JPH11291729A - タイヤ滑り止め装置とこれに用いる外側緊締索 - Google Patents

タイヤ滑り止め装置とこれに用いる外側緊締索

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JPH11291729A
JPH11291729A JP9346898A JP9346898A JPH11291729A JP H11291729 A JPH11291729 A JP H11291729A JP 9346898 A JP9346898 A JP 9346898A JP 9346898 A JP9346898 A JP 9346898A JP H11291729 A JPH11291729 A JP H11291729A
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JP
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rope
hook
net
hooked
tire
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JP9346898A
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English (en)
Inventor
Shigeru Matsunami
茂 松並
Toshitaka Nishi
敏孝 西
Mitsuru Suzuki
充 鈴木
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Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
Original Assignee
Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口部を有する分割タイプのタイヤ滑り止め
装置において、その開口部が拡大して乗り心地が悪くの
を未然に防止する。 【解決手段】 ネット本体3の長手方向中途部に、隣接
する前記ネット構成片6,6同士の間隔を広く開けるこ
とで形成された開口部8が形成されているタイヤ滑り止
め装置において、開口部8の両側に位置する両ネット構
成片6,6の幅方向外側でかつ長手方向開口部8側に引
っ掛け部材21を設け、外側緊締索5を弾性ロープ30
に非伸長ロープ29を接続して構成する。そして、この
非伸長ロープ29を、ネット本体3に対する装着状態に
おいて、同非伸長ロープ29の自由端に形成した掛止部
31を引っ掛け部材21に引っ掛けた状態で開口部8に
沿うように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等のタイヤ
に装着して氷雪路面に対する滑り止めを行うためのタイ
ヤ滑り止め装置に関し、特に、複数のネット構成片を周
方向に配設してタイヤを被覆する分割型のタイヤ滑り止
め装置に関する。また、本発明は、同タイヤ滑り止め装
置に用いる外側緊締索に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の非金属製のタイヤ滑り止め装置
として、非金属製のネット構成片をタイヤ周方向に複数
枚並設してなる分割タイプのものが知られており、かか
る分割タイプのタイヤ滑り止め装置は、一般に、非金属
製のネット構成片をタイヤ周方向に複数枚並設してなる
帯状のネット本体と、このネット本体の幅方向外側縁に
取り付けられた複数の外連結具と、この各外連結具に着
脱自在に引っ掛けられてネット本体の幅方向外側縁をタ
イヤ中心方向へ締め付ける外側緊締索と、を備えている
(例えば、特公平5−13847号公報、特開平9−1
56334号公報参照)。
【0003】そして、上記分割タイプのタイヤ滑り止め
装置においては、タイヤへの装着の際にネット構成片が
タイヤの接地部と干渉するのを防止して当該滑り止め装
置を装着しやすくするため、ネット本体の長手方向中途
部に、隣接するネット構成片同士の間隔を広く開けるこ
とで形成された開口部を形成したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のタイヤ滑り
止め装置では、通常は外側緊締索として無端状のゴムリ
ングが採用され、このゴムリングをネット本体の外連結
具に引っ掛けて同本体の幅方向外縁をタイヤ中心方向へ
締め付けている。一方、ネット構成片同士の間隔を広く
開けて形成した上記開口部を有する分割タイプのタイヤ
滑り止め装置の場合には、その開口部が広くなり過ぎる
と走行時の振動が増大して乗り心地が悪くなるため、ネ
ット本体をタイヤへ装着したあとは当該開口部が出来る
だけ拡大しないように、或いは、装着時よりも狭まるよ
うにすることが好ましい。
【0005】しかるに、従来では、上記開口部を有する
分割タイプのタイヤ滑り止め装置においても、無端状の
ゴムリングをネット本体の外連結具に引っ掛けて同本体
の幅方向外縁をタイヤ中心方向へ締め付けているだけで
あるため、ゴムリングの締め付け力が当該開口部を積極
的に狭める方向には作用せず、走行時の摩擦力によって
当該開口部が徐々に拡大する恐れがある。
【0006】本発明は、このような実情に鑑み、開口部
を有する分割タイプのタイヤ滑り止め装置において、そ
の開口部が拡大して乗り心地が悪くのを未然に防止する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は次の技術的手段を講じた。すなわち、本発明の
タイヤ滑り止め装置は、前記開口部の両側に位置する両
ネット構成片の幅方向外側でかつ長手方向開口部側に引
っ掛け部材が設けられ、前記外側緊締索は弾性ロープに
非伸長ロープを接続してなり、この非伸長ロープは、前
記ネット本体に対する装着状態において、同非伸長ロー
プの自由端に形成した掛止部を前記引っ掛け部材に引っ
掛けた状態で前記開口部に沿うように配置されることを
特徴とするものである。
【0008】この場合、外側緊締索が中途部においてネ
ット本体の外連結具に引っ掛けられるとともに、非伸長
ロープの自由端に形成した掛止部がネット構成片の開口
部側に設けた引っ掛け部材に引っ掛けられるので、ネッ
ト本体の外側縁がタイヤ中心方向に引っ張られるだけで
なく、外側緊締索の張力が開口部の両側に位置するネッ
ト構成片同士を互いに引き寄せる方向に作用し、当該開
口部が拡大するのが防止される。
【0009】また、上記の掛止状態において、張力を受
けても実質的に伸びない非伸長ロープが開口部に沿うよ
うに配置されるので、例えば、張力を受けると伸長する
弾性ロープの部分が開口部に沿うように配置されている
場合に比べて、当該開口部が拡大するのがより有効に防
止される。上記のタイヤ滑り止め装置に使用できる外側
緊締索としては、内径ループ部と外径ループ部とを折り
返し部を介して内外二重ループ状に接続してなるロープ
部材と、このロープ部材の前記折り返し部がその長さ方
向に移動自在に挿通されたケーシングと、を備え、前記
ロープ部材が前記内径ループ部の拡径方向へ移動するの
を規制するストッパー機構が前記ケーシングに設けら
れ、前記内径ループ部から折り返し部にかけての部分が
非伸長ロープで構成され、前記外径ループ部の一部が弾
性ロープで構成されたものを採用できる。
【0010】そして、このストッパー機構付きの外側緊
締索を採用する場合、前記非伸長ロープよりなる内径ル
ープ部をその中途部において分断し、この分断端に、ネ
ット本体側の引っ掛け部材へ引っ掛けられる掛止部を設
ければよい。また、外径ループ部を構成する弾性ロープ
をその中途部で分断し、この分断端に非伸長ロープより
なる引っ掛け紐材を連結し、この引っ掛け紐材の自由端
に、ネット本体側の引っ掛け部材へ引っ掛けられる掛止
部を設けてもよい。
【0011】また、本発明に使用する外側緊締索として
は、弾性ロープの両端に非伸長ロープを連結してなり、
この各非伸長ロープの自由端に、ネット本体側の引っ掛
け部材へ引っ掛けられる掛止部が設けられ、一方の前記
非伸長ロープに、このロープに対する相対移動が規制可
能なバックル部材が挿通され、このバックル部材に、他
方の前記非伸長ロープの掛止部が連結されているものを
採用できる。
【0012】更に、同外側緊締索として、弾性ロープの
一端に非伸長ロープを連結してなり、この非伸長ロープ
の自由端に、ネット本体側の引っ掛け部材へ引っ掛けら
れる掛止部が設けられ、同非伸長ロープに、このロープ
に対する相対移動が規制可能なバックル部材が挿通さ
れ、このバックル部材に、ネット本体側の引っ掛け部材
へ引っ掛けられる掛止部材が設けられているものを採用
することもできる。
【0013】なお、上記弾性ロープ及び非伸長ロープに
おける「ロープ」とは、紐状の長尺体という程度の意味
で使用しており、その材質や断面形状を特に限定するた
めに使用しているものではない。従って、この場合の
「ロープ」には、断面丸形のものは勿論のこと、断面が
偏平なベルトないしバンド状のものも含まれる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1〜図7は、本発明の第一の実施
形態を示している。図1に示すように、本実施形態のタ
イヤ滑り止め装置1は、タイヤ2の外周を被覆する帯状
のネット本体3と、このネット本体3の幅方向一端側
(タイヤ2の内側)に連結された非伸長ロープよりなる
内側緊締索4と、ネット本体3の幅方向他端側(タイヤ
2の外側)に掛止されて同他端側をタイヤ中心方向へ引
っ張る外側緊締索5と、を備えている。
【0015】前記ネット本体3は、その長手方向(タイ
ヤ周方向)に6枚のネット構成片6を並設して構成して
ある分割型とされており、各ネット構成片6のネット長
手方向両端縁は、その幅方向一端側では内側緊締索4を
介して互いに連結され、その幅方向他端側では連結金具
7によって互いに連結されている。また、ネット本体3
の長手方向中央部におけるネット構成片6間は若干間隔
を広くとってあり、この部分では、ネット構成片6は連
結金具7を用いずに幅方向一端側だけが内側緊締索4で
連結されている。なお、長手方向中央部の前記間隔は後
述する接地用の開口部8を構成している。
【0016】図2に示すように、各ネット構成片6は、
所定のネット模様に張りめぐらした芯材(図示略)に合
成ゴム又は天然ゴム等の非金属製の弾性材料を被覆する
ことにより形成されている。ネット構成片6の幅方向中
央部は、タイヤトレッドに対応して地面に接地するトレ
ッド対応領域(接地領域)9とされ、このトレッド対応
領域9の幅方向両側が、タイヤ2のショルダー部に対応
するショルダー部対応領域10とされ、このショルダー
対応領域10の幅方向両側が、タイヤのサイドウォール
部に対応して前記内側緊締索4及び外側緊締索5が連結
される内連結部12及び外連結部13が設けられたサイ
ドウォール対応領域11とされている。
【0017】なお、前記トレッド対応領域9は、タイヤ
滑り止め装置1の主たる滑り止め機能を果たす部分であ
り、該部分に複数のスパイクピン9aが埋設されてい
る。前記ネット構成片6の長手方向両端は、幅方向に真
っ直ぐに伸びる細帯状に形成されており、この帯状部1
4の幅方向他端側(タイヤ2の外側)に、各ネット構成
片6を相互に連結する前記連結金具7が設けられてい
る。
【0018】そして、ネット構成片6のタイヤ周方向中
央でトレッド対応領域9からショルダー対応領域10に
かかる位置にあるネット交差部6aには、幅方向外方及
び前後方向に向けて傾斜しながら延伸する傾斜部6bが
連設されており、この傾斜部6bの前後端が前記帯状部
14の両端に連設されている。帯状部14の幅方向他端
側(タイヤ外側)には、外側緊締索5を掛止するための
掛止フック(外連結具)15が設けられており、この帯
状部14の一端部と掛止フック15とによって前記外連
結部13が構成されている。すなわち、1枚のネット構
成片6には、ネット長手方向両端の2箇所に外連結部1
3が形成されている。
【0019】帯状部14の幅方向一端側(タイヤ内側)
には、内側緊締索4を連結するためのフック金具よりな
る内連結具16が設けられており、この内連結具16と
帯状部14の他端部とによって前記内連結部12が構成
されている。また、ネット構成片6のネット長手方向中
央部には、前記傾斜部6bの中途から該傾斜部と反対方
向に傾斜しながら幅方向外方に突出する前後対の掛止片
17が設けられており、この前後対の掛止片17の先端
は互いに交差して略V字をなし、この交差部分にも内連
結具16が設けられている。
【0020】従って、この掛止片17及び内連結具16
も前記内連結部12を構成しており、タイヤ2の内側に
おいては、1枚のネット構成片6に対してネット長手方
向両端部と中央部との3箇所に内連結部12が形成され
ている。図1に示すように、ネット長手方向端部寄りの
各2枚ずつのネット構成片6については、その内連結具
16が内側緊締索4に対してカシメ固定され、この内連
結具16が帯状部14及び掛止片17に対してカシメ固
定されて、これら各4枚のネット構成片6は内側緊締索
4のロープ長手方向に移動できないよう固定されてい
る。
【0021】他方、ネット長手方向中央の開口部8を挟
んだ2枚のネット構成片6については、開口部8と反対
側に位置する1つの内連結部12aの連結具16が内側
緊締索4にカシメ固定され、この内連結具16が帯状部
14にカシメ固定されているが、開口部8側の2つの内
連結部12bの連結具16は、内側緊締索4に対して長
手方向に移動できるように連結されている。
【0022】従って、開口部8を挟んだ2枚のネット構
成片6は、二つの内連結部12b,12bが内側緊締索
4に沿ってその長手方向に摺動できるようになってい
る。このように内側緊締索4に対して開口部8側の内連
結部12bをロープ長手方向に移動可能にすると、タイ
ヤ2への装着時において、これら内連結部12bを介し
てネット構成片6を締結ロープ4に沿って撓ませること
で接地用の開口部8を拡げることができ、これは後述す
る滑り止め装置1の装着の際に役立つ。
【0023】図2に示すネット構成片6の展開状態にお
いて、ネット長手方向中央における内連結部12の掛止
片17は、ネット長手方向両端における内連結部12の
帯状部14の端部位置よりも幅方向中央寄り(接地領域
寄り)に配置されており、これらに設けられた連結具1
6の内側緊締索4への連結部分も、中央の内連結部12
のものが両端部の内連結部12のものよりも図2に示す
θだけ幅方向内方側に配置されている。
【0024】従って、3箇所の内連結具16に連結され
た内側緊締索4は、ネット構成片6の展開状態であって
も中央の内連結具16位置で幅方向内方側へ屈曲するよ
うになっている。前記開口部8の両側に位置する両ネッ
ト構成片6,6における帯状部14のタイヤ外側に対応
する端部には、前記掛止フック15とは別にフック金具
よりなる引っ掛け部材21が設けられている。
【0025】他方、ネット本体3の長手方向両端側の2
枚のネット構成片6,6は、そのネット長手方向外端の
外連結部を構成する掛止フック15は設けられておら
ず、この部分には、後述するバックル装置27の連結フ
ック41が係合される係合孔22が形成されている。前
記内側緊締索4は、張力を受けても実質的に伸びない非
伸長ロープよりなり、その一端部に、折り返しすること
によって輪状に形成された輪部4aを備えている。ま
た、内側緊締索4の他端部には、前記輪部4aに係合す
るフック具4bが設けられている。
【0026】本実施形態では、前記外側緊締索5として
ストッパ機構付きのものが採用されている。図4に示す
ように、この外側緊締索5は、内径ループ部23と外径
ループ部24とを折り返し部25を介して内外二重ルー
プ状に接続してなるロープ部材26と、このロープ部材
26の折り返し部25がその長さ方向に移動自在に挿通
されたバックル装置27と、このバックル装置27内に
設けられたストッパー機構28と、を備えている。
【0027】このうち、ロープ部材26は、内径ループ
部23から折り返し部25を経て外径ループ部24の一
部が張力を受けても実質的に伸びない非伸長ロープ29
で構成され、外径ループ部24の残りの一部がゴム等の
弾性材よりなる弾性ロープ30で構成されている。すな
わち、このロープ部材26は、同じ長さに形成された左
右一対の非伸長ロープ29と同じ長さに形成された左右
一対の弾性ロープ30とを備え、各非伸長ロープ29の
折り返し部25の端部と、同非伸長ロープ29の自由端
に形成した輪状の掛止部31との間を弾性ロープ30で
連結することによって構成されている。
【0028】しかして、非伸長ロープ29よりなる前記
内径ループ部23はその中途部において分断されてお
り、この分断端に、ネット本体3側の前記引っ掛け部材
21へ引っ掛けられる掛止部31が設けられていととも
に、この掛止部31に弾性ロープ30の端部が連結され
ている。図5に示すように、バックル装置27は、前記
折り返し部25の挿通部32を幅方向両側に有するケー
シング33と、このケーシング33内に揺動自在に枢着
された左右一対の巻き付け片34と、この各巻き付け片
34の下部にそれぞれ揺動自在に枢着された左右一対の
ストッパー片35と、このストッパー片35をロープ解
除方向へ移動させるスイッチ部材36と、を備えてい
る。
【0029】このうち、左右の巻き付け片34には、挿
通部32に挿通された前記折り返し部25が巻き付けら
れ、ストッパー片35の上面には、巻き付け片34に巻
き付いている折り返し部25に当接する歯部37が形成
されている。また、ストッパー片35の枢着部には、そ
の歯部37を前記折り返し部25の下面側へ向かって付
勢するばね部材38が設けられている。
【0030】そして、これら巻き付け片34、ストッパ
ー片35及びばね部材38により、ロープ部材26が内
径ループ部23の拡径方向(図4の矢印A方向)へ移動
するのを規制するが、外径ループ部24の拡径方向(図
4の矢印B方向)へ移動するのは許容する前記ストッパ
ー機構28が構成されている。すなわち、巻き付け片3
4に巻き付いている折り返し部25を図4の矢印A方向
に引っ張っても、ストッパー片35の歯部37が当該折
り返し部25に対してますます食い込むことになるの
で、折り返し部25を当該矢印A方向へ移動させること
はできない。他方、巻き付け片34に巻き付いている折
り返し部25を図4の矢印B方向に引っ張ると、巻き付
け片34が下方へ揺動してストッパー片35の歯部37
が折り返し部25から解除されるので、折り返し部25
を当該矢印B方向へ強制的に移動させることができる。
【0031】ケーシング33の中央部には、前記スイッ
チ部材36が上下スライド自在に設けられ、このスイッ
チ部材36の下端は、各ストッパー片35の対向内側に
突設された解除部40に当接している。このため、スイ
ッチ部材36を下方に移動させると、解除部40が下方
に移動してストッパー片35の歯部37が折り返し部2
5から解除され、ストッパー片35によるロープの移動
規制を解除することができる。
【0032】なお、ケーシング33の上面には、ネット
本体3側の前記係合孔22に着脱自在に引っ掛けられる
二股状の連結フック41が揺動自在に設けられている。
次に、上記タイヤ滑り止め装置1のタイヤ2に対する装
着方法について説明する。まず、タイヤ滑り止め装置1
をタイヤ2の裏側に通し、タイヤ2の接地部分にネット
本体3中央の前記開口部8が対応するようにして、地面
上に車両前後方向に渡るように滑り止め装置1を敷き、
内側緊締索4の両端を持ち上げながら、その一端の輪部
4aに他端のフック具4bを係合させる。
【0033】このとき、開口部8に隣接するネット構成
片6は、その開口部8側の2つの内連結部12bを介し
て内側緊締索4に対して長手方向移動自在に連結されて
いるため、これらのネット構成片6を撓ませて開口部8
を押し拡げることで、タイヤ接地部分を避けながら容易
に内側緊締索4を輪状に連結できるとともに、タイヤ2
に対して偏心することなく適正な位置に滑り止め装置1
を装着することができる。
【0034】そして、上記のように内側緊締索4を連結
したのち、ネット本体3の幅方向他端縁をタイヤ2の外
側に引っ張り出して同本体3をタイヤ2の外周に沿わ
せ、外側緊締索5のバックル装置27の連結フック41
をネット構成片6の係合孔22にそれぞれ引っ掛けるよ
うにする(予め一方の係合フック20を引っ掛けておい
てもよい)。
【0035】その後、外側緊締索5のケーシング33の
両側から延設されている非伸長ロープ29及び弾性ロー
プ30を、ネット本体3の各掛止フック15に上から順
に引っ掛けて行き、図6の拡大部分及び図7に示すよう
に、左側の非伸長ロープ29の掛止部31を右側のネッ
ト構成片6の引っ掛け部材21に引っ掛けるとともに、
これとは逆に、右側の非伸長ロープ29の掛止部31を
左側のネット構成片6の引っ掛け部材21に引っ掛ける
ことにより、タイヤ2への装着が完了する。
【0036】この場合、図3に示すように、タイヤ滑り
止め装置1を装着した後のタイヤ内側では、内側緊締索
4は、各ネット構成片6の3箇所の内連結部12で屈曲
する円形に近い多角形状を描くように配置され、各ネッ
ト構成片6の幅方向内側縁をタイヤ中心方向へ引っ張っ
ている。一方、タイヤ滑り止め装置1を装着した後のタ
イヤ外側では、図6に示すように、外側緊締索5の中途
部が各掛止フック15に掛止されているとともに、非伸
長ロープ29の自由端に形成した掛止部31がネット構
成片6の開口部8側に設けた引っ掛け部材21に引っ掛
けられているので、弾性ロープ30の弾性力により、各
ネット構成片6の外側縁がタイヤ中心方向に引っ張られ
るとともに、開口部8の両側に位置するネット構成片6
同士が互いに引き寄せられる方向に常に引っ張られるこ
とになる。
【0037】また、この図6に示す外側緊締索5の装着
状態において、張力を受けても実質的に伸びない非伸長
ロープ29が開口部8に沿うように配置されるので、張
力を受けると伸長する弾性ロープ30の部分のみが開口
部8に沿うように配置されている場合に比べて、当該開
口部8が拡大するのがより有効に防止される。すなわ
ち、図6の拡大部分において、仮に、弾性ロープ30だ
けが引っ掛け部材21に引っ掛けられた状態で開口部8
に沿って配置されている場合には、弾性ロープ30自体
が張力を受けると伸びるので、開口部8の拡大を余り有
効に防止することができない。
【0038】この点、本実施形態では、非伸長ロープ2
9が引っ掛け部材21に引っ掛けられた状態で開口部8
に沿って配置されているので、開口部8の拡大が有効に
防止される。また、本実施形態では、バックル装置27
によって拡径が規制されている内径ループ部23を構成
する非伸長ロープ29の掛止部31を引っ掛け部材21
に引っ掛けているので、開口部8の両側に位置するネッ
ト構成片6がタイヤ周方向に移動するのが確実に規制さ
れ、これによって開口部8の拡大が確実に防止できるよ
うになっている。
【0039】図8及び図9は、本発明の第二の実施形態
を示している。図8に示すように、この実施形態の外側
緊締索5は、内径ループ部23は分断されずに一本の非
伸長ロープ29で構成され、外径ループ部24を構成す
る弾性ロープ30がその中途部で分断され、この各分断
端に非伸長ロープ29よりなる一対の引っ掛け紐材4
3,43が連結されている。
【0040】各引っ掛け紐材43,43の自由端には、
ネット本体3側の引っ掛け部材21へ引っ掛けられる掛
止部44が形成されている。両引っ掛け紐材43,43
のうち、一方の引っ掛け紐材43の掛止部44にはバッ
クル部材45が連結されており、このバックル部材45
の挿通孔46に、他方の引っ掛け紐材43が挿通されて
いる。
【0041】バックル部材45の挿通孔46内には、他
方の引っ掛け紐材43に係脱自在に係合してその移動を
規制するストッパー部材47が回動自在に枢着されてお
り、このストッパー部材47は、図外のばね部材によっ
て他方の引っ掛け紐材43に対して食いつく方向へ付勢
されている。従って、通常は、他方の引っ掛け紐材43
は、バックル部材45に対して相対移動できないが、ス
トッパー部材47をばね部材に抗して揺動させると、そ
の紐材43に対する食いつきが解除され、他方の引っ掛
け紐材43をバックル部材45に対して相対移動できる
ようになる。
【0042】図9に示すように、この場合の外側緊締索
5は、まず、内径ループ部23をネット本体3側の掛止
フック15に掛止させたあと、外径ループ部24を掛止
フック15に掛止させていく。その後、バックル部材4
5が連結されている一方の引っ掛け紐材43の掛止部4
4を右側の引っ掛け部材21に連結し、他方の引っ掛け
紐材43の掛止部44を左側の引っ掛け部材21に連結
することにより、ネット本体3の外側縁に装着される。
【0043】この場合、ストッパー部材47が他方の引
っ掛け紐材43のバックル部材45に対する相対移動を
規制しているので、ストッパー部材47を操作しない限
り両掛止部44,44間の相対距離を変更することがで
きない。従って、本実施形態の外側緊締索5において
も、開口部8の拡大を確実に防止することができる。な
お、この第二の実施形態の外側緊締索5は、弾性ロープ
30の両端に連結した非伸長ロープ29よりなる引っ掛
け紐材43,43同士がバックル部材45を介して連結
されている点で、後述する第三の実施形態(図10)と
共通する。
【0044】図10及び図11は、本発明の第三の実施
形態を示している。図10に示すように、この実施形態
の外側緊締索5は、弾性ロープ30の両端に非伸長ロー
プ29を連結してなる索本体49を備えており、各非伸
長ロープ29の自由端には、ネット本体3側の引っ掛け
部材21へ引っ掛けられる掛止部44が設けられてい
る。また、外側緊締索5は、ゴム等の紐材を無端状に形
成してなる弾性リング50を備えている。
【0045】なお、一方の非伸長ロープ29の掛止部4
4には、前記ストッパー部材47を有するバックル部材
45が連結され、このバックル部材45には他方の非伸
長ロープ29が挿通されており、この点は第二の実施形
態の場合と同様である。図11に示すように、この場合
の外側緊締索5は、まず、弾性リング50がネット本体
3側の各掛止フック15に引っ掛けられる。その後、索
本体49は、バックル部材45が連結されている掛止部
44を右側の引っ掛け部材21に連結し、他方の掛止部
44を左側の引っ掛け部材21に連結してから、各掛止
フック15に順次引っ掛けることにより、ネット本体3
の外側縁に装着される。
【0046】本実施形態においても、ストッパー部材4
7が他方の非伸長ロープ29のバックル部材45に対す
る相対移動を規制しているので、第二実施形態の場合と
同様に、開口部8の拡大を確実に防止することができ
る。なお、上記第三の実施形態において、弾性リング5
0を省略して索本体49のみから外側緊締索5を構成す
ることもできる。
【0047】図12及び図13は、本発明の第四の実施
形態を示している。図12に示すように、この実施形態
の外側緊締索5は、弾性ロープ30の一端に非伸長ロー
プ29を連結してなる索本体51を備えており、非伸長
ロープ29の自由端に、ネット本体3側の引っ掛け部材
21へ引っ掛けられる掛止部44が設けられている。
【0048】非伸長ロープ29の中途部には前記ストッ
パー部材47を有するバックル部材45が挿通され、こ
のバックル部材45に設けたリング状の掛止部材52
に、弾性ロープ30の自由端が連結されている。なお、
本実施形態の外側緊締索5も、前記弾性リング50を備
えている。図13に示すように、この場合の外側緊締索
5は、まず、弾性リング50がネット本体3側の各掛止
フック15に引っ掛けられる。その後、索本体51は、
バックル部材45の掛止部材52を右側の引っ掛け部材
21に連結し、非伸長ロープ29の掛止部44を左側の
引っ掛け部材21に連結してから、各掛止フック15に
順次引っ掛けることにより、ネット本体3の外側縁に装
着される。
【0049】本実施形態では、ストッパー部材47が非
伸長ロープ29のバックル部材45に対する相対移動を
規制しているので、索本体51に張力がかかってもバッ
クル部材45の掛止部材52と非伸長ロープ29との間
の相対距離が変わることがなく、開口部8の拡大を確実
に防止することができる。図14及び図15は、本発明
の第五の実施形態を示している。
【0050】図14に示すように、この実施形態の外側
緊締索5は、弾性ロープ30の自由端がバックル部材4
5の掛止部材52に連結されていない点で、第四の実施
形態の場合と異なり、その他の構成は第四の実施形態と
同様である。図15に示すように、この場合の外側緊締
索5も、まず、弾性リング50がネット本体3側の各掛
止フック15に引っ掛けられる。その後、索本体51
は、弾性ロープ30の自由端を掛止フック15に連結し
てから各掛止フック15に掛け回され、バックル部材4
5の掛止部材52を右側の引っ掛け部材21に連結し、
非伸長ロープ29の掛止部44を左側の引っ掛け部材2
1に連結することにより、ネット本体3の外側縁に装着
される。
【0051】図16及び図17は、前記掛止フック15
のより好ましい実施形態を示している。このうち、図1
6の掛止フック15は、ネット構成片6に掛止されてか
しめ止めされる上フック部54と、この上フック部54
から下方に延びる垂下部55と、この垂下部55から側
方に延びて外側緊締索5が掛止される下フック部56
と、を一体に備えている。
【0052】また、下フック部56は、ほぼ水平な底部
57と、この底部57から上方に傾斜して延びる傾斜端
部58と、を備えており、これにより、外側緊締索5が
引っ掛けられ易くかつ抜け難い構造になっている。すな
わち、傾斜端部58が底部57に対して斜め上方に傾斜
しているので、同端部58の垂直高さαを高くして外側
緊締索5の乗り上げを防止しながら、傾斜端部58の開
口長さβを十分広く確保でき、従って、外側緊締索5が
引っ掛けられ易くかつ抜け難い構造にすることができ
る。
【0053】他方、図17の掛止フック15では、上フ
ック部54の中央部から下フック部56の底部57の基
端部までの距離Xと、同底部57の先端部までの距離Y
とがほぼ等しくなるように、垂下部55に対する底部5
7の屈曲度合いが設定されており、これにより、外側緊
締索5の掛止状態を安定化させている。すなわち、掛止
フック15には、外側緊締索5の弾性ロープ30や非伸
長ロープ29が二重に引っ掛けられるが、それらが底部
57の先端部と基端部に別れて掛止されても、上記距離
Xと距離Yを同じにしておけば、掛止フック15を転び
のない適正な姿勢に常に保持しておくことができる。
【0054】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、適宜変更可能である。例えば、上記各実施形
態では、滑り止め具のネット本体を6枚のネット構成片
で構成したが、複数枚であればこれに限定されず変更可
能である。更に、ネット構成片としては、前記したよう
なネット模様のもの以外に、内部に複数のラダー状部を
備えたものや、ネット状部とラダー状部とを組み合わせ
たものを採用することができる。
【0055】また、ネット構成片として、芯材にゴム等
の弾性材料を被覆したものに限らず、弾性材料内にレー
ヨン,ポリアミド系繊維,ポリエステル系繊維,ポリオ
レフィン系繊維,ポリウレタン系繊維,綿,羊毛,ガラ
ス繊維,カーボン繊維,ロックウール,アスベスト等の
有機、無機の各種短繊維を混入したものとしてもよく、
また、樹脂材料にて成形したものを採用してもよい。
【0056】前記内連結部、外連結部の数も上記に限ら
ず変更可能で、また、内側緊締索としては一本の長尺の
ものを使用するに限らず各ネット構成片に対応する短尺
のものを長手方向に連結したものとしてもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
開口部を有する分割タイプのタイヤ滑り止め装置におい
て、その開口部が拡大して乗り心地が悪くのを未然に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイヤ滑り止め装置の展開状態の全体
平面図である。
【図2】ネット構成片の展開状態の平面図である。
【図3】タイヤ滑り止め装置が装着されたタイヤの内側
の側面図である。
【図4】外側緊締索の全体構造図である。
【図5】外側緊締索のバックル装置の拡大断面図であ
る。
【図6】タイヤ滑り止め装置が装着されたタイヤの外側
の側面図である。
【図7】外側緊締索の引っ掛け順序を示すためのタイヤ
下部の斜視図である。
【図8】第二の実施形態に係る外側緊締索の全体構造図
である。
【図9】同外側緊締索を用いた場合のタイヤの外側の側
面図である。
【図10】第三の実施形態に係る外側緊締索の全体構造
図である。
【図11】同外側緊締索を用いた場合のタイヤの外側の
側面図である。
【図12】第四の実施形態に係る外側緊締索の索本体の
全体構造図である。
【図13】同外側緊締索を用いた場合の開口部周辺の連
結構造を示す拡大図である。
【図14】第五の実施形態に係る外側緊締索の索本体の
全体構造図である。
【図15】同外側緊締索を用いた場合の開口部周辺の連
結構造を示す拡大図である。
【図16】掛止フックの拡大側面図である。
【図17】掛止フックの拡大側面図である。
【符号の説明】
1 タイヤ滑り止め装置 2 タイヤ 3 ネット本体 5 外側緊締索 6 ネット構成片 8 開口部 15 掛止フック(外連結具) 21 引っ掛け部材 23 内径ループ部 24 外径ループ部 25 折り返し部 26 ロープ部材 29 非伸長ロープ 30 弾性ロープ 31 掛止部 33 ケーシング 39 ストッパー機構 43 引っ掛け紐材 44 掛止部 45 バックル部材 52 掛止部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非金属製のネット構成片(6)をタイヤ
    周方向に複数枚並設してなる帯状のネット本体(3)
    と、このネット本体(3)の幅方向外側縁に取り付けら
    れた複数の外連結具(15)と、この各外連結具(1
    5)に着脱自在に引っ掛けられて前記ネット本体(3)
    の幅方向外側縁をタイヤ中心方向へ締め付ける外側緊締
    索(5)と、を備え、前記ネット本体(3)の長手方向
    中途部に、隣接する前記ネット構成片(6,6)同士の
    間隔を広く開けることで形成された開口部(8)が形成
    されているタイヤ滑り止め装置において、 前記開口部(8)の両側に位置する両ネット構成片
    (6,6)の幅方向外側でかつ長手方向開口部(8)側
    に引っ掛け部材(21)が設けられ、 前記外側緊締索(5)は弾性ロープ(30)に非伸長ロ
    ープ(29)を接続してなり、この非伸長ロープ(2
    9)は、前記ネット本体(3)に対する装着状態におい
    て、同非伸長ロープ(29)の自由端に形成した掛止部
    (31)を前記引っ掛け部材(21)に引っ掛けた状態
    で前記開口部(8)に沿うように配置されることを特徴
    とするタイヤ滑り止め装置。
  2. 【請求項2】 内径ループ部(23)と外径ループ部
    (24)とを折り返し部(25)を介して内外二重ルー
    プ状に接続してなるロープ部材(26)と、このロープ
    部材(26)の前記折り返し部(25)がその長さ方向
    に移動自在に挿通されたケーシング(33)と、を備
    え、前記ロープ部材(26)が前記内径ループ部(2
    3)の拡径方向へ移動するのを規制するストッパー機構
    (28)が前記ケーシング(33)に設けられ、前記内
    径ループ部(23)から折り返し部(25)にかけての
    部分が非伸長ロープ(29)で構成され、前記外径ルー
    プ部(24)の一部が弾性ロープ(30)で構成されて
    いるタイヤ滑り止め装置の外側緊締索において、 前記非伸長ロープ(29)よりなる内径ループ部(2
    3)はその中途部において分断され、この分断端に、ネ
    ット本体(3)側の引っ掛け部材(21)へ引っ掛けら
    れる掛止部(31)が設けられていることを特徴とする
    タイヤ滑り止め装置の外側緊締索。
  3. 【請求項3】 内径ループ部(23)と外径ループ部
    (24)とを折り返し部(25)を介して内外二重ルー
    プ状に接続してなるロープ部材(26)と、このロープ
    部材(26)の前記折り返し部(25)がその長さ方向
    に移動自在に挿通されたケーシング(33)と、を備
    え、前記ロープ部材(26)が前記内径ループ部(2
    3)の拡径方向へ移動するのを規制するストッパー機構
    (28)が前記ケーシング(33)に設けられ、前記内
    径ループ部(23)から折り返し部(25)にかけての
    部分が非伸長ロープ(29)で構成され、前記外径ルー
    プ部(24)の一部が弾性ロープ(30)で構成されて
    いるタイヤ滑り止め装置の外側緊締索において、 前記外径ループ部(24)を構成する弾性ロープ(3
    0)がその中途部で分断され、この分断端に非伸長ロー
    プ(29)よりなる引っ掛け紐材(43)が連結され、
    この引っ掛け紐材(43)の自由端に、ネット本体
    (3)側の引っ掛け部材(21)へ引っ掛けられる掛止
    部(44)が設けられていることを特徴とするタイヤ滑
    り止め装置の外側緊締索。
  4. 【請求項4】 弾性ロープ(30)の両端に非伸長ロー
    プ(29,29)を連結してなり、この各非伸長ロープ
    (29,29)の自由端に、ネット本体(3)側の引っ
    掛け部材(21)へ引っ掛けられる掛止部(44)が設
    けられ、一方の前記非伸長ロープ(29)に、このロー
    プ(29)に対する相対移動が規制可能なバックル部材
    (45)が挿通され、このバックル部材(45)に、他
    方の前記非伸長ロープ(29)の掛止部(44)が連結
    されていることを特徴とするタイヤ滑り止め装置の外側
    緊締索。
  5. 【請求項5】 弾性ロープ(30)の一端に非伸長ロー
    プ(29)を連結してなり、この非伸長ロープ(29)
    の自由端に、ネット本体(3)側の引っ掛け部材(2
    1)へ引っ掛けられる掛止部(44)が設けられ、同非
    伸長ロープ(29)に、このロープ(29)に対する相
    対移動が規制可能なバックル部材(45)が挿通され、
    このバックル部材(45)に、ネット本体(3)側の引
    っ掛け部材(21)へ引っ掛けられる掛止部材(52)
    が設けられていることを特徴とするタイヤ滑り止め装置
    の外側緊締索。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかに記載の外側緊
    締索(5)を備えている請求項1に記載のタイヤ滑り止
    め装置。
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