JPH11297458A - フレキシブルヒータ - Google Patents

フレキシブルヒータ

Info

Publication number
JPH11297458A
JPH11297458A JP10093293A JP9329398A JPH11297458A JP H11297458 A JPH11297458 A JP H11297458A JP 10093293 A JP10093293 A JP 10093293A JP 9329398 A JP9329398 A JP 9329398A JP H11297458 A JPH11297458 A JP H11297458A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible
heater
heaters
heating element
flexible heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10093293A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Tanaka
善喜 田中
Atsuo Yoshikawa
淳夫 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP10093293A priority Critical patent/JPH11297458A/ja
Publication of JPH11297458A publication Critical patent/JPH11297458A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】柔軟性かつ耐熱性に優れた高温用のフレキシブ
ルヒータを提供する。 【解決手段】柔軟な発熱体2とこの発熱体を覆い囲む柔
軟な電気絶縁層3,4とを有し、前記電気絶縁層3,4
は、光学的に異方性の溶融相を形成し得るポリマーから
なる、柔軟性かつ耐熱性に優れた高温用のフレキシブル
ヒータ1を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】フレキシブルヒータは、柔軟
な発熱体とこの発熱体を覆い囲む柔軟な電気絶縁層とを
有するものであり、ヒータ配管や化学反応器の外周に巻
き付けて使用するリボン状のヒータ、暖房カーペットの
ような平面状ヒータ、などがよく知られている。要求さ
れる柔軟性は用途により種々あるが、本発明は少なくと
も平面でない曲面にほとんど沿うように曲げることがで
きるヒータをフレキシブルヒータと称するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フレキシブルヒータは、ニッケル
−クロム合金、ニッケル−クロム−鉄合金、ニッケル−
クロム−鉄−マンガン合金、白金・ロジウム、あるいは
これら合金のペーストなどを素材とする線状あるいは平
面状発熱体を柔軟な電気絶縁層で覆い囲み構成されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
高温耐熱性の電気絶縁層の素材となる耐熱材料の柔軟性
は低く、要求される柔軟性が満足されるものではなかっ
た。高温用のフレキシブルヒータにおいて面積当たりの
発熱効率を向上させるためには発熱体を多層にすればよ
いが、分厚くすれば柔軟性はさらに損なわれる。また、
柔軟性を重視すれば、耐熱性の低い素材を用いざるを得
なかったために高温用のフレキシブルヒータとはなり得
なかった。
【0004】本発明の目的は、上記の問題点を解消し
て、柔軟性かつ耐熱性に優れた高温用のフレキシブルヒ
ータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】光学的に異方性の溶融相
を形成し得るポリマー(以下、液晶ポリマーということ
がある)は、耐熱性樹脂として知られており、また電気
絶縁性、低吸水性、燃焼時の無毒性、耐溶剤性、耐化学
薬品性、耐放射線性などのために電気絶縁材料として非
常に優れた材料であることもよく知られている。ところ
が、一般に液晶ポリマーの射出成形品、繊維またはフィ
ルムは硬いことが特徴とされている。しかしながら、反
対に、適切に分子配向を緩和させた液晶ポリマーは、射
出成形品、繊維またはフィルムの如何を問わず、耐熱性
樹脂としては、大変やわらかいことを本発明者らは見出
し、以下に述べる本発明に至った。
【0006】請求項1のフレキシブルヒータは、柔軟な
発熱体とこの発熱体を覆い囲む柔軟な電気絶縁層とを有
し、前記電気絶縁層が、液晶ポリマーからなることを特
徴とする。本発明に使用される液晶ポリマーとは、半1
型液晶ポリマー、全1型液晶ポリマー、半2型液晶ポリ
マー、全2型液晶ポリマー[末長純一著「成形・設計の
ための液晶ポリマー」シグマ出版]などすべての液晶ポ
リマーを含むものである。これら液晶ポリマーは特に限
定されるものではないが、その具体例として、以下に例
示する(1)〜(4)に分類される化合物およびその誘
導体(原料化合物)から導かれる公知のサーモトロピッ
ク液晶ポリエステルおよびサーモトロピック液晶ポリエ
ステルアミドを挙げることができる。但し、光学的に異
方性の溶融相を形成し得るポリマーを得るためには、繰
り返し単位の好適な組み合わせが必要とされることは言
うまでもない。
【0007】(1)芳香族または脂肪族ジヒドロキシ化
合物(代表例は表1参照)
【表1】
【0008】(2)芳香族または脂肪族ジカルボン酸
(代表例は表2参照)
【表2】
【0009】(3)芳香族ヒドロキシカルボン酸(代表
例は表3参照)
【表3】
【0010】(4)芳香族ジアミン、芳香族ヒドロキシ
アミンまたは芳香族アミノカルボン酸(代表例は表4参
照)
【表4】
【0011】これらの原料化合物から得られる液晶ポリ
マーの代表例として表5に示す構造単位を有する共重合
体(a)〜(e)を挙げることができる。
【表5】
【0012】上記の覆い囲むとは、電気絶縁層と発熱体
との間に、液晶ポリマー以外の材料が介在することをも
含むものであるが、電気絶縁層と発熱体とが密着してい
ることが望ましい。液晶ポリマーは熱で軟化あるいは溶
融するので、絶縁材料として液晶ポリマーを用いる場合
は、比較的容易に発熱体を密着して覆い囲むことが可能
である。
【0013】また、発熱体としては、ニッケル−クロム
合金、ニッケル−クロム−鉄合金、ニッケル−クロム−
鉄−マンガン合金、白金・ロジウムあるいはこれら合金
のペーストなど公知材料を素材とする線状発熱体、面状
発熱体、印刷された線状あるいは面状発熱体、エッチン
グ等によりパターンが形成されたパターン発熱体など公
知の発熱体が適用できる。さらに、これら発熱体が、発
熱体が予め別の材料で覆われていてもかまわない。
【0014】請求項2のフレキシブルヒータは、請求項
1において、前記液晶ポリマーが、その融点が300℃
以上のものであることを特徴とする。電気絶縁層の融点
は高いほど望ましい。一般に、加熱する機能をもつ設
備、例えば加熱ロール設備、加熱平板設備、加熱チャン
バー設備などでは、特殊でない限り、加熱温度は200
℃程度であり、高温対応の設備では300℃が上限温度
として設定される場合が多い。したがって、フレキシブ
ルヒータの絶縁層の融点は300℃以上であることが望
ましい。安全性を向上させるなどのために、望ましくは
融点が350℃以上、さらに望ましくは融点が400℃
以上である。
【0015】請求項3のフレキシブルヒータは、請求項
1または2のフレキシブルヒータにおいて、前記発熱体
を2つの前記電気絶縁層で挟み込んだ状態で熱プレスす
ることにより形成されていることを特徴とする。液晶ポ
リマーは融点に近づくと軟化して、融点以上になると溶
融する。したがって、熱プレスすることにより発熱体の
凹凸を埋め尽くすように変形することが可能であり、上
述したような、電気絶縁層と発熱体とが密着して、電気
絶縁層が発熱体を覆い囲むようになる。融点以下におい
ても、このような、電気絶縁層が発熱体を覆い囲む形態
とすることが可能であるが、その場合には、プレス圧を
増大させる必要がある。
【0016】請求項4のフレキシブルヒータは、請求項
1ないし3のいずれかのフレキシブルヒータにおいて、
前記液晶ポリマーが、その分子配向度が1.3以下のも
のであることを特徴とする。
【0017】ここに分子配向度SOR(Segment Orienta
tion Ratio) とは、分子を構成するセグメントについて
の分子配向の度合いを与える指標をいい、従来のMOR
(Molecular Orientation Ratio) とは異なり物体の厚さ
に無関係な値である。この分子配向度SORは、以下の
ように算出される。
【0018】まず、周知のマイクロ波分子配向度測定機
において、液晶ポリマーフィルムを、マイクロ波の進行
方向にフィルム面が垂直になるように、マイクロ波共振
導波管中に挿入し、該フィルムを透過したマイクロ波の
電場強度(マイクロ波透過強度)が測定される。そし
て、この測定値に基づいて、次式により、m値(屈折率
と称する)が算出される。 m=(Z0 /△z)×(1−νmax /ν0 ) ただし、Z0 は装置定数、△zは物体の平均厚、νmax
はマイクロ波の振動数を変化させたときの最大マイクロ
波透過強度を与える振動数、ν0 は平均厚ゼロのとき
(すなわち物体がないとき)の最大マイクロ波透過強度
を与える振動数である。
【0019】つぎに、マイクロ波の振動方向に対する物
体の回転角が0°のとき、つまりマイクロ波の振動方向
と、物体の分子が最もよく配向されている方向であっ
て、最小マイクロ波透過強度を与える方向とが合致して
いるときのm値をm0 、回転角が90°のときのm値を
90として、分子配向度SORがm0 /m90により算出
される。
【0020】本発明の液晶ポリマーフィルムの適用分野
によって、必要とされる分子配向度SORは当然異なる
が、SOR≧1.5の場合は、液晶ポリマーの分子配向
の偏りが著しいためにフィルムが硬くなり、かつ製膜工
程で分子配向される方向に簡単に引き裂かれる。本発明
のフレキシブルヒータとしては、分子配向度SORが
1.3を越えても、機能は劣るものの、耐熱性樹脂を用
いているために高温のフレキシブルヒータとなり得る
が、フレキシブルヒータとしての適用分野を狭めること
になるので、フレキシブルヒータの絶縁層としては分子
配向度SORが1.3以下であることが望ましい。しか
しながら、フレキシブルヒータが平面状である場合に
は、分子配向度SORが1に近づく方が、加熱時の反り
が少なくなるので、分子配向度SORが1.1以下であ
ることがより望ましい。さらに、加熱時の反りをほとん
ど無くす必要がある精密フレキシブルヒータの場合に
は、分子配向度SORは1.03以下であることがさら
に望ましい。
【0021】請求項5のフレキシブルヒータは、請求項
1ないし4のいずれかのフレキシブルヒータにおいて、
300℃以下の融点を有する液晶ポリマーからなる電気
絶縁層で発熱体を覆い囲んだ状態で、加熱処理すること
によって、その液晶ポリマーの融点を300℃以上に高
めたものからなることを特徴とする。比較的低い融点の
液晶ポリマーは製造が容易で製造ロット間のバラツキも
小さく、かかる液晶ポリマーを用いることはフレキシブ
ルヒータ製造の上で重要なことである。加熱処理の一例
を説明すれば、絶縁材料である液晶ポリマーの融点が2
83℃の場合、260℃で5時間加熱すれば、その液晶
ポリマーの融点は320℃になる。
【0022】請求項6のフレキシブルヒータは、請求項
1ないし4のいずれかのフレキシブルヒータにおいて、
300℃〜400℃の融点を有する液晶ポリマーからな
る電気絶縁層で発熱体を覆い囲んだ状態で、加熱処理す
ることによって、その液晶ポリマーの融点をもとの融点
以上に高めたものからなることを特徴とする。
【0023】本発明のフレキシブルヒータを実現する方
法には大まかに分けて2つある。一つは、前記請求項6
のフレキシブルヒータのように、もともとの絶縁材料と
して、液晶ポリマーの融点が300℃〜400℃の液晶
ポリマーフィルムを用いて、電気絶縁層を形成させたあ
と、上述したような加熱処理を施すことによって、電気
絶縁層の融点を絶縁材料の融点以上にする方法である。
他の一つは、前記請求項5のフレキシブルヒータのよう
に、融点が300℃以下の液晶ポリマーを用いて得た第
1の液晶ポリマーフィルムを加熱処理することにより、
融点が300℃以上の第2の液晶ポリマーフィルムを作
成し、この第2の液晶ポリマーフィルムをフレキシブル
ヒータの原材料である絶縁材料として用い、電気絶縁層
を形成させた後に加熱処理を施すことによって、第2の
液晶ポリマーフィルムの融点以上の電気絶縁層を得る方
法である。
【0024】第1の方法は、加熱処理が一度ですむとい
う利点があるが、融点が300℃以上の液晶ポリマーは
製造が難しく、生産ロットによるバラツキが大きいこと
は、フレキシブルヒータの製造においては好ましくな
い。むろん、将来液晶ポリマーの生産技術が改良され、
ロット間のバラツキが小さくなれば、上述の第1の方法
は十分実際に採用できる方法となる。第2の方法は、加
熱処理を二度行わなければならない不利な点があるが、
フレキシブルヒータの原材料としての液晶ポリマーフィ
ルム(上記の第2の液晶ポリマーフィルム)が加熱処理
を既に一度施されているので、発熱体を電気絶縁層で覆
い囲むときに、急激な寸法変化を起こしにくく、パター
ン形状の変化を抑制できるという重要な利点がある。
【0025】本発明のフレキシブルヒータにおいて、電
気絶縁層を形成する液晶ポリマーを熱処理することによ
り、該液晶ポリマーの熱膨張係数(線膨張率)を該液晶
ポリマーに配置される発熱体の熱膨張係数(線膨張率)
と実質的に同じにすることができ、冷熱ヒートサイクル
に対する信頼性を高めることができる。熱処理は、該液
晶ポリマーに発熱体を複合する前でも後であってもよい
が、発熱体を複合する段階で加熱されると、該液晶ポリ
マーの熱膨張係数が変化することがあるので、この点を
事前に考慮したプロセスを設計する必要がある。さら
に、該熱処理の手段としては特に制限はなく、熱風循環
炉、熱ロール、セラミックヒータ、熱プレスなどを例示
することができる。
【0026】熱処理の温度としては、電気絶縁層を形成
する液晶ポリマーの熱膨張係数が、該発熱体の熱膨張係
数よりも大きい場合には、該液晶ポリマーの融点よりも
140°C低い温度から該融点までの温度範囲を選択す
ることができる。この温度範囲では、フィルムの熱膨張
係数を最大で30×10-5cm/cm/°C高くするこ
とができる。本発明のフレキシブルヒータの冷熱ヒート
サイクルに対する信頼性をより高めるためには、該発熱
体の熱膨張係数をP×10-6cm/cm/°Cとしたと
きに、該液晶ポリマーフィルムの熱膨張係数が(P−1
0)×10-6cm/cm/°Cから(P+10)×10
-6cm/cm/°Cの範囲内になるように調節すること
が好ましい。
【0027】請求項7の多層フレキシブルヒータは、請
求項1ないし6のいずれかのフレキシブルヒータを2枚
以上重ねて形成した多層フレキシブルヒータであって、
前記多層に重ねたフレキシブルヒータを熱プレスするこ
とにより、各ヒータ同士を接着させて一体形成したもの
である。液晶ポリマーからなる電気絶縁層は、従来の耐
熱性樹脂よりなる電気絶縁層に比較してやわらかく柔軟
性に富むために、多層にすることが可能である。層数は
フレキシブルヒータの用途に応じて適当に選ぶことがで
きる。
【0028】請求項8の多層フレキシブルヒータは、請
求項7の多層フレキシブルヒータにおいて、前記各フレ
キシブルヒータ内部で、各ヒータの層間を電気的に接続
させていることを特徴とする。多層フレキシブルヒータ
の場合、各層から独立に導線を電気絶縁層より引き出し
て、これら導線にそれぞれ電流を流す端子を設置するこ
とは通常行われているが、本発明においては、電気絶縁
層内部で各層の発熱体を電気的に接続するものである。
かかる構造を有するフレキシブルヒータは、ヒータの発
熱体へ通電するための端子の設置が容易であり望ましい
形態となることは言うまでもない。
【0029】請求項9の多層フレキシブルヒータは、請
求項8の多層フレキシブルヒータにおいて、前記フレキ
シブルヒータ間に導電体を挟み込んで多層に重ねたフレ
キシブルヒータを、熱プレスすることによって、隣り合
うヒータの発熱体同士を前記導電体を介して接触せしめ
て、各ヒータの層間を電気的に接続させていることを特
徴とする。本発明は、請求項8の多層フレキシブルヒー
タの層間の電気的接続を容易に形成するための技術であ
り、液晶ポリマーを電気絶縁層にする場合に特徴的に用
い得る方法である。2枚以上のフレキシブルヒータの間
に挟み込む導電体は、発熱体材料と同一でも異なってい
てもよいが、導電体を挟み込む位置は、該導電体がフレ
キシブルヒータの発熱体と、あるいは発熱体と電気的接
続されている導電体と、同じ位置である必要がある。こ
のように位置せしめることによって、2枚以上のフレキ
シブルヒータの間に導電体を挟み込んで熱プレスし、各
フレキシブルヒータの発熱体あるいは発熱体と電気的に
接続されている導電体と、挟み込んだ導電体とが強く接
触することが可能となるものである。
【0030】ここで、各フレキシブルヒータにおける発
熱体と電気的接続されている導電体とは、例えば、液晶
ポリマーフィルム上に印刷された発熱体の電気的端部に
重なるように配置せしめられた導電体、例えば金、銀、
銅などの公知の金属箔や金属線であり、メッキ、印刷、
あるいは金属箔をエッチングしたものも含まれる。かか
る簡単な方法で多層フレキシブルヒータの層間電気接続
が可能となるのは、液晶ポリマーの優れた性質を利用す
るものであり、他のポリマーでは、各フレキシブルヒー
タの発熱体あるいは導電体と、挟み込んだ導電体との間
に薄いポリマー膜が残り、これが電気的接続の障害とな
るのが普通である。
【0031】請求項10の多層フレキシブルヒータは、
請求項8の多層フレキシブルヒータにおいて、前記多層
に重ねたフレキシブルヒータを、局所的に強く熱プレス
して凹ませることによって、隣り合うヒータの発熱体同
士を接触せしめて、各ヒータの層間を電気的に接続させ
ていることを特徴とする。
【0032】請求項11の多層フレキシブルヒータは、
請求項8の多層フレキシブルヒータにおいて、前記フレ
キシブルヒータ間に導電体を挟み込んで多層に重ねたフ
レキシブルヒータを、局所的に強く熱プレスして凹ませ
ることによって、隣り合うヒータの発熱体同士を前記導
電体を介して接触せしめて、各ヒータの層間を電気的に
接続させていることを特徴とする。
【0033】このように、凹ませるだけで層間の電気的
接続が可能となるのは、液晶ポリマーの優れた性質を利
用するものであり、他のポリマーでは各フレキシブルヒ
ータの発熱体あるいは発熱体と電気的に接続された導電
体を層間で接触させるように凹ませても、接触点におい
てポリマーの薄い皮膜が残り、歩留まり高く電気的接続
を実現することは難しい。
【0034】請求項12の多層フレキシブルヒータは、
請求項8ないし11のいずれかの多層フレキシブルヒー
タにおいて、各フレキシブルヒータの層間の電気的接続
が2箇所以上でなされることを特徴とする。上記の請求
項7ないし11の多層フレキシブルヒータについて述べ
たように、本発明の多層フレキシブルヒータの層間接続
は比較的容易に可能であるために、各フレキシブルヒー
タの発熱体の一箇所においてのみ層間接続を図るだけで
なく、その箇所以外の任意の箇所でも層間接続を形成す
ることは容易である。これにより、一つの層の発熱体が
断線したとしても、断線箇所以外の箇所より断線した発
熱体に電流を流すことができ、多層フレキシブルヒータ
としての性能低下を軽減することが可能である。特に発
熱体自体あるいは発熱体材料と同一の材料で層間の電気
的接続がなされる場合には、三次元的に発熱体が形成さ
れた多層フレキシブルヒータとなる。
【0035】なお、以上のべたフレキシブルヒータが他
の材料と組み合わされた形態をも取り得ることは以上の
説明より容易に考え付かれるものであるので、本発明に
おいては、これら公知の他の材料と組み合わされた形態
のものも含めてフレキシブルヒータと称されるものであ
る。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係
る多層フレキシブルヒータの側面図を示す。この多層フ
レキシブルヒータは、フレキシブルヒータを複数、例え
ば2つ重ねて熱プレスすることにより、各ヒータ同士を
接着させて一体形成したものである。図1(a)のよう
に、各フレキシブルヒータ1は、柔軟な発熱体2と、こ
の発熱体2を覆い囲む柔軟な電気絶縁層3,4とを有す
る。この電気絶縁層3,4は液晶ポリマーフィルムから
なり、柔軟性を有する。フレキシブルヒータ1は、発熱
体2を液晶ポリマーフィルムからなる2つの電気絶縁層
3,4の間で挟み込んだ状態で熱プレスすることにより
形成されている。
【0037】多層フレキシブルヒータ10は、上記のフ
レキシブルヒータ1,1間に導電体5を挟み込んだ状態
で2層に重ね、図1(b)のように、これを熱プレス
(図中、Pは圧力を加えることを意味する)をすること
によって、隣り合うフレキシブルヒータ1,1の電気絶
縁層4,4を融着させて電気絶縁層13を形成するとと
もに、発熱体2,2同士を導電体5を介して上下の電気
的接続部A1,A2で接触せしめて各フレキシブルヒー
タ1,1の層間を電気的に接続させている。
【0038】図2は、本発明の第2実施形態に係る多層
フレキシブルヒータの側面図を示す。図2(b)の多層
フレキシブルヒータ30は、図1(a)の各フレキシブ
ルヒータ1,1同士を2つ重ねて熱プレスすることによ
り、隣り合うフレキシブルヒータ1,1の電気絶縁層
4,4を融着させて電気絶縁層13を形成し、フレキシ
ブルヒータ1,1を接着させて一体形成した多層フレキ
シブルヒータ20からなるものである。この第2実施形
態では導電体5をフレキシブルヒータ1,1間に挟み込
んでいないが、図1(b)のように導電体5を挟み込ん
だ状態で一体形成してもよい。電気絶縁層3,4は、第
1実施形態と同様に、液晶ポリマーフィルムからなる。
【0039】図2(a)のように、フレキシブルヒータ
1,1を接着させて一体形成した多層フレキシブルヒー
タ20を、熱圧接治具23の雄型23aと雌型23bで
挟んで、上下から局所的に強く熱プレス(図中、Pは圧
力を加えることを意味する)をして一部分を凹ませるこ
とによって、図2(b)のように、隣り合うフレキシブ
ルヒータ1,1の発熱体2,2同士を電気的接続部A3
で接触せしめて、各フレキシブルヒータ1,1の層間を
電気的に接続させた多層フレキシブルヒータ30を形成
している。
【0040】なお、上記実施形態では、電気絶縁層に液
晶ポリマーフィルムを用いているが、液晶ポリマーの繊
維や射出成形品を用いてもよい。
【0041】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれら実施例により何ら限定されるもので
はない。 〔実施例1〕p−ヒドロキシ安息香酸と6−ヒドロキシ
−2−ナフトエ酸の共重合物で融点が283℃である液
晶ポリマーを溶融押出し、周知のインフレーション成形
法(熱可塑性樹脂の円筒状フィルムを成形する方法。例
えば、特公昭63−33450号公報、特公平6−39
533号公報)により、膜厚が50μm 、分子配向度が
1.05のフィルムを得た。
【0042】次に、真空熱プレス機の熱板中央に、ポリ
イミドフィルム(長さ25cm、幅10cm、厚み10
0μm )、上記液晶ポリマーフィルム(長さ20cm、
幅5cm)、白金・ロジウム合金の発熱体(長さ25c
m、幅4cm、厚み50μm)、上記液晶ポリマーフィ
ルム(長さ20cm、幅5cm)、およびポリイミドフ
ィルム(長さ25cm、幅10cm、厚み100μm )
を、各材料の中心が一致するように順次積み重ねた。
【0043】次に、真空熱プレス機のチャンバー内部を
真空にした後に295℃まで加熱した時点で、30Kg
/cm2 の圧力で5分間プレスした。引き続いて50℃
まで温度を下げ、真空状態と圧力を解放した後に取り出
した圧着体のポリイミドフィルムを剥離することによ
り、目的とするフレキシブルヒータを得た。
【0044】作製したフレキシブルヒータを平坦に静置
し、白金・ロジウム合金の発熱体に通電したところ、少
なくとも200℃のヒータ表面温度で正常に動作して実
用的に使用できることが確認できた。また、直径10m
mの金属棒にこのフレキシブルヒータを長手方向に巻き
付けて通電しても同様の良好な結果が得られた。
【0045】〔実施例2〕上記の実施例1でインフレー
ション成形法により得た液晶ポリマーフィルムを260
℃で5時間加熱処理して融点を320℃に高めた液晶ポ
リマーフィルムを作製した。
【0046】次に、真空熱プレス機の熱板中央に、熱板
との融着防止のための銅箔(長さ25cm、幅10c
m、厚み18μm )、上記液晶ポリマーフィルム(長さ
20cm、幅5cm)、白金・ロジウム合金の発熱体
(長さ25cm、幅4cm、厚み50μm )、上記液晶
ポリマーフィルム(長さ20cm、幅5cm)、および
銅箔(長さ25cm、幅10cm、厚み18μm )を、
各材料の中心が一致するように順次積み重ねた。
【0047】次に、真空熱プレス機のチャンバー内部を
真空にした後に332℃まで加熱した時点で、30Kg
/cm2 の圧力で5分間プレスした。引き続いて50℃
まで温度を下げ、真空状態と圧力を解放した後に取り出
した圧着体の両面にある銅箔を化学的に溶解除去するこ
とにより、目的とするフレキシブルヒータを得た。
【0048】次に、上記のようにして得られたフレキシ
ブルヒータを図1(a)に示すフレキシブルヒータ1と
して用いて、図1(b)に示す多層フレキシブルヒータ
10を形成する。まず、図1(a)において、図示しな
い真空熱プレス機の熱板中央に、同じく図示しない銅箔
(長さ25cm、幅10cm、厚み18μm )、得られ
たフレキシブルヒータ1、直径150μm 、長さ5mm
の金線(導電体)5、得られたフレキシブルヒータ1、
および上記と同じ銅箔(長さ25cm、幅10cm、厚
み18μm )を順次積み重ね、真空熱プレス機のチャン
バー内部を真空にした後に320℃まで加熱した時点
で、図1(b)のように、90Kg/cm 2 の圧力で5
分間プレスをした。引き続いて50℃まで温度を下げ、
真空状態と圧力を解放した後に取り出した圧着体の両面
にある銅箔を化学的に溶解除去することにより、層間の
電気的接続が、フレキシブルヒータ内部の発熱体2,2
と金線(導電体)5を接触せしめた電気的接続部A1,
A2でなされている高温多層フレキシブルヒータ10を
得た。
【0049】作製した多層フレキシブルヒータ10を用
いて、層間を電気的に接続する金線(導電体)を介して
各発熱体2,2に通電したところ、少なくとも250℃
のヒータ表面温度で正常に動作して実用的に使用できる
ことが確認できた。
【0050】〔実施例3〕真空熱プレス機の熱板中央
に、銅箔(長さ25cm、幅10cm、厚み18μm
)、実施例1で成形した液晶ポリマーフィルム(長さ
20cm、幅5cm)、白金・ロジウム合金の発熱体
(長さ25cm、幅4cm、厚み50μm )、実施例1
で成形した液晶ポリマーフィルム(長さ20cm、幅5
cm)、白金・ロジウム合金の発熱体(長さ25cm、
幅4cm、厚み50μm )、実施例1で成形した液晶ポ
リマーフィルム(長さ20cm、幅5cm)、および銅
箔(長さ25cm、幅10cm、厚み18μm )を、各
材料の中心が一致するように順次積み重ねた。
【0051】次に、真空熱プレス機のチャンバー内部を
真空にした後に295℃まで加熱した時点で、30Kg
/cm2 の圧力で5分間プレスした。引き続いて50℃
まで温度を下げ、真空状態と圧力を解放した後に取り出
した圧着体の両面にある銅箔を化学的に溶解除去するこ
とにより、目的とする多層フレキシブルヒータを得た。
【0052】次に、上記のようにして得られた多層フレ
キシブルヒータを図2(a)に示す多層フレキシブルヒ
ータ20として用いて、図2(b)に示す多層フレキシ
ブルヒータ30を形成する。まず、図2(a)におい
て、得られた多層フレキシブルヒータ20を上下から熱
圧接治具23の雄型23aと雌型23bで挟み込み、局
所的に295℃の温度と60Kg/cm2 の圧力で熱プ
レスをすることにより発熱体2,2を接触せしめた電気
的接続部A3を形成し、層間の電気的接続がフレキシブ
ルヒータ内部でなされている高温多層フレキシブルヒー
タ30を得た。
【0053】作製した多層フレキシブルヒータ30を用
いて、電気的接続部A3を介して発熱体2,2に通電し
たことろ、少なくとも200℃のヒータ表面温度で正常
に動作して実用的に使用できることが確認できた。
【0054】〔実施例4〕実施例3で作製した図2
(b)の多層フレキシブルヒータ30を260℃で20
時間加熱処理して、液晶ポリマーの電気絶縁層3,13
(4)の融点を350℃に高めた高温多層フレキシブル
ヒータを得た。
【0055】作製した多層フレキシブルヒータを用いて
実施例3と同様に通電したところ、少なくとも315℃
のヒータ表面温度で正常に動作して実用的に使用できる
ことが確認できた。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、柔軟性か
つ耐熱性に優れた高温フレキシブルヒータ、特に高温多
層フレキシブルヒータを提供するものである。また、特
別に高温を得る必要がない用途においても、高温フレキ
シブルヒータとしての機能を有しているために、過熱に
よる危険性を減少させ、より安全なフレキシブルヒータ
として用いることができる。さらに、特別に高温を得る
必要がない用途においても、高温を発することが可能で
あるために、同じ熱量を与える場合にも、フレキシブル
ヒータ自体の面積(あるいは体積)が少なくてよい利点
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は、本発明の第1実施形態に係
る多層フレキシブルヒータの製造工程を示す側面図であ
る。
【図2】(a),(b)は、第2実施形態に係る多層フ
レキシブルヒータの製造工程を示す側面図である。
【符号の説明】
1…フレキシブルヒータ、2…発熱体、3,4…液晶ポ
リマーの電気絶縁層、5…導電体、10,20,30…
多層フレキシブルヒータ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟な発熱体とこの発熱体を覆い囲む柔
    軟な電気絶縁層とを有し、前記電気絶縁層は、光学的に
    異方性の溶融相を形成し得るポリマーからなることを特
    徴とするフレキシブルヒータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ポリマーは、その融点が300℃以上のものである
    ことを特徴とするフレキシブルヒータ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記発熱体を2つの前記電気絶縁層で挟み込んだ状態で
    熱プレスすることにより形成されていることを特徴とす
    るフレキシブルヒータ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、 前記ポリマーは、その分子配向度が1.3以下のもので
    あることを特徴とするフレキシブルヒータ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、 300℃以下の融点を有する光学的に異方性の溶融相を
    形成し得るポリマーからなる電気絶縁層で発熱体を覆い
    囲んだ状態で、加熱処理することによって、そのポリマ
    ーの融点を300℃以上に高めたものからなることを特
    徴とするフレキシブルヒータ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、 300℃〜400℃の融点を有する光学的に異方性の溶
    融相を形成し得るポリマーからなる電気絶縁層で発熱体
    を覆い囲んだ状態で、加熱処理することによって、その
    ポリマーの融点をもとの融点以上に高めたものからなる
    ことを特徴とするフレキシブルヒータ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項に記載
    のフレキシブルヒータを2枚以上重ねて熱プレスするこ
    とにより、各ヒータ同士を接着させて一体形成した多層
    フレキシブルヒータ。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記各フレキシブルヒータ内部で、各ヒータの層間を電
    気的に接続させていることを特徴とする多層フレキシブ
    ルヒータ。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記フレキシブルヒータ間に導電体を挟み込んで多層に
    重ねたフレキシブルヒータを、熱プレスすることによっ
    て、隣り合うヒータの発熱体同士を前記導電体を介して
    接触せしめて、各ヒータの層間を電気的に接続させてい
    ることを特徴とする多層フレキシブルヒータ。
  10. 【請求項10】 請求項8において、 前記多層に重ねたフレキシブルヒータを、局所的に強く
    熱プレスして凹ませることによって、隣り合うヒータの
    発熱体同士を接触せしめて、各ヒータの層間を電気的に
    接続させていることを特徴とする多層フレキシブルヒー
    タ。
  11. 【請求項11】 請求項8において、 前記フレキシブルヒータ間に導電体を挟み込んで多層に
    重ねたフレキシブルヒータを、局所的に強く熱プレスし
    て凹ませることによって、隣り合うヒータの発熱体同士
    を前記導電体を介して接触せしめて、各ヒータの層間を
    電気的に接続させていることを特徴とする多層フレキシ
    ブルヒータ。
  12. 【請求項12】 請求項8ないし11のいずれかにおい
    て、 各フレキシブルヒータの層間の電気的接続が2箇所以上
    でなされることを特徴とする多層フレキシブルヒータ。
JP10093293A 1998-04-06 1998-04-06 フレキシブルヒータ Pending JPH11297458A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10093293A JPH11297458A (ja) 1998-04-06 1998-04-06 フレキシブルヒータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10093293A JPH11297458A (ja) 1998-04-06 1998-04-06 フレキシブルヒータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11297458A true JPH11297458A (ja) 1999-10-29

Family

ID=14078343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10093293A Pending JPH11297458A (ja) 1998-04-06 1998-04-06 フレキシブルヒータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11297458A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008156277A1 (en) * 2007-06-18 2008-12-24 Byung-Ok Jeon Manufacturing method for line with flexibility, line with flexibility using the manufacturing method and weave goods using the manufacturing method
WO2023181649A1 (ja) * 2022-03-24 2023-09-28 株式会社巴川製紙所 配管加熱構造体および配管加熱構造連結体

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03279428A (ja) * 1990-03-26 1991-12-10 Teijin Ltd ポリエステル混繊糸
JPH0453739A (ja) * 1990-06-22 1992-02-21 Kuraray Co Ltd 積層板
JPH0544146A (ja) * 1991-08-06 1993-02-23 Kuraray Co Ltd 高強力シート状物およびその製造法
JPH05144554A (ja) * 1991-11-21 1993-06-11 Hiroshima Kasei Ltd 面状発熱体の製造方法
JPH05234666A (ja) * 1991-02-01 1993-09-10 Hitachi Cable Ltd 積層フレキシブルヒータ
WO1995033787A1 (fr) * 1994-06-06 1995-12-14 Catalysts & Chemicals Industries Co., Ltd. Film de resine thermoplastique et procede de production de ce film
JPH0890570A (ja) * 1994-09-16 1996-04-09 Hoechst Celanese Corp 液晶ポリマーフイルムの処理方法
JPH0897565A (ja) * 1994-09-16 1996-04-12 Hoechst Celanese Corp モノリシツクlcpポリマーマイクロエレクトニクス配線モジユール
JPH1013028A (ja) * 1996-06-20 1998-01-16 Ibiden Co Ltd 多層プリント配線板用片面回路基板、および多層プリント配線板とその製造方法
JP3048034U (ja) * 1997-10-15 1998-05-06 株式会社ミサワ商会 面状発熱体及び面状発熱体を用いた発熱装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03279428A (ja) * 1990-03-26 1991-12-10 Teijin Ltd ポリエステル混繊糸
JPH0453739A (ja) * 1990-06-22 1992-02-21 Kuraray Co Ltd 積層板
JPH05234666A (ja) * 1991-02-01 1993-09-10 Hitachi Cable Ltd 積層フレキシブルヒータ
JPH0544146A (ja) * 1991-08-06 1993-02-23 Kuraray Co Ltd 高強力シート状物およびその製造法
JPH05144554A (ja) * 1991-11-21 1993-06-11 Hiroshima Kasei Ltd 面状発熱体の製造方法
WO1995033787A1 (fr) * 1994-06-06 1995-12-14 Catalysts & Chemicals Industries Co., Ltd. Film de resine thermoplastique et procede de production de ce film
JPH0890570A (ja) * 1994-09-16 1996-04-09 Hoechst Celanese Corp 液晶ポリマーフイルムの処理方法
JPH0897565A (ja) * 1994-09-16 1996-04-12 Hoechst Celanese Corp モノリシツクlcpポリマーマイクロエレクトニクス配線モジユール
JPH1013028A (ja) * 1996-06-20 1998-01-16 Ibiden Co Ltd 多層プリント配線板用片面回路基板、および多層プリント配線板とその製造方法
JP3048034U (ja) * 1997-10-15 1998-05-06 株式会社ミサワ商会 面状発熱体及び面状発熱体を用いた発熱装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008156277A1 (en) * 2007-06-18 2008-12-24 Byung-Ok Jeon Manufacturing method for line with flexibility, line with flexibility using the manufacturing method and weave goods using the manufacturing method
WO2023181649A1 (ja) * 2022-03-24 2023-09-28 株式会社巴川製紙所 配管加熱構造体および配管加熱構造連結体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6640072B2 (ja) 熱可塑性液晶ポリマーフィルムならびにこれを用いた積層体および回路基板
JP4029759B2 (ja) 多層回路基板およびその製造方法
EP0949067B1 (en) Coating method utilizing a polymer film, coated product and method of making metal-polymer laminates
JP4866853B2 (ja) 熱可塑性液晶ポリマーフィルムで被覆した配線基板の製造方法
JP2747096B2 (ja) 3次元回路基板の製造方法
JP4138995B2 (ja) 回路基板およびその製造方法
JP4162321B2 (ja) 金属箔積層板の製造方法
JP4064897B2 (ja) 多層回路基板およびその製造方法
KR101010888B1 (ko) 다층회로기판 및 그 제조 방법
JPH11297458A (ja) フレキシブルヒータ
JP2794614B2 (ja) 複帯材層を使用して特にプリント回路用の金属層をもつプラスチック積層品を製造する方法
JP2005105165A (ja) 低温積層可能な熱可塑性液晶ポリマーフィルム
JP3984387B2 (ja) ポリマーフィルムを用いたコーティング方法および金属箔積層体の製造方法
JPH11302417A (ja) ポリマーフィルムおよびその製造方法
JP3172112B2 (ja) 積層体の製造方法及び製造装置
JPH11309803A (ja) 多層積層板とその製造方法および多層実装回路基板
KR0178433B1 (ko) 흡열성 가열장치와 금속 박편을 갖춘, 인쇄 회로용 플라스틱 합판 제품의 제조방법
JP2001239585A (ja) 金属張積層体およびその製造方法。
JPH11214250A (ja) デバイスとこれを実装した実装回路基板
JP4205245B2 (ja) 電磁波シールド回路基板およびその製造方法
JPH03242992A (ja) 曲面形状を有するプリント配線板の製法
JPH10224032A (ja) プリント配線板のレイアップ方法
JP3444182B2 (ja) 積層体の製造方法
JP2912342B1 (ja) 多層銅張積層板の製造方法
JP4064018B2 (ja) フィルム積層体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040409

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060328

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060526

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060912