JP2000272982A - 窯業系建材の養生方法 - Google Patents

窯業系建材の養生方法

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JP2000272982A
JP2000272982A JP8266399A JP8266399A JP2000272982A JP 2000272982 A JP2000272982 A JP 2000272982A JP 8266399 A JP8266399 A JP 8266399A JP 8266399 A JP8266399 A JP 8266399A JP 2000272982 A JP2000272982 A JP 2000272982A
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boardlike
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JP8266399A
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English (en)
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Takayoshi Obata
敬良 小畠
Takashi Sakakibara
孝志 榊原
Atsuyuki Ohashi
惇志 大橋
Yasuaki Matsuo
泰明 松尾
Masashi Inoue
勝支 井上
Kazuo Hashi
和男 橋
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B40/00Processes, in general, for influencing or modifying the properties of mortars, concrete or artificial stone compositions, e.g. their setting or hardening ability
    • C04B40/02Selection of the hardening environment

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 窯業系建材を多数積み重ねて養生する場合、
養生中の熱、水分の影響により建材が寸法変化するのを
防止することを課題とする。 【解決手段】セメント、石膏等の水硬性無機質原料に必
要な添加材と水とを添加混合してなる無機質配合材料か
ら成形された板状体1をパレット2に積み重ねて養生す
るに際し、前記積み重ね体に熱伝導の良い板状体3を介
挿し、周囲温度を40℃以下の低温あるいは室温、周囲
湿度を約100%の雰囲気条件として養生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は窯業系建材の養生
方法に関し、詳しくはセメント、又は石膏を主原料とす
る窯業系建材の養生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、セメント、石膏等の水硬性原料に
補強繊維や軽量骨材を加え、加水の上混練した無機質配
合材料から無機質建材を成形し養生する場合、パレット
上に成形体を数段〜数十段積み重ね、これをパレットご
と養生室へ搬入して例えば雰囲気温度70℃、湿度10
0%の雰囲気条件の元で、20時間養生を行なうといっ
た養生方法や、パレットを自然状態のまま、例えば40
時間自然養生を行なうといった養生方法が一般的に採ら
れている。
【0003】ところで上記した蒸気養生にせよ自然養生
にせよ、多段積み重ねにより養生を行なうと養生後の成
形体の寸法にバラツキが生じることがある問題があっ
た。この原因は、まず、これらの養生方法により成形体
の寸法が伸びるという現象による。即ち、前者の蒸気養
生では、無機質建材の積み重ね体に高い雰囲気温度から
くる熱が与えられることにより熱膨張が起こる。
【0004】さらに、養生初期における成形体と雰囲気
温度の差から生じる積み重ね体表面の結露により膨潤が
おこるといった現象も発生する。これらが成形体の伸び
となるが、伸びる度合いは配合の微妙な差などからくる
材料特性にも依存する。この場合、配合を正確に一定化
することは事実上不可能なため、結果として成形体の寸
法差、即ちバラツキとなる。
【0005】さらには積み重ね体の位置によって温度が
異なってしまうこと、および、水分移動により含水率が
異なってしまうことにより、成形体の伸びが異なる現象
も存在する。後者の自然養生では、雰囲気温度より熱が
与えられる現象や、温度差による結露現象は起こらない
ので伸び現象は幾分低減されるが、積み重ね体内部にセ
メントの反応熱が蓄積されることにより、積み重ね体の
位置、特に上下方向の位置の違いで温度が異なってしま
うことや、水分移動により含水率が異なってしまうこと
などより、成形体の伸びが異なる現象は依然存在し、こ
れらによるバラツキは蒸気養生の場合と比べて小さくな
ってはいるもののなお不十分なレベルである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題を
解消し、多数の無機質建材を積み重ねしたまま養生して
も、養生条件によって板材の寸法変化が生じないように
することを課題としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1の窯業系建材の養生方法は、セメント、石
膏等の水硬性無機質原料に必要な添加材と水とを添加混
合してなる無機質配合材料から成形された板状体をパレ
ットに積み重ねて養生するに際し、前記積み重ね体に熱
伝導の良い板状体を介挿し、周囲温度を40℃以下の低
温あるいは室温、周囲湿度を約100%の雰囲気条件と
して養生する。
【0008】この方法によれば、積み重ねられた板状体
の内部温度は、間に介挿された熱伝導性の良い板状体に
よって発散され、内部が反応熱によって高温化してしま
うのが防止されて熱膨張が極小化され、また、室温で養
生するので前記放熱性が良いことと相俟って積み重ね体
上下間の温度差に起因する水分移動も温度差の極小化や
前記板状体の遮蔽効果により防止でき、水分分布の不均
一による膨潤変形も防止される。また、乾燥による収縮
も起こらない。
【0009】請求項2の窯業系建材の養生方法は、セメ
ント、石膏等の水硬性無機質原料に必要な添加材と水と
を添加混合してなる無機質配合材料から成形された板状
体を一枚毎パレットに積載し、該パレットを空間を隔て
て積み重ね周囲温度を40℃以下の低温あるいは室温、
周囲湿度を約100%の雰囲気条件として養生する。こ
の発明の場合は、一枚毎に分けて積み重ね養生するの
で、前記方法と同様放熱性が良く、熱膨張や膨潤乾燥に
よる寸法変化は生じない。
【0010】なお、上記において、室温とは、板状体を
成形している装置の周囲雰囲気温度をいい、冬季であれ
ば10℃〜15℃、夏期であれば30℃〜40℃などの
温度となる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施例について
説明する。 実施例1 セメント45重量%、珪砂45重量%、パルプ8重量
%、ビニロン繊維1量%メチルセルロース1重量%の配
合にて無機質混練物を作り、この組成物を圧力5〜15
kg/cmで押出し、厚さ20mm、幅300mm、長さ3
000mmの板状体を成形し、これをプレス盤で圧縮し
て表面に凹凸模様を付し、この成形板1を図1に示すよ
うに、パレット2上に積み重ねた。
【0012】積み重ねは成形板1を七枚重ねる毎に一枚
のアルミ軽合金製金属板3を介挿し全部で70枚の成形
板1と9枚のアルミ軽合金製金属板3を積み重ねした。
そして、このパレット2を養成室内へと搬入した。養生
条件として、養生室内の温度を成形板1を成形した時の
常温である20℃とし、湿度を100%として20時間
養生した。
【0013】養生中成形板1の間に介挿したアルミ軽合
金製金属板3の温度を測定したところ、いずれも20〜
25℃と内部が高温化するのが良好に防止されているの
が確認された。 実施例2 実施例1と同じ板状体1を成形し、これをプレス盤で圧
縮して表面に凹凸模様を付し、この成形板1をパレット
2上に移載した。
【0014】このパレット2…2を図2に示すようにパ
レット2の表面に隙間Tが形成されるように積み重ね、
実施例1と同じ養生条件の養生室へ搬入し養生した。 比較例 実施例1と同じ板状体1を成形し、これをプレス盤で圧
縮して表面に凹凸模様を付し、この成形板1をパレット
2上に移載した。
【0015】積み重ねは図3に示すように成形板1をそ
のまま70枚重ね、この積み重ねしたパレット2を養成
室内へと搬入した。そして、養生室内の温度70℃、湿
度100%の条件で養生した。次に実施例1、2及び比
較例で得た板材につき寸法を一枚ごと測定し、そのバラ
ツキを試験したところ、図4に示すように実施例ではプ
レス後の寸法バラツキ幅X1に対し、養生後の寸法バラ
ツキの幅Y1がほぼ同じ幅となっていたのに対し、比較
例の場合は、図5に示すように、プレス後の寸法バラツ
キ幅X2に対し、養生後の寸法バラツキの幅Y2が広が
っており、このことから実施例のものは養生中における
寸法変化が少ないことが判明した。
【0016】なお、板状体1の成形時の常温として、上
記以外の30℃、40℃の場合に同様に養生を実施した
が、結果は図4に示したのとほぼ同じ結果となった。
【0017】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、多重に積み重ねた状態で窯業系建材を養生して
も、外部から熱せられることはなく、間に介挿した金属
板によって積極的な放熱が図られ、内部の温度上昇が極
小化され、熱膨張が抑制されると同時に養生時の雰囲気
温度も成形時の常温とするので大きな温度差に起因する
結露や、その水分による膨潤など、寸法バラツキの原因
となる寸法変化が有効に低減され、寸法精度の良い製品
が大量生産できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における成形板の積み重ね状態を示す
側面図である。
【図2】実施例2における成形板の積み重ね状態を示す
側面図である。
【図3】比較例における成形板の積み重ね状態を示す側
面図である。
【図4】実施例1、2で養生した板材の寸法変化を示す
グラフである。
【図5】比較例で養生した板材の寸法変化を示すグラフ
である。
【符号の説明】
1 成形板 2 パレット 3 アルミ軽合金製金属板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 惇志 兵庫県尼崎市浜一丁目1番1号 株式会社 クボタ技術開発研究所内 (72)発明者 松尾 泰明 兵庫県尼崎市浜一丁目1番1号 株式会社 クボタ技術開発研究所内 (72)発明者 井上 勝支 兵庫県尼崎市浜一丁目1番1号 株式会社 クボタ技術開発研究所内 (72)発明者 橋 和男 兵庫県尼崎市浜一丁目1番1号 株式会社 クボタ技術開発研究所内 Fターム(参考) 4G012 RA03 RA05 RB02 4G055 AA04 AC01 BA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメント、石膏等の水硬性無機質原料に
    必要な添加材と水とを添加混合してなる無機質配合材料
    から成形された板状体をパレットに積み重ねて養生する
    に際し、前記積み重ね体に熱伝導の良い板状体を介挿
    し、周囲温度を40℃以下の低温あるいは室温、周囲湿
    度を約100%の雰囲気条件として養生することを特徴
    とする窯業系建材の養生方法。
  2. 【請求項2】 セメント、石膏等の水硬性無機質原料に
    必要な添加材と水とを添加混合してなる無機質配合材料
    から成形された板状体を一枚毎パレットに積載し、該パ
    レットを空間を隔てて積み重ね周囲温度を40℃以下の
    低温あるいは室温、周囲湿度を約100%の雰囲気条件
    として養生することを特徴とする窯業系建材の養生方
    法。
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