JP2003064768A - 制振ダンパーの取付け構造及び取付け方法 - Google Patents

制振ダンパーの取付け構造及び取付け方法

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JP2003064768A
JP2003064768A JP2001250731A JP2001250731A JP2003064768A JP 2003064768 A JP2003064768 A JP 2003064768A JP 2001250731 A JP2001250731 A JP 2001250731A JP 2001250731 A JP2001250731 A JP 2001250731A JP 2003064768 A JP2003064768 A JP 2003064768A
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vibration damper
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vibration
axial
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Hiroaki Ichinose
博明 一ノ瀬
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Toyo Tire Corp
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Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 座屈補強構成を不要にして制振ダンパーの軽
量化、コンパクト化及び低コスト化並びに架設作業性の
改善を図りつつ、ダンパー構成部材の座屈を防いで所定
の耐震性能、制振性能を確保できるようにする。 【解決手段】 制振ダンパー1の軸方向両端の取付部
5,5´と建物の骨組部材(10,10´、11,11
´)側に固定のガゼットプレート14,14´とを、制
振ダンパー1に軸方向圧縮力Pが加わった時はその軸方
向への相対滑り移動を許容し、かつ、その軸方向引張り
力Tが加わった時は軸方向への相対滑り移動を規制する
ように、ルーズホール7,7´とねじ部材6,6´とに
より構成される融通機構8,8´を介して接合してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばビルや戸建
住宅等の新設あるいは既設の建物の耐震性能及び制振性
能を高めるために、軸方向に相対移動可能に組付けられ
た二部材間に粘弾性体等のエルネギー吸収材を介在させ
てなる制振ダンパーを建物の相対変位可能な二つの骨組
部材間に亘って架設する制振ダンパーの取付け構造及び
取付け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビル等の建物の耐震性能、制振性能を高
めるために、例えば柱と梁や柱と梁といった骨組部材の
接合部位間に亘って、粘弾性ダンパー、粘性ダンパー、
オイルダンパー等の各種制振ダンパーをブレースや方杖
として架設することは従来より広く知られている。
【0003】ところで、制振ダンパーをブレース等とし
て建物の相対変位可能な二つの骨組部材間に亘って架設
する場合、従来一般的には、ダンパーの軸方向両端の取
付部を共に建物の二つの骨組部材側の接合部位にボルト
止め、リベット止めなど位置固定状態に接合する手段が
採られていた。それは、地震等によってダンパーを架設
した建物の二つの骨組部材が相対変位した際に制振ダン
パーに加わる力が圧縮力、引張り力のいずれの場合で
も、エネルギー吸収による振動減衰性能を発揮させんが
ためである。すなわち、所定の耐震性能、制振性能が圧
縮力、引張り力に対して両効きになるように制振ダンパ
ーが架設されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
両効きタイプに制振ダンパーを架設した構造では、該制
振ダンパーに軸方向圧縮力が加わったとき、エネルギー
吸収材を介在させて軸方向に相対移動可能に組付けられ
た板材や筒等のダンパー構成部材が大きな座屈が働き、
その構成部材が変形されたり、破壊されたりする可能性
がある。このような座屈による変形や破壊を防止するた
めに、タンパー構成部材の肉厚を大きくしたり、座屈防
止用のリブを付けたりする等の座屈補強構成が考えられ
るが、そうすると、制振ダンパー自体が重くなったり、
寸法的に大型化したりして架設作業性の悪化を招き、ま
た、取付けスペースも大きくなって、建物の壁内に収納
設置する上で不利がある。さらに、座屈補強構成のため
に費用が重なって制振ダンパーそのものの製作コストが
アップする要因の一つにもなっていた。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、座屈補強構成を不要にして制振ダンパーの軽量化、
コンパクト化及び低コスト化並びに架設作業性の改善を
図りつつ、ダンパー構成部材の座屈による変形や破壊を
防いで所定の耐震性能、制振性能を所定どおりに発揮さ
せることができる制振ダンパーの取付け構造及び取付け
方法を提供することを主たる目的としている。
【0006】本発明の他の目的は、建物の骨組体あるい
は建物全体としてみたとき、制振ダンパーの軽量化、コ
ンパクト化、低コスト化を保ちつつも、所定の耐震性
能、制振性能を十分に確保できるようにすることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記主たる目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明に係る制振ダンパーの
取付け構造は、軸方向に相対移動可能に組付けられた二
部材間にエルネギー吸収材を介在させてなる制振ダンパ
ーを建物の相対変位可能な二つの骨組部材側の接合部位
間に亘って架設する制振ダンパーの取付け構造であっ
て、上記制振ダンパーの軸方向両端の取付部と建物の二
つの骨組部材側の接合部位とを、制振ダンパーに軸方向
圧縮力が加わった時はその軸方向への相対滑り移動を許
容し、かつ、その軸方向引張り力が加わった時は軸方向
への相対滑り移動を規制可能な融通機構を介して接合し
ていることを特徴とし、請求項2に記載の発明に係る制
振ダンパーの取付け構造は、互いに平行状に対向配置さ
れた複数枚の帯状剛性板材の対向面間にエネルギー吸収
材を挟在させてなる制振ダンパーを建物の相対変位可能
な二つの骨組部材の接合部位間に亘って架設する制振ダ
ンパーの取付け構造であって、上記制振ダンパーの軸方
向両端の取付部と建物の二つの骨組部材側の接合部位と
を、制振ダンパーに軸方向圧縮力が加わった時はその軸
方向への相対滑り移動を許容し、かつ、その軸方向引張
り力が加わった時は軸方向への相対滑り移動を規制可能
な融通機構を介して接合していることを特徴とするもの
である。
【0008】また、請求項9に記載の発明に係る制振ダ
ンパーの取付け方法は、軸方向に相対移動可能に組付け
られた二部材間にエルネギー吸収材を介在させてなる制
振ダンパーを建物の相対変位可能な二つの骨組部材側の
接合部位間に亘って架設する制振ダンパーの取付け方法
であって、上記制振ダンパーの軸方向両端の取付部と建
物の二つの骨組部材側の接合部位との少なくとも一方に
は、軸方向に向かうルーズホールを形成し、これらルー
ズホール及びこれに貫通するねじ部材を介して制振ダン
パーに軸方向圧縮力が加わった時はその軸方向への相対
滑り移動を許容し、かつ、その軸方向引張り力が加わっ
た時は軸方向への相対滑り移動を規制するように制振ダ
ンパーの軸方向両端の取付部と建物の二つの骨組部材側
の接合部位とを接合することを特徴とし、請求項10に
記載の発明に係る制振ダンパーの取付け方法は、互いに
平行状に対向配置された複数枚の帯状剛性板材の対向面
間にエネルギー吸収材を挟在させてなる制振ダンパーを
建物の相対変位可能な二つの骨組部材側の接合部位間に
亘って架設する制振ダンパーの取付け方法であって、上
記制振ダンパーの軸方向両端の取付部と建物の二つの骨
組部材側の接合部位との少なくとも一方には、軸方向に
向かうルーズホールを形成し、これらルーズホール及び
これに貫通するねじ部材を介して制振ダンパーに軸方向
圧縮力が加わった時はその軸方向への相対滑り移動を許
容し、かつ、その軸方向引張り力が加わった時は軸方向
への相対滑り移動を規制するように制振ダンパーの軸方
向両端の取付部と建物の二つの骨組部材側の接合部位と
を接合することを特徴とするものである。
【0009】上記請求項1,2,9及び10に記載の発
明によれば、いずれも制振ダンパーの架設状態におい
て、この制振ダンパーに軸方向圧縮力が加わった時はダ
ンパー構成部材を軸方向へ相対滑り移動させてそれらダ
ンパー構成部材への軸方向圧縮力の付加をなくし、軸方
向引張り力が加わった時は軸方向への相対滑り移動を規
制してそれらダンパー構成部材間に介在させたエネルギ
ー吸収材による振動減衰性能を発揮させるようにしてい
るので、つまり、制振ダンパーを引張り力に対してのみ
所定の耐震性能、制振性能が発揮されるという片効き状
態に架設しているので、圧縮力の付加に伴うダンパー構
成部材の座屈の心配がなくなる。そのため、ダンパー構
成部材を厚肉にしたり、座屈防止用のリブを付けたりす
る等の座屈補強構成が不要となり、制振ダンパー全体の
軽量化、コンパクト化及び低コスト化が図れ、かつ、軽
量化、コンパクト化に伴い架設作業性の改善が図れると
ともに、取付けスペースの減少によって制振ダンパーを
建物壁内に収納設置することが可能である。それでい
て、地震等によりダンパーを架設した建物の二つの骨組
部材が相対変位した際に制振ダンパーに加わる引張り力
に対しては所定どおりの耐震性能、制振性能を発揮させ
ることが可能である。
【0010】請求項1または2に記載の発明に係る制振
ダンパーの取付け構造における軸方向圧縮力に対する融
通機構としては、請求項3に記載のように、制振ダンパ
ーの軸方向両端の取付部及び建物の二つの骨組部材側の
接合部位の少なくとも一方に、軸方向に向けて形成され
たルーズホールとこのルーズホールに貫通して両者を締
付け固定するねじ部材とから構成するのが構造的に最も
簡単である。
【0011】特に、その融通機構のルーズホールを請求
項4に記載のように、制振ダンパーの軸方向両端の取付
部側に形成する場合は、ダンパーの製作時に一括してル
ーズホールを形成しておくことができるので、製作コス
トの面で有利である。また、そのルーズホールを請求項
5に記載のように、建物の二つの骨組部材の接合部位側
に形成してもよい。この場合は、制振ダンパーを実際に
架設する際、寸法誤差による取付けの困難性も同時に解
消することができる。
【0012】また、請求項1または2に記載の発明に係
る制振ダンパーの取付け構造及び請求項9または10に
記載の発明に係る制振ダンパーの取付け方法において、
請求項6及び請求項11に記載のように、制振ダンパー
の二つを、それらの軸方向姿勢が互いに直交する状態で
建物の二つの骨組部材間に亘って架設することにより、
それらの架設状態において、地震等の発生に伴い建物の
二つの骨組部材が変形したとき、一方の制振ダンパーに
加わる軸方向圧縮力に対してはそのダンパー構成部材が
軸方向に相対滑り移動して圧縮力の負担を強いることが
ない反面、他方の制振ダンパーに加わる軸方向引張り力
に対してはそのダンパー構成部材の軸方向相対滑り移動
が規制されてエネルギー吸収材による振動減衰性能が発
揮され、所定の制振性能を確保することができる。
【0013】さらに、本発明における制振ダンパーのエ
ネルギー吸収材としては、請求項7及び請求項12に記
載のように、粘弾性体、粘性体、弾塑性体のいずれであ
ってもよいが、微小な変形から大変形までの広い範囲の
変形に対して優れたエネルギー吸収性能を有し、一旦破
断した後も数時間経てばほぼ元の履歴特性に復元すると
いう性質を持つ粘弾性体の使用が最も好ましい。
【0014】さらにまた、請求項1または2に記載の発
明に係る制振ダンパーの取付け構造及び請求項9または
10に記載の発明に係る制振ダンパーの取付け方法にお
いて、請求項8及び請求項13に記載のように、融通機
構として、制振ダンパーの軸方向両端の取付部と建物の
二つの骨組部材側の接合部位との間に設定された所定の
摩擦力を越えた値の軸方向圧縮力が制振ダンパーに加わ
った時にその軸方向への相対滑り移動を許容するように
構成されたものを用いることによって、制振ダンパーに
加わる軸方向圧縮力がダンパー構成部材を座屈変形しな
い程度に小さくて接合箇所に設定された所定の摩擦力以
下の場合は、エネルギー吸収材による振動性能を発揮さ
せて所定の耐震性能、制振性能を確保しつつ、軸方向圧
縮力がダンパー構成部材を座屈変形する程に大きい場合
は、接合箇所に設定されている所定の摩擦力に抗してダ
ンパー構成部材を軸方向へ相対滑り移動させてダンパー
構成部材の座屈変形を防ぐことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1は本発明に係る制振ダンパ
ーの取付け構造の第1実施例を示す全体正面図であり、
隣接する柱10,10´(骨組部材)と上下の梁11,
11´(骨組部材)とにより建物の骨組体13が構成さ
れている。この骨組体13を構成する柱10,10´と
梁11,11´は地震等による振動エネルギーが入力し
て建物に変形力が加わったとき、相対変位可能であり、
この相対変位エネルギーを吸収し減衰するために、骨組
体13を構成する一方の柱10と上部梁11の接合内隅
部に固着のガゼットプレート(接合部位)14と、他方
の柱10´と下部梁11´の接合内隅部に固着のガゼッ
トプレート(接合部位)14´との間に亘って制振ダン
パー1がブレースとして架設されている。
【0016】上記制振ダンパー1は、例えば図2に示す
ように、互いに平行状に対向配置した二枚の鋼板プレー
ト(帯状剛性板材の一例)2A,2Aとそれら二枚の鋼
板プレート2A,2A間の中央位置にそれらと平行に配
置された一枚の鋼板プレート(帯状剛性板材の一例)2
Bとの各対向面間にエルネギー吸収材の一例となる粘弾
性体3,3が挟在され、二枚の鋼板プレート2A,2A
の長手方向一端側には間隔維持部材4,4及びボルト・
ナット9を介して一方のガゼットプレート14に対する
板状取付部5が連結されているとともに、一枚の鋼板プ
レート2Bの長手方向他端側には該鋼板プレート2Bか
ら一体に延設した板状部により他方のガセットプレート
14´に対する取付部5´が形成されている。
【0017】このような構成の制振ダンパー1は、図1
に示す架設状態において、建物に地震等の振動エネルギ
ーが入力して骨組体13を構成する柱10,10´及び
梁11,11´が相対変位したとき、その相対変位に伴
い二枚の鋼板プレート2A,2Aと一枚の鋼板プレート
2Bとが粘弾性体3,3を剪断変形させる方向、つまり
軸方向に相対移動して振動エネルギーの吸収減衰性能を
発揮するものである。
【0018】なお、制振ダンパー1としては、図1に示
すように、三枚の鋼板プレート2A,2A、2Bを用い
て各対向面間に二層の粘弾性体3,3を挟在させたもの
以外に、二枚の鋼板プレートの対向面間に一層の粘弾性
体を挟在させたもの、五枚の鋼板プレートを用いて各対
向面間に四層の粘弾性体を挟在させたものなど種々の多
段積層タイプの粘弾性ダンパーを用いてもよく、また、
多段積層タイプの粘弾性ダンパーに限らず、軸方向に相
対移動可能に組み付けられた板状あるいは筒状の二つの
構成部材間にオイルを含む粘性体や弾塑性体を介在させ
てなる粘性ダンパーや履歴ダンパーであってもよい。
【0019】上記図1の架設状態において、建物におけ
る骨組体13側のガゼットプレート14,14´と制振
ダンパー1の軸方向両端の取付部5,5´との接合箇所
にはそれぞれ融通機構8,8´が設けられている。これ
ら融通機構8,8´は、図3に明示するように、ガゼッ
トプレート14,14´に軸方向に向けて長孔状に形成
されたルーズホール7,7´と、このルーズホール7,
7´の軸方向内端部分に貫通させて制振ダンパー1の軸
方向両端の取付部5,5´とガゼットプレート14,1
4´とを締付け固定するねじ部材(ボルト・ナット)
6,6´とにより構成されている。
【0020】上記のように、建物における骨組体13側
のガゼットプレート14,14´と軸方向両端の取付部
5,5´とを融通機構8,8´を介して接合してなる制
振ダンパー1の取付け構造によれば、図3に示す初期架
設状態(通常状態)で、建物に地震等の振動エネルギー
が入力して骨組体13を構成する柱10,10´及び梁
11,11´が相対変位し、これに伴い制振ダンパー1
に図4に示すような軸方向圧縮力Pが加わった時は、取
付部5,5´とガゼットプレート14,14´とがルー
ズホール7,7´の長さ範囲で軸方向に相対滑り移動す
ることになり、ダンパー構成部材である鋼板プレート2
A,2A、2Bには軸方向圧縮力が付加されないため
に、これら鋼板プレート2A,2A、2Bが座屈する心
配がない。したがって、鋼板プレート2A,2A、2B
を厚肉にしたり、座屈防止用のリブを付けたりする等の
座屈補強構成が不要で、制振ダンパー1全体の軽量化、
コンパクト化及び低コスト化が図れ、かつ、軽量化、コ
ンパクト化に伴い架設作業性の改善が図れるとともに、
取付けスペースの減少によって制振ダンパー1を骨組体
13から食み出させることなく建物壁内に収納設置する
ことが可能である。
【0021】また、図3に示す初期架設状態(通常状
態)で、建物に地震等の振動エネルギーが入力して骨組
体13を構成する柱10,10´及び梁11,11´が
相対変位し、これに伴い制振ダンパー1に図5に示すよ
うな軸方向引張り力Tが加わった時は、ルーズホール
7,7´の内端部分にねじ部材6,6´が引っ掛かか
り、取付部5,5´とガゼットプレート14,14´と
の軸方向への相対滑り移動が規制されるので、制振ダン
パー1には軸方向引張り力Tが直接に加わることにな
り、鋼板プレート2A,2Aと2Bとが粘弾性体3,3
を剪断変形させる軸方向に相対移動して振動エネルギー
の吸収減衰性能を発揮し所定の耐震性能、制振性能を確
保することができる。なお、図4及び図5では、下方の
接合箇所のみの動作を示しているが、上方の接合箇所の
動作も全く同様である。
【0022】図6〜図11は本発明に係る制振ダンパー
の取付け構造の第2実施例を示す。この第2実施例で
は、上述した構成を持つ制振ダンパーの二つ1A,1B
を、建物における骨組体13の四隅部に固定したガセッ
トプレート14,14´間に亘ってクロスブレースとし
て架設したものであり、両制振ダンパー1A,1Bそれ
ぞれの軸方向両端部の接合箇所には、第1実施例で説明
したものと同様な構成の融通機構8,8´が設けられて
おり、該当する構成要素に同一の符号を付してそれらの
詳しい説明を省略する。
【0023】第2実施例による制振ダンパーの取付け構
造によれば、図6〜図8に示すような初期架設状態(通
常状態)で、建物に地震等の振動エネルギーが入力して
骨組体13を構成する柱10,10´及び梁11,11
´が図9のように相対変位したとき、一方の制振ダンパ
ー1Aには軸方向圧縮力Pが付加されると共に、他方の
制振ダンパー1Bには軸方向引張り力Tが付加される。
【0024】このうち軸方向圧縮力Pが加わる制振ダン
パー1A側では、取付部5,5´とガゼットプレート1
4,14´とが図11に示すように、ルーズホール7,
7´の長さ範囲で軸方向に相対滑り移動することにな
り、ダンパー構成部材である鋼板プレート2A,2A、
2Bには軸方向圧縮力Pが付加されることがない。一
方、軸方向引張り力Tが加わる制振ダンパー1B側で
は、図10に示すように、ルーズホール7,7´の内端
部分にねじ部材6,6´が引っ掛かかり、取付部5,5
´とガゼットプレート14,14´との軸方向への相対
滑り移動が規制されるので、制振ダンパー1に軸方向引
張り力Tが直接に加わることになり、鋼板プレート2
A,2Aと2Bとが粘弾性体3,3を剪断変形させる軸
方向に相対移動して振動エネルギーの吸収減衰性能を発
揮し所定の耐震性能、制振性能を確保することができ
る。
【0025】図12〜図16は本発明に係る制振ダンパ
ーの取付け構造の第3実施例を示す。この第3実施例で
は、上述したものと同一の構成を持つ二つの制振ダンパ
ー1A,1Bを、建物における骨組体13の上部両隅部
に固定したガセットプレート14,14と下部梁11´
の中間部に固定した広幅共用ガセットプレート14´と
の間に亘ってK型ブレースとして架設したものであり、
両制振ダンパー1A,1Bそれぞれの軸方向両端部の接
合箇所には、第1実施例で説明したものと同様な構成の
融通機構8,8´が設けられており、該当する構成要素
に同一の符号を付してそれらの詳しい説明を省略する。
【0026】第3実施例による制振ダンパーの取付け構
造によれば、図12〜図14に示すような初期架設状態
(通常状態)で、建物に地震等の振動エネルギーが入力
して骨組体13を構成する柱10,10´及び梁11,
11´が図15のように相対変位したとき、一方の制振
ダンパー1Aには軸方向圧縮力Pが付加されると共に、
他方の制振ダンパー1Bには軸方向引張り力Tが付加さ
れる。
【0027】このとき、軸方向圧縮力Pが加わる制振ダ
ンパー1A側では、取付部5,5´とガゼットプレート
14,14´とが図16に示すように、ルーズホール
7,7´の長さ範囲で軸方向に相対滑り移動することに
なり、ダンパー構成部材である鋼板プレート2A,2
A、2Bには軸方向圧縮力Pが付加されない一方、軸方
向引張り力Tが加わる制振ダンパー1B側では、図16
に示すように、ルーズホール7,7´の内端部分にねじ
部材6,6´が引っ掛かかり、取付部5,5´とガゼッ
トプレート14,14´との軸方向への相対滑り移動が
規制されるので、制振ダンパー1に軸方向引張り力Tが
直接に加わることになり、鋼板プレート2A,2Aと2
Bとが粘弾性体3,3を剪断変形させる軸方向に相対移
動して振動エネルギーの吸収減衰性能を発揮するといっ
たように、第2実施例の場合と同様に機能して所定の耐
震性能、制振性能を確保することができる。
【0028】図17は本発明に係る制振ダンパーの取付
け構造の第4実施例を示す。この第4実施例では、建物
の複数の骨組体13…内に、軸方向姿勢を互いに直交ま
たはほぼ直交させて複数個(同数)づつの制振ダンパー
1A…,1B…を架設したものであり、この場合は、建
物全体の変形に伴って圧縮力が加わる側の制振ダンパー
1B…または1A…に圧縮力が付加されない状態を保ち
つつ、引張り力が加わる側の制振ダンパー1A…または
1B…による振動減衰性能を発揮させて、建物全体とし
ての耐震性能、制振機能を十分に確保することができ
る。
【0029】なお、上記各実施例では、融通機構8,8
´を構成するルーズホール7,7´をガゼットプレート
14,14´側に形成するものについて説明したが、制
振ダンパー1の軸方向両端の取付部5,5´側にルーズ
ホール7,7´を形成してもよく、また、軸方向圧縮力
が加わった時、ダンパー構成部材の軸方向への相対滑り
移動を許容する構成であれば、ガゼットプレート14,
14´及び取付部5,5´の両方に形成してもよい。
【0030】また、上記各実施例では、融通機構8,
8’を構成するルーズホール7,7’とこのルーズホー
ル7,7´の軸方向内端部分に貫通させて制振ダンパー
1の軸方向両端の取付部5,5´とガゼットプレート1
4,14´を締付け固定するねじ部材(ボルト・ナッ
ト)6,6´とを軸方向圧縮力が加わった時、その圧縮
力の大小に関係なくダンパー構成部材の軸方向への相対
滑り移動を許容して圧縮力の付加を避けるように構成し
たものについて説明したが、ねじ部材6,6’を構成す
るボルトに高張力ボルトを使用して、制振ダンパー1の
軸方向両端の取付部5,5’と建物のガゼットプレート
14,14´側の接合部位との間に所定の摩擦力を設定
し、この設定された所定の摩擦力を越えた値の軸方向圧
縮力が制振ダンパー1に加わった時にのみダンパー構成
部材の軸方向への相対滑り移動を許容するように構成し
てもよい。
【0031】上記構成の融通機構8,8’を備えた制振
ダンパーの取付け構造によれば、制振ダンパー1に加わ
る軸方向圧縮力がダンパー構成部材を座屈変形しない程
度に小さくて接合箇所に設定された所定の摩擦力以下の
場合は、粘弾性体等のエネルギー吸収材3,3による振
動性能を発揮させて所定の耐震性能、制振性能を確保し
つつ、軸方向圧縮力がダンパー構成部材を座屈変形する
程に大きい場合は、接合箇所に設定されている所定の摩
擦力に抗してダンパー構成部材を軸方向へ相対滑り移動
させてダンパー構成部材の座屈変形を防ぐことができ
る。
【0032】
【発明の効果】以上のように、請求項1,2,9及び1
0に記載の発明によれば、架設状態にある制振ダンパー
を引張り力に対してのみ所定の耐震性能、制振性能が発
揮されるという片効き状態にしているので、圧縮力の付
加に伴ってダンパー構成部材が座屈する心配がなくな
り、そのため、ダンパー構成部材を厚肉にしたり、座屈
防止用のリブを付けたりする等の座屈補強構成が不要で
制振ダンパー全体の軽量化、コンパクト化及び低コスト
化を図ることができる。また、制振ダンパーの軽量化、
コンパクト化に伴い架設作業性を改善することができる
とともに、取付けスペースの減少によって制振ダンパー
を建物壁内に収納設置することもできる。それでいて、
地震等により建物の二つの骨組部材が相対変位した際に
制振ダンパーに加わる引張り力に対して所定どおりの耐
震性能、制振性能を発揮させることができるという効果
を奏する。
【0033】また、請求項6及び請求項11に記載のよ
うな取付け構造及び取付け方法を採用することによって
地震等の発生に伴い建物の二つの骨組部材が変形したと
き、一方の制振ダンパーの構成部材は軸方向に相対滑り
移動して圧縮力の負担を強いることがない状態を保ちつ
つ、他方の制振ダンパーによる振動減衰性能を発揮させ
ることができる。つまり、建物の骨組体あるいは建物全
体としてみたとき、制振ダンパーの軽量化、コンパクト
化、低コスト化という目的を達成しつつも、所定の耐震
性能、制振性能を十分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制振ダンパーの取付け構造及び取
付け方法の第1実施例を示す全体正面図である。
【図2】第1実施例で用いる制振ダンパーの構造を示す
側面図である。
【図3】図1の要部の拡大正面図である。
【図4】第1実施例の取付け構造で、軸方向圧縮力が加
わった時の動作状態を示す要部の拡大正面図である。
【図5】第1実施例の取付け構造で、軸方向引張り力が
加わった時の動作状態を示す要部の拡大正面図である。
【図6】本発明に係る制振ダンパーの取付け構造及び取
付け方法の第2実施例を示す全体正面図である。
【図7】第2実施例の取付け構造で、初期状態を示す一
方の要部の拡大正面図である。
【図8】第2実施例の取付け構造で、初期状態を示す他
方の要部の拡大正面図である。
【図9】第2実施例の取付け構造で、骨組体が変形した
状態の全体正面図である。
【図10】第2実施例の取付け構造で、骨組体の変形に
伴い軸方向引張り力が加わる側の動作状態を示す要部の
拡大正面図である。
【図11】第2実施例の取付け構造で、骨組体の変形に
伴い軸方向圧縮力が加わる側の動作状態を示す要部の拡
大正面図である。
【図12】本発明に係る制振ダンパーの取付け構造及び
取付け方法の第3実施例を示す全体正面図である。
【図13】第3実施例の取付け構造で、初期状態を示す
一方の要部の拡大正面図である。
【図14】第3実施例の取付け構造で、初期状態を示す
他方の要部の拡大正面図である。
【図15】第3実施例の取付け構造で、骨組体が変形し
た状態の全体正面図である。
【図16】第3実施例の取付け構造で、骨組体の変形に
伴い軸方向引張り力及び軸方向圧縮力の両方加わる側の
動作状態を示す要部の拡大正面図である。
【図17】本発明に係る制振ダンパーの取付け構造及び
取付け方法の第4実施例を示す全体概略正面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B 制振ダンパー 2A,2B 鋼板プレート(帯状剛性部材) 3 粘弾性体(エネルギー吸収材) 5,5´ 取付部 6,6´ ねじ部材(ボルト・ナット) 7,7´ ルーズホール 8,8´ 融通機構 10,10´ 柱(骨組部材) 11,11´ 梁(骨組部材) 14,14´ ガゼットプレート(接合部位) P 軸方向圧縮力 T 軸方向引張り力

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に相対移動可能に組付けられた二
    部材間にエルネギー吸収材を介在させてなる制振ダンパ
    ーを建物の相対変位可能な二つの骨組部材側の接合部位
    間に亘って架設する制振ダンパーの取付け構造であっ
    て、 上記制振ダンパーの軸方向両端の取付部と建物の二つの
    骨組部材側の接合部位とを、制振ダンパーに軸方向圧縮
    力が加わった時はその軸方向への相対滑り移動を許容
    し、かつ、その軸方向引張り力が加わった時は軸方向へ
    の相対滑り移動を規制可能な融通機構を介して接合して
    いることを特徴とする制振ダンパーの取付け構造。
  2. 【請求項2】 互いに平行状に対向配置された複数枚の
    帯状剛性板材の対向面間にエネルギー吸収材を挟在させ
    てなる制振ダンパーを建物の相対変位可能な二つの骨組
    部材側の接合部位間に亘って架設する制振ダンパーの取
    付け構造であって、 上記制振ダンパーの軸方向両端の取付部と建物の二つの
    骨組部材側の接合部位とを、制振ダンパーに軸方向圧縮
    力が加わった時はその軸方向への相対滑り移動を許容
    し、かつ、その軸方向引張り力が加わった時は軸方向へ
    の相対滑り移動を規制可能な融通機構を介して接合して
    いることを特徴とする制振ダンパーの取付け構造。
  3. 【請求項3】 上記融通機構が、制振ダンパーの軸方向
    両端の取付部及び建物の二つの骨組部材側の接合部位の
    少なくとも一方に、軸方向に向けて形成されたルーズホ
    ールとこのルーズホールに貫通して両者を締付け固定す
    るねじ部材とから構成されている請求項1または2に記
    載の制振ダンパーの取付け構造。
  4. 【請求項4】 上記ルーズホールが、制振ダンパーの軸
    方向両端の取付部側に形成されている請求項3に記載の
    制振ダンパーの取付け構造。
  5. 【請求項5】 上記ルーズホールが、建物の二つの骨組
    部材の接合部位側に形成されている請求項3に記載の制
    振ダンパーの取付け構造。
  6. 【請求項6】 上記制振ダンパーの二つが、それらの軸
    方向姿勢を互いに直交させて建物の二つの骨組部材間に
    亘って架設されている請求項1ないし5のいずれかに記
    載の制振ダンパーの取付け構造。
  7. 【請求項7】 上記エネルギー吸収材が、粘弾性体、粘
    性体もしくは弾塑性体である請求項1ないし6のいずれ
    かに記載の制振ダンパーの取付け構造。
  8. 【請求項8】 上記融通機構は、制振ダンパーの軸方向
    両端の取付部と建物の二つの骨組部材側の接合部位との
    間に設定された所定の摩擦力を越えた値の軸方向圧縮力
    が制振ダンパーに加わった時にその軸方向への相対滑り
    移動を許容するように構成されている請求項1ないし7
    のいずれかに記載の制振ダンパーの取付け構造。
  9. 【請求項9】 軸方向に相対移動可能に組付けられた二
    部材間にエルネギー吸収材を介在させてなる制振ダンパ
    ーを建物の相対変位可能な二つの骨組部材の接合部位間
    に亘って架設する制振ダンパーの取付け方法であって、 上記制振ダンパーの軸方向両端の取付部と建物の二つの
    骨組部材側の接合部位との少なくとも一方には、軸方向
    に向かうルーズホールを形成し、これらルーズホール及
    びこれに貫通するねじ部材を介して制振ダンパーに軸方
    向圧縮力が加わった時はその軸方向への相対滑り移動を
    許容し、かつ、その軸方向引張り力が加わった時は軸方
    向への相対滑り移動を規制するように制振ダンパーの軸
    方向両端の取付部と建物の二つの骨組部材側の接合部位
    とを接合することを特徴とする制振ダンパーの取付け方
    法。
  10. 【請求項10】 互いに平行状に対向配置された複数枚
    の帯状剛性板材の対向面間にエネルギー吸収材を挟在さ
    せてなる制振ダンパーを建物の相対変位可能な二つの骨
    組部材の接合部位間に亘って架設する制振ダンパーの取
    付け方法であって、 上記制振ダンパーの軸方向両端の取付部と建物の二つの
    骨組部材側の接合部位との少なくとも一方には、軸方向
    に向かうルーズホールを形成し、これらルーズホール及
    びこれに貫通するねじ部材を介して制振ダンパーに軸方
    向圧縮力が加わった時はその軸方向への相対滑り移動を
    許容し、かつ、その軸方向引張り力が加わった時は軸方
    向への相対滑り移動を規制するように制振ダンパーの軸
    方向両端の取付部と建物の二つの骨組部材側の接合部位
    とを接合することを特徴とする制振ダンパーの取付け方
    法。
  11. 【請求項11】 上記制振ダンパーの二つを、それらの
    軸方向姿勢が互いに直交する状態で建物の二つの骨組部
    材間に亘って架設する請求項9または10に記載の制振
    ダンパーの取付け方法。
  12. 【請求項12】 上記エネルギー吸収材が、粘弾性体、
    粘性体もしくは弾塑性体である請求項9ないし11のい
    ずれかに記載の制振ダンパーの取付け方法。
  13. 【請求項13】 上記制振ダンパーの軸方向両端の取付
    部と建物の二つの骨組部材側の接合部位との接合箇所に
    は、それらの少なくとも一方に形成された軸方向に向か
    うルーズホールとこのルーズホールに貫通するねじ部材
    を介して所定の摩擦力が設定されており、この設定され
    た所定の摩擦力を越えた値の軸方向圧縮力が制振ダンパ
    ーに加わった時にその軸方向への相対滑り移動を許容す
    るように接合されている請求項9ないし12のいずれか
    に記載の制振ダンパーの取付け方法。
JP2001250731A 2001-08-21 2001-08-21 制振ダンパーの取付け構造及び取付け方法 Withdrawn JP2003064768A (ja)

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