JPH11291218A - 水硬性押し出し成形体載荷用トレー - Google Patents

水硬性押し出し成形体載荷用トレー

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JPH11291218A
JPH11291218A JP9490498A JP9490498A JPH11291218A JP H11291218 A JPH11291218 A JP H11291218A JP 9490498 A JP9490498 A JP 9490498A JP 9490498 A JP9490498 A JP 9490498A JP H11291218 A JPH11291218 A JP H11291218A
Authority
JP
Japan
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tray
extruded
curing
hydraulic
loaded
Prior art date
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Pending
Application number
JP9490498A
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English (en)
Inventor
Takayuki Yoshida
貴幸 吉田
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水硬性押し出し成形体をトレーに載せ、段積み
後、加温加湿養生する際に、トレー積載面下の梁を伝わ
って落ちる結露水が押し出し成形体表面に流れ落ちなく
することにより、成形体表面のエフロレッセンスの発生
を防ぐ水硬性押し出し成形体載荷トレー。 【解決手段】押し出し成形体積載面の下部の左右に平行
に設けられたトレー脚部1、2の間の梁3下に傾斜の付
いた板4、5に有し、段積み後の加湿、加温養生時にト
レー裏面の結露水が板4、5を伝って流れ落ち、トレー
下の成形体に落ちないこと特徴とする水硬性押し出し成
形体載荷用トレー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水硬性押し出し成
形物を載荷するためのトレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水硬性押し出し成形体は、押し出
し後の保形やハンドリングの観点から、コンベアにより
押し出し機から押し出される成形物と同じ速度で移動し
ているトレー上に押し出しを行っている。通常、これら
押し出し物は、所定の長さに切断した後、段積みされた
状態で水和反応を促進させ強度を向上させるため加温、
加湿養生される。
【0003】これらトレーは押し出し成形体が載った
時、成形体の重量で撓んでしまうと成形体がトレーの撓
みと同じ形に変形してしまう。通常、これら撓みを防止
するためにトレーの成形体を載荷する面の裏側に梁を有
している。
【0004】これらトレーに成形体を載荷し、段積みし
て養生する場合、養生室の中は湿度が80〜100%の
条件で養生されるのが一般的である。しかしながら従来
のトレーは裏面に発生した結露が梁を伝って下の段の成
形体に落ちる。水滴が落ちた成形体表面はブリージング
に近い状態となり、エフロレッセンス(白華現象)を引
き起こしたり、硬化不良を引き起こす。エフロレッセン
スが発生すると塗装後の塗膜と成形体との密着性が低下
する等の問題がある。また、水滴が落ちた部分の硬化不
良は、落ちていない部分とに硬化状態に差が生じ表面ク
ラックが発生する等の問題がある。
【0005】このため、例えば特開昭58−13518
5や特開平4−308702には、成形体表面をシート
で覆い養生する方法が提案されている。しかしながら、
製造時に全トレーに対して、一枚一枚シートをかけるこ
とは、能率的にも経済的にも問題が多く実用的とは言い
がたい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、養生
時のトレー裏面の結露水がトレー下の成形体表面に落下
するのを防止し、安価かつ効率的に水硬性押し出し成形
体を製造できる成形体載荷用トレーを提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の問
題点を解決するために、鋭意研究を重ねた結果、本発明
を完成させた。
【0008】すなわち本発明は、(1)押し出し成形体
積載面の下部の左右に平行に設けられたトレー脚部1、
2の間の梁下3に傾斜の付いた板4、5を有し、段積み
後の加湿、加温養生時にトレー裏面の結露水が板4、5
を伝って流れ落ち、トレー下の成形体に落ちないこと特
徴とする水硬性押し出し成形体載荷用トレーに関する。
【0009】
【発明の実施の形態】
【作用】本発明の水硬性押し出し成形体載荷用トレー
は、トレー脚部1、2の間に板4、5を有しているた
め、トレー裏の梁3を伝って落ちる結露水が板4、5を
伝ってトレー外に流れ出るため成形体表面に水滴として
落ちることがない。また板4、5表面に発せする結露水
も板4、5に傾斜があるため、板4、5を伝って流れ落
ちるため部材表面に水滴として落ちることがない。
【0010】これら加湿養生時の部材表面に結露水が水
滴として落下するのを防ぐことにより、エフロレッセン
ス発生や成形体表面の硬化不良を防ぐことができる。本
発明において板4、5の形状や角度は本発明の目的を損
なわない限り任意である。
【0011】
【実施例】以下、この発明に係る実施例を説明する。
【0012】実施例1 図1に基づき本発明の実施例を説明する。本発明の水硬
性押し出し成形体載荷用トレーは、押し出し成形体の積
載面(面A)の下部、左右に平行にトレー脚部1及び2
が設けられている。積載面の下には梁3が設けられてい
る。梁3の下、トレー脚部1、2の間に傾斜の付いた板
4、5が設けられている。
【0013】製造例 ヒドロキシプロピルメチルセルロース(信越化学社製
品番:90SH−4000)2重量部、珪砂(平均粒径
100μm)50重量部、パーライト(三井金属鉱山社
製 品番:加工5号)20重量部、ダンボール解砕パル
プ4重量部、ポルトランドセメント100重量部をアイ
リッヒミキサーに投入し3分間混合した後、水35重量
部を加えて更に1分間混合した。混合物をニーダールー
ダー型の混練機に入れ5分間混練し粘土状の混合物を得
た。この混練物を真空押し出し成形機で70mmHg以下の
減圧下で押し出し成形を行い、厚さ20mm、幅400
mmで板状の成形体を得た。得られた成形体を脚部にス
テンレス板4を有する長さ3150mm、幅700mm
のステンレス製トレー(実施例1)上にとり、トレーの
長さに合わせ押し出し成形体を切断した。
【0014】上記と同様にして押し出し成形体を乗せた
トレー29枚を段積みした後、押し出し成形体を乗せて
いないトレーを最上段に積み30段とした(図2)。段
積みしたトレーを加湿加温が可能な養生室に入れ、30
℃で6時間の仮養生を行い、更に90℃の飽和水蒸気圧
の雰囲気下で24時間湿潤養生硬化させた。湿潤養生が
終了し、養生室内の温度を60℃まで自然降温させ、段
積みトレーを養生室より取り出した後、押し出し成形体
硬化物をトレーと分離して、長さ3100mm、幅40
0mm、厚さ20mmの押し出し成形硬化体(上から押
し出し成形硬化体A−1〜A−29)を得た。
【0015】比較例 製造例と同様の押し出し成形体を脚部に板4、5を有し
ていない長さ3150mm、幅700mmのステンレス
製トレー上にとり、トレーの長さに合わせて押し出し成
形体を切断した。押し出し成形体を乗せたトレー29枚
を段積みした後、押し出し成形体を乗せていないトレー
を最上段に積み30段とした。段積みしたトレーを加湿
加温が可能な養生室に入れ、実施例と同じ条件で湿潤養
生硬化を行った後、養生室から取り出し、押し出し成形
体硬化物をトレーと分離して、長さ3100mm、幅5
00mm、厚さ20mmの押し出し成形硬化体(上から
押し出し成形硬化体B−1〜B−29)を得た。
【0016】試験例 製造例、及び比較例で得られた押し出し成形硬化体A−
1〜Aー29、B−1〜B−29のエフロレッセンス、
クラックの発生状況の観察を行った。観察結果を表1に
(発生枚数/試験体数)で示す。
【0017】
【表1】 エフロレッセンス発生枚数 表面クラック発生枚数 製造例 0/29 0/29 比較例 26/29 12/29
【0018】以上の様に本発明のトレーを用いると成形
体表面のエフロレッセンス発生、及びクラック発生の防
止をすることができる。
【0019】
【発明の効果】本発明のトレーは、湿潤養生時の成形体
表面への結露水落下を防止する事が出来るため、養生後
硬化物表面のエフロレッセンス発生の防止や、表面硬化
不良による表面クラックの発生の防止をすることができ
る。このことにより成形硬化体の塗膜の密着性や、歩留
まりの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す分解斜視図及び正面図
である。
【図2】本発明の実施例1の水硬性押し出し成形体載荷
用トレーの使用状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 トレー脚部 2 トレー脚部 3 梁 4 板 5 板 6 水硬性押し出し成形体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】押し出し成形体積載面の下部の左右に平行
    に設けられたトレー脚部1、2の間の梁3下に傾斜の付
    いた板4、5を有し、段積み後の加湿、加温養生時にト
    レー裏面の結露水が板4、5を伝って流れ落ち、トレー
    下の成形体に落ちないこと特徴とする水硬性押し出し成
    形体載荷用トレー。
JP9490498A 1998-04-07 1998-04-07 水硬性押し出し成形体載荷用トレー Pending JPH11291218A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9490498A JPH11291218A (ja) 1998-04-07 1998-04-07 水硬性押し出し成形体載荷用トレー

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JP9490498A JPH11291218A (ja) 1998-04-07 1998-04-07 水硬性押し出し成形体載荷用トレー

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Publication Number Publication Date
JPH11291218A true JPH11291218A (ja) 1999-10-26

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ID=14123017

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JP9490498A Pending JPH11291218A (ja) 1998-04-07 1998-04-07 水硬性押し出し成形体載荷用トレー

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