JP2001032302A - 蓋受け枠の高さ調整装置 - Google Patents

蓋受け枠の高さ調整装置

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JP2001032302A
JP2001032302A JP11205220A JP20522099A JP2001032302A JP 2001032302 A JP2001032302 A JP 2001032302A JP 11205220 A JP11205220 A JP 11205220A JP 20522099 A JP20522099 A JP 20522099A JP 2001032302 A JP2001032302 A JP 2001032302A
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JP
Japan
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receiving frame
height
lid receiving
bolt
adjustment
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Pending
Application number
JP11205220A
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English (en)
Inventor
Shinji Nojima
真二 野島
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Ito Tekko Co Ltd
Original Assignee
Ito Tekko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓋受け枠の傾きを含む高さ調整の容易化。 【構成】 蓋受け枠11を設置する部所より上方へ突出
し、蓋受け枠11を所要の高さ及び傾きで支える高さ調
整可能な複数個の調整ボルト15と、調整ボルト15に
よって支えられている蓋受け枠11を上記高さ及び傾き
にて固定する複数個の締結ボルト16と、蓋受け枠11
の外側に配置される立ち上がり部21を有し、かつ調整
ボルト15と締結ボルト16の取り付け部(23、2
4)を有する下枠20とから構成される蓋受け枠11の
高さ調整装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溝内への進入等の
ための蓋を設ける際に、蓋受け枠を高さ調整可能に設置
するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば電力用ケーブルと通信用ケーブル
とを埋設する共同溝には、要所に溝内への出入りのため
の開口設備が設けられる。この開口設備は、蓋とその受
け枠とを有するが、施工時には蓋表面を路面等と一致さ
せるために蓋受け枠の高さや傾斜等の条件を調整する必
要がある。従来、この工事は蓋受け枠の下にスペーサな
どを当てがい、所望の状態に位置決めをしてからモルタ
ルを充填したりアスファルト工事を行なう等の手間を要
していた。設置後、地盤低下に対応する策を講じる場合
にも同様の工事が必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に着
目してなされたものでその課題は、蓋受け枠の傾きを含
む高さ調整の容易化の達成及び設置後における補修工事
の容易化を図ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、本発明は、蓋受け枠を設置する部所より上方へ突出
し、蓋受け枠を所要の高さ及び傾きで支える高さ調整可
能な複数個の調整ボルトと、調整ボルトによって支えら
れている蓋受け枠を上記所要の高さ及び傾きに固定する
複数個の締結ボルトと、蓋受け枠の外側に配置される立
ち上がり部を有し、かつ上記調整ボルトと締結ボルトの
取り付け部を有する下枠とによって蓋受け枠の高さ調整
装置を構成したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の高さ調整装置は、蓋を取
り付ける蓋受け枠の高さや傾きを調整可能に設置するた
めのものである。蓋受け枠を所要の高さ及び傾きをもた
せて設置することにより蓋表面を路面等に一致させるこ
とができる。本装置では、蓋受け枠の高さ及び傾きを調
整ボルトによって調整し、締結ボルトによって上記の調
整状態に固定する。
【0006】調整ボルトは蓋受け枠を設置する部所より
上方へ突出するように配置される。蓋受け枠を設置する
部所は共同溝の場合には、例えば溝本体Aの上面を塞い
でいるスラブBであり、或いは他の場合には、蓋受け枠
取り付けの基盤に相当する部所等である。図5参照。同
図中、蓋は符号Cによって示されている。
【0007】調整ボルトの主な役割は蓋受け枠を支え
て、高さ及び傾きを調整することにあり、このためには
複数個、望ましくは3個が必要になる。3箇所で支える
ことにより、蓋受け枠は他に何等手を加えなくても所望
の高さ及び傾きを維持することができる。
【0008】さらに本発明では、調整ボルトによって支
えられている蓋受け枠を上記所要の高さ及び傾きに固定
するために複数個の締結ボルトが組み合わされる。調整
ボルトが蓋受け枠を支えるだけの機能とすれば、締結ボ
ルトは蓋受け枠を支えられた位置及び姿勢を持った状態
に固定するために働く。締結ボルトはそれ単独で蓋受け
枠を固定するものであっても良いが、調整ボルト上へ蓋
受け枠を押し付けるように作用するものであっても良
い。
【0009】なお、締結ボルトを設置する部所は、調整
ボルトと同様で良い。つまり共同溝等の場合にはスラブ
Bに代表される部所であり、また他の場合には蓋受け枠
を取り付ける基盤に相当する部所等である。
【0010】これらに下枠が組み合わされる。下枠は蓋
受け枠の外側に配置される立ち上がり部を有する。下枠
は前記の調整ボルトと締結ボルトの取り付け部を有する
ので調整ボルトや締結ボルトは常時下枠に取り付けてお
かれる。このようなボルトの取り付けによって、調整ボ
ルトも接続ボルトも所要の高さに調整可能になる。
【0011】下枠は交差的に結合している立ち上がり部
と横フランジ部とを有する。その結果、ほぼL字型、逆
L字型又はT字型等の断面形状を有することになる。下
枠の横フランジ部には調整ボルト及び締結ボルトを通す
通孔が夫々設けられ、そこに通された各ボルトはナット
によって所要の位置に固定される。
【0012】下枠は蓋受け枠の下に位置する枠である
が、蓋受け枠の外に位置するものでもある。高さ調整に
よって蓋受け枠を上方へ移動させても上下両枠はほぼ一
体性を有しており、打設されるコンクリートモルタル等
に対する型枠を兼ねるものとなる。下枠は単一の部材又
は複数の部材から成る。
【0013】
【実施例】以下図面を参照して本発明をより詳細に説明
する。図示の実施例において、蓋受け枠11は円形の蓋
10を受け止める円形環状の枠として示されており、蓋
受け枠11の下部に円形環状の底フランジ部12を有す
る。
【0014】蓋受け枠11は共同溝のスラブB等基盤に
相当する部所13に設置するが、その高さ調整のために
本発明の高さ調整装置Dが介在する。本装置Dは調整ボ
ルト15と締結ボルト16及び下枠20とを具備し、両
ボルト15、16は共に下枠20に取り付けて使用され
る。
【0015】下枠20は立ち上がり部21とその内側に
設けた横フランジ部22とを有するほぼL字型の断面形
状を持っており、全周360度に及ぶ円形環状の単一の
部材として示されている。また横フランジ部22には調
整ボルト15を通すための通孔23と締結ボルト16を
通すための通孔24が、取り付け部として、夫々3箇所
ずつ等間隔つまり60度間隔で計6箇所形成される。
【0016】またこれらの通孔23、24の位置に合わ
せて、調整ボルト用の長ナット17を収める凹部25
と、締結ボルト用の挿通孔部26とが設置部所13に設
けられる。例示の場合、長ナット17は通孔23部分の
下面に溶接されて下枠20と一体化している。この長ナ
ット17の長さは、調整ボルト15の高さ調整を可能に
する長さを左右する。またこの長さは下枠20の立ち上
がり部21の高さともほぼ同寸とされ、最高調整位置で
も上下両枠12、20は上下方向に離れず、内外方向も
含めて最小の隙間19となるようになっている(図2
(b))。
【0017】蓋受け枠11を所要の高さ及び傾きで固定
するために蓋受け枠11の底フランジ部12に締結ボル
ト16を通す挿通孔27が形成されている。締結ボルト
16と下枠20との結合及び締結ボルト16と蓋受け枠
11の底フランジ部12との結合は夫々ナット28、2
9によって行なう。このナット28、29は通常形態の
もので良い。また通常形態のナットは調整ボルト15の
取り付け用長ナット17に変えて使用することもできる
が、凹部25はボルト15を収めるために必要である。
【0018】図2(a)は、高さ及び傾きの調整前にお
ける調整ボルト15の部分を示しており、調整ボルト1
5を緩める方向へ回すと調整ボルト15は長ナット17
から上方へ伸び出して限界に達する。この操作を複数個
の調整ボルト15について行ない、蓋受け枠11の上面
が路面等Eと一致するように、高さ及び傾きの調整をす
る(図2(b))。この調整ののち、締結ボルト16と
下枠20及び蓋受け枠11の底フランジ部12との結合
がナット28、29を用いて行なわれる(図3)。な
お、締結ボルト16は、調整ボルト15による調整段階
で予め大まかに調整の上各通孔24、挿通孔27に必要
なナットと共に通しておく。また、凹部25はそのまま
でも良いが、モルタル充填により埋めておいても良い。
【0019】さらに、本発明に係る調整装置Dの調整範
囲を超える調整が必要な場合には嵩上げ手段30を併用
して大まかな調整を行ない、本装置Dを最終調節のため
に使用することができる。この嵩上げ手段30としては
例えば隣接ボルト間に収まる所要の高さ及び各寸法を有
するコンクリートブロックなどが好適に使用される。図
中31はインサートナットを示す。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから、下枠に調整ボルト及び締結ボルトを
取り付けて高さ及び傾きを調整することができるので下
枠と調整ボルト及び締結ボルトの扱いがし易く、高さ及
び傾きの調整作業も容易に行なうことができ、高さ等の
調整は調整ボルトの上下だけで可能であるから、従来の
ように調整の間一時的に蓋受け枠を浮かせるため人に支
えてもらう必要がなく作業性が向上し、また締結の際に
も締結ボルト間にて締め付けられるため加圧力を加え易
く効果が良い等顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蓋受け枠の高さ調整装置の実施例
を示す分解斜視図。
【図2】(a)調整前の調整ボルトの使用状態を示す断
面図。 (b)調整後の調整ボルトの使用状態を示す断面図。
【図3】(a)調整前の締結ボルトの使用状態を示す断
面図。 (b)調整後の締結ボルトの使用状態を示す断面図。
【図4】嵩上げ手段を併用した状態の説明図。
【図5】本装置の適用例の1を示す断面図。
【図6】蓋受け枠の支持点を示す断面図。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋受け枠を高さ調整可能に設置するため
    の装置であって、蓋受け枠を設置する部所より上方へ突
    出し、蓋受け枠を所要の高さ及び傾きで支える高さ調整
    可能な複数個の調整ボルトと、調整ボルトによって支え
    られている蓋受け枠を上記所要の高さ及び傾きに固定す
    る複数個の締結ボルトと、蓋受け枠の外側に配置される
    立ち上がり部を有し、かつ上記調整ボルトと締結ボルト
    の取り付け部を有する下枠とを具備することを特徴とし
    た蓋受け枠の高さ調整装置。
  2. 【請求項2】 下枠は立ち上がり部とそれに交差的に結
    合している横フランジ部とを有するほぼL字型の断面形
    状を有している請求項1記載の蓋受け枠の高さ調整装
    置。
  3. 【請求項3】 下枠は調整ボルト及び締結ボルトを通す
    通孔を有している請求項1又は2記載の蓋受け枠の高さ
    調整装置。
  4. 【請求項4】 下枠の立ち上がり部は、調整ボルトによ
    る調整高さとほぼ同寸の高さを有し、打設されるモルタ
    ル等の型枠を兼ねている請求項1記載の蓋受け枠の高さ
    調整装置。
  5. 【請求項5】 調整ボルトの取り付け部として、調整ボ
    ルトによる調整高さとほぼ同寸の長さの長ナットを下枠
    の調整ボルト用の通孔部分の下面に有している請求項1
    又は3又は4記載の蓋受け枠の高さ調整装置。
JP11205220A 1999-07-19 1999-07-19 蓋受け枠の高さ調整装置 Pending JP2001032302A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100526756B1 (ko) * 2002-03-29 2005-11-08 안판상 맨홀의 높이조절링 고정장치
JP5514362B1 (ja) * 2013-12-18 2014-06-04 タカマツ株式会社 マンホール用蓋の取付け構造と取付け及び取外し方法
JP5567204B1 (ja) * 2013-12-18 2014-08-06 タカマツ株式会社 マンホール用蓋の取付け構造と取付け及び取外し方法
CN113789815A (zh) * 2021-09-14 2021-12-14 浙江瑞森路政设施有限公司 一种人孔操作井

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JP5514362B1 (ja) * 2013-12-18 2014-06-04 タカマツ株式会社 マンホール用蓋の取付け構造と取付け及び取外し方法
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