JPH11283035A - 画像機器のフォーカス調整装置 - Google Patents
画像機器のフォーカス調整装置Info
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- JPH11283035A JPH11283035A JP10081501A JP8150198A JPH11283035A JP H11283035 A JPH11283035 A JP H11283035A JP 10081501 A JP10081501 A JP 10081501A JP 8150198 A JP8150198 A JP 8150198A JP H11283035 A JPH11283035 A JP H11283035A
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Abstract
に、合焦位置の精度や再現性を向上させる。 【解決手段】 画像測定装置におけるフォーカス調整
は、マウス等の操作手段によって、CPUを介してZ軸
駆動系を駆動することにより実現される。これに伴っ
て、CRTディスプレイ上に表示されるワークの画像の
コントラストが変化する。コントラスト値は、CRTデ
ィスプレイ上にグラフィックインジケータ51によって
表示される。グラフィックインジケータ51は、コント
ラスト値Cのピーク値で100%となるようなレベルチ
ャートで表示される。
Description
定機等の画像測定装置、顕微鏡、カメラ等の画像機器に
関し、特に撮像対象を撮像して得られた画像のマニュア
ル操作によるフォーカス調整を容易にする画像機器のフ
ォーカス調整装置に関する。
trol)画像測定装置や手動操作式画像測定装置では、被
測定対象であるワークを撮像して得られたワーク画像か
らエッジ上の座標値を検出することにより、種々の測定
値を算出する。正確な測定を行うためには、画像のピン
トが正確に合っていることが必要である。従来、この種
の画像測定装置において、マニュアル操作でワーク画像
のフォーカス調整を行う場合、作業者は表示装置の画像
を見ながらレンズを光軸方向に移動させて肉眼でピント
が合ったかどうかを確認している。
のフォーカス調整方法では、正確に焦点が合っているか
どうかが分からず、個人差もあって再現性や合焦位置精
度に問題があった。特に精度が要求される画像測定機に
おいては、合焦位置のずれがそのまま光軸方向の測定精
度に影響するので、より精度の高い合焦方法が望まれて
いた。
ので、画像のフォーカス調整作業を容易化すると共に、
合焦位置の精度や再現性を向上させることができる画像
機器のフォーカス調整装置を提供することを目的とす
る。
フォーカス調整装置は、撮像対象を撮像するための撮像
手段と、この撮像手段を前記撮像対象に対してマニュア
ルでフォーカス調整するための操作手段と、前記撮像手
段で撮像された撮像対象の画像を記憶する画像記憶手段
と、この画像記憶手段に記憶された撮像対象の画像を表
示する表示手段と、前記画像記憶手段に記憶された撮像
対象の画像からそのコントラスト値を逐次算出するコン
トラスト算出手段と、このコントラスト算出手段で算出
されたコントラスト値を示すインジケータを前記表示装
置に表示させるインジケータ表示手段とを備えたことを
特徴とする。
が、表示手段に画像のコントラスト値を示すインジケー
タを表示させるようにしているので、作業者は、操作手
段によってマニュアル調整する際に、インジケータを参
照しながら操作することができる。これにより、マニュ
アルでのピント合わせの操作が簡単化され、フォーカス
位置精度が向上し、作業者によるばらつきも解消され、
繰り返し精度も増す。
よって表示するものでも良いが、コントラスト値をグラ
フィックイメージによって表示するグラフィックインジ
ケータであると、コントラスト値を定量値で直感的に把
握することができ、作業がより簡単化される。両者を併
せて用いれば、グラフィックス表示による直感的な値と
数値による正確な値とを同時に把握することができるの
で、より好ましい。
トラスト時に100%表示となるようにコントラスト値
を表示するものであると、マニュアル調整時にコントラ
ストが常に100%となるように合わせ込めば良いの
で、フォーカス調整が更に容易になる。また、インジケ
ータは、コントラスト値を粗い単位で表示する粗スケー
ルと細かい単位で表示する細スケールとを組み合わせた
ものであると、ピーク時において正確な合焦位置に合わ
せ込むのが容易になる。同様の理由から、インジケータ
表示手段は、例えば逆対数目盛表示のように、コントラ
スト値がピーク値に近づくほどフォーカス調整量に対す
るコントラスト値の変化が大きくなるようにインジケー
タを表示するものであっても良い。
ォーカス調整量がZ軸(光軸)方向の測定値となること
がある。このため、インジケータ表示手段は、撮像手段
のフォーカス調整量を表示するものであると、このよう
な機器においては有効である。同様に、撮像手段のフォ
ーカス調整量を記憶するフォーカス調整量記憶手段を更
に備えておくと、測定機等では測定値として利用するこ
とができ、また、再度の合焦調整の際に再利用して調整
の手間を省くことができる。
好ましい実施の形態について説明する。図1は、この発
明の画像機器のフォーカス調整装置が適用されるCNC
三次元画像測定装置の全体構成を示す斜視図である。こ
の装置は、非接触画像計測型の測定機本体1と、この測
定機本体1を駆動制御すると共に必要な測定データ処理
を実行するコンピュータシステム2と、測定機本体1を
マニュアル操作するための指令入力部3と、計測結果を
プリントアウトするプリンタ4とにより構成されてい
る。
る。即ち、架台11上には、被測定対象であるワーク1
2を載置する測定テーブル13が装着されており、この
測定テーブル13は、図示しないY軸駆動機構によって
Y軸方向に駆動される。架台11の後端部には上方に延
びるフレーム14が固定されており、このフレーム14
の上部から前面に張り出したカバー15の内部には、測
定テーブル13を上部から臨むように図示しないX軸及
びZ軸駆動機構に駆動される撮像手段としてのCCDカ
メラ16が取り付けられている。CCDカメラ16の下
端には、ワーク12に照明光を照射するためのリング状
の照明装置17が備えられている。
本体21、キーボード22、マウス23及びCRTディ
スプレイ24を備えて構成されている。コンピュータ本
体21を中心とするこのシステムは、例えば図2に示す
ように構成されている。即ち、CCDカメラ16で捉え
たワーク12の画像信号は、AD変換部31で多値画像
データに変換され、画像記憶手段としての多値画像メモ
リ32に格納される。多値画像メモリ32に格納された
多値画像データは、表示制御部33の動作によって表示
手段としてのCRTディスプレイ24に表示される。一
方、キーボード22及びマウス23からのオペレータの
指令は、インタフェース(I/F)34を介してCPU
35に伝えられる。CPU35は、前記オペレータの指
令又はプログラムメモリ36に格納されたプログラムに
従ってステージ移動等の各種の処理を実行する。ワーク
メモリ37は、CPU35の各種処理のための作業領域
を提供する。
びZ軸方向位置を検出するためのX軸エンコーダ41及
びZ軸エンコーダ43、並びにテーブル13のY軸方向
位置を検出するためのY軸エンコーダ42が設けられ、
これらエンコーダ41〜43からの出力はCPU35に
取り込まれる。CPU35は、取り込まれた各軸位置の
情報と前述したオペレータの指令に基づいて、X軸駆動
系44及びZ軸駆動系46を介してCCDカメラ16を
X軸及びZ軸方向に駆動し、Y軸駆動系45を介してテ
ーブル13をY軸方向に駆動する。これにより、ステー
ジ移動操作が実現される。更に、照明制御部39は、C
PU35で生成された指令値に基づいてアナログ量の指
令電圧を生成し照明装置17に印加する。
は、指令入力部3、キーボード22及びマウス23等の
操作手段によって、CPU35を介してZ軸駆動系46
を駆動することにより実現される。Z軸駆動系46は、
CCDカメラ16又はその光学系をZ軸方向に駆動す
る。これに伴って、CRTディスプレイ24上に表示さ
れるワークの画像のコントラストが変化する。コントラ
スト値は、CRTディスプレイ24上にグラフィックイ
ンジケータによって表示される。
ンジケータ51の表示例を示す図である。コントラスト
Cは、グラフィックインジケータ51によってレベルチ
ャートの形態で表示される。グラフィックインジケータ
51のイメージデータは、プログラムメモリ36に格納
され、コントラストに対応したレベル値はワークメモリ
37に格納される。CPU35は、一定の時間間隔又は
一定のZ軸移動量毎に多値画像メモリ32に記憶された
画像データからコントラストを算出するコントラスト算
出手段と、算出されたコントラストに基づいてレベルチ
ャートのレベル値を算出し、プログラムメモリ36に記
憶されたイメージデータからレベル値に基づくチャート
イメージを合成してグラフィックインジケータ51を生
成するインジケータ表示手段を構成する。画像のコント
ラストCは、例えば次のように求めることができる。
(x,y)に位置する画素の輝度値である。m×n画素
について計算を行うが、予めウィンドウを設定しておい
て、計算に供する画像データの数を減らしておくことは
有効である。
ク値がレベルチャート上の100%表示となるような表
示がなされると、フォーカス調整作業が容易になり、作
業者によるばらつきも減少する。図4は、そのような表
示処理を行うためのCPU35の処理を示すフローチャ
ートである。なお、この処理は、例えばZ軸が一定値移
動する度、一定の時間間隔毎又はこれらを適宜併用して
駆動される。
1)、そのコントラスト値Cと記憶されている最大値C
maxとが比較され(S2)、C>Cmaxのときにはピーク
値をまだ検出していない状態であるため、Cmaxを更新
し(S3)、C/Kをレベル値として表示する(S
4)。ここで、Kは適当な係数であり、レベルチャート
がオーバーフローしないように、最も高いコントラスト
が得られる画像のコントラストのピーク値よりも若干大
きな値に設定しておく。また、CがCmax以下のときに
は(S2)、既にピーク値がCmaxとして検出されてい
るので、C/Cmaxをレベル値として表示する(S
5)。
が検出される前は、グラフィックインジケータ51のレ
ベルチャートは実際のピーク値に対する割合よりも小さ
い値として表示されるが、一旦、ピーク値が検出される
と、以後はピーク値で100%となるように表示が修正
されることになる。
コントラスト曲線を推定して、ピーク位置で100%表
示となるように調整することもできる。明暗の差が大き
い画像と、明暗の差が小さい画像とでは、コントラスト
曲線が異なってくるが、コントラスト曲線の微分曲線
(傾き)のピーク値を求めることによってコントラスト
曲線(ピーク値)をある程度推定することができる。ま
た、図5に示すように、コントラスト曲線の微分曲線が
一定の範囲(±A)に入った時点でレベルチャートに表
示するようにしても良い。この場合、Z軸の増加方向の
移動に対して、微分曲線が減少傾向を示す区間のデータ
を使用する。即ち、前回のZ値zi-1及び微分値ai-1と
今回のZ値zi及び微分値aiとを用いて、
近傍であると判断する。
初期の段階でZ軸のどちらの方向にフォーカス調整して
良いのかの判断が付きにくいので、例えば図6に示すよ
うに、粗(COARSE)スケールインジケータ61と細(FI
NE)スケールインジケータ62とを併用して、全体的な
合焦位置の方向性と正確性とを同時に満たすようにする
と更に良い。
ローチャートである。この処理も例えばZ値が一定量変
化する毎、一定の時間間隔毎又はこれらを適宜併用して
起動される。まず、図7において、コントラスト値Ci
が求められ(S11)、次に前回サンプリング時からの
コントラスト曲線の傾きaiとその変化(ai−ai-1)
を評価する(S12)。即ち、上述した評価値Vが負の
値で、且つ傾きaiが図5における±Aの範囲内である
かどうかによってコントラスト曲線のピーク値近傍であ
るかどうかを判定し(S13)、ピーク値近傍でなけれ
ば、粗スケールインジケータ61にCi/Kのレベルを
表示する(S14)。ここでKは、前述と同様にオーバ
ーフローしないような適当な係数である。ピーク値近傍
に達したら、そのときのコントラスト値Ciを変数CCOA
Rに格納し(S15)、FINE表示処理に移行する。
ず、コントラスト値Ciを算出し(S21)、求めたコ
ントラスト値CiとCCOARとの大小比較を行い(S2
2)、コントラスト値CiがCCOARを下回ったら、ピー
ク値近傍を外れたので、ステップS14に戻り、以後は
再度図7のCOAR表示処理を実行する。コントラスト値C
iがピーク値近傍範囲内である場合には、Ci/Kのレベ
ルを粗スケールインジケータ61に表示すると共に(S
23)、1−|ai|/Aのレベルを細スケールインジ
ケータ62に表示する(S24)。これにより、ピーク
値近傍でのコントラスト値の合わせ込みが容易になる。
に、例えば図9に示すように、コントラスト値が100
%に近づくほどフォーカス調整量に対するコントラスト
値の変化が大きくなるようにインジケータを表示するも
のでも良い。
によって表示するものでも良いし、数値と上述したグラ
フィックレベル表示とを併用するようにしても良い。更
に、図10に示すように、フォーカス調整量、即ち上記
の例ではZ軸の値を数値として併用表示するようにして
も良い。三次元画像測定機では、このフォーカス調整量
が同時にZ軸の測定値ともなるので、この値は重要であ
る。コントラストのピーク値が得られたら、「了解」ボ
ックスをマウスなどでクリックすることにより、そのと
きのフォーカス調整量を、XY座標値と共に、例えばフ
ォーカス調整量記憶手段としてのワークメモリ37に記
憶しておけば、測定値としても利用できるし、以後、同
一位置及びその近傍に位置したときに自動フォーカス調
整を行うことも可能になり、作業効率の向上、再現性の
向上、及び測定精度の向上を図ることができる。
機に本発明を適用した例を示したが、本発明は、投影
機、顕微鏡、カメラ等の他の画像機器のフォーカス調整
にも適用可能であることはいうまでもない。
ンジケータ表示手段が、表示手段に画像のコントラスト
値を示すインジケータを表示させるので、作業者は、操
作手段によってマニュアル調整する際に、インジケータ
を参照しながら操作することができ、マニュアルでのピ
ント合わせの操作が簡単化され、フォーカス位置精度が
向上し、作業者によるばらつきも解消され、繰り返し精
度も増すという効果を奏する。
の斜視図である。
の周辺の構成を示すブロック図である。
ケータの一例を示す図である。
ートである。
コントラスト値のピーク値近傍を説明するための図であ
る。
ある。
ャートである。
ャートである。
を示す図である。
タの例を示す図である。
入力部、4…プリンタ、11…架台、12…ワーク、1
3…測定テーブル、14…フレーム、15…カバー、1
6…CCDカメラ、17…照明装置、21…コンピュー
タ本体、22…キーボード、23…マウス、24…CR
Tディスプレイ、31…AD変換部、32…多値画像メ
モリ、33…表示制御部、34…インタフェース、35
…CPU、36…プログラムメモリ、37…ワークメモ
リ、39…照明制御部、41…X軸エンコーダ、42…
Y軸エンコーダ、43…Z軸エンコーダ、44…X軸駆
動系、45…Y軸駆動系、46…Z軸駆動系、51…イ
ンジケータ、61…粗スケールインジケータ、62…細
スケールインジケータ。
Claims (8)
- 【請求項1】 撮像対象を撮像するための撮像手段と、 この撮像手段を前記撮像対象に対してマニュアルでフォ
ーカス調整するための操作手段と、 前記撮像手段で撮像された撮像対象の画像を記憶する画
像記憶手段と、 この画像記憶手段に記憶された撮像対象の画像を表示す
る表示手段と、 前記画像記憶手段に記憶された撮像対象の画像からその
コントラスト値を逐次算出するコントラスト算出手段
と、 このコントラスト算出手段で算出されたコントラスト値
を示すインジケータを前記表示装置に表示させるインジ
ケータ表示手段とを備えたことを特徴とする画像機器の
フォーカス調整装置。 - 【請求項2】 前記インジケータは、前記コントラスト
値をグラフィックイメージによって表示するグラフィッ
クインジケータであることを特徴とする請求項1記載の
画像機器のフォーカス調整装置。 - 【請求項3】 前記インジケータ表示手段は、画像の最
大コントラスト時に100%表示となるようにコントラ
スト値を表示するものであることを特徴とする請求項1
又は2記載の画像機器のフォーカス調整装置。 - 【請求項4】 前記インジケータは、前記コントラスト
値を粗い単位で表示する粗スケールと細かい単位で表示
する細スケールとを組み合わせたものであることを特徴
とする請求項1〜3のいずれか1項記載の画像機器のフ
ォーカス調整装置。 - 【請求項5】 前記インジケータ表示手段は、前記コン
トラスト値がピーク値に近づくほどフォーカス調整量に
対するコントラスト値の変化が大きくなるように前記イ
ンジケータを表示するものであることを特徴とする請求
項1〜4のいずれか1項記載の画像機器のフォーカス調
整装置。 - 【請求項6】 前記インジケータ表示手段は、前記コン
トラスト値を数値によって表示するものであることを特
徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の画像機器の
フォーカス調整装置。 - 【請求項7】 前記インジケータ表示手段は、前記撮像
手段のフォーカス調整量を表示するものであることを特
徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の画像機器の
フォーカス調整装置。 - 【請求項8】 前記撮像手段のフォーカス調整量を記憶
するフォーカス調整量記憶手段を更に備えたことを特徴
とする請求項1〜7のいずれか1項記載の画像機器のフ
ォーカス調整装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JPH11283035A true JPH11283035A (ja) | 1999-10-15 |
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Family
ID=13748125
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP08150198A Expired - Fee Related JP3673076B2 (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 画像機器のフォーカス調整装置 |
Country Status (1)
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- 1998-03-27 JP JP08150198A patent/JP3673076B2/ja not_active Expired - Fee Related
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