JPS6321788Y2 - - Google Patents

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JPS6321788Y2
JPS6321788Y2 JP1982000405U JP40582U JPS6321788Y2 JP S6321788 Y2 JPS6321788 Y2 JP S6321788Y2 JP 1982000405 U JP1982000405 U JP 1982000405U JP 40582 U JP40582 U JP 40582U JP S6321788 Y2 JPS6321788 Y2 JP S6321788Y2
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JP
Japan
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spring
nut
vibration
flywheel
axial direction
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JP1982000405U
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JPS58102853U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、発電所や化学プラトン等における配
管系の振動を防止するための装置に関するもので
ある。
従来この種の防振器として、例えば、構築物と
配管系とに夫々外方が接続された主ケースと副ケ
ースの相対出入動により、ナツトに螺合されたね
じ棒をナツトに対して相対回転させ、この回転を
ウエイトの慣性等により制動するようにした、い
わゆるウエイトねじ棒式防振器が知られている。
ねじ棒式防振器は有限の弾性を有し、これが配
管等の防振作用を行う。そして、この弾性による
動ばね定数は、受ける力の振動周波数によつて定
まる。そして一般に低サイクルの振動に対して
は、動ばね定数が小さくなるが、それにもかかわ
らず必要なばね剛性を得るためには、大きな慣性
質量が必要となり、装置が大型化する。また、こ
のような防振器にあつては、最低約3Hzから最高
約33Hzの振動に対する防振効果が要求されるが、
これら両極における装置の動ばね定数に大きな開
きがあるため、3Hzの振動に対する適当な動ばね
定数値が得られるように設計すると高周波数の振
動に対する動ばね定数値は過大となるという問題
点がある。従つて、例えば3Hz以下の低サイクル
の振動に適用するような場合には慣性質量が実用
的大きさを超え、しかも高サイクルの振動に対す
る動ばね定数値は必要以上のものとなる。
本考案は従来の防振器の以上のような問題点に
着目してなされたもので、ナツトと一方の支持部
材との間にばねを介在させることにより、装置全
体としての個有振動数を低くし、しかも高サイク
ル時の装置の剛性を最低周波数振動時と同等程度
とすることを目的とする。
以下図について本考案の実施例を説明する。第
1の支持部材である主筒1は、大径部1aと小径
部1bとから成り、大径部端には引手2aを具え
たふた2が固着されている。小径部1bは副筒3
内へ軸線方向移動自在に挿入されている。
第2の支持部材である副筒3の外端には引手4
a付のふた4が固着されている。副筒3のふたの
内側中央にはシヤフト5の外方端が固着されてい
る。シヤフトの内方は副筒内に軸線方向移動自在
に挿入された筒状ばねケース6内に軸線方向移動
自在に挿入されている。シヤフト5の中央にはフ
ランジ5aを具え、それの両側ばねケース6内に
皿ばね7が挿入されている。
ばねケース6の内方端には内筒8が固着され、
この内筒の内方は主筒小径部1b内へ軸線方向移
動自在に挿入され、その内端にはボールナツト9
を具えている。
固定輪10は大径部1aのふたの内側で主筒に
固着され、中心に軸受孔が穿たれ、内側に環状摩
擦面10aを具えている。
中心軸11は一端が固定輪の軸受孔へ回転自在
に軸支され、他端部は適当長さのねじ棒となつ
て、ボールナツト9と螺合している。主筒大径部
1a内においては、中心軸11にフライホイール
12が固着されているが、フライホイールと固定
輪10との間にはデイスタンスカラ13が挿入さ
れ、かつ中心軸端にはナツト14が装着してあ
る。即ち、中心軸11は、固定輪10を挟むナツ
ト14とデイスタンスカラ13とで軸線方向に位
置決めされるが、主筒と副筒との相対出入によつ
て正逆回転可能である。
可動輪15は、デイスタンスカラ13へ摺動自
在に嵌挿され、固定輪10の環状摩擦面10aに
対応する環状摩擦面15aを具え、かつ反対側に
ばね受輪15bが装着してある。これに対応して
フライホイール12にはばね受鍔12aが突設し
てあり、両者間にばね16が挿入してある。ま
た、可動輪15とフライホイール12との対向面
には、夫々対応位置に円錐形状の凹所を設け、両
者間に球17を挿入しておく。可動輪15は、ば
ね16により常時球17を介してフライホイール
12へ押しつけられているが、そのとき2つの摩
擦面10a,15a間に適当な間隙18を残すよ
うにしてある。また、大径部1aの一部に半径方
向ねじ孔を穿ち、これへ螺合させた押ねじ19で
必要に応じ、可動輪15を主筒へ固定可能として
おく。
本考案は以上のように構成され、2つの引手2
a,4aの一方を構築物に、他方を管系に接続し
て用いる。管が静止しているときには間隙18を
残したままこの防振器も静止している。いま、管
系が温度変化による緩慢な移動を行う場合、副筒
3は主筒1に対して緩やかに移動し、これと共に
ボールナツト9が移動してフライホイール12が
旋回する。しかし、旋回速度が緩やかであるか
ら、可動輪15もフライホイールと一体化して旋
回し、管系の変位を妨げない。しかし、管系に地
震等による急激な振動が発生した場合フライホイ
ール12は急激な往復回動を繰返すが、可動輪1
5は慣性のため、それに完全に追随できない。正
逆いずれの回動の場合も、球17は凹所の斜面へ
乗りあげ、可動輪15を固定輪10方向へ押す。
これによつて両輪間には反覆して当接摩擦力が働
き、防振作用をする。しかして、ばね7の存在に
より、比較的低サイクルの管系の振動に対しては
防振器全体としてのばね定数は大きくなる。
なお、本考案はねじ棒を固定してボールナツト
を回転させる形式の防振器にも適用することがで
きる。
以上要するに、本考案においては、いわゆるウ
エイトねじ棒式防振器に直列にばね7を接続した
から、比較的低サイクルの振動に対する装置のば
ね剛性を高くすることができ、これによりフライ
ホイール12を小型化することができる。また、
ばね7のばね定数を適宜選択することにより低サ
イクルの振動に対する装置のばね剛性を任意に設
定可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施の一例を示す正面図であ
る。 1……主筒、3……副筒、5……シヤフト、7
……皿ばね、9……ボールナツト、11……中心
軸、12……フライホイール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 夫々外方端が構築物または防振対象に夫々接続
    される第1及び第2の支持部材の軸線方向の相対
    往復動を、ナツトに螺合するねじ棒の相対回転運
    動に変換し、この回転運動を制動するようにした
    防振装置において、前記ナツトとこれを軸線方向
    に移動させる前記支持部材の一方との間に軸線方
    向に伸縮するばねが介設されていることを特徴と
    する防振装置。
JP40582U 1982-01-05 1982-01-05 防振装置 Granted JPS58102853U (ja)

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JP40582U JPS58102853U (ja) 1982-01-05 1982-01-05 防振装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP40582U JPS58102853U (ja) 1982-01-05 1982-01-05 防振装置

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Publication Number Publication Date
JPS58102853U JPS58102853U (ja) 1983-07-13
JPS6321788Y2 true JPS6321788Y2 (ja) 1988-06-15

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ID=30013482

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JP40582U Granted JPS58102853U (ja) 1982-01-05 1982-01-05 防振装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5516934B2 (ja) * 2009-06-05 2014-06-11 清水建設株式会社 制振機構
JP5831734B2 (ja) * 2011-03-09 2015-12-09 清水建設株式会社 慣性質量ダンパー
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5642541B2 (ja) * 1976-02-24 1981-10-05

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JPS595243Y2 (ja) * 1979-09-12 1984-02-16 日本発条株式会社 機械式制振装置用緩衝装置

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JPS5642541B2 (ja) * 1976-02-24 1981-10-05

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JPS58102853U (ja) 1983-07-13

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