JPH11288171A - トナーリサイクル装置 - Google Patents

トナーリサイクル装置

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JPH11288171A
JPH11288171A JP10107065A JP10706598A JPH11288171A JP H11288171 A JPH11288171 A JP H11288171A JP 10107065 A JP10107065 A JP 10107065A JP 10706598 A JP10706598 A JP 10706598A JP H11288171 A JPH11288171 A JP H11288171A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は像担持体上から回収した回収トナーを
トナー凝集を防止しつつ、現像部に搬送してトナーを再
利用するトナーリサイクル装置を提供する。 【解決手段】トナーリサイクル装置1は、主エアポンプ
3に接続された排気チューブ7と吸気チューブ8が近接
した状態で接続ユニット6に取り付けられ、排気チュー
ブ5と吸気チューブ6にそれぞれ主エアポンプを補助す
る副エアポンプ4、5が配設されている。感光体上に残
留したトナーをクリーニングユニット2で回収し、一定
粒径のトナーのみを選別して連結チューブ9を介して排
気チューブ7に供給する。主エアポンプ3及び副エアポ
ンプ4、5は吸気チューブ8から空気を吸引して排気チ
ューブ7から接続ユニット6に空気を排出させ、連結チ
ューブ9を通してクリーニングユニット2から供給され
る回収トナーTaを接続ユニット6に搬送する。主エア
ポンプ3及び副エアポンプ4、5の生成する強力な空気
流により、排気チューブ7及び吸気チューブ8でトナー
凝集が発生することを防止しつつ、回収トナーTaを接
続ユニット6に適切に搬送できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーリサイクル
装置に関し、詳細には、像担持体上に残ったトナーを、
再利用するトナーリサイクル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トナーを使用した電子写真方式の
プリンタ、複写機及びファクシミリ装置等の画像形成装
置においては、クリーナーによって感光体上から回収さ
れたトナーは、廃棄されるか、そのまま画像形成を行う
現像ユニットの現像部に戻されるのがほとんどであっ
た。
【0003】そこで、近時、資源の有効利用が要望され
るなか、クリーナーによって感光体上から回収されたト
ナーを再利用(リサイクル)することが要望されてお
り、感光体からクリーナーにより除去して回収したトナ
ーを現像部に戻すトナーリサイクル装置を備えた画像形
成装置が提案されている。
【0004】ところが、この回収されたトナーを再利用
する場合、回収されたトナーは、紙から剥がれ落ちた紙
粉、紙片、紙の繊維に代表されるファイバー、埃、さら
には、凝集し粒径が大きくなったトナー、また、逆に粒
径が小さくなった微細トナーが、現像ユニット中の目詰
まり、現像剤流動性の低下、画像欠陥、出力画像の地汚
れなどの悪影響を及ぼすため、画像形成に適したトナー
粒径(以下、適正トナー粒径という。)よりも大きな径
の異物やトナー及び適正トナー粒径よりも小さい径の異
物やトナーを除去して、リサイクルすることが行われて
いる。
【0005】このようなトナーをリサイクルする画像形
成装置としては、例えば、特開平7−219349号公
報、特開平7−210047号公報及び特開平5−24
9820号公報等に記載された画像形成装置があり、例
えば、特開平7−219349号公報記載の画像形成装
置は、カートリッジ内のクリーナに回収された使用済み
トナーを、装置本体側に配設された使用済みトナーから
混在物を分離する分離装置に搬送するトナー搬送手段、
該トナー搬送手段に駆動力を伝達するトナー搬送駆動手
段、前記分離装置で異物を除去された分離済みトナーを
カートリッジ内の現像器に搬送するトナー搬送手段、分
離済みトナー搬送手段の駆動を伝達する分離済みトナー
搬送駆動手段を、備えている。
【0006】そして、これらの画像形成装置に用いられ
ているトナーリサイクル装置は、いずれも転写後に像担
持体から回収したトナーを搬送するのに、重力による落
下やスクリューコンベアを使用している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置やトナーリサイクル装置にあっ
ては、回収トナーを現像部に搬送するのに重力による落
下やスクリューコンベアを使用していたため、クリーニ
ングユニットと現像ユニットへ回収トナーを搬送する部
分とが隣接して配設されており、設計上の自由度が極め
て少なく、画像形成装置の小型化を行う上で問題であっ
た。また、感光体からクリーニングユニットの回収した
トナーを現像部へ搬送する際に、当該搬送経路でトナー
凝集やトナー詰まりが発生することに対しては、考慮さ
れていなかったため、トナー凝集やトナー詰まりにより
トナーの再利用を適切に行えない現象があった。
【0008】すなわち、上述のように、回収されたトナ
ーは、その粒径が一定しておらず、また、帯電していた
り、未使用トナーに比較して多くの水分を含んでおり、
回収トナーがクリーナーから現像部に搬送される搬送経
路でトナー凝集やトナー詰まりを起こしやすく、特に、
現像部への排出部でトナー凝集やトナー詰まりが発生し
やすいという現象があった。
【0009】このようなトナー詰まりが発生すると、回
収トナーが現像部に搬送されず、トナーを再利用するこ
とができないだけでなく、画像形成装置を停止させて、
メンテナンスを行う必要があり、画像形成装置の利用性
が悪いという問題があった。この場合、アジテーター等
の機械的な駆動力で回収トナーを現像部側に搬送する
と、画像形成装置が大型化し、コストが高くなるという
問題があった。
【0010】そこで、請求項1記載の発明は、像担持体
からクリーニングユニットの回収した回収トナーを、ク
リーニングユニットと現像ユニット側の接続ユニットと
を、搬送管と吸気管からなる循環搬送経路管で接続し
て、当該循環搬送経路管の途中に複数のエアポンプを配
設して、循環搬送経路管内に当該複数のエアポンプで空
気流を生成して、当該空気流で循環搬送経路管を通して
回収トナーを接続ユニットに搬送することにより、接続
ユニットを介して循環搬送経路管を循環する強力な空気
流を複数のエアポンプで生成して、トナー凝集の発生し
やすい回収トナーを、トナー詰まりの原因となるトナー
凝集を防止しつつ、適切にクリーニングユニット側から
接続ユニットに搬送し、効率的に回収トナーの搬送を行
うことのできるトナーリサイクル装置を提供することを
目的としている。
【0011】請求項2記載の発明は、像担持体からクリ
ーニングユニットの回収した回収トナーを、クリーニン
グユニットと現像ユニット側の接続ユニットとを、搬送
管と吸気管からなる循環搬送経路管で接続して、当該循
環搬送経路管の途中に複数のエアポンプを配設して、循
環搬送経路管内に当該複数のエアポンプで空気流を生成
し、当該空気流で循環搬送経路管を通して回収トナーを
接続ユニットに搬送するとともに、循環搬送経路管の途
中に配設された逆エアポンプでエアポンプの空気流より
も弱くエアポンプの空気流と逆方向の空気流を生成する
ことにより、接続ユニットを介して循環搬送経路管を循
環する強力な空気流を複数のエアポンプで生成して、ト
ナー凝集の発生しやすい回収トナーを適切にクリーニン
グユニット側から接続ユニットに搬送するとともに、逆
方向の空気流で循環搬送経路管内のトナー詰まりの原因
となるトナー凝集をより一層防止し、効率的に、かつ、
適切に回収トナーの搬送を行うことのできるトナーリサ
イクル装置を提供することを目的としている。
【0012】請求項3記載の発明は、循環搬送経路管内
のトナー凝集の発生の有無を検出する所定数のトナー凝
集検出手段を設けることにより、循環搬送経路管内のト
ナー凝集の発生の有無に応じて、適切にトナーリサイク
ル装置の動作の制御を行って、適切に回収トナーの搬送
を行うことのできるトナーリサイクル装置を提供するこ
とを目的としている。
【0013】請求項4記載の発明は、循環搬送経路管内
のトナー凝集の発生をトナー凝集検出手段が検出する
と、エアポンプとは逆方向の空気流を生成するとともに
エアポンプよりもその生成する空気流量の少ない空気流
を生成する複数の逆エアポンプのうち、トナー凝集の発
生位置に最も近い位置に配設されている逆エアポンプ
を、トナー凝集が解消されるまで駆動することにより、
回収トナーの搬送を行いつつ、逆方向の空気流で循環搬
送経路管内のトナー凝集を適切に解消し、効率的に、か
つ、より一層適切に回収トナーの搬送を行うことのでき
るトナーリサイクル装置を提供することを目的としてい
る。
【0014】請求項5記載の発明は、トナー凝集検出手
段を、循環搬送経路管内の静圧を計測してトナー凝集の
発生の有無を検出するものとすることにより、簡単な構
成で、かつ、適切にトナー凝集を検出し、適切にトナー
リサイクル装置の動作の制御を行って、安価にかつより
一層適切に回収トナーの搬送を行うことのできるトナー
リサイクル装置を提供することを目的としている。
【0015】請求項6記載の発明は、逆エアポンプを所
定時間駆動しても、トナー凝集が解消されないと、エア
ポンプの駆動を停止させることにより、逆エアポンプの
逆方向の空気流のみを循環搬送経路管内に流して、トナ
ー凝集を確実に解消し、より一層適切に回収トナーの搬
送を行うことのできるトナーリサイクル装置を提供する
ことを目的としている。
【0016】請求項7記載の発明は、循環搬送経路管に
所定の振動を付与する複数の加振手段を設け、複数のト
ナー凝集検出手段のうちの1つがトナー凝集の発生を検
出すると、当該トナー凝集の発生位置に最も近い位置に
配設されている加振手段を所定時間駆動することによ
り、加振手段の付与する振動で循環搬送経路管に発生し
たトナー凝集を確実に解消し、より一層適切に回収トナ
ーの搬送を行うことのできるトナーリサイクル装置を提
供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のト
ナーリサイクル装置は、像担持体にトナーを供給してト
ナー画像を形成する現像ユニットへ前記トナーを供給す
るトナー供給ユニットに、前記像担持体上に残留するト
ナーを回収するクリーニングユニットから当該回収した
回収トナーを搬送するトナーリサイクル装置において、
前記現像ユニット側に配設され所定形状の中空部を有し
て前記搬送されてくる回収トナーを収納して前記トナー
供給ユニットに当該回収トナーを供給する接続ユニット
と、当該接続ユニットの前記中空部に連通されるととも
に前記クリーニングユニット側に延在して配設されて前
記クリーニングユニットの回収した前記回収トナーが供
給される搬送管及び吸気管からなる循環搬送経路管と、
当該循環搬送経路管の途中に配設され当該循環搬送経路
管内に空気流を生成する複数のエアポンプと、を備え、
前記クリーニングユニットから供給される前記回収トナ
ーを、前記複数のエアポンプの生成する空気流により前
記循環搬送経路管を通して前記接続ユニットに搬送する
ことにより、上記目的を達成している。
【0018】上記構成によれば、像担持体からクリーニ
ングユニットの回収した回収トナーを、クリーニングユ
ニットと現像ユニット側の接続ユニットとを、搬送管と
吸気管からなる循環搬送経路管で接続して、当該循環搬
送経路管の途中に複数のエアポンプを配設して、循環搬
送経路管内に当該複数のエアポンプで空気流を生成し
て、当該空気流で循環搬送経路管を通して回収トナーを
接続ユニットに搬送しているので、接続ユニットを介し
て循環搬送経路管を循環する強力な空気流を複数のエア
ポンプで生成して、トナー凝集の発生しやすい回収トナ
ーを、トナー詰まりの原因となるトナー凝集を防止しつ
つ、適切にクリーニングユニット側から接続ユニットに
搬送することができ、効率的に回収トナーの搬送を行う
ことができる。
【0019】請求項2記載の発明のトナーリサイクル装
置は、像担持体にトナーを供給してトナー画像を形成す
る現像ユニットへ前記トナーを供給するトナー供給ユニ
ットに、前記像担持体上に残留するトナーを回収するク
リーニングユニットから当該回収した回収トナーを搬送
するトナーリサイクル装置において、前記現像ユニット
側に配設され所定形状の中空部を有して前記搬送されて
くる回収トナーを収納して前記トナー供給ユニットに当
該回収トナーを供給する接続ユニットと、当該接続ユニ
ットの前記中空部に連通されるとともに前記クリーニン
グユニット側に延在して配設されて前記クリーニングユ
ニットの回収した前記回収トナーが供給される搬送管及
び吸気管からなる循環搬送経路管と、当該循環搬送経路
管の途中に配設され当該循環搬送経路管内に空気流を生
成する複数のエアポンプと、当該循環搬送経路管の途中
に配設され前記エアポンプとは逆方向の空気流を生成す
るとともに前記エアポンプよりもその生成する空気流量
の少ない所定数の逆エアポンプと、を備え、前記逆エア
ポンプの生成する前記逆方向の空気流により前記循環搬
送経路管内での前記回収トナーの凝集を抑制しつつ、前
記クリーニングユニットから供給される前記回収トナー
を、前記複数のエアポンプの生成する空気流により前記
循環搬送経路管を通して前記接続ユニットに搬送するこ
とにより、上記目的を達成している。
【0020】上記構成によれば、像担持体からクリーニ
ングユニットの回収した回収トナーを、クリーニングユ
ニットと現像ユニット側の接続ユニットとを、搬送管と
吸気管からなる循環搬送経路管で接続して、当該循環搬
送経路管の途中に複数のエアポンプを配設して、循環搬
送経路管内に当該複数のエアポンプで空気流を生成し、
当該空気流で循環搬送経路管を通して回収トナーを接続
ユニットに搬送するとともに、循環搬送経路管の途中に
配設された逆エアポンプでエアポンプの空気流よりも弱
くエアポンプの空気流と逆方向の空気流を生成している
ので、接続ユニットを介して循環搬送経路管を循環する
強力な空気流を複数のエアポンプで生成して、トナー凝
集の発生しやすい回収トナーを適切にクリーニングユニ
ット側から接続ユニットに搬送することができるととも
に、逆方向の空気流で循環搬送経路管内のトナー詰まり
の原因となるトナー凝集をより一層防止することがで
き、効率的に、かつ、適切に回収トナーの搬送を行うこ
とができる。
【0021】上記各場合において、例えば、請求項3に
記載するように、前記トナーリサイクル装置は、前記循
環搬送経路管内のトナー凝集の発生の有無を検出する所
定数のトナー凝集検出手段を、さらに、備えていてもよ
い。
【0022】上記構成によれば、循環搬送経路管内のト
ナー凝集の発生の有無を検出する所定数のトナー凝集検
出手段を設けているので、循環搬送経路管内のトナー凝
集の発生の有無に応じて、適切にトナーリサイクル装置
の動作の制御を行うことができ、適切に回収トナーの搬
送を行うことができる。
【0023】また、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記トナーリサイクル装置は、前記循環搬送経路管
内のトナー凝集の発生の有無を検出する複数のトナー凝
集検出手段が前記循環搬送経路管に配設され、前記エア
ポンプとは逆方向の空気流を生成するとともに前記エア
ポンプよりもその生成する空気流量の少ない空気流を生
成する複数の逆エアポンプが前記循環搬送経路管に配設
され、前記複数のトナー凝集検出手段のうちの1つがト
ナー凝集の発生を検出すると、当該トナー凝集の発生を
検出したトナー凝集検出手段の配設位置に最も近い位置
に配設されている前記逆エアポンプを、前記トナー凝集
検出手段が前記トナー凝集が解消されたことを検出する
まで駆動させるものであってもよい。
【0024】上記構成によれば、循環搬送経路管内のト
ナー凝集の発生をトナー凝集検出手段が検出すると、エ
アポンプとは逆方向の空気流を生成するとともにエアポ
ンプよりもその生成する空気流量の少ない空気流を生成
する複数の逆エアポンプのうち、トナー凝集の発生位置
に最も近い位置に配設されている逆エアポンプを、トナ
ー凝集が解消されるまで駆動するので、回収トナーの搬
送を行いつつ、逆方向の空気流で循環搬送経路管内のト
ナー凝集を適切に解消することができ、効率的に、か
つ、より一層適切に回収トナーの搬送を行うことができ
る。
【0025】さらに、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記トナー凝集検出手段は、前記循環搬送経路管内
の静圧を計測して、前記トナー凝集の発生の有無を検出
するものであってもよい。
【0026】上記構成によれば、トナー凝集検出手段
を、循環搬送経路管内の静圧を計測してトナー凝集の発
生の有無を検出するものとしているので、簡単な構成
で、かつ、適切にトナー凝集を検出して、適切にトナー
リサイクル装置の動作の制御を行うことができ、安価
に、かつ、より一層適切に回収トナーの搬送を行うこと
ができる。
【0027】また、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記トナーリサイクル装置は、前記逆エアポンプを
所定時間駆動しても、前記トナー凝集検出手段が前記ト
ナー凝集が解消されたことを検出しないと、前記エアポ
ンプの駆動を停止させるものであってもよい。
【0028】上記構成によれば、逆エアポンプを所定時
間駆動しても、トナー凝集が解消されないと、エアポン
プの駆動を停止させるので、逆エアポンプの逆方向の空
気流のみを循環搬送経路管内に流して、トナー凝集を確
実に解消することができ、より一層適切に回収トナーの
搬送を行うことができる。
【0029】さらに、例えば、請求項7に記載するよう
に、前記トナーリサイクル装置は、前記循環搬送経路管
に所定の振動を付与する複数の加振手段を、さらに備
え、前記複数のトナー凝集検出手段のうちの1つがトナ
ー凝集の発生を検出すると、当該トナー凝集の発生を検
出したトナー凝集検出手段の配設位置に最も近い位置に
配設されている前記加振手段を所定時間駆動させるもの
であってもよい。
【0030】上記構成によれば、循環搬送経路管に所定
の振動を付与する複数の加振手段を設け、複数のトナー
凝集検出手段のうちの1つがトナー凝集の発生を検出す
ると、当該トナー凝集の発生位置に最も近い位置に配設
されている加振手段を所定時間駆動するので、加振手段
の付与する振動で循環搬送経路管に発生したトナー凝集
を確実に解消することができ、より一層適切に回収トナ
ーの搬送を行うことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0032】図1は、本発明のトナーリサイクル装置の
第1の実施の形態を示す図である。図1は、本発明のト
ナーリサイクル装置の第1の実施の形態を適用したトナ
ーリサイクル装置1の正面断面図である。
【0033】図1において、トナーリサイクル装置1
は、電子写真方式の画像形成装置の感光体(像担持体)
からクリーニングユニット2で回収した回収トナーTa
(図1中、白丸で表示)を、未使用トナーTb(図1
中、黒丸で表示)と混合して図示しない現像ユニットに
搬送するトナー供給ユニット10に、搬送するものであ
る。
【0034】この画像形成装置は、通常の電子写真方式
によりトナー画像を転写紙に転写・記録する。すなわ
ち、一様に帯電された感光体上に、画像データにより変
調された書込光を照射して、感光体上に静電潜像を形成
し、この静電潜像の形成された感光体に現像ユニットに
よりトナーを供給してトナー画像を感光体上に形成して
現像する。この感光体上のトナー画像を転写部で転写紙
に転写した後、感光体表面に残留したトナーをクリーニ
ングユニット2で掻き取る等の方法により回収する。画
像形成装置は、クリーニングユニット2で回収された回
収トナーTaを、トナーリサイクル装置1によりトナー
供給ユニット10に搬送して、トナー供給ユニット10
により未使用トナーTbと混合して現像ユニット側に搬
送し、現像ユニットで再度感光体に供給して、回収トナ
ーTaを再利用(リサイクル)する。
【0035】トナーリサイクル装置1は、主エアポンプ
3、2個の副エアポンプ4、5、接続ユニット6及びエ
アポンプ3と接続ユニット6を連結・連通する排気チュ
ーブ7と吸気チューブ8等を備えている。
【0036】クリーニングユニット2は、感光体から回
収した回収トナーTaのうち、一定粒径のトナーのみを
選別するトナー分級器を内蔵しており、連結チューブ9
により排気チューブ7に連結されている。クリーニング
ユニット2は、回収トナーTaのうち、一定粒径のトナ
ーのみを選別し、当該選別した回収トナーTaを連結チ
ューブ9を介して排気チューブ7に供給する。
【0037】主エアポンプ3は、上述のように、排気チ
ューブ7と吸気チューブ8により接続ユニット6に連通
されており、この排気チューブ7の途中に副エアポンプ
4が、吸気中部8の途中に副エアポンプ5がそれぞれ配
設されている。
【0038】主エアポンプ3は、ゴム材料等で形成され
たラバー部を備えており、当該ラバー部の中央部には、
図示しないモータの軸が連結されて、モータが回転する
ことにより、ラバー部を振動させる。主エアポンプ3
は、ラバー部が振動することにより、図1中矢印で示す
ように、吸気チューブ8から空気を吸引して、排気チュ
ーブ7から空気を排出させる。副エアポンプ4は、排気
チューブ7の連結チューブ9と主エアポンプ3との間に
配設されており、主エアポンプ3から排出された空気を
さらに接続ユニット6方向に送り出して、主エアポンプ
3の空気の排出動作を補助する。副エアポンプ5は、吸
気チューブ8の途中に配設されており、接続ユニット6
から空気を吸引して主エアポンプ3方向に送り出して、
主エアポンプ3の空気の吸引動作を補助する。
【0039】そして、この排気チューブ7の副エアポン
プ4と接続ユニット6との間にクリーニングユニット2
に連通する連結チューブ9が連通しており、クリーニン
グユニット2から連結チューブ9に供給された回収トナ
ーTaが、排気チューブ7内を接続ユニット6方向に流
れる空気により排気チューブ7に吸引されて、排気チュ
ーブ7を通過して接続ユニット6に搬送される。
【0040】そして、接続ユニット6には、その側面に
上記排気チューブ7と吸気チューブ8が取り付けられて
おり、排気チューブ7と吸気チューブ8は、所定の近接
した状態で接続ユニット6に取り付けられている。
【0041】接続ユニット6は、所定の箱形状、例え
ば、上部が下部よりも狭い直方形状あるいは円筒形状等
に形成され、内部に接続ユニット6の形状に対応した中
空部6aが形成されている。接続ユニット6は、トナー
供給ユニット10上に配設されており、下部の開口部を
通してトナー供給ユニット10に連通している。したが
って、排気チューブ7を介して接続ユニット6の中空部
6a内に搬送されてきた回収トナーTaは、接続ユニッ
ト6の下部開口部からトナー供給ユニット10に供給さ
れる。
【0042】上記排気チューブ7及び連結チューブ9
は、搬送管として機能し、吸気チューブ8は、吸気管と
して機能し、また、排気チューブ7、連結チューブ9及
び吸気チューブ8は、全体として、循環搬送経路管とし
て機能している。
【0043】トナー供給ユニット10には、未使用トナ
ーTbを収納するトナーボトル11が連結されており、
トナー供給ユニット10は、トナーボトル11内の未使
用トナーTbと接続ユニット6から供給される回収トナ
ーTaを混合して、図外の現像ユニットに搬送する。
【0044】次に、本実施の形態の作用を説明する。ト
ナーリサイクル装置1は、主エアポンプ3に接続された
排気チューブ7と吸気チューブ8を、トナー供給ユニッ
ト10に連通された接続ユニット6に取り付けるととも
に、排気チューブ7と吸気チューブ8とに副エアポンプ
4、5を配設して、複数のエアポンプ3〜5の空気流を
活用して、トナー詰まりを防止しつつ、効率的に回収ト
ナーTaを搬送するところに、その特徴がある。
【0045】すなわち、トナーリサイクル装置1の適用
されている画像形成装置は、静電潜像の形成された図示
しない感光体に現像ユニットによりトナーを供給してト
ナー画像を形成し、感光体上のトナー画像を転写部で転
写紙に転写する。転写後に感光体上に残留したトナーを
クリーニングユニット2で回収し、クリーニングユニッ
ト2で回収トナーTaのうち、一定粒径の回収トナーT
aのみを選別して、当該選別した回収トナーTaを連結
チューブ9を通して排気チューブ7に供給する。排気チ
ューブ7は、主エアポンプ3と接続ユニット6に連通さ
れており、また、主エアポンプ3と接続ユニット6に
は、吸気チューブ8が連結されている。そして、排気チ
ューブ7には、副エアポンプ4が配設されており、吸気
チューブ8には、副エアポンプ5が配設されている。
【0046】主エアポンプ3は、吸気チューブ8から空
気を吸引して、排気チューブ7から接続ユニット6に空
気を排出させ、副エアポンプ4は、主エアポンプ3の排
気動作を補助し、また、副エアポンプ5は、主エアポン
プ3の吸気動作を補助する。そして、この排気チューブ
7の副エアポンプ4と接続ユニット6の間にクリーニン
グユニット2で選別された回収トナーTaが連結チュー
ブ9を通して供給される。
【0047】したがって、クリーニングユニット2で選
別された回収トナーTaは、3個のエアポンプ3〜5に
より生成される強力な空気流により、連結チューブ9及
び排気チューブ7を通して接続ユニット6の中空部6a
内に搬送される。
【0048】接続ユニット6に搬送された回収トナーT
aは、下端の開口部を通して、トナー供給ユニット10
に供給され、トナー供給ユニット10は、接続ユニット
6から供給される回収トナーTaをトナーボトル11内
の未使用トナーTbとともに図外の現像ユニットに搬送
して、再度、現像ユニットで現像に供する。
【0049】そして、主エアポンプ3が空気流を排出す
る排気チューブ7に、主エアポンプ3の生成する空気流
と同じ方向の空気流を生成する副エアポンプ4が配設さ
れ、主エアポンプ3が空気流を吸引する吸気チューブ8
に、主エアポンプ3の生成する空気流と同じ方向の空気
流を生成する副エアポンプ5が配設されているため、主
エアポンプ3から排出されて副エアポンプ4により補助
され接続ユニット6の中空部6a内に排気チューブ7か
ら流入した空気と略同じ体積の空気が吸気チューブ8に
流入し、副エアポンプ5に補助されてエアポンプ3に還
流される。したがって、強力な空気流を効率的に活用し
て、効率的に回収トナーTaの搬送を行うことができ、
排気チューブ7及び吸気チューブ8等の循環搬送経路管
に回収トナーTaが詰まって、トナー凝集が発生するこ
とを抑制することができる。その結果、回収トナーTa
をトナー凝集の発生を抑制しつつ、適切に搬送すること
ができる。
【0050】また、排気チューブ7から空気流により接
続ユニット6の中空部6a内に搬送されてきた回収トナ
ーTaは、その自重により中空部6a内を落下して、下
端の開口部からトナー供給ユニット10に供給される。
したがって、空気流を効率的に活用しつつ、各エアポン
プ3〜5の間の排気チューブ7及び吸気チューブ8の搬
送経路間に静圧を加えて、トナー詰まりを防止すること
ができる。その結果、回収トナーTaを適切に接続ユニ
ット6に搬送して、適切にトナーリサイクルを行うこと
ができる。
【0051】なお、本実施の形態においては、主エアポ
ンプ3と2個の副エアポンプ4、5の計3個のエアポン
プを設けているが、エアポンプの数は、3個に限るもの
ではなく、2個以上であれば、適宜の数のエアポンプを
排気チューブ7及び吸気チューブに設けてもよい。
【0052】図2は、本発明のトナーリサイクル装置の
第2の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、搬
送経路に主エアポンプの生成する空気流と逆方向の空気
流を生成する逆エアポンプを配設したもので、請求項2
に対応するものである。
【0053】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様のトナーリサイクル装置に適用したものであり、本
実施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態と
同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な
説明を省略する。
【0054】図2は、本発明のトナーリサイクル装置の
第2の実施の形態を適用したトナーリサイクル装置20
の概略構成図である。
【0055】図2において、本実施の形態のトナーリサ
イクル装置20は、上記第1の実施の形態のトナーリサ
イクル装置1と同様に、排気チューブ7と吸気チューブ
8により主エアポンプ3と接続ユニット6が連結・連通
され、接続ユニット6は、トナー供給ユニット10にそ
の中空部6aが連通する状態で配設されている。排気チ
ューブ7の途中に、クリーニングユニット2に接続され
た連結チューブ9が接続されており、排気チューブ7の
連結チューブ9との接続部と主エアポンプ3との間に副
エアポンプ4が配設されている。また、吸気チューブ8
の途中に副エアポンプ5が配設されており、副エアポン
プ4及び副エアポンプ5は、図2に矢印で示すように、
主エアポンプ3の生成する空気流と同じ方向の空気流を
生成して、主エアポンプ3の補助を行う。
【0056】そして、排気チューブ7には、主エアポン
プ3と副エアポンプ4との間に、逆エアポンプ21が配
設されており、吸気チューブ8には、主エアポンプ3と
副エアポンプ5の間に、逆エアポンプ22が配設されて
いる。逆エアポンプ21及び逆エアポンプ22は、主エ
アポンプ3及び副エアポンプ4、5の出力、すなわち、
生成する空気流量よりも少ない空気流量を生成する能力
を有しているとともに、図2に矢印で示すように、主エ
アポンプ3及び副エアポンプ4、5の生成する空気流と
逆方向の空気流を生成し、排気チューブ7の主エアポン
プ3と逆エアポンプ21との間及び逆エアポンプ21と
副エアポンプ4との間に、主エアポンプ3及び副エアポ
ンプ4の生成する静圧とは逆方向の静圧を生成し、ま
た、吸気チューブ8の主エアポンプ3と逆エアポンプ2
2との間及び逆エアポンプ22と副エアポンプ5との間
に、主エアポンプ3及び副エアポンプ5の生成する静圧
とは逆方向の静圧を生成する。
【0057】本実施の形態のトナーリサイクル装置20
は、主エアポンプ3が、吸気チューブ8から空気を吸引
して、排気チューブ7から接続ユニット6に空気を排出
させ、副エアポンプ4が主エアポンプ3の排気動作を補
助するとともに、逆エアポンプ21が主エアポンプ3及
び副エアポンプ4の生成する空気流と逆方向であって主
エアポンプ3及び副エアポンプ4の生成する空気流より
も出力の小さい空気流を生成し、また、副エアポンプ5
が主エアポンプ3の吸気動作を補助するとともに、逆エ
アポンプ22が主エアポンプ3及び副エアポンプ5の生
成する空気流と逆方向であって主エアポンプ3及び副エ
アポンプ5の生成する空気流よりも出力の小さい空気流
を生成する。そして、この排気チューブ7の副エアポン
プ4と接続ユニット6の間にクリーニングユニット2で
選別された回収トナーTaが連結チューブ9を通して供
給される。
【0058】したがって、クリーニングユニット2で選
別された回収トナーTaは、3個のエアポンプ3〜5に
より生成される強力な空気流により、連結チューブ9及
び排気チューブ7を通して接続ユニット6の中空部6a
内に搬送されるとともに、逆エアポンプ21及び逆エア
ポンプ22の生成する空気流により排気チューブ7及び
吸気チューブ8内を流れる回収トナーTaの流れを乱
し、排気チューブ7及び吸気チューブ8内での回収トナ
ーTaの凝集をより一層抑制する。
【0059】すなわち、排気チューブ7及び吸気チュー
ブ8内に主エアポンプ3と副エアポンプ4、5による一
方向の空気流だけが流れていると、トナー凝集が発生し
た場合に当該トナー凝集が安定するおそれがあるが、逆
エアポンプ21、22による小さな逆方向の空気流があ
ると、発生したトナー凝集を逆方向の空気流により破壊
することができ、トナー凝集の発生をより一層抑制する
ことができる。その結果、回収トナーTaをトナー凝集
の発生をより一層抑制しつつ、より一層適切に搬送する
ことができる。
【0060】図3は、本発明のトナーリサイクル装置の
第3の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、搬
送経路にトナー凝集箇所を検出するトナー凝集検出手段
を配設して、トナー凝集検出手段の検出結果に基づい
て、エアポンプの動作を制御し、また、搬送経路へ振動
を付与するもので、請求項3から請求項7に対応するも
のである。
【0061】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態及び第2の実施の形態と同様のトナーリサイクル装
置に適用したものであり、本実施の形態の説明において
は、必要に応じて、上記第1の実施の形態及び第2の実
施の形態の説明で用いた符号を用いて、以下説明する。
【0062】図3は、本発明のトナーリサイクル装置の
第3の本実施の形態を適用したトナーリサイクル装置に
用いられるトナー凝集検出部30の正面図である。
【0063】図3において、トナーリサイクル装置は、
上記第1の実施の形態のトナーリサイクル装置1と同様
のクリーニングユニット2、エアポンプ3〜5、接続ユ
ニット6等を備え、エアポンプ3と接続ユニット6が、
排気チューブ7と吸気チューブ8により連結されてい
る。排気チューブ7の副エアポンプ4と接続ユニット6
との間にクリーニングユニット2で選別された回収トナ
ーTaが連結チューブ9を通して供給される。また、こ
のトナーリサイクル装置には、排気チューブ7及び吸気
チューブ8に、必要に応じて、上記第2の実施の形態と
同様の逆エアポンプ21及び逆エアポンプ22が配設さ
れる。さらに、このトナーリサイクル装置には、必要に
応じて、排気チューブ7や吸気チューブ8に所定の振動
を付与する加振機構が配設される。
【0064】そして、排気チューブ7及び吸気チューブ
8、特に、排気チューブ7には、適当な箇所、トナー凝
集Tgの発生しやすい箇所に、トナー凝集検出部(トナ
ー凝集検出手段)30が配設されている。このトナー凝
集検出部3を配設する箇所は、1箇所に限るものではな
く、トナー凝集Tgの発生しやすい複数の箇所に配設し
てもよい。
【0065】トナー凝集検出部30は、細管31、シリ
ンダ32、U字型マノメータ33、LED(Light Emit
ting Diode)34及びLEDディテクタ35等を備えて
おり、細管31は、排気チューブ7や吸気チューブ8の
トナー凝集Tgの発生しやすい箇所に連通して接続され
ている。
【0066】細管31は、シリンダ32に連通して接続
されており、シリンダ32に、U字型マノメータ33が
連通して接続されている。LED34は、U字型マノメ
ータ33のU字型内に配設されているとともに、排気チ
ューブ7あるいは吸気チューブ8にトナー凝集Tgが発
生した際にU字型マノメータ33のマノメータ水位の上
昇する方の管に向かって向かって配設されており、図3
に矢印で示すように、当該U字型マノメータ33の管に
向かって光を投射する。
【0067】LEDディテクタ35は、LED34の投
射する光の進行方向の適切な位置に配設されており、L
ED34から入射される光の有無を検出して、検出結果
を図示しない制御部に出力する。制御部は、LED34
からの検出信号に基づいて、主エアポンプ3、副エアポ
ンプ4、5、逆エアポンプ21、22の駆動制御及び加
振機構の駆動制御を行う。
【0068】上記加振機構(加振手段)は、例えば、半
円形の加振カムと、当該加振カムを回転駆動する加振モ
ータ等で構成され、排気チューブ7や吸気チューブ8の
トナー凝集Tgの発生しやすい箇所(複数の箇所であっ
てもよい)に、加振カムを排気チューブ7や吸気チュー
ブ8に近接させた状態で配設される。加振機構は、加振
モータにより加振カムを回転駆動し、加振カムが回転す
ることにより、排気チューブ7や吸気チューブ8に所定
の衝撃振動を付与する。
【0069】本実施の形態のトナーリサイクル装置は、
主エアポンプ3及び副エアポンプ4、5を駆動させた状
態で、クリーニングユニット2で選別された回収トナー
Taを、連結チューブ9及び排気チューブ7を通して接
続ユニット6に搬送し、接続ユニット6に送り込んだ空
気流を吸気チューブ8を通して、主エアポンプ3に戻し
ながら順次回収トナーTaを接続ユニット6に搬送す
る。そして、トナーリサイクル装置は、接続ユニット6
からトナー供給ユニット10に回収トナーTaを供給し
て、トナーボトル11内の未使用トナーTbとともに現
像ユニットに搬送する。
【0070】そして、上記回収トナーTaの搬送経路で
ある排気チューブ7及び吸気チューブ8のトナー凝集T
gの発生しやすい箇所にトナー凝集検出部30が配設さ
れており、トナー凝集検出部30は、トナー凝集Tgを
U字型マノメータ33のマノメータ水位の上昇、すなわ
ち、静圧の変化をLED34とLEDディテクタ35に
よりトナー凝集Tgの発生の有無を検出して、検出結果
を制御部に出力する。
【0071】制御部は、トナー凝集検出部30が、図3
に示すように、トナー凝集Tgを検出すると、排気チュ
ーブ7と吸気チューブ8に複数配設されているトナー凝
集検出部30のうちいずれのトナー凝集検出部30がト
ナー凝集Tgを検出したかにより、排気チューブ7ある
いは吸気チューブ8でのトナー凝集Tgの発生箇所を特
定、例えば、いま、排気チューブ7と吸気チューブ8に
1個ずつトナー凝集検出部30が配設されているとする
と、いずれのチューブに配設されているトナー凝集検出
部30がトナー凝集Tgを検出したかにより、排気チュ
ーブ7と吸気チューブ8のいずれでトナー凝集Tgが発
生したかを特定する。制御部は、トナー凝集Tgの発生
箇所を特定すると、主エアポンプ3及び副エアポンプ
4、5を駆動させた状態のまま、すなわち、主エアポン
プ3及び副エアポンプ4、5による回収トナーTaの搬
送を継続しつつ、当該トナー凝集Tgの発生した排気チ
ューブ7あるいは吸気チューブ8に配設されている逆エ
アポンプ21あるいは逆エアポンプ22を駆動させて、
トナー凝集Tgの発生している箇所に主エアポンプ3及
び副エアポンプ4、5の生成する空気圧とは逆方向の空
気圧を印加する。逆エアポンプ21あるいは逆エアポン
プ22が駆動されることにより、トナー凝集Tg部分に
主エアポンプ3と副エアポンプ4、5による空気流と逆
方向の空気流が排気チューブ7あるいは吸気チューブ8
に生成され、トナー凝集Tgが適切に解消される。
【0072】制御部は、トナー凝集検出部30がトナー
凝集Tgが解消されたことを検出するまで、上記逆エア
ポンプ21あるいは逆エアポンプ22を駆動させ、トナ
ー凝集Tgが解消されると、駆動させていた逆エアポン
プ21あるいは逆エアポンプ22の駆動を停止させる。
【0073】したがって、本実施の形態のトナーリサイ
クル装置は、トナー凝集検出部30が、回収トナーTa
の搬送中にトナー凝集Tgが発生したことを検出する
と、当該トナー凝集Tgの発生した排気チューブ7ある
いは吸気チューブ8の逆エアポンプ21あるいは逆エア
ポンプ22をトナー凝集Tgが解消されるまで駆動し、
回収トナーTaを接続ユニット6に搬送しつつ、適切に
トナー凝集Tgを解消させることができる。
【0074】また、この場合、制御部は、トナー凝集T
gが発生した場合に、上述のように、主エアポンプ3及
び副エアポンプ4、5による回収トナーTaの搬送を継
続しつつ、当該トナー凝集Tgの発生した排気チューブ
7あるいは吸気チューブ8に配設されている逆エアポン
プ21あるいは逆エアポンプ22を駆動させ、所定時間
経過しても、トナー凝集検出部30がトナー凝集Tgが
解消されたことを検出しないと、主エアポンプ3及び副
エアポンプ4、5の駆動を停止させて、逆エアポンプ2
1あるいは逆エアポンプ22の一方のみ、あるいは、逆
エアポンプ21と逆エアポンプ22の双方を駆動させ
る。
【0075】このようにすると、逆エアポンプ21と逆
エアポンプ22の少なくとも一方の生成する逆方向の空
気流、すなわち、主エアポンプ3及び副エアポンプ4、
5の生成していた空気流の方向とは逆方向の空気流によ
りトナー凝集Tgを効率的に解消することができる。
【0076】さらに、トナーリサイクル装置に、排気チ
ューブ7や吸気チューブ8に所定の衝撃振動を付与する
加振機構が配設されているときには、適時、例えば、ト
ナー凝集検出部30がトナー凝集Tgを検出したときで
あって、主エアポンプ3及び副エアポンプ4、5のみを
駆動させた状態で、あるいは、主エアポンプ3と副エア
ポンプ4、5及び逆エアポンプ21、22のうち少なく
とも一方を駆動させた状態、あるいは、主エアポンプ3
と副エアポンプ4、5を停止させて逆エアポンプ21、
22のうち少なくとも一方を駆動させた状態で、当該ト
ナー凝集Tgの発生した近くに配設されている加振機構
を駆動させ、加振機構によりトナー凝集Tgの発生して
いる近くの排気チューブ7あるいは吸気チューブ8に振
動を付与してもよい。
【0077】このようにすると、トナー凝集Tgに振動
が付与されて、トナー凝集Tgをより一層効率的に解消
させることができる。すなわち、回収トナーTaは、未
使用トナーTbに比較して、水分量が多く、また、トナ
ーの種類によっては、水分量の多いものがあり、このよ
うなトナーは、排気チューブ7や吸気チューブ8の管壁
に付着しやすい。このような管壁に付着した回収トナー
Taを空気流だけで解消するのは困難なことが多いが、
加振機構により振動を付与することにより、適切にトナ
ー凝集Tgを解消することができる。 〈実施例〉図4は、上記第1の実施の形態から第3の実
施の形態のトナーリサイクル装置及びトナー凝集検出部
を適用した実施例の電子写真方式の複写装置40の要部
斜視図である。
【0078】複写装置40は、トナーリサイクル装置4
1を備えており、トナーリサイクル装置41は、クリー
ニングユニット42、主エアポンプ43、接続ユニット
44、排気チューブ45及び吸気チューブ46等を備え
ている。また、複写装置40は、トナー供給ユニット4
7及びトナーボトル48等を備えているとともに、図示
しない現像ユニット、感光体(像担持体)、転写ユニッ
ト等の電子写真方式で画像を形成するのに必要な各ユニ
ットを備えている。
【0079】トナーリサイクル装置41の接続ユニット
44は、トナー供給ユニット47上に配設されており、
接続ユニット44と主エアポンプ43が排気チューブ4
5と吸気チューブ46により連通されている。排気チュ
ーブ45は、連結チューブ49によりクリーニングユニ
ット42に連通されている。
【0080】トナーリサイクル装置41は、感光体上に
残留したトナーをクリーニングユニット42で回収し
て、一定粒径のトナーのみを分別して連結チューブ49
を通して排気チューブ45に供給し、主エアポンプ43
が吸気チューブ46を通して接続ユニット44から空気
を吸引して、当該空気を排気チューブ45を通して接続
ユニット44に送ることにより、連結チューブ49を通
してクリーニングユニット42から供給される回収トナ
ーTa(図示略)を、空気流により排気チューブ45を
通して接続ユニット44に搬送する。
【0081】接続ユニット44に搬送された回収トナー
Taは、トナー供給ユニット47に供給され、トナー供
給ユニット47には、さらに、トナーボトル48から未
使用トナーTbが供給される。トナー供給ユニット47
は、トナーボトル48から供給される未使用トナーTb
と接続ユニット44から供給される回収トナーTaを撹
拌しつつ、図外の現像ユニットに搬送する。
【0082】上記構成のトナーリサイクル装置41を複
写装置40に取り付けて、以下のような実験を行った。
【0083】なお、主エアポンプ43は、その流量が約
2.2立方m/分のものを使用し、排気チューブ45及
び吸気チューブ46は、長さ5mで、直径が6mmφの
ものを使用している。この排気チューブ45と吸気チュ
ーブ46の長さは、通常の複写装置に用いられる長さよ
りも意図的に長くしてあり、トナー凝集の発生しやすい
条件にしている。
【0084】そして、以下の条件において、原稿の紙面
内に占める画像の割合が6%の標準原稿(以下、6%原
稿という。)と、原稿の紙面内に占める画像の割合が1
2%の原稿(以下、12%原稿という。)とを、それぞ
れ30000回連続複写を行って、トナーリサイクル装
置41の評価を行った。
【0085】〈条件〉 条件A:排気チューブ45及び吸気チューブ46に副エ
アポンプを取り付けず、主エアポンプ43による空気流
のみで、回収トナーTaを搬送する。副エアポンプは、
その流量が約2.2立方m/分のものである。
【0086】条件B:排気チューブ45及び吸気チュー
ブ46に、上記第1及び第2の実施の形態で示したよう
な副エアポンプを取り付け、主エアポンプ43と合わせ
て3台のエアポンプによる空気流で、回収トナーTaを
搬送する。
【0087】条件C:排気チューブ45及び吸気チュー
ブ46に、上記第3の実施の形態で示したようなトナー
凝集検出部を設けるとともに、トナー凝集検出部がトナ
ー凝集を検出した場合に駆動する逆エアポンプを、上記
第2の実施の形態と同様に、排気チューブ45と吸気チ
ューブ46の副エアポンプと主エアポンプ43との間に
配設した。この逆エアポンプは、その流量が約0.8立
方m/分のものである。
【0088】条件D:条件Cの条件に加えて、排気チュ
ーブ45と吸気チューブ46にそれぞれ振動を付加する
加振機構を配設した。
【0089】〈評価〉 条件Aの場合:トナーリサイクル装置41による回収ト
ナーTaのリサイクル効率が悪く、途中で排気チューブ
45内のトナー凝集が発生して、トナーリサイクル装置
41の作動が停止した。
【0090】条件Bの場合:条件Aの場合に比較して、
リサイクル効率が向上し、6%原稿及び12%原稿とも
に30000回複写を行うことができたが、後半におい
て、複写画像が悪化する傾向が見られた。
【0091】条件Cの場合:条件Bの場合に比較して、
リサイクル効率がさらに向上し、6%原稿及び12%原
稿ともに、30000回複写を行うことができたが、後
半において、複写画像が悪化する傾向が見られた。ま
た、排気チューブ45及び吸気チューブ46へのトナー
凝集はほとんど発生しなかった。
【0092】条件Dの場合:条件Bとに比較して、リサ
イクル効率がさらに向上し、6%原稿及び12%原稿と
もに、30000回複写を行うことができた。また、排
気チューブ45及び吸気チューブ46のトナー凝集は完
全に解消され、トナー凝集による排気チューブ45及び
吸気チューブ46の詰まりは、全く発生しなかった。ま
た、複写画像の画像品質もほぼ一定であった。
【0093】
【発明の効果】請求項1記載の発明のトナーリサイクル
装置によれば、像担持体からクリーニングユニットの回
収した回収トナーを、クリーニングユニットと現像ユニ
ット側の接続ユニットとを、搬送管と吸気管からなる循
環搬送経路管で接続して、当該循環搬送経路管の途中に
複数のエアポンプを配設して、循環搬送経路管内に当該
複数のエアポンプで空気流を生成して、当該空気流で循
環搬送経路管を通して回収トナーを接続ユニットに搬送
しているので、接続ユニットを介して循環搬送経路管を
循環する強力な空気流を複数のエアポンプで生成して、
トナー凝集の発生しやすい回収トナーを、トナー詰まり
の原因となるトナー凝集を防止しつつ、適切にクリーニ
ングユニット側から接続ユニットに搬送することがで
き、効率的に回収トナーの搬送を行うことができる。
【0094】請求項2記載の発明のトナーリサイクル装
置によれば、像担持体からクリーニングユニットの回収
した回収トナーを、クリーニングユニットと現像ユニッ
ト側の接続ユニットとを、搬送管と吸気管からなる循環
搬送経路管で接続して、当該循環搬送経路管の途中に複
数のエアポンプを配設して、循環搬送経路管内に当該複
数のエアポンプで空気流を生成し、当該空気流で循環搬
送経路管を通して回収トナーを接続ユニットに搬送する
とともに、循環搬送経路管の途中に配設された逆エアポ
ンプでエアポンプの空気流よりも弱くエアポンプの空気
流と逆方向の空気流を生成しているので、接続ユニット
を介して循環搬送経路管を循環する強力な空気流を複数
のエアポンプで生成して、トナー凝集の発生しやすい回
収トナーを適切にクリーニングユニット側から接続ユニ
ットに搬送することができるとともに、逆方向の空気流
で循環搬送経路管内のトナー詰まりの原因となるトナー
凝集をより一層防止することができ、効率的に、かつ、
適切に回収トナーの搬送を行うことができる。
【0095】請求項3記載の発明のトナーリサイクル装
置によれば、循環搬送経路管内のトナー凝集の発生の有
無を検出する所定数のトナー凝集検出手段を設けている
ので、循環搬送経路管内のトナー凝集の発生の有無に応
じて、適切にトナーリサイクル装置の動作の制御を行う
ことができ、適切に回収トナーの搬送を行うことができ
る。
【0096】請求項4記載の発明のトナーリサイクル装
置によれば、循環搬送経路管内のトナー凝集の発生をト
ナー凝集検出手段が検出すると、エアポンプとは逆方向
の空気流を生成するとともにエアポンプよりもその生成
する空気流量の少ない空気流を生成する複数の逆エアポ
ンプのうち、トナー凝集の発生位置に最も近い位置に配
設されている逆エアポンプを、トナー凝集が解消される
まで駆動するので、回収トナーの搬送を行いつつ、逆方
向の空気流で循環搬送経路管内のトナー凝集を適切に解
消することができ、効率的に、かつ、より一層適切に回
収トナーの搬送を行うことができる。
【0097】請求項5記載の発明のトナーリサイクル装
置によれば、トナー凝集検出手段を、循環搬送経路管内
の静圧を計測してトナー凝集の発生の有無を検出するも
のとしているので、簡単な構成で、かつ、適切にトナー
凝集を検出して、適切にトナーリサイクル装置の動作の
制御を行うことができ、安価に、かつ、より一層適切に
回収トナーの搬送を行うことができる。
【0098】請求項6記載の発明のトナーリサイクル装
置によれば、逆エアポンプを所定時間駆動しても、トナ
ー凝集が解消されないと、エアポンプの駆動を停止させ
るので、逆エアポンプの逆方向の空気流のみを循環搬送
経路管内に流して、トナー凝集を確実に解消することが
でき、より一層適切に回収トナーの搬送を行うことがで
きる。
【0099】請求項7記載の発明のトナーリサイクル装
置によれば、循環搬送経路管に所定の振動を付与する複
数の加振手段を設け、複数のトナー凝集検出手段のうち
の1つがトナー凝集の発生を検出すると、当該トナー凝
集の発生位置に最も近い位置に配設されている加振手段
を所定時間駆動するので、加振手段の付与する振動で循
環搬送経路管に発生したトナー凝集を確実に解消するこ
とができ、より一層適切に回収トナーの搬送を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトナーリサイクル装置の第1の実施の
形態を適用したトナーリサイクル装置の正面断面図。
【図2】本発明のトナーリサイクル装置の第2の実施の
形態を適用したトナーリサイクル装置の正面断面図。
【図3】本発明のトナーリサイクル装置の第3の実施の
形態を適用したトナーリサイクル装置のトナー凝集検出
部の正面断面図。
【図4】本発明のトナーリサイクル装置の実験例に使用
した複写装置のトナーリサイクル装置部分の要部斜視
図。
【符号の説明】
1 トナーリサイクル装置 2 クリーニングユニット 3 主エアポンプ 4、5 副エアポンプ 6 接続ユニット 6a 中空部 7 排気チューブ 8 吸気チューブ 9 連結チューブ 10 トナー供給ユニット 11 トナーボトル Ta 回収トナー Tb 未使用トナー 20 トナーリサイクル装置 21、22 逆エアポンプ 30 トナー凝集検出部 31 細管 32 シリンダ 33 U字型マノメータ 34 LED 35 LEDディテクタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体にトナーを供給してトナー画像を
    形成する現像ユニットへ前記トナーを供給するトナー供
    給ユニットに、前記像担持体上に残留するトナーを回収
    するクリーニングユニットから当該回収した回収トナー
    を搬送するトナーリサイクル装置において、前記現像ユ
    ニット側に配設され所定形状の中空部を有して前記搬送
    されてくる回収トナーを収納して前記トナー供給ユニッ
    トに当該回収トナーを供給する接続ユニットと、当該接
    続ユニットの前記中空部に連通されるとともに前記クリ
    ーニングユニット側に延在して配設されて前記クリーニ
    ングユニットの回収した前記回収トナーが供給される搬
    送管及び吸気管からなる循環搬送経路管と、当該循環搬
    送経路管の途中に配設され当該循環搬送経路管内に空気
    流を生成する複数のエアポンプと、を備え、前記クリー
    ニングユニットから供給される前記回収トナーを、前記
    複数のエアポンプの生成する空気流により前記循環搬送
    経路管を通して前記接続ユニットに搬送することを特徴
    とするトナーリサイクル装置。
  2. 【請求項2】像担持体にトナーを供給してトナー画像を
    形成する現像ユニットへ前記トナーを供給するトナー供
    給ユニットに、前記像担持体上に残留するトナーを回収
    するクリーニングユニットから当該回収した回収トナー
    を搬送するトナーリサイクル装置において、前記現像ユ
    ニット側に配設され所定形状の中空部を有して前記搬送
    されてくる回収トナーを収納して前記トナー供給ユニッ
    トに当該回収トナーを供給する接続ユニットと、当該接
    続ユニットの前記中空部に連通されるとともに前記クリ
    ーニングユニット側に延在して配設されて前記クリーニ
    ングユニットの回収した前記回収トナーが供給される搬
    送管及び吸気管からなる循環搬送経路管と、当該循環搬
    送経路管の途中に配設され当該循環搬送経路管内に空気
    流を生成する複数のエアポンプと、当該循環搬送経路管
    の途中に配設され前記エアポンプとは逆方向の空気流を
    生成するとともに前記エアポンプよりもその生成する空
    気流量の少ない所定数の逆エアポンプと、を備え、前記
    逆エアポンプの生成する前記逆方向の空気流により前記
    循環搬送経路管内での前記回収トナーの凝集を抑制しつ
    つ、前記クリーニングユニットから供給される前記回収
    トナーを、前記複数のエアポンプの生成する空気流によ
    り前記循環搬送経路管を通して前記接続ユニットに搬送
    することを特徴とするトナーリサイクル装置。
  3. 【請求項3】前記トナーリサイクル装置は、前記循環搬
    送経路管内のトナー凝集の発生の有無を検出する所定数
    のトナー凝集検出手段を、さらに、備えたことを特徴と
    する請求項1または請求項2記載のトナーリサイクル装
    置。
  4. 【請求項4】前記トナーリサイクル装置は、前記循環搬
    送経路管内のトナー凝集の発生の有無を検出する複数の
    トナー凝集検出手段が前記循環搬送経路管に配設され、
    前記エアポンプとは逆方向の空気流を生成するとともに
    前記エアポンプよりもその生成する空気流量の少ない空
    気流を生成する複数の逆エアポンプが前記循環搬送経路
    管に配設され、前記複数のトナー凝集検出手段のうちの
    1つがトナー凝集の発生を検出すると、当該トナー凝集
    の発生を検出したトナー凝集検出手段の配設位置に最も
    近い位置に配設されている前記逆エアポンプを、前記ト
    ナー凝集検出手段が前記トナー凝集が解消されたことを
    検出するまで駆動させることを特徴とする請求項1記載
    のトナーリサイクル装置。
  5. 【請求項5】前記トナー凝集検出手段は、前記循環搬送
    経路管内の静圧を計測して、前記トナー凝集の発生の有
    無を検出することを特徴とする請求項3または請求項4
    記載のトナーリサイクル装置。
  6. 【請求項6】前記トナーリサイクル装置は、前記逆エア
    ポンプを所定時間駆動しても、前記トナー凝集検出手段
    が前記トナー凝集が解消されたことを検出しないと、前
    記エアポンプの駆動を停止させることを特徴とする請求
    項5記載のトナーリサイクル装置。
  7. 【請求項7】前記トナーリサイクル装置は、前記循環搬
    送経路管に所定の振動を付与する複数の加振手段を、さ
    らに備え、前記複数のトナー凝集検出手段のうちの1つ
    がトナー凝集の発生を検出すると、当該トナー凝集の発
    生を検出したトナー凝集検出手段の配設位置に最も近い
    位置に配設されている前記加振手段を所定時間駆動させ
    ることを特徴とする請求項3から請求項6のいずれかに
    記載のトナーリサイクル装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1677164A2 (en) * 2004-10-25 2006-07-05 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus with an air pump for discharging toner
JP2007256842A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Ricoh Co Ltd 吸気装置及びそれを備えた画像形成装置、現像装置、プロセスカートリッジ

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