU501で実行されるプログラムによって実現される。
警告設定部124は、ユーザから入力部111に対する操作入力に従って、警告表示に関する設定を行う機能部である。具体的には、警告設定部124は、例えば、図5に示す設定画面1010を、操作部11の表示制御部116に対して表示部117に表示させる。図5に示す設定画面1010は、原稿(用紙)がセットされた状態で、リモートから当該原稿を読み取るためのリモートジョブが受信された場合に、警告表示画面を表示させるか否かを設定する画面である。警告設定部124は、設定画面1010で設定された設定情報を、記憶部126に記憶させる。警告設定部124は、例えば、図3に示すCPU501で実行されるプログラムによって実現される。
装置間通信部125は、通信路530を介して、操作部11(装置間通信部112)とデータの通信を行う機能部である。装置間通信部125は、例えば、図3に示す接続I/F506、および図3に示すCPU501で実行されるプログラムによって実現される。
記憶部126は、MFP1の利用者を示す情報を含む利用者情報、および設定情報等の各種の情報を記憶する機能部である。記憶部126は、図3に示すRAM503およびストレージ504の少なくともいずれかによって実現される。
外部通信部127は、本体12をネットワーク2に接続し、当該ネットワーク2に接続された外部装置と通信を行う機能部である。外部通信部127は、例えば、図3に示す通信I/F505、および図3に示すCPU501で動作するプログラム等によって実現される。
なお、図4に示す本体12の原稿検出部121、警告判定部122、読取処理部123、警告設定部124、装置間通信部125、記憶部126および外部通信部127は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図4に示す本体12で独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図4に示す本体12で1つの機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
また、本体12の各機能部のうちソフトウェア(プログラム)で実現される機能部は、少なくともその一部が、FPGAまたはASIC等のハードウェア回路によって実現されてもよい。
また、MFP1の操作部11および本体12がそれぞれ含む各機能部は、図4に示すような構成で操作部11または本体12に含まれることに限定されない。例えば、図4に示す例では、警告判定部122は本体12に含まれているが、これに限定されるものではなく、操作部11に含まれる構成であってもよい。
(MFPの警告表示動作)
図8は、第1の実施形態に係るMFPにおける警告表示動作の一例を示すフローチャートである。図8を参照しながら、本実施形態に係るMFP1における警告表示動作について説明する。なお、上述した図5に示す設定画面1010において、予め、リモートから原稿を読み取るためのリモートジョブが受信された場合に、警告表示画面を表示させるように設定されているものとする。
<ステップS11>
ユーザは、読取り動作を伴う操作(例えば、スキャン操作)を行うため、MFP1の原稿ガラスに原稿をセットする。そして、ステップS12へ移行する。
<ステップS12>
原稿検出部121は、原稿が原稿ガラスに置かれているか否かを確認(判定)する。原稿が原稿ガラスに置かれている場合(ステップS12:Yes)、ステップS13へ移行し、置かれていない場合(ステップS12:No)、原稿検出部121は、確認(判定)動作を継続する。
<ステップS13>
原稿が原稿ガラスに置かれている場合、警告判定部122は、警告判定を行う。具体的には、警告判定部122は、リモート(外部)から外部通信部127によって読取り処理のジョブを含むリモートジョブ(例えば、リモートスキャンジョブ等)が受信されたか否かを判定する。リモートジョブが受信された場合(ステップS13:Yes)、ステップS14へ移行し、リモートジョブが受信されていない場合(ステップS13:No)、ステップS18へ移行する。
<ステップS14>
警告判定部122は、リモート(外部)から外部通信部127によって読取り処理のジョブを含むリモートジョブ(例えば、リモートスキャンジョブ等)が受信された場合、警告表示(例えば、図6に示した警告表示画面1020の表示部117への表示)を行う。そして、ステップS15へ移行する。
<ステップS15>
ユーザは、表示部117に表示された警告表示画面1020において、外部通信部127により受信されたリモートジョブが適正なジョブであるか否かを判断する。ユーザによってリモートジョブが不正なジョブであると判断され、警告表示画面1020においてジョブを削除する操作が選択された場合(ステップS15:Yes)、ステップS16へ移行する。一方、ユーザによって、リモートジョブが適正なジョブであると判断され、警告表示画面1020においてジョブを削除しない操作が選択された場合(ステップS15:No)、ステップS17へ移行する。
<ステップS16>
警告判定部122は、外部通信部127により受信されたリモートジョブが不正なジョブであるものとして削除する。そして、ステップS18へ移行する。
<ステップS17>
警告判定部122は、外部通信部127により受信されたリモートジョブが適正なジョブであるものとして、エンジン部507に読取り動作(スキャン動作)を含む当該ジョブを実行させる。そして、ステップS18へ移行する。
<ステップS18>
その後、ユーザは、原稿ガラスに置いた原稿の読取り動作を伴う自分のジョブに対する実行操作を行うものとすればよい。そして、MFP1の警告表示動作が終了する。
以上のステップS11〜S18に示す流れによって、MFP1の警告表示動作が行われる。
以上のように、本実施形態に係るMFP1は、原稿が原稿ガラスに置かれているときに、リモート(外部)から読取り動作を含むリモートジョブ(リモートスキャンジョブおよびリモートFAXジョブ等)を受信した場合、表示部117に警告表示画面を表示するものとし、ユーザに対して警告を示すものとしている。この場合、ユーザが適正なリモートジョブと判断した場合、当該リモートジョブを実行させ、発信元が特定できない等の不正なリモートジョブと判断した場合は、削除するものとする。これによって、リモート(外部)から受信されたリモートジョブによる不正な原稿の読取りを抑制することができる。
(変形例1)
変形例1に係るMFPについて、上述の第1の実施形態に係るMFP1と相違する点を中心に説明する。なお、本変形例に係るMFPのハードウェア構成は、上述の第1の実施形態に係るMFP1のハードウェア構成と同様である。
<MFPの機能ブロックの構成および動作>
図9は、第1の実施形態の変形例1に係るMFPの機能ブロックの構成の一例を示す図である。図9を参照しながら、本変形例に係るMFP1aの機能ブロックの構成および動作について説明する。
図9に示すように、MFP1aは、例えば、ユーザの操作を受け付ける操作部11と、コピー機能、スキャナ機能、ファックス機能、およびプリンタ機能等の各種の画像形成機能を実現する本体12aと、を備える。なお、本変形例に係るMFP1aの操作部11の動作は、上述の第1の実施形態に係るMFP1の操作部11の動作と同様である。
図9に示すように、MFP1aの本体12aは、原稿検出部121(検出部)と、警告判定部122と、読取処理部123と、警告設定部124と、装置間通信部125と、記憶部126と、外部通信部127(取得部)と、認証部128と、を有する。なお、上述の原稿検出部121、警告判定部122、読取処理部123、警告設定部124、装置間通信部125、記憶部126および外部通信部127の動作は、上述の第1の実施形態で説明した通りである。
認証部128は、MFP1aを利用しようとするユーザに対して認証を行う機能部である。具体的には、認証部128は、例えば、ユーザにより入力部111を介して入力されたユーザIDおよびパスワードを、記憶部118(または、記憶部126)に記憶された、使用許可を与えるユーザ情報と一致するか否かを判定し、一致する場合、当該ユーザにMFP1aへのログインを許可する。認証部128は、例えば、図3に示すCPU501で実行されるプログラムによって実現される。
なお、図9に示す本体12aの原稿検出部121、警告判定部122、読取処理部123、警告設定部124、装置間通信部125、記憶部126、外部通信部127および認証部128は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図9に示す本体12aで独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図9に示す本体12aで1つの機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
また、本体12aの各機能部のうちソフトウェア(プログラム)で実現される機能部は、少なくともその一部が、FPGAまたはASIC等のハードウェア回路によって実現されてもよい。
<MFPの警告表示動作>
図10は、第1の実施形態の変形例1に係るMFPにおける警告表示動作の一例を示すフローチャートである。図11は、原稿をセットしてから警告画面が表示されるまでの動作を説明する図である。図10および図11を参照しながら、本変形例に係るMFP1aにおける警告表示動作について説明する。なお、上述した図5に示す設定画面1010において、予め、リモートから原稿を読み取るためのリモートジョブが受信された場合に、警告表示画面を表示させるように設定されているものとする。
<<ステップS31>>
ユーザは、読取り動作を伴う操作(例えば、スキャン操作)を行うため、MFP1aの原稿ガラスに原稿をセットする。そして、ステップS32へ移行する。
<<ステップS32>>
原稿検出部121は、原稿が原稿ガラスに置かれているか否かを確認(判定)する。原稿が原稿ガラスに置かれている場合(ステップS32:Yes)、ステップS33へ移行し、置かれていない場合(ステップS32:No)、原稿検出部121は、確認(判定)動作を継続する。
<<ステップS33>>
ユーザは、入力部111に対してログイン操作(例えば、ユーザIDおよびパスワードの入力操作)を行う。例えば、ユーザは、図11に示すように、表示部117に表示されたログイン画面1030を介して、ユーザIDおよびパスワードを入力する。そして、ステップS34へ移行する。
<<ステップS34>>
認証部128は、MFP1aを利用しようとするユーザに対して認証を行う。具体的には、認証部128は、例えば、ユーザにより入力部111を介して入力されたユーザIDおよびパスワードが、記憶部118(または、記憶部126)に記憶された、使用許可を与えるユーザ情報と一致するか否かを判定し、一致する場合、当該ユーザにMFP1aへのログインを許可する。ログインが許可された場合(ログインOKの場合)(ステップS34:Yes)、ステップS35へ移行し、ログインが許可されない場合(ステップS34:No)、ステップS33へ戻り、ユーザはログイン操作をし直す。
<<ステップS35>>
ユーザにより原稿が原稿ガラスに置かれ、ログインが許可された時点で、警告判定部122は、警告判定を行う。具体的には、警告判定部122は、ログインが許可された時点で、リモート(外部)から外部通信部127によって読取り処理のジョブを含むリモートジョブ(例えば、リモートスキャンジョブ等)が受信されているか否かを判定する。リモートジョブが受信された場合(ステップS35:Yes)、ステップS36へ移行し、リモートジョブが受信されていない場合(ステップS35:No)、ステップS40へ移行する。
<<ステップS36>>
警告判定部122は、リモート(外部)から外部通信部127によって読取り処理のジョブを含むリモートジョブ(例えば、リモートスキャンジョブ等)が受信された場合、警告表示(例えば、図11に示した警告表示画面1022(警告を示す情報の一例)の表示部117への表示)を行う。そして、ステップS37へ移行する。
<<ステップS37〜S40>>
ステップS37〜S40の動作は、上述の図8に示すステップS15〜S18の動作と同様である。
以上のステップS31〜S40に示す流れによって、MFP1aの警告表示動作が行われる。
以上のように、本変形例に係るMFP1aは、原稿が原稿ガラスに置かれているときに、リモート(外部)から読取り動作を含むリモートジョブ(リモートスキャンジョブおよびリモートFAXジョブ等)を受信した場合、ユーザがログインした時点で、表示部117に警告表示画面を表示するものとし、ユーザに対して警告を示すものとしている。すなわち、ユーザによってログインされるまでは、受信したリモートジョブの実行を行わずに待機するものとしている。そして、ログイン後、ユーザが適正なリモートジョブと判断した場合、当該リモートジョブを実行させ、発信元が特定できない等の不正なリモートジョブと判断した場合は、削除するものとする。これによって、リモート(外部)から受信されたリモートジョブによる不正な原稿の読取りを抑制することができる。
(変形例2)
変形例2に係るMFPについて、上述の変形例1に係るMFP1aの動作と相違する点を中心に説明する。なお、本変形例に係るMFPのハードウェア構成は、上述の第1の実施形態に係るMFP1のハードウェア構成と同様である。また、本変形例に係るMFPの機能ブロック構成は、上述の変形例1に係るMFP1aの機能ブロック構成と同様であるため、便宜上、本変形例に係るMFPについても「MFP1a」と称して説明するものとする。
<MFPの警告表示動作>
図12は、第1の実施形態の変形例2に係るMFPにおける警告表示動作の一例を示すフローチャートである。図12を参照しながら、本変形例に係るMFP1aにおける警告表示動作について説明する。なお、上述した図5に示す設定画面1010において、予め、リモートから原稿を読み取るためのリモートジョブが受信された場合に、警告表示画面を表示させるように設定されているものとする。
<<ステップS51>>
ユーザ(正規のユーザ)は、例えば、自分のPC等またはタブレット(例えば、図2に示すタブレット4)(モバイル端末の一例)から、MFP1aに対する読取り動作を含む動作を指令するリモートジョブ(例えば、リモートスキャンジョブ等)を発行する。当該リモートジョブは、アクセスポイント5またはネットワーク2を経由して、MFP1aの外部通信部127によって受信される。そして、ステップS52へ移行する。
<<ステップS52>>
認証部128は、外部通信部127によりリモートジョブが受信されると、当該リモートジョブを実行するためのIDを発行する。認証部128により発行されたIDは、ネットワーク2またはアクセスポイント5を経由して、ユーザのPCまたはタブレットに送信される。そして、ステップS53へ移行する。
<<ステップS53>>
ユーザは、読取り動作を伴う操作(例えば、スキャン操作)を行うため、MFP1aの原稿ガラスに原稿をセットする。そして、ステップS54へ移行する。
<<ステップS54>>
原稿検出部121は、原稿が原稿ガラスに置かれているか否かを確認(判定)する。原稿が原稿ガラスに置かれている場合(ステップS54:Yes)、ステップS55へ移行し、置かれていない場合(ステップS54:No)、原稿検出部121は、確認(判定)動作を継続する。
<<ステップS55>>
ユーザは、認証部128により発行されたIDを用いて、入力部111に対してログイン操作を行う。そして、ステップS56へ移行する。
<<ステップS56>>
認証部128は、MFP1aを利用しようとするユーザに対して認証を行う。具体的には、認証部128は、例えば、ユーザにより入力部111を介して入力された情報のうち、少なくとも発行したIDの情報が一致するか否かを判定し、一致する場合、当該ユーザにMFP1aへのログインを許可する。ログインが許可された場合(ログインOKの場合)(ステップS56:Yes)、ステップS57へ移行し、ログインが許可されない場合(ステップS56:No)、ステップS55へ戻り、ユーザはログイン操作をし直す。
<<ステップS57>>
ユーザにより原稿が原稿ガラスに置かれ、ログインが許可された時点で、警告判定部122は、警告判定を行う。具体的には、警告判定部122は、ログインが許可された時点で、リモート(外部)(ユーザによりモートジョブを発行したPC等またはタブレットを含む)から外部通信部127によって読取り処理のジョブを含むリモートジョブ(例えば、リモートスキャンジョブ等)が受信されているか否かを判定する。リモートジョブが受信された場合(ステップS57:Yes)、ステップS58へ移行し、リモートジョブが受信されていない場合(ステップS57:No)、ステップS62へ移行する。ただし、図12の場合、少なくともステップS51でユーザによるリモートジョブが発行されているので、ステップS57では、警告判定部122によりリモートジョブが受信されていることになる。
<<ステップS58>>
警告判定部122は、リモート(外部)(ユーザによりリモートジョブを発行したPC等またはタブレットを含む)から外部通信部127によって読取り処理のジョブを含むリモートジョブ(例えば、リモートスキャンジョブ等)が受信された場合、警告表示を行う。具体的には、警告判定部122は、例えば、表示部117に表示する警告表示画面(警告を示す情報の一例)に、リモートジョブの発行元(ユーザ自身のリモートジョブなのか、他人のリモートジョブなのか)を示す情報を表示させるものとしてもよい。また、この場合、表示制御部116は、警告表示画面の情報を、ネットワーク2またはアクセスポイント5を経由して、ユーザのPC等またはタブレット(モバイル端末の一例)に送信してその画面に当該警告表示画面を表示させるものとしてもよい。そして、ステップS59へ移行する。
<<ステップS59〜S61>>
ステップS59〜S61の動作は、上述の図10に示すステップS37〜S39の動作と同様である。そして、ステップS62へ移行する。
<<ステップS62>>
その後、ユーザは、原稿ガラスに置いた原稿の読取り動作を伴う自分のリモートジョブに対する実行操作(例えば、ステップS58と同様に表示される警告表示画面で、リモートジョブを削除しないという選択操作)を行うものとすればよい。なお、ステップS57の時点で、リモートジョブとして、ユーザのリモートジョブ、およびユーザ以外のリモートジョブのいずれが先に受信されているかは不明である。したがって、例えば、ユーザのリモートジョブが先に受信された場合、当該リモートジョブに対する処理が操作された後、ユーザ以外のリモートジョブに対する処理(例えば、警告表示画面において当該リモートジョブを削除する操作)を行うものとすればよい。そして、MFP1の警告表示動作が終了する。
以上のステップS51〜S62に示す流れによって、MFP1aの警告表示動作が行われる。
以上のように、本変形例に係るMFP1aは、原稿が原稿ガラスに置かれているときに、リモート(外部)(ユーザによりモートジョブを発行したPC等またはタブレットを含む)から読取り動作を含むリモートジョブ(リモートスキャンジョブおよびリモートFAXジョブ等)を受信した場合、ユーザがログインした時点で、表示部117に警告表示画面を表示するものとし、ユーザに対して警告を示すものとしている。すなわち、ユーザによってログインされるまでは、受信したリモートジョブの実行を行わずに待機するものとしている。そして、ログイン後、ユーザが適正なリモートジョブと判断した場合、当該リモートジョブを実行させ、発信元が特定できない等の不正なリモートジョブと判断した場合は、削除するものとする。これによって、リモート(外部)から受信されたリモートジョブによる不正な原稿の読取りを抑制することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態に係るMFPについて、第1の実施形態に係るMFP1と相違する点を中心に説明する。第1の実施形態では、MFP1の原稿ガラスに原稿が置かれているときに、リモートから読取り動作を含むリモートジョブを受信した場合に、警告表示画面を表示させるものとした。ただし、リモートから受信したリモートジョブはすべて不正なリモートジョブであるものとは限られず、当然、適正なリモートジョブである場合もある。本実施形態では、リモートから受信したリモートジョブが警告を要するジョブであるか否かを判定する動作を行うものとしている。なお、本実施形態に係るMFPのハードウェア構成は、上述の第1の実施形態に係るMFP1のハードウェア構成と同様である。
(MFPの機能ブロックの構成および動作)
図13は、第2の実施形態に係るMFPの機能ブロックの構成の一例を示す図である。図14は、外部からの定期的なリモートジョブの送信の動作を説明する図である。図15は、リモートジョブの発行元が信頼できる端末であることを説明する図である。図16は、リモートジョブを受信した場合における警告動作に関する設定を行うための警告設定画面の一例を示す図である。図13〜図16を参照しながら、本実施形態に係るMFP1bの機能ブロックの構成および動作について説明する。
図13に示すように、MFP1bは、例えば、ユーザの操作を受け付ける操作部11と、コピー機能、スキャナ機能、ファックス機能、およびプリンタ機能等の各種の画像形成機能を実現する本体12bと、を備える。なお、本実施形態に係るMFP1bの操作部11の動作は、上述の第1の実施形態に係るMFP1の操作部11の動作と同様である。
図13に示すように、MFP1bの本体12bは、原稿検出部121(検出部)と、警告判定部122と、読取処理部123と、警告設定部124と、装置間通信部125と、記憶部126と、外部通信部127(取得部)と、端末位置判定部129と、を有する。なお、上述の原稿検出部121、読取処理部123、装置間通信部125、記憶部126および外部通信部127の動作は、上述の第1の実施形態で説明した通りである。
端末位置判定部129は、リモートジョブを発行(送信)する端末の位置情報を、図15に示すように、外部通信部127を介して受信し、当該位置情報に基づいて当該端末の位置を判定する機能部である。なお、位置情報は、例えば、端末から発行されるリモートジョブに付加されて送信されるものとしてもよい。端末位置判定部129は、例えば、図3に示すCPU501で実行されるプログラムによって実現される。
警告判定部122は、操作パネル525上の操作(入力部111に対する操作)により発生したジョブではなく、リモート(外部)から外部通信部127によりリモートジョブが受信された場合に、警告表示を行うか否かを判定する機能部である。具体的には、警告判定部122は、例えば、受信されたリモートジョブがリモートから定期的に発行されたものか否か、当該リモートジョブが近距離無線通信で受信されたものか否か、および、当該リモートジョブの発行元(送信元)が信頼性のある発行元か否か等について判定を行う。すなわち、いずれの判定においても、リモートジョブを発行した発行元(送信元)が信頼性のある発行元であるか否かを判定していることになる。
ここで、受信されたリモートジョブがリモートから定期的に発行されたものか否かを判定するには、例えば、警告判定部122は、受信したリモートジョブの履歴を参照し、図14に示すように定期的にリモートスキャンジョブを受信している、または、定期的に記憶部126(または記憶部118)に記憶されたアドレス帳の情報が取得されている等によって判定するものとすればよい。この場合、警告判定部122は、受信されたリモートジョブがリモートから定期的に発行されたものと判定した場合、警告表示を行うものと判定する。なお、警告判定部122は、リモートから定期的にMFP1bの機器情報(用紙残量またはトナー残量等)が取得されている場合は、正規の端末がメンテナンス等のために情報を取得しているものと判断し、警告表示を行わないものと判定してもよい。
また、リモートジョブが近距離無線通信で受信されたものか否かを判定するには、例えば、警告判定部122は、図15に示すように、外部通信部127によって、Wifi−Direct(登録商標)、またはBluetooth(登録商標)等の無線通信規格に基づいてリモートジョブが受信された場合、リモートジョブが近距離無線通信で受信されたと判定するものとすればよい。また、警告判定部122は、端末位置判定部129により判定された端末の位置と、MFP1bの位置とを比較して近い距離にあると判定した場合、リモートジョブが近距離無線通信で受信されたと判定するものとすればよい。この場合、警告判定部122は、リモートジョブが近距離無線通信で受信したと判定した場合、リモートジョブを発行した端末がMFP1bの近距離に存在する信頼性のある端末(信頼性のあるユーザが使用する端末)であるものと判断し、警告表示を行わないものと判定する。
また、リモートジョブの発行元が信頼性のある発行元か否かを判定するには、例えば、警告判定部122は、図15に示すように、受信したリモートジョブに、ユーザ認証があることを示す認証トークン、または、正規の端末であることを証明するクライアント証明書等が付加されているか否かを判定するものすればよい。また、警告判定部122は、後述するように、警告設定部124により信頼性のある端末として設定(登録)された端末からのリモートジョブであるか否かを判定するものとすればよい。この場合、警告判定部122は、受信されたリモートジョブに認証トークンまたはクライアント証明書等が付加されている場合、または、警告設定部124により信頼性のある端末として設定(登録)された端末からのリモートジョブである場合、リモートジョブを発行した端末が信頼性のある端末(信頼性のあるユーザが使用する端末)であるものと判断し、警告表示を行わないものと判定する。
そして、例えば、警告判定部122は、受信されたリモートジョブがリモートから定期的に発行されていると判定した場合、図14に示す警告表示画面1023(警告を示す情報の一例)を表示部117に表示させる。図14に示す警告表示画面1023は、受信したリモートスキャンジョブに対して警告を表示する画面であり、当該リモートスキャンジョブを受信した旨を表示し、かつその削除(ブロック)を行うか否かを確認するための画面である。
警告判定部122は、例えば、図3に示すCPU501で実行されるプログラムによって実現される。
なお、上述の示した警告判定部122により行われる警告表示を行うか否かを判定態様は一例を示したものであり、上述の判定態様のすべてについて判定を行わなければならないわけではなく、少なくともいずれかの判定態様を採用するものとすればよい。
警告設定部124は、ユーザから入力部111に対する操作入力に従って、警告表示に関する設定を行う機能部である。具体的には、警告設定部124は、例えば、図16に示す設定画面1011を、表示部117に表示させる。図16に示す設定画面1011は、原稿(用紙)がセットされた状態で、リモートから当該原稿を読み取るためのリモートジョブが受信された場合に、警告表示画面を表示させるか否か(すなわち、警告判定部122に警告表示についての判定をさせるか否か)を設定する画面である。警告設定部124は、設定画面1011において「詳細設定」ボタンが押下されると、図16に示すように設定画面1012を表示させる。図16に示す設定画面1012は、近距離にある端末から受信されたリモートジョブについて警告表示を行うか否かの設定、および、リモートジョブを受信しても警告表示を行わない端末(ノード)の設定(登録)を行うための画面である。なお、設定画面1012で設定可能な詳細設定は、上述の内容に限定されるものではなく、その他の設定(例えば、信頼性のある近距離無線通信の規格についての設定等)が行えるものとしてもよい。
なお、図13に示す本体12bの原稿検出部121、警告判定部122、読取処理部123、警告設定部124、装置間通信部125、記憶部126、外部通信部127および端末位置判定部129は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図13に示す本体12bで独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図13に示す本体12bで1つの機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
また、本体12bの各機能部のうちソフトウェア(プログラム)で実現される機能部は、少なくともその一部が、FPGAまたはASIC等のハードウェア回路によって実現されてもよい。
(MFPの警告表示動作)
図17は、第2の実施形態に係るMFPにおける警告表示動作の一例を示すフローチャートである。図17を参照しながら、本実施形態に係るMFP1bにおける警告表示動作について説明する。なお、上述した図16に示す設定画面1011において、予め、リモートから原稿を読み取るためのリモートジョブが受信された場合に、警告判定部122に警告表示についての判定をさせるように設定されているものとする。
<ステップS71>
ユーザは、読取り動作を伴う操作(例えば、スキャン操作)を行うため、MFP1bの原稿ガラスに原稿をセットする。そして、ステップS72へ移行する。
<ステップS72>
原稿検出部121は、原稿が原稿ガラスに置かれているか否かを確認(判定)する。原稿が原稿ガラスに置かれている場合(ステップS72:Yes)、ステップS73へ移行し、置かれていない場合(ステップS72:No)、原稿検出部121は、確認(判定)動作を継続する。
<ステップS73>
原稿が原稿ガラスに置かれている場合、警告判定部122は、リモート(外部)から外部通信部127によって読取り処理のジョブを含むリモートジョブ(例えば、リモートスキャンジョブ等)が受信されたか否かを判定する。リモートジョブが受信された場合(ステップS73:Yes)、ステップS74へ移行し、リモートジョブが受信されていない場合(ステップS73:No)、ステップS80へ移行する。
<ステップS74>
外部通信部127によりリモートジョブが受信されている場合、警告判定部122は、警告表示を行うか否かの判定を行う。具体的には、警告判定部122は、例えば、受信されたリモートジョブがリモートから定期的に発行されたものか否か、当該リモートジョブが近距離無線通信で受信されたものか否か、および、当該リモートジョブの発行元が信頼性のある発行元か否か等について判定を行い、これらの結果により警告表示を行うか否かを判定する。そして、ステップS75へ移行する。
<ステップS75>
警告判定部122による判定の結果、受信されたリモートジョブについて警告表示すべきものである場合(ステップS75:Yes)、ステップS76へ移行し、警告表示すべきでない場合(ステップS75:No)、ステップS79へ移行する。
<ステップS76>
警告判定部122は、リモート(外部)から外部通信部127によって読取り処理のジョブを含むリモートジョブ(例えば、リモートスキャンジョブ等)について警告表示(例えば、図14に示した警告表示画面1023の表示部117への表示)を行う。そして、ステップS77へ移行する。
<ステップS77>
ユーザは、表示部117に表示された警告表示画面において、外部通信部127により受信されたリモートジョブが適正なジョブであるか否かを判断する。ユーザによってリモートジョブが不正なジョブであると判断され、警告表示画面においてジョブを削除する操作が選択された場合(ステップS77:Yes)、ステップS78へ移行する。一方、ユーザによって、リモートジョブが適正なジョブであると判断され、警告表示画面においてジョブを削除しない操作が選択された場合(ステップS77:No)、ステップS79へ移行する。
<ステップS78>
警告判定部122は、外部通信部127により受信されたリモートジョブが不正なジョブであるものとして削除する。そして、ステップS80へ移行する。
<ステップS79>
警告判定部122は、外部通信部127により受信されたリモートジョブが適正なジョブであるものとして、エンジン部507に読取り動作(スキャン動作)を含む当該ジョブを実行させる。そして、ステップS80へ移行する。
<ステップS80>
その後、ユーザは、原稿ガラスに置いた原稿の読取り動作を伴う自分のジョブに対する実行操作を行うものとすればよい。そして、MFP1bの警告表示動作が終了する。
以上のステップS71〜S80に示す流れによって、MFP1bの警告表示動作が行われる。
以上のように、本実施形態に係るMFP1bは、原稿が原稿ガラスに置かれているときに、リモート(外部)から読取り動作を含むリモートジョブ(リモートスキャンジョブおよびリモートFAXジョブ等)を受信した場合、当該リモートジョブに対して警告表示を行うか否かを判定し、警告表示を行うべきと判定した場合に、表示部117に警告表示画面を表示するものとし、ユーザに対して警告を示すものとしている。例えば、MFP1bの警告判定部122は、受信されたリモートジョブがリモートから定期的に発行されたものか否か、当該リモートジョブが近距離無線通信で受信されたものか否か、および、当該リモートジョブの発行元が信頼性のある発行元か否か等について判定を行い、これらの結果により警告表示を行うか否かを判定する。これによって、リモート(外部)から受信されたリモートジョブによる不正な原稿の読取りを抑制することができる。また、受信したリモートジョブすべてについて警告表示を行うのではなく、警告表示を行う必要がないと判定した場合、警告表示は行わずリモートジョブを実行するものとしているので、MFP1bの利便性を向上させることができる。
(変形例)
変形例に係るMFPについて、上述の第2の実施形態に係るMFP1bと相違する点を中心に説明する。なお、本変形例に係るMFPのハードウェア構成は、上述の第1の実施形態に係るMFP1のハードウェア構成と同様である。
<MFPの機能ブロックの構成および動作>
図18は、第2の実施形態の変形例に係るMFPの機能ブロックの構成の一例を示す図である。図18を参照しながら、本変形例に係るMFP1cの機能ブロックの構成および動作について説明する。
図18に示すように、MFP1cは、例えば、ユーザの操作を受け付ける操作部11と、コピー機能、スキャナ機能、ファックス機能、およびプリンタ機能等の各種の画像形成機能を実現する本体12cと、を備える。なお、本変形例に係るMFP1cの操作部11の動作は、上述の第2の実施形態に係るMFP1bの操作部11の動作と同様である。
図18に示すように、MFP1cの本体12cは、原稿検出部121(検出部)と、警告判定部122と、読取処理部123と、警告設定部124と、装置間通信部125と、記憶部126と、外部通信部127(取得部)と、認証部128と、端末位置判定部129と、を有する。なお、上述の原稿検出部121、警告判定部122、読取処理部123、警告設定部124、装置間通信部125、記憶部126、外部通信部127および端末位置判定部129の動作は、上述の第2の実施形態で説明した通りである。また、上述の認証部128の動作は、上述の第1の実施形態の変形例1で説明した通りである。上述の第2の実施形態に係る本体12bとの相違点は、認証部128を有する部分である。
なお、図18に示す本体12cの原稿検出部121、警告判定部122、読取処理部123、警告設定部124、装置間通信部125、記憶部126、外部通信部127、認証部128および端末位置判定部129は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図18に示す本体12cで独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図18に示す本体12cで1つの機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
また、本体12cの各機能部のうちソフトウェア(プログラム)で実現される機能部は、少なくともその一部が、FPGAまたはASIC等のハードウェア回路によって実現されてもよい。
<MFPの警告表示動作>
図19は、第2の実施形態に係るMFPにおける警告表示動作の一例を示すフローチャートである。図19を参照しながら、本変形例に係るMFP1cにおける警告表示動作について説明する。なお、上述した図16に示す設定画面1011において、予め、リモートから原稿を読み取るためのリモートジョブが受信された場合に、警告判定部122に警告表示についての判定をさせるように設定されているものとする。
<<ステップS91>>
ユーザは、読取り動作を伴う操作(例えば、スキャン操作)を行うため、MFP1cの原稿ガラスに原稿をセットする。そして、ステップS92へ移行する。
<<ステップS92>>
原稿検出部121は、原稿が原稿ガラスに置かれているか否かを確認(判定)する。原稿が原稿ガラスに置かれている場合(ステップS92:Yes)、ステップS93へ移行し、置かれていない場合(ステップS92:No)、原稿検出部121は、確認(判定)動作を継続する。
<<ステップS93>>
ユーザは、入力部111に対してログイン操作(例えば、ユーザIDおよびパスワードの入力操作)を行う。例えば、ユーザは、上述の図11に示すように、表示部117に表示されたログイン画面1030を介して、ユーザIDおよびパスワードを入力する。そして、ステップS94へ移行する。
<<ステップS94>>
認証部128は、MFP1cを利用しようとするユーザに対して認証を行う。具体的には、認証部128は、例えば、ユーザにより入力部111を介して入力されたユーザIDおよびパスワードが、記憶部118(または、記憶部126)に記憶された、使用許可を与えるユーザ情報と一致するか否かを判定し、一致する場合、当該ユーザにMFP1cへのログインを許可する。ログインが許可された場合(ログインOKの場合)(ステップS94:Yes)、ステップS95へ移行し、ログインが許可されない場合(ステップS94:No)、ステップS93へ戻り、ユーザはログイン操作をし直す。
<<ステップS95>>
ユーザにより原稿が原稿ガラスに置かれ、ログインが許可された時点で、警告判定部122は、リモート(外部)から外部通信部127によって読取り処理のジョブを含むリモートジョブ(例えば、リモートスキャンジョブ等)が受信されたか否かを判定する。リモートジョブが受信された場合(ステップS95:Yes)、ステップS96へ移行し、リモートジョブが受信されていない場合(ステップS95:No)、ステップS102へ移行する。
<<ステップS96>>
外部通信部127によりリモートジョブが受信されている場合、警告判定部122は、警告表示を行うか否かの判定を行う。具体的には、警告判定部122は、例えば、受信されたリモートジョブがリモートから定期的に発行されたものか否か、当該リモートジョブが近距離無線通信で受信されたものか否か、および、当該リモートジョブの発行元が信頼性のある発行元か否か等について判定を行い、これらの結果により警告表示を行うか否かを判定する。そして、ステップS97へ移行する。
<<ステップS97>>
警告判定部122による判定の結果、受信されたリモートジョブについて警告表示すべきものである場合(ステップS97:Yes)、ステップS98へ移行し、警告表示すべきでない場合(ステップS97:No)、ステップS101へ移行する。
<<ステップS98>>
警告判定部122は、リモート(外部)から外部通信部127によって読取り処理のジョブを含むリモートジョブ(例えば、リモートスキャンジョブ等)について警告表示(例えば、上述の図14に示した警告表示画面1023の表示部117への表示)を行う。そして、ステップS99へ移行する。
<<ステップS99>>
ユーザは、表示部117に表示された警告表示画面において、外部通信部127により受信されたリモートジョブが適正なジョブであるか否かを判断する。ユーザによってリモートジョブが不正なジョブであると判断され、警告表示画面においてジョブを削除する操作が選択された場合(ステップS99:Yes)、ステップS100へ移行する。一方、ユーザによって、リモートジョブが適正なジョブであると判断され、警告表示画面においてジョブを削除しない操作が選択された場合(ステップS99:No)、ステップS101へ移行する。
<<ステップS100>>
警告判定部122は、外部通信部127により受信されたリモートジョブが不正なジョブであるものとして削除する。そして、ステップS102へ移行する。
<<ステップS101>>
警告判定部122は、外部通信部127により受信されたリモートジョブが適正なジョブであるものとして、エンジン部507に読取り動作(スキャン動作)を含む当該ジョブを実行させる。そして、ステップS102へ移行する。
<<ステップS102>>
その後、ユーザは、原稿ガラスに置いた原稿の読取り動作を伴う自分のジョブに対する実行操作を行うものとすればよい。そして、MFP1cの警告表示動作が終了する。
以上のステップS91〜S102に示す流れによって、MFP1bの警告表示動作が行われる。
以上のように、本実施形態に係るMFP1cは、原稿が原稿ガラスに置かれているときに、リモート(外部)から読取り動作を含むリモートジョブ(リモートスキャンジョブ等)を受信している場合、ユーザがログインした時点で、当該リモートジョブに対して警告表示を行うか否かを判定し、警告表示を行うべきと判定した場合に、表示部117に警告表示画面を表示するものとし、ユーザに対して警告を示すものとしている。例えば、MFP1cの警告判定部122は、受信されたリモートジョブがリモートから定期的に発行されたものか否か、当該リモートジョブが近距離無線通信で受信されたものか否か、および、当該リモートジョブの発行元が信頼性のある発行元か否か等について判定を行い、これらの結果により警告表示を行うか否かを判定する。これによって、リモート(外部)から受信されたリモートジョブによる不正な原稿の読取りを抑制することができる。また、受信したリモートジョブすべてについて警告表示を行うのではなく、警告表示を行う必要がないと判定した場合、警告表示は行わずリモートジョブを実行するものとしているので、MFP1cの利便性を向上させることができる。
なお、ユーザがMFP1cにログインする場合は、上述の第1の実施形態の変形例2(図12参照)で説明したように、(正規の)ユーザのリモートジョブに対して発行されたIDを用いるものとしてもよい。
なお、上述の各実施形態および各変形例では、操作部11および本体12、12a〜12cは、別々のOSで動作してもよく、同じOSで動作する形態であってもよい。
また、上述の各実施形態および各変形例において、MFP1、1a〜1cの各機能部の少なくともいずれかがプログラムの実行によって実現される場合、そのプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。また、上述の各実施形態および各変形例において、MFP1、1a〜1cで実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD−R(Compact Disk−Recordable)、またはDVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。また、上述の各実施形態および各変形例において、MFP1、1a〜1cで実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の各実施形態および各変形例において、MFP1、1a〜1cで実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、上述の各実施形態および各変形例において、MFP1、1a〜1cで実行されるプログラムは、上述した各機能部のうち少なくともいずれかを含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU501またはCPU521が上述の記憶装置(例えば、ROM502、ROM522、ストレージ504、フラッシュメモリ524等)からプログラムを読み出して実行することにより、上述の各機能部が主記憶装置(例えば、RAM503、RAM523等)上にロードされて生成されるようになっている。
1、1a〜1c MFP
2 ネットワーク
3 情報端末
4 タブレット
5 アクセスポイント
11 操作部
12、12a〜12c 本体
50 ユーザ
70 MFP
111 入力部
112 装置間通信部
113 スキャナアプリ
114 コピーアプリ
115 FAXアプリ
116 表示制御部
117 表示部
118 記憶部
121 原稿検出部
122 警告判定部
123 読取処理部
124 警告設定部
125 装置間通信部
126 記憶部
127 外部通信部
128 認証部
129 端末位置判定部
501 CPU
502 ROM
503 RAM
504 ストレージ
505 通信I/F
506 接続I/F
507 エンジン部
508 原稿検出部
509 システムバス
521 CPU
522 ROM
523 RAM
524 フラッシュメモリ
525 操作パネル
526 接続I/F
527 外部接続I/F
528 システムバス
530 通信路
1000 警告表示画面
1010〜1012 設定画面
1020〜1023 警告表示画面
1030 ログイン画面
特開2014−131129号公報

Claims (10)

  1. 外部から、原稿の読取り動作の要求を含むリモートジョブを取得する取得部と、
    前記取得部により前記リモートジョブが取得された場合、該リモートジョブに対する警告を示す情報を表示部に表示させるか否かを判定する警告判定部と、
    前記警告判定部により前記表示部に前記警告を示す情報を表示すると判定された場合、該警告を示す情報を前記表示部に表示する表示制御部と、
    を備えた画像処理装置。
  2. 前記原稿が、読取り動作が行われる載置台に置かれているか否かを検出する検出部を、さらに備え、
    前記警告判定部は、前記検出部により前記原稿が前記載置台に置かれていることが検出されている状態、かつ、前記取得部により前記リモートジョブが取得されている場合に、前記警告を示す情報を前記表示部に表示させるか否かを判定する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記警告判定部は、前記取得部により前記リモートジョブが取得された場合、該リモートジョブに対する前記警告を示す情報を前記表示部に表示させると判定する請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記警告判定部は、
    前記リモートジョブの送信元について信頼性があるか否かを判定し、
    前記送信元について信頼性がないと判定した場合、前記リモートジョブに対する前記警告を示す情報を前記表示部に表示すると判定する請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記警告判定部は、前記送信元について信頼性があると判定した場合、前記リモートジョブに対する前記警告を示す情報を前記表示部に表示しないと判定する請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 入力部から入力されたユーザの認証情報に基づいて前記ユーザにログインの許可を与える認証部を、さらに備え、
    前記警告判定部は、前記認証部により前記ユーザのログインが許可された後、前記取得部により前記リモートジョブが取得されている場合、前記警告を示す情報を前記表示部に表示させるか否かを判定する請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記表示部は、無線通信機能を有するモバイル端末であり、
    前記警告判定部は、前記モバイル端末からリモートジョブが送信されている場合であって、前記警告を示す情報を表示すると判定した場合、該警告を示す情報を前記モバイル端末に表示させるために該モバイル端末へ送信する請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記表示部と、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像処理装置と、
    を備えた画像処理システム。
  9. 外部から、原稿の読取り動作の要求を含むリモートジョブを取得する取得ステップと、
    前記リモートジョブを取得した場合、該リモートジョブに対する警告を示す情報を表示部に表示させるか否かを判定する警告判定ステップと、
    前記表示部に前記警告を示す情報を表示すると判定した場合、該警告を示す情報を前記表示部に表示する表示制御ステップと、
    を有する画像処理方法。
  10. コンピュータに、
    外部から、原稿の読取り動作の要求を含むリモートジョブを取得する取得ステップと、
    前記リモートジョブを取得した場合、該リモートジョブに対する警告を示す情報を表示部に表示させるか否かを判定する警告判定ステップと、
    前記表示部に前記警告を示す情報を表示すると判定した場合、該警告を示す情報を前記表示部に表示する表示制御ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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