JPH11294536A - 振動減衰用ダンパー - Google Patents
振動減衰用ダンパーInfo
- Publication number
- JPH11294536A JPH11294536A JP10102380A JP10238098A JPH11294536A JP H11294536 A JPH11294536 A JP H11294536A JP 10102380 A JP10102380 A JP 10102380A JP 10238098 A JP10238098 A JP 10238098A JP H11294536 A JPH11294536 A JP H11294536A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- core rod
- damper
- rubber ring
- arbor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
の提供。 【解決手段】 芯棒3が、筒2内に同芯状に備えられ、
筒2内において芯棒3の外周部に、複数のゴムリング4
…が、芯棒3の外周部と筒2の内周部に弾接するように
間隔的に備えられ、芯棒3と筒2とが軸線方向に振動に
より相対移動することにより、ゴムリング4…が追従し
て転動変形されるものとなされている。この転動変形の
際のゴムリング4の変形抵抗力によって振動が減衰され
る。
Description
などの制振に用いられる振動減衰用ダンパーに関する。
るダンパーとして、従来より、オイルダンパーや摩擦ダ
ンパーなど、各種ダンパーが提供されている。しかしな
がら、いずれのダンパーも、構造や機構が複雑であった
り、あるいは、構造や機構的な理由から重量がかなり大
きく、取扱いが厄介であるというような欠点がある。
動を有効的に減衰することができながら、構造簡素でし
かも軽量なダンパーを提供することを課題とする。
内に同芯状に備えられると共に、筒内において芯棒の外
周部に、ゴムリングが、芯棒の外周部と筒の内周部に弾
接するように備えられ、芯棒と筒とが軸線方向に相対移
動することにより、ゴムリングが追従して転動変形され
るものとなされていることを特徴とする振動減衰用ダン
パーによって解決される。
線方向の相対移動によって転動変形されるゴムリングの
変形抵抗力が、振動の減衰力として芯棒と筒に作用し、
振動を減衰される。ゴムリングが転動変形する際の変形
抵抗力は、振動の減衰に極めて有効的に作用する。大き
な減衰力の確保が必要な場合は、ゴムリングの個数を増
やすことで、容易に対応することができる。本ダンパー
は、振動をこのように有効的に減衰することができるも
のでありながら、芯棒と外筒、そしてゴムリングを基本
的構成要素とする極めて簡素な構造のものである。しか
も、筒と芯棒との半径線方向の製作誤差をゴムリングの
弾性によって吸収でき、ゴムリングの寸法誤差もそれ自
身の弾性により吸収でき、製作にあまり高い精度を要さ
ず、製作容易である。加えて、芯棒と外筒とを備えさ
せ、振動の減衰は、ゴムリングの変形抵抗力によって行
うものであるから、構造的に非常に軽量に構成すること
ができる。しかも、ゴムリングの摩耗も少ない。
基づいて説明する。
3は芯棒、そして、4がゴムリングである。ゴムリング
4は、複数備えられ、それぞれ、周方向と直交する断面
の形状が円形状で、芯棒3の長手方向の中間部領域の外
周部に、所定間隔おきに嵌められている。この芯棒3
は、その両端部を外方に突出させるように筒2内に挿入
され、各ゴムリング4…は、筒2内に、図示するよう
に、いくらか潰れ気味の状態となって存置され、内周側
が芯棒3の外周部に、外周側が筒2の内周部に、それぞ
れ面接触状態で弾接される。
示すように、振動により、芯棒3と筒2とがそれらの軸
線方向において往復相対移動すると、各ゴムリング4…
は、筒2の内周面との接触摩擦抵抗と、芯棒3の外周面
との摩擦抵抗とにより、転動変形する。この転動変形の
際の各ゴムリング4…の変形抵抗力が、芯棒3と筒2と
の相対変位を抑制しようと働き、振動を減衰させてい
く。
うに、建物等の構造物において、壁8の上部に設置さ
れ、芯棒3の一端を一方の柱9に、他端をもう一方の柱
10に連結して用いることにより、壁8と柱9,10と
が実線矢印、点線矢印で示す方向に相対振動をしたよう
な場合に、その振動を有効的に減衰することができる。
端が封鎖され、他端のみから芯棒3が突出されている、
片ストローク式のダンパーとして構成されたものであ
る。このダンパー1では、図4(ロ)に示すように、構
造物12に斜材ダンパーとして組み込むことも可能であ
る。13は連結棒である。
ングの数に制限はない。より大きな減衰力を必要とする
場合や、より小さい減衰力でよいような場合は、それに
応じて、個数が決められてよい。即ち、ゴムリング4を
追加したり、不要なゴムリングを取り外したりするだけ
で、ダンパー1の減衰力の調整を行うことができるとい
う利点もある。なお、ゴムリング4は、複数備えられる
のが普通であるが、1つであってもよい。また、ゴムリ
ング4は、ゴム単体のものであってもよいし、バネ定数
を異にする複数種類のゴムを複合一体的に組み合わせて
構成されたものであってもよいし、高減衰ゴムからなる
ものであってもよいし、芯部を、減衰機能を有する例え
ば鉛等の金属とし、その外周側をゴム層にて被覆し、ゴ
ムと金属とを複合一体化させた構造のものであってもよ
い。
記のような構成を有するものであるから、転動変形する
ゴムリングの変形抵抗力によって、振動を有効的に減衰
することができる。しかも、芯棒と外筒、そしてゴムリ
ングを基本的構成要素とするものであるから、構造が非
常に簡素である。また、筒と芯棒との半径線方向の製作
誤差はゴムリングの弾性によって吸収でき、製作にあま
り高い精度を要さず、製作が容易である。加えて、構造
的に非常に軽量に構成することができる。
図(イ)は縦断面図、図(ロ)は図(イ)のI−I線断
面図である。
動状態を示す縦断面図である。
ーの縦断面図、図(ロ)は構造物への適用例を示す正面
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 芯棒が、筒内に同芯状に備えられると共
に、筒内において芯棒の外周部に、ゴムリングが、芯棒
の外周部と筒の内周部に弾接するように備えられ、芯棒
と筒とが軸線方向に相対移動することにより、ゴムリン
グが追従して転動変形されるものとなされていることを
特徴とする振動減衰用ダンパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10102380A JPH11294536A (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | 振動減衰用ダンパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10102380A JPH11294536A (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | 振動減衰用ダンパー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11294536A true JPH11294536A (ja) | 1999-10-29 |
Family
ID=14325858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10102380A Pending JPH11294536A (ja) | 1998-04-14 | 1998-04-14 | 振動減衰用ダンパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11294536A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015007457A (ja) * | 2013-06-25 | 2015-01-15 | 岡部株式会社 | 円環状弾性部材を用いたダンパー |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01116238U (ja) * | 1988-02-02 | 1989-08-04 | ||
JPH01118546U (ja) * | 1988-02-04 | 1989-08-10 | ||
JPH028586A (ja) * | 1988-06-24 | 1990-01-12 | Mitsui Constr Co Ltd | 設備配管の防振継手の構造 |
JPH0552238A (ja) * | 1991-06-14 | 1993-03-02 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 振動減衰装置 |
-
1998
- 1998-04-14 JP JP10102380A patent/JPH11294536A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01116238U (ja) * | 1988-02-02 | 1989-08-04 | ||
JPH01118546U (ja) * | 1988-02-04 | 1989-08-10 | ||
JPH028586A (ja) * | 1988-06-24 | 1990-01-12 | Mitsui Constr Co Ltd | 設備配管の防振継手の構造 |
JPH0552238A (ja) * | 1991-06-14 | 1993-03-02 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 振動減衰装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015007457A (ja) * | 2013-06-25 | 2015-01-15 | 岡部株式会社 | 円環状弾性部材を用いたダンパー |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2011069104A (ja) | 制震装置及び制震構造物 | |
JP2591549B2 (ja) | 変速レバーの支承構造 | |
JP2000055117A (ja) | 免振装置 | |
US4483426A (en) | Coiled damper element | |
JPS6316632B2 (ja) | ||
JPH11294536A (ja) | 振動減衰用ダンパー | |
JP2008002167A (ja) | 固有周期の決定方法、構造物の設計方法、及び構造物。 | |
JPH0226319A (ja) | ダンパーディスク | |
JPH06300081A (ja) | 制振支持構造 | |
JP7097229B2 (ja) | 防振機構 | |
JP5516978B2 (ja) | 制振ダンパー装置 | |
JP4613333B2 (ja) | 免震装置 | |
JPH09133169A (ja) | 粘弾性ダンパ | |
JP2000304093A (ja) | ダンパー装置 | |
JPH0449384A (ja) | 軽量建造物用免震装置 | |
JP2000283227A (ja) | 振動減衰装置 | |
JP7364335B2 (ja) | 建物 | |
TWI734527B (zh) | 防震裝置(二) | |
JPS6321788Y2 (ja) | ||
JPH11247913A (ja) | 制振装置 | |
CN211820553U (zh) | 隔声罩减振装置及具有其的发动机 | |
JPH083810Y2 (ja) | 配管等の振動抑制装置 | |
JP2001124187A (ja) | 歯車変速機用ケース | |
JP3825193B2 (ja) | 構造物のダンパー構造 | |
JP2005090188A (ja) | 滑り支承型免震装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050414 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070717 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070821 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071022 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080311 |