JPH0629247U - インターフェースモジュール - Google Patents

インターフェースモジュール

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JPH0629247U
JPH0629247U JP6404992U JP6404992U JPH0629247U JP H0629247 U JPH0629247 U JP H0629247U JP 6404992 U JP6404992 U JP 6404992U JP 6404992 U JP6404992 U JP 6404992U JP H0629247 U JPH0629247 U JP H0629247U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案はインターフェースモジュールに関
し、特性を劣化させずに、インターフェースモジュール
の小型化、薄型化を達成し、安価で再現性の良好なイン
ターフェースモジュールを実現することを目的とする。 【構成】 送信部及び受信部をトランスとローパスフィ
ルタで構成し、これらをプリント基板9に搭載して一体
化したインターフェースモジュールであって、プリント
基板9の長手方向中心線X−Yの片側には、送信部のト
ランス6とローパスフィルタ4を配置し、他方側には、
送信部とは独立して、受信部のトランス7とローパスフ
ィルタ5を配置し、送受信部のトランス同士、及び送受
信部のローパスフィルタ同士を、X−Yを挟んで互いに
向かい合う位置に配置した。また、一対の送受信部を搭
載したプリント基板を、インターフェースモジュールユ
ニットとし、これを複数連結して一体化し、多連型イン
ターフェースモジュールとして構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、LAN(Local Area Network)、或いは、他のコンピュータ間通信 、データ端末間通信等に利用されるインターフェースモジュール(Interface Mo dule)に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8、図9は、従来例を示した図であり、図8、図9中、1はインターフェー ス回路、2はドライバ、3はレシーバ、4、5はローパスフィルタ(Low Pass F ilter )、6、7はパルストランスを示す。
【0003】 :インターフェース回路の説明・・・図8参照 従来、LAN、或いは他のコンピュータ間通信、データ端末間通信等において 、ディジタル信号の伝送を行う際、特に、伝送路からの輻射ノイズの低い事が要 求される場合に、インターフェース回路が使用されていた。
【0004】 図8は、このようなインターフェース回路の1例を示す。図示のように、イン ターフェース回路1は、送信部と受信部で構成されている。そして、送信部は、 ローパスフィルタ4とパルストランス6で構成され、受信部はローパスフィルタ 5とパルストランス7で構成されている。
【0005】 なお、このインターフェース回路の送信部には、ドライバ2を接続し、受信部 にはレシーバ3を接続する。 上記パルストランス6、7は、入力側と出力側を電気的に分離(入出力間の絶 縁)するためのトランス(絶縁用のトランス)である。また、ローパスフィルタ 6、7は、ノーマルモードのノイズ(伝送ラインの高調波成分等)や、コモンモ ードノイズ(複数のラインに、大地に対して同電位で発生するノイズ)等のノイ ズを除去するためのフィルタである。
【0006】 :インターフェース回路の動作の説明・・・図8参照 上記インターフェース回路は、例えば、次のように動作する。送信側の入力信 号は、ドライバ2から送信部のローパスフィルタ4へ送られる。
【0007】 この送信部への入力信号は、例えば、方形波状のディシタル信号であり、この 信号がローパスフィルタ4を通過すると、高周波が除去されて正弦波に近い波形 の信号となる。
【0008】 その後、ローパスフィルタ4を通過した信号は、パルストランス6に入力して 変換され、送信側出力となって、送出される。 また、受信側入力の信号は、略正弦波状の信号(伝送路で混入したノイズが含 まれている信号)であり、先ず、パルストランス7に入力して変換される。その 後、パルストランス7で変換された信号は、ローパスフィルタ5でノイズを除去 され、レシーバ3へ送出される。
【0009】 上記インターフェース回路で扱う信号は、例えば、LANの場合、10Mbi t/secの伝送速度である。 :インターフェース回路の実装形態の説明 従来、上記インターフェース回路を実際に使用する場合には、プリント基板等 に次の各形態で実装したもの(インターフェースモジュール)を使用していた。
【0010】 −1:例1 パルストランスの部品と、ローパスフィルタを構成するコイル、コンデンサ等 の部品(ディスクリート部品)を、プリント基板の片面上に実装し、インターフ ェースモジュールとする。
【0011】 −2:例2 モジュール化したローパスフィルタを用い、このローパスフィルタの部品と、 パルストランスの部品とを、プリント基板の片面上に、実装して、インターフェ ースモジュールとする。
【0012】 以上のような実装形態のインターフェースモジュールでは、次のような問題が あった。すなわち、 (a)、バラバラの部品をプリント基板の片側に実装していたため、小型化が 困難である。
【0013】 (b)、インターフェース回路で使用する信号の周波数は、数MHZ 〜数10 MHZ と高いため、小型化のために、単に部品の間隔を小さくすると、クロスト ークが発生したり、コモンモードのインピーダンスの特性が劣化する。従って、 特性を維持して、小型化するのは困難である。
【0014】 (c)、モジュールの小型化のために、単に、プリント基板の両側に部品を実 装すると、該プリント板が薄いため、クロストークが発生し、特性が劣化する。 (d)、使用する周波数が高いため、単に小型化を図ると、組み立て時の再現 性が悪くなり、必要な特性が出しにくい。
【0015】 そこで従来、上記(a)〜(d)に示した問題点を解決するものとして、次の ようなインターフェースモジュールがあった。以下、この改良型のインターフェ ースモジュールについて説明する。
【0016】 :改良型インターフェースモジュールの説明・・・図9参照 上記改良型インターフェースモジュールの斜視図を図9に示す。 −1:このインターフェースモジュールは、ケース8とプリント基板9で構 成され、ローパスフィルタを構成するコンデンサC、コイルLや、パルストラン ス等の部品を実装してある。そして、送信部と受信部は、長手方向の中心線X− Yの両側に分離して配置してある。
【0017】 上記ケース8は、内部が凹状に形成されており、その周辺部には、複数の端子 ピン10が設けてある。そして、このケース8の凹状部には、パルストランス6 、7を実装すると共に、該パルストランス6、7の引出し線を、端子ピン10に からげて実装してある。
【0018】 また、上記ケース8の上部には、プリント基板9が搭載されている。このプリ ント基板の上面及び下面には、コイルLと、コンデンサCを接続したローパスフ ィルタ4、5が実装してあり、該プリント基板9の周囲に形成した孔に、上記端 子ピン10を挿入し、ケース8と一体化してある。
【0019】 なお、この場合、パルストランス6、7の上部に位置するプリント基板9の一 部には、切り欠きを設けておき、該パルストランス6、7が該プリント基板9の 下側にならないようにしてある。これにより、パルストランスの引出し線を端子 ピン10にからげる作業等を容易にする。なお、ケース8の上側には、例えばカ バーを被せて一体化する。
【0020】 以上のようにすると、インターフェースモジュールの長手方向の中心線X−Y の両側に、それぞれ独立して、送信部と受信部を対称的に配置出来る。そして、 特性を劣化させずに、インターフェースモジュールの小型化を実現出来る。
【0021】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来のものにおいては、次のような課題があった。 (1)、上記例1、例2によるインターフェースモジュールでは、上記(a) 〜(d)のような課題があった。すなわち、 (a)、バラバラの部品をプリント基板の片側に実装していたため、小型化が 困難である。
【0022】 (b)、インターフェース回路で使用する信号の周波数は、数MHZ 〜数10 MHZ と高いため、小型化のために、単に部品の間隔を小さくすると、クロスト ークが発生したり、コモンモードのインピーダンスの特性が劣化する。従って、 特性を維持して、小型化するのは困難である。
【0023】 (c)、モジュールの小型化のために、プリント基板の両側に部品を実装する と、該プリント板が薄いため、クロストークが発生し、特性が劣化する。 (d)、使用する周波数が高いため、単に小型化を図ると、組み立て時の再現 性が悪くなり、必要な特性が出しにくい。
【0024】 (2)、上記図9に示した改良型インターフェースモジュールでは、次のよう な課題があった。 (e)、ケースとプリント基板との間には、無駄な空間が存在する。従って、 モジュールの小型化は不十分である。
【0025】 (f)、ケースとプリント基板との結合をしたり、パルストランスの引出し線 をからげるために、多数の端子ピンを必要とし、かつ、端子ピンの形状も大きく する必要がある。従って、モジュールの外形は大きくなり、この点でもモジュー ルの小型化は不十分である。
【0026】 (g)、より一層、モジュールの小型化を行う場合、上記改良型インターフェ ースモジュールの構造では、極めて困難である。 本考案は、このような従来の課題を解決し、特性を劣化させずに、インターフ ェースモジュールの小型化、薄型化を達成し、かつ、安価で再現性の良好なイン ターフェースモジュールを実現することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】
図1は本考案の原理説明図であり、図1中、図8、図9と同じものは、同一符 号で示してある。また、12はコイル部、13はコンデンサ部、14は共通GN Dパターンを示す。
【0028】 本考案は上記の課題を解決するため、次のように構成した。 (1)、送信部及び受信部を、それぞれ、パルストランスと、ローパスフィル タとで構成し、これら、パルストランス及びローパスフィルタを、プリント基板 9上に搭載して、一体化したインターフェースモジュールであって、上記プリン ト基板9の長手方向中心線X−Yの片側には、送信部のパルストランス6と、ロ ーパスフィルタ4を配置し、該中心線X−Yの他方側には、上記送信部とは独立 して、受信部のパルストランス7とローパスフィルタ5を配置し、送受信部のパ ルストランス6、7同士、及び、送受信部のローパスフィルタ4、5同士を、上 記中心線X−Yを挟んで、互いに、向かい合う位置に配置した。
【0029】 (2)、上記構成(1)において、送受信部のローパスフィルタ4、5を、そ れぞれ、コイル部12とコンデンサ部13で構成し、上記プリント基板9のパル ストランス6、7搭載面側には、各ローパスフィルタのコイル部12のみを配置 し、他面側には、該プリント基板9を挟んで、各ローパスフィルタのコイル部と 向かい合った位置に、コンデンサ部13を配置した。
【0030】 (3)、上記構成(2)における、プリント基板9のコンデンサ部搭載面側で あって、上記送信部のコンデンサ部と、受信部のコンデンサ部との間に、共通G NDパターン14を設け、該共通GNDパターン14を、上記送受信部のコンデ ンサ部13に接続した。
【0031】 (4)、上記構成(1)又は(2)又は(3)において、一対の送受信部を搭 載したプリント基板9を、インターフェースモジュールユニットとし、該インタ ーフェースモジュールユニットを複数連結して一体化することにより、多連型イ ンターフェースモジュールとした。
【0032】
【作用】
上記構成に基づく本考案の作用を、図1に基づいて説明する。 インターフェースモジュールの送信部へ入力したディジタル信号は、ローパス フィルタ4でノイズ成分(高調波ノイズ、コモンモードノイズ等)を除去したの ち、パルストランス6で変換を行い、送信側に出力される。
【0033】 また、インターフェースモジュールの受信部へ入力した信号は、先ず、パルス トランス7で変換を行い、その後、ローパスフィルタ5でノイズ(伝送路で混入 したノイズ等)を除去した後、受信側に出力される。
【0034】 この場合、上記パルストランス6、7は、インターフェースモジュールの入力 側と出力側を、電気的に絶縁する機能を果している。 上記送信部と受信部とは、長手方向の中央線X−Yの両側に、独立して搭載し てあるので、インターフェースモジュールを小型化しても、両者の距離を十分大 きくとることが出来る。このため、上記送信部と受信部間のクロストークを十分 低く抑える事が出来る。
【0035】 また、ローパスフィルタとパルストランスを、プリント基板の長手方向に沿っ て配置したので、送信部及び受信部共、入出力間の距離を十分長くとれる。従っ て、コモンモードノイズに対するインピーダンスも高くなり、輻射ノイズ等の除 去も十分に出来る。
【0036】 すなわち、上記のように構成することにより、特性を劣化させずに、インター フェースモジュールの小型化と、薄型化を十分に達成する事が出来る。
【0037】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例の説明) 図2〜図5は、本考案の第1実施例を示した図であり、図2〜図5中、図1、 及び図8、図9と同じものは、同一符号で示してある。また、16はベース、1 7はコア、18は巻線、19は引き出し線、20は樹脂、21は端子(外部電極 )、22は蓋、23は端子、C1〜C16はコンデンサ、L1〜L8はコイルを 示す。
【0038】 :インターフェース回路の説明・・・図2参照 第1実施例のインターフェース回路を図2に示す。図示のように、このインタ ーフェース回路1は、送信部と受信部で構成されている。
【0039】 そして、送信部は、ローパスフィルタ(LPF)4とパルストランス6で構成 され、受信部はローパスフィルタ(LPF)5とパルストランス7で構成されて いる。
【0040】 また、ローパスフィルタ4は、コンデンサC9〜C16からなるコンデンサ部 と、コイルL1〜L4からなるコイル部で構成され、ローパスフィルタ5は、コ ンデンサC1〜C8からなるコンデンサ部と、コイルL5〜L8からなるコイル 部で構成されている。
【0041】 また、上記コンデンサC1、C2、C9、C10は、共通GNDラインに接続 されている。 :LF回路の動作の説明・・・図2参照 図2に示したインターフェース回路の動作は、上記従来例と実質的に同じなの で、説明は省略する。
【0042】 :インターフェースモジュールの説明・・・図3、図4、図5参照 図3はプリント基板上の部品搭載図、図4はパルストランスの内部構造図、図 5はインターフェースモジュールの斜視図である。
【0043】 −1:部品を搭載したたプリント基板の説明・・・図3参照 インターフェースモジュールを構成するプリント基板9には、上記図2に示し たインターフェース回路の構成部品を搭載するが、その状態を図3に示す。図3 Aは、プリント基板の上面(片側を上面とする)、図3Bは、下面(上面の反対 側を下面とする)を示す。
【0044】 インターフェースモジュールを構成するプリント基板9には、図2に示したイ ンターフェース回路と同じ配置で、各部品を搭載する。 すなわち、プリント基板9の長手方向の中央線X−Yを境にして、一方側(図 3Aの上側及び、図3Bの下側)には、送信部の部品を搭載し、他方側(図3A の下側及び、図3Bの上側)には、受信部の部品を搭載する。
【0045】 そして、上記プリント基板9上では、送信部及び受信部共、図の右側にパルス トランス6、7を搭載し、図の左側にローパスフィルタ4、5を搭載する(図2 と同じ配置)。
【0046】 すなわち、送信部及び受信部共、プリント基板の長手方向に沿って、部品を配 置すると共に、長手方向の中心線X−Yに対して、送受信部のパルストランス同 士、及び、ローパスフィルタ同士が、互いに向かい合う位置に配置する。
【0047】 この場合、ローパスフィルタ4、5は、コイル部とコンデンサ部で構成するが 、プリント基板上の部品の高さを揃えるため、該プリント基板9の上面には、コ イル部のみを搭載し、その下面には、コンデンサ部を搭載する。
【0048】 具体的には、次の通りである。図3Aに示したプリント基板9のX−Y線の上 側(図の上側)では、左側に、ローパスフィルタ4を構成するコイル部のコイル L1〜L4を搭載し、右側に、パルストランス6を搭載する。
【0049】 また、図3Aに示したプリント基板9のX−Y線の下側(図の下側)では、左 側に、ローパスフィルタ5を構成するコイル部12のコイルL5〜L8を搭載し 、右側に、パルストランス7を搭載する。
【0050】 更に、図3Bに示したプリント基板9のX−Y線の上側では、左側に、ローパ スフィルタ5を構成するコンデンサ部13のコンデンサC1〜C8を搭載する。 また、図3Bに示したプリント基板9のX−Y線の下側では、左側に、ローパス フィルタ4を構成するコンデンサ部のコンデンサC9〜C16を搭載する。
【0051】 そして、図3Bに示したプリント基板9の下面には、該プリント基板9のX− Y線上及び、その途中から図の上下方向に延びた略T字状の共通GNDパターン 14を形成し、上記コンデンサC1、C2、C9、C10の一方の電極と接続す る。
【0052】 −2:パルストランスの説明・・・図4参照 上記パルストランス6、7の内部構造図を図4に示す。図4Aはパルストラン スの内部の平面図、図4Bはパルストランスの内部の側面図である。
【0053】 図示のように、パルストランス6、7は、SMD(表面実装部品)化したトラ ンスである。このパルストランスは、リング状のコア17に巻線18を巻き、こ れをプラスチック等のベース16に入れ、絶縁性の樹脂20を充填したものであ る。
【0054】 また、巻線18の引出し線19の端部は、端子(外部電極)21に接続すると 共に、ベース16の上側には、蓋22を被せる。 −3:インターフェースモジュール(完成品)の説明・・・図5参照 図5に、本実施例のインターフェースモジュール(完成品)の斜視図を示す。 図示のように、このインターフェースモジュールは、プリント基板9に、上記各 部品を搭載すると共に、該プリント基板9の長手方向の両端部に、複数の端子( 外部電極)23を設けたものである。
【0055】 この端子23は、上記送信部及び受信部のパルストランス6、7と、ローパス フィルタ4、5と、共通GND14とに接続される。 なお、上記部品を搭載したプリント基板9には、各部品の上に、絶縁性の樹脂 を設けたり、蓋を被せたりして、完成品とする。そして、図5に示したように、 プリント基板9に、一対の送信部と、受信部とを搭載したIFモジュールを、1 つのモジュールユニットとして用いる。
【0056】 (第2実施例の説明) 図6、図7は、本考案の第2実施例を示した図であり、図6、図7中、図1〜 図5と同じものは、同一符号で示してある。また、9Aは元基板(分割前のプリ ント基板)、P1、P2・・・はVカット位置、25はVカット、MU1、MU 2・・・はインターフェースモジュールユニットを示す。
【0057】 第2実施例は、多連型のインターフェースモジュールとした例であり、以下具 体的に説明する。 :インターフェースモジュールの製造時の説明・・・図6参照 インターフェースモジュールの製造工程の説明図を図6に示す。インターフェ ースモジュールの製造時には、元基板9A上に、上記送信部及び受信部の各部品 を、複数モジュール分実装する。その後、端子を設け、元基板9Aを所定の部分 で分割し、各インターフェースモジュールとする。
【0058】 この場合、元基板9Aには、モジュールユニット毎に、Vカット(割り溝)2 5を形成する。図6では、P1、P2、P3、P4、P5、・・・が各モジュー ルユニット毎のVカット位置を示している。
【0059】 そして、Vカット25を、P1、P2、P3、P4、P5・・・の各位置に設 け、これらの各位置で分割すれば、上記第1実施例のようなインターフェースモ ジュールが得られる。
【0060】 しかし、Vカット25を、P1、P5、P9、P13の各位置に形成し、これ らの各位置で分割すれば、4連型インターフェースモジュール(♯1〜♯3)が 得られる。
【0061】 なお、Vカット25の位置を任意に設定すれば、n連型インターフェースモジ ュールが形成出来る。 :インターフェースモジュールの説明・・・図7参照 上記のP1、P5、P9、P13の各位置で分割して形成した、多連(この例 では4連)型インターフェースモジュールの斜視図を、図7に示す。
【0062】 図示のように、この多連インターフェースモジュールは、モジュールユニット MU1、MU2、MU3、MU4が、連結され、一体化されている。 この場合、各モジュールユニットでは、プリント基板9の長手方向の両端部に のみ端子23が設けてある。従って、端子を設けてない部分で、各モジュールユ ニットのプリント基板を連結させる事が出来る。
【0063】 なお、各モジュールユニットMU1、MU2、MU3、MU4の構成は、上記 第1実施例と同じなので、説明は省略する。 (他の実施例) 以上実施例について説明したが、本考案は次のようにしても実施可能である。
【0064】 (1)、図6に示したVカット位置P1、P2、P3・・・は、用途により、 任意に設定して良い。これにより、複数のモジュールユニットが連結した多連型 インターフェースモジュールが得られる。
【0065】 (2)、ローパスフィルタは、上記実施例と異なる構成のものを用いても良い 。
【0066】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば次のような効果がある。 (1)、パルストランスに、SMD化したチップ型のトランスを用いたので、 従来のようなケースを使用しないで済む。従って、無駄な空間がなくなり、その 分、インターフェースモジュールの小型化、薄型化が出来る。
【0067】 (2)、GNDパターンを、送信側と受信側とに、共通に設けた(共通GND パターンの設置)ので、インターフェースモジュールの小型化をしても、幅の広 いGNDパターンが形成可能である。
【0068】 従って、コモンモードノイズ等を大幅に減衰させることが出来る、また、GN Dパターンの共通化により、端子の数も減らす事が出来、インターフェースモジ ュールの小型化が出来る。
【0069】 (3)、プリント基板の上面に、パルストランスと同等の高さを有するコイル を搭載し、該プリント基板の下面に、パルストランスより背の低いコンデンサを 搭載したので、この点でも、インターフェースモジュールの小型化、薄型化が出 来る。
【0070】 (4)、送信部のローパスフィルタと、受信部のローパスフィルタは、長手方 向の中心線X−Yを挟み、互いに離して、独立して搭載されているので、送受信 部間のクロストークを低く抑える事が出来る。
【0071】 (5)、インターフェースモジュールの長手方向に、パルストランスとローパ スフィルタを配置することにより、送信部及び受信部とも、入出力間の距離を、 十分長くする事が可能である。従って、コモンモードノイズに対するインピーダ ンスも高く設定出来、かつ、輻射ノイズも十分低減出来る。
【0072】 (6)、全体として、特性を劣化させずに、インターフェースモジュールの小 型化と、薄型化を十分に達成する事が出来る。また、インターフェースモジュー ルのコストダウンも可能である。
【0073】 (7)、インターフェースモジュールを上記のように構成し、更に、プリント 基板の長手方向の両端部にのみ、端子を設けたので、製造時に、元基板のVカッ ト位置を任意に設定すれば、多連のインターフェースモジュールを簡単に作製す る事が出来る。
【0074】 しかも、インターフェースモジュールを多連型とすることにより、更に小型化 出来ると共に、使用時には、インターフェースモジュールの設置スペースを少な くする事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の原理説明図である。
【図2】本考案の第1実施例におけるインターフェース
回路を示した図である。
【図3】本考案の第1実施例におけるプリント基板上の
部品搭載図である。
【図4】本考案の第1実施例におけるパルストランスの
内部構造図である。
【図5】本考案の第1実施例におけるインターフェース
モジュールの斜視図である。
【図6】本考案の第2実施例におけるインターフェース
モジュールの製造工程の説明図である。
【図7】本考案の第2実施例におけるインターフェース
モジュールの斜視図である。
【図8】従来のインターフェース回路を示した図であ
る。
【図9】従来のインターフェースモジュールの斜視図で
ある。
【符号の説明】
4、5 ローパスフィルタ 6、7 パルストランス 9 プリント基板 14 共通GNDパターン

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信部及び受信部を、それぞれ、トラン
    スと、ローパスフィルタとで構成し、 これら、トランス及びローパスフィルタを、プリント基
    板(9)上に搭載して、一体化したインターフェースモ
    ジュールであって、 上記プリント基板(9)の長手方向中心線(X−Y)の
    片側には、送信部のトランス(6)と、ローパスフィル
    タ(4)を配置し、 該中心線(X−Y)の他方側には、上記送信部とは独立
    して、受信部のトランス(7)とローパスフィルタ
    (5)を配置し、 送受信部のトランス(6、7)同士、及び、送受信部の
    ローパスフィルタ(4、5)同士を、 上記中心線(X−Y)を挟んで、互いに、向かい合う位
    置に配置したことを特徴とするインターフェースモジュ
    ール。
  2. 【請求項2】 上記送受信部のローパスフィルタ(4、
    5)を、それぞれ、コイル部(12)とコンデンサ部
    (13)で構成し、 上記プリント基板(9)のトランス(6、7)搭載面側
    には、各ローパスフィルタのコイル部(12)のみを配
    置し、 他面側には、該プリント基板(9)を挟んで、各ローパ
    スフィルタのコイル部と向かい合った位置に、コンデン
    サ部(13)を配置したことを特徴とする請求項1記載
    のインターフェースモジュール。
  3. 【請求項3】上記プリント基板(9)のコンデンサ部搭
    載面側であって、 上記送信部のコンデンサ部と、受信部のコンデンサ部と
    の間に、共通GNDパターン(14)を設け、 該共通GNDパターン(14)を、上記送受信部のコン
    デンサ部(13)に接続したことを特徴とする請求項2
    記載のインターフェースモジュール。
  4. 【請求項4】 上記一対の送受信部を搭載したプリント
    基板(9)を、インターフェースモジュールユニット
    (MU1、MU2、MU3・・・)とし、 該インターフェースモジュールユニットを、複数連結し
    て一体化することにより、 多連型のインターフェースモジュールとしたことを特徴
    とする請求項1又は2又は3記載のインターフェースモ
    ジュール。
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