JPH1129763A - 帯電防止剤及び帯電防止性樹脂組成物 - Google Patents

帯電防止剤及び帯電防止性樹脂組成物

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JPH1129763A
JPH1129763A JP20302297A JP20302297A JPH1129763A JP H1129763 A JPH1129763 A JP H1129763A JP 20302297 A JP20302297 A JP 20302297A JP 20302297 A JP20302297 A JP 20302297A JP H1129763 A JPH1129763 A JP H1129763A
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JP
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antistatic
antistatic agent
metal salt
acid
sulfonic acid
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JP20302297A
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English (en)
Inventor
Yukihiko Kawarada
雪彦 川原田
Tetsuya Yamazaki
哲也 山崎
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電防止効果、その持続性に加え、成形品の
透明性も良好な帯電防止性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 ポリ(エチレンオキシド)グリコール、
テレフタル酸メチル、スルホイソフタル酸ジメチルバリ
ウム塩及びエチレングリコールを反応させて得られる溶
融粘度(280℃)50〜5000Pa・sであるポリ
エーテルエステルを、透明性熱可塑性樹脂に配合。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電防止効果、帯
電防止効果の持続性、及び、透明性において著しく良好
な帯電防止剤及びそれを含有してなる帯電防止性樹脂組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂は、一般に軽量で成形加工
性に優れ、また、耐熱性、機械物性、電気的性質にも優
れ、その上美観に優れるため、電気製品のハウジング
材、電気部品材、自動車部品、包装材料等各種用途に多
量に使用されている。しかし、熱可塑性樹脂は、帯電防
止性に劣るため、それを使った製品に静電気によりホコ
リが付着し易く美観を損ねたり、あるいは、帯電した静
電気により電気製品、電装機器及び自動車駆動装置が誤
作動したりする欠点を有している。これらの欠点を改善
するために、通常、各種の帯電防止剤を、特にその持続
効果の高い永久帯電防止剤を熱可塑性系樹脂に添加する
ことが為されている。この様な永久帯電防止剤として
は、例えば、特開平9−59601号公報には、ポリ
(アルキレンオキシド)グリコールと、モノグリコール
と、スルホン化フタル酸金属塩又はそのエステルを反応
させて得られる、ポリエーテルエステル系帯電防止剤が
記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平9−59601号公報記載のポリエーテルエステル
系帯電防止剤を用いた場合、帯電防止効果は良好なもの
の、透明性の熱可塑性樹脂に配合した場合、成形品の透
明性が著しく損なわれるものであった。
【0004】本発明が解決しようとする課題は、熱可塑
性樹脂用の添加型の帯電防止剤として、帯電防止効果並
びにその持続性に優れると共に、添加する熱可塑性樹脂
の透明性を損なわない帯電防止剤、および、帯電防止効
果、その持続性に加え、成形品の透明性も良好な帯電防
止性樹脂組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
を重ねた結果、ポリエーテルエステル系の帯電防止剤に
おいて、その分子構造中に有機スルホン酸金属塩骨格を
導入し、かつ、特定の溶融粘度に調整することにより透
明性を著しく改善できることを見出し本発明を完成する
に至った。
【0006】即ち本発明は、分子構造中に有機スルホン
酸金属塩骨格を有し、かつ、その溶融粘度(280℃)
が50〜5000Pa・sであるポリエーテルエステル
を有することを特徴とする帯電防止剤、及び、該帯電防
止剤と、熱可塑性樹脂とを必須成分とすることを特徴と
する帯電防止性樹脂組成物に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の帯電防止剤として使用さ
れるポリエーテルエステルは、その骨格中に有機スルホ
ン酸金属塩骨格を有し、かつ、その溶融粘度(280
℃)が50〜5000Pa・sであることを特徴として
いる。ここで、有機スルホン酸多価金属塩骨格とは、特
に構造が特定されるものではないが、一般式(1)で示
されるものが挙げられる。
【0008】
【化1】 −(SO3 )n MX (n=1〜6) (1) 式(1)において、nは1〜6の整数であって、n=2
以上においては、同一分子構造内のスルホン酸基同士
が、金属塩を形成して結合しているか、或は、異なる分
子同士がスルホン酸金属塩を介して結合している状態を
示す。また、Mは、金属原子であり、好ましくは多価金
属原子であるが、特にアルカリ土類金属もしくは亜鉛で
あることが好ましい。また、xは金属イオンの酸化数で
1以上の整数(+以上)を示すが、2〜7の整数(2+
〜7+)であることが透明性向上の点から好ましい。
【0009】有機スルホン酸金属塩骨格は、分子構造中
に1種のみ有していてもよいし、2種以上共存していて
もよい。このスルホン酸金属塩骨格の含有量は特に制限
されるものではないが、金属含有量として重量基準で分
子中に0.01〜10%の割合で含有されることが帯電
防止効果、および透明性の点から好ましい。
【0010】また、ポリエーテルエステルの分子構造中
に存在する上記有機スルホン酸金属塩骨格は、有機スル
ホン酸多価金属塩骨格であることが透明性向上の点から
好ましい。この多価金属塩を構成する多価金属原子とし
ては、具体的には、上記した通り、アルカリ土類金属も
しくは亜鉛であることが、透明性の改善効果が一層向上
するため好ましい。また、本発明においては、当該有機
スルホン酸多価金属塩骨格と共にその他の有機スルホン
酸金属塩骨格を有していてもよいのは勿論のことであ
り、この場合、その他のスルホン酸金属塩骨格の含有量
は特に制限されるものではないが、金属含有量として重
量基準で分子中に7%以下の割合であることが好まし
い。
【0011】また、本発明においてポリエーテルエステ
ルは、既述の通り、溶融粘度(280℃)が50〜50
00Pa・sである。尚、ここで溶融粘度とはレオメー
ターRDS−II(RHEOMETRIC INC.製)
を用いて、窒素雰囲気下280℃、回転数100rpmで
測定した値である。
【0012】溶融粘度が50Pa・s未満においては、
透明性の改善効果が発現されず、一方、5000Pa・
sを超える場合は、被配合樹脂への分散性の問題があ
る。また、透明性の改善効果の点から溶融粘度100〜
800Pa・sの範囲が好ましい。
【0013】また、ポリエーテルエステル構造中のポリ
エーテル構造部位は、特に限定されるものではなく、ポ
リエチレンオキシド構造単位、ポリ−1,2−プロピレ
ンオキシド構造単位、ポリ−1,3−プロピレンオキシ
ド構造単位、ポリテトラメチレンオキシド構造単位、ポ
リ−ヘキサメチレンオキシド構造単位、エチレンオキシ
ドとプロピレンオキシドのブロックまたはランダム共重
合構造単位、及び、エチレンオキシドとテトラヒドロフ
ランのブロックまたはランダム共重合構造単位等のポリ
エーテル構造単位、或は、ビスフェノール類の末端水酸
基に上記ポリエーテル構造単位が結合したビスフェノー
ル類のポリ(アルキレンオキシド)グリコール付加構造
単位が挙げられる。ここで用いられるビスフェノール類
としては、特に制限されるものではなく、例えばビスフ
ェノールA、ビスフェノールS、臭素化ビスフェノール
A、4,4−ビス(ヒドロキシフェニル)スルフィド、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)アミンなどが挙げられるが、なかでもビスフェ
ノールAが好ましい。
【0014】この様な、ポリエーテルエステル中のポリ
エーテル単位又はポリ(アルキレンオキシド)グリコー
ル付加構造単位の含有量は特に制限されるものではない
が、帯電防止効果の点から原料成分重量比率で10〜9
0重量%となる範囲であることが好ましい。10重量%
以上においてポリエーテルエステルの帯電防止効果が著
しく良好となり、一方、90重量%以下の場合には得ら
れるポリエーテルエステルの機械的性質や耐熱性が良好
となる。特にこれらのバランスに優れる点から40〜8
0重量%の範囲が好ましい。
【0015】また、ポリエーテルエステルにおけるエス
テル構造部位は、原料となるカルボキシル基含有化合物
と、前記ポリエーテル構造部位及びその他のグリコール
等のグリコール成分とによって形成されるエステル構造
をいう。このエステル構造の含有量としては特に制限さ
れるものではないが、例えば、原料成分重量比率で、カ
ルボキシル基含有化合物が3〜80重量%となる割合で
用いられることが好ましい。3重量%以上によりポリエ
ーテルエステルの機械的性質や耐熱性が良好となり、一
方、80重量%以下の場合には得られるポリエーテルエ
ステルの帯電防止効果が良好となる。特にこれらのバラ
ンスに優れる点から10〜60重量%の範囲が好まし
い。
【0016】以上、詳述したポリエーテルエステルの分
子量は特に制限されるものではないが、帯電防止剤とし
ての分散性、帯電防止効果及び透明性の点から、有機ス
ルホン酸金属塩構造における、分子間のイオン結合を考
慮しない非架橋時のポリエーテルエステルの分子量とし
て、数平均分子量1,000〜1,000,000、特
に好ましくは10,000〜500,000であること
が好ましい。
【0017】この様なポリエーテルエステルは、特にそ
の製造方法が限定されるものではないが、例えば、(a
1)有機スルホン酸金属塩骨格を有する多価カルボン酸
若しくはそのエステル、(a2)ポリアルキレンオキシ
ド骨格含有ジオール、及び、(a3)アルキレングリコ
ールを必須成分として反応させる方法が挙げられるが、
更に好ましくは、(a1)〜(a3)に加え、更に(a
1’)その他の多価カルボン酸若しくはそのエステルを
反応させることが好ましい。この方法を詳述すれば、具
体的には以下の方法が挙げられる。
【0018】即ち、(1):ポリアルキレンオキシド骨
格含有ジオール(a2)と、モノグリコール(a3)
と、多価カルボン酸若しくはそのエステル(a1’)と
の反応により末端水酸基のポリエーテルエステルを得、
これと有機スルホン酸金属塩骨格を有する多価カルボン
酸若しくはそのエステル(a1)とを反応させることに
より目的とするポリエーテルエステルを得る方法、
【0019】(2):ポリアルキレンオキシド骨格含有
ジオール(a2)と、モノグリコール(a3)と、有機
スルホン酸金属塩骨格を有する多価カルボン酸若しくは
そのエステル(a1)の反応により末端水酸基のポリエ
ーテルエステルを得、これに、ポリアルキレンオキシド
骨格含有ジオール(a2)および/またはモノグリコー
ル(a3)を加え、次いで、多価カルボン酸若しくはそ
のエステル(a1’)と反応させることにより目的とす
るポリエーテルエステルを得る方法、
【0020】(3):ポリアルキレンオキシド骨格含有
ジオール(a2)と、モノグリコール(a3)と、有機
スルホン酸金属塩骨格を有する多価カルボン酸若しくは
そのエステル(a1)と、必要に応じ多価カルボン酸若
しくはそのエステル(a1’)とを反応させることによ
りポリエーテルエステルを得る方法等が挙げられる。
【0021】上記(1)〜(3)の各方法において、ポ
リアルキレンオキシド骨格含有ジオール(a2)と、モ
ノグリコール(a3)と、酸成分((a1)及び(a
1’))とを反応させる際には、具体的は、常圧下10
0〜200℃で反応を行ない(第一段階)、前記酸成分
が定量的に反応したのを見極めて、200〜300℃に
昇温し、かつ減圧下に行なう(第二段階)ことができ
る。
【0022】ここで用いられる有機スルホン酸金属塩骨
格を有する多価カルボン酸若しくはそのエステル(a
1)としては、特に制限されるものではないが、例え
ば、有機スルホン酸金属塩骨格を有するカルボン酸およ
びカルボン酸無水物またはこれら有機スルホン酸多価金
属塩骨格を有する多価カルボン酸のエステルであり、こ
れらの一種単独または二種以上の混合物であってもよ
い。これらのなかでも、特に、有機スルホン酸金属塩骨
格中の金属塩が二価以上の多価金属塩であることが透明
性並びに帯電防止性の点から好ましく、その多価カルボ
ン酸を構成する総炭素原子数は10〜100であること
が、透明性および帯電防止性の点から好ましい。
【0023】上記した通り(a1)の中でも、特に有機
スルホン酸多価金属塩骨格を有する多価カルボン酸誘導
体若しくはそのエステルであることが好ましいが、更
に、スルホン化フタル酸2価金属塩若しくはそのエステ
ルであることが透明性、帯電防止性能に優れる点から好
ましい。また、更に本発明においては、スルホン化フタ
ル酸2価金属塩若しくはそのエステルと共に、その他の
多価カルボン酸若しくはそのエステル(a1’)を併用
することが帯電防止効果の持続性ならびに機械的強度の
点から好ましい。
【0024】有機スルホン酸金属塩骨格を有する多価カ
ルボン酸誘導体若しくはそのエステル(a1)として好
ましく使用できるスルホン化フタル酸2価金属塩若しく
はそのエステルとしては、特に構造が特定されるもので
はないが、スルホン化フタル酸2価金属塩、またはスル
ホン化フタル酸2価金属塩のモノエステル体およびジエ
ステル体などのスルホン化フタル酸2価金属塩の一部ま
たは全部がエステル化された化合物が挙げられ、具体的
には、スルホテレフタル酸マグネシウム塩、スルホテレ
フタル酸カルシウム塩、スルホイソフタル酸マグネシウ
ム塩、スルホイソフタル酸カルシウム塩、スルホテレフ
タル酸モノメチルマグネシウム塩、スルホテレフタル酸
モノメチルカルシウム塩、スルホテレフタル酸ジメチル
マグネシウム塩、スルホテレフタル酸ジメチルカルシウ
ム塩、スルホイソフタル酸モノメチルマグネシウム塩、
スルホイソフタル酸モノメチルカルシウム塩、スルホイ
ソフタル酸ジメチルマグネシウム塩、スルホイソフタル
酸ジメチルカルシウム塩等が挙げられる。
【0025】本発明におけるスルホン化フタル酸エステ
ル金属塩のエステル体としては、メチルエステルやエチ
ルエステルなどの炭素原子数が6以下の低級アルキルエ
ステルであることが好ましい。これらは単独で用いても
よいし、また、2種以上を併用してもよい。
【0026】これらの中で、重合性、色調および物性の
点からスルホン化芳香族多価カルボン酸が好ましく、特
にスルホン化フタル酸2価金属塩が好ましい。
【0027】また、多価カルボン酸若しくはそのエステ
ル(a1’)としては、特に限定されるものではない
が、二価、三価および四価以上のカルボン酸およびカル
ボン酸無水物またはこれら多価カルボン酸のエステル体
の一種単独または二種以上の混合物が挙げられる。ま
た、その多価カルボン酸を構成する炭素原子数は4〜2
0であることが好ましい。
【0028】その他の多価カルボン酸とは二価以上のカ
ルボン酸またはそのカルボン酸無水物で、二価カルボン
酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、
ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、ナフタレン−2,
7−ジカルボン酸、ジフェニル−4,4´−ジカルボン
酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸およびこれらのア
ルキル核置換カルボン酸、ハロゲン核置換カルボン酸等
の芳香族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカル
ボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸およびジ
シクロヘキシル−4,4´−ジカルボン酸等の脂環式ジ
カルボン酸、およびコハク酸、シュウ酸、グルタル酸、
アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、
セバチン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、ドデ
カンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸および無水マ
レイン酸、無水フタル酸、フランジカルボン酸、チオフ
ェンジカルボン酸、ピリジンジカルボン酸等、三価カル
ボン酸としては、1,2,4−トリメリット酸、1,
2,5−ナフタレントリカルボン酸、2,6,7−ナフ
タレントリカルボン酸、3,3´,4−ジフェニルトリ
カルボン酸、ベンゾフェノン3,3´,4−トリカルボ
ン酸、ジフェニルエーテル−3,3´,4−トリカルボ
ン酸、ピリジントリカルボン酸およびこれらのアルキル
核置換体、ハロゲン核置換体等の芳香族トリカルボン
酸、およびエチレン1,1,2−トリカルボン酸、プロ
ピレン−1,2,3−トリカルボン酸等の脂肪族トリカ
ルボン酸およびこれらのトリカルボン酸無水物、フラン
トリカルボン酸、チオフェントリカルボン酸等、四価カ
ルボン酸としては、ピロメリット酸、ジフェニル−2,
2´,3,3´−テトラカルボン酸、ベンゾフェノン−
2,2´,3,3´−テトラカルボン酸、ジフェニルス
ルホン−2,2´,3,3´−テトラカルボン酸、ジフ
ェニルエーテル−2,2´,3,3´−テトラカルボン
酸、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸等の
芳香族テトラカルボン酸およびエチレン−1,1,2,
2−テトラカルボン酸、プロピレン−1,1,3,3−
テトラカルボン酸等の脂肪族テトラカルボン酸およびこ
れらのテトラカルボン酸モノ無水物およびテトラカルボ
ン酸二無水物等が挙げられる。これらは1種または2種
以上用いられる。
【0029】これらの中で、重合性、色調および物性の
点からテレフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸が好ま
しく、特にテレフタル酸が好ましい。また、トリメリッ
ト酸、ピロメリット酸等の三価以上の多価カルボン酸を
併用すると、目的とするポリエーテルエステルの分子量
を容易に上げることができ好ましい。
【0030】次に多価カルボン酸エステルとは、前記多
価カルボン酸のモノエステル体、ジエステル体およびト
リ、テトラエステル体などの多価カルボン酸の一部また
は全部がエステル化された化合物等が挙げられる。
【0031】また、この多価カルボン酸エステル体とし
ては、メチルエステルやエチルエステルなどの炭素原子
数が6以下の低級アルキルエステルが好ましく用いられ
る。
【0032】また、本発明の帯電防止剤において、有機
スルホン酸金属塩骨格を有する多価カルボン酸誘導体若
しくはそのエステル(a1)は、ポリエーテルエステル
を構成する各原料の比率で3〜80重量%となる割合で
用いられることが好ましい。3重量%以上によりポリエ
ーテルエステルの機械的性質や耐熱性が良好となり、一
方80重量%以下の場合には得られるポリエーテルエス
テルの帯電防止効果が良好となる。特にこれらのバラン
スに優れる点から10〜60重量%の範囲が好ましい。
【0033】次に、ポリアルキレンオキシド骨格含有ジ
オール(a2)としては、特に限定されるものではない
が、ポリ(アルキレンオキシド)グリコールまたはビス
フェノール類のポリ(アルキレンオキシド)グリコール
付加物であることが帯電防止効果、機械的強度の点から
好ましい。
【0034】ポリ(アルキレンオキシド)グリコールと
しては、ポリ(エチレンオキシド)グリコール、ポリ
(1,2−プロピレンオキシド)グリコール、ポリ
(1,3−プロピレンオキシド)グリコール、ポリ(テ
トラメチレンオキシド)グリコール、ポリ(ヘキサメチ
レンオキシド)グリコール、エチレンオキシドとプロピ
レンオキシドのブロックまたはランダム共重合体および
エチレンオキシドとテトラヒドロフランのブロックまた
はランダム共重合体などが挙げられる。これらは単独で
使用してもよいし、2種以上併用してもよい。
【0035】また、ビスフェノール類のポリ(アルキレ
ンオキシド)グリコール付加物におけるビスフェノール
類としては、特に制限されるものではなく、例えばビス
フェノールA、ビスフェノールS、臭素化ビスフェノー
ルA、4,4−ビス(ヒドロキシフェニル)スルフィ
ド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(4
−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)アミンなどが挙げられるが、なかでもビス
フェノールAが好ましい。
【0036】これらのポリ(アルキレンオキシド)グリ
コールの中でも、特に、帯電防止効果が優れることか
ら、該グリコールを構成するアルキレンオキシド構造単
位において炭素原子数2〜4のものが好ましく、具体的
には、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2
−ブチレンオキシド、テトラメチレンオキシド等をアル
キレンオキシド構造単位として有していることが好まし
い。
【0037】また、アルキレンオキシド構造単位は、単
一の構成部分から成っていてもよいし、上掲した例示化
合物の如く、異なる複数の構成部分からなっていてもよ
いが、特に帯電防止効果からは、エチレンオキシドを構
成成分として含有することが好ましい。具体的には、エ
チレンオキシド鎖の含有率(ポリ(アルキレンオキシ
ド)グリコールの分子量に対するエチレンオキシド基部
分の分子量の比率)が10重量%以上含有するものが帯
電防止効果の点から好ましく、特にポリ(エチレンオキ
シド)グリコールが好ましい。
【0038】また、ビスフェノール類のポリ(アルキレ
ンオキシド)グリコール付加物は、特に帯電防止効果並
びに機械的特性の点から数平均分子量が400〜20
0,000のものが好ましい。即ち、数平均分子量40
0以上にすることにより帯電防止効果がより顕著に向上
し、また、数平均分子量が200,000以下の場合に
は、得られるポリエーテルエステルの機械的性質が良好
なものとなる。これらのバランスに優れる点から特に数
平均分子量500〜9,000の範囲が好ましい。
【0039】また、ビスフェノール類のポリ(アルキレ
ンオキシド)グリコール付加物は、ポリエーテルエステ
ルを構成する各原料の比率で10〜90重量%となる割
合で用いられることが好ましい。10重量%以上により
ポリエーテルエステルの帯電防止効果が著しく良好とな
り、一方、90重量%以下の場合には得られるポリエー
テルエステルの機械的性質や耐熱性が良好となる。特に
これらのバランスに優れる点から40〜80重量%の範
囲が好ましい。
【0040】次に、本発明においてはアルキレングリコ
ール(a3)の併用により、帯電防止効果および機械的
強度が著しく改善される。この様なアルキレングリコー
ル(a3)としては、例えばエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−
ブタンジオール、1、2−ブチレングリコール、トリメ
チレングリコール、ネオペンチルグリコール、ジエチレ
ングリコール、2−メチル−1,3−プロピレングリコ
ール、トリエチレングリコール、オクタメチレングリコ
ール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,4−
シクロヘキサンジオール等のアルキレングリコール類が
挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、また、2
種以上を併用してもよい。これらの中でも、機械的強度
が優れることから、炭素原子数2〜8のグリコールが好
ましく、特に、エチレングリコールが好ましい。
【0041】上記ポリエーテルエステルの製造方法に用
いられる触媒としては、非常に多くの化合物が有効であ
るが、特に第一段階ではアルカリ金属又はアルカリ土類
金属の酢酸塩、第二段階では亜鉛、マンガン、コバル
ト、アンチモン、ゲルマニウム、チタン、スズ、ジルコ
ニウムの化合物が挙げられる。特にエステル交換反応や
重縮合反応等全てに有効な触媒としてテトラアルキルチ
タネート、蓚酸スズが好ましく用いられる。触媒は通常
ポリエーテルエステルの全反応原料に対し0.005〜
1.0重量%で使用されることが好ましい。
【0042】また、上記ポリエーテルエステルの製造方
法においては、ポリエーテルエステルの製造中またはそ
の製造後の任意の時期おいて酸化防止剤を加えることが
できる。特に、第二段階の重縮合工程に入る時点でポリ
エステルエラストマーの酸化劣化を防止するため重縮合
反応を阻害しない酸化防止剤を加えることが有効であ
る。
【0043】これらの酸化防止剤としては、リン酸、亜
リン酸の脂肪族、芳香族エステルまたはフェノール系誘
導体特に高度に立体障害を示す基をもついわゆるヒンダ
ードフェノール類が挙げられる。更に数種の酸化防止剤
や紫外線吸収剤等の安定剤を併用するのも好ましい。
【0044】本発明の帯電防止性樹脂組成物は、詳述し
た本発明の帯電防止剤と熱可塑性樹脂を必須成分とする
ことを特徴とする帯電防止性樹脂組成物である。
【0045】本発明の帯電防止性樹脂組成物全体に占め
る、ポリエーテルエステルの含有率は、特に制限されな
いが例えば1〜30重量%であることが好ましい。即
ち、1重量%以上では、帯電防止性樹脂組成物の帯電防
止性並びににその持続性が良好なものとなり、また、3
0重量%以下の場合には樹脂組成物の機械的性質が良好
になり好ましい。これらのバランスに優れる点から中で
も5〜25重量%であることが好ましい。
【0046】本発明で使用する熱可塑性樹脂としては、
特に限定されるものではなく、例えばポリスチレン樹
脂、ポリメチルスチレン樹脂、ゴム変性ポリスチレン樹
脂(HIPS樹脂)、アクリロニトリル−スチレン共重
合体(AS樹脂)、アクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル−ア
クリルゴム−スチレン共重合体(AAS樹脂)、アクリ
ロニトリル−エチレンプロピレンゴム−スチレン共重合
体(AES樹脂)、ABS樹脂とポリカーボネイトのア
ロイ、ABS樹脂とポリエステル系樹脂のアロイ、AB
S樹脂とポリアミド系樹脂のアロイ、ポリスチレンとポ
リフェニレンオキサイドのアロイ等のスチレン系樹脂;
ポリカーボネート樹脂、ポリカーボネート樹脂とポリエ
ステル系樹脂のアロイ、ポリカーボネート樹脂とポリア
ミド樹脂のアロイ等のポリカーボネート系樹脂;ポリエ
チレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフ
タレート(PBT)、ポリヘキサメチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンナフタレンジカルボキシレート、ポリ
ブチレンナフタレンジカルボキシレート、ポリヘキサメ
チレンナフタレンジカルボキシレート等のポリエステル
系樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等
のオレフィン系樹脂;ナイロン6、ナイロン66等のポ
リアミド樹脂;ポリフェニレンオキサイド樹脂などが挙
げられる。
【0047】なかでも帯電防止剤との相溶性に優れ、透
明性の改善効果が顕著に現れる点から透明性熱可塑性樹
脂が好ましく、更に帯電防止効果の改善効果が顕著とな
る点からスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカ
ーボネート系樹脂が好ましい。
【0048】また、本発明に於いては、優れた帯電防止
効果、その持続性、機械的強度を有する為に、配合する
熱可塑性樹脂は非透明性のもの、例えば、ゴム変性ポリ
スチレン樹脂(HIPS樹脂)、アクリロニトリル−ブ
タジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロ
ニトリル−アクリルゴム−スチレン共重合体(AAS樹
脂)、アクリロニトリル−エチレンプロピレンゴム−ス
チレン共重合体(AES樹脂)、ABS樹脂とポリカー
ボネイトのアロイ、ABS樹脂とポリエステル系樹脂の
アロイ、ABS樹脂とポリアミド系樹脂のアロイ等であ
っても好適に使用できる。
【0049】本発明の帯電防止性樹脂組成物は、十分な
帯電防止性を有しているが、用途によっては、公知のイ
オン性帯電防止剤を任意の時期に混合してもよい。これ
らの公知のイオン性帯電防止剤の代表例としては、
【0050】
【式2】R−SO3-x 式2 で表わされる有機スルホン酸金属塩が挙げられる。
【0051】ここで、式2で示される有機スルホン酸金
属塩は、Rがアルキル基、またはアルキルアリール基も
しくはアリール基およびMがアルカリ金属またはアルカ
リ土類金属から構成される有機スルホン酸金属塩であれ
ばいかなるものでも良いが、特にRが炭素原子数8〜3
0程度のアルキル基またはアルキルアリール基、MがN
a、K、Li、Mg、Ca等から選択されるものが好ま
しい。尚、式中、xは金属原子Mの酸化数であり+又は
2+である。
【0052】このような有機スルホン酸金属塩の具体例
としては、オクチルスルホン酸ナトリウム、ノニルスル
ホン酸ナトリウム、デシルスルホン酸ナトリウム、ドデ
シルスルホン酸ナトリウム、オクタデシルスルホン酸ナ
トリウム、デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ステアリルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム、オクチルベンゼンスルホン酸
ナトリウム、オクチルナフタレンスルホン酸ナトリウ
ム、ドデシルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ドデシ
ルスルホン酸カリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸カ
リウム、ドデシルナフタレンスルホン酸カリウム、ドデ
シルスルホン酸リチウム、ドデシルベンゼンスルホン酸
リチウム、ドデシルスルホン酸マグネシウム、ドデシル
スルホン酸カルシウムなどが挙げられる。
【0053】なかでもドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム、ドデシルスルホン酸ナトリウムが好ましく用い
られる。
【0054】また、本発明の帯電防止性樹脂組成物に対
して、式2に代表される公知のイオン性帯電防止剤は必
ずしも必要でないが、少量添加することにより、ポリエ
ーテルエステルとの相互的作用から帯電防止性能が著し
く向上することから好ましい。添加量としては本発明の
帯電防止性樹脂組成物全体に対して5重量%以下である
ことが、樹脂組成物の成形品外観や物性を低下させるこ
となく、帯電防止効果を向上させることができる点から
好ましく、更に好ましくは0.1〜3重量%の範囲が挙
げられる。
【0055】さらに、本発明においてはその他公知の帯
電防止剤の併用してもよいのは勿論のことである。
【0056】本発明の熱可塑性樹脂組成物には、更に公
知の添加剤を併用することができる。
【0057】この公知の添加剤としては、例えば酸化防
止剤として2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノ
ール、2−(1−メチルシクロヘキシル)−4,6−ジ
メチルフェノール、2、2−メチレンビス−(4−エチ
ル−6−t−メチルフェノール)、4,4’−チオビス
−(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、ジラウ
リルチオジプロピオネート、トリス(ジ−ノニルフェニ
ル)ホスファイト等が挙げられ、紫外線吸収剤としてp
−t−ブチルフェニルサリシレート、2,2’−ジヒド
ロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−(2’−ヒ
ドロキシ−4’−n−オクトキシフェニル)ベンゾトリ
アゾール等が挙げられ、滑剤としてパラフィンワック
ス、ステアリン酸、硬化油、ステアロアミド、メチレン
ビスステアロアミド、エチレンビスステアロアミド、n
−ブチルステアレート、ケトンワックス、オクチルアル
コール、ラウリルアルコール、ヒドロキシステアリン酸
トリグリセリド等が挙げられ、難燃剤として酸化アンチ
モン、水酸化アルミニウム、ほう酸亜鉛、トリクレジル
ホスフェート、トリス(ジクロロプロピル)ホスフェー
ト、塩素化パラフィン、テトラブロモブタン、ヘキサブ
ロモベンゼン、テトラブロモビスフェノールA等が挙げ
られ、着色剤として酸化チタン、カーボンブラック等が
挙げられ、充填剤として炭酸カルシウム、クレー、シリ
カ、ガラス繊維、ガラス球、カーボン繊維等が挙げられ
る。
【0058】また、ポリアミド、ポリブチレンテレフタ
レート、ポリフェニレンオキサイド、ポリオキシメチレ
ン、塩素化ポリエチレン等の他の熱可塑性樹脂を必要に
応じて混合することができる。
【0059】本発明の熱可塑性樹脂組成物には、更に公
知の相溶化剤を併用することができる。この公知の相溶
化剤としては、例えば非反応型相溶化剤としてスチレン
−エチレン−ブタジエンブロック共重合物、ポリエチレ
ン−ポリメチルメタクリレートブロック共重合物、ポリ
エチレン−ポリスチレングラフト共重合物、ポリエチレ
ン−ポリメチルメタクリレートグラフト共重合物、ポリ
プロピレン−アクリロニトリルグラフト共重合体等が挙
げられ、反応型相溶化剤としては、無水マレイン酸グラ
フトポリプロピレン、スチレン−無水マレイン酸共重合
物、エチレン−グリシジルメタクリレート共重合物、エ
チレン−グリシジルメタクリレート共重合物へのスチレ
ングラフト共重合物、エチレン−グリシジルメタクリレ
ート共重合物へのメチルメタクリレートグラフト共重合
物、ポリプロピレン−β−ヒドロキシエチルメタクリレ
ートグラフト共重合物、ポリプロピレン−グリシジルメ
タクリレートグラフト共重合物等が挙げられる。
【0060】本発明の樹脂組成物は、特にその調整方法
が限定されるものではないが、例えば本発明の帯電防止
剤、熱可塑性樹脂、および必要に応じてスルホン酸金属
塩やその他の添加剤成分とを所定量配合し、ヘンシェル
ミキサー、タンブラーミキサー等の混合機で予備混合し
た後、押出機、ニーダー、熱ロール、バンバリーミキサ
ー等で溶融混合をすることによって容易に製造できる。
【0061】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。なお以
下の各例において%および部は、それぞれ重量%および
重量部を示す。
【0062】実施例1 温度調節器、窒素導入管、撹拌装置(ダブルヘリカル
翼)を備え付けたフラスコに数平均分子量2000のポ
リ(エチレンオキシド)グリコール付加物606部、テ
レフタル酸メチル375部、スルホイソフタル酸ジメチ
ルバリウム塩29部、エチレングリコール270部およ
び触媒として酢酸カルシウム3.0部を仕込み、窒素流
入下180℃で2時間かけて、メタノールを除去しなが
ら攪拌を続けた。次いで10mmHgの減圧下で過剰のエチ
レングリコール等の留出物を除去しながら、210℃に
て2時間反応を進行させた。
【0063】更に、触媒としてテトラブチルチタネート
1.5部を加え、250℃まで昇温した。次いで0.1
mmHgの減圧下で2時間反応させた後、窒素加圧下ストラ
ンド状に取り出し、ペレタイズを行うことによって、ペ
レット状のポリエーテルエステルを得た。以下これを帯
電防止剤Aと称する。
【0064】この帯電防止剤Aの溶融粘度は、レオメー
ターRDS−II(RHEOMETRIC INC.製、
以下RDSと表記)を用いて、窒素雰囲気下280℃、
回転数100rpmで測定したところ、その測定値は27
4Pa・sであった。
【0065】実施例2 温度調節器、窒素導入管、攪拌装置(ダブルヘリカル
翼)を備え付けたフラスコに数平均分子量3000のビ
スフェノールA・ポリ(エチレンオキシド)グリコール
付加物601部、テレフタル酸ジメチル377部、スル
ホイソフタル酸ジメチルバリウム塩29部、エチレング
リコール274部および触媒として酢酸カルシウム2.
0部を仕込み、窒素流入下180℃で2時間かけて、メ
タノールを除去しながら攪拌を続けた。次いで10mmHg
の減圧下で過剰のエチレングリコール等の留出物を除去
しながら、210℃にて2時間反応を進行させた。更
に、触媒としてテトラブチルチタネート1.5部を加
え、250℃まで昇温した。次いで0.1mmHgの減圧下
で2時間反応させた後、窒素加圧下ストランド状に取り
出し、ペレタイズを行うことによって、ペレット状のポ
リエーテルエステルを得た。以下これを帯電防止剤Bと
称する。この帯電防止剤Bについて、実施例1と同様に
測定した溶融粘度は278Pa・sであった。
【0066】実施例3 温度調節器、窒素導入管、撹拌装置(ダブルヘリカル
翼)を備え付けたフラスコに数平均分子量1000のビ
スフェノールA・ポリ(エチレンオキシド)グリコール
付加物511部、テレフタル酸ジメチル443部、スル
ホイソフタル酸ジメチルカルシウム塩85部、エチレン
グリコール478部および触媒として酢酸カルシウム
2.8部を仕込み、窒素流入下180℃で2時間かけ
て、メタノールを除去しながら攪拌を続けた。次いで1
0mmHgの減圧下で過剰のエチレングリコール等の留出物
を除去しながら、210℃にて2時間反応を進行させ
た。更に、触媒としてテトラブチルチタネート1.8部
を加え、250℃まで昇温した。次いで0.1mmHgの減
圧下で2時間反応させた後、窒素加圧下ストランド状に
取り出し、ペレタイズを行うことによって、ペレット状
ののポリエーテルエステルを得た。以下これを帯電防止
剤Cと称する。この帯電防止剤Cについて、実施例1と
同様に測定した溶融粘度は142Pa・sであった。
【0067】実施例4 温度調節器、窒素導入管、撹拌装置(ダブルヘリカル
翼)を備え付けたフラスコに数平均分子量2000のポ
リ(エチレンオキシド)グリコール付加物600部、テ
レフタル酸ジメチル394部、スルホイソフタル酸ジメ
チル亜鉛塩29部、エチレングリコール396部および
触媒として酢酸カルシウム2.8部を仕込み、窒素流入
下180℃で2時間かけて、メタノールを除去しながら
攪拌を続けた。次いで5mmHgの減圧下で過剰のエチレン
グリコール等の留出物を除去しながら、210℃にて2
時間反応を進行させた。更に、触媒としてテトラブチル
チタネート1.5部を加え、250℃まで昇温した。
【0068】次いで0.1mmHgの減圧下で3時間反応さ
せた後、窒素加圧下ストランド状に取り出し、ペレタイ
ズを行うことによって、ペレット状のポリエーテルエス
テルを得た。以下これを帯電防止剤Dと称する。この帯
電防止剤Dについて、実施例1と同様に測定した溶融粘
度は268Pa・sであった。
【0069】実施例5 温度調節器、窒素導入管、撹拌装置(ダブルヘリカル
翼)を備え付けたフラスコに数平均分子量6000のビ
スフェノールA・ポリ(エチレンオキシド)グリコール
付加物598部、テレフタル酸ジメチル380部、スル
ホテレフタル酸ジメチルバリウム塩29部、エチレング
リコール389部および触媒として酢酸カルシウム2.
5部を仕込み、窒素流入下180℃で2時間かけて、メ
タノールを除去しながら攪拌を続けた。次いで7mmHgの
減圧下で過剰のエチレングリコール等の留出物を除去し
ながら、210℃にて2時間反応を進行させた。更に、
触媒としてテトラブチルチタネート1.8部を加え、2
50℃まで昇温した。次いで0.1mmHgの減圧下で2時
間反応させた後、窒素加圧下ストランド状に取り出し、
ペレタイズを行うことによって、ペレット状のポリエー
テルを得た。以下これを帯電防止剤Eと称する。この帯
電防止剤Eについて、実施例1と同様に測定した溶融粘
度は309Pa・sであった。
【0070】実施例6 温度調節器、窒素導入管、撹拌装置(ダブルヘリカル
翼)を備え付けたフラスコに数平均分子量600のポリ
(エチレンオキシド)グリコール付加物615部、テレ
フタル酸ジメチル419部、スルホイソフタル酸ジメチ
ルカルシウム塩35部、エチレングリコール432部お
よび触媒として酢酸カルシウム1.8部を仕込み、窒素
流入下180℃で2時間かけて、メタノールを除去しな
がら攪拌を続けた。次いで10mmHgの減圧下で過剰のエ
チレングリコール等の留出物を除去しながら、210℃
にて2時間反応を進行させた。
【0071】更に、触媒としてテトラブチルチタネート
1.9部を加え、250℃まで昇温した。次いで0.1
mmHgの減圧下で5時間反応させた後、窒素加圧下ストラ
ンド状に取り出し、ペレタイズを行うことによって、ペ
レット状のポリエーテルエステルを得た。以下これを帯
電防止剤Fと称する。この帯電防止剤Fについて、実施
例1と同様に測定した溶融粘度は230Pa・sであっ
た。
【0072】実施例7 温度調節器、窒素導入管、撹拌装置(ダブルヘリカル
翼)を備え付けたフラスコに数平均分子量3000のポ
リ(エチレンオキシド)グリコール付加物604部、テ
レフタル酸ジメチル361部、5−スルホイソフタル酸
ジメチルカルシウム塩69部、エチレングリコール46
0部および触媒として酢酸カルシウム1.8部を仕込
み、窒素流入下180℃で2時間かけて、メタノールを
除去しながら攪拌を続けた。次いで10mmHgの減圧下で
過剰のエチレングリコール等の留出物を除去しながら、
210℃にて2時間反応を進行させた。更に、触媒とし
てテトラブチルチタネート1.9部を加え、250℃ま
で昇温した。次いで0.1mmHgの減圧下で5時間反応さ
せた、窒素加圧下ストランド状に取り出し、ペレタイズ
を行うことによって、ペレット状のポリエーテルエステ
ルを得た。以下これを帯電防止剤Gと称する。この帯電
防止剤Gについて、実施例1と同様に測定した溶融粘度
は274Pa・sであった。
【0073】実施例8 温度調節器、窒素導入管、撹拌装置(ダブルヘリカル
翼)を備え付けたフラスコに数平均分子量4500のビ
スフェノールA・ポリ(エチレンオキシド)グリコール
付加物504部、テレフタル酸ジメチル358部、5−
スルホイソフタル酸ジメチル亜鉛塩59部、エチレング
リコール460部および触媒として酢酸カルシウム1.
8部を仕込み、窒素流入下180℃で2時間かけて、メ
タノールを除去しながら攪拌を続けた。次いで10mmHg
の減圧下で過剰のエチレングリコール等の留出物を除去
しながら、210℃にて2時間反応を進行させた。更
に、触媒としてテトラブチルチタネート1.9部を加
え、290℃まで昇温した。次いで0.1mmHgの減圧下
で5時間反応させた、窒素加圧下ストランド状に取り出
し、ペレタイズを行うことによって、ペレット状のポリ
エーテルエステルを得た。以下これを帯電防止剤Hと称
する。この帯電防止剤Hの溶融粘度は、レオメーターR
DS−II(RHEOMETRIC INC.製、以下R
DSと表記)を用いて、窒素雰囲気下300℃、回転数
100rpmで測定したところ、その測定値は520Pa
・sであった。
【0074】比較例1 温度調節器、窒素導入管、撹拌装置(ダブルヘリカル
翼)を備え付けたフラスコに数平均分子量1011のポ
リエチレングリコール608部、テレフタル酸ジメチル
429部、エチレングリコール420部および触媒とし
て酢酸カルシウム2.8部を仕込み、窒素流入下180
℃で2時間かけて、メタノールを除去しながら攪拌を続
けた。次いで10mmHgの減圧下で過剰のエチレングリコ
ール等の留出物を除去しながら、210℃にて2時間反
応を進行させた。更に、触媒としてテトラブチルチタネ
ート1.8部を加え、250℃まで昇温した。次いで
0.4mmHgの減圧下で3時間反応させた後、窒素加圧下
ストランド状に取り出し、ペレタイズを行うことによっ
て、ペレット状のポリエーテルエステルを得た。以下こ
れを帯電防止剤Iと称する。この帯電防止剤Iについ
て、実施例1と同様に測定した溶融粘度は、20Pa・
sであった。
【0075】比較例2 温度調節器、窒素導入管、撹拌装置(ダブルヘリカル
翼)を備え付けたフラスコに数平均分子量572のポリ
(エチレンオキシド)グリコール552部、ヘキサメチ
レンジアミンとアジピン酸からあらかじめ調製したナイ
ロン6・6塩(AH塩)80部、アジピン酸141部お
よび触媒としてテトラブチルチタネート0.8部を仕込
み、窒素流入下220℃で1時間加熱撹拌した後、26
0℃、1mmHg以下の減圧下で6時間反応を進行させた。
反応後、実施例1と同様の操作により、ペレット状のポ
リエーテルエステルアミドを得た。以下これを帯電防止
剤Jと称する。この帯電防止剤Jについて、実施例1と
同様に測定した溶融粘度は、24Pa・sであった。
【0076】比較例3 温度調節器、窒素導入管、撹拌装置(ダブルヘリカル
翼)を備え付けたフラスコに数平均分子量1010のポ
リ(エチレンオキシド)グリコール614部、テレフタ
ル酸ジメチル361部、5−スルホイソフタル酸ジメチ
ルナトリウム塩69部、エチレングリコール390部お
よび触媒として酢酸カルシウム2.7部を仕込み、窒素
流入下180℃で2時間かけて、メタノールを除去しな
がら攪拌を続けた。次いで10mmHgの減圧下で過剰のエ
チレングリコール等の留出物を除去しながら、210℃
にて2時間反応を進行させた。更に、触媒としてテトラ
ブチルチタネート1.5部を加え、250℃まで昇温し
た。次いで0.3mmHgの減圧下で2時間反応させ、冷却
パンに取り出した。冷却後、カッティングすることによ
って、ペレット状のポリエーテルエステルを得た。以下
これを帯電防止剤Kと称する。
【0077】この帯電防止剤Kの溶融粘度は、レオメー
ターRDS−II(RHEOMETRIC INC.製、
以下RDSと表記)を用いて、窒素雰囲気下250℃、
回転数100rpmで測定したところ、その測定値は84
Pa・sであった。
【0078】比較例4 温度調節器、窒素導入管、撹拌装置(ダブルヘリカル
翼)を備え付けたフラスコに数平均分子量572のポリ
(エチレンオキシド)グリコール615部、テレフタル
酸ジメチル419部、スルホイソフタル酸ジメチルカリ
ウム塩35部、エチレングリコール432部および触媒
として酢酸カルシウム0.8部を仕込み、窒素流入下1
80℃で2時間かけて、メタノールを除去しながら攪拌
を続けた。次いで10mmHgの減圧下で過剰のエチレング
リコール等の留出物を除去しながら、210℃にて2時
間反応を進行させた。更に、触媒としてテトラブチルチ
タネート1.9部を加え、250℃まで昇温した。次い
で0.1mmHgの減圧下で5時間反応させ、冷却パンに取
り出した。冷却後、カッティングすることによって、ペ
レット状のポリエーテルエステルを得た。以下これを帯
電防止剤Lと称する。この帯電防止剤Lについて、実施
例1と同様に測定した溶融粘度は、17Pa・sであっ
た。
【0079】実施例8〜23および比較例5〜19 各成分を下記第1表〜第9表に示す割合で混合し、
(株)東洋精機製作所製25mm2軸押出機を用いて、
PC系は270℃で、PMMA系およびHIPS系は2
20℃で、PBT系は250℃で、混練押出した。得ら
れたペレットを(株)山城精機製1オンス射出成形機を
用い、PMMA系およびHIPS系は220℃にて、P
BT系は260℃にて、PC系は265℃にて、各試験
片を作成し、次の各評価を行った。評価結果を第1表〜
第9表に示す。 (1)落錘衝撃試験 ASTM D−3763に準拠して、計装化落錘衝撃試
験装置Dynatup(GeneralResearch Corporation製 GRC
730-I型)を80×80×3mmの平板を試験板とし
て用いて実施した。 (2)帯電防止性能試験 80×80×3mmの平板を23℃、相対湿度50%で
24時間状態調整後、SM−8210型超絶縁計(東亜
電波工業(株)製)を用いて表面固有抵抗を測定した。
測定値の単位はΩ/□である。 (3)透明性試験 JIS K7105に準拠して、30×30×3mmの
平板を試験板としてヘイズメーター(日本電色工業
(株)製 型式ND−1001DP)を用いて、全光線
透過率(%)を測定した。
【0080】尚、表中、PCは、三菱エンジニアリング
プラスチック(株)製「S−3000」を、PSは、大
日本インキ化学工業(株)製「ディックスチレンGR−
3500」を、PMMAは、三菱レイヨン(株)製「ア
クリペットMD」を、PBTは、大日本インキ化学工業
(株)製「プラナックBT−1000」を、SMAAは
スチレン/メタアクリル酸(=85/15)からなる共
重合物を、また、DBSは竹本油脂(株)製ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウムを表す。
【0081】
【表1】
【0082】
【表2】
【0083】
【表3】
【0084】
【表4】
【0085】
【表5】
【0086】
【表6】
【0087】
【表7】
【0088】
【表8】
【0089】
【表9】
【0090】
【発明の効果】本発明の帯電防止剤は、熱可塑性樹脂に
対し、優れた透明性、帯電防止効果及びその持続性を与
えることができる。また、本発明の帯電防止性樹脂組成
物は、優れた透明性とを有し、更に帯電防止性、その持
続性及び機械的強度に優れるため電化製品のハウジング
材、電気製品の部品、自動車部品、包装材料、家具等に
有用である。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子構造中に有機スルホン酸金属塩骨格
    を有し、かつ、その溶融粘度(280℃)が50〜50
    00Pa・sであるポリエーテルエステルを有すること
    を特徴とする帯電防止剤。
  2. 【請求項2】 有機スルホン酸金属塩骨格が、有機スル
    ホン酸多価金属塩骨格である請求項1又は2記載の帯電
    防止剤。
  3. 【請求項3】 有機スルホン酸金属塩骨格における有機
    スルホン酸がスルホン化フタル酸である請求項1又は2
    記載の帯電防止剤。
  4. 【請求項4】 有機スルホン酸金属塩骨格における金属
    原子がアルカリ土類金属もしくは亜鉛である請求項1、
    2又は3記載の帯電防止剤。
  5. 【請求項5】 ポリエーテルエステルの数平均分子量が
    1,000〜1,000,000である請求項1、2、
    3又は4記載の帯電防止剤。
  6. 【請求項6】 ポリエーテルエステルが、 (a1)有機スルホン酸多価金属塩骨格を有する多価カ
    ルボン酸若しくはそのエステル、 (a2)ポリアルキレンオキシド骨格含有ジオール、及
    び、 (a3)アルキレングリコールを必須成分として反応さ
    せて得られるものである請求項1、2、4又は5記載の
    帯電防止剤。
  7. 【請求項7】 ポリアルキレンオキシド骨格含有ジオー
    ル(a2)が、ポリ(アルキレンオキシド)グリコー
    ル、または、ビスフェノール類のポリ(アルキレンオキ
    シド)グリコール付加物である請求項6記載の帯電防止
    剤。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1つに記載の帯
    電防止剤と、熱可塑性樹脂を必須成分とすることを特徴
    とする帯電防止性樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 帯電防止剤の含有率が、1〜30重量%
    である請求項8記載の帯電防止性樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 熱可塑性樹脂が、透明性熱可塑性樹脂
    である請求項8又は9記載の帯電防止性樹脂組成物。
  11. 【請求項11】 熱可塑性樹脂が、ポリカーボネート系
    樹脂、ポリエステル系樹脂またはスチレン系樹脂である
    請求項10記載の帯電防止性樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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