JPS595243Y2 - 機械式制振装置用緩衝装置 - Google Patents
機械式制振装置用緩衝装置Info
- Publication number
- JPS595243Y2 JPS595243Y2 JP12597679U JP12597679U JPS595243Y2 JP S595243 Y2 JPS595243 Y2 JP S595243Y2 JP 12597679 U JP12597679 U JP 12597679U JP 12597679 U JP12597679 U JP 12597679U JP S595243 Y2 JPS595243 Y2 JP S595243Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration damping
- main body
- movable member
- mechanical vibration
- shock absorber
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は機械式制振装置用緩衝装置に関する。
配管などのような被支持体を、低加速度変位を許容する
とともに高加速度変位を抑止するように支持する機械式
制振装置においては、ねじ軸を回転自在に支持するとと
もにこのねじ軸と連係する制振機構を備えた本体と、上
記ねじ軸と螺合するナツト体を有して上記本体に軸方向
に往復動自在に支持された可動部材とを備え、これら本
体および可動部材の相対的軸方向変位に応動して上記制
振機構に回転入力を付与するように構成されており、こ
れら本体および可動部材のいずれか一方が上記被支持体
に連結されるとともに、他方は天井、壁、床、支柱また
はその他の適宜構築物などのような支持体に連結されて
いる。
とともに高加速度変位を抑止するように支持する機械式
制振装置においては、ねじ軸を回転自在に支持するとと
もにこのねじ軸と連係する制振機構を備えた本体と、上
記ねじ軸と螺合するナツト体を有して上記本体に軸方向
に往復動自在に支持された可動部材とを備え、これら本
体および可動部材の相対的軸方向変位に応動して上記制
振機構に回転入力を付与するように構成されており、こ
れら本体および可動部材のいずれか一方が上記被支持体
に連結されるとともに、他方は天井、壁、床、支柱また
はその他の適宜構築物などのような支持体に連結されて
いる。
したがって、上記本体および可動部材に対し引続いて引
張りまたは圧縮荷重が作用する場合には、これら両者が
軸方向相互対向部において衝突する場合がある。
張りまたは圧縮荷重が作用する場合には、これら両者が
軸方向相互対向部において衝突する場合がある。
また、上記制振機構が慣性部材を備えている場合には、
相互対向部が衝突位置に達する前に上記荷重が解除され
ても慣性部材の慣性によって相対的変位が継続して行な
われ、衝突を回避し得ない場合がある。
相互対向部が衝突位置に達する前に上記荷重が解除され
ても慣性部材の慣性によって相対的変位が継続して行な
われ、衝突を回避し得ない場合がある。
このような衝突が生ずるとその衡機によって軸受部やナ
ツト体などを損傷するおそれがある。
ツト体などを損傷するおそれがある。
従来の機械式制振装置においてはこのような衝突による
衝撃を緩和する手段が設けられていないので、本体に対
する可動部材のストロークを必要以上に大きく設定しな
ければならず、しかも、荷重試験等に際してはストロー
クの終端に達するよりも前に駆動を停止する必要があっ
た。
衝撃を緩和する手段が設けられていないので、本体に対
する可動部材のストロークを必要以上に大きく設定しな
ければならず、しかも、荷重試験等に際してはストロー
クの終端に達するよりも前に駆動を停止する必要があっ
た。
また、据付時などに誤まって過大な荷重が負荷された場
合に要部の破損事故を生ずるおそれがある。
合に要部の破損事故を生ずるおそれがある。
本考案は上記事情のもとになされたもので、その目的と
するところは、上述のように本体と可動部材とが衝突す
るような場合があっても、その衝撃を緩和し得る機械式
制振装置用緩衝装置を提供することにある。
するところは、上述のように本体と可動部材とが衝突す
るような場合があっても、その衝撃を緩和し得る機械式
制振装置用緩衝装置を提供することにある。
以下、本考案を図示の一実施例について説明する。
図面において機械制振装置の本体1は軸方向一端に突設
された第1の筒状体2を備えている。
された第1の筒状体2を備えている。
筒状体2と平行に配されたねじ軸3は軸受部4を介して
本体1に対し回転自在に、かつ軸方向には実質的な変位
を生じないように支持されている。
本体1に対し回転自在に、かつ軸方向には実質的な変位
を生じないように支持されている。
本体1にはねじ軸3と連係して回転駆動される慣性部材
等を備えた制振機構(図示時)が内装されている。
等を備えた制振機構(図示時)が内装されている。
本体1の他端部には連結部5が取着されている。
可動部材6は上記第1の筒状体2と平行に配された第2
の筒状体7を備えている。
の筒状体7を備えている。
この筒状体7の一端部には上記連結部5と背向する連結
部8が取着されている。
部8が取着されている。
筒状体7の他端部には上記ねじ棒3と螺合するボールナ
ツトなどのようなナツト体9が取着されている。
ツトなどのようなナツト体9が取着されている。
このナツト体9は上記第1の筒状部2に対し軸方向に摺
動自在に、かつ実質的な相対的回転をしないように支持
されている。
動自在に、かつ実質的な相対的回転をしないように支持
されている。
連結部8には筒状体2を覆うカバー10の一端が取着さ
れている。
れている。
上記第1の筒状体2の先端部には内挿されたブツシュ1
1が止めねじ12・・・によって固定されている。
1が止めねじ12・・・によって固定されている。
ブツシュ11の軸方向側方には環状ばね座13゜13が
接離自在に設けられている。
接離自在に設けられている。
これらばね座13、13はたとえばスナップリング14
および段部15などによりブツシュ11との最大間隔が
規制されている。
および段部15などによりブツシュ11との最大間隔が
規制されている。
ブツシュ11とばね座13.13との間には皿ばね16
・・・が介装されている。
・・・が介装されている。
上述のように構成された装置においては、上記連結具5
,8のいずれか一方が支持体(図示路)に、他方が被支
持体(図示路)にそれぞれ連結され、従来装置における
と同様にこれら両者の相対的軸方向変位がねじ軸3の回
転に変換されて上記制振機構に入力されるとともに、該
変位が高加速度の場合には制振機構に生じた制振力によ
って上記両者の相対的変位が抑止され、また低加速度の
場合は許容される。
,8のいずれか一方が支持体(図示路)に、他方が被支
持体(図示路)にそれぞれ連結され、従来装置における
と同様にこれら両者の相対的軸方向変位がねじ軸3の回
転に変換されて上記制振機構に入力されるとともに、該
変位が高加速度の場合には制振機構に生じた制振力によ
って上記両者の相対的変位が抑止され、また低加速度の
場合は許容される。
何らかの原因により本体1に対し可動部材6が許容限界
を超えて近接すると、連結部材8の内端部8aが一方の
ばね座13と衝接して一方の皿ばね16・・・を圧縮変
形させるので、本体1と可動部材6とが相互に激突する
ことがない。
を超えて近接すると、連結部材8の内端部8aが一方の
ばね座13と衝接して一方の皿ばね16・・・を圧縮変
形させるので、本体1と可動部材6とが相互に激突する
ことがない。
また、可動部材6が上述とは逆方向に許容限界を超えて
離間する場合には、ナツト体9の外端部9aが他方のば
ね座13と衝接し、他方の皿ばね16・・・を圧縮変形
させるので上述同様に衡機が回避される。
離間する場合には、ナツト体9の外端部9aが他方のば
ね座13と衝接し、他方の皿ばね16・・・を圧縮変形
させるので上述同様に衡機が回避される。
なお、本考案は上記実施例のみに限定されるものではな
く、たとえば上記スナップリング14および段部15等
が充分な耐力を備えている場合には上記ブツシュ11を
省略するようにしてもよい。
く、たとえば上記スナップリング14および段部15等
が充分な耐力を備えている場合には上記ブツシュ11を
省略するようにしてもよい。
また、図示例においてブツシュ11よりも外端部寄りに
配された皿ばね16・・・およびばね座13を第1の筒
状体2の内端部に設け、近接時にはナツト体9の内端部
9bと衝接させるようにしてもよい。
配された皿ばね16・・・およびばね座13を第1の筒
状体2の内端部に設け、近接時にはナツト体9の内端部
9bと衝接させるようにしてもよい。
さらに、皿ばね16・・・およびばね座13,13等を
ナツト体9にこれと一体的に移動可能に軸方向両側に配
設するようにしてもよく、要すれば第1.第2の筒状体
2,7の両方に、相互衝接部に対向位置してそれぞれ皿
ばね16・・・を配設するようにしてもよい。
ナツト体9にこれと一体的に移動可能に軸方向両側に配
設するようにしてもよく、要すれば第1.第2の筒状体
2,7の両方に、相互衝接部に対向位置してそれぞれ皿
ばね16・・・を配設するようにしてもよい。
また、上記ばね座13.13は両方またはいずれか一方
を省略することも可能であり、かつ上記間ばね16・・
・に代えてたとえば適宜のコイルばねを設けるようにし
てもよい。
を省略することも可能であり、かつ上記間ばね16・・
・に代えてたとえば適宜のコイルばねを設けるようにし
てもよい。
これらのいずれの場合であってもばねの数はぼね定数に
応じて適宜に設定可能である。
応じて適宜に設定可能である。
さらに上記ブツシュ11.スナップリング14および段
部15等に代えて他の任意の係止手段を設けるようにし
てもよい、 本考案によれば、上述したように本体および可動部材の
少なくともいずれが一方に、これら両者の相互衝接部に
対向位置して軸方向に伸縮自在なばね部材を設けたので
、本体と可動部材とが許容限界を超えて相対的に移動さ
れ、従来装置であれば両者が激突するような場合であっ
ても、上記ばね部材によって衝撃が緩和され、各部の変
形、破損等を生ずるようなことがない。
部15等に代えて他の任意の係止手段を設けるようにし
てもよい、 本考案によれば、上述したように本体および可動部材の
少なくともいずれが一方に、これら両者の相互衝接部に
対向位置して軸方向に伸縮自在なばね部材を設けたので
、本体と可動部材とが許容限界を超えて相対的に移動さ
れ、従来装置であれば両者が激突するような場合であっ
ても、上記ばね部材によって衝撃が緩和され、各部の変
形、破損等を生ずるようなことがない。
また、許容ストロークを必要以上に大きく設定する必要
がないので制振装置の小型軽量化に寄与することができ
る。
がないので制振装置の小型軽量化に寄与することができ
る。
図面は本考案の一実施例を示す切欠側面図である。
1・・・・・・本体、2,7・・・・・・筒状体、3・
・・・・・ねじ軸、4・・・・・・軸受部、5,8・・
・・・・連結部、6・・・・・・可動部材、9・・・・
・・ナツト体、11・・・・・・ブツシュ、13・・・
・・・ばね座、16・・・・・・皿ばね。
・・・・・ねじ軸、4・・・・・・軸受部、5,8・・
・・・・連結部、6・・・・・・可動部材、9・・・・
・・ナツト体、11・・・・・・ブツシュ、13・・・
・・・ばね座、16・・・・・・皿ばね。
Claims (1)
- 制振機構と連係するねじ軸を回転自在に支持する本体と
、上記ねし軸と螺合するナツト体を有して上記本体に軸
方向に往復動自在に支持された可動部材とを備え、上記
本体と可動部材との相対的軸方向変位により上記制振機
構に回転入力を付与するようにした機械的制振装置にお
いて、上記本体および可動部材の少なくともいずれか一
方に、これら両者の相互衝接部に対向位置して軸方向に
伸縮自在なばね部材を設けたことを特徴とする機械式制
振装置用緩衝装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12597679U JPS595243Y2 (ja) | 1979-09-12 | 1979-09-12 | 機械式制振装置用緩衝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12597679U JPS595243Y2 (ja) | 1979-09-12 | 1979-09-12 | 機械式制振装置用緩衝装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5642541U JPS5642541U (ja) | 1981-04-18 |
JPS595243Y2 true JPS595243Y2 (ja) | 1984-02-16 |
Family
ID=29357871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12597679U Expired JPS595243Y2 (ja) | 1979-09-12 | 1979-09-12 | 機械式制振装置用緩衝装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS595243Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58102853U (ja) * | 1982-01-05 | 1983-07-13 | 三和テッキ株式会社 | 防振装置 |
JP6065219B2 (ja) * | 2013-06-03 | 2017-01-25 | 清水建設株式会社 | 振動低減装置 |
-
1979
- 1979-09-12 JP JP12597679U patent/JPS595243Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5642541U (ja) | 1981-04-18 |
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