JPH11283688A - 端 子 - Google Patents
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- JPH11283688A JPH11283688A JP10082081A JP8208198A JPH11283688A JP H11283688 A JPH11283688 A JP H11283688A JP 10082081 A JP10082081 A JP 10082081A JP 8208198 A JP8208198 A JP 8208198A JP H11283688 A JPH11283688 A JP H11283688A
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Abstract
る端子を提供する。 【解決手段】 平板2の一端部を底壁11とする角筒形
の電気接触部10の肩部17に、箱形の端子係止具の可
撓係止片を係合し、端子収容室内の挿入位置が検知され
る端子において、電気接触部の一側壁12aに延設板1
4を連成すると共に、延設板を電気接触部の天井壁13
側に二つに折り重ねてスタビライザ16を形成し、スタ
ビライザに対する切欠を端子係止具の一側壁に形成し、
可撓係止片の自由端部に形成された係止爪と肩部との係
合後に、切欠がスタビライザに係合される。スタビライ
ザの自由端に補強板15を設けると共に、補強板を折り
曲げて天井壁に重ねて二重天井壁13′を形成した。
Description
である。
に挿入した端子を、端子収容室内に係止するには、図8
に示すように、コネクタハウジング60内に設けた係止
ランス61と端子62の係止孔63とを係合させる場合
と、図9の如くに、端子62に突設された係止片64と
端子収容室65の係合段部66とを係合させる場合とが
ある。両方の場合とも、コネクタハウジング60に端子
係止具67を仮係止した状態で、上記のようにして端子
62を端子収容室65内に係止し、その後に、コネクタ
ハウジング60内に端子係止具67が挿着できるか否か
によって、端子収容室65内における端子62の挿入位
置が正規位置か否を検査している。なお、端子62の挿
入位置が正規位置であるとは、相手方端子(図示せず)
と電気的な接続が完全に行え得る位置をいう。
61をコネクタハウジング60内に設ける分だけコネク
タハウジング60のサイズが巨大化し、後者の場合には
コネクタハウジング60を小型化できるが、端子62か
ら突出している係止片64が変形する恐れがあった。そ
のため、端子62の挿入位置を検査する精度が低下する
欠点があった。
鑑み、端子収容室内の挿入位置を精度良く検査できる端
子を提供することを目的とする。
に、本発明は、平板の一端部を底壁とする角筒形の電気
接触部の肩部に、箱形の端子係止具の可撓係止片を係合
し、端子収容室内の挿入位置が検査される端子におい
て、前記電気接触部の一側壁に延設板を連成すると共
に、該延設板を該電気接触部の天井壁側に二つに折り重
ねてスタビライザを形成し、該スタビライザに対する切
欠を前記端子係止具の一側壁に形成し、前記可撓係止片
の自由端部に形成された係止爪と前記肩部との係合後
に、該切欠が該スタビライザに係合される端子を基本と
する(請求項1)。前記スタビライザの自由端に補強板
を設けると共に、該補強板を折り曲げて前記天井壁に重
ねて二重天井壁を形成した端子を採用する(請求項
2)。
例を、図面を参照して説明する。図1〜図7は本発明に
係る端子の一実施例を示すものである。なお、本実施例
では、雌型端子の場合について説明するが、雄型端子の
場合についても適用可能である。図1において、この端
子1は、平らな導体板(図示せず)を折曲することで形
成され、平板2の一端部を底壁11として角筒形の電気
接触部10を設け、平板2の他端部に電線3を加締める
電線接続部30を配置してなる。
12a,12bを起立し、両側壁12a,12bの上部
に天井壁13を設け、図2および図3に示すように、右
側壁12a(請求項1の一側壁に対応)に延設板14
を、右側壁12aの突出方向(P方向)と同方向へ連成
すると共に、延設板14の自由端に補強板15を同方向
へ設け、延設板14を中央14aで二つに折り畳んでス
タビライザ16を形成すると共に、補強板15の板面1
5aを天井壁13の外面13aに重ねてなる。天井壁1
3を二重にすることで二重天井壁13′が形成される。
なお、両側壁12a,12bに延設板14を連成するこ
とも可能である。また、18は電気接触部10内に形成
された弾性接触片である。
天井壁13の電線接続部30の側である。図1ないし図
3のように、延設板14を中央14aで天井壁13の側
に折り畳むことで、電気接触部10の天井壁13の上部
にはスタビライザ16が突出される。また、延設板14
に補強板15を連成し、かつ補強板15を略直角に折り
曲げて天井壁13に重ねることで、スタビライザ16の
天井壁13の側を強化することができる。これにより、
もし外力Fがスタビライザ16に作用しても、スタビラ
イザ16自身が屈曲することがない。更に、天井壁13
が二重天井壁13′になるから、板厚が二倍になる。そ
れによって、二重天井壁13′と、後述される端子係止
具45の可撓係止片49との間の係止力を従来よりも強
力にすることができる。
部に立設された一対の芯線加締片31,31と一対の被
覆加締片32,32とを有する。各加締片31,32に
は電線3の芯線3aと絶縁被覆3bとがそれぞれ加締め
られる。図4に示す如くに、端子1(図1)を挿入する
コネクタハウジング35は、合成樹脂製のハウジング本
体36に端子収容室37を形成し、上部に係止具挿着孔
38が設けられ、係止具挿着孔38の三方縁にコ字状の
側壁39を立設し、相対向する側壁39,39の自由端
側の内面に係止溝40を形成してなる。
れた端子1(図1)の挿入位置を検知、つまり端子収容
室37内の端子1(図1)の挿入位置が正規位置か否か
を判別するための端子係止具45が、ハウジング本体3
6の端子具挿着孔38から挿着される。なお、コネクタ
ハウジング35の下部には相手方コネクタハウジング
(図示せず)に対する係止アーム41が形成されてい
る。
形状であり、即ち一対の側壁46,46を平行に配置す
ると共に、側壁46の上端に天壁47を連成した断面コ
字状に形成されている。両側壁46,46の一端には後
壁47′(図5参照)が架設されている。両側壁46,
46の外面には長手方向に、係止溝40に対する係止突
部48が設けられ、両側壁46,46の間には可撓係止
片49が天壁47から立ち上げられている。可撓係止片
49の自由端部には係止爪50が設けられている。両側
壁46,46のうち一側壁46にはスタビライザ16に
対する切欠52が形成されている。
子収容室37内に挿入された端子1の挿入位置が、正規
位置か否かを判別する過程について説明する。図5に示
すように、端子係止具45をコネクタハウジング35の
係止具挿着孔38から挿入し、端子係止具45の後壁4
7′に設けられた係止突起51がコネクタハウジング3
5内の後部天壁42に係合するまで挿入する。この状態
の時、端子係止具45はコネクタハウジング35に対し
て仮係止状態である。
線3を加締られて形成された電線付き端子1′を、コネ
クタハウジング35の端子収容室37内へ導入口37a
から挿入する。すると、スタビライザ16が端子係止具
45の一側壁46の自由端46′を摺動する。それと共
に係止爪50の自由端が電気接触部10の二重天井壁1
3′および天井壁13(図1参照)を順に摺動する。こ
の時、可撓係止片49とスタビライザ16とは接触して
いない。なおも電線付き端子1′を挿入し、端子1を端
子収容室37内の正規位置に到達させる。
は、図6の如くに、係止爪50が肩部17の上部に係合
される(端子1の一次係止)。そこで、端子係止具35
を係止具挿着孔38内に矢印方向へ強く押し込むと、図
7の如くに、端子係止具45がコネクタハウジング35
に本係止される。すると、スタビライザ16と一側壁4
6の切欠52とが係合されると共に、係止爪50と肩部
17とが係合される(端子1の二次係止)。これによ
り、端子1が可撓係止片49に二重に係止される。
していない場合に、例えば図5のような状態の場合に、
端子係止具45を係止具挿着孔38内に矢印方向(図6
参照)へ強く押し込むと、一側壁46の自由端46′が
スタビライザ16の上端に突き当たり、端子係止具45
が係止具挿着孔38にそれ以上挿入することがきない。
そのため、可撓係止片49の係止爪50と二重天井壁1
3′の肩部17とも当然係合されない。これにより、端
子係止具45が挿入できるか否かによって端子収容室3
7内での端子1の挿入位置が正規位置でないことが判別
できる。
6の切欠52を端子1のスタビライザ16に係合させ、
それから可撓係止片49の係止爪50を二重天井壁1
3′の肩部17に係合させる二段構えの方法によって、
端子1の挿入位置の検査を行うから、係止爪50を直接
肩部17に係合させる検査と比較して、検査の精度を格
段に向上させることができる。また、スタビライザ16
の自由端に補強板15を設けて天井壁13に折り重ねる
から(図2および図3参照)、スタビライザ16自身が
強固になる。そのため、端子1の挿入位置が正規位置で
ない場合にも、端子係止具45を端子挿着孔38内に挿
入する際に一側壁46からスタビライザ16に作用する
押圧力F(図1参照)によってスタビライザ16が変形
せず、検査感度が維持される。
内の端子1の係止が、従来と比較して、端子係止具45
の切欠52とスタビライザ16との係合、および係止爪
50と肩部17との係合で行われるから、端子1を係止
する力、つまり係止力を強くすることができでる。その
ため、端子収容室37内に挿入された端子1が内部でよ
り安定し、製品の信頼性が向上される。その上、従来の
ように、端子収容室65内に係止ランス61を設けたり
(図8参照)、または端子62に係止片64を形成した
り(図9参照)する必要がないから、コネクタハウジン
グ35自身のサイズを小型化することもできる。
径の電気接触部の一側壁に連成された延設板が天井壁に
二つに折り重ねられることによって、スタビライザを形
成し、箱形の端子係止具の一側機に、スタビライザに対
する切欠を設けるから、可撓係止片の自由端部に形成さ
れた係止爪と電気接触部の肩部との係合後に、切欠とス
タビライザとが係合される。これによって、スタビライ
ザおよび肩部の両者に端子係止具を係合させることがで
きる。そのため、従来に比較して、端子係止具で端子を
係止する力(係止力)を強化することができると共に、
変形等の心配も無くすことができる。
に補強板が設けられ、かつ補強板が折り曲げられて天井
壁に重ねられるから、スタビライザの強度が強化され
る。これにより、例えば、端子収容室内に端子を挿入し
た場合、端子係止具の挿入が可能か否かによって端子の
挿入位置を確実に検査することができる。つまり、もし
端子の挿入位置が不適切である(正規位置に到達してい
ない)ならば、端子係止具の一側壁がスタビライザに突
き当たって端子係止具の進入を阻止し、端子の挿入状態
が不完全であることを容易に判別することができる。従
って、端子の挿入位置を検査する精度を向上することが
できる。
る。
図である。
端子の挿入位置を検知するための端子係止具とを示す斜
視図である。
し、電線付き端子を端子収容室内挿入する途中の状態を
示す断面図である。
く押し込む前の状態を示す断面図である。
挿入され、端子係止具をコネクタハウジングに挿着した
状態を示す断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 平板の一端部を底壁とする角筒形の電気
接触部の肩部に、箱形の端子係止具の可撓係止片を係合
し、端子収容室内の挿入位置が検知される端子におい
て、 前記電気接触部の一側壁に延設板を連成すると共に、該
延設板を該電気接触部の天井壁側に二つに折り重ねてス
タビライザを形成し、該スタビライザに対する切欠を前
記端子係止具の一側壁に形成し、前記可撓係止片の自由
端部に形成された係止爪と前記肩部との係合後に、該切
欠が該スタビライザに係合されることを特徴とする端
子。 - 【請求項2】 前記スタビライザの自由端に補強板を設
けると共に、該補強板を折り曲げて前記天井壁に重ねて
二重天井壁を形成したことを特徴とする請求項1記載の
端子。
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