JPH09133169A - 粘弾性ダンパ - Google Patents
粘弾性ダンパInfo
- Publication number
- JPH09133169A JPH09133169A JP28758795A JP28758795A JPH09133169A JP H09133169 A JPH09133169 A JP H09133169A JP 28758795 A JP28758795 A JP 28758795A JP 28758795 A JP28758795 A JP 28758795A JP H09133169 A JPH09133169 A JP H09133169A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastomer
- outer cylinder
- inner cylinder
- cylindrical
- cylinder
- Prior art date
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- Pending
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Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
て安定した減衰効果を得ることができる粘弾性ダンパを
得る。 【解決手段】 外筒18の内周壁に円筒状のエラストマ
ー26が固着され、このエラストマー26の内周壁に円
筒状の内筒20が固着されている。外筒18を一方の筋
違い24に、内筒20を他方の筋違い24に連結するこ
とで、エラストマの本来の特性を生かして、筋違い24
の振動を減衰させることができる。また、エラストマが
外筒18と内筒20に挟まれた構成となっており、外部
に露出しないので、耐久性が向上する。エラストマー2
6を円筒状とすることで、大きなせん断面積を確保でき
る。また、エラストマー26の自由面積が小さいので、
剥離破断が生じ難い。
Description
粘弾性ダンパに関する。
する目的でダンパが設置されているものがあり、その手
段の1つとして筋違いにダンパ機能を付加したものが提
案されている。
ダンパ及び摩擦ダンパがあるが、これらのダンパは、大
きな力が作用しないと減衰機能を発揮しないという欠点
を有している。
部に連結された筋違い76をブロック状のゴム78(粘
弾性体)で連結し、ダンパ機能を持たせた構造形式があ
る。
作用してもせん断変形するので、幅広い範囲の振動に対
して減衰効果をもたらす。
ため、劣化し易く破断剥離が生じ易い。また、大きなせ
ん断抵抗力を得るために、せん断面積を大きくすると、
ダンパ装置が大型化してしまう。
慮し、小型で耐久性に優れ、広い範囲の振動に対して安
定した減衰効果を得ることができる粘弾性ダンパを提供
することを目的とする。
ダンパでは、外筒の内周壁に円筒状の粘弾性体が固着さ
れ、この粘弾性体の内周壁に円筒状の内筒が固着されて
いる。
方の減衰対象物に連結することで、粘弾性体(例えばエ
ラストマ等)の本来の特性を生かして、減衰対象物の振
動を減衰させることができる。
成となっており、外部に露出しないので、耐久性が向上
する。
大きなせん断面積を確保できる。また、粘弾性体の剥き
出しになる部分(自由面積)が小さいので、剥離破断が
生じ難い。
及び内筒の両端が支持手段で支持され、外筒と内筒が平
行に支持されている。従って、外筒及び内筒の自重で粘
弾性体がクリープ変形すること、さらに、軸直角方向の
力が作用した場合、粘弾性体が変形することを防止でき
る。
の一端と内筒の他端がばね継手を介して減衰対象物に連
結されている。
継手で連結すると、ピン継手の若干のガタが振動を吸収
して、ダンパ効果が得られないことがある。そこで、圧
縮引張方向の力に対しては剛で、捩れ力に対しては柔な
ばね継手を用いることで、粘弾性ダンパに微小な力も入
力でき、また、捩れによる偏力が粘弾性ダンパに伝わら
ない。
形態に係る粘弾性ダンパ10は、四辺形に組まれた柱1
2及び梁14で構築された建物16に用いられている。
備えている。この外筒18の左端外周面は接合部18A
となっている。この接合部18Aには、円筒状のキャッ
プ20のフランジ部が接合されており、外筒18の左端
とキャップ30の頂壁20Aとの間には、所定のクリア
ランスが設けられている。このクリアランスは、後述す
る内筒20が外筒18の軸方向へ相対移動したとき、頂
壁20Aとの衝突を避けるために設けられている。
22が設けられており、柱12と梁14との接合部へ対
角線上に配置された筋違い24と連結され、回動可能と
なっている。
ラストマー26が固着されている。また、このエラスト
マー26の内周壁には、円筒状の内筒20が固着されて
いる。これによって、内筒20と外筒18は、エラスト
マー26をせん断変形させて、相対移動できるようにな
っている。
金具28が嵌合されている。この金具28は、ピン継手
22によって筋違い24と回動可能に連結されている。
建物16が水平方向へ横揺れすると、建物16の変形を
阻止しようとして、筋違い24には圧縮力または引張力
が連続して作用し、振動が発生する。
移動させ、エラストマー26をせん断変形させる。この
エラストマー26のせん断変形によって、筋違い24の
振動が減衰され、建物16の振動が減衰される。
せず、外筒18と内筒20に挟まれた構成となっている
ので、耐久性が向上する。また、エラストマー26は円
筒状であるため、小さなスペースで必要なせん断面積を
確保できる。さらに、エラストマー26の自由面積が小
さいので、剥離破断が生じ難い。
て説明する。図3に示すように、第2形態の粘弾性ダン
パ32では、外筒34の両端が、接合部34A、34B
となっている。接合部34Aには、円筒状のキャップ3
6のフランジ部が接合されており、外筒34の左端とキ
ャップ36の頂壁36Aとの間には、所定のクリアラン
スが生じている。
用リング38が嵌合されている。このスライド用リング
38の内周壁には、環状のゴムブッシュ40が嵌め込ま
れている。このゴムブッシュ40には、一端が内筒42
(後述する)に嵌合された金具44を、外筒34の軸線
上に位置するように弾性的に支持している。
ラストマー26が固着されている。また、このエラスト
マー26の内周壁には、円筒状の内筒42が固着され、
その両端はエラストマー26より外側へ延出している。
この内筒42の両端には、鍔部42A、42Bが形成さ
れており、金具44、46の受け面として機能する。
48が嵌合されている。このパイプ48の内周壁には、
スライド用リング38が嵌合されている。このスライド
用リング38の内周壁には、環状のゴムブッシュ40が
嵌め込まれている。このゴムブッシュ40には、一端が
内筒42に嵌合された金具46を、外筒34の軸線上に
位置するように弾性的に支持している。
ュ40を介して外筒34と平行に支持されているので、
エラストマー26が内筒42の自重でクリープ変形する
ことを防止できる。
を介してゴムブッシュ40を外筒34に組付けたが、ゴ
ムブッシュ40を直接外筒34の内周壁に嵌合させても
よい。また、ゴムブッシュ40に替えて、ベアリングで
金具44、46の両端を支持するようにしてもよいが、
摩擦の影響等を考慮すると、ゴムブッシュ40が望まし
い。
に固着してもよく、単に挟むだけでもよい。また、ゴム
ブッシュ40のせん断変形で外筒34と内筒42との相
対移動によるストロークを許容できるのであれば、内筒
42及び外筒34の両方に固定しても構わない。
説明する。ここで、粘弾性ダンパ32の作用効果は割愛
し、ゴムブッシュ40を組み込んだことによる作用を説
明する。
相対移動が小さいとき、ゴムブッシュ40は摩擦の影響
を受けないので、内筒42の動きに追従してせん断変形
する。従って、筋違い24の振動が微小でも、エラスト
マー26が小さくせん断変形し、振動を確実に減衰す
る。
きいとき、今度は、スライド用リング38とゴムブッシ
ュ40の間に滑りが生じるので、ゴムブッシュ40がせ
ん断破壊されることがない。
て説明する。図5に示すように、第3形態の粘弾性ダン
パ50では、筋違い24との継手が、ばね継手52とな
っている。
粘弾性ダンパ50の軸線に対して、直交する2軸方向へ
薄板54、56が配置された構造となっている。薄板5
4には、ねじ孔58が穿設されており、止めネジで筋違
い24と連結されるようになっている。
が形成されており、キャップ36の差込口62及び金具
46の差込口64に連結されている。
り)に対しては剛、曲げに対しては柔となっているの
で、曲げ応力が粘弾性ダンパ50に作用しない。また、
ピン継手と比較して連結部分にガタがないので、筋違い
24の微小な変形に対しても、粘弾性ダンパ50が応答
して、振動を減衰させることができる。
対しては剛、捩じり対しては柔であればよいので、図7
に示すように、薄板66、68を十字に交差させたばね
継手70あるいは、図8に示すように、中間部を捩じっ
たばね継手72でもよい。
久性に優れ、広い範囲の振動に対して安定した減衰効果
を得ることができる。
る。
の骨組みを示す立面図である。
る。
ある。
る。
斜視図である。
みを示す概念図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 円筒状の外筒と、前記外筒の内周壁に固
着された円筒状の粘弾性体と、前記粘弾性体の内周壁に
固着された円筒状の内筒と、を有することを特徴とする
粘弾性ダンパ。 - 【請求項2】 前記外筒と前記内筒の両端を平行に保持
するための支持手段が設けられたことを特徴とする請求
項1に記載の粘弾性ダンパ。 - 【請求項3】 前外筒の一端と前記内筒の他端がばね継
手を介して減衰対象物に連結されたことを特徴とする請
求項1又は請求項2に記載の粘弾性ダンパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28758795A JPH09133169A (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 粘弾性ダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28758795A JPH09133169A (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 粘弾性ダンパ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09133169A true JPH09133169A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=17719234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28758795A Pending JPH09133169A (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 粘弾性ダンパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09133169A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR102216989B1 (ko) * | 2019-09-27 | 2021-02-18 | 주식회사 케이티엘 | 진동 저감 벨로우즈 |
-
1995
- 1995-11-06 JP JP28758795A patent/JPH09133169A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Date | Code | Title | Description |
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A521 | Written amendment |
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A521 | Written amendment |
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A521 | Written amendment |
Effective date: 20040330 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 |
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A521 | Written amendment |
Effective date: 20040809 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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