JP2649782B2 - ゴム支承体を取り外さないで定レベルに支持する装置 - Google Patents

ゴム支承体を取り外さないで定レベルに支持する装置

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JP2649782B2 JP7053746A JP5374695A JP2649782B2 JP 2649782 B2 JP2649782 B2 JP 2649782B2 JP 7053746 A JP7053746 A JP 7053746A JP 5374695 A JP5374695 A JP 5374695A JP 2649782 B2 JP2649782 B2 JP 2649782B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下の金属板とそれら
の上下の金属板との間に挟持されているゴム板とからな
るゴム支承体を、交換することなく、そのまま残した状
態で容易にレベル調整することができるゴム支承体を取
り外さないで定レベルに支持する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、知られているゴム支承の交換装置
としては、実公昭64−416号公報に示されているも
のが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の装
置の場合は、取り外されたゴム支承体と下部金属板およ
び上部金属板とからなるゴム製弾性支承体を保管する必
要があった。またゴム製弾性支承体を何時頃まで保管す
るかという問題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の問題を有利に解決
するために、本発明のゴム支承体を取り外さないで定レ
ベルに支持する装置においては、ゴム支承体1の下面に
固着されており、かつゴム支承体1の端縁から外方に突
出した下部金属板2に係止突起3を一体に固定し、この
係止突起3を、下部構造物4の上部に固定された下部保
持金具5の下部嵌合孔6に嵌合固定し、前記ゴム支承体
1の上面に固着されており、かつゴム支承体1の端縁か
ら外方に突出した上部金属板7に透孔8を設け、上部金
属板7と別に製作された上部支軸9が、コンクリート製
の橋桁10を持上げた状態で前記透孔8に嵌合されると
共に、前記コンクリート製の橋桁10に固定された上部
保持金具11に前記上部支軸9の上部を嵌合し、レベル
調整板13,14の上部嵌込孔12を前記上部支軸9に
嵌合し、前記レベル調整板13,14を介して上部金属
板7に上部保持金具11を載置し、前記レベル調整板1
3,14と上部金属板7と鋼板26とのボルト挿通孔を
介して、その下方に形成されている空間から固定用ボル
ト21を橋桁10に埋設のボルト螺合用キャップ31に
螺合することで、前記レベル調整板13,14を固定し
た構成を特徴とする。
【0005】
【実施例】次に本発明の第1実施例を図1ないし図9に
よって説明する。まず図1ないし図3に示すように、下
部構造物4の上部に埋設される円形の中央孔15を有す
る鋼製下部保持板16の下面に、開口部を持たない鋼製
下部支持板17が当接されて、溶接により固着され、か
つ前記鋼製下部支持板17には、周面に多数の抜け止め
凹部18を備えている多数本の下部アンカー部材19の
上端部が溶接により固着され、さらにコンクリート製の
橋桁10の巾方向における鋼製下部保持部材16の両側
に、それぞれ多数のボルト挿通孔20が設けられ、各ボ
ルト挿通孔20の垂直方向の下方において、固定用ボル
ト21を螺合するためのボルト螺合用雌ねじ部22が鋼
製下部支持板17に設けられ、前記ボルト螺合用雌ねじ
部22と同軸にかつ同ピッチの雌ねじ部を有するボルト
螺合用キャップ23は鋼製下部支持板17の下面に溶接
により固着されている。また前記下部構造物4に固定さ
れる鋼製下部保持板16と鋼製下部支持板17とボルト
螺合用キャップ23等とにより下部保持金具5が構成さ
れている。
【0006】次に前記ゴム支承体1の構成について説明
する。まず、ゴム層24の下部に、下部金属板2を固定
すると共に、前記ゴム層24の上部に上部金属板7を固
定し、かつ下部金属板2の下部中央に設けた円形の中央
孔15に、断面円形の鋼製係止突起3の上部を嵌合固定
し、かつその係止突起3の下部を鋼製下部保持板16の
上側部分の中央孔からなる下部嵌合孔6に嵌合固定し、
かつその鋼製係止突起3の上面に、ゴム支承体1におけ
るそのゴム層24を載置するか、または近接して配置す
る。
【0007】図2および図3は、所定の位置において鋼
製下部保持板16を締結した状態を示すものであって、
鋼板26の上面に、多数の上部アンカー部材27が固着
されると共に、その鋼板26の中央部に設けられた透孔
33の周囲に、環状リング29が固着されると共に、鋼
製蓋板30が溶接により固着されて、上部保持金具11
が構成されている。前記透孔33と環状リング29の透
孔とにより上部縦軸嵌合孔28が構成されている。さら
に、ゴム支承体1における上部金属板7には、橋梁巾方
向の両側において、ボルト挿通孔32が設けられ、また
前記ボルト挿通孔32と対向する位置において、前記鋼
板26にボルト螺合用雌ねじ部22が設けられると共
に、前記鋼板26の上面に、ボルト螺合用雌ねじ部を有
するそれぞれ一対のボルト螺合用キャップ31が固定さ
れている。
【0008】図7および図8は、コンクリート製の橋桁
10に固定された上部保持金具11およびレベル調整手
順を示すものであって、橋桁昇降用ジャッキ25が下部
構造物4と橋桁10との間に配置され、次いでその橋桁
昇降用ジャッキ25によりコンクリート製の橋桁10を
小距離だけ上昇させたのち、一対のレベル調整板13,
14における上部嵌合孔12が上部支軸9に嵌合される
と共に上部金属板7に各レベル調整板13,14が載置
されたのち、上部保持金具11が降ろされて、一対のレ
ベル調整板13,14の上にコンクリート製の橋桁10
が降ろされる。次いで上部金属板7の透孔32とレベル
調整板13,14の透孔32と鋼板26およびボルト螺
合用キャップ31の雌ねじ部にわたって固定用ボルト2
1が装着される。
【0009】図9ないし図12は、本発明の第2実施例
を示すものであって、下部金属板2の下面の中央部に係
止突起3が溶接などにより一体に固定され、その係止突
起3が鋼製下部保持板16における円形の中央孔からな
る下部嵌合孔6に嵌合されているが、その他の構成は前
記第1実施例の場合と同様である。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、前述のように構成され
ているので、下記の効果を奏する。前記ゴム支承板1お
よび係止突起3を交換することなく、ゴム支承体1を残
したまま、一対のレベル調整板13,14を、上部金属
板7と上部保持金具11との間に介在させるだけでよ
く、そのため取り外された弾性ゴム製支承体1を放置す
ることなく、そのまま利用して、コンクリート製の橋桁
10のレベルを定レベルに調整することができる効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るゴム支承体を取り外
さないで定レベルに支持する装置において、一対のレベ
ル調整板を使用した状態を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るゴム支承体を取り外
さないで定レベルに支持する装置において、レベル調整
板を使用しない例を示す縦断正面図である。
【図3】図2における固定部分を拡大して示す縦断正面
図である。
【図4】高さの高い上部支軸を上部金属板の中央孔に嵌
合した状態を示す縦断正面図である。
【図5】図4における上部金属板と上部保持金具との間
に一対のレベル調整板を介在させた状態を示す縦断正面
図である。
【図6】本発明の第1実施例に係るゴム支承体を取り外
さないで定レベルに支持する装置を使用してレベル調整
した状態を示す縦断正面図である。
【図7】本発明の第1実施例に係るゴム支承体を取り外
さないで定レベルに支持する装置を使用してレベル調整
した状態の一部を拡大して示す縦断正面図である。
【図8】本発明の第1実施例に係るゴム支承体を取り外
さないで定レベルに支持する装置における図7の一部を
拡大して示す縦断正面図である。
【図9】本発明の第2実施例に係るゴム支承体を取り外
さないで定レベルに支持する装置において、一対のレベ
ル調整板を使用した状態を示す分解斜視図である。
【図10】本発明の第2実施例に係るゴム支承体を取り
外さないで定レベルに支持する装置において、一対のレ
ベル調整板を上部金属板の上に載置すると共に上部支軸
を嵌め込んだ状態を示す縦断側面図である。
【図11】本発明の第2実施例に係るゴム支承体を取り
外さないで定レベルに支持する装置における橋桁に固着
された上部保持金具を、レベル調整板の上に降ろした状
態を示す縦断正面図である。
【図12】本発明の第2実施例に係るゴム支承体を取り
外さないで定レベルに支持する装置における図11の一
部を拡大して示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 ゴム支承体 2 下部金属板 3 係止突起 4 下部構造物 5 下部保持金具 6 下部嵌合孔 7 上部金属板 8 透孔 9 上部支軸 10 橋桁 11 上部保持金具 12 上部嵌込孔 13 レベル調整板 14 レベル調整板 15 中央孔 16 鋼製下部保持板 17 鋼製下部支持板 18 抜け止め凹部 19 下部アンカー部材 20 ボルト挿通孔 21 固定用ボルト 22 ボルト螺合用雌ねじ部 23 ボルト螺合用キャップ 24 ゴム層 25 橋桁昇降用ジャッキ 26 鋼板 27 上部アンカー部材 28 上部縦軸嵌合孔 29 環状リング 30 鋼製蓋板 31 ボルト螺合用キャップ 32 ボルト挿通孔 33 透孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム支承体1の下面に固着されており、
    かつゴム支承体1の端縁から外方に突出した下部金属板
    2に係止突起3を一体に固定し、この係止突起3を、下
    部構造物4の上部に固定された下部保持金具5の下部嵌
    合孔6に嵌合固定し、前記ゴム支承体1の上面に固着さ
    れており、かつゴム支承体1の端縁から外方に突出した
    上部金属板7に透孔8を設け、上部金属板7と別に製作
    された上部支軸9が、コンクリート製の橋桁10を持上
    げた状態で前記透孔8に嵌合されると共に、前記コンク
    リート製の橋桁10に固定された上部保持金具11に前
    記上部支軸9の上部を嵌合し、レベル調整板13,14
    の上部嵌込孔12を前記上部支軸9に嵌合し、前記レベ
    ル調整板13,14を介して上部金属板7に上部保持金
    具11を載置し、前記レベル調整板13,14と上部金
    属板7と鋼板26とのボルト挿通孔を介して、その下方
    に形成されている空間から固定用ボルト21を橋桁10
    に埋設のボルト螺合用キャップ31に螺合することで、
    前記レベル調整板13,14を固定したことを特徴とす
    るゴム支承体を取り外さないで定レベルに支持する装
    置。
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