JPH11241412A - ブレース - Google Patents

ブレース

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JPH11241412A
JPH11241412A JP7823098A JP7823098A JPH11241412A JP H11241412 A JPH11241412 A JP H11241412A JP 7823098 A JP7823098 A JP 7823098A JP 7823098 A JP7823098 A JP 7823098A JP H11241412 A JPH11241412 A JP H11241412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brace
coil spring
framework
turnbuckle
external force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7823098A
Other languages
English (en)
Inventor
Sakae Suzuki
栄 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAI KENCHIKU SEKKEI JIMUSHO KK
Original Assignee
KAI KENCHIKU SEKKEI JIMUSHO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by KAI KENCHIKU SEKKEI JIMUSHO KK filed Critical KAI KENCHIKU SEKKEI JIMUSHO KK
Priority to JP7823098A priority Critical patent/JPH11241412A/ja
Publication of JPH11241412A publication Critical patent/JPH11241412A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Building Environments (AREA)
  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】応力負荷を効果的に減衰し得ると共に、応力負
荷が零になった際の軸組みの原形への復元を可能とし得
るブレースを提供する。 【解決手段】金属からなるブレース本体8に弾機11を
介装した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレース(筋違
い)に関し、特に制振機能を備えたブレースに関する。
【0002】
【従来の技術】ブレースは、地震や風等の外力に対して
建物の軸組を強化するために入れる斜め材で、従来、制
振機能を備えたブレースとしては、金属からなるK型ブ
レースに鉛プラグ入り積層ゴムを介装してなり、応力負
荷を鉛プラグ入り積層ゴムに伝達し、鉛プラグの塑性変
形により減衰する履歴型減衰装置が知られている(「N
IKKEIARCHITECTURE」1998,1,
26 第58〜59頁参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ブレースでは、応力負荷を鉛プラグの塑性変形によって
減衰するようにしているので、応力負荷が零となった際
の軸組みの原形への復元が困難となる不具合がある。そ
こで、本発明は、応力負荷を効果的に減衰し得ると共
に、応力負荷が零となった際の軸組の原形への復元を可
能とし得るブレースを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明のブレースは、金属からなるブレース本体に
弾機を介装したことを特徴とする。前記ブレース本体
は、張力調整手段を有していることが好ましい。前記弾
機は、コイルばねであることが好ましい。前記弾機は、
皿ばねであってもよい。又、前記弾機は、ゴム状弾性体
であってもよい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明に係るブレー
スの第1の実施の形態を示す正面図である。図中1は柱
2と梁3からなる鉄骨造の矩形状の軸組で、この軸組み
1には、1組の対角に取り付けたブラケット4を介して
ブレース5が張設されている。ブレース5は、丸鋼によ
って形成され、各ブラケット4に一端部を枢着された2
つのセグメント6,7からなるブレース本体8に、弾機
である引張コイルばね9とこの引張コイルばね9と直列
連結した張力調整手段である矩形枠状のターンバックル
10とを介装して構成されている。すなわち、ブレース
本体8の一方のセグメント6の他端部には、引張コイル
ばね9の一端部がそれぞれのフックを介して連結されて
おり、引張コイルばね9の他端部には、ターンバックル
10の一方のねじ付き継手10aがそれぞれのフックを
介して連結されている一方、その他方のねじ付き継手1
0bには、他方のセグメント7の他端部がそれぞれのフ
ックを介して連結されているものである。なお、ブレー
ス5は、軸組み1への組み付けに際し、ターンバックル
10を適宣に回動することにより、所要の張力が付与さ
れるものであり、又、引張コイルばね9は、地震や風等
により軸組み1に負荷される応力を吸収緩和する所要の
付勢力を有しているものである。
【0006】上述したブレース5が組み付けられた軸組
み1において、地震や風等の外力が作用した場合、応力
は一旦軸組み1に取り込まれるものの、引張コイルばね
9によって吸収緩和され、効果的に減衰し、建物の揺れ
が小さくなる一方、外力が零となった場合、引張コイル
ばね1の付勢力によって軸組み1が原形に復元する。
【0007】図2は本発明に係るブレースの第2の実施
の形態を示す要部の正面図である。このブレース51
は、弾機を圧縮コイルばね11とする一方、ターンバッ
クル10の一方に遊挿した継手101aの内端部に弾機
受け12を取り付け、この弾機受け12とターンバック
ル10の一方の内端面との間において上記圧縮コイルば
ね11を一方の継手101aの外周に弾装したものであ
り、かつ一方のセグメント6と継手101a、他方のセ
グメント7と継手10bをそれぞれのフックを介して連
結することによって、ブレース本体8に介装されるもの
である。他の構成は、第1の実施の形態のものと同様で
あるので、同一の構成部材には同一の符号を付してその
説明を省略する。上述したブレース51によれば、第1
の実施の形態のものと同様の作用効果が得られる他、全
体をコンパクトにできると共に、その長手方向に力が作
用するため、長手方向と直交する方向への振動を抑制す
ることができる。
【0008】図3、図4は本発明に係るブレースの第
3、第4の実施の形態を示す要部の正面図である。これ
らのブレース52、53は、第2の実施の形態における
圧縮コイルばね11に代え、弾機を複数の皿ばね13、
積層ゴムからなるゴム状弾性体14としたものである。
他の構成及び作用効果は、第2の実施の形態のものと同
様であるので、同一の構成部材には同一符号を付してそ
の説明を省略する。
【0009】図5,図6は本発明に係るブレースの第5
の実施の形態を示す要部の正面図、図5におけるV1−
V1線断面図である。このブレース54は、弾機を複数
の皿ばね13とする一方、ターンバックル10の一方に
遊挿したねじ付き継手102aの内端部にターンバック
ル10の内法寸法より僅かに小さい大きさのほぼ正方形
の弾機受け121を螺合し、この弾機受け121とター
ンバックル10の一方の内端面との間において上記複数
の皿ばね13を一方のねじ付き継手102aの外周に弾
装し、又、ターンバックル10の他方に遊挿した他方の
継手102bの内端部に抜け止めを設けたものであり、
かつ一方のセグメント6とねじ付き継手102a、他方
のセグメント7と継手102bをそれぞれのフックを介
して連続することによって、ブレース本体8に介装され
るものである。図5において15は一方のねじ付き継手
102aの抜け止めをするダブルナットである。なお、
弾機は、皿ばね13に限らず、圧縮コイルばね又はゴム
状弾性体としてもよい。他の構成は、第1の実施の形態
のものと同様であるので、同一の構成部材には同一の符
号を付してその説明を省略する。上述したブレース54
によれば、第2の実施の形態のものと同様の効果が得ら
れる他、ターンバックル10や皿ばね13等の組み立て
を容易に行うことができる。
【0010】なお、上述した各実施の形態においては、
矩形状の軸組みの一つの対角線上にブレースを配設する
場合について説明したが、これに限定されるものではな
く、二つの対角線上にブレースを配設したり、K型又は
V型等の配設としてもよく、かつ、軸組みの垂直面上に
配設する場合に限らず、水平面上に配設するようにして
もよい。又、ブレースは矩形枠状とする場合に限らず、
断面円形若しくは長円形の筒状としてもよい。更に、タ
ーンバックルと弾機は両者を直列連結する場合、ターン
バックル内に弾機を組み込む場合のいずれも、ブレース
に2個以上介装するようにしてもよい。更に又、鉄骨造
に用いる場合に限らず、木造、組石造、鉄筋コンクリー
ト造等に用いてよいのは勿論である。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のブレース
によれば、応力負荷が弾機によって吸収緩和されるの
で、応力負荷を効果的に減衰することができ、建物の揺
れを小さくすることができる。又、外力(応力負荷)が
零となった場合、弾機の付勢力によって軸組みを原形へ
復元することができる。一方、張力調整手段を有してい
ることにより、ブレースの初期張力を容易に調整するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブレースの第1の実施の形態を示
す正面図である。
【図2】本発明に係るブレースの第2の実施の形態を示
す要部の正面図である。
【図3】本発明に係るブレースの第3の実施の形態を示
す要部の正面図である。
【図4】本発明に係るブレースの第4の実施の形態を示
す要部の正面図である。
【図5】本発明に係るブレースの第5の実施の形態を示
す要部の正面図である。
【図6】図5におけるV1−V1線断面図である。
【符号の説明】
1 軸組み 5 ブレース 51 ブレース 52 ブレース 53 ブレース 54 ブレース 6 セグメント 7 セグメント 8 ブレース本体 9 引張コイルばね 10 ターンバックル 10a ねじ付き継手 10b ねじ付き継手 101a 継手 102a ねじ付き継手 102b 継手 11 圧縮コイルばね 12 弾機受け 121 弾機受け 13 皿ばね 14 ゴム状弾性体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属からなるブレース本体に弾機を介装し
    たことを特徴とするブレース。
  2. 【請求項2】前記ブレース本体が張力調整手段を有して
    いることを特徴とする請求項1記載のブレース。
  3. 【請求項3】前記弾機がコイルばねであることを特徴と
    する請求項1又は2記載のブレース。
  4. 【請求項4】前記弾機が皿ばねであることを特徴とする
    請求項1又は2記載のブレース。
  5. 【請求項5】前記弾機がゴム状弾性体であることを特徴
    とする請求項1又は2記載のブレース。
JP7823098A 1998-02-20 1998-02-20 ブレース Pending JPH11241412A (ja)

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