JPH1013028A - 多層プリント配線板用片面回路基板、および多層プリント配線板とその製造方法 - Google Patents

多層プリント配線板用片面回路基板、および多層プリント配線板とその製造方法

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JPH1013028A
JPH1013028A JP15980096A JP15980096A JPH1013028A JP H1013028 A JPH1013028 A JP H1013028A JP 15980096 A JP15980096 A JP 15980096A JP 15980096 A JP15980096 A JP 15980096A JP H1013028 A JPH1013028 A JP H1013028A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターステシャルバイアホール構造を有す
る多層プリント配線板を高い歩留りで効率良く製造する
のに有効な技術を提案する。 【解決手段】 絶縁性硬質基板(2a,2b )に対し、この
基板の一方の面に導体回路(3a,3b )と接着剤層(4a,4
b )をそれぞれ有すると共に、この基板の他方の面に
は、前記導体回路に達する貫通する穴を設け、かかるそ
の穴内に導電性ペースト5を該基板面と平滑にまたは該
基板面から突出する状態で充填されたバイアホール(6
a,6b )を有することを特徴とする多層プリント配線板
用片面回路基板(7a, 7b)、およびこの片面回路基板
(7a,7b )で構成されたIVH構造の多層プリント配線
板1とその多層プリント配線板1を高い歩留りで効率良
く製造する方法を提案する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層プリント配線
板用片面回路基板、および多層プリント配線板とその製
造方法に関し、特に、インターステシャルバイアホール
構造の多層プリント配線板を高い歩留りで効率良く製造
するのに有効な多層プリント配線板用片面回路基板、お
よびこの片面回路基板から構成される多層プリント配線
板とその製造方法について提案する。
【0002】
【従来の技術】従来の多層プリント配線板は、銅張積層
板とプリプレグを相互に積み重ねて一体化してなる積層
体にて構成されている。この積層体は、その表面に表面
配線パターンを有し、層間絶縁層間には内層配線パター
ンを有している。これらの配線パターンは、積層体の厚
さ方向に穿孔形成したスルーホールを介して、内層配線
パターン相互間あるいは内層配線パターンと表面配線パ
ターン間を電気的に接続するようにしている。
【0003】ところが、上述したようなスルーホール構
造の多層プリント配線板は、スルーホールを形成するた
めの領域を確保する必要があるために、部品実装の高密
度化が困難であり、携帯用電子機器の超小型化や狭ピッ
チパッケージおよびMCMの実用化の要請に十分に対処
できないという欠点があった。そのため、最近では、上
述のようなスルーホール構造の多層プリント配線板に代
えて、電子機器の小型化,高密度化に対応し易いインタ
ーステシャルバイアホール(IVH)構造を有する多層
プリント配線板の開発が進められている。
【0004】このIVH構造を有する多層プリント配線
板は、積層体を構成する各層間絶縁層に、導体層間を接
続する導電性のバイアホールが設けられている構造のプ
リント配線板である。即ち、この配線板は、内層配線パ
ターン相互間あるいは内層配線パターンと表面配線パタ
ーン間が、配線基板を貫通しないバイアホール(ベリー
ドバイアホールあるいはブラインドバイアホール)によ
って電気的に接続されている。それ故に、IVH構造の
多層プリント配線板は、スルーホールを形成するための
領域を特別に設ける必要がなく、電子機器の小型化,高
密度化を容易に実現することができる。
【0005】こうしたIVH構造の多層プリント配線板
に関し、例えば、第9回回路実装学術講演大会予稿集
(平成7年3月2日)の第57頁には、全層IVH構造を
有する多層プリント配線板の開発に関する提案が報告さ
れている。この提案の多層プリント配線板は、炭酸ガ
スレーザによる高速微細ビア穴加工技術、基板材料と
してアラミド不織布とエポキシ樹脂のコンポジット材料
の採用、導電性ペーストの充填による層間接続技術、
に基づいて開発されたものであり、以下のプロセスによ
って製造される(図1参照)。
【0006】まず、プリプレグとしてアラミド不織布に
エポキシ樹脂を含浸させた材料を用い、このプリプレグ
に炭酸ガスレーザによる穴開け加工を施し、次いで、こ
のよにして得られた穴部分に導電性ペーストを充填する
(図1(a) 参照)。次に、上記プリプレグの両面に銅箔
を重ね、熱プレスにより加熱、加圧する。これにより、
プリプレグのエポキシ樹脂および導電性ペーストが硬化
され両面の銅箔相互の電気的接続が行われる(図1(b)
参照)。そして、上記銅箔をエッチング法によりパター
ニングすることで、バイアホールを有する硬質の両面基
板が得られる(図1(c) 参照)。
【0007】このようにして得られた両面基板をコア層
として多層化する。具体的には、前記コア層の両面に、
上述の導電性ペーストを充填したプリプレグと銅箔とを
位置合わせしながら順次に積層し、再度熱プレスしたの
ち、最上層の銅箔をエッチングすることで4層基板を得
る(図1(d),(e) 参照)。さらに多層化する場合は、上
記の工程を繰り返し行い、6層、8層基板とする。
【0008】以上説明したような従来技術にかかるIV
H構造の多層プリント配線板は、熱プレスによる加熱,
加圧工程とエッチングによる銅箔のパターンニング工程
とを何度も繰り返さなければならず、製造工程が複雑に
なり、製造に長時間を要するという欠点があった。しか
も、このような製造方法によって得られるIVH構造の
多層プリント配線板は、銅箔のパターンニング不良を製
造過程で修正することが難しいために、製造過程で1個
所でも(一工程でも)前記パターンニング不良が発生す
ると、最終製品である配線板全体が不良品となる。つま
り、上記従来の製造プロセスは、各積層工程のうち1個
所でも不良品を出すと、他の良好な積層工程のものまで
処分しなければならず、製造効率あるいは製造歩留りの
悪化を招きやすいという致命的な欠点があった。
【0009】これに対し、発明者は先に、IVH構造の
多層プリント配線板を高い歩留りで効率良く製造するの
に有効に用いられる多層プリント配線板用片面回路基板
として、絶縁性硬質基板に対し、この基板の一方の面に
導体回路を、そしてその他方の面には接着剤層をそれぞ
れ形成してなり、かつ前記基板および前記接着剤層には
これらの層を貫通して導体に接する穴を設けて導電性ペ
ーストを充填したバイアホールを形成したことを特徴と
する多層プリント配線板用片面回路基板を提案し、IV
H構造の多層プリント配線板として、IVHを介して電
気的に接続された回路基板のうちの少なくとも一層が、
上記片面回路基板で構成された多層プリント配線板を提
案した。そして、上記片面回路基板を用いてIVH構造
の多層プリント配線板を製造する方法として、 .絶縁性硬質基板の片面に貼着した金属箔をエッチン
グすることにより導体回路を形成する工程、 .上記基板の一方の面に形成した導体回路とは反対側
の表面に接着剤層を形成する工程、 .上記絶縁性硬質基板と上記接着剤層を貫通して導体
に接する穴を形成し、この穴に導電性ペーストを充填し
て片面回路基板を作製する工程、 .上記片面回路基板を2枚以上重ね合わせるか他の回
路基板と共に重ね合わせ、次いで該基板が具える前記接
着剤層を利用することによって、一度のプレス成形にて
多層状に一体化させる工程、を経ることを特徴とする多
層プリント配線板の製造方法を提案した。
【0010】この提案にかかる片面回路基板は、絶縁性
硬質基板の貫通孔と接着剤層の貫通孔とを位置決めする
ことが難しいという点から、通常、導体回路とは反対側
の絶縁性硬質基板表面に接着剤層を形成した後に、該基
板と接着剤層を同時に穴開け加工して導体に接する穴を
形成し、この穴内に導電性ペーストを充填することによ
り製造される。
【0011】しかしながら、穴内に充填した導電性ペー
ストが接する導体回路面を清浄化する目的で、上記片面
回路基板をデスミア処理すると、未硬化状態の接着剤層
も溶損されやすいという新たな問題があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術が抱
える上記問題を解消するためになされたものであり、そ
の主たる目的は、デスミア処理による不具合を招くこと
なく、IVH構造の多層プリント配線板を高い歩留りで
効率良く製造するのに有効に用いられる多層プリント配
線板用片面回路基板を提供することにある。本発明の他
の目的は、上記片面回路基板で構成されたIVH構造の
多層プリント配線板を提供すること、即ち、凹凸の少な
い平滑な片面回路基板を積層することにより、高い位置
精度でかつ平坦性の良いIVH構造の多層プリント配線
板を提供することにある。本発明のさらに他の目的は、
上記片面回路基板を用いてIVH構造の多層プリント配
線板を高い歩留りで効率良く製造する方法を提案するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】発明者は、上述した目的
を実現するために鋭意研究を行った結果、以下に示す内
容を要旨構成とする発明を完成するに至った。すなわ
ち、 (1)IVH構造の多層プリント配線板を高い歩留りで効
率良く製造するのに有効に用いられる多層プリント配線
板用片面回路基板として、本発明は、絶縁性硬質基板に
対し、この基板の一方の面に導体回路と接着剤層をそれ
ぞれ有すると共に、この基板の他方の面には、前記導体
回路に達する貫通する穴を設け、かかるその穴内に導電
性ペーストを該基板面と平滑にまたは該基板面から突出
する状態で充填されたバイアホールを有することを特徴
とする多層プリント配線板用片面回路基板を提供する。
ここで、上記導体回路は、片面銅張積層板の銅箔をエッ
チングして形成されたものであることが望ましい。ま
た、上記接着剤層は、導体回路部分を含む絶縁性硬質基
板の表面に接着剤を被覆形成した層からなることが望ま
しい。
【0014】(2)IVH構造の多層プリント配線板とし
て、本発明は、回路基板の積層材がインタースティシャ
ルバイアホールを介してそれぞれ電気的に接続されてな
る構造の多層プリント配線板において、コア基板を除く
内装回路基板のうちの少なくとも1つが、上記(1) に記
載の片面回路基板で構成されていることを特徴とする多
層プリント配線板を提供する。
【0015】(3)上記(1) に記載の片面回路基板を用い
てIVH構造の多層プリント配線板を高い歩留りで効率
良く製造する方法として、本発明は、 .絶縁性硬質基板の一方の面に貼着した金属箔をエッ
チングすることにより導体回路を形成する工程、 .上記絶縁性硬質基板の他方の面から前記導体回路に
達する貫通する穴を形成し、デスミア処理を施した後、
この穴に導電性ペーストを該基板面と平滑にまたは該基
板面から突出する状態で充填する工程、 .上記絶縁性硬質基板の導体回路形成面に接着剤層を
設けて片面回路基板を作製する工程、 .上記片面回路基板を、コア基板に対して1枚以上重
ね合わせるか他の回路基板と共に重ね合わせ、次いで当
該片面回路基板が備える上記接着剤層を利用することに
よって、一度のプレス成形にて多層状に一体化させる工
程、を経ることを特徴とする多層プリント配線板の製造
方法を提案する。ここで、絶縁性硬質基板の他方の面か
ら導体回路に達する貫通する上記穴は、レーザの照射に
より形成することが望ましい。また、上記導体回路は、
絶縁性硬質基板の一方の面に銅箔を形成してなる片面銅
張積層板の該銅箔をエッチングすることにより形成する
ことが望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態は、デス
ミア処理による不具合を招くことなく、IVH構造の多
層プリント配線板を高い歩留りで効率良く製造するため
に必要な多層プリント配線板用片面回路基板を提供する
ことである。即ち、本発明にかかる多層プリント配線板
用片面回路基板は、絶縁性硬質基板に対し、この基板の
一方の面に導体回路と接着剤層をそれぞれ有すると共
に、この基板の他方の面には、前記導体回路に達する貫
通する穴を設け、かかるその穴内に導電性ペーストを該
基板面と平滑にまたは該基板面から突出する状態で充填
されたバイアホールを有するものである。
【0017】ここで、本発明において、片面回路基板を
構成する前記接着剤層は、IVH構造の多層プリント配
線板を製造するに当たり、当該片面回路基板どうしを、
または積層する他の回路基板と接着して多層化するとき
にその接着の役割を担うものである。
【0018】本発明において、片面回路基板を構成する
前記導体回路は、IVH構造の多層プリント配線板を構
成する表面配線パターンあるいは内層配線パターンとな
る。このような導体回路は、絶縁性硬質基板の片面に貼
着された金属箔をエッチングすることにより形成され、
好ましくは、絶縁性硬質基板の片面に銅箔を形成してな
る片面銅張積層板の該銅箔をエッチングすることにより
形成される。
【0019】本発明において、片面回路基板を構成する
前記バイアホールは、IVH構造の多層プリント配線板
を製造するに当たり、当該片面回路基板の導体回路を、
積層される他の回路基板上の導体回路と電気的に接続す
る役割を担う。即ち、絶縁性硬質基板の一方の面から貫
通して導体回路に達する穴内に該基板面と平滑にまたは
該基板面から突出する状態に充填された導電性ペースト
が、隣接して積層される他の回路基板上の導体回路と熱
硬化により密着し、それぞれの導体回路を電気的に接続
するのである。
【0020】特に、当該片面回路基板どうしを、または
積層する他の回路基板とを接着して多層化する場合、各
積層材の密着強度と接続信頼性を向上させる目的で、片
面回路基板の導体回路形成面に設けた接着剤層は、導体
回路部分を含む絶縁性硬質基板の表面に接着剤を被覆形
成した層で構成され、一方、該片面回路基板の導電性ペ
ーストは、接続される他の回路基板の導体回路部分に被
覆形成された接着剤層を突き破って面接触できるように
基板面から突出する状態で穴内に充填されていることが
望ましい。この導電性ペーストが基板面から突出してい
る高さは、前記導体回路部分に被覆形成された接着剤層
の膜厚よりも 0.5〜5μm大きいことが望ましい。
【0021】以上説明したような構成にかかる片面回路
基板を利用すると、IVH構造の多層プリント配線板を
高い歩留りで効率良く製造することができる。以下に、
本発明にかかる上記片面回路基板を用いて多層プリント
配線板を製造する本発明方法について説明する。即ち、
本発明方法は下記の各工程、 .絶縁性硬質基板の一方の面に貼着した金属箔をエッ
チングすることにより導体回路を形成する工程、 .上記絶縁性硬質基板の他方の面から前記導体回路に
達する貫通する穴を形成し、デスミア処理を施した後、
この穴に導電性ペーストを該基板面と平滑にまたは該基
板面から突出する状態で充填する工程、 .上記絶縁性硬質基板の導体回路形成面に接着剤層を
設けて片面回路基板を作製する工程、 .上記片面回路基板を、コア基板に対して1枚以上重
ね合わせるか他の回路基板と共に重ね合わせ、次いで当
該片面回路基板が備える上記接着剤層を利用することに
よって、一度のプレス成形にて多層状に一体化させる工
程、を経ることを特徴とする。
【0022】この本発明にかかる多層プリント配線板の
製造方法は、バイアホールのための穴を形成した後にデ
スミア処理を施す場合に特に有利に適用できる。という
のは、絶縁性硬質基板に対し、導体回路とは反対側の面
に接着剤層を設け、かつ前記基板および前記接着剤層を
貫通して導体回路に接する穴を設けて導電性ペーストを
充填することによりバイアホールを形成する先の提案に
かかる構成では、バイアホールの接続信頼性を向上させ
るためにレジンスミアを除去すると、未硬化状態の接着
剤層が溶損して接着剤層としての機能を果たせなくなる
という問題があった。この点、本発明によれば、接着剤
層を基板に対して導体回路と同じ側に設ける構成とし、
接着剤層を形成する前にバイアホールを形成することに
したので、デスミア処理による上記問題点を解消するこ
とができ、接続信頼性に優れた片面回路基板を安定して
提供することができるからである。なお、接着剤層を導
体回路の反対側に設ける構成でも、接着剤層を形成する
前にバイアホールを形成することができる。しかし、バ
イアホールに合わせた接着剤層の穴開けが難しい点で効
率的な方法ではなく不利である。
【0023】また、本発明の方法によれば、所定の配線
パターンを形成した導体回路を有する片面回路基板が予
め個々に製造されるので、上記効果に加えて、片面回路
基板における導体回路等の不良箇所の有無を積層する前
に確認することができる。その結果、積層段階では、不
良箇所のない片面回路基板のみを用いることとなる。従
って、本発明方法によれば、製造段階で不良を発生する
ことが少なくなり、IVH構造の多層プリント配線板を
高い歩留りで製造することができるようになる。
【0024】さらに、本発明にかかる多層プリント配線
板の製造方法によれば、プリプレグを積み重ねて熱プレ
スする工程を繰り返す必要はなく、片面回路基板を、コ
ア基板に対して1枚以上重ね合わせるか他の回路基板と
共に重ね合わせ、前記片面回路基板が具える接着剤層を
利用することによって、一度の熱プレス成形にて積層一
体化させることができる。また、本発明にかかる多層プ
リント配線板は、バイアホールの穴開けプロセス以外は
サブトラクティブの量産基板と同じ手法で製造すること
ができる。即ち、本発明の方法によれば、IVH構造の
多層プリント配線板を複雑な工程を繰り返すことなく短
時間で効率良く製造することができる。
【0025】ここで、本発明方法において、金属箔をエ
ッチングすることにより導体回路を形成するのは、金属
箔のエッチングによれば、極薄の導体回路パターンが、
均一の膜厚で高密度に形成することができるからであ
る。
【0026】本発明方法において、絶縁性硬質基板を貫
通して導体に接する上記穴は、レーザの照射により形成
することが望ましい。その理由は、片面回路基板のバイ
アホールを形成するための穴は、なるべく微小径の穴を
高密度に形成することが有利であり、穴開け加工にレー
ザを適用することによって、微小径の穴を容易にかつ高
密度に形成することができるからである。また、レーザ
による穴開け加工によれば、導体回路を損傷することな
く、絶縁性硬質基板を貫通する穴を開けることができ
る。その結果、従来技術のようにプリプレグ基板を貫通
する孔を設けるのではなく、導体回路により一端が閉鎖
された状態の穴を形成するので、その穴に導電性ペース
トを充填することにより、バイアホールと導体回路が面
接触するため、確実な導通が得られる。
【0027】本発明方法において、デスミア処理は、バ
イアホール底の導体回路面に残った樹脂残渣を除去する
ために、例えば、過マンガン酸カリウム液、クロム酸と
硫酸の混液などに浸漬する処理である。本発明によれ
ば、このデスミア処理を接着剤層の形成前に行うので未
硬化状態の接着剤層が溶損されやすいという先の提案に
かかる技術で抱えていた問題を招くことはない。
【0028】本発明において、コア基板としては従来既
知のものを用いることができ、その製造方法はとくに限
定されるものではない。また、本発明において、最外層
の回路基板には、接着剤層の形成は必要ない。
【0029】このようにして製造される本発明にかかる
IVH構造の多層プリント配線板は、回路基板の積層材
がIVHを介してそれぞれ電気的に接続されてなる構造
の多層プリント配線板において、コア基板を除く内装回
路基板のうちの少なくとも1層が、本発明の片面回路基
板で構成されていることを特徴とする。
【0030】ここで、本発明の多層プリント配線板を構
成する片面回路基板は、接着剤層を介して他の回路基板
と接着されている。このような他の回路基板としては、
本発明の片面回路基板や従来知られたプリント配線基板
のいずれも使用することができる。
【0031】なお、本発明の多層プリント配線板は、プ
リント配線板に一般的におこなわれている各種の加工処
理、例えば、表面にソルダーレジストの形成、表面配線
パターン上にニッケル/金めっきやはんだ処理、穴開け
加工、キャビティー加工、スルーホールめっき処理等を
施すことができる。また、本発明の多層プリント配線板
は、ICパッケージやベアチップ、チップ部品等の電子
部品を実装するために用いられる。
【0032】
【実施例】図2は、本発明の一実施例に係る多層プリン
ト配線板の縦断面図である。この図において、多層プリ
ント配線板1は、絶縁性硬質基板2a、2bと、この基板の
片面に貼着された金属箔をエッチングして形成した導体
回路3a、3bと、前記導体回路形成面に設けた接着剤層4
a、4bとからなり、絶縁性硬質基板2a、2bを貫通して導
体回路3a、3bに接する穴に導電性ペースト5が充填され
たバイアホール6a、6bとを有する片面回路基板7a、7b
を、コア基板8の両面にそれぞれ積層し、さらに、接着
剤層を形成してない片面回路基板7c、7dをそれぞれ最外
層に積層し、前記コア基板8が具える接着剤層と前記片
面回路基板7a、7bがそれぞれ具える接着剤層4a、4bによ
って、相互に接合した4層基板である。
【0033】ここで、片面回路基板7aの導体回路3aおよ
び片面回路基板7bの導体回路3bは、それぞれ所定の配線
パターン形状に形成され、多層プリント配線板1におけ
るコア基板8の上側表面または下側表面に内層配線パタ
ーンとして配置される。また、片面回路基板7cの導体回
路3cおよび片面回路基板7dの導体回路3dは、それぞれ所
定の配線パターン形状に形成され、多層プリント配線板
1の上側表面または下側表面に表面配線パターンとして
配置される。さらに、コア基板8は、例えば、絶縁性硬
質基板に貫通孔をあけ、導電性ペースト5を充填した後
に、両面に導体回路3eを形成することにより得られる。
なお、前記導体回路3a、3b、3c、3dは、例えば絶縁性硬
質基板2a、2b、2c、2dの片面に銅箔を形成してなる片面
銅張積層板の該銅箔をエッチングすることにより形成さ
れたものが好適である。
【0034】また、バイアホール6a、6bは、絶縁性硬質
基板2a、2bを厚さ方向に貫通して形成されており、バイ
アホール6c、6dは、絶縁性硬質基板2b、2dを厚さ方向に
貫通して形成されており、それぞれ導電性ペースト5が
充填されいる。これらのバイアホールのうち6aは内層配
線パターンとしての導体回路3aと3eの間を電気的に接続
するベリードバイアホールであり、バイアホール6bは内
層配線パターンとしての導体回路3bと3eの間を電気的に
接続するベリードバイアホールであり、バイアホール6c
は表面配線パターンとしての導体回路3cと内層配線パタ
ーンとしての3aとの間を電気的に接続するブラインドバ
イアホールであり、バイアホール6dは表面配線パターン
としての導体回路3dと内層配線パターンとしての3bとの
間を電気的に接続するブラインドバイアホールであり、
いずれもインターステシャルバイアホールを構成する。
【0035】前記の絶縁性硬質基板2a、2b、2c、2d、2e
としては、例えば、ガラス布エポキシ樹脂やガラス不織
布エポキシ樹脂、ガラス布ビスマレイミドトリアジン樹
脂、アラミド不織布エポキシ樹脂等を板状に硬化させた
基板を用いることができる。
【0036】前記の接着剤層4a、4b、4eとしては、例え
ば、エポキシ系やポリイミド系、ビスマレイミドトリア
ジン系、アクリレート系、フェノール系などの樹脂接着
剤で構成することができる。
【0037】前記の導電性ペーストとしては、例えば、
銅や銀、金、カーボン等の導電性ペーストを使用するこ
とができる。
【0038】本発明の多層プリント配線板は、各種の電
子部品を実装することができ、例えば、図2に二点鎖線
で示すように、ICパッケージやベアチップ等のチップ
部品9を表面配線パターン3cの所定部位に搭載し、はん
だ10により固定することができる。
【0039】次に、図2に示した本発明の一実施例に係
る多層プリント配線板の製造方法について説明する。 (1) 先ず、図2の多層プリント配線板1を構成する本発
明の片面回路基板7a(17a)を作製する。以下具体的
に、図3にしたがって説明する。 .図3(a) に示すような金属箔13が片面に貼着された
絶縁性硬質基板12aを用意する。この金属箔13が片面に
貼着された絶縁性硬質基板12aとしては、例えば、片面
銅張積層板を使用することが有利である。 .次に、前記金属箔13をエッチングし、図3(b) に示
すように、所定のパターン形状に加工する。これにより
導体回路13aが形成される。なお、エッチング方法とし
ては、公知の一般的な手段を採用することができる。こ
の導体回路13aは、内層配線パターンとして配置される
ものであるが、層間の接着性を向上させるために、導体
回路の表面を、例えば、マイクロエッチングや粗化めっ
き、両面粗化銅箔の適用等の公知の手段を用いて粗面化
することが有利である。 .次に、図3(c) に示すように、絶縁性硬質基板12a
の厚さ方向に貫通して導体に接する穴16を形成し、穴16
の底の導体回路面18をきれいにする目的で、デスミア処
理を施す。上記穴16は、絶縁性硬質基板12aの導体形成
面とは反対側からレーザを照射することにより形成する
ことが好ましい。このレーザを照射する穴開け加工機と
しては、例えば、パルス発振型炭酸ガスレーザ加工機を
使用することができる。このような、炭酸ガスレーザ加
工機を用いることにより60〜200 μmφの微小径の穴を
高精度に形成することができる。この結果、バイアホー
ルを高密度に形成することが可能になり、小型で高密度
な多層プリント配線板を製造することができる。このよ
うな、レーザを照射する穴開け加工法によれば、導体回
路13aを損傷させることなく絶縁性硬質基板12aの部分
に穴開け加工することができるので、形成された穴16
は、導体回路13a非形成面側のみが開口し、他端は導体
回路により閉鎖されている。このことにより、バイアホ
ールと導体回路13aとを電気的に確実に接続することが
できる。なお、上記デスミア処理は、穴16の底の導体回
路18に残った樹脂残渣を完全に除去することにより、導
体回路と導電性ペーストを電気的に確実に接続すること
を目的として、例えば、過マンガン酸カリウム液、クロ
ム酸と硫酸の混液などに浸漬することにより実施され
る。 .次に、他の基板の導体回路部分に被覆形成された接
着剤層を突き破って面接触できるように、前記穴16内
に、図3(d) に示すような基板面から突出する状態で導
電性ペースト5を充填する。この導電性ペースト5の充
填方法としては、例えば、メタルマスクを用いたスクリ
ーン印刷法を採用することができる。充填時には、バイ
アホールを高精度に形成するために、穴16の周囲に保護
マスクを形成しておくことが有利である。保護マスク
は、絶縁性硬質基板12aにフィルムや紙をラミネート
し、穴開け加工の際に一緒に穴開けすることにより、形
成することができる。特に、導電性ペーストは、重ね合
わされる他の回路基板の内層となる導体回路との接続性
が良好なバイアホールを実現する上で、穴16より突出す
る状態で充填することが有利である。また、充填した導
電性ペーストは、後の工程の作業性を高めるためにプレ
キュアしておくことが有利であり、保護マスクは積層前
に剥離される。 .次に、絶縁性硬質基板12aの前記導体回路13a形成
面に、図3(e) に示すように、接着剤層14aを形成して
片面回路基板17aを作製する。この接着剤層14aは、所
定の樹脂接着剤をロールコータやカーテンコータ、スプ
レーコータ、スクリーン印刷などの手段で塗布してプレ
キュアする。このときの接着剤層の厚さとしては、導体
回路上で1〜15μmの範囲が有利である。
【0040】(2)同様の工程で、絶縁性硬質基板12bに
対し、この基板の一方の面に導体回路13bおよび接着剤
層14bをそれぞれ形成してなり、かつ前記絶縁性硬質基
板を貫通して導体に接する穴16を設けて導電性ペースト
5を充填したバイアホールを形成した、図4に示すよう
な片面回路基板17bを作製する。
【0041】(3)また同様に、絶縁性硬質基板12c,12
dに対し、この基板の一方の面に導体回路13c,13dを
形成してなり、かつ前記絶縁性硬質基板を貫通して該導
体に接する穴16を設けて導電性ペースト5を充填したバ
イアホールを形成した、図4に示すような片面回路基板
17c,17dを作製する。
【0042】(4)さらに、絶縁性硬質基板12eにレーザ
加工やドリル加工などによって貫通孔をあけ、導電性ペ
ースト5を充填した後に、両面に導体回路13eを形成
し、接着剤層14eを形成してコア基板8を作製する。
【0043】(5)次に、前記の片面回路基板17a,17
b,17c,17dおよびコア基板8を所定の順に、片面回
路基板およびコア基板の周囲に設けられたガイドホール
とガイドピンを用いて位置合わせしながら重ね合わせ
る。
【0044】(6)このようにして各片面回路基板をコア
基板に重ね合わせた後、熱プレスを用いて 140℃〜200
℃の温度範囲で加熱、加圧することにより、各片面回路
基板とコア基板は一度のプレス成形にて多層状に一体化
される。なお、熱プレスとしては、真空熱プレスを使用
することが有利である。この工程では、接着剤層14a、
14b、14eを介して重ね合わされた各片面回路基板17
a、17b、17c、17dおよびコア基板8は、接着剤層14
a、14b、14eが密着して熱硬化することにより、多層
状に一体化される。同時に、導電性ペースト5もそれぞ
れ対応する導体回路に密着して熱硬化することにより、
バイアホールを形成し、多層プリント配線板1が得られ
る。
【0045】〔他の実施例〕 (1) 前記実施例では、4層の片面回路基板がコア基板に
重ね合わされた多層プリント配線板について説明した
が、3層あるいは5層以上の高多層の場合も同様に本発
明を実施できるし、従来の方法で作成された片面プリン
ト基板、両面プリント基板、両面スルーホールプリント
基板あるいは多層プリント基板に本発明の片面回路基板
を積層して多層プリント配線板を製造することができ
る。 (2) 前記実施例では、バイアホールを形成するための穴
開け加工をレーザを照射する手段で行ったが、ドリル加
工やパンチング加工等の機械的手段を適用することもで
きる。 (3) 本発明の多層プリント配線板においては、表面配線
パターンはチップ電子部品を実装するためのパッド形状
のみに形成することもできる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る多層
プリント配線板用片面回路基板によれば、デスミア処理
による不具合を招くことなく、一度のプレス成形にて多
層状に一体化させることにより、IVH構造を有する高
密度の多層プリント配線板を高い歩留りで効率的に製造
することができる。また、本発明に係る多層プリント配
線板の製造方法によれば、不良のない片面回路基板のみ
が、その基板が具える接着剤層によって接合されるの
で、従来技術のような繰り返し工程の多い複雑な製法を
採ることなく、高い歩留りで効率的にIVH構造を有す
る高密度の多層プリント配線板を製造することができ
る。さらに、本発明の多層プリント配線板は、上記片面
回路基板が接着剤層によって接合されている構造である
ので、IVH構造を有する高密度の多層プリント配線板
として、従来技術のような繰り返し工程の多い複雑な製
法によらずに容易に提供され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術に係る多層プリント配線板の一製造工
程を示す縦断面図である。
【図2】本発明に係る多層プリント配線板の一実施例を
示す縦断面図である。
【図3】前記多層プリント配線板を製造するために用い
られる片面回路基板の製造工程の一例を示す縦断面図で
ある。
【図4】前記多層プリント配線板を製造する際の片面回
路基板の組合せ工程の一例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 多層プリント配線板 2a,2b,2c,2d,2e 絶縁性硬質基板 3a,3b,3c,3d,3e 導体回路 4a,4b,4e 接着剤層 5 導電性ペースト 6a,6b,6c,6d,6e バイアホール 7a,7b,7c,7d 片面回路基板 8 コア基板 9 チップ部品 10 はんだ 12a, 12b, 12c, 12d, 12e 絶縁性硬質基板 13 金属箔 13a, 13b,13c, 13d, 13e 導体回路 14a, 14b, 14e 接着剤層 16 穴 17a, 17b, 17c, 17d 片面回路基板 18 穴の底の導体回路面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性硬質基板に対し、この基板の一方
    の面に導体回路と接着剤層をそれぞれ有すると共に、こ
    の基板の他方の面には、前記導体回路に達する貫通する
    穴を設け、かかるその穴内に導電性ペーストを該基板面
    と平滑にまたは該基板面から突出する状態で充填された
    バイアホールを有することを特徴とする多層プリント配
    線板用片面回路基板。
  2. 【請求項2】 上記導体回路が、片面銅張積層板の銅箔
    をエッチングして形成されたものである請求項1記載の
    多層プリント配線板用片面回路基板。
  3. 【請求項3】 上記接着剤層が、導体回路部分を含む絶
    縁性硬質基板の表面に接着剤を被覆形成した層からなる
    請求項1記載の多層プリント配線板用片面回路基板。
  4. 【請求項4】 回路基板の積層材がインタースティシャ
    ルバイアホールを介してそれぞれ電気的に接続されてな
    る構造の多層プリント配線板において、 コア基板を除く内装回路基板のうちの少なくとも1つ
    が、上記請求項1〜3のいずれか1に記載の片面回路基
    板で構成されていることを特徴とする多層プリント配線
    板。
  5. 【請求項5】 .絶縁性硬質基板の一方の面に貼着し
    た金属箔をエッチングすることにより導体回路を形成す
    る工程、 .上記絶縁性硬質基板の他方の面から前記導体回路に
    達する貫通する穴を形成し、デスミア処理を施した後、
    この穴に導電性ペーストを該基板面と平滑にまたは該基
    板面から突出する状態で充填する工程、 .上記絶縁性硬質基板の導体回路形成面に接着剤層を
    設けて片面回路基板を作製する工程、 .上記片面回路基板を、コア基板に対して1枚以上重
    ね合わせるか他の回路基板と共に重ね合わせ、次いで当
    該片面回路基板が備える上記接着剤層を利用することに
    よって、一度のプレス成形にて多層状に一体化させる工
    程、を経ることを特徴とする多層プリント配線板の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 絶縁性硬質基板の他方の面から導体回路
    に達する貫通する上記穴を、レーザの照射により形成す
    ることを特徴とする請求項5記載の多層プリント配線板
    の製造方法。
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