JPH11298051A - 熱電素子の製造方法 - Google Patents

熱電素子の製造方法

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JPH11298051A
JPH11298051A JP10106252A JP10625298A JPH11298051A JP H11298051 A JPH11298051 A JP H11298051A JP 10106252 A JP10106252 A JP 10106252A JP 10625298 A JP10625298 A JP 10625298A JP H11298051 A JPH11298051 A JP H11298051A
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JP
Japan
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block
thermoelectric semiconductor
type thermoelectric
fitting
forming
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JP10106252A
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English (en)
Inventor
Shigeru Watanabe
渡辺  滋
Hisato Hiraishi
久人 平石
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腕時計などの小型携帯型電子機器で利用可能
な、小型で高い出力電圧の熱電素子の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 n型とp型の熱電半導体にそれぞれ細か
いピッチで細い溝加工を施しn型溝入ブロック21とp
型溝入ブロック22を形成する。この加工部同志を垂直
にはめ合わせてから接着層62で固着一体化する。つぎ
にこの一体化ブロック3に対し前記溝と直角方向に新た
に細かいピッチで細い溝加工を施し、この溝を絶縁樹脂
で埋める。最後に基台を削り、露出したn型とp型の熱
電半導体素片間を電極で直列接続して熱電素子を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は熱電発電に用いる
熱電素子の製造方法であり、とくに、小型でかつ多数の
熱電対で構成される熱電素子の製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】熱電対はその両端に温度差を与えること
により電圧を発生する。この電圧を電気エネルギーとし
て利用するのが熱電発電である。
【0003】熱電発電によれば、熱エネルギーから電気
エネルギーへの変換が直接できるため、廃熱利用に代表
されるような熱エネルギーの有効的な利用法として注目
されている。
【0004】さらに、熱電素子は構造が簡単で他の発電
機に比べて小型化に有利な条件を備え、酸化還元電池の
ように電解液の漏洩や消耗の問題もないことから、電子
式の腕時計などの携帯型電子機器への応用も期待され
る。
【0005】この熱電素子の一般的な構造およびその製
造方法としては、たとえば特開昭63−20880号公
報あるいは特開平8−43555号公報に開示されてい
る。すなわち熱電素子は、多数の熱電対が平面的に形成
されるようにp型とn型の熱電半導体(それぞれおおむ
ね柱状)を規則的に配置し、これらの熱電対は電気的に
直列接続したものである。
【0006】熱電対を平面的に設けることで熱電素子は
板状となり、その表と裏とはそれぞれ熱電対の温接点が
位置する面と冷接点が位置する面とになる。そして、熱
電素子の発電は板状の素子の表裏の温度差によって行わ
れる。
【0007】ところで、現在性能指数が最も高いと言わ
れているBiTe系材料を用いた熱電対の出力電圧は1
対あたり400μV/℃ほどである。
【0008】携帯型電子機器は通常、室温近辺で使用さ
れるため、機器の内部での温度差はあまり期待できな
い。たとえば腕時計の場合、体温と外気温とにより生じ
る時計内部での温度差はせいぜい2℃である。
【0009】したがって、時計駆動に必要な1.5V以
上の電圧を得るためには、おおよそ2000対以上のB
iTe系の熱電対が必要となる。
【0010】さらに腕時計の場合、元々の内容積が小さ
い上に機械部品や電気回路部品を収納しなくてはなら
ず、熱電素子そのものは非常に小さいことが必須条件で
ある。
【0011】このように熱電対の数が多くかつ小型の熱
電素子の製造方法は、前述の特開昭63−20880号
公報に開示された製造方法によれば、まず薄板状のp型
とn型の熱電半導体をそれぞれの間に絶縁物質を挟みな
がら次々に接合する。
【0012】続いて、この接合体を薄板状熱電半導体を
並べた方向に溝入れする。この溝は細かい間隔で多数形
成するので、熱電対が一次元に配列された熱電堆が数多
く得られる。これらの熱電対同志を電気的に直列接続し
て熱電素子を完成する。
【0013】また、特開平8−43555号公報に開示
された方法によれば、板状のp型とn型の熱電半導体を
別々の基板に接合した上で、それぞれの熱電半導体に縦
方向と横方向とに細かい間隔で多数の溝入れ加工を行な
う。
【0014】この溝入れ加工により基板上に柱状の熱電
半導体が規則的に立った、剣山的な形状のものができ
る。この剣山状のもののn型とp型の2つを準備し、柱
状の熱電半導体が互いに間にはいり合うように組み合わ
せ、絶縁性物質を熱電半導体間に充填する。
【0015】最後に前記基板を除去し、熱電対同志を電
気的に直列接続して熱電素子を完成する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の熱電素子の製造方法によると、熱電半導体材料そのも
のが非常に脆いために、薄板状の熱電半導体を形成しそ
れを一つずつ接合していく工程や、あるいは溝入れ加工
により剣山状にする工程などで、熱電半導体材料の破損
が起こりやすいという問題がある。
【0017】とくに、腕時計内に収容可能な小型の熱電
素子に2000対以上という多数の熱電対を形成しよう
とすると、薄板状熱電半導体の厚さ、あるいは柱状の熱
電半導体の太さを100μm程度以下とする必要があ
り、上記の脆弱性の問題はきわめて深刻となる。
【0018】[発明の目的]本発明の目的はかかる問題
を解決し、小型でかつ出力電圧を大きくするために多数
の熱電対を有する熱電素子を、容易かつ効率よく製造す
る方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の熱電素子の製造方法においては、下記の製
造方法を採用する。
【0020】本発明の熱電素子の製造方法においては、
n型熱電半導体ブロックおよびp型熱電半導体ブロック
のそれぞれに第1の溝加工を施し複数の隔壁と基台とを
形成する工程と、n型熱電半導体ブロックとp型熱電半
導体ブロックを両者の基台同士がほぼ垂直に位置するよ
うに第1の溝加工面で互いに嵌合する工程と、嵌合部の
空隙に接着層を形成しn型熱電半導体ブロックとp型熱
電半導体ブロックを固着し一体化ブロックとする工程
と、一体化ブロックに第1の溝加工と交差する第2の溝
加工を施す工程と、第2の溝加工部に絶縁樹脂層を形成
する工程と、一体化ブロックに含まれる基台部分を除去
することによりn型熱電半導体素子片とp型熱電半導体
素片を形成する工程と、n型とp型熱電半導体素片を直
列的に接続する電極を形成する工程とを有する。
【0021】また本発明の熱電素子の製造方法において
は、n型熱電半導体ブロックとベースとを固着したn型
熱電半導体複合ブロックおよびp型熱電半導体ブロック
とベースとを固着したp型熱電半導体複合ブロックのそ
れぞれに第1の溝加工を施し複数の隔壁を形成する工程
と、n型熱電半導体ブロックとp型熱電半導体ブロック
を両者の基台同士がほぼ垂直に位置するように第1の溝
加工面で互いに嵌合する工程と、嵌合部の空隙に接着層
を形成しn型熱電半導体ブロックとp型熱電半導体複合
ブロックを固着し一体化ブロックとする工程と、一体化
ブロックに第1の溝加工と交差する第2の溝加工を施す
工程と、第2の溝加工部に絶縁樹脂層を形成する工程
と、一体化ブロックに含まれるベース部分を除去しn型
熱電半導体素子片とp型熱電半導体素片を形成する工程
と、n型とp型熱電半導体素片を直列的に接続する電極
を形成する工程とを有する。
【0022】さらに本発明の熱電素子の製造方法におい
ては、n型熱電半導体ブロックおよびp型熱電半導体ブ
ロックのそれぞれに第1の溝加工を施し複数の隔壁と基
台とを形成する工程と、n型熱電半導体ブロックとp型
熱電半導体ブロックを両者の基台同士がほぼ垂直に位置
するように第1の溝加工面で互いに嵌合する工程と、第
1の嵌合工程による嵌合部の空隙に接着層を形成しn型
熱電半導体ブロックとp型熱電半導体ブロックを固着し
一体化ブロックとする工程と、一体化ブロックに第1の
溝加工と交差する第2の溝加工を施し溝入り一体化ブロ
ックとする工程と、2つの溝入り一体化ブロックを第2
の溝加工面で互いに嵌合し組み合わせる第2の嵌合工程
と、第2の嵌合工程による嵌合部の空隙に絶縁樹脂層を
形成し前記2つの溝入りブロックを固着し二重一体化ブ
ロックとする工程と、二重一体化ブロックに含まれる基
台部分を除去しn型熱電半導体素子片とp型熱電半導体
素片を形成する工程と、n型とp型熱電半導体素片を直
列的に接続する電極を形成する工程とを有する。
【0023】また本発明の熱電素子の製造方法において
は、n型熱電半導体ブロックとベースとを固着したn型
熱電半導体複合ブロックおよびp型熱電半導体ブロック
とベースとを固着したp型熱電半導体複合ブロックのそ
れぞれに第1の溝加工を施し複数の隔壁を形成する工程
と、n型熱電半導体ブロックとp型熱電半導体ブロック
を両者の基台同士がほぼ垂直に位置するように第1の溝
加工面で互いに嵌合する工程と、第1の嵌合工程による
嵌合部の空隙に接着層を形成しn型熱電半導体ブロック
とp型熱電半導体複合ブロックを固着し一体化ブロック
とする工程と、一体化ブロックに第1の溝加工と交差す
る第2の溝加工を施し溝入り一体化ブロックとする工程
と、2つの溝入り一体化ブロックを溝加工面で互いに嵌
合し組み合わせる第2の嵌合工程と、第2の嵌合工程に
よる嵌合部の空隙に絶縁樹脂層を形成し前記2つの溝入
りブロックを固着し二重一体化ブロックとする工程と、
二重一体化ブロックに含まれるベース部分を除去しn型
熱電半導体素子片とp型熱電半導体素片を形成する工程
と、n型とp型熱電半導体素片を直列的に接続する電極
を形成する工程とを有する。
【0024】[作用]本発明の熱電素子の製造方法にお
いては、熱電半導体ブロックの溝加工により熱電半導体
材料の隔壁が整然と配列して残る。このような隔壁は個
々には非常に脆いものである、しかしこれらを一体とし
て扱い、嵌合工程により安定したブロックを改めて形成
する工程をとることで、多数の熱電半導体素片で構成さ
れた小型の熱電素子を容易かつ効率的に得ることができ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の最適
な実施形態における熱電素子の製造方法を詳しく説明す
る。
【0026】〔第1の製造方法:図1〜図8〕まずはじ
めに、本発明の実施の形態における第1の熱電素子の製
造方法を図1〜図8に示す。
【0027】はじめに、図1のように、n型熱電半導体
ブロック1とp型熱電半導体ブロック2とを用意する。
【0028】続いて図2の工程では、n型熱電半導体ブ
ロック1に縦溝26を形成し、縦隔壁27を残してn型
溝入りブロック21とする。同様に、p型熱電半導体ブ
ロック2からp型溝入りブロック22を形成するが、こ
のとき、n型溝入りブロック21とp型溝入りブロック
22とで、縦溝26のピッチを同一にし、かつ、一方の
ブロックの縦溝26幅が他方のブロックの縦隔壁27幅
よりも大きくなるようにする。
【0029】縦溝26の加工はダイシングソーを用いた
研削加工や、ワーヤーソーによる研磨加工により行う。
【0030】本製造方法ではn型熱電半導体ブロック1
としてBiTeSeの焼結体、p型熱電半導体ブロック
2としてBiTeSbの焼結体を用い、大きさはともに
10mm×3mm×4mmとした。
【0031】そして、それぞれのブロックには深さが3
mm(外形の4mmを厚さ方向とする)、ピッチ120
μm、幅70μmの縦溝26をワイヤーソーによって形
成した。当然ながらこのときの縦隔壁27幅は50μm
となり、縦溝26幅の方が大きくなる。
【0032】図3の工程では、図2に示したn型溝入り
ブロック21とp型溝入りブロック22で、互いに縦溝
26に相手の縦隔壁27を挿入し合って組み合わせて一
体化する。このとき、n型溝入ブロック21の基台25
と、p型溝入ブロック22の基台25とが互いにほぼ垂
直になるように組み合わせる。ただし、精密な垂直度は
ここでは必要としない。組み合わせた2つのブロックは
嵌合部に接着層62を設けて固着することで、第1の一
体化ブロック3とする。
【0033】第1の一体化ブロック3を作製するときの
接着で注意すべき点は、接着層62には2つのブロック
の接合以外に、n型溝入りブロック21とp型溝入りブ
ロック22との間の電気的絶縁性を確保する働きをも持
たせなければならないことにある。
【0034】たとえば、ワイヤーソーのような研磨加工
によって縦溝26の内壁が非常に平滑に加工できた場合
には、単に流動性の高い接着剤中に固着前の一体ブロッ
ク3を部分的に浸漬し、毛管現象により接着剤を縦溝2
6と縦隔壁27との隙間に充填すれば絶縁性は確保でき
る。
【0035】一方、縦溝26の内壁がやや粗面となった
場合には、確実に絶縁性を保つために、図6または図7
で示した断面構造を提供するような製造方法が好まし
い。
【0036】図6はn型溝入りブロック21の縦溝内壁
に絶縁膜61を形成し、これをp型溝入ブロック22と
組み合わせる。続いて、接着剤を前記のように、毛管現
象を利用して充填し硬化させて接着層62とし、第1の
一体化ブロック3を完成するものである。
【0037】絶縁膜61としては、酸化シリコンや酸化
アルミニウム、窒化シリコンなどの無機膜、あるいはポ
リイミドなどの有機膜のいずれをも用いることができ
る。なお、絶縁膜61はp型溝入りブロック22の縦溝
内壁側に形成してもよい。さらに、n型、p型溝入りブ
ロック21、22の双方の縦溝内壁に形成すれば、一層
確実に絶縁性の確保ができる。
【0038】図7は絶縁性スペーサー71を分散させた
接着剤を用いて第1の一体化ブロック3を作製する方法
を示した図である。たとえば絶縁性スペーサー71とし
て平均粒径8μmの球形のガラスビーズをエポキシ接着
剤に5重量%添加する。この結果、ガラスビーズは接着
層62にほぼ均一に分散され、n型溝入りブロック21
とp型溝入りブロック22とはこのガラスビーズにより
空間的に強制的に隔てられ、電気的な絶縁も確保される
ことになる。
【0039】このように図3において完成した第1の一
体化ブロック3は、つぎに図4で示した再度の溝加工工
程によって横溝46を形成し、第1の溝入り一体化ブロ
ック43にする。横溝46の加工は図2での縦溝26の
工程と同様に実施し、残った部分が横隔壁47となる。
なお、本工程での横溝46は縦溝26に交差した方向に
形成するもので、一般的には図4に示したとおり直交さ
せるのが最適である。
【0040】横溝46は図4のように第1の一体化ブロ
ック3に含まれるn型熱電半導体の加工面29から形成
しても、これとは垂直に側面28から形成してもよい。
横溝46の深さは、第1の一体化ブロック3でのn型熱
電半導体とp型熱電半導体の縦溝26や縦隔壁27の嵌
合部を切断する箇所まで形成することが好ましい。
【0041】また横溝46を形成する際、図4のように
嵌合されていないp型熱電半導体の基台25部分は同時
に切り落とされることになる。また、横溝46をn型熱
電半導体の側面29から形成する場合は、n型熱電半導
体の基台25部分が切り落とされる。
【0042】横溝46の幅は縦溝26とは異なり、なる
べく細くするのがよい。これはつぎの工程でわかるとお
り、熱電素子としての発電能力に寄与するのは横隔壁4
7の部分であり、横溝46の領域をできるだけ小さくす
るのが素子性能面から好ましいからである。
【0043】したがって、本製造方法ではピッチ120
μm、幅40μm、深さ3mmの横溝46を形成した。
なお、溝幅40μmはワイヤーソー加工での細幅として
のほぼ限界値である。
【0044】図4の工程に続いて、横溝46に絶縁性の
樹脂を充填し、硬化して絶縁樹脂層54を形成する。こ
のとき、充填する樹脂は図3に示した嵌合部に充填する
接着層62と機能的には同様な働きをするため、一般的
には同じ材料を用いる。そこでここでは接着層62も含
めて絶縁樹脂層54とした。
【0045】絶縁樹脂層54で固めた第1の溝入り一体
化ブロック43は、残っているn型熱電半導体またはp
型熱電半導体の基台25部分を研磨あるいは研削で除去
し、n型熱電半導体とp型熱電半体の縦溝26と縦隔壁
27との嵌合部を残すように仕上げる。このとき多少は
嵌合部分まで除去してもよい。こうして図5の第1の熱
電素子ブロック53を得た。
【0046】最後に、図5に示したn型熱電半導体素片
51とp型熱電半導体素片52とを電気的に直列に接続
して、図8の熱電素子80を完成した。
【0047】図8は図5の第1の熱電素子ブロック53
を真上から見た平面図に対応し、図8での上面側と下面
側とに電極を形成して熱電半導体素片間を電気的に接続
してある。
【0048】電極は、第1の熱電素子ブロック53の上
面に形成した上面電極81a、81b、と第1の熱電素
子ブロック53の下面に形成した下面電極82a、82
b、83、84よりなる。これらの電極はいずれも第1
の熱電素子ブロック53の上面と下面とに金(Au)膜
を真空蒸着法、スパッタリング法、無電解メッキ法など
により形成し、フォトリソグラフィー技術によってその
金膜をパターンニングして形成する。
【0049】なお、電極を形成する上面と下面とが、前
記のような研削だけでは表面粗さとして問題となる場
合、ラッピング法などでより平滑な表面とするのもよ
く、断線などの不良を防止できる。
【0050】図8の各種の電極の機能は、上面電極81
aと下面電極82aが隣り合ったn型熱電半導体素片5
1とp型熱電半導体素片52とを直列に接続し、多数の
熱電対を形成する電極である。また、上面電極81bと
下面電極82bとは熱電素子80の周縁部で必要な電極
で、無駄な意味はあるがn型またはp型の熱電半導体素
片を並列に接続している。下面電極83、84は外部へ
の電圧取り出し電極である。
【0051】電極としては、金膜だけでなく他の金属
膜、たとえば、Cu膜や、Al膜や、Ni膜や、Fe膜
なども利用できる。また、形成方法も、印刷法やマスク
蒸着法、あるいはガラスや金属酸化物などの表面が絶縁
性の板状材料にあらかじめ電極をパターンングしてお
き、それを板状材料ごと張り付けるなどの方法も用いる
ことができる。
【0052】本製造方法によれば、図2あるいは図4の
工程において、熱電半導体材料の非常に薄い縦隔壁27
や横隔壁47を形成することにはなる。しかし、従来例
の特開昭63−20880号公報と比較すると、隔壁は
きわめて薄くて脆いものの一体のブロックとなってお
り、個々の隔壁を持って移動したり重ねるなどの微妙な
操作をする必要がなく、残っている基台25を狭持する
などによりブロック全体として操作すればよい点で全く
異なる。
【0053】また、従来例の特開平8−43555号公
報の場合には一体のブロックが示されているが、熱電半
導体を柱状に加工しているために、依然脆さの問題が深
刻で製造は困難を極める。これに対して、本発明の製造
方法によれば、隔壁状態での一体のブロックを用いた製
造方法であり、脆性材である熱電半導体材料の微細加工
や組立てが容易にできるのである。
【0054】〔第2の製造方法:図9および図10〕つ
づいて本発明における第2の熱電素子の製造方法を、図
9および図10を用いて説明する。
【0055】ここでは、まず、図9のようにn型熱電半
導体ブロック1とベース90とを接合したn型熱電半導
体複合ブロック91、およびp型熱電半導体ブロック2
とベース90とを接合したp型熱電半導体複合ブロック
92とを用意する。
【0056】各熱電半導体ブロック1、2とベース90
との接合は、接着剤またはワックスにより行う。また、
ベース90としてはガラス、セラミックス、プラスチッ
ク、金属など、ある程度の硬度を有する材料ならば何れ
でも用いることができる。
【0057】続いて、図面は省略したが、これらの熱電
半導体複合ブロック91、92について熱電半導体ブロ
ック1、2の部分に、図2と同様の縦溝形成を行う。縦
溝のピッチと幅については図2において説明したとおり
であるが、深さについてはおおむね熱電半導体ブロック
1または2とベース90との界面付近までとする。すな
わち、この界面の少し手前まで、あるいはちょうど界面
まで、あるいは少しベース90に切り込むまでのいずれ
かを状況により選択する。
【0058】図10はn型とp型の熱電半導体複合ブロ
ック91、92に縦溝形成をした2つのブロックを図3
と同様に一体化して第2の一体化ブロック103とした
ものである。
【0059】これに引き続いて、図面は省略したが、図
4、5において説明したと同様の工程を経て、図5で示
したと同じ第1の熱電素子ブロック53が得られる。
【0060】本製造方法によれば、ベース90が第1の
製造方法の基台25に機能的に相当するものであり、別
の材料を使うことで第1の製造方法と比べて熱電半導体
材料の利用効率が大幅に向上するという利点がある。
【0061】上記の第1および第2の製造方法によって
形成した熱電素子は、外形3mm×10mmにおいて約
2000対の熱電対が含まれている。この熱電素子に温
度差2℃を与えたところ、約1.6Vの電圧が得られ
た。
【0062】〔第3の製造方法:図11〜図14〕つぎ
に本発明における第3の熱電素子の製造方法を、図11
〜図14を用いて説明する。
【0063】図11は第1の製造方法での図4とほぼ同
様にして作製した、2つの第1の溝入り一体化ブロック
43a、43bである。ただし、図11の場合の横溝4
6と横隔壁47については、後の嵌合の工程の関係か
ら、第1の製造方法の図2での縦溝26、縦隔壁27で
説明したような仕様とする。すなわち、第1の溝入り一
体化ブロック43aと43bとでは、横溝のピッチを同
一にし、かつ、一方のブロックの横溝幅が他方のブロッ
クの横隔壁幅よりも大きくなるようにする。
【0064】図12は図11の2つの第1の溝入り一体
化ブロック43a、43bを組み合わせて一体化し、固
着して得た第1の二重一体化ブロック123である。こ
の場合も図には示していないが、第1の製造方法で述べ
たのと同様にそれぞれの隔壁間には接着層を充填して固
着する。
【0065】本製造方法の一体化に際しての追加すべき
より好ましい製造条件として、つぎの図13に示したよ
うに、n型熱電半導体素片51とp型熱電半導体素片5
2とが市松模様に規則的に配列するように相互の位置合
わせをすることがある。
【0066】このような位置合わせは、外形に基準面を
設けてこの面を基準にジグを用いて組み合わせればよ
い。このような位置合わせを行なうと、図14で説明す
る配線構成が可能となり、配線工程が容易になるばかり
でなく熱電半導体の利用効率が向上する。
【0067】以上のように作製した第1の二重一体化ブ
ロック123は、直ちにその上下面にある基台25を研
磨あるいは研削で除去し、n型熱電半導体とp型熱電半
体の縦溝26、横溝46や縦隔壁27、横隔壁47の全
てが嵌合している中央の領域を残すように仕上げて、図
13の第2の熱電素子ブロック133を得る。
【0068】最後に、図13に示したn型熱電半導体素
片51とp型熱電半導体素片52とを電極により電気的
に直列に接続して、図14の熱電素子80を完成した。
図14は図8に対応する素子の平面図である。
【0069】電極を形成する上面と下面とは、第1の製
造方法と同様に、表面粗さが問題となる場合には、ラッ
ピング法などにより平滑面とすれば断線不良を防止でき
る。
【0070】電極は第2の熱電素子ブロック133の上
面に形成した上面電極81と第2の熱電素子ブロック1
33の下面に形成した下面電極82、83、84よりな
る。これらの電極はいずれも第2の熱電素子ブロック1
33の上面と下面とに金膜を真空蒸着法、スパッタリン
グ法、無電解メッキ法などにより形成し、フォトリソグ
ラフィー技術によって、その金膜をパターンニングして
形成する。
【0071】図14の電極で、上面電極81と下面電極
82は隣り合ったn型熱電半導体素片51とp型熱電半
導体素片52とを直列に接続し多数の熱電対を形成する
電極である。また、下面電極83、84は外部への電圧
取り出し電極である。
【0072】この製造方法によれば、第1または第2の
製造方法では必要な図8の上面電極81bと下面電極8
2bとが不要となり、熱電半導体素片をより効率的に利
用できるという利点がある。
【0073】さらに、本製造方法の熱電素子によれば、
単位体積あたりの熱電半導体素片の数を第1あるいは第
2の製造方法での熱電素子の約2倍にすることができ、
より小型で高出力電圧の熱電素子が得られることにな
る。
【0074】〔第4の製造方法:図15および図16〕
つづいて本発明における第4の熱電素子の製造方法を、
図15および図16用いて説明する。
【0075】本製造方法は第2と第3の製造方法の結合
に相当する。すなわち、第2の製造方法の図10におい
て作製した2つの第2の一体化ブロック103に、第3
の製造方法の図11で述べたと同様の横溝46の加工を
施して、2つの第2の溝入り一体化ブロック153a、
153bを作製する。
【0076】つぎに第2の溝入り一体化ブロック153
a、153bを組み合わせて固着して作製したのが、第
2の二重一体化ブロック163である。この場合も、第
3の製造方法の図12において説明したのと同じで、2
つの第2の溝入り一体化ブロック153a、153bを
組み合わせる際に、相互の位置関係の制御を行うのがき
わめて有効である。
【0077】この位置合わせに関しては、第3の製造方
法のように外形基準で行うこともできる。また、この製
造方法ではベース90としてガラスなどの透明部材を用
いれば、顕微鏡を用いて熱電半導体素片51、52を直
接観察し、精密に位置合わせを行うこともできる。
【0078】第2の二重一体化ブロック163は、この
後、第3の製造方法の図13および図14で説明したよ
うにして、図14と同様の熱電素子80とする。
【0079】上記第3および第4の製造方法によって形
成された熱電素子は、外形3mm×10mmにおいて約
4000対の熱電対が含まれている。つまり2回の嵌合
工程を行うことによって、第1および第2の製造方法で
形成される熱電素子の2倍の集積密度となっている。
【0080】この熱電素子に2℃の温度差を与えること
により、約3.2Vの非常に高い電圧を得ることができ
た。
【0081】これら本発明の製造方法により形成した熱
電素子は腕時計などの小型携帯型電子機器の中に充分に
収納可能な大きさであり、かつ得られた開放電圧は腕時
計を駆動するには充分な値であり、さらに昇圧回路と組
み合わせることで種々の携帯型機器の駆動も可能であ
る。
【0082】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
製造方法によれば、熱電半導体部材に精密な機械加工で
ある溝加工を行い、このような溝加工済みの部材を組み
合わせて一体化する工程により、小型で高出力電圧の熱
電素子を容易かつ効率的に作製できる。
【0083】そして、本発明の製造方法により熱電素子
として小型で高い出力電圧が得られることから、腕時計
などの携帯型電子機器において温度差発電が利用できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態おける熱電素子の製造
方法を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態おける熱電素子の製造
方法を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施形態おける熱電素子の製造
方法を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施形態おける熱電素子の製造
方法を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施形態おける熱電素子の製造
方法を示す斜視図である。
【図6】本発明の第1の実施形態おける熱電素子の製造
方法を示す断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態おける熱電素子の製造
方法を示す断面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態おける熱電素子の製造
方法を示す平面図である。
【図9】本発明の第2の実施形態おける熱電素子の製造
方法を示す斜視図である。
【図10】本発明の第2の実施形態おける熱電素子の製
造方法を示す斜視図である。
【図11】本発明の第3の実施形態おける熱電素子の製
造方法を示す斜視図である。
【図12】本発明の第3の実施形態おける熱電素子の製
造方法を示す斜視図である。
【図13】本発明の第3の実施形態おける熱電素子の製
造方法を示す斜視図である。
【図14】本発明の第3の実施形態おける熱電素子の製
造方法を示す平面図である。
【図15】本発明の第4の実施形態おける熱電素子の製
造方法を示す斜視図である。
【図16】本発明の第4の実施形態おける熱電素子の製
造方法を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 n型熱電半導体ブロック 2 p型熱電半導体ブロック 3 第1の一体化ブロック 25 基台 26 縦溝 28 側面 29 加工面 43 第1の溝入り一体化ブロック 46 横溝 51 n型熱電半導体素片 52 p型熱電半導体素片 54 絶縁樹脂層 61 絶縁膜 62 接着層 71 絶縁性スペーサー 90 ベース

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n型熱電半導体ブロックおよびp型熱電
    半導体ブロックのそれぞれに第1の溝加工を施し複数の
    隔壁と基台とを形成する工程と、 n型熱電半導体ブロックとp型熱電半導体ブロックを両
    者の基台同士がほぼ垂直に位置するように第1の溝加工
    面で互いに嵌合する工程と、 嵌合部の空隙に接着層を形成しn型熱電半導体ブロック
    とp型熱電半導体ブロックを固着し一体化ブロックとす
    る工程と、 一体化ブロックに第1の溝加工と交差する第2の溝加工
    を施す工程と、 第2の溝加工部に絶縁樹脂層を形成する工程と、一体化
    ブロックに含まれる基台部分を除去することによりn型
    熱電半導体素子片とp型熱電半導体素片を形成する工程
    と、 n型熱電半導体素片とp型熱電半導体素片を直列的に接
    続する電極を形成する工程とを有することを特徴とする
    熱電素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 n型熱電半導体ブロックとベースとを固
    着したn型熱電半導体複合ブロックおよびp型熱電半導
    体ブロックと、ベースとを固着したp型熱電半導体複合
    ブロックのそれぞれに第1の溝加工を施し複数の隔壁を
    形成する工程と、 n型熱電半導体ブロックとp型熱電半導体ブロックを両
    者の基台同士がほぼ垂直に位置するように第1の溝加工
    面で互いに嵌合する工程と、 嵌合部の空隙に接着層を形成しn型熱電半導体ブロック
    とp型熱電半導体複合ブロックを固着し一体化ブロック
    とする工程と、 一体化ブロックに第1の溝加工と交差する第2の溝加工
    を施す工程と、 第2の溝加工部に絶縁樹脂層を形成する工程と、 一体化ブロックに含まれるベース部分を除去しn型熱電
    半導体素子片とp型熱電半導体素片を形成する工程と、 n型熱電半導体素片とp型熱電半導体素片を直列的に接
    続する電極を形成する工程とを有することを特徴とする
    熱電素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 n型熱電半導体ブロックおよびp型熱電
    半導体ブロックのそれぞれに第1の溝加工を施し複数の
    隔壁と基台とを形成する工程と、 n型熱電半導体ブロックとp型熱電半導体ブロックを両
    者の基台同士がほぼ垂直に位置するように第1の溝加工
    面で互いに嵌合する工程と、 第1の嵌合工程による嵌合部の空隙に接着層を形成しn
    型熱電半導体ブロックとp型熱電半導体ブロックを固着
    し一体化ブロックとする工程と、 一体化ブロックに第1の溝加工と交差する第2の溝加工
    を施し溝入り一体化ブロックとする工程と、 2つの溝入り一体化ブロックを第2の溝加工面で互いに
    嵌合し組み合わせる第2の嵌合工程と、 第2の嵌合工程による嵌合部の空隙に絶縁樹脂層を形成
    し前記2つの溝入りブロックを固着し二重一体化ブロッ
    クとする工程と、 二重一体化ブロックに含まれる基台部分を除去しn型熱
    電半導体素子片とp型熱電半導体素片を形成する工程
    と、 n型熱電半導体素片とp型熱電半導体素片を直列的に接
    続する電極を形成する工程とを有することを特徴とする
    熱電素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 n型熱電半導体ブロックとベースとを固
    着したn型熱電半導体複合ブロックおよびp型熱電半導
    体ブロックと、ベースとを固着したp型熱電半導体複合
    ブロックのそれぞれに第1の溝加工を施し複数の隔壁を
    形成する工程と、 n型熱電半導体ブロックとp型熱電半導体ブロックを両
    者の基台同士がほぼ垂直に位置するように第1の溝加工
    面で互いに嵌合する工程と、 第1の嵌合工程による嵌合部の空隙に接着層を形成しn
    型熱電半導体ブロックとp型熱電半導体複合ブロックを
    固着し一体化ブロックとする工程と、 一体化ブロックに第1の溝加工と交差する第2の溝加工
    を施し溝入り一体化ブロックとする工程と、 2つの溝入り一体化ブロックを溝加工面で互いに嵌合し
    組み合わせる第2の嵌合工程と、 第2の嵌合工程による嵌合部の空隙に絶縁樹脂層を形成
    し前記2つの溝入りブロックを固着し二重一体化ブロッ
    クとする工程と、 二重一体化ブロックに含まれるベース部分を除去しn型
    熱電半導体素子片とp型熱電半導体素片を形成する工程
    と、 n型熱電半導体素片とp型熱電半導体素片を直列的に接
    続する電極を形成する工程とを有することを特徴とする
    熱電素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記嵌合工程は、 接着層あるいは絶縁樹脂層の形成前にすくなくとも一方
    のブロックの嵌合面に絶縁膜を形成することを特徴とす
    る請求項1、2、3、または4に記載の熱電素子の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 上記嵌合工程は、 絶縁性スペーサーを分散した接着層あるいは絶縁樹脂層
    を形成することを特徴とする請求項1、2、3、または
    4に記載の熱電素子の製造方法。
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