JP2981737B2 - タイヤチェーンに使用するコネクター - Google Patents

タイヤチェーンに使用するコネクター

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JP2981737B2 JP9348110A JP34811097A JP2981737B2 JP 2981737 B2 JP2981737 B2 JP 2981737B2 JP 9348110 A JP9348110 A JP 9348110A JP 34811097 A JP34811097 A JP 34811097A JP 2981737 B2 JP2981737 B2 JP 2981737B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧雪路や凍結路で
の滑り止めのために自動車のタイヤに装着使用するタイ
ヤチェーンの、特に1対のサイドチェーン間に横架索条
を係合連結するのに使用するコネクターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタイヤチェーンとして、多数のサ
イドリンクを連ねた左右1対のサイドチェーンの対向部
間に、横架索条、たとえば多数のクロスリンクを連ねた
複数本のクロスチェーンを所要の間隔で横架したものが
各種提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記において横架索条
とサイドチェーンとの連結は、横架索条の端部に接続し
てあるコネクターをサイドチェーンのサイドリンクに、
回動自在ではあるが外れないように係合させている(実
公昭59−14244号公報,同59−14245号公
報等参照)。
【0004】上記係合は、当然のことながら使用中に不
用意に外れるようなことのないようにしっかりと行われ
ているから、横架索条が摩耗,損傷または切断した場合
等において、それを交換するには、所要の工具を使用し
てサイドチェーンから取り外したり取り付けたりしなけ
ればならないが、その交換作業は素人には非常に困難で
あり、もちろん、タイヤチェーンをタイヤに装着した状
態のままでかかる交換作業を行うようなことは不可能で
ある。
【0005】そこで本発明は、その横架索条の取付け取
外しの交換作業を工具を使用せずに簡単に行うことがで
きるとともに、そえをタイヤチェーンをタイヤに装着し
たままで行うことができ、さらに、横架索条をサイドチ
ェーンに対し不用意に外れないようにしっかりと係合で
きるタイヤチェーンに使用するコネクターの提供を目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明タイヤチェーンに
使用するコネクターcは、透孔81 とこれに連続する長
孔82 を有する帯板片8の一側を表側に巻回して巻回遊
端部9とし、その巻回遊端部9の端縁側に形成してある
U形凹処92 を上記長孔82 の透孔81 に連続する部分
に重合する状態にし、該帯板片8の他側を表側に巻して
巻回基端部10とし、それの端縁を透孔81 の手前辺縁
に位置させた状態にした構成のものである。
【0007】
【作用】本発明タイヤチェーンに使用するコネクターで
は、透孔とこれに連続する長孔を有する帯板片の一側を
表側に巻回して巻回遊端部とし、その巻回遊端部の端縁
側に形成してあるU形凹処を上記長孔の透孔に連続する
部分に重合する状態にし、また、該帯板片の他側を表側
に巻回して巻回基端部とし、それの端縁を透孔の手前辺
縁に位置させた状態にしているので、巻回遊端部側に横
架索条の端部を係合した状態で、巻回基端部をサイドチ
ェーンに取り付けられるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコネクターを
使用したタイヤチェーンについて、図面を参照して説明
する。aはサイドチェーンで、それは、多数のサイドリ
ンク1を連ねるとともに、一側端にエンドリンク2を接
続し、かつ、そのエンドリンク2に掛止めフック3を接
続している。
【0009】bはで、それは、小径で比較的長いコイル
スプリング41 内にワイヤー芯42を挿通してなるスプ
リングワイヤー4の中央部分に、大径で比較的短いコイ
ルスプリング5を複数個遊嵌するとともに、その両側部
分それぞれには、コイルスプリング5よりやや小径で比
較的短い円筒体の1つであるローラー6を同じく複数個
遊嵌し、かつ、両端部には、六角筒体である係合子7,
7を嵌合固着している。
【0010】cは本発明コネクターの一実施形態を示す
ものであり、それは、サイドチェーンaの所要間隔毎の
サイドリンク1に取り付けられている。コネクターcの
具体的な構成は次のとおりである。金属製の帯板片8の
中央に円形の透孔81 を形成するとともに、この透孔8
1に連続する長孔82 を該帯板片8の一側に向けて形成
している。
【0011】この長孔82 を形成した側の帯板片8の一
側を表側に巻回して巻回遊端部9とし、その巻回遊端部
9の端縁91 側に形成してあるU形凹処92 を上記長孔
2の透孔81 に連続する部分に重合する状態にしてい
る。
【0012】長孔82 を形成していない側の帯板片8の
他側を、サイドチェーンaの所要間隔毎のサイドリンク
1に挿通し、表側に巻回して巻回基端部10とし、それ
の端縁101 を透孔81 の手前辺縁に位置させた状態に
おいて、コネクターcは当該サイドリンク1に回動可能
に取り付けられている。
【0013】11,12は、上記長孔82 の対向する内
辺縁に設けた小突部で、互いの位置を長孔82 の長さ方
向に若干食い違わせて、二重クリック機構を構成してい
るものである。なお、102 は巻回基端部10に形成し
た補強用膨出部分である。
【0014】次に、上記のようにサイドチェーンaのサ
イドリンク1に巻回基端部10により取り付けられてい
る上記構成のコネクターcへの横架索条bの係合の仕方
を、図7〜13を参照しながら説明する。
【0015】まず、横架索条bの係合子7を、コネクタ
ーcの裏側から透孔81 及びU形凹処92 に挿通し、そ
の表側すなわち図の下方に突出させることにより、これ
らの透孔81 およびU形凹処92 に、横架索条bのスプ
リングワイヤー4を位置させるとともに、ローラー6を
透孔81 の周縁に係合する状態にする(図7鎖線)。
【0016】次いで、上記スプリングワイヤー4を長孔
2 に沿わせ導入する感じで回動させるようにして、横
架索条bを外方に引っ張り、そのスプリングワイヤー4
に、上記二重クリック機構すなわち小突部11,12を
越えさせる(図9〜12)と同時に、係合子7を巻回遊
端部9内に引っ張り込む(図13)。これによって、横
架索条bは、係合子7を長孔82 の周縁に係合させた状
態となり、さらに外方への引っ張り力が作用したとして
も抜脱することがなくなる。
【0017】このような係合作業を、横架索条bの両端
の係合子7,7について対向するコネクターc,cに対
して行うことにより、当該横架索条bを左右1対のサイ
ドチェーンa,aに簡単に張架できる。
【0018】上記のようにして張架されている横架索条
bを、それが摩耗,損傷または切断等の理由で交換しな
ければならないときは、上記係合を解除する必要がある
が、それには、上記とは反対の順序で作業すればよいこ
と明らかである。
【0019】上記解除作業において、タイヤチェーンが
図1,2に示すようにタイヤdに装着されているときに
は、サイドチェーンaのエンドリンク2の掛止めフック
3を外して、そのサイドチェーンaの緊張を緩めた状態
で行うとよい。
【0020】上記構成の横架索条によれば、小径で比較
的長いコイルスプリング内にワイヤー芯を挿通してなる
スプリングワイヤーに、大径で比較的短いコイルスプリ
ングを複数個遊嵌しているので、クロスリンクを連ねた
クロスチェーンに比べて、軽量化を図ることができると
ともに、タイヤへの装着性を向上させられる。また、接
地抵抗を減少させられるとともに、走行中の振動・騒音
も少なくすることができる。
【0021】
【発明の効果】請求項1〜6に記載の本発明タイヤチェ
ーンに使用するコネクターによれば、透孔とこれに連続
する長孔を有する帯板片の一側を表側に巻回して巻回遊
端部とし、その巻回遊端部の端縁側に形成してあるU形
凹処を上記長孔の透孔に連続する部分に重合する状態に
し、また、該帯板片の他側を表側に巻回して巻回基端部
とし、それの端縁を透孔の手前辺縁に位置させた状態に
しているので、横架索条のサイドチェーンへの取付けや
取外しの作業を工具を使用せずに簡単に行うことがで
き、かつ、その横架索条をサイドチェーンに対し不用意
に外れるようなことがないようにしっかりと係合でき、
しかも、その作業をタイヤチェーンをタイヤに装着した
ままで行うことができる。
【0022】上記効果の他、各請求項に記載したコネク
ターによれば次の効果を得ることができる。請求項2記
載のタイヤチェーンに使用するコネクターによれば、巻
回基端部が、サイドチェーンに回動可能に取り付けられ
るように巻回形成されているので、タイヤの変形に対応
させやすい。
【0023】請求項3記載のタイヤチェーンに使用する
コネクターによれば、横架索条の端部に係合子が嵌合固
着されており、長孔を、該係合子を周縁に係合できる幅
にして形成しているので、コネクターに係合した横架索
条が外側に引っ張られたとしても抜脱することがない。
【0024】請求項4記載のタイヤチェーンに使用する
コネクターによれば、長孔の内辺縁に小突部を形成して
いるので、横架索条の係合を確実に行わせられる。
【0025】請求項5記載のタイヤチェーンに使用する
コネクターによれば、小突部が、長孔の対向する内辺縁
の双方に、かつ、該長孔の長さ方向で互いに若干食い違
わせて形成されているので、横架索条の係合をさらに確
実に行わせられる。
【0026】請求項6記載のタイヤチェーンに使用する
コネクターによれば、巻回基端部に補強用膨出部分が形
成されているので、機械的強度を向上させられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクターを使用したタイヤチェ
ーンをタイヤに装着した状態で示す斜視図である。
【図2】同上の簡略して示した縦断面図である。
【図3】同上の要部の斜視図である。
【図4】横架索条の側面図である。
【図5】本発明コネクターの一実施形態の平面図であ
る。
【図6】その断面図である。
【図7】それの透孔に横架索条の係合子を挿入しようと
している状態を示す斜視図である。
【図8】同上の透孔およびU形凹処に横架索条の係合子
を挿入している状態を示す斜視図である。
【図9】同上の透孔およびU形凹処に横架索条の係合子
を挿入した状態を示す断面図で、二重クリック機構のう
ちの最初の小突部を通過させている情況を示す。
【図10】その平面図である。
【図11】同上の透孔およびU形凹処に横架索条の係合
子を挿入した状態を示す断面図で、二重クリック機構の
うちの最後の小突部を通過させている情況を示す。
【図12】その平面図である。
【図13】本発明に係るコネクターと横架索条とが所定
の係合状態になっている斜視図である。
【符号の説明】
a サイドチェーン b 横架索条 c コネクター d タイヤ 1 サイドリンク 4 スプリングワイヤー 41 ワイヤー芯 42 コイルスプリング 5 コイルスプリング 6 ローラー 7 係合子 8 帯板片 81 透孔 82 長孔 9 巻回遊端部 91 端縁 92 U形凹処 10 巻回基端部 101 端縁 102 補強用膨出部分 11 小突部 12 小突部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤチェーンを構成する左右1対のサ
    イドチェーンに、これらの間に張架するクロスチェーン
    又はクロスワイヤー等の横架索条を係合連結するのに使
    用するコネクターにおいて、透孔とこれに連続する長孔
    を有する帯板片の一側を表側に巻回して巻回遊端部と
    し、その巻回遊端部の端縁側に形成してあるU形凹処を
    上記長孔の透孔に連続する部分に重合する状態にし、ま
    た、該帯板片の他側を表側に巻回して巻回基端部とし、
    それの端縁を透孔の手前辺縁に位置させた状態にしたこ
    とを特徴とするタイヤチェーンに使用するコネクター。
  2. 【請求項2】 巻回基端部は、サイドチェーンに回動可
    能に取り付けられるように巻回形成されている請求項1
    記載のタイヤチェーンに使用するコネクター。
  3. 【請求項3】 横架索条の端部には係合子が嵌合固着さ
    れており、長孔は、該係合子を周縁に係合できる幅にし
    て形成されている請求項1又は2記載のタイヤチェーン
    に使用するコネクター。
  4. 【請求項4】 長孔の内辺縁に小突部が形成されている
    請求1,2又は3記載のタイヤチェーンに使用するコネ
    クター。
  5. 【請求項5】 小突部は、長孔の対向する内辺縁の双方
    に、かつ、該長孔の長さ方向で互いに若干食い違わせて
    形成されている請求項4記載のタイヤチェーンに使用す
    るコネクター。
  6. 【請求項6】 巻回基端部に補強用膨出部分が形成され
    ている請求項1,2,3,4又は5記載のタイヤチェー
    ンに使用するコネクター。
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CN106274316A (zh) * 2016-09-23 2017-01-04 金华市华南机械制造有限公司 节能型机动车车轮网形防滑链
WO2018072088A1 (zh) * 2016-10-18 2018-04-26 德清集通实业有限公司 对角珠子链减应力扣板及对角珠子链

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