JPH11290563A - 刺繍ミシンの制御装置及び模様データを記録した記録媒体 - Google Patents

刺繍ミシンの制御装置及び模様データを記録した記録媒体

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JPH11290563A
JPH11290563A JP11609398A JP11609398A JPH11290563A JP H11290563 A JPH11290563 A JP H11290563A JP 11609398 A JP11609398 A JP 11609398A JP 11609398 A JP11609398 A JP 11609398A JP H11290563 A JPH11290563 A JP H11290563A
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sewing
embroidery
stitches
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JP11609398A
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Masaki Shimizu
正樹 清水
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縫製処理途中に発生する糸切れや縫目不良等
の発生を極力防止しながら縫い上がり品質や縫製作業の
作業性を改善でき、更に縫製作業の能率化を図ること。 【解決手段】 ディスプレイに表示される設定情報設定
画面を介して、設定項目「糸切れ判定針数」、「上限回
転数」、「下限回転数」、「色替え用針棒」・・・の設
定情報、「糸切れ指令情報」や「糸切れセンサ有効無効
の情報」を縫製針数に関連付けて設定し、フロッピーデ
ィスクの縫製用設定情報メモリ55bに、模様データの
刺繍模様名に対応付けて設定しておくことで、縫製サイ
クル毎にカウントアップされる針数カウント値で指示す
る針数に関連する縫製用設定情報が読み込まれて該当す
るメモリに書込まれ、その設定値で以て糸切れ判定針数
やミシンモータの回転数制限などを任意の縫製途中で適
宜変更される。また、糸切り動作や色替え動作をその都
度実行することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刺繍ミシンの制御
装置及び模様データを記録した記録媒体に関し、特に縫
製針数に対応させて予め記憶した縫製用設定情報によ
り、模様データに基づいて刺繍模様を縫製中に、ミシン
モータの回転数や糸切れ感度の為の針数などを任意の縫
製位置で逐次設定変更できるようにした技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トレーナーやTシャツなどの加工
布を装着する布保持枠を移動駆動させる刺繍装置を備え
た工業用の刺繍ミシンにおいては、縫製に際して、刺繍
する模様に最適な大きさや形状を有する布保持枠を刺繍
装置に取付ける一方、刺繍模様を選択し、その刺繍模様
を縫製する為に、縫製に関する種々の設定項目の設定
を、ディスプレイに表示させたフォーマット設定画面に
より設定値で以て、或いは設定スイッチを用いて設定す
るようにしている。これら複数の設定項目としては、例
えば、「縫製速度」、布保持枠の「枠待避位置」、「糸
切れ感度針数」・・などが設けられている。
【0003】設定項目「縫製速度」の設定値としては、
標準的な1分間の縫目数又はミシンモータの回転数であ
り、設定項目「枠待避位置」の設定値としては、刺繍糸
の色替えや縫製終了に際して、布保持枠を一時的に移動
させる所定の待避位置を指示した位置データであり、設
定項目「糸切れ感度針数」の設定値としては、糸切れセ
ンサにより上糸の繰り出しが検出されないときに、糸切
れ発生を判定する為の針数である。そして、これら複数
の設定項目の各々について設定した後、縫製開始スイッ
チを操作して刺繍模様を縫製するようにしている。即
ち、これら「縫製速度」や「糸切れ感度針数」などの設
定項目は、基本的に1種類だけ設定可能で、刺繍模様全
体の縫製処理に対して適用されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、刺繍
ミシンで加工布に刺繍模様を縫製するのに際して、実際
の縫製速度としては、標準的な縫目ピッチのときに「縫
製速度」の設定値を適用する一方、縫目ピッチが標準よ
りも小さい縫目部分については、その設定速度よりも高
速になることで、その縫目部分に縫目不良が発生して見
栄えが悪くなるという場合がある。そこで、「縫製速
度」の設定値を小さく設定する場合には、縫目不良を改
善できるが、縫製処理の全般に亙って低速で縫製され、
縫製作業能率が低下するという問題がある。
【0005】また、「糸切れ感度針数」についても同様
に1種類だけなので、小さな縫目ピッチが連続した後に
大きな縫目ピッチが続くような場合に、小さな縫目ピッ
チに対処するように、「糸切れ感度針数」を大きく設定
して縫製を開始し、縫目ピッチが大きくなる縫製途中か
ら、「糸切れ感度針数」の設定値を小さくしたいときで
も変更できないため、糸切れ検知の為の判定が遅れて空
縫いの縫目が多くなり、修復作業により多くの無駄な作
業時間を費やすという問題がある。
【0006】更に、模様データによって、縫目長さが大
きくなったり小さくなったりするような特殊な縫目を形
成するような特定の縫製位置で糸切れが頻繁に発生し易
いこともあり、この場合には、その糸切れの発生を防止
する為に「縫製速度」の設定値を小さくすることになる
が、この場合にも同様に、縫製作業能率が低下するとい
う問題もある。本発明の目的は、縫製処理途中に発生す
る糸切れや縫目不良等の発生を極力防止しながら、縫い
上がり品質や縫製作業の作業性を改善でき、更に縫製作
業の能率化を図ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の刺繍ミシンの
制御装置は、加工布を送る布送り手段と、加工布に縫製
を施す縫製手段と、それら布送り手段と縫製手段を制御
する制御手段とを備え、刺繍模様の模様データに基づい
て刺繍模様を縫製可能な刺繍ミシンにおいて、各刺繍模
様の模様データに対応付けて予め設定された縫製用設定
情報であって、刺繍模様の1針目から数える針数と関連
付けて設定された縫製用設定情報を記憶した情報記憶手
段と、刺繍模様の縫製の際に、その刺繍模様に対応する
設定情報を情報記憶手段から読み出し、針数計数手段で
計数した針数に関連する縫製用設定情報を制御手段に出
力する情報出力制御手段とを備えたものである。
【0008】情報記憶手段には、刺繍模様の1針目から
数える針数と関連付けて設定された種々の縫製用設定情
報が、各刺繍模様の模様データに対応付けて予め設定し
て記憶されている。即ち、例えば、ディスプレイに表示
した設定情報設定画面を介して設定された設定情報を針
数に関連付けて記憶したり、実際に試し縫いの為の縫製
処理を行なう途中で、糸切れや縫目不良の縫製位置でミ
シンを停止し、設定情報設定画面を介して設定情報を設
定することで、その設定された設定情報を縫製停止位置
の針数に対応付けて記憶させるようにしたものである。
【0009】そして、情報出力制御手段は、刺繍模様の
縫製の際に、その刺繍模様に対応する設定情報を情報記
憶手段から読み出し、その設定情報のうちから、針数計
数手段で計数した針数に関連する縫製用設定情報を制御
手段に出力する。その結果、制御手段が布送り手段や縫
製手段を制御するに際して、供給された縫製用設定情報
に基づいて、例えば、ミシンモータの回転数を制限した
り、糸切れ感度の為の針数を新規に設定するなど、新規
に設定された制御値に基づいて制御する。
【0010】請求項2の刺繍ミシンの制御装置は、請求
項1の発明において、前記縫製用設定情報は、針数と関
連付けて設定されたミシンモータ下限回転数及び上限回
転数の情報を含むことを特徴とするものである。この場
合、縫製用設定情報として、ミシンモータ下限回転数の
情報を針数と関連付けて設定することで、その針数に対
応する縫製途中から縫製速度が低速にならないように速
度制限できる。また、ミシンモータ上限回転数の情報を
針数と関連付けて設定することで、例えば、小さな縫目
ピッチが連続することから高速で縫製されて糸切れが発
生し易いような縫目部分に対して速度制限でき、糸切れ
を防止することができる。その他請求項1と同様の作用
を奏する。
【0011】請求項3の刺繍ミシンの制御装置は、請求
項1又は2の発明において、前記縫製用設定情報は、針
数と関連付けて設定された糸切れセンサ感度情報を含む
ことを特徴とするものである。この場合、縫製用設定情
報として、糸切れセンサ感度情報を針数と関連付けて設
定することで、大きな縫目ピッチから小さな縫目ピッチ
に変更され、または小さな縫目ピッチから大きな縫目ピ
ッチに変更される縫製途中において、縫目ピッチに応じ
た最適な糸切れ判定針数にその都度切換えて設定でき
る。その他請求項1又は2と同様の作用を奏する。
【0012】請求項4の刺繍ミシンの制御装置は、請求
項1〜3の何れか1項の発明において、前記縫製用設定
情報は、針数と関連付けて設定された枠振り幅補正情報
を含むことを特徴とするものである。この場合、縫製用
設定情報として、枠振り幅補正情報を針数と関連付けて
設定することで、布保持枠の振り幅を、指示した送り量
となるように補正することができる。その他請求項1〜
3の何れか1項と同様の作用を奏する。
【0013】請求項5の刺繍ミシンの制御装置は、請求
項1〜4の何れか1項の発明において、前記縫製用設定
情報は、針数と関連付けて設定された色替え用針棒情報
及び糸切り指令情報を含むことを特徴とするものであ
る。この場合、縫製用設定情報として、色替え用針棒情
報及び糸切り指令情報を針数と関連付けて設定すること
で、縫製途中の特定針位置において、色替えの際の針棒
を指定でき、また糸切り動作を指令できる。その他請求
項1〜4の何れか1項と同様の作用を奏する。
【0014】請求項6の刺繍ミシンの制御装置は、請求
項1〜5の何れか1項の発明において、前記縫製用設定
情報は、針数と関連付けて設定された糸切れセンサ有効
無効の情報、枠待避位置の情報、枠待避指令情報のうち
の少なくとも1つの情報を含むことを特徴とするもので
ある。この場合、縫製用設定情報として、糸切れセンサ
有効無効の情報、枠待避位置の情報、枠待避指令情報の
うちの少なくとも1つの情報を針数と関連付けて夫々設
定することで、縫製途中の特定針位置において、糸切れ
センサ作動の有効無効を切換えでき、色替えや縫製終了
時の枠待避位置を指定でき、枠待避を指令できる。その
他請求項1〜5の何れか1項と同様の作用を奏する。
【0015】請求項7の模様データ記録媒体は、複数の
刺繍模様の模様データを記録した記録媒体において、各
刺繍模様の模様データに対応付けて予め設定された縫製
用設定情報であって、刺繍模様の1針目から数える針数
と関連付けて設定された縫製用設定情報を記録したもの
である。
【0016】この模様データ記録媒体には、複数の刺繍
模様の模様データが記録されるとともに、刺繍模様の1
針目から数える針数と関連付けて設定された縫製用設定
情報が、各刺繍模様の模様データに対応付けて予め設定
して記録されているので、この模様データ記録媒体を刺
繍ミシンに装着して刺繍模様を縫製する際に、その刺繍
模様に対応する設定情報を読み出し、その設定情報のう
ちから、縫製開始後の縫製針数に関連する縫製用設定情
報を刺繍ミシンの制御手段に出力することで、請求項1
と同様に作用する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。本実施形態は、3台の刺
繍機を備え、各刺繍機において、糸輪捕捉用の全回転釜
をミシンモータとは独立に釜駆動モータで回転駆動する
ようにしたシリンダ状のベッド部を有する多頭式刺繍ミ
シンに本発明を適用した場合のものである。
【0018】この多頭式刺繍ミシンMについて説明する
と、図1に示すように、左右方向に延びるベースフレー
ム1の上面の後部側には、左右方向に所定長さを有する
平面視略矩形状のミシン支持板2が配設され、このミシ
ン支持板2の後端部分には、左右方向に延びる支持フレ
ーム3が立設され、この支持フレーム3に、3つのヘッ
ド部4〜6が所定間隔毎に左右方向に並設されるととも
に、ミシン支持板2の前端部に位置するベースフレーム
1には、これらヘッド部4〜6の各々に対応させて配設
されたベッドユニットに構成されたシリンダ状のベッド
部7〜9の後端部が夫々支持されている。
【0019】即ち、支持フレーム3に設けられたへッド
部4〜6と、独立構造のベッド部7〜9とからなる3台
の多針式刺繍機M1〜M3が並設されている。これら刺
繍機M1〜M3のヘッド部4〜6の各々の前端部には、
針棒ケース12が左右方向移動可能に夫々支持され、こ
の針棒ケース12には、左右方向に1列状に配列された
9本の針棒が上下動可能に支持されるとともに、9個の
天秤10が揺動可能に支持され、各針棒の下端には縫針
11が装着されている。また各針棒ケース12は、針棒
変更モータ49(図2参照)で駆動される針棒変更機構
(図示略)により、一斉に左右方向に移動されて、糸色
の色替え動作が可能になっている。
【0020】ここで、図示を省略しているが、各ヘッド
部4〜6には、上下駆動していた針棒をその針上位置に
強制的にジャンプさせる針棒ジャンプ機構が設けられて
いる。ところで、ミシン支持板2の前側には、ベッド部
7〜9の上面と同一高さになるように、作業用テーブル
13が水平に配設され、ベースフレーム1に支持されて
いる。そして、この作業用テーブル13と、この作業用
テーブル13の左右両側に設けられた1対の補助テーブ
ル14・15とに亙って、左右方向に延びる平面視矩形
枠状の可動枠16が載置され、その可動枠16には各刺
繍機M1〜M3に対応させて布保持枠17が夫々取付け
られている。
【0021】そして、この可動枠16の右端部の駆動枠
部16aがX軸駆動機構(図示略)によりX軸方向(左
右方向)に移動駆動されるとともに、その左端部の駆動
枠部16bと駆動枠部16aとがY軸駆動機構(図示
略)によりY軸方向(前後方向)に移動駆動される。従
って、可動枠16は、X軸駆動モータ50(図2参照)
で駆動されるX軸駆動機構とY軸駆動モータ51(図2
参照)で駆動されるY軸駆動機構とにより、XY平面上
を移動可能になっている。
【0022】また、補助テーブル14の後側には、液晶
ディスプレイ21やキーボード22を接続し、多頭式刺
繍ミシンMを制御する制御ボックス20が設けられ、ま
た電源スイッチや各種のスイッチ及び表示ランプを備え
た操作パネル52(図2参照)が設けられている。ここ
で、駆動モータ50,51やX軸駆動機構及びY軸駆動
機構などが可動枠16や布保持枠17を移動させる布送
り手段に相当する。
【0023】ところで、各ベッド部7〜9は、前後方向
に延びる筒状のベッドユニットに構成されており、各ベ
ッド部7〜9内の前端部分には、全回転釜(図示略)
と、この全回転釜を駆動するパルスモータからなる釜駆
動モータ67とが一体的にモジュール化して取付けられ
ており、この釜駆動モータ67は図示外の同期駆動制御
により駆動されることで、全回転釜が針棒の上下動と調
時して同期駆動制御されるようになっている。ここで、
図示を省略しているが、各ベッド部7〜9内の先端部に
は、可動刃を揺動させることで固定刃と協働して上糸と
下糸とを切断する糸切り機構が設けられ、この糸切り機
構は糸切りモータ69(図2参照)で駆動される。
【0024】次に、多頭式刺繍ミシンMの制御系の概要
について、図2のブロック図に基づいて説明する。釜駆
動制御以外の刺繍ミシンM全体の制御を司るミシン制御
装置30は、制御ボックス20内に設けられ、CPU3
1とROM32及びRAM33とを含むマイクロコンピ
ュータと、そのマイクロコンピュータにデータバスなど
のバスを介して接続された入力インターフェース(図示
略)及び出力インターフェース(図示略)などから構成
されている。
【0025】ミシン制御装置30には、ヘッド部4に関
して、針棒ジャンプ機構を作動させる針棒ジャンプ用ソ
レノイド40の為の駆動回路34と、押え足駆動ソレノ
イド41の為の駆動回路35と、糸切れセンサ42とが
接続されている。また、その他のヘッド部5,6につい
ても同様のソレノイド40,41や糸切れセンサ42が
設けられ、ミシン制御装置30に同様に接続されてい
る。
【0026】更に、ミシン制御装置30には、インダク
ションモータからなるミシンモータ45を駆動する駆動
回路36と、ミシンモータ45に設けられたディスクエ
ンコーダの1回転で複数個のスリット信号を出力する第
1エンコーダセンサ46と、この第1エンコーダセンサ
46の1回転で1個の主軸同期信号を出力する主軸原点
センサ47とが接続されている。
【0027】更に、ミシン制御装置30には、針棒の停
止位置を検出する停止位置センサ48と、ディスプレイ
(LCD)21を表示制御するディスプレイコントロー
ラ(DC)23と、針棒ケース12を移動させる針棒変
更モータ49の為の駆動回路37と、X軸駆動モータ5
0の為の駆動回路38と、Y軸駆動モータ51の為の駆
動回路39と、操作パネル52と、文字や記号等を入力
するキーボード22と、フロッピーディスク55を着脱
可能なフロッピーディスクドライブ(FDD)53を駆
動制御するフロッピーディスクコントローラ(FDC)
54とが夫々接続されている。
【0028】ところで、前記ROM32には、各刺繍機
M1〜M3で刺繍縫製する為の各種の制御プログラム
(模様選択処理、刺繍模様編集処理、ディスプレイ21
への表示制御など)、後述する本願特有の設定情報設定
制御の制御プログラムや縫製制御の制御プログラムなど
が予め格納されている。前記FDD53に着脱可能に装
着されるフロッピーディスク55の模様データメモリ5
5aには、図3に示すように、多数の刺繍模様の模様デ
ータが種類別に複数群に分類する一方、刺繍模様名を付
随させて格納されている。
【0029】更に、フロッピーディスク55の縫製用設
定情報メモリ55bには、刺繍模様の模様データに対応
付けて設定される縫製用設定情報(図7参照)が格納さ
れるようになっている。
【0030】RAM33には、縫製する為に読み出され
た模様データを格納する模様データメモリ33a、模様
データに関連する縫製用設定情報のデータを格納する設
定情報メモリ33bと、縫製速度に関連するミシンモー
タ45のを標準回転数や制限回転数を格納する縫製速度
メモリ33cと、糸切りの為の判定針数を格納する糸切
れ判定針数メモリ33dと、色替え針棒メモリ33e
と、糸切れ有効無効メモリ33fと、枠待避位置メモリ
33gと、枠振り幅補正値メモリ33h、その他、バッ
ファメモリやフラグメモリなどが必要に応じて設けられ
ている。
【0031】一方、ミシン制御装置30に接続され、全
回転釜の駆動制御や糸切断制御を司る釜軸制御装置60
は、CPU61とROM62及びRAM63とを含むマ
イクロコンピュータと、そのマイクロコンピュータにデ
ータバスなどのバスを介して接続された入力インターフ
ェース(図示略)及び出力インターフェース(図示略)
などから構成されている。前記ROM62には、釜駆動
モータ67をミシンモータ45に同期駆動させる同期制
御プログラム等が格納されている。
【0032】この釜軸制御装置60には、ベッド部7に
関して、釜駆動モータ67の為の駆動回路64と、釜駆
動モータ67に取付けられたディスクエンコーダの1回
転で複数のスリット信号を出力する第2エンコーダセン
サ68と、このディスクエンコーダの1回転で1個の釜
軸同期信号を出力する釜軸原点センサ66が夫々接続さ
れ、他のベッド部8,9についても同様のモータ67や
センサ66,68が設けられ、釜軸制御装置60に接続
されている。更に、釜軸制御装置60には、糸切りモー
タ69の為の駆動回路65が接続されている。
【0033】次に、ミシン制御装置30で実行される設
定情報設定制御のルーチンについて、図4のフローチャ
ートに基づいて説明する。但し、図中符号Si(i=1
0、11、12・・・・)は各ステップである。キーボ
ード22に設けられた設定キーが操作されるとこの制御
が開始され、複数の設定項目の各々についてディスプレ
イ21を介して設定値で以て設定する設定情報設定処理
が実行される(S10)。例えば、図5に示すように、デ
ィスプレイ21には、先ず、1番目の設定項目「糸切れ
判定針数」を設定する設定画面が表示されるので、対応
付ける刺繍模様名「パンダ」を入力設定した後、糸切れ
判定針数を数値で設定するとともに、その糸切れ判定針
数に変更する縫製針数を数値で設定する。
【0034】ここで、縫製針数とは、刺繍モータの1針
目から数える針数である。この設定項目「糸切れ判定針
数」の設定が終了したときには、図6に示すように、次
の設定項目「上限回転数」を設定する設定画面が表示さ
れるので、縫製速度の最高速度を制限するミシンモータ
45の上限回転数を数値で設定するとともに、その上限
回転数に制限する縫製針数を数値で設定する。以下同様
に、複数の設定項目「下限回転数」、「色替え用針
棒」、「糸切り指令」、「糸切れセンサ有効無効」、
「枠待避位置」、「枠待避指令データ」、「枠振り幅補
正」の各々について順次設定する。
【0035】ここで、これらの設定項目について簡単に
説明しておくと、「下限回転数」とは縫製速度の最低速
度を制限するミシンモータ45の下限回転数であり、
「色替え用針棒」とは上糸を色替えするときの針棒番号
であり、「糸切り指令」とは色替え時や縫製終了時に糸
を切断する指令であり、「糸切れセンサ有効無効」とは
糸切れ検知をするか否かの設定であり、「枠待避位置」
とは縫針11に対する布保持枠17の一時的な待避位置
であり、「枠待避指令データ」とは布保持枠17をその
待避位置に待避させるか否かの設定であり、「枠振り幅
補正」とは布保持枠17の振り幅を指示した送り量とな
るように補正する補正値である。
【0036】このように、各種の設定情報の設定が終了
したときには、これら設定された設定情報が縫製針数の
小さい順番に並べ替えられて、フロッピーディスク55
の縫製用設定情報メモリ55bに、刺繍模様名の模様デ
ータに対応付けて格納され(S11)、この制御を終了し
てメインルーチンにリターンする。例えば、図7に示す
ように、刺繍模様名「パンダ」に対応付けて、S10で設
定された複数の縫製用設定情報が、小さい順に並べられ
た縫製針数の各々と関連付けて格納される。
【0037】一方、縫製制御のルーチンについて、図8
のフローチャートに基づいて説明する。この多頭式刺繍
ミシンMに電源が投入されると、この制御が開始され、
先ず主軸・釜軸初期設定処理が実行され(S20)、縫製
針数をカウントする針数カウント値HIとして初期値
「0」が設定される(S21)。即ち、ミシン主軸が所定
の停止位置となるようにミシンモータ45が回転駆動さ
れるのと同時に、全回転釜の回転位置をミシン主軸の停
止位置に対応させるように釜駆動モータ67が回転駆動
される。
【0038】このとき、縫製に際してキーボード22や
操作パネル52を介して、糸切れ判定針数や標準的な縫
製速度の為のミシンモータ45の回転数、糸切れセンサ
の有効無効などの複数の設定情報が設定されたときに
は、これの設定情報が該当するメモリ33c〜33hに
格納される。また、設定されない設定項目の設定情報と
しては、デフォルトとして予め決められた所定の設定値
が設定される。
【0039】そして、縫製に供する模様データが指定さ
れたときには、その指定された模様データが模様データ
メモリ55aから読み出されるとともに、その模様デー
タに関連する縫製用設定情報が縫製用設定情報メモリ5
5bから読み出され、模様データは模様データメモリ3
3aに格納され、縫製用設定情報のデータは設定情報メ
モリ33bに格納される(S22)。次に、縫製開始に際
して操作パネル52に設けられた起動スイッチが操作さ
れたときには(S23:Yes )、ミシンモータ45が回転
駆動されて、ミシン主軸が同時に回転駆動され、縫製処
理が開始される(S24)。
【0040】そして、縫製を開始するに際して、1針目
から縫製する為に、針数カウント値HIが1つインクリメ
ントされ(S25)、設定情報メモリ33bのデータと針
数カウント値HIとに基づいて、この針数カウント値HIで
指示する針数に関連する縫製用設定情報が検索され、該
当する縫製用設定情報が存在しないときには(S26:N
o)、模様データメモリ33aから、針数カウント値HI
で指示する1針分の模様データが読み込まれる(S2
7)。
【0041】次に、読み込んだ針位置データと現在の針
位置のデータとに基づいて,X軸及びY軸駆動モータ5
0,51の駆動量、つまり布保持枠17のX方向とY方
向の送り量が夫々求められ、この送り量に基づいて縫製
速度が求められ、ミシンモータ45がその縫製速度とな
るように回転駆動される(S28)。このとき、縫製速度
演算に際して、縫製速度メモリ33cにミシンモータ4
5の速度制限に関する設定情報が存在するときには、そ
の設定情報に基づいて速度制限される。そして、ミシン
主軸が所定の回転位置になって、主軸原点センサ47か
ら主軸同期信号が入力されたときには(S29:Yes )、
送り量に基づいて両駆動モータ50,51を駆動させて
布保持枠17を移動駆動する布保持枠送り処理が実行さ
れる(S30)。
【0042】次に、糸切れセンサ42からのセンサ信号
と、糸切れ判定針数メモリ33dの糸切れ判定針数とに
基づいて、図示外の糸切れ判定制御により糸切れか否か
の判定が行なわれ、糸切れが検知されないときには(S
31:No)、S25〜S31により順次縫製処理が実行され
る。一方、この糸切れ判定針数に達しても糸切れセンサ
42から糸繰り出しのセンサ信号が入力されないで、糸
切れが検知されたときには(S31:Yes )、糸切れ時の
エラー処理が実行され(S35)、S23にリターンする。
【0043】即ち、この糸切れエラー処理においては、
ミシンモータ45の駆動が停止され、更に糸切れ発生に
関するエラーメッセージがディスプレイ21に表示され
る。そこで、操作者は、各刺繍機M1〜M3に設けたス
テップバックスイッチ(図示略)を操作して、可動枠1
6を糸切れ発生位置まで遡ってステップバックさせ、糸
切れした刺繍機M1〜M3の修復作業が実行される。一
方、針数カウント値HIで指示する針数に関連する縫製用
設定情報が存在するときに(S26:Yes )、その設定情
報が、縫製途中における枠待避位置や糸切り指令であっ
て、布保持枠17の移動や縫製停止や糸切り処理等の駆
動系の作動に関する設定情報のときには(S32:No、S
34:Yes )、その設定情報に基づいて駆動系を作動させ
る処理が実行され(S35)、S23にリターンする。
【0044】ところで、その設定情報が、縫製途中にお
ける単なる設定値のときには(S32・S34:No)、その
設定情報が該当するメモリ33c〜33hに、既に記憶
されているデータに代えて書込まれ(S36)、S27以降
が実行される。即ち、このS36により、縫製針数HIに関
連する新規の設定情報がその都度メモリ33c〜33h
に格納されるので、糸切れ判定針数やミシンモータ45
の回転数制御などを任意の縫製途中で適宜設定変更でき
る。
【0045】一方、その設定情報が、縫製終了に伴う枠
待避位置や糸切り指令であって、布保持枠17の移動や
縫製停止や糸切り処理等の駆動系の作動に関する設定情
報のときには(S32:Yes )、その設定情報に基づいて
駆動系を作動させる処理が実行され(S33)、S20にリ
ターンする。ここで、縫針11や全回転釜や釜駆動模様
67縫製手段が構成され、ミシン制御装置30などで制
御手段が構成されている。刺繍模様の模様データや縫製
用設定情報を記憶したフロッピーディスク55が情報記
憶手段に相当する。また、縫製制御の特にS21、S24〜
S26、S32〜S34などで情報出力制御手段が構成されて
いる。更に、S25などで針数計数手段が構成されてい
る。
【0046】ここで、フロッピーディスク55の模様デ
ータメモリ55aには、複数群に分類された複数の刺繍
模様の模様データが格納され、また縫製用設定情報メモ
リ55bには、刺繍模様の模様データに対応付けて設定
された縫製用設定情報が格納されるようになっているの
で、このフロッピーディスク55を各種の刺繍ミシンの
フロッピーディスクドライブ装置に装着して用いること
ができ、この場合、このフロッピーディスク55が本発
明の模様データを記録した記録媒体に相当する。この記
録媒体としては、フロッピーディスク55以外に、RA
MカードやCD−ROMやROMカード、レーザディス
ク等であってもよい。
【0047】このように、ディスプレイ21に表示され
る設定情報設定画面を介して、設定項目「糸切れ判定針
数」、「上限回転数」、「下限回転数」、「色替え用針
棒」・・・の設定情報、「糸切れ指令情報」や「糸切れ
センサ有効無効の情報」を縫製針数に関連付けて設定
し、フロッピーディスク55の縫製用設定情報メモリ5
5bに、刺繍模様の模様データに対応付けて設定してお
くことで、縫製サイクル毎にカウントアップされる針数
カウント値HIで指示する針数に関連する縫製用設定情報
が設定値で設定されているときには、その設定情報が該
当するメモリ33c〜33hに書込まれ、糸切れ判定針
数やミシンモータ45の回転数制限などを任意の縫製途
中で適宜変更でき、縫製途中に発生する糸切れを抑制し
ながら縫い上がり品質や縫製作業の作業性を改善でき、
更に縫製作業の能率化を図ることができる。また、糸切
り動作や色替え動作をその都度実行することができる。
【0048】ところで、図10に示すように、前記縫製
制御を部分的に変更し、S38〜S39を追加するようにし
て、試し縫いの為の縫製処理を実行させながら、糸切れ
が頻繁に発生する等の不都合が生じる縫製位置で縫製用
設定情報を適宜設定するようにしてもよい。ここで、S
20〜S37は、図8〜図9の各ステップと同様であり、そ
の説明を省略する。即ち、糸切れが検知されないときに
(S31:No)、操作パネル52に設けられた刺繍縫製を
停止させる停止スイッチが操作されないときには(S3
8:No)、前述したようにS25〜S38により順次縫製処
理が実行される。
【0049】一方、糸切れが頻繁に発生したり、縫目不
良が発生するようなときには、その不都合な縫製位置で
停止スイッチが操作される(S38:Yes )。このときに
は、図4で説明した設定情報設定制御が実行され(S3
9)、S23にリターンする。即ち、この設定情報設定制
御においては、複数の設定項目のうち、設定したい所望
の設定項目の設定画面を選択的にディスプレイ21に表
示させたとき、縫製停止位置における針数カウント値HI
の針数が「縫製針数の欄」に表示されるので、その縫製
針数に関連させて新規の設定値を追加的に入力設定する
だけでよい。
【0050】そして、設定処理を終了したときには、そ
の設定項目の全ての設定情報がフロッピーディスク55
の縫製用設定情報メモリ55bに書き込まれ、次回にこ
の模様データを縫製するときには、その追加された設定
情報も含めた縫製用設定情報の全てが読出されて実行さ
れるようになる。
【0051】前記実施形態の変更形態について説明す
る。 (1) 縫製用設定情報を関連付けて設定したい模様デ
ータの格納位置、つまり縫製針位置HIに直接記憶させる
ようにしてもよい。 (2) 前記実施形態で説明した「縫製速度」や「糸切
れ判定針数」・・・などの縫製用設定情報は一例に過ぎ
ず、布保持枠17の移動や縫製制御に関連する種々の設
定情報、たとえば、X,Y軸の送りタイミングや糸切り
時の糸残り量の設定などを針数と関連づけて設定するよ
うにしてもよい。 (3) 更に、前記実施形態に係る設定情報設定制御や
縫製制御は一例を示すものにすぎず、本発明の技術思想
を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施し得る。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、加工布を送る
布送り手段と、加工布に縫製を施す縫製手段と、それら
布送り手段と縫製手段を制御する制御手段とを備え、刺
繍模様の模様データに基づいて刺繍模様を縫製可能な刺
繍ミシンにおいて、縫製用設定情報を記憶した情報記憶
手段と、情報出力制御手段とを設けたので、模様データ
に基づいて縫製する縫製途中の随所において、針数に関
連つけて設定した、例えばミシンモータの回転数制限や
糸切れ感度の為の針数などの種々の縫製用設定情報に基
づいて布送り制御や縫製制御が実行され、縫製途中に発
生する糸切れを抑制しながら縫い上がり品質や縫製作業
の作業性を改善でき、更に縫製作業の能率化を図ること
ができる。
【0053】請求項2の発明によれば、請求項1と同様
の効果を奏するが、前記縫製用設定情報は、針数と関連
付けて設定されたミシンモータ下限回転数及び上限回転
数の情報を含むので、ミシンモータ下限回転数の情報に
より、縫製途中における縫製速度の低速側を制限するこ
とで、縫製作業の能率化を図ることができ、またミシン
モータ上限回転数の情報により、縫製途中における縫製
速度の高速側を制限することで、糸切れを防止すること
ができる。
【0054】請求項3の発明によれば、請求項1又は2
と同様の効果を奏するが、前記縫製用設定情報は、針数
と関連付けて設定された糸切れセンサ感度情報を含むの
で、縫製途中の随所において、縫目ピッチに応じた最適
な糸切れ判定針数にその都度切換えて設定することがで
きる。請求項4の発明によれば、請求項1〜3の何れか
1項と同様の効果を奏するが、前記縫製用設定情報は、
針数と関連付けて設定された枠振り幅補正情報を含むの
で、縫製途中における布保持枠の振り幅を、指示した送
り量となるように補正することができる。
【0055】請求項5の発明によれば、請求項1〜4の
何れか1項と同様の効果を奏するが、前記縫製用設定情
報は、針数と関連付けて設定された色替え用針棒情報及
び糸切り指令情報を含むので、縫製途中の随所におい
て、色替えの際の針棒を指定でき、また糸切り動作を指
令することができる。
【0056】請求項6の発明によれば、請求項1〜5の
何れか1項と同様の効果を奏するが、前記縫製用設定情
報は、針数と関連付けて設定された糸切れセンサ有効無
効の情報、枠待避位置の情報、枠待避指令情報のうちの
少なくとも1つの情報を含むので、縫製途中の随所にお
いて、糸切れセンサ作動の有効無効を切換えでき、色替
えや縫製終了時の枠待避位置を指定でき、枠待避を指令
することができる。
【0057】請求項7の発明によれば、複数の刺繍模様
の模様データを記録した記録媒体において、各刺繍模様
の模様データに対応付けて予め設定された縫製用設定情
報であって、刺繍模様の1針目から数える針数と関連付
けて設定された縫製用設定情報を記録したので、この模
様データ記録媒体を刺繍ミシンに装着して刺繍模様を縫
製する際に、その刺繍模様に対応する設定情報を読み出
し、その設定情報のうちから、縫製開始後の縫製針数に
関連する縫製用設定情報を刺繍ミシンの制御手段に出力
するようにすることで、請求項1と同様の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る多頭式刺繍ミシンの斜
視図である。
【図2】多頭式刺繍ミシンの制御系のブロック図であ
る。
【図3】フロッピーディスクのデータ構造を説明する図
表である。
【図4】設定情報設定制御のルーチンのフローチャート
である。
【図5】糸切れ判定針数の設定画面の表示例を示す説明
図である。
【図6】上限回転数の設定画面の表示例を示す説明図で
ある。
【図7】縫製用設定情報メモリのデータ構造を説明する
図表である。
【図8】縫製制御のルーチンのフローチャートの一部で
ある。
【図9】縫製制御のルーチンのフローチャートの残部で
ある。
【図10】変更形態に係る縫製制御の図9相当図であ
る。
【符号の説明】
M 多頭式刺繍ミシン 11 縫針 17 布保持枠 30 ミシン制御装置 50 X軸駆動モータ 51 Y軸駆動モータ 55 フロッピーディスク 55b 縫製用設定情報メモリ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工布を送る布送り手段と、加工布に縫
    製を施す縫製手段と、それら布送り手段と縫製手段を制
    御する制御手段とを備え、刺繍模様の模様データに基づ
    いて刺繍模様を縫製可能な刺繍ミシンにおいて、 各刺繍模様の模様データに対応付けて予め設定された縫
    製用設定情報であって、刺繍模様の1針目から数える針
    数と関連付けて設定された縫製用設定情報を記憶した情
    報記憶手段と、 刺繍模様の縫製の際に、その刺繍模様に対応する設定情
    報を情報記憶手段から読み出し、針数計数手段で計数し
    た針数に関連する縫製用設定情報を前記制御手段に出力
    する情報出力制御手段と、 を備えたことを特徴とする刺繍ミシンの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記縫製用設定情報は、前記針数と関連
    付けて設定されたミシンモータ下限回転数及び上限回転
    数の情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の刺繍
    ミシンの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記縫製用設定情報は、前記針数と関連
    付けて設定された糸切れセンサ感度情報を含むことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の刺繍ミシンの制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記縫製用設定情報は、前記針数と関連
    付けて設定された枠振り幅補正情報を含むことを特徴と
    する請求項1〜3の何れか1項に記載の刺繍ミシンの制
    御装置。
  5. 【請求項5】 前記縫製用設定情報は、前記針数と関連
    付けて設定された色替え用針棒情報及び糸切り指令情報
    を含むことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記
    載の刺繍ミシンの制御装置。
  6. 【請求項6】 前記縫製用設定情報は、前記針数と関連
    付けて設定された糸切れセンサ有効無効の情報、枠待避
    位置の情報、枠待避指令情報のうちの少なくとも1つの
    情報を含むことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項
    に記載の刺繍ミシンの制御装置。
  7. 【請求項7】 複数の刺繍模様の模様データを記録した
    記録媒体において、各刺繍模様の模様データに対応付け
    て予め設定された縫製用設定情報であって、刺繍模様の
    1針目から数える針数と関連付けて設定された縫製用設
    定情報を記録したことを特徴とする模様データ記録媒
    体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030022048A (ko) * 2001-09-07 2003-03-15 쥬키 가부시키가이샤 재봉기
US7889090B2 (en) 2007-11-19 2011-02-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sewing machine and computer readable medium
CH712878A1 (de) * 2016-09-06 2018-03-15 Bernina Int Ag Verfahren und Vorrichtung zum Steuern und/oder Regeln einer Nähmaschine, Nähmaschine und Computerprogrammprodukt.

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EP3296439A1 (de) * 2016-09-06 2018-03-21 BERNINA International AG Verfahren und vorrichtung zum steuern und/oder regeln einer nähmaschine, nähmaschine und computerprogrammprodukt

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