JP2006109869A - 蒸気発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
熱交換器により温風とミストを同時に発生できて、装置自体のコストダウンと熱交換器の効率的な運転が可能になると共に、水滴等の浴室内への直接的な滴下を抑制して快適な入浴が可能となる蒸気発生装置を提供する。
【解決手段】
ケースの吸気口と吹出口との間を結ぶ通風経路内に配置され加熱手段を備えてその一次側から二次側に通過する空気を加温し得る熱交換器と、通風経路内に配置され熱交換器からの温風をケースの吹出口から浴室内に吹き出し得る送風ファンと、ケース内で熱交換器の一次側に形成される空間内に水を噴霧し得るノズルと、を備え、前記熱交換器を作動させた状態で空間内にノズルから水滴粒径が100〜500μmの水を、100〜300cc/分の噴霧量で噴霧することにより蒸気を発生させ、該蒸気を吹出口から浴室内に吹き出すことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えばシステムバスルーム等の浴室の天井部分に設置されて浴室内に蒸気を発生させる蒸気発生装置に関する。
従来、浴室の天井に設置される蒸気発生装置としては、例えば図7及び図8に示すものが知られている。この蒸気発生装置100は、ケース101内に、フィンが温水供給管103で連結され浴室内の空気を温風とする温風用熱交換器102及び送風ファン106を配置すると共に、例えばケース101の外面に、フィンを連結する温水供給管105に温水を供給することにより、ミスト発生用の水を加熱して温水とし、これをノズル107から浴室内に噴霧し得るミスト用熱交換器104が配置されている。
そして、温風用熱交換器102に接続された往き配管108aと戻り配管108bに図示しない循環式の給湯機から温水を供給すると共に、前記送風ファン106を作動させて、ケース101の吸気口109から矢印ロの如く吸気された浴室内の空気を、温風用熱交換器102によって温風とし、この温風をケース101の吹出口110から浴室内に矢印ハの如く吹き出すようになっている。また、ミスト用熱交換器104を作動させて、ケース101の吸気口109の略直下に浴室内に向けて配置されたノズル107から、温水を矢印イの如く下方に向けて噴霧することにより浴室内をミスト状態とするようになっている。なお、この種の蒸気発生装置としては、例えば特許文献1に開示されている。
特開2002−336327号公報
しかしながら、この蒸気発生装置100においては、浴室内の空気を温風とするための温風用熱交換器102と、ノズル107から温水を噴霧しミスト状態とするためのミスト用熱交換器103の2台の熱交換器をケース101の内外に配置する必要があるため、蒸気発生装置100自体の構造が複雑となってコスト高になると共に、温風用熱交換器102が温風専用として使用されミスト用熱交換器104がミスト専用として使用されるため、両熱交換器102、104の使用に無駄が発生し易くこれらを効率的に使用することが難しい。
また、ノズル107が浴室内に配置され温水が下方に向けて直接噴霧される構造であるため、噴霧された温水の粒子が水滴となって滴下して入浴者の身体に当たり不快感を与える場合がある。これを防ぐためには、例えばミスト用熱交換器104と同時に温風用熱交換器102も作動させて、ノズル107から噴霧されるミストの量を抑制する必要があり、蒸気発生装置100の制御が複雑化すると共に、ノズル107から噴霧されるミスト量を例えば0.5〜1.0リットル/分と大きく設定する必要があり、水資源の有効利用の点でも好ましくない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、熱交換器により温風とミストを同時に発生できて、装置自体のコストダウンと熱交換器の効率的な運転が可能になると共に、水滴等の浴室内への直接的な滴下を抑制して快適な入浴が可能となる蒸気発生装置を提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、ケースの吸気口と吹出口との間を結ぶ通風経路内に配置され加熱手段を備えてその一次側から二次側に通過する空気を加温し得る熱交換器と、前記通風経路内に配置され熱交換器からの温風をケースの吹出口から浴室内に吹き出し得る送風ファンと、前記ケース内で熱交換器の一次側に形成される空間内に水を噴霧し得るノズルと、を備え、前記熱交換器を作動させた状態で前記空間内にノズルから水を噴霧することにより蒸気を発生させ、該蒸気を前記吹出口から浴室内に吹き出すことを特徴とする。
そして、前記空間は、請求項2に記載の発明のように、熱交換器の一次側とケースの吸気口との間に形成されていたり、請求項3に記載の発明のように、前記通風経路内に配置された熱交換器と前記ケースの吸気口部分に配置された第2の熱交換器との間に形成されていることが好ましい。
また、請求項4に記載の発明のように、前記ノズルから噴霧される水の噴霧量が100〜300cc/分に設定されていることが好ましく、また、請求項5に記載の発明のように、前記ノズルから噴霧される水の水滴粒径が100〜500μmに設定されていることが好ましい。さらに、請求項6に記載の発明のように、前記熱交換器の下方にドレンパンが設けられていることが好ましい。
本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、ケース内の通風経路に配置された熱交換器を作動させ、該熱交換器の一次側の空間内にノズルから水を噴霧すると、ノズルから空間内に噴霧された水が熱交換器のフィン表面等に接触して気化される状態となり、蒸気が発生してケースの吹出口から浴室内に吹き出されるため、吹出口の温度を低下させずに加湿してミストを浴室内に効率的に吹き出すことができると共に、ミスト専用の温水を使用する必要がなくなり、装置の構成を簡易にしてコストダウンを図ることができ、かつ水滴の浴室内への滴下を抑制して快適な入浴を行うことが可能となる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、ノズルから水が噴霧される空間が、熱交換器の一次側とケースの吸気口との間に形成されているため、噴霧される水を熱交換器のフィン表面等に接触させて確実に気化させることができ、ミストを効率的に発生させることができると共に、ケース内に設置される熱交換器が1台で良く、蒸気発生装置の構成を一層簡略化することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、ノズルから水が噴霧される空間が、通風経路内に配置された熱交換器とケースの吸気口部分に配置された第2の熱交換器との間に形成されているため、2台の熱交換器で形成される空間内に水を噴霧して確実に気化させることができ、ミストを効率的に発生させることができると共に、吹出口に設けた第2の熱交換器により水滴の浴室内への滴下を一層確実に抑制することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項1ないし3に記載の発明の効果に加え、ノズルから噴霧される水の噴霧量が100〜300cc/分に設定されているため、噴霧量を少量に設定して加湿できて、気化熱による吹出口の温度低下や水垂れ、過剰な浴室内結露を最小限に抑えることができ、入浴者の身体への滴下等を一層確実に抑制して快適な入浴を行うことができると共に、少量の水で所望のミスト状態を形成できて、水資源の有効利用を図ることができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項1ないし4に記載の発明の効果に加え、ノズルから噴霧される水の水滴粒径が100〜500μmに設定されているため、水滴が熱交換器のフィンに付着した際の空気抵抗を大きくさせない程度に設定できて、熱交換器によるミストの発生効率を一層高めることができる。
さらに、請求項6に記載の発明によれば、請求項1ないし5に記載の発明の効果に加え、熱交換器の下方にドレンパンが設けられているため、完全に気化しきれずに熱交換器を伝わって落下する水分を回収することができ、水滴の浴室内への滴下をより一層確実に抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明に係わる蒸気発生装置の第1の実施形態を示し、図1がその設置状態の説明図、図2が蒸気発生装置の構成図、図3がその回路構成図である。
図1に示すように、蒸気発生装置1は、防水パン3上にバスタブ4が設置されると共に洗い場5が設けられ、4枚の壁パネル6と天井パネル7とで略箱状に形成された浴室2で、天井パネル7の例えばバスタブ4と洗い場5の略境界線上方に設置されている。この時、蒸気発生装置1は、そのケース8に設けた吸気口9と吹出口10が浴室2内に開口し、吸気口9から浴室2内の空気が吸引されると共に、吹出口10から後述する如く温風やミスト(蒸気)が浴室2内に吹き出されるようになっている。なお、蒸気発生装置1は、図示はしないが浴室2の天井裏に所定間隔で配置される建築躯体に吊りボルト等によって吊り下げ設置されている。
そして、このように浴室2に設置される蒸気発生装置1は、図2及び図3に示すように構成されている。すなわち、図2に示すように、蛇行状に配置した温水供給管13により多数枚のフィン12を連結した熱交換器11が、ケース8内に傾斜状態で配置されると共に、この熱交換器11の二次側となる図2の右側にシロッコファン等からなる送風ファン14が配置されている。また、熱交換器11の二次側とケース8の右側下部に設けられた前記吹出口10との間には、所定形状の隔壁15が設けられている。これによりケース8内に、その左側下部に設けたルーバー9aを有する前記吸気口9から、熱交換器11、送風ファン14及び吹出口10に連通する通風経路Rが形成されている。
さらに、この通風経路Rの最上流側となる熱交換器11の一次側には加湿空間16が形成されると共に、この加湿空間16内にノズル17が配置されている。このノズル17は、給水配管18及び電磁弁19を介して水道や給湯機内の水道配管等に接続されている。またノズル17は、水の噴霧方向が矢印イの如く熱交換器11の一次側に向くように設定されており、霧状の水が加湿空間16を介して熱交換器11のフィン12表面等に向けて噴霧されるようになっている。
また、熱交換器11の温水供給管13には往き配管20aと戻り配管20bが接続され、この両配管20a、20bが前記給湯機の循環口(図示せず)に接続されることにより、図3に示すように、熱交換器11の温水供給管13とノズル17とが、各配管18、20a、20bにより給湯機に接続された回路(配管)構成となっている。なお、給湯機に接続されたノズル17からの水の噴霧量は、100〜300cc/分に設定され、水の水滴の大きさである粒径は、100〜500μmに設定されている。
そして、この蒸気発生装置1は、浴室2の図示しないドアが設けられる壁パネル6で浴室2外側に取り付けられた図示しない制御盤の各種操作スイッチの操作で、前記電磁弁19が開動作することにより水がノズル17に供給され、このノズル17から水が霧状となって加湿空間16内に矢印イの如く噴霧されるようになっている。
次に、このように構成された蒸気発生装置1の動作の一例について説明する。先ず、前記操作盤の図示しないミスト暖房運転スイッチがオン操作されると、前記給湯機が作動してその循環口から往き配管20aと戻り配管20bを介して、所定温度の温水が熱交換器11の温水供給管13に循環・供給され、該熱交換器11のフィン12が所定温度まで加熱される。そして、この状態で電磁弁19が開いてノズル17に水が供給されると共に送風ファン14が回転すると、ノズル17から水が霧状となって加湿空間16内に噴霧される。この加湿空間16内に噴霧された霧状の水は熱交換器11のフィン12表面等に接触して気化される。そして、同時に吸い込まれた空気自体も加熱されて結果的に湿度が100%に近い暖かい湿った空気(ミストという)となる。
このミストは、通風経路Rを流れてケース8の吹出口10を介して浴室2の天井部分から下方の浴室2内に吹き出されて、浴室2内がミスト暖房状態に設定され、このミスト暖房状態で入浴者が入浴できることになる。この時、ミストを発生させるためのノズル17がケース8内の加湿空間16内で熱交換器11に向けて配置されていることから、ノズル17から噴霧された水のほとんどが加湿空間16内や熱交換器11のフィン12表面への接触で気化された状態となり、噴霧された水(水滴)の浴室2内への滴下が確実に抑制されることになる。また、図4に示すように、熱交換器11の下方にドレンパン21を備える構成としても良く、この場合には、完全に気化しきれずに残った水分が熱交換器11を伝わってドレンパン21に回収され、該ドレンパン21に接続された排水管25を通じて不純物と共に排水されるため、水滴の浴室2内への滴下をより一層確実に防止できると共に、熱交換器11への不純物(炭酸カルシウム等)の析出を効果的に抑制することが可能となる。
一方、操作盤の図示しないドライ暖房運転スイッチがオン操作された場合は、給湯機が作動してその循環口から往き配管20aと戻り配管20bを介して、所定温度の温水が熱交換器11の温水供給管13に循環・供給され、該熱交換器11のフィン12が所定温度まで加熱されると共に、送風ファン14が回転してケース8の吸気口9から浴室2内の空気が吸気され、これが通風経路R内を流れる。そして、この空気は通風経路R内に位置する熱交換器11のフィン12間を通過する際に、所定温度まで加熱されているフィン12に接触して加温されて温風となる。この温風は、通風経路Rを流れてケース8の吹出口10を介して浴室2の天井部分から下方に吹き出され、浴室2内が乾燥した温風によるドライ暖房状態に設定されて、このドライ暖房状態で入浴者が入浴できることになる。
また一方、制御盤の図示しない乾燥運転スイッチがオン操作された場合は、前記ドライ暖房運転に加え、浴室2の天井パネル7や壁パネル6上部に設置した図示しない換気扇が作動して浴室2内が換気・乾燥され、例えば浴室2内での洗濯物の乾燥が可能となる。つまり、浴室2の天井パネル7に設置した蒸気発生装置1により、浴室2内が湿った温風でのミスト暖房状態、乾いた温風でのドライ暖房状態、換気・乾燥状態の少なくとも3つの状態に設定できることになる。
このように、上記実施形態の蒸気発生装置1にあっては、ケース8内の通風経路Rに熱交換器11が配置されると共に、この熱交換器11の一次側に形成された加湿空間16内にミストを発生可能な水が霧状に噴霧されるノズル17が配置されているため、ノズル17から加湿空間16内に噴霧された水を該空間16内で熱交換器11のフィン12表面等に接触させて気化させることができ、吹出口10の温度を低下させずに加湿空間16内を加湿して、熱交換器11でミストを効率的に発生させて吹出口10から浴室2内に吹き出すことができる。
その結果、熱交換器11の効率的な運転が可能となり、特に、ノズル17から噴霧される水の水滴粒径が100〜500μmに設定されていることから、水滴が熱交換器11のフィン12表面に付着した際の通風経路Rの空気抵抗を大きくさせない程度に設定できて、当該熱交換器11によるミストの発生効率を一層高めることができる。また、従来のような専用のミスト用熱交換器を必要としないため、熱交換器11の容量を大きくできて、熱交換器11によるミスト以外の暖房能力や乾燥能力を高めることができ、性能的に優れた蒸気発生装置1を得ることができる。
また、ケース8内にミスト発生用の熱交換器11を1台配置してミストを効率的に発生させることができるため、蒸気発生装置1に使用される熱交換器11が1台で良く、蒸気発生装置1自体の構成を簡略化して安価に形成することができると共に、熱交換器11がケース8内に傾斜した状態で配置されるため、ケース8の高さ寸法を低くして薄型扁平の蒸気発生装置1を形成し、例えば住宅のシステムバスルームの天井部分に簡単に設置することができる等、設置コストの低減化を図り一層安価な蒸気発生装置1の提供が可能となる。
さらに、ミスト用の水を給湯機等から直接加湿空間16内に噴霧できるため、従来のようなミスト専用の熱交換器を使用する必要がなくなり、装置1全体の構成を一層簡略化することができると共に、ミスト用の水のほとんどを気化できるため、水滴の浴室2内への滴下を抑制して快適な入浴を行うことが可能となる。特に、ノズル17から噴霧される水の噴霧量が100〜300cc/分に設定されているため、ノズル17としてノズル詰まりが発生し難い比較的大きな粒径のものを使用できて、安定したミスト発生状態を容易に得ることができると共に、噴霧量を加湿のための少量に設定できて、気化熱による吹出口10の温度低下や吹出口10からの水垂れ、浴室2内での結露発生を最小限に抑えることができ、入浴中の入浴者の身体への水滴等の滴下を確実に抑制して、一層快適な入浴を行うことが可能になったり、噴霧量の少量設定により水資源の有効利用を図ること等が可能となる。
図5及び図6は、本発明に関わる蒸気発生装置の第2の実施形態を示し、以下、上記実施形態と同一部位には同一符号を付して説明する。この実施形態の蒸気発生装置1の特徴は、前記熱交換器11をケース8の右側上部に垂直状態で配置すると共に、ケース8の前記吸気口9部分に第2の熱交換器22を水平状態で配置して、熱交換器11と第2の熱交換器22との間に前記ノズル17が配置される加湿空間16を形成した点にある。この時、ノズル17は、噴霧される水が垂直な熱交換器11に向かうように設定され、熱交換器11の二次側には送風ファン14が配置されている。
そして、ノズル17には、前記電磁弁19を有する給水配管18が接続され、熱交換器11と第2の熱交換器22の各温水供給管13、24には前記往き配管20aと戻り配管20bが並列状態で接続されている。この実施形態においても、加湿空間16内に噴霧された霧状の水が、加湿空間16内、熱交換器11や第2の熱交換器22の加熱されたフィン14、24等に接触して気化されることにより、熱交換器11によりミストが発生し、このミストが送風ファン14の回転でケース8の吹出口10を介して浴室2内に吹き出され、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、この例の場合は、加湿空間16が2台の熱交換器11、22の間に形成されていることから、該空間16内に噴霧された水を確実に気化できて、ミストの発生効率を一層高めることができると共に、吸気口9部分に設けた第2の熱交換器22により、加湿空間16内の水滴の下方である浴室2内への滴下を一層確実に抑制できるという作用効果を得ることもできる。このようにノズル17が配置される加湿空間16の形態は、熱交換器11の一次側に噴霧された水の気化が可能な所定容積の空間を形成し得る適宜の構造を採用することができる。
なお、上記各実施形態においては、蒸気発生装置1を天井パネル7のバスタブ4と洗い場5の境界線上の所定位置に設置したが、本発明はこれに限定されず、例えばバスタブ4の背足方向の足側となる天井パネル7、あるいは天井パネル7と壁パネル6のコーナ部分(このコーナ部分と天井パネル7を天井部分という)に設置しても良い。また、上記各実施形態における、ケース8自体や吸気口9及び吹出口10等の位置・形状、熱交換器11、22の形態、送風ファン14の配置位置等も一例であって、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜の構成を採用することができる。
本発明は、システムバスルーム等の浴室に限らず、例えばサウナルームやシャワールーム等の蒸気発生装置にも適用できる。
本発明に係わる蒸気発生装置の第1の実施形態の設置状態を示す説明図 同蒸気発生装置の概略構成図 同その回路構成図 同蒸気発生装置の変形例を示す概略構成図 本発明に係わる蒸気発生装置の第2の実施形態を示す概略構成図 同その回路構成図 従来の蒸気発生装置の概略構成図 同その回路構成図
符号の説明
1・・・蒸気発生装置、2・・・浴室、3・・・防水パン、4・・・バスタブ、5・・・洗い場、6・・・壁パネル、7・・・天井パネル、8・・・ケース、9・・・吸気口、10・・・吹出口、11・・・熱交換器、12・・・フィン、13・・・温水供給管、14・・・送風ファン、15・・・隔壁、16・・・加湿空間、17・・・ノズル、18・・・給水配管、19・・・電磁弁、20a・・・往き配管、20b・・・戻り配管、21・・・ドレンパン、22・・・第2の熱交換器、23・・・フィン、24・・・温水供給管、R・・・通風経路。

Claims (6)

  1. ケースの吸気口と吹出口との間を結ぶ通風経路内に配置され加熱手段を備えてその一次側から二次側に通過する空気を加温し得る熱交換器と、前記通風経路内に配置され熱交換器からの温風をケースの吹出口から浴室内に吹き出し得る送風ファンと、前記ケース内で熱交換器の一次側に形成される空間内に水を噴霧し得るノズルと、を備え、
    前記熱交換器を作動させた状態で前記空間内にノズルから水を噴霧することにより蒸気を発生させ、該蒸気を前記吹出口から浴室内に吹き出すことを特徴とする蒸気発生装置。
  2. 前記空間は、熱交換器の一次側とケースの吸気口との間に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の蒸気発生装置。
  3. 前記空間は、前記通風経路内に配置された熱交換器と前記ケースの吸気口部分に配置された第2の熱交換器との間に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の蒸気発生装置。
  4. 前記ノズルから噴霧される水の噴霧量が100〜300cc/分に設定されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の蒸気発生装置。
  5. 前記ノズルから噴霧される水の水滴粒径が100〜500μmに設定されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の蒸気発生装置。
  6. 前記熱交換器の下方にドレンパンが設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の蒸気発生装置。
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