JPH11287477A - 浴室用空調器 - Google Patents
浴室用空調器Info
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- JPH11287477A JPH11287477A JP8980598A JP8980598A JPH11287477A JP H11287477 A JPH11287477 A JP H11287477A JP 8980598 A JP8980598 A JP 8980598A JP 8980598 A JP8980598 A JP 8980598A JP H11287477 A JPH11287477 A JP H11287477A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】一台の装置により、暖房、冷房、乾燥及び換気
可能で、しかもスチームサウナ機能もあって、快適な浴
室空間を実現できる浴室用空調器を提供する。 【解決手段】浴室の天井又は壁に設けられ、外箱に収容
されている浴室用空調器であって、前記外箱１１は浴室
側に吸気口７及び吹出口８、並びに外気側に吹出口１０
及び吸気口９を有し、かつ、その外箱１１内には、放熱
器１及びその放熱器１に空気流を当てて加温空気を浴室
内に供給する送風機２と、前記放熱器１に散水する手段
４１及び４２と、蒸発器４及びその蒸発器に空気流を当
てて冷却空気を浴室内に供給する送風機５と、外気側吹
出口１０内側に換気用送風機６と、が設けられている浴
室用空調器。
可能で、しかもスチームサウナ機能もあって、快適な浴
室空間を実現できる浴室用空調器を提供する。 【解決手段】浴室の天井又は壁に設けられ、外箱に収容
されている浴室用空調器であって、前記外箱１１は浴室
側に吸気口７及び吹出口８、並びに外気側に吹出口１０
及び吸気口９を有し、かつ、その外箱１１内には、放熱
器１及びその放熱器１に空気流を当てて加温空気を浴室
内に供給する送風機２と、前記放熱器１に散水する手段
４１及び４２と、蒸発器４及びその蒸発器に空気流を当
てて冷却空気を浴室内に供給する送風機５と、外気側吹
出口１０内側に換気用送風機６と、が設けられている浴
室用空調器。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室内に設置する
浴室用空調器に関し、更に詳しくは、一台で暖房、冷
房、乾燥、換気及びスチームサウナを可能にする浴室用
空調器に関する。
浴室用空調器に関し、更に詳しくは、一台で暖房、冷
房、乾燥、換気及びスチームサウナを可能にする浴室用
空調器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の浴室換気乾燥器を図９に示す。温
水を熱源とする放熱器１及びその放熱器１に空気流を当
てて加温空気とし室内に送風する送風機２からなる温風
送風機構と、換気用送風機６とを備え、それらは、浴室
側吸気口７、浴室側吹出口８及び外気側吹出口１０を有
する外箱１１で囲われ、外気側吹出口１０は浴室外に連
通するダクト１２に接続されている。
水を熱源とする放熱器１及びその放熱器１に空気流を当
てて加温空気とし室内に送風する送風機２からなる温風
送風機構と、換気用送風機６とを備え、それらは、浴室
側吸気口７、浴室側吹出口８及び外気側吹出口１０を有
する外箱１１で囲われ、外気側吹出口１０は浴室外に連
通するダクト１２に接続されている。
【０００３】浴室を暖房する場合、屋外に設置した熱源
器（図示せず）から送られた温水を放熱器１に通すと共
に、送風機２を稼働させ、浴室側吸気口７から浴室内の
空気を吸い込んで放熱器１を通し、加熱した空気を浴室
側吹出口８から浴室内に戻す。浴室を乾燥させる場合や
衣類乾燥器として使用する場合は、上記運転に加え、更
に換気用送風機６も稼働させ浴室内の湿った空気を浴室
外に排出させる。浴室を換気する場合には、換気用送風
機６のみを運転する。
器（図示せず）から送られた温水を放熱器１に通すと共
に、送風機２を稼働させ、浴室側吸気口７から浴室内の
空気を吸い込んで放熱器１を通し、加熱した空気を浴室
側吹出口８から浴室内に戻す。浴室を乾燥させる場合や
衣類乾燥器として使用する場合は、上記運転に加え、更
に換気用送風機６も稼働させ浴室内の湿った空気を浴室
外に排出させる。浴室を換気する場合には、換気用送風
機６のみを運転する。
【０００４】また、従来は、換気用送風機６を有しない
浴室暖房器と呼ばれる装置もあった。
浴室暖房器と呼ばれる装置もあった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の浴室換気乾燥器（又は浴室暖房器）は、浴室内の暖房
や乾燥（衣類乾燥）・換気を行うことはできるが、冷房
やスチームサウナ機能はなかった。本発明の目的は、一
台の装置により、暖房、冷房、乾燥及び換気可能で、し
かもスチームサウナ機能もあって、快適な浴室空間を実
現できる浴室用空調器を提供することである。
の浴室換気乾燥器（又は浴室暖房器）は、浴室内の暖房
や乾燥（衣類乾燥）・換気を行うことはできるが、冷房
やスチームサウナ機能はなかった。本発明の目的は、一
台の装置により、暖房、冷房、乾燥及び換気可能で、し
かもスチームサウナ機能もあって、快適な浴室空間を実
現できる浴室用空調器を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、第１に、浴室
の天井又は壁に設けられ、外箱に収容されている浴室用
空調器であって、前記外箱は浴室側に吸気口及び吹出
口、並びに外気側に吹出口を有し、かつ、その外箱内に
は、放熱器及びその放熱器に空気流を当てて加温空気を
浴室内に供給する送風機からなる温風送風機構と、前記
放熱器に散水する手段と、外気側吹出口内側に換気用送
風機と、が設けられていることを特徴とする浴室用空調
器である。
の天井又は壁に設けられ、外箱に収容されている浴室用
空調器であって、前記外箱は浴室側に吸気口及び吹出
口、並びに外気側に吹出口を有し、かつ、その外箱内に
は、放熱器及びその放熱器に空気流を当てて加温空気を
浴室内に供給する送風機からなる温風送風機構と、前記
放熱器に散水する手段と、外気側吹出口内側に換気用送
風機と、が設けられていることを特徴とする浴室用空調
器である。
【０００７】本発明は、第２に、浴室の天井又は壁に設
けられ、外箱に収容されている浴室用空調器であって、
前記外箱は浴室側に吸気口及び吹出口、並びに外気側に
吹出口及び吸気口を有し、かつ、その外箱内には、放熱
器及びその放熱器に空気流を当てて加温空気を浴室内に
供給する送風機からなる温風送風機構と、前記放熱器に
散水する手段と、蒸発器及びその蒸発器に空気流を当て
て冷却空気を浴室内に供給する送風機からなる冷風送風
機構と、外気側吹出口内側に換気用送風機と、が設けら
れていることを特徴とする浴室用空調器である。
けられ、外箱に収容されている浴室用空調器であって、
前記外箱は浴室側に吸気口及び吹出口、並びに外気側に
吹出口及び吸気口を有し、かつ、その外箱内には、放熱
器及びその放熱器に空気流を当てて加温空気を浴室内に
供給する送風機からなる温風送風機構と、前記放熱器に
散水する手段と、蒸発器及びその蒸発器に空気流を当て
て冷却空気を浴室内に供給する送風機からなる冷風送風
機構と、外気側吹出口内側に換気用送風機と、が設けら
れていることを特徴とする浴室用空調器である。
【０００８】上記第２の浴室用空調器において好ましい
形態の一つは、蒸発器が容器に保持された水と接してい
る多孔性部材であることを特徴とする浴室用空調器であ
る。
形態の一つは、蒸発器が容器に保持された水と接してい
る多孔性部材であることを特徴とする浴室用空調器であ
る。
【０００９】また、上記第２の浴室用空調器において好
ましい形態の一つは、空調器内が２区画に分割され、そ
の境界部に相互に連通する仕切板が立てられ、その仕切
板の両側にそれぞれ前記温風送風機構及び前記冷風送風
機構が置かれ、放熱器上にはその放熱器に散水する手段
が設けられていることを特徴とする浴室用空調器であ
る。
ましい形態の一つは、空調器内が２区画に分割され、そ
の境界部に相互に連通する仕切板が立てられ、その仕切
板の両側にそれぞれ前記温風送風機構及び前記冷風送風
機構が置かれ、放熱器上にはその放熱器に散水する手段
が設けられていることを特徴とする浴室用空調器であ
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１に、第１の発明の浴室用空調
器の一実施例を示す。温水を熱源とする放熱器１と、そ
の放熱器１に空気流を当てて加温空気として浴室内に送
風するための送風機２と、放熱器１に湯を散水するため
の散水ノズル４１及び散水管４２とが装備され、外気側
吹出口１０の内側には換気用送風機６が内蔵されてい
て、それらは、浴室側吹出口８、浴室側吸気口７及び外
気側吹出口１０を備えた外箱１１で囲われ、外気側吹出
口１０はダクト１２に接続されている。
器の一実施例を示す。温水を熱源とする放熱器１と、そ
の放熱器１に空気流を当てて加温空気として浴室内に送
風するための送風機２と、放熱器１に湯を散水するため
の散水ノズル４１及び散水管４２とが装備され、外気側
吹出口１０の内側には換気用送風機６が内蔵されてい
て、それらは、浴室側吹出口８、浴室側吸気口７及び外
気側吹出口１０を備えた外箱１１で囲われ、外気側吹出
口１０はダクト１２に接続されている。
【００１１】図２に、第２の発明の浴室用空調器の一実
施例を示す。浴室用空調器は、温水を熱源とする放熱器
１と、その放熱器１に空気流を当てて加温空気として浴
室内に送風する送風機２と、放熱器１に湯を散水する散
水ノズル４１と、散水管４２が装備されるとともに、水
容器３、その水容器３の水を蒸発させる蒸発器４及びそ
の蒸発器４に空気流を当てて冷却空気として浴室内に送
風する送風機５、及び外気側吹出口１０内側には換気用
送風機６が内蔵されており、それらは、浴室側吸気口
７、浴室側吹出口８、外気側吸気口９及び外気側吹出口
１０を備えた外箱１１で囲われ、外気側吸気口９及び外
気側吹出口１０はそれぞれダクト１３及び１２に接続す
る。
施例を示す。浴室用空調器は、温水を熱源とする放熱器
１と、その放熱器１に空気流を当てて加温空気として浴
室内に送風する送風機２と、放熱器１に湯を散水する散
水ノズル４１と、散水管４２が装備されるとともに、水
容器３、その水容器３の水を蒸発させる蒸発器４及びそ
の蒸発器４に空気流を当てて冷却空気として浴室内に送
風する送風機５、及び外気側吹出口１０内側には換気用
送風機６が内蔵されており、それらは、浴室側吸気口
７、浴室側吹出口８、外気側吸気口９及び外気側吹出口
１０を備えた外箱１１で囲われ、外気側吸気口９及び外
気側吹出口１０はそれぞれダクト１３及び１２に接続す
る。
【００１２】また、外箱は横方向に２区画に分割され、
その境界部で浴室側吹出口８上は相互に連通する仕切板
が垂直に立ててある。また、換気用送風機の内側には給
気分配板１９も設けてある。更に、水容器３には水容器
内の水位を検出するための水位センサ１７が設置され、
水を補給するための補給水管１６が設けられている。水
の補給は、この図２に示したものに限らず、例えば、ボ
ールタップ等で補給してもよい。
その境界部で浴室側吹出口８上は相互に連通する仕切板
が垂直に立ててある。また、換気用送風機の内側には給
気分配板１９も設けてある。更に、水容器３には水容器
内の水位を検出するための水位センサ１７が設置され、
水を補給するための補給水管１６が設けられている。水
の補給は、この図２に示したものに限らず、例えば、ボ
ールタップ等で補給してもよい。
【００１３】図３は、本発明の浴室用空調器に接続され
る熱源器部分の説明図である。熱源器２０は図３に示す
ように、バーナ２１、送風機２２、湯タンク２３、ポン
プ２４、熱交換器２５、水バルブ２９、散水バルブ４
３、補給水バルブ２６、外箱３０等から構成され、ガス
や石油等の燃料をバーナ２１に導入し、送風機２２から
燃焼用空気を供給して燃焼させる。熱媒となる水は熱交
換器２５に供給されて加熱され、水タンク２３に入る。
水タンク２３の湯はポンプ２４によって温水往き配管３
１で浴室用空調器１８の放熱器１に導入されて放熱後、
温水戻り配管３２を通って熱源器２０に戻る主循環経路
を形成する。
る熱源器部分の説明図である。熱源器２０は図３に示す
ように、バーナ２１、送風機２２、湯タンク２３、ポン
プ２４、熱交換器２５、水バルブ２９、散水バルブ４
３、補給水バルブ２６、外箱３０等から構成され、ガス
や石油等の燃料をバーナ２１に導入し、送風機２２から
燃焼用空気を供給して燃焼させる。熱媒となる水は熱交
換器２５に供給されて加熱され、水タンク２３に入る。
水タンク２３の湯はポンプ２４によって温水往き配管３
１で浴室用空調器１８の放熱器１に導入されて放熱後、
温水戻り配管３２を通って熱源器２０に戻る主循環経路
を形成する。
【００１４】ここで、ポンプ２４の出口は二つに分岐し
ており、一つは放熱器１へ連結し、他方は散水バルブ４
３を経て、散水配管３４で浴室用空調器１８の散水管４
２及び散水ノズル４１と連結している。また、湯タンク
２３には水位を検出する手段の水位センサ２７が備わ
り、水バルブ２９をもつ水補給管２８と連結しており、
水位が下がった場合には湯タンク２３に水が補給され
る。この機構は水位センサ２７と水バルブ２９の構成に
限らず、例えば、ボールタップ等によってもよい。更
に、第２の浴室用空調器に対応の熱源器では、水補給管
２８で分岐し、補給水バルブ２６を経て、補給水配管３
３を通って補給水管１６から水容器３へ水を補給する経
路も形成されている。
ており、一つは放熱器１へ連結し、他方は散水バルブ４
３を経て、散水配管３４で浴室用空調器１８の散水管４
２及び散水ノズル４１と連結している。また、湯タンク
２３には水位を検出する手段の水位センサ２７が備わ
り、水バルブ２９をもつ水補給管２８と連結しており、
水位が下がった場合には湯タンク２３に水が補給され
る。この機構は水位センサ２７と水バルブ２９の構成に
限らず、例えば、ボールタップ等によってもよい。更
に、第２の浴室用空調器に対応の熱源器では、水補給管
２８で分岐し、補給水バルブ２６を経て、補給水配管３
３を通って補給水管１６から水容器３へ水を補給する経
路も形成されている。
【００１５】以下に、運転状態について説明する。冬場
の暖房や浴室乾燥器として使用する場合の動作は、従来
の浴室換気乾燥器の動作と同じである。屋外の熱源器２
０で加熱された湯のラインは、浴室に設置された空調器
１８の放熱器１に連結しているので、熱源器２０と送風
機２を運転すると、送風器２によって浴室内吸気口７か
ら吸い込まれた浴室内の空気は放熱器１に送られ加熱さ
れて浴室内吹出口８から浴室内に戻される。一方放熱器
１に送られたお湯は熱交換された後、ポンプの圧力によ
って熱源器２０に戻り、再度加熱される。
の暖房や浴室乾燥器として使用する場合の動作は、従来
の浴室換気乾燥器の動作と同じである。屋外の熱源器２
０で加熱された湯のラインは、浴室に設置された空調器
１８の放熱器１に連結しているので、熱源器２０と送風
機２を運転すると、送風器２によって浴室内吸気口７か
ら吸い込まれた浴室内の空気は放熱器１に送られ加熱さ
れて浴室内吹出口８から浴室内に戻される。一方放熱器
１に送られたお湯は熱交換された後、ポンプの圧力によ
って熱源器２０に戻り、再度加熱される。
【００１６】換気乾燥器として使用する場合は、これに
加えて、換気用送風機６を運転して浴室内の湿った空気
を浴室外に排出する動作が更に付加される。ここで、給
気分配板１９によって浴室内に戻される加温空気と浴室
外へ排気される空気とが適量に分配される。
加えて、換気用送風機６を運転して浴室内の湿った空気
を浴室外に排出する動作が更に付加される。ここで、給
気分配板１９によって浴室内に戻される加温空気と浴室
外へ排気される空気とが適量に分配される。
【００１７】スチームサウナ機能は、以下の運転で達成
できる。まず、上記した暖房運転時に熱源器２０の散水
バルブ４３を開き、散水配管３４、散水管４２を経て、
散水ノズル４１から湯を放熱器１に散水する。放熱器１
には６０〜８０℃の湯が流入しており、散水ノズル４１
からも６０〜８０℃の湯が散水されるので浴室内吹出口
８からは絶対湿度が非常に高い空気が吹き出すこととな
る。これが浴室内で冷却されるので、空気中で結露が発
生し、多量のミストを含んだ温風が浴室内に吹き出し
て、スチームサウナの機能を発揮する。
できる。まず、上記した暖房運転時に熱源器２０の散水
バルブ４３を開き、散水配管３４、散水管４２を経て、
散水ノズル４１から湯を放熱器１に散水する。放熱器１
には６０〜８０℃の湯が流入しており、散水ノズル４１
からも６０〜８０℃の湯が散水されるので浴室内吹出口
８からは絶対湿度が非常に高い空気が吹き出すこととな
る。これが浴室内で冷却されるので、空気中で結露が発
生し、多量のミストを含んだ温風が浴室内に吹き出し
て、スチームサウナの機能を発揮する。
【００１８】第２の発明の浴室用空調器は、更に蒸発器
４も備えているので、夏場の冷房運転も可能である。送
風器５を運転することにより、外気側吸気口９から浴室
外の比較的乾燥した空気を取り込んで蒸発部４に導入す
る。蒸発部４は、表面積が大きい多孔質の物質で構成さ
れている。例えば、布、発泡金属、セラミック等であ
り、前記空気流れと直交するように設置してもよく、空
気流れと並行に１枚または複数枚設置してもよい。更
に、蒸発部４は水容器３と接触しているので、多孔質の
特性である毛細現象で蒸発部４は常に濡れた状態を保っ
ている。すなわち、蒸発部４に比較的乾燥した空気を導
入すると、蒸発部４の水が蒸発し空気から気化熱を奪
い、その温度を低下させることができる。導入する空気
の湿度が高いと気化が進まないため、浴室外の空気を導
入させている。一方、蒸発によって水分は空気中に移動
するため水容器３の中の水が少なくなるが、これは水容
器３の水位センサー１７等の水位検出により、自動的に
熱源器２０の補給水バルブ２６を開き、水を補給する。
この機構は水位センサ１７と補給水バルブ２６に限ら
ず、例えば、ボールタップ等によってもよい。
４も備えているので、夏場の冷房運転も可能である。送
風器５を運転することにより、外気側吸気口９から浴室
外の比較的乾燥した空気を取り込んで蒸発部４に導入す
る。蒸発部４は、表面積が大きい多孔質の物質で構成さ
れている。例えば、布、発泡金属、セラミック等であ
り、前記空気流れと直交するように設置してもよく、空
気流れと並行に１枚または複数枚設置してもよい。更
に、蒸発部４は水容器３と接触しているので、多孔質の
特性である毛細現象で蒸発部４は常に濡れた状態を保っ
ている。すなわち、蒸発部４に比較的乾燥した空気を導
入すると、蒸発部４の水が蒸発し空気から気化熱を奪
い、その温度を低下させることができる。導入する空気
の湿度が高いと気化が進まないため、浴室外の空気を導
入させている。一方、蒸発によって水分は空気中に移動
するため水容器３の中の水が少なくなるが、これは水容
器３の水位センサー１７等の水位検出により、自動的に
熱源器２０の補給水バルブ２６を開き、水を補給する。
この機構は水位センサ１７と補給水バルブ２６に限ら
ず、例えば、ボールタップ等によってもよい。
【００１９】浴室の換気を行うときは、浴室用空調器１
８の換気用送風機６を運転し、浴室側吸気口７から浴室
の空気を吸い込み、それは外気側吹出口１０及びそれに
接続するダクト１２を通って浴室外に排出される。
８の換気用送風機６を運転し、浴室側吸気口７から浴室
の空気を吸い込み、それは外気側吹出口１０及びそれに
接続するダクト１２を通って浴室外に排出される。
【００２０】上記図２及び図３に示した浴室用空調器１
８（屋外に設置した熱源器２０に接続されている）を浴
室１０１に設置し、それぞれ、暖房、冷房、浴室換気乾
燥、スチームサウナ及び換気の５種類の運転モードを選
択したときの浴室内の空気流れ等を以下の図４〜図８に
示す。なお、浴室用空調器１８と熱源器２０は信号線１
０２、１０３で操作部１０４と連結されていて、操作部
１０４で前記５種類の運転モードを選択できる。
８（屋外に設置した熱源器２０に接続されている）を浴
室１０１に設置し、それぞれ、暖房、冷房、浴室換気乾
燥、スチームサウナ及び換気の５種類の運転モードを選
択したときの浴室内の空気流れ等を以下の図４〜図８に
示す。なお、浴室用空調器１８と熱源器２０は信号線１
０２、１０３で操作部１０４と連結されていて、操作部
１０４で前記５種類の運転モードを選択できる。
【００２１】図４は、暖房モードを選択した場合であ
り、矢印で示すように浴室１０１内の空気を浴室用空調
器１８の内部に取り込取り込みむと共に、熱源器２０を
運転して温水を供給し、浴室用空調器１８で前記空気を
加熱して浴室１０１の内部に戻すことによって浴室１０
１の暖房を行う。
り、矢印で示すように浴室１０１内の空気を浴室用空調
器１８の内部に取り込取り込みむと共に、熱源器２０を
運転して温水を供給し、浴室用空調器１８で前記空気を
加熱して浴室１０１の内部に戻すことによって浴室１０
１の暖房を行う。
【００２２】図５は、冷房モードを選択した場合であ
り、矢印で示すように屋外の空気（必ずしも屋外でなく
てもよく、湿度の高い浴室以外の、湿度の低い空気を取
り込めればよい）をダクト１３を通って浴室用空調器１
８の内部に取り込み、浴室用空調器１８で冷却して浴室
１０１の内部に吹き出すによって浴室１０１の冷房を行
っている。蒸発に必要な水は、自動的に熱源器２０から
浴室用空調器１８に供給される。
り、矢印で示すように屋外の空気（必ずしも屋外でなく
てもよく、湿度の高い浴室以外の、湿度の低い空気を取
り込めればよい）をダクト１３を通って浴室用空調器１
８の内部に取り込み、浴室用空調器１８で冷却して浴室
１０１の内部に吹き出すによって浴室１０１の冷房を行
っている。蒸発に必要な水は、自動的に熱源器２０から
浴室用空調器１８に供給される。
【００２３】図６は、浴室換気乾燥モードを選択した場
合であり、前記した暖房運転に加え、屋外に通じたダク
ト１２から、浴室１０１内の湿った空気を排出するた
め、浴室内の換気、乾燥を行う。
合であり、前記した暖房運転に加え、屋外に通じたダク
ト１２から、浴室１０１内の湿った空気を排出するた
め、浴室内の換気、乾燥を行う。
【００２４】図７は、スチームサウナのモードを選択し
た場合であり、前記した暖房運転に加え、熱源器２０の
散水バルブ４３を開いてミストを発生するため、浴室内
に多量のミストを含んだ温風を吹き出している。
た場合であり、前記した暖房運転に加え、熱源器２０の
散水バルブ４３を開いてミストを発生するため、浴室内
に多量のミストを含んだ温風を吹き出している。
【００２５】図８は、換気モードを選択した場合であ
り、浴室１０１内の空気をダクト１２から屋外に排出す
る。
り、浴室１０１内の空気をダクト１２から屋外に排出す
る。
【００２６】
【発明の効果】本発明により、一台の浴室用空調器及び
それに接続する熱源器で、浴室内の暖房、冷房、換気乾
燥（衣類乾燥）、スチームサウナ及び換気が可能とな
り、快適な浴室空間を提供できる。
それに接続する熱源器で、浴室内の暖房、冷房、換気乾
燥（衣類乾燥）、スチームサウナ及び換気が可能とな
り、快適な浴室空間を提供できる。
【図１】本発明の第１の発明の浴室用空調器の一例を示
す側面図である。
す側面図である。
【図２】本発明の第２の発明の浴室用空調器の一例を示
す側面図である。
す側面図である。
【図３】本発明の浴室用空調器に接続される熱源器部分
の説明図である。
の説明図である。
【図４】本発明の第２の発明の浴室用空調器により、暖
房モードを選択した場合の浴室内の空気流れの説明図で
ある。
房モードを選択した場合の浴室内の空気流れの説明図で
ある。
【図５】本発明の第２の発明の浴室用空調器により、冷
房モードを選択した場合の浴室内の空気流れの説明図で
ある。
房モードを選択した場合の浴室内の空気流れの説明図で
ある。
【図６】本発明の第２の発明の浴室用空調器により、浴
室換気乾燥モードを選択した場合の浴室内の空気流れの
説明図である。
室換気乾燥モードを選択した場合の浴室内の空気流れの
説明図である。
【図７】本発明の第２の発明の浴室用空調器により、ス
チームサウナのモードを選択した場合の浴室内の空気流
れの説明図である。
チームサウナのモードを選択した場合の浴室内の空気流
れの説明図である。
【図８】本発明の第２の発明の浴室用空調器により、換
気モードを選択した場合の浴室内の空気流れの説明図で
ある。
気モードを選択した場合の浴室内の空気流れの説明図で
ある。
【図９】従来の浴室用空調器（浴室換気乾燥器）の構造
を示す図である。
を示す図である。
１：放熱器 ２：（温風用）送風機 ３：水容器 ４：蒸発器 ５：（冷風用）送風機 ６：（換気用）送風機 ７：浴室側吸気口 ８：浴室側吹出口 ９：外気吸気口 １０：外気側吹出口 １１：外箱 １２、１３：ダクト １５：仕切板 １６：補給水管 １７：水位センサ １８：浴室用空調器 １９：給気分配板 ２０：熱源器 ２１：バーナ ２２：送風機 ２３：湯タンク ２４：ポンプ ２５：熱交換器 ２６：補給水バルブ ２７：水位センサ ２８：補給水管 ２９：水バルブ ３０：外箱 ３１：温水往き配管 ３２：温水戻り配管 ３３：給水配管 ４１：散水ノズル ４２：散水管 ４３：散水バルブ １０１：浴室 １０２：信号線 １０３：信号線 １０４：操作部 １１０：浴室換気乾燥器
Claims (4)
- 【請求項１】浴室の天井又は壁に設けられ、外箱に収容
されている浴室用空調器であって、前記外箱は浴室側に
吸気口及び吹出口、並びに外気側に吹出口を有し、か
つ、その外箱内には、 放熱器及びその放熱器に空気流を当てて加温空気を浴室
内に供給する送風機からなる温風送風機構と、 前記放熱器に散水する手段と、 外気側吹出口の内側に換気用送風機と、が設けられてい
る浴室用空調器。 - 【請求項２】浴室の天井又は壁に設けられ、外箱に収容
されている浴室用空調器であって、前記外箱は浴室側に
吸気口及び吹出口、並びに外気側に吹出口及び吸気口を
有し、かつ、その外箱内には、 放熱器及びその放熱器に空気流を当てて加温空気を浴室
内に供給する送風機からなる温風送風機構と、 前記放熱器に散水する手段と、 蒸発器及びその蒸発器に空気流を当てて冷却空気を浴室
内に供給する送風機からなる冷風送風機構と、 外気側吹出口の内側に換気用送風機と、が設けられてい
る浴室用空調器。 - 【請求項３】蒸発器が、容器に保持された水と接してい
る多孔性部材である、請求項２の浴室用空調器。 - 【請求項４】請求項２又は３の浴室用空調器であって、
その空調器内は２区画に分割され、その境界部には相互
に連通する仕切板が立てられ、その仕切板の両側にそれ
ぞれ前記温風送風機構及び前記冷風送風機構が置かれ、
放熱器上にはその放熱器に散水する手段が設けられてい
る浴室用空調器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8980598A JPH11287477A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 浴室用空調器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8980598A JPH11287477A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 浴室用空調器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11287477A true JPH11287477A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=13980946
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8980598A Pending JPH11287477A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 浴室用空調器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11287477A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002039562A (ja) * | 2000-07-25 | 2002-02-06 | Inax Corp | 暖房装置 |
| JP2003207176A (ja) * | 2002-01-11 | 2003-07-25 | Max Co Ltd | 浴室換気装置 |
| KR101503336B1 (ko) * | 2013-04-24 | 2015-03-18 | 정병기 | 산소수소발생기가 구비된 건축물 |
-
1998
- 1998-04-02 JP JP8980598A patent/JPH11287477A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002039562A (ja) * | 2000-07-25 | 2002-02-06 | Inax Corp | 暖房装置 |
| JP2003207176A (ja) * | 2002-01-11 | 2003-07-25 | Max Co Ltd | 浴室換気装置 |
| KR101503336B1 (ko) * | 2013-04-24 | 2015-03-18 | 정병기 | 산소수소발생기가 구비된 건축물 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050307 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070510 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20070703 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070816 |
|
| RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20080407 |