JPH11289235A - 通信濾波方法及び通信線用フィルタ - Google Patents

通信濾波方法及び通信線用フィルタ

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JPH11289235A
JPH11289235A JP10092089A JP9208998A JPH11289235A JP H11289235 A JPH11289235 A JP H11289235A JP 10092089 A JP10092089 A JP 10092089A JP 9208998 A JP9208998 A JP 9208998A JP H11289235 A JPH11289235 A JP H11289235A
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mode noise
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JP10092089A
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Seiichi Miyashita
誠一 宮下
Yoshiharu Hiroshima
芳春 広島
Shin Sugano
伸 菅野
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アナログ通信線上を伝搬するコモンモードノイ
ズ及びディファレンシャルモードノイズの両者を効果的
に低減することの可能な通信濾波方法及び通信線用フィ
ルタの提供。 【解決手段】中継コネクタの本体を構成するハウジング
1の両端に配置された2つのモジュラージャック4a,
4bと、ハウジング1の内部に組み込まれ、2つのモジ
ュラージャック4a、4b間にアナログ通信信号を低損
失で通過させることの可能な低域通過型のフィルタ回路
(コモンモードチョークコイル(L1,L2)、コア6
a,6b、コイルボビン7、低域バイパスコンデンサ
8、中高域バイパスコンデンサ9)とを有する特徴。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信濾波方法及び
通信線用フィルタに関し、詳しくは、アナログ通信装置
から発生する電磁ノイズが、これに接続されたモジュラ
ーコードを通じて外部へ不要に輻射するのを防止するた
めの通信濾波方法、及びその実施に直接使用する通信線
用フィルタに係わる。
【0002】
【従来の技術】例えば、構内配線やフロア配線等におい
て、LANケーブル等のディジタル通信線とモジュラー
コード等のアナログ通信線とが互いの近傍に敷設された
場合、電話機等のアナログ通信装置で発生してアナログ
通信線に流入したスイッチングノイズ等の電磁ノイズが
ディジタル通信線に誘導し、そのディジタル通信線に接
続されたディジタル通信端末の誤動作を引き起こすこと
がある。
【0003】特に、そのディジタル通信装置が高速通信
を行うものである場合、アナログ通信装置では障害とし
て認識されないような高速な電磁ノイズでも、障害を起
こすことが考えられる。
【0004】以上のような原因により、ディジタル通信
装置が電磁ノイズにより誤動作を起こす場合、その対策
は、ディジタル通信装置やディジタル通信線に対して行
われるのが通常であるが、仮に、ディジタル通信網に対
し、電磁ノイズを低減するのに必要な周波数帯のフィル
タ等を取り付けると、ディジタル信号が通らなくなる場
合がある。これは、ディジタル信号に特有の帯域の広が
りに起因するもので、そのディジタル信号の通信伝送速
度が高速になればなるほど、当然、その影響は大きなも
のとなる。
【0005】即ち、ディジタル通信装置の誤動作を防ぐ
目的でディジタル通信装置やディジタル通信線に対策を
施そうとしても、これには自ずと限界があり、これを確
実に行うためには、むしろ、それに影響を与えている側
のアナログ通信線にフィルタを取り付けるなどの対策を
施した方が現実的である。
【0006】これを具体化したものとして、従来より、
アナログ通信装置に接続されるモジュラーコードを所要
の地点まで延長接続するための両端にモジュラージャッ
クを配した中継コネクタを利用し、そのハウジング内
に、モジュラーコード上を伝搬するコモンモードノイズ
を広帯域にわたり低減するためのフィルタを組み込んだ
ものが知られており、現在では、所要のコモンモードノ
イズの低減効果をあげるものとして頻繁に用いられるよ
うになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ようなフィルタを組み込んだ中継コネクタを用いれば、
コモンモードノイズを効果的に低減することはできるも
のの、実際、アナログ通信装置は、以上のコモンモード
ノイズ以外にも、弱くはあるが、本来通信用として考慮
されないスイッチングノイズ等に含まれる高い周波数の
ディファレンシャルモードノイズも発生し、この種のデ
ィファレンシャルモードノイズをも低減するような対策
品は、これまでに存在していなかった。
【0008】また、これとは別に、ISDNに用いられ
るディジタル電話機等のディジタル通信装置が発生する
比較的低い周波数のコモンモードノイズが、ディジタル
通信線を介して、他のディジタル通信装置に影響を及ぼ
すことも問題とされているため、この種のディジタル通
信線に対しても、従来の中継コネクタによるフィルタリ
ングの技術の応用が望まれるところである。
【0009】ここにおいて、本発明の解決すべき主要な
目的は次のとおりである。
【0010】即ち、本発明の第1の目的は、アナログ通
信線上を伝搬するコモンモードノイズ及びディファレン
シャルモードノイズの両者を効果的に低減することの可
能な通信濾波方法及び通信線用フィルタを提供せんとす
るものである。
【0011】本発明の第2の目的は、小型の中継コネク
タにより所要のノイズの低減を図ることの可能な通信濾
波方法及び通信線用フィルタを提供せんとするものであ
る。
【0012】本発明の第3の目的は、ディジタル通信線
上を伝搬する比較的低い周波数のコモンモードノイズを
低減することの可能な通信濾波方法及び通信線用フィル
タを提供せんとするものである。
【0013】本発明の他の目的は、明細書、図面、特に
特許請求の範囲の各請求項の記載から自ずと明らかとな
ろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明方法においては、
モジュラーコードの中継接続点に通信信号を低損失で通
過させることの可能な低域通過型のフィルタ回路を位置
させ、当該モジュラーコードにノイズが流入したとき
に、フィルタ回路において、そのノイズの種別に応じて
それに所要量の通過損失を与えるという特徴を有する。
【0015】また、本発明装置においては、中継コネク
タの本体を構成するハウジングの両端に配置された2つ
のモジュラージャックと、ハウジングの内部に組み込ま
れ、2つのモジュラージャック間に通信信号を低損失で
通過させることの可能な低域通過型のフィルタ回路とを
有してなり、モジュラーコードにノイズが流入したとき
に、フィルタ回路において、そのノイズの種別に応じて
それを減衰させたりバイパスしたりするという特徴を有
する。
【0016】さらに、具体的詳細に述べると、当該課題
の解決では、本発明が次に列挙する上位概念から下位概
念にわたる新規な特徴的構成手法又は手段を採用するこ
とにより、前記目的を達成するよう為される。
【0017】即ち、本発明方法の第1の特徴は、通信信
号の伝送交信を通信線を介して行うに当り、一つのノイ
ズ通過抑制手段を挿入して、当該通信線に流入するコモ
ンモードノイズ及びディファレンシャルモードノイズの
いずれも通過を同時抑制低減して自他に対するノイズの
悪影響を阻止してなる通信濾波方法の構成採用にある。
【0018】本発明方法の第2の特徴は、上記本発明方
法の第1の特徴における前記ノイズ通過抑制手段が、低
域通過型のフィルタ回路である通信濾波方法の構成採用
にある。
【0019】本発明方法の第3の特徴は、アナログ通信
信号の伝送を行うモジュラーコードの中継接続点に、当
該アナログ通信信号を低損失で通過させることの可能な
低域通過型のフィルタ回路を位置させ、前記モジュラー
コードにコモンモードノイズ及びディファレンシャルモ
ードノイズが流入したときに、前記フィルタ回路におい
て、それらコモンモードノイズ及びディファレンシャル
モードノイズの双方にそれぞれ所要量の通過損失を与え
てなる通信濾波方法の構成採用にある。
【0020】本発明方法の第4の特徴は、上記本発明方
法の第3の特徴におけるフィルタ回路として、コモンモ
ードノイズに対し20dB減衰を確保する周波数の範囲
が、少なくとも約10kHzから約30MHzまでの範
囲に及ぶものを用いてなる通信濾波方法の構成採用にあ
る。
【0021】本発明方法の第5の特徴は、上記本発明方
法の第3又は第4の特徴におけるアナログ通信信号とし
て、その最高通信周波数が約4kHzに制限されたもの
を用いてなる通信濾波方法の構成採用にある。
【0022】本発明方法の第6の特徴は、上記本発明方
法の第5の特徴におけるフィルタ回路として、ディファ
レンシャルモードノイズに対し3dB減衰を与えるカッ
トオフ周波数が、アナログ通信信号の最高通信周波数に
相当する約4kHzに設定されたものを用いてなる通信
濾波方法の構成採用にある。
【0023】本発明方法の第7の特徴は、ディジタル通
信信号の伝送を受信線路及び送信線路を用いて行うモジ
ュラーコードの中継接続点に、受信線路及び送信線路の
それぞれにつき当該ディジタル通信信号を低損失で通過
させることの可能な低域通過型の2つのフィルタ回路を
位置させ、受信線路から送信線路にコモンモードノイズ
が流入したときに、当該2つのフィルタ回路のそれぞれ
において、そのコモンモードノイズに所要量の通過損失
を与えてなる通信濾波方法の構成採用にある。
【0024】一方、本発明装置の第1の特徴は、アナロ
グ通信信号の伝送を行うモジュラーコードを延長接続す
るための中継コネクタを用いて構成される通信線用フィ
ルタであって、中継コネクタの本体を構成するハウジン
グの両端に配置された2つのモジュラージャックと、ハ
ウジングの内部に組み込まれ、2つのモジュラージャッ
ク間にアナログ通信信号を低損失で通過させることの可
能な低域通過型のフィルタ回路とを有してなる通信線用
フィルタの構成採用にある。
【0025】本発明装置の第2の特徴は、上記本発明装
置の第1の特徴におけるフィルタ回路が、モジュラーコ
ードの各通信線にそれぞれ直列に接続され、当該モジュ
ラーコードにコモンモードノイズが流入したときにこれ
を所要レベルにまで減衰させる2つのコモンモードチョ
ークコイルと、モジュラーコードの通信線に対し並列に
接続され、当該モジュラーコードにディファレンシャル
モードノイズが流入したときにこれをバイパスするバイ
パスコンデンサとを有してなる通信線用フィルタの構成
採用にある。
【0026】本発明装置の第3の特徴は、上記本発明装
置の第2の特徴における前記バイパスコンデンサが、前
記2つのコモンモードチョークコイルを中に挟んだ両側
にそれぞれ相対峙並列接続してなる相対峙並列接続して
なる
【0027】本発明装置の第4の特徴は、上記本発明装
置の第2又は第3の特徴における2つのコモンモードチ
ョークコイルが、コモンモードノイズの流入に伴って生
じる双方の磁束が同じ向きを成して結合するよう1つの
コアに捲回されてなる通信線用フィルタの構成採用にあ
る。
【0028】本発明装置の第5の特徴は、上記本発明装
置の第2、第3又は第4の特徴における2つのコモンモ
ードチョークコイルが、コモンモードノイズに対し20
dB減衰を確保する周波数の範囲が、それぞれ、少なく
とも約10kHzから約30MHzまでの範囲に及ぶも
のである通信線用フィルタの構成採用にある。
【0029】本発明装置の第6の特徴は、上記本発明装
置の第1、第2、第3又は第4の特徴におけるバイパス
コンデンサが、低域の周波数成分をもつディファレンシ
ャルモードノイズをバイパスする低域バイパスコンデン
サと、中高域の周波数成分をもつディファレンシャルモ
ードノイズをバイパスする中高域バイパスコンデンサと
に分割配線されてなる通信線用フィルタの構成採用にあ
る。
【0030】本発明装置の第7の特徴は、上記本発明装
置の第6の特徴における前記低域バイパスコンデンサ
が、低周波領域低減用タンタルコンデンサである通信線
用フィルタの構成採用にある。
【0031】本発明装置の第8は、上記本発明装置の第
6又は第7の特徴における前記中高域バイパスコンデン
サが、中高周波領域低減用セラミックコンデンサである
通信線用フィルタの構成採用にある。
【0032】本発明装置の第9の特徴は、上記本発明装
置の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7又は第
8の特徴におけるアナログ通信信号が、その最高通信周
波数が約4kHzに制限されたものである通信線用フィ
ルタの構成採用にある。
【0033】本発明装置の第10の特徴は、上記本発明
装置の第9の特徴におけるバイパスコンデンサが、ディ
ファレンシャルモードノイズに対し3dB減衰を与える
カットオフ周波数が、アナログ通信信号の最高通信周波
数に相当する約4kHzに設定されたものである通信線
用フィルタの構成採用にある。
【0034】本発明装置の第11の特徴は、上記本発明
装置の第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第
9又は第10の特徴におけるフィルタ回路を構成する各
素子が、プリント基板を用いてそれぞれ結線されてなる
通信線用フィルタの構成採用にある。
【0035】本発明装置の第12の特徴は、上記本発明
装置の第11の特徴におけるフィルタ回路を構成するバ
イパスコンデンサが、プリント基板において各素子のう
ち主要な素子が取り付けられる面の反対の面に取り付け
られてなる通信線用フィルタの構成採用にある。
【0036】本発明装置の第13の特徴は、ディジタル
通信信号の伝送を受信線路及び送信線路を用いて行うモ
ジュラーコードを延長接続するための中継コネクタを用
いて構成される通信線用フィルタであって、中継コネク
タの本体を構成するハウジングの両端に配置された2つ
のモジュラージャックと、ハウジングの内部に組み込ま
れ、2つのモジュラージャック間に受信線路及び送信線
路のそれぞれにつきディジタル通信信号を低損失で通過
させることの可能な低域通過型の2つのフィルタ回路と
を有してなる通信線用フィルタの構成採用にある。
【0037】本発明装置の第14の特徴は、上記本発明
装置の第13の特徴における2つのフィルタ回路が、そ
の1つのフィルタ回路につき、モジュラーコードの各通
信線にそれぞれ直列に接続され、受信線路から送信線路
にコモンモードノイズが流入したときにこれを所要レベ
ルにまで減衰させる2つのコモンモードチョークコイル
をそれぞれ有してなる通信線用フィルタの構成採用にあ
る。
【0038】本発明装置の第15の特徴は、上記本発明
装置の第14の特徴における2つのフィルタ回路にそれ
ぞれ存在する2つのコモンモードチョークコイルが、コ
モンモードノイズの流入に伴って生じる双方の磁束が同
じ向きを成して結合するよう1つのコアに捲回されてな
る通信線用フィルタの構成採用にある。
【0039】本発明装置の第16の特徴は、上記本発明
装置の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9、第10、第11、第12、第13、第14又
は第15の特徴における前記ハウジングが、上下カバー
ケースに二分割自在に合体形成してなる通信線用フィル
タの構成採用にある。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、本
発明の実施の形態を、第1装置例及びこれに対応する第
1方法例、並びに第2装置例及びこれに対応する第2方
法例につき順に説明する。
【0041】(第1装置例)図1及び図2は、本発明の
第1装置例に係る通信線用フィルタの外観斜視図であ
り、図2は、同通信線用フィルタの分解斜視図である。
また、図3は、同通信線用フィルタに適用されるフィル
タ回路の等価回路図である。なお、これらの図に示され
る第1装置例は、アナログ通信に関する実施形態を示し
ている。
【0042】まず、図1及び図2に示すように、このノ
イズ通過抑制手段である通信線用フィルタαは、アナロ
グ通信線としてのモジュラーコード(図示せず)を延長
接続する際に用いられる中継コネクタの形態を成してお
り、その本体を衝撃や埃から保護するためのハウジング
1が、上カバーケース2と船型下カバーケース3とによ
り分離形成されたものとなっている。
【0043】ハウジング1の両端には、6スリット2線
の2つのモジュラージャック(ベース)4a,4bがそ
れぞれ埋込配置され、これに組み込まれるスプリング端
子5により、モジュラーコードの末端に取り付けられた
モジュラープラグ(図示せず)と電気的に接続される構
造となっている。
【0044】そして、2つのモジュラージャック4a,
4b間にアナログ通信信号を低損失で通過させることの
可能な低域通過型のフィルタ回路を得るため、ハウジン
グ1の内部には、コモンモードノイズを所要レベルにま
でで減衰させる2つのコモンモードチョークコイルを得
るための2分割されたコア6a,6b及びコイルボビン
7と、ディファレンシャルモードノイズをその低域及び
中高域のものにつき個別にバイパスするための低域バイ
パスコンデンサ8及び中高域バイパスコンデンサ9とが
組み込まれるようになっている。
【0045】なお、低域バイパスコンデンサ8としては
タンタルコンデンサを、中高域バイパスコンデンサとし
てはセラミックコンデンサを用いることができる。
【0046】ここで、所要のフィルタ回路を構成する各
素子の結線には、プリント基板10が用いられ、このプ
リント基板10には、その表面(図の上面)から、前述
の2つのモジュラージャック4a,4bが固定ピン11
a〜11dにより固定されると共に、2つのコモンモー
ドチョークコイルが捲回され(図では、その様子は示さ
れず)コア6a,6bが所定位置にセットされた状態の
コイルボビン7が、その接続用入出力端子対7a,7b
を以ってハンダ付けされる。
【0047】さらに、裏面(図の下面)からは、部品配
置を考慮して、低域バイパスコンデンサ8及び中高域バ
イパスコンデンサ9がハンダ付けされるようになってい
る。
【0048】次に、図3の等価回路図に示すように、以
上に説明したフィルタ回路13は、一方のモジュラージ
ャック4aにおける各端子(図示されず)に連絡する入
力側接続端子14a,14bと、他方のモジュラージャ
ック4bにおける各端子(図示されず)に連絡する出力
側接続端子14c,14dとを有する4端子回路であ
る。
【0049】所要のコモンモードチョークコイルL1,
L2が、モジュラーコードから連なる各通信線15a,
15bにそれぞれ直列に接続されると同時に、低域バイ
パスコンデンサC1(8)及び中高域バイパスコンデン
サC2(9)が、コモンモードチョークコイルL1,L
2を中に挟んだ両側に相対峙して、それら各通信線15
a,15bに対し並列に接続されたものとなっている。
【0050】ここで、2つのコモンモードチョークコイ
ルL1,L2は、コモンモードノイズの流入に伴って生
じる双方の磁束が同じ向きを成して結合するよう1つの
コア(コア6a,6bが所定位置にセットされた状態の
コイルボビン7)に捲回される。
【0051】この形態により、コモンモードノイズを所
要レベルにまで減衰させるようにしている。また、低域
バイパスコンデンサC1及び中高域バイパスコンデンサ
C2は、ディファレンシャルモードノイズが流入したと
きに,その周波数成分、即ち、低周波領域のディファレ
ンシャルモードノイズと、中高周波領域のディファレン
シャルモードノイズとに分離して、これらをバイパスす
るように作用する。
【0052】なお、ここで、実際に用いるコモンモード
チョークコイルL1,L2としては、本発明出願人によ
り既に出願されている特開平7−106138号公報に
記載の発明を利用することができ、これを本発明に適用
した場合、広帯域で優れたコモンモード低減効果を得る
ことができる。
【0053】一方、低域バイパスコンデンサC1及び中
高域バイパスコンデンサC2としては、将来的に、単体
で容量が大きく周波数特性が4kHz〜数十MHzで性
能を発揮できるような小型で広帯域なコンデンサが実現
した場合(現在、適当なコンデンサが製品化されていな
い)、これらを1つのコンデンサで置き換えることが可
能である(装置の小型化を特に望まない場合には、製品
化されている大き目のコンデンサを用いれば足りる)。
【0054】また、各コモンモードチョークコイルL
1,L2、並びに低域バイパスコンデンサC1及び中高
域バイパスコンデンサC2の回路素子定数については、
特に限定されるものではない。ただし、所要の特性を得
るために、各コモンモードチョークコイルL1,L2に
関しては、流入するコモンモードノイズに対し20dB
減衰を確保する周波数の範囲が、それぞれ、少なくとも
約10kHzから約30MHzまでの範囲に及ぶようそ
の定数を選定する。
【0055】低域バイパスコンデンサC1及び中高域バ
イパスコンデンサC2に関しては、ディファレンシャル
モードノイズに対し3dB減衰を与えるカットオフ周波
数が、アナログ通信信号の最高通信周波数に相当する約
4kHzに設定されるようその定数を選定するとよい。
【0056】(第1方法例)当該第1装置例に適用する
本実施形態の第1方法例を図4につき説明する。以上の
ように構成された通信線用フィルタαに対応する通信濾
波方法の適用に際しては、まず、アナログ通信信号の伝
送を行うモジュラーコードの中継接続点に、当該アナロ
グ通信信号を低損失で通過させることの可能な低域通過
型のフィルタ回路13、即ち、上述の通信線用フィルタ
αをコネクタ接続により位置させる。
【0057】モジュラーコードにコモンモードノイズ及
びディファレンシャルモードノイズが流入したときに、
そのフィルタ回路13において、それらコモンモードノ
イズ及びディファレンシャルモードノイズの双方にそれ
ぞれ所要量の通過損失を与えるようにする。
【0058】このとき、コモンモードノイズに対して2
0dB減衰を確保する周波数の範囲が、少なくとも約1
0kHzから約30MHzまでの範囲に及ぶものを用
い、また、通信に用いられるアナログ信号として、その
最高通信周波数が約4kHzに制限されたものを用いる
場合には、ディファレンシャルモードノイズに対し3d
B減衰を与えるカットオフ周波数が、アナログ通信信号
の最高通信周波数に相当する約4kHzに設定されたも
のを用いるようにする。
【0059】図4は、本方法例に係る通信濾波方法によ
る伝送特性の一例を示す図であるが、同図に示されるよ
うに、コモンモード減衰量は約500kHzをピーク
に、上は約30MHz、下は約5kHzまで20dB以
上の減衰量をもち、広い帯域に渡り優れたコモンモード
ノイズ低減効果のあることがわかる。
【0060】また、ディファレンシャルモード減衰量
は、アナログ通信に必要な帯域である約4kHzまでは
挿入損失は3dB以下と小さく、その約4kHzを過ぎ
ると大きくなり、約50kHz付近からは20dB以上
となっており、このディファレンシャルモード減衰によ
り、約4kHz以上のアナログ通信信号以外の不要なノ
イズの殆どを低減することができる。
【0061】(第2装置例)図5は、本発明の第2装置
例に係る通信線用フィルタの等価回路図である。なお、
同図に示される第2装置例は、比較的低い周波数のコモ
ンモードノイズしか発生しないディジタル通信に関する
実施形態として、2対の通信線を用いるISDN用の通
信端末装置に適用されるものを示している。
【0062】同図に示すように、このノイズ通過抑制手
段である通信線用フィルタβにおけるフィルタ回路17
は、送信線路Ta,Tbの側と受信線路Ra,Rbの側
のそれぞれにつき、送信線路側フィルタ回路17aと受
信線路側フィルタ回路17bとを有するものであり、そ
れぞれに対し、コモンモードノイズ除去用のコモンモー
ドチョークコイルL11〜L14が取り付けられてお
り、ディファレンシャモードノイズ除去用の部品は何も
取り付けられていない。
【0063】これは、通信時に送信線路Ta,Tbと受
信線路Ra,Rbとで作られるループ回路(図の矢印)
が、通信端末装置18におけるトランスT1,T2を経
由したトランス結合により形成されるため、ディファレ
ンシャルモードノイズが各通信線路に侵入しないからで
ある。
【0064】なお、以上の等価回路により示されるフィ
ルタ回路17を実際の通信線用フィルタβとして構成す
るには、第1の装置例における通信線用フィルタαと同
様に構造化すればよい。このとき、用いるべきコモンモ
ードチョークコイルL11〜L14としては、第1の装
置例において用いたものと同じものを用いればよく、送
信線路側フィルタ回路17aと受信線路側フィルタ回路
17bとのそれぞれに存在する2つのコモンモードチョ
ークコイルを、双方の磁束が同じ向きを成して結合する
よう1つのコアに捲回したものを2つ用いるようにすれ
ばよい。
【0065】(第2方法例)当該第2装置例に適用する
本実施形態の第2方法例につき説明する。以上のように
構成された通信線用フィルタβに対応する通信濾波方法
の適用に際しては、まず、ディジタル通信信号の伝送を
受信線路Ra,Rb及び送信線路Ta,Tbを用いて行
うモジュラーコードの中継接続点に、それら受信線路R
a,Rb及び送信線路Ta,Tbのそれぞれにつき当該
ディジタル通信信号を低損失で通過させることの可能な
低域通過型の2つのフィルタ回路(17a,17b)、
即ち、上述の通信線用フィルタβをコネクタ接続により
位置させる。
【0066】受信線路Ra,Rbから送信線路Ta,T
bにコモンモードノイズが流入したときに、当該2つの
フィルタ回路(17a,17b)のそれぞれにおいて、
そのコモンモードノイズに所要量の通過損失を与えるよ
うにすればよい。
【0067】以上、本発明の実施の形態につき2種類の
装置例及び方法例を挙げて説明したが、本発明は、必ず
しも上述した手段及び手法にのみ限定されるものではな
く、本発明にいう目的を達成し、後述する効果を有する
範囲内において、適宜、変更実施することが可能なもの
である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
モジュラーコードを延長接続する際に用いられる中継コ
ネクタに、コモンモードチョークコイルとバイパスコン
デンサとを組み込み、コモンモードチョークコイルを通
信線と直列に、バイパスコンデンサを通信線と並列に接
続したことから、コモンモードノイズを低減することが
できる。
【0069】アナログ通信では使用しない周波数帯域の
ディファレンシャルモードノイズをも低減することがで
き、これにより、アナログ通信線の端末電話機側から侵
入する電磁ノイズの殆どを低減することできる。また、
両端にモジュラージャックを用いたことにより、既存の
通信設備に対しても簡易に取り付けることができ、小型
で適用性に優れたフィルタが得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1装置例に係る通信線用フィルタの
外観斜視図である。
【図2】本発明の第1装置例に係る通信線用フィルタの
分解斜視図である。
【図3】本発明の第1装置例に係る通信線用フィルタに
適用されるフィルタ回路の等価回路図である。
【図4】本発明の第1方法例に係る通信濾波方法による
伝送特性の一例を示す図である。
【図5】本発明の第2装置例に係る通信線用フィルタの
等価回路図である。
【符号の説明】 α,β…通信線用フィルタ 1…ハウジング 2…上ケースカバー 3…下ケースカバー 4a,4b…モジュラージャック(ベース) 5…スプリング端子 6a,6b…(2分割された)コア 7…コイルボビン 8(C1)…低域バイパスコンデンサ 9(C2)…中高域バイパスコンデンサ 10…プリント基板 11a〜11d…固定ピン 13…フィルタ回路 14a,14b…入力側接続端子 14c,14d…出力側接続端子 15a,15b…通信線 L1,L2…コモンモードチョークコイル 17…フィルタ回路 17a…送信線路側フィルタ回路 17b…受信線路側フィルタ回路 18…通信端末装置 L11〜L14…コモンモードチョークコイル T1,T2…トランス Ra,Rb…受信線路 Ta,Tb…送信線路

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信信号の伝送交信を通信線を介して行う
    に当り、 一つのノイズ通過抑制手段を挿入して、 当該通信線に流入するコモンモードノイズ及びディファ
    レンシャルモードノイズのいずれも通過を同時に抑制低
    減して自他に対するノイズの悪影響を阻止する、 ことを特徴とする通信濾波方法。
  2. 【請求項2】前記ノイズ通過抑制手段は、 低域通過型のフィルタ回路である、 ことを特徴とする請求項1に記載の通信濾波方法。
  3. 【請求項3】アナログ通信信号の伝送を行うモジュラー
    コードの中継接続点に、当該アナログ通信信号を低損失
    で通過させることの可能な低域通過型のフィルタ回路を
    位置させ、 前記モジュラーコードにコモンモードノイズ及びディフ
    ァレンシャルモードノイズが流入したときに、 前記フィルタ回路において、それらコモンモードノイズ
    及びディファレンシャルモードノイズの双方にそれぞれ
    所要量の通過損失を与える、 ことを特徴とする通信濾波方法。
  4. 【請求項4】前記フィルタ回路としては、 前記コモンモードノイズに対し20dB減衰を確保する
    周波数の範囲が、少なくとも約10kHzから約30M
    Hzまでの範囲に及ぶものを用いる、 ことを特徴とする請求項2又は3に記載の通信濾波方
    法。
  5. 【請求項5】前記アナログ通信信号としては、 その最高通信周波数が約4kHzに制限されたものを用
    いる、 ことを特徴とする請求項3又は4に記載の通信濾波方
    法。
  6. 【請求項6】前記フィルタ回路としては、 前記ディファレンシャルモードノイズに対し3dB減衰
    を与えるカットオフ周波数が、前記アナログ通信信号の
    最高通信周波数に相当する約4kHzに設定されたもの
    を用いる、 ことを特徴とする請求項5に記載の通信濾波方法。
  7. 【請求項7】ディジタル通信信号の伝送を受信線路及び
    送信線路を用いて行うモジュラーコードの中継接続点
    に、前記受信線路及び前記送信線路のそれぞれにつき当
    該ディジタル通信信号を低損失で通過させることの可能
    な低域通過型の2つのフィルタ回路を位置させ、 前記受信線路から前記送信線路にコモンモードノイズが
    流入したときに、当該2つのフィルタ回路のそれぞれに
    おいて、そのコモンモードノイズに所要量の通過損失を
    与える、 ことを特徴とする通信濾波方法。
  8. 【請求項8】アナログ通信信号の伝送を行うモジュラー
    コードを延長接続するための中継コネクタを用いて構成
    される通信線用フィルタであって、 前記中継コネクタの本体を構成するハウジングの両端に
    配置された2つのモジュラージャックと、 前記ハウジングの内部に組み込まれ、前記2つのモジュ
    ラージャック間に前記アナログ通信信号を低損失で通過
    させることの可能な低域通過型のフィルタ回路とを有し
    てなる、 ことを特徴とする通信線用フィルタ。
  9. 【請求項9】前記フィルタ回路は、 前記モジュラーコードの各通信線にそれぞれ直列に接続
    され、当該モジュラーコードにコモンモードノイズが流
    入したときにこれを所要レベルにまで減衰させる2つの
    コモンモードチョークコイルと、 前記モジュラーコードの通信線に対し並列に接続され、
    当該モジュラーコードにディファレンシャルモードノイ
    ズが流入したときにこれをバイパスするバイパスコンデ
    ンサとを有してなる、 ことを特徴とする請求項8に記載の通信線用フィルタ。
  10. 【請求項10】前記バイパスコンデンサは、 前記2つのコモンモードチョークコイルを中に挟んだ両
    側にそれぞれ相対峙並列接続してなる、 ことを特徴とする請求項9に記載の通信線用フィルタ。
  11. 【請求項11】前記2つのコモンモードチョークコイル
    は、 前記コモンモードノイズの流入に伴って生じる双方の磁
    束が同じ向きを成して結合するよう1つのコアに捲回さ
    れてなる、 ことを特徴とする請求項9又は10に記載の通信線用フ
    ィルタ。
  12. 【請求項12】前記2つのコモンモードチョークコイル
    は、 前記コモンモードノイズに対し20dB減衰を確保する
    周波数の範囲が、それぞれ、少なくとも約10kHzか
    ら約30MHzまでの範囲に及ぶものである、 ことを特徴とする請求項9、10又は11に記載の通信
    線用フィルタ。
  13. 【請求項13】前記バイパスコンデンサは、 低域の周波数成分をもつディファレンシャルモードノイ
    ズをバイパスする低域バイパスコンデンサと、 中高域の周波数成分をもつディファレンシャルモードノ
    イズをバイパスする中高域バイパスコンデンサとに分割
    配線されてなる、 ことを特徴とする請求項8、9、10又は11に記載の
    通信線用フィルタ。
  14. 【請求項14】前記低域バイパスコンデンサは、 低周波領域低減用タンタルコンデンサである、 ことを特徴とする請求項13に記載の通信線用フィル
    タ。
  15. 【請求項15】前記中高域バイパスコンデンサは、 中高周波領域低減用セラミックコンデンサである、 ことを特徴とする請求項13又は14に記載の通信線用
    フィルタ。
  16. 【請求項16】前記アナログ通信信号は、 その最高通信周波数が約4kHzに制限されたものであ
    る、 ことを特徴とする請求項8、9、10、11、12、1
    3、14又は15に記載の通信線用フィルタ。
  17. 【請求項17】前記バイパスコンデンサは、 前記ディファレンシャルモードノイズに対し3dB減衰
    を与えるカットオフ周波数が、前記アナログ通信信号の
    最高通信周波数に相当する約4kHzに設定されたもの
    である、 ことを特徴とする請求項16に記載の通信線用フィル
    タ。
  18. 【請求項18】前記フィルタ回路を構成する各素子は、 プリント基板を用いてそれぞれ結線されてなる、 ことを特徴とする請求項9、10、11、12、13、
    14、15、16又は17に記載の通信線用フィルタ。
  19. 【請求項19】前記フィルタ回路を構成する前記バイパ
    スコンデンサは、 前記プリント基板において前記各素子のうち主要な素子
    が取り付けられる面の反対の面に取り付けられてなる、 ことを特徴とする請求項18に記載の通信線用フィル
    タ。
  20. 【請求項20】ディジタル通信信号の伝送を受信線路及
    び送信線路を用いて行うモジュラーコードを延長接続す
    るための中継コネクタを用いて構成される通信線用フィ
    ルタであって、 前記中継コネクタの本体を構成するハウジングの両端に
    配置された2つのモジュラージャックと、 前記ハウジングの内部に組み込まれ、前記2つのモジュ
    ラージャック間に前記受信線路及び前記送信線路のそれ
    ぞれにつき前記ディジタル通信信号を低損失で通過させ
    ることの可能な低域通過型の2つのフィルタ回路とを有
    してなる、 ことを特徴とする通信線用フィルタ。
  21. 【請求項21】前記2つのフィルタ回路は、 その1つのフィルタ回路につき、前記モジュラーコード
    の各通信線にそれぞれ直列に接続され、前記受信線路か
    ら前記送信線路にコモンモードノイズが流入したときに
    これを所要レベルにまで減衰させる2つのコモンモード
    チョークコイルをそれぞれ有してなる、 ことを特徴とする請求項20に記載の通信線用フィル
    タ。
  22. 【請求項22】前記2つのフィルタ回路にそれぞれ存在
    する前記2つのコモンモードチョークコイルは、 前記コモンモードノイズの流入に伴って生じる双方の磁
    束が同じ向きを成して結合するよう1つのコアに捲回さ
    れてなる、 ことを特徴とする請求項21に記載の通信線用フィル
    タ。
  23. 【請求項23】前記ハウジングは、 上下カバーケースに二分割自在に合体形成する、 ことを特徴とする請求項8、9、10、11、12、1
    3、14、15、16、17、18、19、20、21
    又は22に記載の通信線用フィルタ。
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