JPH11293692A - マンホール蓋の枠体 - Google Patents

マンホール蓋の枠体

Info

Publication number
JPH11293692A
JPH11293692A JP10098997A JP9899798A JPH11293692A JP H11293692 A JPH11293692 A JP H11293692A JP 10098997 A JP10098997 A JP 10098997A JP 9899798 A JP9899798 A JP 9899798A JP H11293692 A JPH11293692 A JP H11293692A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
manhole cover
frame
height
holes
slide cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10098997A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Yamamoto
▲隆▼一 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CHIKATAN KK
Original Assignee
CHIKATAN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CHIKATAN KK filed Critical CHIKATAN KK
Priority to JP10098997A priority Critical patent/JPH11293692A/ja
Publication of JPH11293692A publication Critical patent/JPH11293692A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 すでに形成されている基礎コンクリートに手
を加えることなく、マンホール蓋の高さが実際の仕上が
り面と同じになるように、マンホール蓋を支持する枠体
の高さを調節することができるマンホール蓋の枠体を提
供する。 【解決手段】 マンホール蓋の枠体10は、枠体30、
スライド筒19及び荷重受け台11とにより構成されて
いる。スライド筒19の周壁には、それぞれ、高さの異
なる位置に第1〜第3位置決め孔21〜23と第1〜第
4微調節孔25〜28が形成されている。荷重受け台1
1は、反転して使用することができ、その周壁には、高
さの異なる位置に第1及び第2支持孔17,18が形成
されている。そして、第1〜第3位置決め孔21〜23
又は第1〜第4微調節孔25〜28と第1及び第2支持
孔17,18を調節して固定することにより、支持する
マンホール蓋34の高さを調節することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マンホール蓋の
高さを調節することができるマンホール蓋の枠体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマンホール蓋の設置工事では、ま
ず、マンホール蓋が工事計画において想定された仕上が
り面の高さとなるように、基礎コンクリートの上面に枠
体が配置される。そして、枠体の周囲にコンクリートを
打設して枠体の周囲を被覆するように、仕上がり面を形
成するとともに、基礎コンクリート上に枠体が固定され
る。そして、マンホール蓋は仕上がり面と同じ高さとな
るように枠体に支持されて、マンホールを閉塞するよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のマン
ホール蓋の設置工事では、水道管やガス管の配管工事や
地下タンク等の設置工事の完成間際になって、実際の仕
上がり面が確定し、工事計画の想定仕上がり面と高さが
違ってくることがあった。そのため、マンホール蓋によ
りマンホールを閉鎖したとき、マンホール蓋と仕上がり
面に段差が生じてしまうことがあった。
【0004】その結果、すでに設置した枠体の高さを実
際の仕上がり面に対応させるため、基礎コンクリートを
増打ちしてかさ上げしなければならないという問題があ
った。また、基礎コンクリートを増打ちしない場合は、
かさ上げする高さと同じ高さの鉄製の枠体を新たに作成
し、かさ上げを行っていた。そのため、工事に費やす時
間が長くなり、さらに製造コストの上昇を招くという問
題もあった。
【0005】この発明は、このような従来技術に存在す
る問題に着目してなされたものである。その目的とする
ところは、すでに形成されている基礎コンクリートに手
を加えることなく、マンホール蓋の高さが実際の仕上が
り面と同じになるように、マンホール蓋を支持する枠体
の高さを調節することができるマンホール蓋の枠体を提
供することにある。
【0006】その他の目的は、マンホール蓋を支持する
枠体の高さを仕上がり面と同じ高さに短時間で調節する
ことができるとともに、製造コストの低減を図ることが
できるマンホール蓋の枠体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載のマンホール蓋の枠体は、地盤に
配置される支持部と、前記支持部に高さ調節可能な位置
調節部を介して支持され、マンホールを閉塞するマンホ
ール蓋とより構成され、位置調節部を支持部に対し所要
の高さで位置決め固定するための位置決め手段を設けた
ものである。
【0008】請求項2に記載のマンホール蓋の枠体は、
請求項1に記載の発明において、前記位置決め手段は、
位置調節部の周壁の高さの異なる位置に設けられた複数
の孔と、支持部の周壁に設けられた複数の孔とよりなる
ものである。
【0009】請求項3に記載のマンホール蓋の枠体は、
請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記位置
調節部は、周壁に係止孔が形成され、前記マンホール蓋
を支持する枠体と、周壁に高さの異なる位置に位置決め
孔が形成されたスライド筒とより構成し、前記スライド
筒は、枠体及び支持部に対して相対移動可能であるもの
である。
【0010】請求項4に記載のマンホール蓋の枠体は、
請求項3に記載の発明において、前記マンホール蓋の高
さをさらに細かく調節するために、前記スライド筒の周
方向に前記位置決め孔と高さの異なる位置に微調節孔を
設けたものである。
【0011】請求項5に記載のマンホール蓋の枠体は、
請求項1に記載の発明において、前記支持部は反転して
使用可能なものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、マンホール蓋の枠体10の
実施形態について詳細に説明する。 (第1実施形態)図1及び図2に示すように、支持部と
しての荷重受け台11は、鉄により形成された円筒部1
2と、接地フランジ13とにより構成されている。円筒
部12の外径は、基礎コンクリート15に形成されたマ
ンホール14の内径と対応するようになっている。接地
フランジ13は、円筒部12の基端縁に形成されてい
る。そして、基礎コンクリート15上に荷重受け台11
を配置したとき、接地フランジ13の上面13a又は下
面13bのどちらか一面を基礎コンクリート15の上面
に接地させて使用するようになっている。
【0013】第1及び第2支持孔17,18は前記円筒
部12に、その周方向に所定間隔をおいて、高さが異な
る2位置に透設されている。位置調節部を構成するスラ
イド筒19は、鉄により円筒状に形成されている。その
外径は、前記荷重受け台11の内径と対応するように形
成され、その下端側を荷重受け台11の内側に嵌入する
ことができるようになっている。また、第1〜第3位置
決め孔21〜23はスライド筒19の周方向に所定間隔
をおいて、高さが異なる3位置に透設されている。
【0014】第1〜第4微調節孔25〜28はスライド
筒19の周方向に所定間隔をおいて、前記位置決め孔2
1〜23の縦列間に高さが異なるように4位置に透設さ
れている。
【0015】位置調節部を構成する枠体30は、筒状を
なし、その下端側の外径は前記スライド筒19の内径と
対応するように鉄により形成されている。そして、枠体
30の下端側を、スライド筒19の上端側からその内側
に嵌入することができるようになっている。支持枠31
は、枠体30の中央内周面に形成されている。また、傾
斜面32は、支持枠31から枠体30の上端方向へ向か
うに従いその内径を拡げるように形成されている。係止
孔33は、枠体30の下端側の周壁に所定間隔をおいて
透設されている。
【0016】そして、荷重受け台11の内側にスライド
筒19の下端側を嵌入し、枠体30の下端側をスライド
筒19の上端側からその内側に嵌入する。次いで、スラ
イド筒19が所要とする高さになるように前記第1又は
第2支持孔17,18に対して第1〜第3位置決め孔2
1〜23又は第1〜第4微調節孔25〜28の位置を調
節して位置決めする。
【0017】次に、枠体30が所要とする高さになるよ
うに第1若しくは第2位置決め孔21,22又は第1若
しくは第2微調節孔25,26に対して、係止孔33を
調節して位置決めする。又は、第1若しくは第2位置決
め孔21,22又は第1若しくは第2微調節孔25,2
6、さらに、第1又は第2支持孔17,18に対して係
止孔33を調節する。そして、ワッシャー43を介して
ボルト29aとナット29bにより枠体30、スライド
筒19及び荷重受け台11又は枠体30とスライド筒1
9、スライド筒19と荷重受け台11を固定する。その
結果、枠体30を所要とする高さに位置決め固定するこ
とができるようになっている。
【0018】そして、前記スライド筒19と枠体30に
より、位置調節部を構成している。マンホール蓋34
は、鉄により形成された天板36とその下面周縁に形成
された筒部35とより形成され、筒部35はその下端側
に向かうに従い縮径するように形成されている。マンホ
ール蓋パッキン37は、筒部35の周面に嵌着されてい
る。そして、マンホール蓋34の筒部35の下端縁を枠
体30の支持枠31に載置することにより、マンホール
蓋34が枠体30に支持されるようになっている。この
とき、枠体30の上端縁と支持されたマンホール蓋34
の天板36は同じ高さになるようになっている。
【0019】また、マンホール蓋34を枠体30の支持
枠31に支持させたとき、マンホール蓋パッキン37が
枠体30の内周面に当接して、枠体30とマンホール蓋
34の隙間をシールし、マンホール14内に雨水等が浸
透するのを防止するようになっている。
【0020】内蓋用嵌合穴38は、マンホール蓋34の
天板36の中央に形成されている。その下縁は、内方へ
折り曲げられ、内蓋用支持部39を形成している。内蓋
40は、有蓋円筒状に形成され、その周面には内蓋パッ
キン41が嵌着されている。
【0021】そして、内蓋40を内蓋用嵌合穴38に嵌
合し、内蓋40の下縁を内蓋用支持部39に支持させて
内蓋用嵌合穴38を閉塞するようになっている。このと
き、マンホール蓋34の天板36と内蓋40は同じ高さ
になるようになっている。
【0022】係止凹所42は、天板36上に3カ所凹設
され、そのうち1カ所は内蓋40上に設けられている。
そして、マンホール蓋34を枠体30の支持枠31上に
載置したり枠体30から離脱したり、あるいは内蓋40
を内蓋用支持部39に載置したり内蓋用支持部39から
離脱したりするときに、係止凹所42にバール等を係止
することにより、マンホール蓋34又は内蓋40の運搬
を容易にしている。
【0023】次に、第1実施形態におけるマンホール蓋
の枠体10の使用方法について説明する。まず、図2に
示すように、例えば、地盤中に水道管を配置するため
に、地盤を所定の深さまで掘り下げ、地盤中に水道管を
配管する。さらに、水道管と地上を連絡するためのマン
ホール14を形成する。そして、形成されたマンホール
14の周囲の地盤上に基礎コンクリート15を形成す
る。
【0024】次に、地盤上に荷重受け台11の円筒部1
2が下側に、接地フランジ13が上側になるようにす
る。そして、スライド筒19の下端側を荷重受け台11
の内側に嵌入する。さらに、枠体30の下端側を、荷重
受け台11の内側に嵌入されたスライド筒19の上端側
の内側に嵌入する。次に、第2支持孔17、第2微調節
孔26及び係止孔33とを対応させる。そして、ボルト
29aを第2支持孔18から第2微調節孔26及び係止
孔33に挿通し、ワッシャー43を介してナット29b
をボルト29aに螺合して荷重受け台11、スライド筒
19及び枠体30を一体化する。
【0025】次いで、荷重受け台11、スライド筒19
及び枠体30を一体化することにより形成されたマンホ
ール蓋の枠体10を、円筒部12を基礎コンクリート1
5のマンホール14に嵌入するとともに、接地フランジ
13の下面13bを基礎コンクリート15上に接地させ
る。さらに、マンホール蓋34の筒部35の下端を枠体
30の支持枠31に支持させる。最後に、支持されたマ
ンホール蓋34と同じ高さとなるように、基礎コンクリ
ート15上にコンクリートやアスファルトを打設して土
間44を形成する。その結果、第2微調節孔26を使用
した場合、マンホール蓋34の高さを最も低くすること
ができる。
【0026】その他、図3〜図5(a)、(b)に示す
ように、第1及び第2支持孔17,18に対して第1〜
第3位置決め孔21〜23又は第1〜第4微調節孔25
〜28を適宜調節して固定することにより、マンホール
蓋34を所要とする高さにすることができる。
【0027】また、図6〜図8に示すように、地盤上に
荷重受け台11の円筒部12を突出させ、接地フランジ
13の上面13aを基礎コンクリート15上に接地させ
て荷重受け台11を使用した場合も、第1及び第2支持
孔17,18に対して第1〜第3位置決め孔21〜23
又は第1〜第4微調節孔25〜28を適宜調節して固定
することにより、マンホール蓋34を所要とする高さに
することができる。
【0028】以上のように、第1実施形態によれば、次
のような効果が発揮される。 ・第1実施形態のマンホール蓋の枠体10によれば、ス
ライド筒19と枠体30とより構成される位置調節部を
荷重受け台11に対して相対移動させ、所要とする高さ
で位置決め固定することができる。その結果、すでに形
成されている基礎コンクリート15に手を加えることな
く、マンホール蓋34の高さを実際の仕上がり面と同じ
にすることができる。また、基礎コンクリート15を再
度打設したり、新たに別の枠体を作成して高さを調節し
たりする場合と比較して、工事時間の短縮を図ることが
できるとともに、製造コストの短縮を図ることができ
る。
【0029】・第1実施形態のマンホール蓋の枠体10
によれば、位置調節部を構成するスライド筒19の周壁
には、高さの異なる第1〜第3位置決め孔21〜23が
設けられ、荷重受け台11の周壁には、高さの異なる第
1及び第2支持孔17,18が設けられている。そのた
め、それらを調節することにより、位置調節部を所要と
する高さに調節することができる。その結果、すでに形
成されている基礎コンクリート15に手を加えることな
く、マンホール蓋34の高さを実際の仕上がり面と同じ
にすることができる。
【0030】・第1実施形態のマンホール蓋の枠体10
によれば、スライド筒19を枠体30及び荷重受け台1
1に対して相対移動させ、第1〜第3位置決め孔21〜
23の位置を調節することができる。そのため、枠体3
0をスライド筒19に相対移動不能に固定した場合に比
べて、枠体30に支持されるマンホール蓋34の高さの
調節の範囲を拡げることができる。
【0031】・第1実施形態のマンホール蓋の枠体10
によれば、スライド筒19の周方向に、第1〜第3位置
決め孔21〜23と高さの異なる第1〜第4微調節孔2
5〜28が設けられている。そのため、さらに細かくマ
ンホール蓋34の高さを調節することができる。
【0032】・第1実施形態のマンホール蓋の枠体10
によれば、荷重受け台11の円筒部12の周方向には、
高さの異なる第1支持孔17と第2支持孔18が形成さ
れている。そのため、第1〜第3位置決め孔21〜23
又は第1〜第4微調節孔25〜28により調節したマン
ホール蓋34の高さを、第1支持孔17と第2支持孔1
8により、さらに調節することができる。
【0033】・第1実施形態のマンホール蓋の枠体10
によれば、荷重受け台11には接地フランジ13が形成
されている。そのため、接地フランジ13により、円筒
部12が形成された方をマンホール14中に嵌入しても
使用することができる。
【0034】・第1実施形態のマンホール蓋の枠体10
によれば、スライド筒19の周壁にはその周方向に、第
1〜第3位置決め孔21〜23と第1〜第4微調節孔2
5〜28が複数箇所形成されている。そのため、第1〜
第3位置決め孔21〜23又は第1〜第4微調節孔25
〜28を第1及び第2支持孔17,18及び係止孔33
に対して容易に位置合わせすることができるため、作業
時間の短縮を図ることができる。
【0035】・第1実施形態のマンホール蓋の枠体10
によれば、荷重受け台11を反転することにより、円筒
部12の周壁に形成された第1及び第2支持孔17,1
8の高さを変更することができる。そのため、第1〜第
3位置決め孔21〜23又は第1〜第4微調節孔25〜
28により調節したマンホール蓋34の高さを、荷重受
け台11を反転することにより、さらに調節することが
できる。
【0036】(第2実施形態)第2実施形態では、上記
第1実施形態と異なる部分について主に説明する。第2
実施形態のマンホール蓋の枠体10は、スライド筒19
と枠体30が、溶接等により一体化された位置調節体4
5を有している。例えば、図9(a)に示すように、位
置調節体45は、スライド筒19の第1位置決め孔21
と枠体30の係止孔33が対応するように一体形成され
るとともに、その周壁には、第1〜第3位置決め孔21
〜23が、周方向に所定間隔をおいて、高さが異なる3
位置に透設されている。
【0037】そして、荷重受け台11の接地フランジ1
3の下面13bを接地させるように使用し、荷重受け台
11の内側に位置調節体45を嵌入し、位置調節体45
が所要とする高さとなるように、荷重受け台11の第1
及び第2支持孔17,18と位置調節体45の第1〜第
3位置決め孔21〜23の位置を調節して位置決めす
る。次いで、ワッシャー43を介してボルト29aとナ
ット29bにより荷重受け台11と位置調節体45を固
定する。その結果、位置調節体45を所要とする高さに
位置決め固定することができる。さらに、図10(a)
に示すように、荷重受け台11の接地フランジ13の上
面13aを接地させて使用することも可能である。
【0038】その他、図9(b)及び図10(b)に示
すように、枠体30の係止孔33に第1微調節孔25が
対応するように一体化して位置調節体45を形成する。
そして、荷重受け台11を、その接地フランジ13の下
面13b又は13aを接地させて使用し、第1及び第2
支持孔17,18と位置調節体45の第1〜第4微調節
孔25〜28を調節して位置決めすることにより、位置
調節体45を所要とする高さに位置決め固定することが
できる。
【0039】従って、第2実施形態のマンホール蓋の枠
体10によれば、スライド筒19の第1位置決め孔21
又は第1微調節孔25と枠体30の係止孔33を対応さ
せて一体化し、位置調節体45を形成することにより、
第1〜第3位置決め孔21〜23又は第1〜第4微調節
孔25〜28と第1及び第2支持孔17,18を対応さ
せることにより、マンホール蓋34を所要とする高さに
調節することができる。さらに、荷重受け台11に対す
る固定に要する時間の短縮を図ることができる。
【0040】尚、前記実施形態を次のように変更して具
体化することも可能である。 ・スライド筒19の周方向の対向する位置に、縦列方向
に位置決め孔を2箇所又は4箇所以上形成すること。
【0041】このように構成した場合も、位置決め孔の
位置を調節することにより、枠体30を所要とする高さ
に調節することができ、マンホール蓋34を所要とする
高さにすることができる。
【0042】・スライド筒19の周方向の対向する位置
に、縦列方向に微調節孔を2箇所若しくは3箇所又は5
箇所以上形成すること。このように構成した場合も、微
調節孔の位置を調節することにより、枠体30を所要と
する高さに調節することができ、マンホール蓋34を所
要とする高さにすることができる。
【0043】・荷重受け台11の支持孔を1箇所又は3
箇所以上形成すること。このように構成した場合、第1
〜第3位置決め孔21〜23又は第1〜第4微調節孔2
5〜28で枠体30の高さを調節し、さらに、第1及び
第2支持孔17,18により調節することができる。
【0044】・第1〜第3位置決め孔21〜23又は第
1〜第4微調節孔25〜28をスライド筒19の周壁に
一対のみ形成すること。このように構成した場合も、第
1〜第3位置決め孔21〜23又は第1〜第4微調節孔
25〜28を調節することにより、枠体30の高さを調
節することができる。
【0045】さらに、前記実施形態より把握される技術
的思想について以下に記載する。 ・前記支持部を筒状に形成し、その他端に支持部に対し
て直交するように所定幅だけ外方へ延びる接地フランジ
を形成した請求項1〜請求項5のいずれかに記載のマン
ホール蓋の枠体。
【0046】このように構成した場合、接地フランジに
より、支持部を反転して使用することができ、枠体に支
持されるマンホール蓋の高さ調節の範囲を拡げることが
できる。
【0047】・円筒状に形成された支持部の内側に、円
筒状をなす位置調節部を嵌入し、位置調節部を支持部に
対して相対移動させて高さを調節するとともに、支持部
の周壁の高さの異なる位置に設けられた孔と位置調節部
の周壁の高さの異なる位置に設けられた孔とを対応させ
て、連結体をそれらの孔に挿通して固定し、位置調節部
にマンホール蓋を支持させるマンホール蓋の枠体の使用
方法。
【0048】このように構成した場合、マンホール蓋の
高さを容易かつ短時間に調節することができる。
【0049】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明のマンホール蓋の枠体によれば、すでに形成されてい
る基礎コンクリートに手を加えることなく、マンホール
蓋の高さが実際の仕上がり面と同じになるように、マン
ホール蓋を支持する枠体の高さを調節することができ
る。また、マンホール蓋を支持する枠体の高さを仕上が
り面と同じ高さに短時間で調節することができるととも
に、製造コストの低減を図ることができる。
【0050】請求項2に記載の発明のマンホール蓋の枠
体によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、スラ
イド筒を枠体及び荷重受け台に対して相対移動させ、位
置決め孔の位置を調節することができる。そのため、枠
体をスライド筒に相対移動不能に固定した場合に比べ
て、枠体に支持されるマンホール蓋の高さの調節の範囲
を拡げることができる。
【0051】請求項3に記載の発明のマンホール蓋の枠
体によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果
に加え、係止孔と位置決め孔を調節することにより、位
置調節部を所要とする高さに調節することができる。そ
の結果、すでに形成されている基礎コンクリートに手を
加えることなく、マンホール蓋の高さを実際の仕上がり
面と同じにすることができる。
【0052】請求項4に記載の発明のマンホール蓋の枠
体によれば、請求項3に記載に発明の効果に加え、微調
節孔により、さらに細かくマンホール蓋の高さを調節す
ることができる。そのため、位置決め孔と微調節孔によ
り、マンホール蓋の高さを広範囲にわたって調節するこ
とができる。
【0053】請求項5に記載の発明のマンホール蓋の枠
体によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、荷重
受け台を反転することにより、支持部に形成された孔の
高さを変更することができる。そのため、位置決め孔又
は微調節孔により調節したマンホール蓋の高さを、荷重
受け台を反転し、支持部に形成された孔を調節すること
により、さらに高さを調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 マンホール蓋とマンホール蓋の枠体を示す分
解斜視図。
【図2】 接地フランジの下面を接地させ、微調節孔を
使用し、マンホール蓋が最も低くなる状態を示す部分断
面図。
【図3】 接地フランジの下面を接地させ、位置決め孔
を使用し、マンホール蓋が最も低くなる状態を示す部分
断面図。
【図4】 第1実施形態のマンホール蓋の枠体を示す部
分断面図。
【図5】 (a)は接地フランジの下面を接地させ、微
調節孔を使用し、マンホール蓋が最も高くなる状態を示
す部分断面図、(b)は接地フランジの下面を接地さ
せ、位置決め孔を使用し、マンホール蓋が最も高くなる
状態を示す部分断面図。
【図6】 (a)は接地フランジの上面を接地させ、微
調節孔を使用し、マンホール蓋が最も低くなる状態を示
す部分断面図、(b)は接地フランジの上面を接地さ
せ、位置決め孔を使用し、マンホール蓋が最も低くなる
状態を示す部分断面図。
【図7】 第1実施形態のマンホール蓋の枠体を示す部
分断面図。
【図8】 (a)は接地フランジの上面を接地させ、微
調節孔を使用し、マンホール蓋が最も高くなる状態を示
す部分断面図、(b)は接地フランジの上面を接地さ
せ、位置決め孔を使用し、マンホール蓋が最も高くなる
状態を示す部分断面図。
【図9】 (a)は位置決め孔を使用して枠体とスライ
ド筒を一体化した状態を示す部分断面図、(b)は微調
節孔を使用して枠体とスライド筒を一体化した状態を示
す部分断面図。
【図10】 (a)は位置決め孔を使用して枠体とスラ
イド筒を一体化した状態を示す部分断面図、(b)は微
調節孔を使用して枠体とスライド筒を一体化した状態を
示す部分断面図。
【符号の説明】
10…マンホール蓋の枠体、11…支持部としての荷重
受け台、14…マンホール、17…第1支持孔、18…
第2支持孔、19…位置調節部を構成するスライド筒、
21…第1位置決め孔、22…第2位置決め孔、23…
第3位置決め孔、25…第1微調節孔、26…第2微調
節孔、27…第3微調節孔、28…第4微調節孔、30
…位置調節部を構成する枠体、33…係止孔、34…マ
ンホール蓋。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地盤に配置される支持部と、 前記支持部に高さ調節可能な位置調節部を介して支持さ
    れ、マンホールを閉塞するマンホール蓋とより構成さ
    れ、位置調節部を支持部に対し所要の高さで位置決め固
    定するための位置決め手段を設けたマンホール蓋の枠
    体。
  2. 【請求項2】 前記位置決め手段は、位置調節部の周壁
    の高さの異なる位置に設けられた複数の孔と、支持部の
    周壁に設けられた複数の孔とよりなる請求項1に記載の
    マンホール蓋の枠体。
  3. 【請求項3】 前記位置調節部は、周壁に係止孔が形成
    され、前記マンホール蓋を支持する枠体と、周壁に高さ
    の異なる位置に位置決め孔が形成されたスライド筒とよ
    り構成し、前記スライド筒は、枠体及び支持部に対して
    相対移動可能である請求項1又は請求項2に記載のマン
    ホール蓋の枠体。
  4. 【請求項4】 前記マンホール蓋の高さをさらに細かく
    調節するために、前記スライド筒の周方向に前記位置決
    め孔と高さの異なる位置に微調節孔を設けた請求項3に
    記載のマンホール蓋の枠体。
  5. 【請求項5】 前記支持部は反転して使用可能である請
    求項1に記載のマンホール蓋の枠体。
JP10098997A 1998-04-10 1998-04-10 マンホール蓋の枠体 Pending JPH11293692A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10098997A JPH11293692A (ja) 1998-04-10 1998-04-10 マンホール蓋の枠体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10098997A JPH11293692A (ja) 1998-04-10 1998-04-10 マンホール蓋の枠体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11293692A true JPH11293692A (ja) 1999-10-26

Family

ID=14234625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10098997A Pending JPH11293692A (ja) 1998-04-10 1998-04-10 マンホール蓋の枠体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11293692A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2928386A1 (fr) * 2008-03-04 2009-09-11 Rene Girard Dispositif de support de tampon de colonne de visite
KR101491450B1 (ko) * 2014-02-19 2015-02-10 (주) 뉴티브 높이조절용 맨홀뚜껑
JP2018003575A (ja) * 2016-07-07 2018-01-11 太陽都市開発株式会社 マンホールの嵩上げ部材、マンホールの嵩上げ工法、及びマンホール
WO2019013561A1 (ko) * 2017-07-14 2019-01-17 김광휘 맨홀 철개 조립체
JP2021150318A (ja) * 2020-03-16 2021-09-27 日東工業株式会社 電気機器収納箱用仮保持部材及び電気機器収納箱

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2928386A1 (fr) * 2008-03-04 2009-09-11 Rene Girard Dispositif de support de tampon de colonne de visite
KR101491450B1 (ko) * 2014-02-19 2015-02-10 (주) 뉴티브 높이조절용 맨홀뚜껑
JP2018003575A (ja) * 2016-07-07 2018-01-11 太陽都市開発株式会社 マンホールの嵩上げ部材、マンホールの嵩上げ工法、及びマンホール
WO2019013561A1 (ko) * 2017-07-14 2019-01-17 김광휘 맨홀 철개 조립체
JP2021150318A (ja) * 2020-03-16 2021-09-27 日東工業株式会社 電気機器収納箱用仮保持部材及び電気機器収納箱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5156753A (en) Concrete curb form device
KR20090017783A (ko) 기둥의 기초 연결부 마감구조
JP2002294853A (ja) 排水桝
JPH11293692A (ja) マンホール蓋の枠体
KR200402382Y1 (ko) 사각 맨홀
JP3540007B2 (ja) プランター
JP2000320151A (ja) 移動式仮設塀
JPH07180168A (ja) 小型マンホールの蓋装置
JP2505259Y2 (ja) 地下構造物用枠体
JPH0739986Y2 (ja) 排水路
JP3823200B2 (ja) 地下構築物用の蓋板の受枠
JPH0827999A (ja) 床板支持具
JP2001032302A (ja) 蓋受け枠の高さ調整装置
KR950001662Y1 (ko) 맨홀덮개의 높이조절장치
JPS6214274Y2 (ja)
JPH09268585A (ja) 鉄蓋用の受枠
RU13864U1 (ru) Декоративный бордюр
JPH04127817A (ja) 支柱の固定方法
JPS5825192Y2 (ja) 配管支持装置
JPH0439329Y2 (ja)
JPS6037952Y2 (ja) 排水ドレイン
JPH0732586Y2 (ja) ガードポスト
KR200249533Y1 (ko) 높이 조정이 가능한 맨홀뚜껑 받침 구조
JPS6425397U (ja)
JPH06193234A (ja) フロアパネルの支持脚

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081019

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091019

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121019

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131019

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250