JPH11286673A - 湿気硬化型ウレタン接着剤 - Google Patents

湿気硬化型ウレタン接着剤

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JPH11286673A
JPH11286673A JP10107052A JP10705298A JPH11286673A JP H11286673 A JPH11286673 A JP H11286673A JP 10107052 A JP10107052 A JP 10107052A JP 10705298 A JP10705298 A JP 10705298A JP H11286673 A JPH11286673 A JP H11286673A
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mol
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hydroxyl group
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JP10107052A
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Toshishige Matsunaga
俊滋 松永
Toshiro Shimada
寿郎 島田
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリオレフィン系発泡体に対する接着性およ
び接着剤使用時の作業性が共に優れた湿気硬化型ウレタ
ン接着剤を提供する。 【解決手段】 蒸気圧浸透法で測定した数平均分子量が
800〜1,800、水酸基含有量が1.3〜2.3m
eq/g、かつブタジエン単位の微細構造が1,4−ト
ランス及び/またはシス体70〜90モル%、1,2−
ビニル体10〜30モル%である水酸基含有ポリブタジ
エン系重合体(A)と過剰の有機ポリイソシアネート
(B)とから誘導されるウレタンプレポリマー(C)か
らなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は湿気硬化型ウレタン
接着剤に関する。さらに詳しくは、とくに床材に用いら
れるポリオレフィンの発泡体で裏打ちされた複合フロー
リング材とスレート板やコンクリート等の下地材との接
着に好適に用いることのできる湿気硬化型ウレタン接着
剤に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、建築用床材には遮音性、吸音性が
求められるようになり合板にポリオレフィンの発泡体が
貼り合わされた複合フローリング材が使用されるように
なってきた。従来、これらの床材用接着剤としては、例
えば過剰の有機ポリイソシアネートと一定量のモノオー
ルを含むポリエーテルポリオールとを反応してなる湿気
硬化型ウレタン接着剤(特開平5−17553号公報)
や、水酸基含有液状ジエン系重合体、ポリイソシアネー
ト化合物および瀝青物質からなるポリオレフィン樹脂接
着用組成物(特開昭60−219279号公報)等が知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記湿
気硬化型ウレタン接着剤を該複合フローリング材とスレ
ート板等の下地材との接着に使用した場合には、ポリオ
レフィン発泡体層に対する接着性および作業性のどちら
も不充分なため、改善を求められていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ポリオレ
フィン発泡体層に対する接着性と作業性が共に良好な接
着剤を得るべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、蒸気圧浸透法で測定した数平均分子
量が800〜1,800、水酸基含有量が1.3〜2.
3meq/g、かつブタジエン単位の微細構造が1,4
−トランス及び/またはシス体70〜90モル%、1,
2−ビニル体10〜30モル%である水酸基含有ポリブ
タジエン系重合体(A)と、過剰の有機ポリイソシアネ
ート(B)とから誘導されるウレタンプレポリマー
(C)からなる湿気硬化型ウレタン接着剤である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明における水酸基含有ポリブ
タジエン系重合体(A)としては、蒸気圧浸透法で測定
した数平均分子量が通常800〜1,800、好ましく
は1,000〜1,600,水酸基含有量が通常1.3
〜2.3meq/g、好ましくは1.5〜2.1,かつ
ブタジエン単位の微細構造が1,4−トランス及び/ま
たはシス体70〜90モル%、好ましくは75〜85モ
ル%、1,2−ビニル体10〜30モル%、好ましくは
15〜25モル%で構成されるブタジエンホモポリマ
ー、ブタジエン−イソプレンコポリマー、ブタジエン−
スチレンコポリマー、ブタジエン−アクリロニトリルコ
ポリマーなどがあげられる。これらのうち特に好ましい
ものはブタジエンホモポリマーである。(A)を構成す
るブタジエン以外の不飽和単量体の含有量は、ポリオレ
フィンに対する優れた接着性が得られる点で通常50重
量%以下、好ましくは30重量%以下である。該(A)
は、例えば液状反応媒体中で共役ジエンモノマーからな
る単量体を過酸化水素の存在下で重合させることにより
製造できる。該(A)の蒸気圧浸透法で測定した数平均
分子量が800未満および水酸基含有量が2.3meq
/gを越えると、得られる接着剤が可撓性に乏しく特に
低温接着性が不十分となり、水酸基含有量が1.3me
q/g未満および数平均分子量が1,800を越える
と、得られる接着剤の粘度が高くなり接着作業性が悪く
なる。また、該(A)中のブタジエン単位の微細構造が
1,4−トランス及び/またはシス体70モル%未満お
よび1,2−ビニル体30モル%を越えるものでは、得
られる接着剤のポリオレフィンに対する接着性が極端に
低下し実用性に乏しくなる。上記1,4−トランス及び
/またはシス体含量および1,2−ビニル体含量はNM
R分析により測定することができる。
【0006】本発明における有機ポリイソシアネート
(B)としては、炭素数(NCO基中の炭素を除く)6
〜20の芳香族ポリイソシアネート[たとえばトリレン
ジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソ
シアネート(MDI)、ナフチレンジイソシアネート、
キシリレンジイソシアネート(XDI)等];炭素数
(NCO基中の炭素を除く)の8〜15の芳香脂肪族ポ
リイソシアネート[たとえば例えばα,α,α’,α’
−テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXD
I)、キシリレンジイソシアネート(XDI)等];炭
素数2〜18(NCO基中の炭素を除く)の脂肪族ポリ
イソシアネート[たとえばヘキサメチレンジイソシアネ
ート(HDI)、リジンジイソシアネート等];炭素数
4〜15(NCO基中の炭素を除く)の脂環式ポリイソ
シアネート[4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソ
シアネート(水添MDI)、イソホロンジイソシアネー
ト(IPDI)、シクロヘキサン−1,4−ジイソシア
ネート、水素化トリレンジイソシアネート、水素化キシ
リレンジイソシアネート等];これらのジイソシアネー
トの変性体(イソシアヌレート、ビューレット、ウレト
ジオン、カーボジイミドなどの変性体)、およびこれら
の2種以上の混合物が挙げられる。これらのうちで好ま
しいものはTDIおよびMDIであり、特に好ましいも
のはMDIである。
【0007】本発明におけるウレタンプレポリマー
(C)は、前述した水酸基含有ポリブタジエン系重合体
(A)と過剰の有機ポリイソシアネート(B)とのウレ
タン化反応によって得られる。該(C)における(B)
のイソシアネート基と(A)の水酸基の当量比(NCO
/OH比)は通常1.5〜5、好ましくは2.1〜4、
さらに好ましくは2.4〜3である。NCO/OH比を
上記範囲とすることで、接着作業時の粘度がより好まし
い値となり、湿気硬化時の気泡の含有も少なく接着強度
をより高くすることができる。
【0008】ウレタン化反応は無溶媒または有機溶媒の
存在下で行われる。使用できる有機溶媒としては、例え
ば芳香族炭化水素(トルエン、キシレン、トリメチルベ
ンゼンなど)、エステル系(酢酸エチル、酢酸ブチル、
コハク酸ジメチル、グルタル酸ジメチル、アジピン酸ジ
メチルなど)、エーテル系(セロソルブアセテート、カ
ルビトールアセテートなど)、ケトン系(メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトンなど)およびこれらの
2種以上の混合溶媒を挙げることができる。これらのう
ち特に好ましいものはトルエンおよびメチルエチルケト
ンである。反応温度は通常40〜120℃、好ましくは
60〜110℃である。反応時間は通常3〜10時間、
好ましくは5〜8時間である。
【0009】反応を促進させるためにポリウレタンに通
常用いられる触媒(たとえばジブチルスズジラウレー
ト、第一スズオクトエート、スタナスオクトエートなど
の有機金属化合物)を使用することも可能である。触媒
の使用量は(A)の重量に対して通常0.001〜0.
5重量%である。
【0010】本発明の接着剤には、(C)とともに必要
により公知の充填剤、粘度調整剤、脱水剤、揺変剤、着
色剤、分散剤などを配合できる。充填剤としては、無機
系充填剤(炭酸カルシウム、タルク、硫酸バリウム、無
水石膏など)および有機系充填剤(エポキシビーズ、粉
末ゴムなど)があげられる。粘度調整剤としては、前述
の溶媒の他ミネラルスピリットやミネラルターペンなど
の脂肪族炭化水素があげられる。脱水剤としては、モレ
キュラーシーブ、オキサゾリジンなどがあげられる。揺
変剤としては、微粉末シリカなどがあげられる。着色剤
としては、無機系顔料(カーボンブラック、酸化チタン
など)および有機系顔料(フタロシアニングリーンな
ど)などがあげられる。また、必要に応じてポリカルボ
ン酸のアミン塩などの分散剤やシリコーン系などの消泡
剤も任意に添加できる。
【0011】本発明の接着剤の具体的な配合処方の一例
を示せば次の通りである。 通常 (好ましくは) ウレタンプレポリマー(C) 10〜100重量% (20〜70重量%) 充填剤 0〜70重量% (20〜60重量%) 粘度調整剤 0〜20重量% ( 5〜15重量%) 脱水剤 0〜15重量% ( 2〜10重量%) その他の添加剤 0〜 5重量% (0.1〜3重量%)
【0012】本発明の接着剤は、たとえばプラネタリー
ミキサー、ニーダー、3本ロールなどの分散混練機を用
いて製造することができる。各成分の混合方法および条
件などは特に限定されない。
【0013】本発明の接着剤は、木材、塩ビ樹脂、ポリ
オレフィン樹脂(ポリエチレン,ポリプロピレン,エチ
レン酢酸ビニル共重合体など)、ポリオレフィン樹脂発
泡体(炭酸カルシウムなどの充填剤含有品を含む)等の
単体または複合された各種床材と下地材(スレート板、
石膏ボード、ケイカル板、モルタル、コンクリートな
ど)との接着に適用できるが、特にポリオレフィン樹脂
の発泡体で裏打ちされた複合フローリング材とスレート
板等の下地材との接着に特に有利に適用できる。
【0014】接着剤の上記基材に対する塗布量は固形分
換算で通常100〜900g/m2、好ましくは300
〜700g/m2である。塗布方法としては、通常櫛目
ゴテが使用され、通常は下地材に塗布される。その上に
前記床材を貼り合わせ、通常4〜7日養生することによ
り接着剤が湿気硬化して接着が完了する。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。以下にお
いて、部および%は特に断わりのない限り、それぞれ重
量部および重量%を示す。
【0016】実施例1 攪拌機および温度計を備えた反応容器に、水酸基含有ポ
リブタジエンホモポリマー[P−1;蒸気圧浸透法によ
る数平均分子量1,278、水酸基含有量1.80me
q/g、1,4−トランス及びシス体含量78モル%、
1,2−ビニル体含量22モル%、商品名「ポリbdR
−15HT」;出光石油化学(株)製]500.4部、
MDI299.6部(NCO/OH比2.6)およびト
ルエン200部を仕込み、窒素気流下70〜90℃で5
時間反応させ、次いでジブチルチンジラウレ−ト0.1
部を加えさらに2時間反応させて、イソシアネート基
(NCO)含量6.0%、粘度約2,500mPa・s
/25℃のウレタンプレポリマー(a−1)を得た。該
(a−1)300部に充填剤として炭酸カルシウム[商
品名「白艶華CCR」;白石工業(株)製]500部、
脱水剤としてオキサゾリジン(「商品名「ゾリジンMS
−PLUS」;サンアプロ(株)製]30部および揺変
剤として微粉末シリカ[商品名「エアロジル200」;
日本エアロジル(株)製]30部を混練用釜(プラネタ
リーミキサー釜)に入れ、乾燥窒素通気下に、室温で5
時間混練した。その中にトルエン140部を徐々に加え
て希釈混合し、NCO含量1.8%、粘度約30Pa・
s/25℃の本発明の湿気硬化型ウレタン接着剤(A−
1)を得た。該(A−1)をJIS−A5536記載の
標準櫛目ゴテを用いて塗布量約500g/m2(固形
分)となるようにスレート板に塗布し、櫛目ゴテさばき
性およびび櫛目ゴテダレ性を評価した。ついで炭酸カル
シウム入りポリエチレン発泡体(カルプ材A)または炭
酸カルシウム入りエチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EV
A)の発泡体(カルプ材B)を貼り合わせた複合フロー
リング材(大きさ4cm×4cm)の発泡体側を貼り合
わせ、室温で5日間静置し硬化させた。該試験片を建研
式引っ張り試験機にて引き剥がし、接着強度と接着面の
破壊状態を観察し接着性を評価した。その結果を表1に
示す。
【0017】比較例1 実施例1の(P−1)500.4部およびMDI29
9.6部に代えて、水酸基含有ポリブタジエンホモポリ
マー[P−2;蒸気圧浸透法による数平均分子量2,8
00、水酸基含有量0.79meq/g、1,4−トラ
ンス及びシス体含量78モル%、1,2−ビニル体含量
22モル%、商品名「ポリbdR−45HT」;出光石
油化学(株)製]636.7部およびMDI163.3
部(NCO/OH比2.6)を用いた以外は実施例1と
同様にして、NCO含量3.3%、粘度約30,000
mPa・s/25℃のウレタンプレポリマー(a−2)
を得た。実施例1で用いた(a−1)の代わりに該(a
−2)を用いた以外は実施例1と同様にして、NCO含
量1.0%、粘度約400Pa・s/25℃の比較の湿
気硬化型ウレタン接着剤(A−2)を得た。得られた
(A−2)を用いて実施例1と同様の性能評価試験を行
った。その結果を表1に示す。
【0018】比較例2 実施例1の(P−1)500.4部およびMDI29
9.6部の代えて、水酸基含有ポリブタジエンホモポリ
マー[P−3;蒸気圧浸透法による数平均分子量1,3
50、水酸基含有量1.31meq/g、1,4−トラ
ンス及びシス体含量8モル%,1,2−ビニル体含量9
2モル%、商品名「ニッソーPBG−1000」;日本
曹達(株)製]561部およびMDI239部(NCO
/OH比2.6)を用いた以外は実施例1と同様にし
て、NCO含量4.9%、粘度約2,000mPa・s
/25℃のウレタンプレポリマー(a−3)を得た。実
施例1で用いた(a−1)の代わりに該(a−3)を用
いた以外は実施例1と同様にして、NCO含量1.4
%、粘度約25Pa・s/25℃の比較の湿気硬化型ウ
レタン接着剤(A−3)を得た。得られた(A−3)を
用いて実施例1と同様の性能評価試験を行った。その結
果を表1に示す。
【0019】比較例3 実施例1の(P−1)500.4部およびMDI29
9.6部に代えて、ポリプロピレングリコール(数平均
分子量3,000、水酸基価37.4)160.5部、
ポリプロピレントリオール(数平均分子量7,000、
水酸基価24)374.6部、ポリオキシプロピレンモ
ノオール(数平均分子量3,000,水酸基価18.
7)160.5部およびMDI104.4部を用いた以
外は、実施例1と同様にして、NCO含有量2.2%、
粘度約1,200mPa・s/25℃のウレタンプレポ
リマー(a−4)を得た。実施例1で用いた(a−1)
の代わりに該(a−4)を用いた以外は実施例1と同様
にして、NCO含量0.7%、粘度約17Pa・s/2
5℃の湿気硬化型ウレタン接着剤(A−4)を得た。得
られた(A−4)を用いて実施例1と同様の性能評価試
験を行った。その結果を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】評価方法及び判定基準は下記の通りであ
る。 [櫛目ゴテさばき性]スレート板上にJIS−A553
6記載の標準櫛目ゴテを用いて接着剤を塗布する時の櫛
目ゴテの抵抗感(さばき性)を以下の基準で評価した。 ○;抵抗感が少なく、櫛目ゴテのさばきが軽い △;やや抵抗感があり、櫛目ゴテのさばきがやや重く感
じられる ×;抵抗感が強く、櫛目ゴテのさばきが重い [櫛目ゴテダレ性]JIS−A5536記載の標準櫛目
ゴテを用いて接着剤を塗布した直後のスレート板を垂直
に立て、5分後に櫛目の山の崩れ程度を目視判定すると
共に山の端からのタレ距離を測定し以下の基準で評価し
た。 ◎;タレ距離は0mm、かつ山の崩れも認められない ○;タレ距離は0mm、山の崩れが若干あり △;タレ距離は5mm未満、山の崩れが認められる。 ×;タレ距離は5mm以上、かつ山の崩れが認められ
る。 [接着強度及び接着性]実施例1記載の方法で試料を作
成後、建研式引張試験機を用い、20℃で引っ張り強度
を測定した。単位はgf/cm2。数値が高いほど接着
強度良好であることを示す。また、測定後の接着面の破
壊状態を観察し以下の基準で接着性を評価した。 ◎;全接着面積中80%以上の発泡体基材またはスレー
ト板が破壊を示した ○;全接着面積中50%以上の発泡体基材またはスレー
ト板が破壊を示した △;全接着面積中50%未満の発泡体基材またはスレー
ト板が破壊し、残りの50%以上が接着剤破壊または界
面破壊を示した ×;全接着面が界面破壊を示した
【0022】表1の結果から、本発明の接着剤は比較の
接着剤に比べ、接着性と接着作業性が共に顕著に優れて
いることがわかる。
【0023】
【本発明の効果】本発明の一液湿気硬化型接着剤は、下
記の効果を奏する。 (1)特にポリオレフィン系樹脂の発泡体と下地材との
接着性ならびに櫛目ゴテさばき性やダレ性等の接着作業
性が顕著に優れる。 (2)本発明の接着剤の硬化物は可撓性に富んでいるた
め、耐衝撃性や低温接着性に優れている。 上記効果を奏することから本発明の接着剤は、とくに木
材と樹脂発泡体を組み合わせた遮音・吸音性に優れた複
合フローリング材と下地材(スレート板、モルタル、コ
ンクリート、石膏ボードなど)との接着剤として極めて
有用である。また、各種基材に対する接着性および接着
作業性に優れるので、塩化ビニル樹脂、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体、ABS樹脂等のプラスチックと金属(鋼
材、亜鉛鋼板等)製枠材との接着などの建材用接着剤と
しても好適に用いることができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気圧浸透法で測定した数平均分子量が
    800〜1,800、水酸基含有量が1.3〜2.3m
    eq/g、かつブタジエン単位の微細構造が1,4−ト
    ランス及び/またはシス体70〜90モル%、1,2−
    ビニル体10〜30モル%である水酸基含有ポリブタジ
    エン系重合体(A)と、過剰の有機ポリイソシアネート
    (B)とから誘導されるウレタンプレポリマー(C)か
    らなる湿気硬化型ウレタン接着剤。
  2. 【請求項2】 (B)のイソシアネート基と(A)の水
    酸基との当量比(NCO/OH)が1.5〜5である請
    求項1記載の接着剤。
  3. 【請求項3】 表面材とポリオレフィン系発泡体裏打ち
    層からなる複合フローリング材と下地材との接着に用い
    られる請求項1または2記載の接着剤。
  4. 【請求項4】 表面材とポリオレフィン系発泡体裏打ち
    層からなる複合フローリング材と下地材との間に請求項
    3記載の接着剤を介在させてなる接着構造体。
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