JPH07192926A - Lan用インターフェースモジュール - Google Patents

Lan用インターフェースモジュール

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Publication number
JPH07192926A
JPH07192926A JP33156993A JP33156993A JPH07192926A JP H07192926 A JPH07192926 A JP H07192926A JP 33156993 A JP33156993 A JP 33156993A JP 33156993 A JP33156993 A JP 33156993A JP H07192926 A JPH07192926 A JP H07192926A
Authority
JP
Japan
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terminals
terminal
wire end
pulse transformer
wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP33156993A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sasai
浩 笹井
Kazu Kinoshita
和 木下
Masao Umemura
昌生 梅村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP33156993A priority Critical patent/JPH07192926A/ja
Publication of JPH07192926A publication Critical patent/JPH07192926A/ja
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Landscapes

  • Filters And Equalizers (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はLAN用インターフェースモジュー
ルに関し、部品点数を削減してコストダウンを実現する
と共に、コモンモードリジェクション特性を改善するこ
とを目的とする。 【構成】 基板に、送信時の信号を通過させる送信部
と、受信時の信号を通過させる受信部とを搭載すると共
に、送信部、及び受信部にそれぞれ、波形整形用のロー
パスフィルタ3、6と、入出力間絶縁用のパルストラン
ス4、7を備え、このパルストランス4、7を、1次巻
線13、2次巻線14、及び信号伝送に寄与しない付加
巻線19をコアに巻いたパルストランスで構成し、付加
巻線19の一端部を、一定電位点(例えばGND)に接
続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非シールド線のツイス
トペア線を信号媒体に用い、10Mbps以上の信号伝
送速度を有するLAN(Local Area Network)のインタ
ーフェースに利用されるLAN用インターフェースモジ
ュールに関する。
【0002】
【従来の技術】図8、図9は、従来例を示した図であ
り、図8、図9中、1はトランシーバIC(集積回路装
置)、2はインターフェースモジュール、3、6はロー
パスフィルタ(以下「LPF」と記す)、5、8はコモ
ンモードチョーク、10はフィルタ部、11は基板、1
2は端子(外部端子)、13はパルストランスの1次巻
線、14はパルストランスの2次巻線、15はトロイダ
ルコア、16はベース、17は端子、R1〜R5は抵
抗、C1はコンデンサを示す。
【0003】§1:インターフェースモジュールの説明
・・・図8参照 図8は従来のインターフェースモジュール構成図であ
る。従来、LAN(Local Area Network)において、デ
ィジタル信号の伝送を行う際、特に伝送路からの輻射ノ
イズの低いことが要求される場合に、図示のようなイン
ターフェースモジュールが使用されていた。
【0004】このインターフェースモジュールは、非シ
ールドのツイストペア線を信号媒体に用い、10Mbp
s以上の信号伝送速度を有する場合に使用するインター
フェースモジュールである。
【0005】例えば、インターフェースモジュール2
は、10BASE−T用のインターフェースモジュール
として使用されるものであり、非シールドのツイストペ
ア線を使用してベースバンドの信号伝送を行う。この場
合の信号伝送速度は、10Mbpsである。
【0006】図示のように、インターフェースモジュー
ル2は、LPF3、パルストランス4、及びコモンモー
ドチョーク5からなる送信部と、LPF6、パルストラ
ンス7、及びコモンモードチョーク8からなる受信部で
構成されている。
【0007】そして、インターフェースモジュール2の
使用時には、LPF3、6側にトランシーバIC1を接
続し、コモンモードチョーク5、8側にツイストペア線
を接続する。
【0008】前記構成において、LPF3、6は、波形
成形用(ノイズ除去等も行う)のフィルタであり、パル
ストランス4、7は、入力側と出力側を電気的に分離
(入出力間の絶縁)するためのトランス(絶縁用のトラ
ンス)である。
【0009】また、コモンモードチョーク5、8は、コ
モンモードノイズ(複数のラインに、大地に対して同電
位で発生するノイズ)等のノイズを除去するものであ
る。この場合、パルストランス4、7でも、コモンモー
ドノイズの除去機能はあるが、これでは不十分なため、
コモンモードチョーク5、8を使用していた。
【0010】なお、抵抗R1〜R5等の回路は、トラン
シーバICとのインターフェース用の回路である。 §2:インターフェースモジュールの動作概要・・・図
8参照 前記インターフェースモジュールの動作概要は次の通り
である。トランシーバIC1からインターフェースモジ
ュール2へ送られる送信側の信号は、先ず送信部のLP
F3に入力する。
【0011】この送信部への入力信号は、例えば、方形
波に近い信号であり、この信号がLPF3を通過する
と、高周波成分が除去されて正弦波に近い波形の信号と
なる。その後、LPF3を通過した信号は、パルストラ
ンス4に入力して変換され、更にコモンモードチョーク
5でコモンモードノイズが除去された後、ツイストペア
線へ送り出される。
【0012】また、ツイストペア線を介してインターフ
ェースモジュール2へ入力した受信信号は、略正弦波状
の信号(伝送路で混入したノイズが含まれている信号)
であり、この受信信号は、先ず受信部のコモンモードチ
ョーク8でコモンモードノイズが除去され、パルストラ
ンス7で変換される。
【0013】その後、パルストランス7で変換された信
号は、LPF6でノイズを除去され、トランシーバIC
1へ送出される。 §3:インターフェースモジュールの実装例の説明・・
・図9参照 図9はインターフェースモジュールの実装例を示した図
である。前記インターフェースモジュールの実装例とし
ては、例えば、A図に示したようになる。
【0014】この例では、基板11に、LPF3、6か
らなるフィルタ部10、パルストランス4、7、及びL
PF3、6を略1列に並べて実装する。この場合、半田
付け等を行って、前記部品を基板11に実装する。
【0015】前記パルストランス4、7は、B図の等価
回路のように、1次巻線13と2次巻線14を備えてい
る。そして、このパルストランスは、C図のように、ト
ロイダルコア15に1次巻線13と2次巻線14を巻い
たものを、D図のように、ベース16上に実装し、1次
巻線13のワイヤ端部P1、P2、及び2次巻線14の
ワイヤ端部S1、S2をそれぞれ端子17にからげる。
【0016】このようにしてベース16上に実装したパ
ルストランスを、基板11に実装し、半田付け等を行っ
てA図のようなインターフェースモジュールとなる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) :前記のようなインターフェースモジュールでは、
パルストランスでもコモンモードノイズの除去機能はあ
るが、これでは不十分なため、コモンモードチョークを
必要としていた。
【0018】このため、インターフェースモジュールで
は、送信部と受信部に、それぞれLPF、パルストラン
ス、及びコモンモードチョークを設けていた。従って、
部品点数が多くなり、インターフェースモジュールのコ
ストアップの原因となっていた。
【0019】(2) :また、コモンモードチョーク等は形
状も大きく、全体としてインターフェースモジュールが
大型化する。 (3) :なお、前記インターフェースモジュールに使用可
能な部品として、例えば、特開平4−273110号公
報に記載されたノーマルモードチョークコイル、或い
は、特開平4−282806号公報に記載された静電遮
蔽トランスが知られていた。
【0020】しかし、前者は、巻線間の浮遊容量を減少
させて周波数特性を改善するものであり、後者は、コイ
ル間の静電遮蔽を行うものであり、いずれも、コモンモ
ードノイズの除去機能を有するものではない。従って、
これらの部品をインターフェースモジュールに使用して
も、コモンモードリジェクション特性の改善は実現でき
ない。
【0021】本発明は、このような従来の課題を解決
し、LAN用インターフェースモジュールの部品点数を
削減してコストダウン、及び小型化を実現すると共に、
コモンモードリジェクション特性を改善することを目的
とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図1中、図8、図9と同じものは、同一符号
で示してある。また、19は付加巻線、〜は端子を
示す。本発明は上記の課題を解決するため、次のように
構成した。
【0023】(1) :基板に、送信時の信号を通過させる
送信部と、受信時の信号を通過させる受信部とを搭載す
ると共に、前記送信部、及び受信部にそれぞれ、波形整
形用のローパスフィルタ3、6と、入出力間絶縁用のパ
ルストランス4、7を備えたLAN用インターフェース
モジュールにおいて、前記パルストランス4、7を、1
次巻線13、2次巻線14、及び信号伝送に寄与しない
付加巻線19をコアに巻いたパルストランスで構成し、
前記付加巻線19の一端部を、定電位点に接続したLA
N用インターフェースモジュール。
【0024】(2) :構成(1) において、パルストランス
4、7として、該パルストランスの1次巻線のワイヤ端
部をP1、P2、2次巻線のワイヤ端部をS1、S2、
付加巻線のワイヤ端部をG1、G2とし、コア(例え
ば、トロイダルコア15)を挟んで、その一方側に3個
の端子、、を設け、他方側に3個の端子、、
をそれぞれ前記順序で対向させて設け、前記端子を
一定電位点に接続する端子とし、端子にワイヤ端部P
1を接続し、端子にワイヤ端部G2を接続し、端子
にワイヤ端部P2を接続し、端子にワイヤ端部S2を
接続し、端子にワイヤ端部G1を接続し、端子にワ
イヤ端部S1を接続したパルストランスを用いたLAN
用インターフェースモジュール。
【0025】(3) :構成(1) において、パルストランス
4、7として、該パルストランスの1次巻線のワイヤ端
部をP1、P2、2次巻線のワイヤ端部をS1、S2、
付加巻線のワイヤ端部をG1、G2とし、コア(例え
ば、トロイダルコア15)を挟んで、その一方側に3個
の端子、、を設け、他方側に3個の端子、、
をそれぞれ前記順序で対向させて設け、前記端子を
一定電位点に接続する端子とし、端子にワイヤ端部P
2を接続し、端子にワイヤ端部G1を接続し、端子
にワイヤ端部P1を接続し、端子にワイヤ端部S1を
接続し、端子にワイヤ端部G2を接続し、端子にワ
イヤ端部S2を接続したパルストランスを用いたLAN
用インターフェースモジュール。
【0026】(4) :構成(1) において、パルストランス
4、7として、該パルストランスの1次巻線のワイヤ端
部をP1、P2、2次巻線のワイヤ端部をS1、S2、
付加巻線のワイヤ端部をG1、G2とし、コア(例え
ば、トロイダルコア15)を挟んで、その一方側に3個
の端子、、を設け、他方側に3個の端子、、
をそれぞれ前記順序で対向させて設け、前記端子を
一定電位点に接続する端子とし、端子にワイヤ端部P
1を接続し、端子にワイヤ端部G1を接続し、端子
にワイヤ端部P2を接続し、端子にワイヤ端部S2を
接続し、端子にワイヤ端部G2を接続し、端子にワ
イヤ端部S1を接続したパルストランスを用いたLAN
用インターフェースモジュール。
【0027】(5) :構成(1) において、パルストランス
4、7として、該パルストランスの1次巻線のワイヤ端
部をP1、P2、2次巻線のワイヤ端部をS1、S2、
付加巻線のワイヤ端部をG1、G2とし、コア(例え
ば、トロイダルコア15)を挟んで、その一方側に3個
の端子、、を設け、他方側に3個の端子、、
をそれぞれ前記順序で対向させて設け、前記端子を
一定電位点に接続する端子とし、端子にワイヤ端部P
2を接続し、端子にワイヤ端部G2を接続し、端子
にワイヤ端部P1を接続し、端子にワイヤ端部S1を
接続し、端子にワイヤ端部G1を接続し、端子にワ
イヤ端部S2を接続したパルストランスを用いたLAN
用インターフェースモジュール。
【0028】
【作用】前記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づ
いて説明する。インターフェースモジュール2の送信部
へ入力したディジタル信号は、LPF3で波形整形(ノ
イズ成分の除去等)を行い、パルストランス4で変換し
て送信側(ツイストペア線)へ出力される。この場合、
パルストランス4では、付加巻線19の作用により、1
次巻線から2次巻線へ伝播するコモンモードノイズを低
減させ、コモンモードノイズの除去を行う。
【0029】また、インターフェースモジュール2の受
信部へ入力した信号は、先ず、パルストランス7で変換
を行い、LPF6で波形整形(伝送路で混入したノイズ
の除去等)した後、受信側に出力される。この場合、パ
ルストランス7では、付加巻線19の作用により、1次
巻線から2次巻線へ伝播するコモンモードノイズを低減
させ、コモンモードノイズの除去を行う。
【0030】以上のように、パルストランスに付加巻線
19を設けたので、該パルストランスを信号が通過する
際、コモンモードノイズの除去を十分に行うことができ
る。このため、従来のように、コモンモードチョークを
設けなくても、十分なEMI(Electro-Magnetic Inter
ference :電磁妨害雑音)対策を行うことができる。
【0031】従って、LAN用インターフェースモジュ
ールの部品点数を削減してコストダウン、及び小型化を
実現すると共に、コモンモードリジェクション(コモン
モード除去比)特性を改善することができる。
【0032】また、パルストランスに各巻線を巻く際、
前記構成(2) 〜(5) のように巻けば、異なったコモンモ
ードリジェクション除去特性が得られる。従って、使用
目的に合ったコモンモードリジェクション除去特性を有
するインターフェースモジュールが容易に製造可能であ
る。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図7は、本発明の実施例を示した図であ
り、図2〜図7中、図1、図8、図9と同じものは、同
一符号で示してある。
【0034】§1:インターフェースモジュールの構成
の説明・・・図2参照 図2は実施例のインターフェースモジュール構成図であ
る。以下に説明する実施例は、LANの10BASE−
T用インターフェースモジュールの例であり、非シール
ドのツイストペア線を使用してベースバンドの信号伝送
を行うものである。この場合の信号伝送速度は、10M
bpsである。
【0035】図示のように、インターフェースモジュー
ル2は、LPF3、パルストランス4からなる送信部
と、LPF6、パルストランス7からなる受信部で構成
されている。
【0036】そして、インターフェースモジュール2の
使用時には、LPF側にトランシーバIC1を接続し、
コモンモードチョーク5、8側にツイストペア線を接続
する。
【0037】前記構成において、パルストランス4、7
には、1次巻線13と2次巻線14(これらの巻線は従
来のパルストランスと同じ)を設けると共に、これら1
次巻線、及び2次巻線とは別の付加巻線19を設ける。
【0038】この付加巻線19は、送信部、及び受信部
の信号伝送には寄与しない巻線であり、この付加巻線1
9を設けたことにより、コモンモードノイズを除去する
機能が増大する。
【0039】なお、前記パルストランス4、7以外の構
成は前記従来例と同じである。また、LPF3、6とし
ては、例えば、コイルとコンデンサを用いたもの、或い
は抵抗、コンデンサ、能動素子を組み合わせたもの等が
使用可能である。
【0040】§2:パルストランスの説明・・・図3参
照 図3はパルストランスの説明図である。前記のように、
パルストランス4、7には、1次巻線13、2次巻線1
4、及び付加巻線19を巻く。例えば、A図において、
パルストランスの各端子を図示の〜とする。
【0041】すなわち、1次巻線13の両端の端子を
、とし、2次巻線14の両端の端子を、とし、
付加巻線19の両端の端子を、とする。そして、端
子をGND(または、一定電位点)に接続する。
【0042】また、前記パルストランスを、ベース16
上に搭載する場合には、B図に示したように、ベース1
6に前記各端子〜を設けておき、トロイダルコア1
5に巻いた各巻線のワイヤ端部を端子〜にからげ
る。この場合、各巻線と各端子の組み合わせにより、コ
モンモードリジェクション(コモンモード除去比)特性
が変化する(この点は後述する)。
【0043】なお、前記トロイダルコア15としては、
外形が2〜6mm、厚みが0.5〜3mmのトロイダル
形状のフェライトコアを使用した。また、各巻線のワイ
ヤ(線材)としては、ワイヤ径(導体径)が0.04〜
0.12mmのものを使用した。
【0044】前記のように、パルストランスに付加巻線
19を設け、その一端をGNDまたは一定電位点に接続
することにより、コモンモードリジェクション特性が改
善される。
【0045】この場合、前記の構成により、1次巻線1
3と2次巻線14間に発生する寄生容量が低減し、かつ
各巻線各々のGNDに対するインピーダンスが低減(寄
生容量の増大による)する。そして、1次巻線13と、
2次巻線14間を伝播するコモンモードノイズが低減す
る。
【0046】§3:パルストランスのワイヤ端部引出方
法の説明・・・図4参照 図4はパルストランスの巻線及びワイヤ端部引出方法説
明図である。パルストランスのワイヤ端部引出方法とし
ては、B図、C図、D図、E図に示した4種類の方法が
ある。以下、これらのワイヤ端部引出方法について説明
する。
【0047】各図において、〜は端子(図3参
照)、P1、P2、S1、S2、G1、G2は各巻線か
ら引き出したワイヤのワイヤ端部を示す。この場合、A
図に示したように、P1、P2は1次巻線のワイヤ端
部、S1、S2は2次巻線のワイヤ端部、G1、G2は
付加巻線のワイヤ端部である。
【0048】前記端子は、トロイダルコア15を挟ん
で、端子とが対向し、端子とが対向し、端子
とが対向するように配置する。また、ベース16に搭
載したパルストランスをインターフェースモジュールの
基板に実装した際、端子はGND(または一定電位
点)に接続し、端子はどこにも接続しない。
【0049】B図に示したワイヤ端部引出方法は、端子
にワイヤ端部P1を接続し、端子にワイヤ端部G2
を接続し、端子にワイヤ端部P2を接続し、端子に
ワイヤ端部S2を接続し、端子にワイヤ端部G1を接
続し、端子にワイヤ端部S1を接続する方法である。
【0050】C図に示したワイヤ端部引出方法は、端子
にワイヤ端部P2を接続し、端子にワイヤ端部G1
を接続し、端子にワイヤ端部P1を接続し、端子に
ワイヤ端部S1を接続し、端子にワイヤ端部G2を接
続し、端子にワイヤ端部S2を接続する方法である。
【0051】D図に示したワイヤ端部引出方法は、端子
にワイヤ端部P1を接続し、端子にワイヤ端部G1
を接続し、端子にワイヤ端部P2を接続し、端子に
ワイヤ端部S2を接続し、端子にワイヤ端部G2を接
続し、端子にワイヤ端部S1を接続する方法である。
【0052】E図に示したワイヤ端部引出方法は、端子
にワイヤ端部P2を接続し、端子にワイヤ端部G2
を接続し、端子にワイヤ端部P1を接続し、端子に
ワイヤ端部S1を接続し、端子にワイヤ端部G1を接
続し、端子にワイヤ端部S2を接続する方法である。
【0053】§4:インターフェースモジュール実装例
の説明・・・図5、図6参照 図5はインターフェースモジュール実装例1、図6はイ
ンターフェースモジュール実装例2である。
【0054】図5に示した実装例1は、先ず、A図に示
したように、ベース16上に各巻線を巻いたトロイダル
コア15を実装し、これをB図に示したように、基板1
1に実装したものである。この場合、基板11には、前
記パルストランス4、7と、フィルタ部10を実装して
インターフェースモジュールとする。
【0055】また、図6に示した実装例2は、パルスト
ランスを実装する際、前記ベース16を使用しないで、
直接基板11に実装した例である。この場合、基板11
には、前記パルストランス4、7と、フィルタ部10を
実装してインターフェースモジュールとする。
【0056】§5:コモンモードリジェクション特性の
説明・・・図7参照 図7はコモンモードリジェクション特性図である。前記
構成のインターフェースモジュールについて、コモンモ
ードリジェクション特性を測定した結果を図7に示す。
なお、比較のため、前記従来例のインターフェースモジ
ュールについても同様に測定を行い、測定結果のデータ
を図示してある。
【0057】測定対象として、従来例のインターフェー
スモジュールは、図8に示した構成のものを使用し、実
施例のインターフェースモジュールは図2に示した構成
のものを使用した。
【0058】この場合、LPF3、6としては、コンデ
ンサCとコイルLからなるLC構成のLPFを使用し、
前記インターフェースモジュールをネットワークアナラ
イザ(50Ω系)に接続して測定した。
【0059】図において、横軸は周波数(MHZ )、縦
軸は減衰量(dB)を示す。また、図のQ1は図4のB
図、及びC図に示したワイヤ端部引出方法によるパルス
トランスを使用したインターフェースモジュールの特
性、Q2は図4のD図、E図に示したワイヤ端部引出方
法によるパルストランスを使用したインターフェースモ
ジュールの特性、Q3は前記従来例(図8参照)で示し
た構成のインターフェースモジュールの特性である。
【0060】図示の特性によれば、EMIノイズに最も
影響を与えるコモンモードリジェクション特性で、特
に、50MHZ 〜200MHZ の周波数帯域において、
特性改善が顕著である。
【0061】具体的には、Q3の特性に対して、Q1、
Q2で示した特性では、50MHZ〜200MHZ の周
波数帯域において、5〜20dB改善されている。ま
た、200MHZ 〜500MHZ の周波数帯域では、約
5〜8dB改善されている。
【0062】なお、Q1の特性とQ2の特性を比較する
と、Q1の特性の方が良好な特性となっている。 (他の実施例)以上実施例について説明したが、本発明
は次のようにしても実施可能である。
【0063】(1) :例えば、コモンモードリジェクショ
ン特性の更に厳しい改善要求に対しては、送信部と受信
部に、それぞれLPFと、前記実施例によるパルストラ
ンスと、コモンモードチョークを設けても良い。
【0064】すなわち、図8に示した従来のインターフ
ェースモジュールにおけるパルストランスを、前記実施
例のパルストランスで置き換えても良い。この場合、部
品点数は増加するが、コモンモードリジェクション特性
は、より一層改善される。
【0065】(2) :LPFと、パルストランスの実装時
の配置等は任意で良い。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) :パルストランスに付加巻線を設け、その一端を一
定電位点(例えばGND)に接続することにより、パル
ストランスにコモンモードノイズ除去機能を持たせたの
で、コモンモードチョークが無くても、十分にコモンモ
ードノイズを除去することができる。
【0067】(2) :従来のように、コモンモードチョー
クを必要としないので、その分、インターフェースモジ
ュールの小型化とコストダウンが可能となる。例えば、
コモンモードチョークを省略することにより、材料費
で、約30%のコストダウンが図れる。
【0068】(3) :前記の理由により、LAN用インタ
ーフェースモジュールの部品点数を削減してコストダウ
ンを実現すると共に、コモンモードリジェクション特性
を改善することができる。
【0069】(4) :パルストランスに各巻線を巻く際、
図4に示した各ワイヤ端部引出方法により異なったコモ
ンモードリジェクション除去特性が得られる。従って、
使用目的に合ったコモンモードリジェクション除去特性
を有するインターフェースモジュールが容易に製造可能
である。
【0070】特に、図4のB図、C図に示した方法で各
巻線を巻けば、コモンモードリジェクション除去特性の
極めて良好なインターフェースモジュールが容易に製造
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施例のインターフェースモジュール構成図で
ある。
【図3】実施例におけるパルストランスの説明図であ
る。
【図4】実施例におけるパルストランスの巻線及びワイ
ヤ端部引出方法説明図である。
【図5】実施例におけるインターフェースモジュール実
装例1を示した図である。
【図6】実施例におけるインターフェースモジュール実
装例2を示した図である。
【図7】実施例におけるコモンモードリジェクション特
性図である。
【図8】従来のインターフェースモジュール構成図であ
る。
【図9】従来のインターフェースモジュール実装例であ
る。
【符号の説明】 2 インターフェースモジュール 3、6 LPF(ローパスフィルタ) 4、7 パルストランス 13 パルストランスの1次巻線 14 パルストランスの2次巻線 15 トロイダルコア 19 付加巻線 P1、P2 パルストランスの1次巻線のワイヤ端部 S1、S2 パルストランスの2次巻線のワイヤ端部 G1、G2 付加巻線のワイヤ端部 〜 端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に、送信時の信号を通過させる送信
    部と、受信時の信号を通過させる受信部とを搭載すると
    共に、 前記送信部、及び受信部にそれぞれ、波形整形用のロー
    パスフィルタ(3、6)と、入出力間絶縁用のパルスト
    ランス(4、7)を備えたLAN用インターフェースモ
    ジュールにおいて、 前記パルストランス(4、7)を、1次巻線(13)、
    2次巻線(14)、及び信号伝送に寄与しない付加巻線
    (19)をコアに巻いたパルストランスで構成し、 前記付加巻線(19)の一端部を、一定電位点に接続し
    たことを特徴とするLAN用インターフェースモジュー
    ル。
  2. 【請求項2】 前記パルストランス(4、7)として、 該パルストランスの1次巻線のワイヤ端部をP1、P
    2、2次巻線のワイヤ端部をS1、S2、付加巻線のワ
    イヤ端部をG1、G2とし、 コア(15)を挟んで、その一方側に3個の端子、
    、を設け、他方側に3個の端子、、をそれぞ
    れ前記順序で対向させて設け、前記端子を一定電位点
    に接続する端子とし、 端子にワイヤ端部P1を接続し、端子にワイヤ端部
    G2を接続し、端子にワイヤ端部P2を接続し、端子
    にワイヤ端部S2を接続し、端子にワイヤ端部G1
    を接続し、端子にワイヤ端部S1を接続したパルスト
    ランスを用いたことを特徴とする請求項1記載のLAN
    用インターフェースモジュール。
  3. 【請求項3】 前記パルストランス(4、7)として、 該パルストランスの1次巻線のワイヤ端部をP1、P
    2、2次巻線のワイヤ端部をS1、S2、付加巻線のワ
    イヤ端部をG1、G2とし、 コア(15)を挟んで、その一方側に3個の端子、
    、を設け、他方側に3個の端子、、をそれぞ
    れ前記順序で対向させて設け、前記端子を一定電位点
    に接続する端子とし、 端子にワイヤ端部P2を接続し、端子にワイヤ端部
    G1を接続し、端子にワイヤ端部P1を接続し、端子
    にワイヤ端部S1を接続し、端子にワイヤ端部G2
    を接続し、端子にワイヤ端部S2を接続したパルスト
    ランスを用いたことを特徴とする請求項1記載のLAN
    用インターフェースモジュール。
  4. 【請求項4】 前記パルストランス(4、7)として、 該パルストランスの1次巻線のワイヤ端部をP1、P
    2、2次巻線のワイヤ端部をS1、S2、付加巻線のワ
    イヤ端部をG1、G2とし、 コア(15)を挟んで、その一方側に3個の端子、
    、を設け、他方側に3個の端子、、をそれぞ
    れ前記順序で対向させて設け、前記端子を一定電位点
    に接続する端子とし、 端子にワイヤ端部P1を接続し、端子にワイヤ端部
    G1を接続し、端子にワイヤ端部P2を接続し、端子
    にワイヤ端部S2を接続し、端子にワイヤ端部G2
    を接続し、端子にワイヤ端部S1を接続したパルスト
    ランスを用いたことを特徴とする請求項1記載のLAN
    用インターフェースモジュール。
  5. 【請求項5】 前記パルストランス(4、7)として、
    該パルストランスの1次巻線のワイヤ端部をP1、P
    2、2次巻線のワイヤ端部をS1、S2、付加巻線のワ
    イヤ端部をG1、G2とし、 コア(15)を挟んで、その一方側に3個の端子、
    、を設け、他方側に3個の端子、、をそれぞ
    れ前記順序で対向させて設け、前記端子を一定電位点
    に接続する端子とし、 端子にワイヤ端部P2を接続し、端子にワイヤ端部
    G2を接続し、端子にワイヤ端部P1を接続し、端子
    にワイヤ端部S1を接続し、端子にワイヤ端部G1
    を接続し、端子にワイヤ端部S2を接続したパルスト
    ランスを用いたことを特徴とする請求項1記載のLAN
    用インターフェースモジュール。
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