JPS63188006A - 多孔性金型の製造方法 - Google Patents
多孔性金型の製造方法Info
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- JPS63188006A JPS63188006A JP1956887A JP1956887A JPS63188006A JP S63188006 A JPS63188006 A JP S63188006A JP 1956887 A JP1956887 A JP 1956887A JP 1956887 A JP1956887 A JP 1956887A JP S63188006 A JPS63188006 A JP S63188006A
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は製作が簡易かつ安価で、型全体にわたり通気性
を有し、転写性の優れた多孔性金型の製遣方法に関する
。
を有し、転写性の優れた多孔性金型の製遣方法に関する
。
(従来技術)
本出願人はすでに、製作が簡易かつ安価で、型全体にわ
たり通気性を有し、転写性の優れた多孔性金型を製造す
るため、金属粉末100重量部に対して粘結剤1〜5重
量部を添刀■混練して湿態状の試料を作成する工程と、
この試料を枠体とマスターパターンプレートによって画
成された空間内に充填し、該試料を硬化成形する工程と
、この硬化成形された成形体をマスターパターンプレー
トとと離型し抜枠する工程と、前記成形体を酸化性雰囲
気中の焼結炉に入れて所定温度で焼成し、前記金属粉末
を酸化結合させる工程とから成る多孔性金型の製造方法
を提案している(特開昭61−67703号公報)。
たり通気性を有し、転写性の優れた多孔性金型を製造す
るため、金属粉末100重量部に対して粘結剤1〜5重
量部を添刀■混練して湿態状の試料を作成する工程と、
この試料を枠体とマスターパターンプレートによって画
成された空間内に充填し、該試料を硬化成形する工程と
、この硬化成形された成形体をマスターパターンプレー
トとと離型し抜枠する工程と、前記成形体を酸化性雰囲
気中の焼結炉に入れて所定温度で焼成し、前記金属粉末
を酸化結合させる工程とから成る多孔性金型の製造方法
を提案している(特開昭61−67703号公報)。
(発明が解決しようとする問題点)
しかし、上記方法では、枠体とマスターパターンプレー
トによって画成された空間内で硬化成形された成形体を
更に焼結炉内で約700℃以上の温度で8時間以上も焼
成しなければならず、多大の熱エホルギーを必要とした
。また金型の製作時間も焼成時間に規制されて大巾な短
縮が不可能であり、更に熱Qこより歪やクラックが発生
しやすいため、大きな金型は成形できなかった。
トによって画成された空間内で硬化成形された成形体を
更に焼結炉内で約700℃以上の温度で8時間以上も焼
成しなければならず、多大の熱エホルギーを必要とした
。また金型の製作時間も焼成時間に規制されて大巾な短
縮が不可能であり、更に熱Qこより歪やクラックが発生
しやすいため、大きな金型は成形できなかった。
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたものであ
り、熱エネルギーの消費が少なく、従ってより低コスト
で製作でき、またその製作時間も大巾に短縮でき、更に
大型の型も成形可能な多孔性金型の製造方法を提供せん
とするものである。
り、熱エネルギーの消費が少なく、従ってより低コスト
で製作でき、またその製作時間も大巾に短縮でき、更に
大型の型も成形可能な多孔性金型の製造方法を提供せん
とするものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明は上記の目的を達成するため、10〜50μの金
属粉末100重量部、ツーノール樹脂7〜20重量部及
び蒸発成分を含む該樹脂の溶剤5〜20重量部を混練し
て成る試料を枠体とマスターパターンプレートとによっ
て画成された空間内に2〜20朋の厚さで均一に充填し
てこれを硬化させ、以て金属粉末層を形成する工程と、
粒径が1〜3鰭の金属粒体及び2液性硬化樹脂と蒸発成
分を含む該硬化樹脂の溶剤を混練して成る試料を前記金
属粉末層上に充填してこれを反応硬化させ、以て金属粒
体層を形成する工程と、このようにして成形された積層
体を離型・抜枠後、前記金属粉末層の表面を加熱乾燥す
る工程とから成る多孔性金型の製造方法を第1発明とし
、 10〜50μの金属粉末100重量部、フェノール樹脂
7〜20重量部及び蒸発成分を含む該樹脂の溶剤5〜2
0重量部を混練して成る試料を枠体とマスターパターン
プレートとによって画成された空間内に2〜20−の厚
さで均一に充填してこれを硬化させ、以て金属粉末層を
形成する工程と、該金属粉末層上に複数の金網を重々載
置する工程と、粒径が1〜3Mの金属粉末及び2液性硬
化樹脂と蒸発成分を含む該硬化樹脂の溶剤を混練して成
る試料を前記金属粉末層上に充填してこれを反応硬化さ
せ、以て金属粒体層を形成する工程と、このようにして
成形された積層体を離型・抜枠後、前記金属粉末層の表
面を加燃乾燥する工程とから成る多孔性金型の製造方法
を第2発明とするものである・(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
属粉末100重量部、ツーノール樹脂7〜20重量部及
び蒸発成分を含む該樹脂の溶剤5〜20重量部を混練し
て成る試料を枠体とマスターパターンプレートとによっ
て画成された空間内に2〜20朋の厚さで均一に充填し
てこれを硬化させ、以て金属粉末層を形成する工程と、
粒径が1〜3鰭の金属粒体及び2液性硬化樹脂と蒸発成
分を含む該硬化樹脂の溶剤を混練して成る試料を前記金
属粉末層上に充填してこれを反応硬化させ、以て金属粒
体層を形成する工程と、このようにして成形された積層
体を離型・抜枠後、前記金属粉末層の表面を加熱乾燥す
る工程とから成る多孔性金型の製造方法を第1発明とし
、 10〜50μの金属粉末100重量部、フェノール樹脂
7〜20重量部及び蒸発成分を含む該樹脂の溶剤5〜2
0重量部を混練して成る試料を枠体とマスターパターン
プレートとによって画成された空間内に2〜20−の厚
さで均一に充填してこれを硬化させ、以て金属粉末層を
形成する工程と、該金属粉末層上に複数の金網を重々載
置する工程と、粒径が1〜3Mの金属粉末及び2液性硬
化樹脂と蒸発成分を含む該硬化樹脂の溶剤を混練して成
る試料を前記金属粉末層上に充填してこれを反応硬化さ
せ、以て金属粒体層を形成する工程と、このようにして
成形された積層体を離型・抜枠後、前記金属粉末層の表
面を加燃乾燥する工程とから成る多孔性金型の製造方法
を第2発明とするものである・(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1実施例
まず200メツシ=アンダーの黄銅粉末6009 、フ
ェノール樹脂60g及び蒸発成分を含む樹脂溶剤として
エタノール60gを混練機で混練して湿態状の試料を作
り、これを300”X 300”×50’Hの枠体(1
)とマスターパターンプレート(2)とによって画成さ
れた空間内に3〜5flの厚さで振動充填する(第1図
参照)。該試料は所定時間放置しておくと、その構成物
である黄銅粉末(3)とフェノール樹脂(4)が大気中
の酸素と反応し、あるいは試料中の水分が消失して硬化
し、金属粉末層(5)が形成され、それと同時に溶剤中
の蒸発分が蒸発して、該金属粉末層(5)中に細かい気
孔(6)が形成される(第2図参照)。
ェノール樹脂60g及び蒸発成分を含む樹脂溶剤として
エタノール60gを混練機で混練して湿態状の試料を作
り、これを300”X 300”×50’Hの枠体(1
)とマスターパターンプレート(2)とによって画成さ
れた空間内に3〜5flの厚さで振動充填する(第1図
参照)。該試料は所定時間放置しておくと、その構成物
である黄銅粉末(3)とフェノール樹脂(4)が大気中
の酸素と反応し、あるいは試料中の水分が消失して硬化
し、金属粉末層(5)が形成され、それと同時に溶剤中
の蒸発分が蒸発して、該金属粉末層(5)中に細かい気
孔(6)が形成される(第2図参照)。
次に粒径1.2−の鉄鋼粒体1,200 g、フェノー
ル樹脂609とイソシアネート樹脂60gから成る2液
性硬化樹脂及び蒸発成分を含む樹脂溶剤としてのアセト
ン120gを混練機で混練して湿態状の試料を作り、こ
れを前記金属粉末層(5)上に振動充填し、反応硬化さ
せて金属粒体層(7)を形成する。この時、溶剤中の蒸
発分が蒸発して該金属粒体層(7)中に細かい気孔(8
)が形成される。なお、実験の結果該金属粒体層(7)
の気孔率は、前記金属粉末層(5)の気孔率よりも大き
いことが分った。
ル樹脂609とイソシアネート樹脂60gから成る2液
性硬化樹脂及び蒸発成分を含む樹脂溶剤としてのアセト
ン120gを混練機で混練して湿態状の試料を作り、こ
れを前記金属粉末層(5)上に振動充填し、反応硬化さ
せて金属粒体層(7)を形成する。この時、溶剤中の蒸
発分が蒸発して該金属粒体層(7)中に細かい気孔(8
)が形成される。なお、実験の結果該金属粒体層(7)
の気孔率は、前記金属粉末層(5)の気孔率よりも大き
いことが分った。
しかる後、前記マスターパターンプレート(2)を離型
すると共や二枠体(1)を抜枠すると、金属粉末層(5
)と金属粒体層(7)から成る積層物(9)が得られる
(第3図参照)。そして該積層物(9)における金属粉
末層(5)の表面を赤外線ランプで30分間、150℃
の温度で加熱乾燥して該積層物(9)の気孔率と強度を
′増大させる。
すると共や二枠体(1)を抜枠すると、金属粉末層(5
)と金属粒体層(7)から成る積層物(9)が得られる
(第3図参照)。そして該積層物(9)における金属粉
末層(5)の表面を赤外線ランプで30分間、150℃
の温度で加熱乾燥して該積層物(9)の気孔率と強度を
′増大させる。
このようにして得た金型の気孔率をアルコール浸漬法に
より測定したところ30%であった。また該金型の圧縮
強度は210に〜であった。更に該金型の寸法を測定し
たところ、マスターパターンプレートとほぼ同一寸法の
ものが得られた。モして該金型を真空成形装置にセット
して塩化ビニールシートを真空成形したところ、シート
は金型表面に短時間で吸引密着し、模様の鮮明な樹脂製
品が得られた。この時、金型にはクラックの発生は全く
なかった。
より測定したところ30%であった。また該金型の圧縮
強度は210に〜であった。更に該金型の寸法を測定し
たところ、マスターパターンプレートとほぼ同一寸法の
ものが得られた。モして該金型を真空成形装置にセット
して塩化ビニールシートを真空成形したところ、シート
は金型表面に短時間で吸引密着し、模様の鮮明な樹脂製
品が得られた。この時、金型にはクラックの発生は全く
なかった。
なお、金属粉末の種類としては、黄銅の他ムライト、酸
化鉄、還元鉄等を用いてもよく、また粒径としては10
〜50μのものが適当である。これは粒径が小さすぎる
と溶剤中の蒸発分が蒸発しにくく、気孔率が小さくなり
やすく、反面粒径が大きすぎると金型の表面形状や転写
性が悪くなるためである。
化鉄、還元鉄等を用いてもよく、また粒径としては10
〜50μのものが適当である。これは粒径が小さすぎる
と溶剤中の蒸発分が蒸発しにくく、気孔率が小さくなり
やすく、反面粒径が大きすぎると金型の表面形状や転写
性が悪くなるためである。
次にフェノール樹脂の量は、金属粉末100重量部に対
して7〜20重量部が適当である。これは1〜6重量部
であると充分な強度が得られず、反面20重量部以上に
なっても強度的には変らないためである。次にフェノー
ル樹脂の溶剤の量は5〜20重量部が適当である・これ
は5重量部以下であると金型の造型に必要な流動性が得
られず、反面20重量部以上になると蒸発時間が長くな
るだけで強度的には変らないためである。
して7〜20重量部が適当である。これは1〜6重量部
であると充分な強度が得られず、反面20重量部以上に
なっても強度的には変らないためである。次にフェノー
ル樹脂の溶剤の量は5〜20重量部が適当である・これ
は5重量部以下であると金型の造型に必要な流動性が得
られず、反面20重量部以上になると蒸発時間が長くな
るだけで強度的には変らないためである。
次に金属粒体の種類としては、金属粉末と同種でも異種
でもよく、粒径としては1〜3鵡のものが通気性の点か
ら好適である。
でもよく、粒径としては1〜3鵡のものが通気性の点か
ら好適である。
第2実施例
まず第1実施例と同様に200メツシユアンダーの黄銅
粉末600g、フェノール樹脂609及びエタノール6
09を混練機で混練して湿態状の試料を作り、これを3
00”X 300m”X 50”Hの゛枠体(1)とマ
スターパターンプレート(2)によって画成された空間
内に3〜5flの厚さで振動充填する(第4図参照)。
粉末600g、フェノール樹脂609及びエタノール6
09を混練機で混練して湿態状の試料を作り、これを3
00”X 300m”X 50”Hの゛枠体(1)とマ
スターパターンプレート(2)によって画成された空間
内に3〜5flの厚さで振動充填する(第4図参照)。
所定時間放置しておくと該試料が硬化して金属粉末層’
(11)が形成され、それと同時に溶剤中の蒸発分が蒸
発して該金属粉末層(11)中に細かい気孔が形成され
る。次に前記金属粉末層(11)上に、直径0.3鱈の
樹脂被覆軟鋼線より成り、目開き1.410μ、16メ
ツシーの金網(12)を20枚、上下に積重ねた状態で
載置する。しかる後、第1実施例と同様に、粒径1.2
fiの鉄鋼粒体1.200g、フェノール樹脂609と
イソシアネート樹脂60すから成る2液性硬化樹脂及び
蒸発成分を含む樹脂溶剤としてのアセトン1209を混
練機で混練して湿態状の試料を作り、これを前記金網(
12)の網目を通して前記金属粉末層(11)上に振動
充填し、反応硬化させて金属粒体層(13)を形成する
。この時、溶剤中の蒸発分が蒸発して該金属粒体層(1
3)中に細かい気孔(但しその気孔率は前記金属粉末層
のそれよりも大きい’) (14)が形成される。
(11)が形成され、それと同時に溶剤中の蒸発分が蒸
発して該金属粉末層(11)中に細かい気孔が形成され
る。次に前記金属粉末層(11)上に、直径0.3鱈の
樹脂被覆軟鋼線より成り、目開き1.410μ、16メ
ツシーの金網(12)を20枚、上下に積重ねた状態で
載置する。しかる後、第1実施例と同様に、粒径1.2
fiの鉄鋼粒体1.200g、フェノール樹脂609と
イソシアネート樹脂60すから成る2液性硬化樹脂及び
蒸発成分を含む樹脂溶剤としてのアセトン1209を混
練機で混練して湿態状の試料を作り、これを前記金網(
12)の網目を通して前記金属粉末層(11)上に振動
充填し、反応硬化させて金属粒体層(13)を形成する
。この時、溶剤中の蒸発分が蒸発して該金属粒体層(1
3)中に細かい気孔(但しその気孔率は前記金属粉末層
のそれよりも大きい’) (14)が形成される。
しかる後、前記マスターバタ・−ンプレート(2)を離
型すると共に枠体(1)を抜枠すると、金属粉末層(1
1)と金属粒体層(13)から成る積層物(15)が得
られる(第5図参照)。そして該積層物(15)におけ
る金属粉末層(11)の表面を赤外線ランプで30分間
、150℃の表面温度で加熱乾燥して該積層物(15)
の気孔率と強度を増大させる。 、このようにシて得
た金型の気孔率をアルコール浸漬法により測定したとこ
ろ30%であった。また該金型の圧縮強度は750 K
V6.l言でありだ。更に該金型の寸法を測定したとこ
ろ、マスターパターンプレートとほぼ同一寸法のものが
得られた。モして該金型を真空成形装置にセットして塩
化ビニールシートを真空成形したところ、シートは金型
表面に短時間で吸引密着し、模様の鮮明な樹脂製品が得
られた。この時、金型にはクラックの発生は全くなかっ
た。
型すると共に枠体(1)を抜枠すると、金属粉末層(1
1)と金属粒体層(13)から成る積層物(15)が得
られる(第5図参照)。そして該積層物(15)におけ
る金属粉末層(11)の表面を赤外線ランプで30分間
、150℃の表面温度で加熱乾燥して該積層物(15)
の気孔率と強度を増大させる。 、このようにシて得
た金型の気孔率をアルコール浸漬法により測定したとこ
ろ30%であった。また該金型の圧縮強度は750 K
V6.l言でありだ。更に該金型の寸法を測定したとこ
ろ、マスターパターンプレートとほぼ同一寸法のものが
得られた。モして該金型を真空成形装置にセットして塩
化ビニールシートを真空成形したところ、シートは金型
表面に短時間で吸引密着し、模様の鮮明な樹脂製品が得
られた。この時、金型にはクラックの発生は全くなかっ
た。
(発明の効果)
本発明の第1の特徴は、金型を構成する金属粉末及び金
属粒体の硬化が主として樹脂の化学反応を利用して行な
われ、硬化物を加熱するのは樹脂の化学反応を促進する
補助的な手段にすぎない点である。また金型の気孔も主
として樹脂溶剤に含まれた蒸発成分の自然蒸発によって
形成されるものであり、硬化物を加熱するのは溶剤の蒸
発を促進する補助的手段にすぎない。このため硬化物の
加熱温度は従来方法よりも大巾に低下され、また加熱時
間も大巾に短縮されて熱エネルギーの消費が少なくなり
、製作コストがより安価になる。また金型の製作時間も
大巾に短縮され、生産性が向上する。更には熱による歪
やクラックの発生がないため、大きな金型も成形できる
。
属粒体の硬化が主として樹脂の化学反応を利用して行な
われ、硬化物を加熱するのは樹脂の化学反応を促進する
補助的な手段にすぎない点である。また金型の気孔も主
として樹脂溶剤に含まれた蒸発成分の自然蒸発によって
形成されるものであり、硬化物を加熱するのは溶剤の蒸
発を促進する補助的手段にすぎない。このため硬化物の
加熱温度は従来方法よりも大巾に低下され、また加熱時
間も大巾に短縮されて熱エネルギーの消費が少なくなり
、製作コストがより安価になる。また金型の製作時間も
大巾に短縮され、生産性が向上する。更には熱による歪
やクラックの発生がないため、大きな金型も成形できる
。
本発明の第2の特徴は、金型の型面附近は金属粉末層で
構成し、それ以外の部分は金属粒体層で構成したことで
ある。その結果、転写性に優れると共に通気性にも優れ
た金型が得られる。
構成し、それ以外の部分は金属粒体層で構成したことで
ある。その結果、転写性に優れると共に通気性にも優れ
た金型が得られる。
本発明の第3の特徴は、金型内部に複数の金網を積み重
ねて配設することにより、金型の圧縮強度をより向上さ
せることができると共に歪の発生を防止し、寸法精度を
向上させることができることである。
ねて配設することにより、金型の圧縮強度をより向上さ
せることができると共に歪の発生を防止し、寸法精度を
向上させることができることである。
第1図は本発明の第1実施例における一製造工程を示す
断面図、第2図は本発明の第1実施例で製造中の金型に
おける金属粉末層の組織図、第3図は本発明の第1実施
例で製造された金型の断面図、第4図は本発明の第2実
施例における一製造工程を示す断面図、第5図は本発明
の第2実施例で製造された金型の断面図である。 (1) :枠体(2) :マスターパターンプl/−ト
(5) (11) :金属粉末層 (7) (13)
:金属粒体層(9) (15) :積層体 (12)
:金網第1田 多2図 ′#−3聞 舛4囚 〉5凶
断面図、第2図は本発明の第1実施例で製造中の金型に
おける金属粉末層の組織図、第3図は本発明の第1実施
例で製造された金型の断面図、第4図は本発明の第2実
施例における一製造工程を示す断面図、第5図は本発明
の第2実施例で製造された金型の断面図である。 (1) :枠体(2) :マスターパターンプl/−ト
(5) (11) :金属粉末層 (7) (13)
:金属粒体層(9) (15) :積層体 (12)
:金網第1田 多2図 ′#−3聞 舛4囚 〉5凶
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 10〜50μの金属粉末100重量部、フェノール
樹脂7〜20重量部及び蒸発成分を含む該樹脂の溶剤5
〜20重量部を混練して成る試料を枠体(1)とマスタ
ーパターンプレート(2)によって画成された空間内に
2〜20mmの厚さで均一に充填してこれを硬化させ、
以て金属粉末層(5)を形成する工程と、粒径が1〜3
mmの金属粒体及び2液性硬化樹脂と蒸発成分を含む該
硬化樹脂の溶剤を混練して成る試料を前記金属粉末層(
5)上に充填してこれを反応硬化させ、以て金属粒体層
(7)を形成する工程と、このようにして成形された積
層体(9)を離型・抜枠後、前記金属粉末層(5)の表
面を加熱乾燥する工程とから成ることを特徴とする多孔
性金型の製造方法。 2 10〜50μの金属粉末100重量部、フェノール
樹脂7〜20重量部及び蒸発成分を含む該樹脂の溶剤5
〜20重量部を混練して成る試料を枠体(1)とマスタ
ーパターンプレート(2)によって画成された空間内に
2〜20mmの厚さで均一に充填してこれを硬化させ、
以て金属粉末層(11)を形成する工程と、該金属粉末
層(11)上に複数の金網(12)を積層して配設する
工程と、粒径が1〜3mmの金属粒体及び2液性硬化樹
脂と蒸発成分を含む該硬化樹脂の溶剤を混練して成る試
料を前記金属粉末層(11)上に充填してこれを反応硬
化させ、以て金属粒体層(13)を形成する工程と、こ
のようにして形成された積層体(15)を離型・抜枠後
、前記金属粉末層(11)の表面を加熱乾燥する工程と
から成ることを特徴とする多孔性金型の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1956887A JPS63188006A (ja) | 1987-01-29 | 1987-01-29 | 多孔性金型の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1956887A JPS63188006A (ja) | 1987-01-29 | 1987-01-29 | 多孔性金型の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63188006A true JPS63188006A (ja) | 1988-08-03 |
Family
ID=12002896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1956887A Withdrawn JPS63188006A (ja) | 1987-01-29 | 1987-01-29 | 多孔性金型の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63188006A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006326904A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Toyota Boshoku Corp | 表皮材成形型およびその製造方法 |
JP2007083586A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Toyota Boshoku Corp | 表皮材成形型 |
JP2007216638A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Toyota Boshoku Corp | 表皮材成形型およびその製造方法 |
-
1987
- 1987-01-29 JP JP1956887A patent/JPS63188006A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006326904A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Toyota Boshoku Corp | 表皮材成形型およびその製造方法 |
JP2007083586A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Toyota Boshoku Corp | 表皮材成形型 |
JP2007216638A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Toyota Boshoku Corp | 表皮材成形型およびその製造方法 |
JP4619301B2 (ja) * | 2006-02-20 | 2011-01-26 | トヨタ紡織株式会社 | 表皮材成形型およびその製造方法 |
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Date | Code | Title | Description |
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