JP2000146794A - ロックウェル硬度計 - Google Patents

ロックウェル硬度計

Info

Publication number
JP2000146794A
JP2000146794A JP10315266A JP31526698A JP2000146794A JP 2000146794 A JP2000146794 A JP 2000146794A JP 10315266 A JP10315266 A JP 10315266A JP 31526698 A JP31526698 A JP 31526698A JP 2000146794 A JP2000146794 A JP 2000146794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
hardness
measurement
indenter
stage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10315266A
Other languages
English (en)
Inventor
Zenzo Yamaguchi
善三 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP10315266A priority Critical patent/JP2000146794A/ja
Publication of JP2000146794A publication Critical patent/JP2000146794A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 試料と圧子との位置合わせを自動的に行うこ
とができるロックウェル硬度計を提供する。 【解決手段】 画像処理部30は、CCDカメラ20で
撮像した画像データに基づいて試料2の形状を認識す
る。CRT表示装置70の画面上には試料2についての
画像データが表示される。オペレータがマウス61を用
いてその画像データが表示された画面上で試料の一又は
複数の測定位置を指定すると、移動量算出部40は、各
測定位置に圧子11を押し付けることができるように各
測定位置に対するXYステージ13の移動量を算出す
る。硬度測定を開始する旨の信号が送られると、制御部
50は、移動量算出部40で算出されたXYステージ1
3の移動量に関するテータに基づいてステージ駆動部1
4の動作を制御する。これにより、試料2と圧子11と
の位置合わせを自動的に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属材料の硬度を
測定するロックウェル硬度計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、金属材料の硬度を測定するの
に各種の硬度計が用いられている。このうち、ロックウ
ェル硬度計では、鋼球、ダイヤモンド等の圧子を用い、
その圧子を試料の表面に一定荷重で押し付けることによ
り、試料に圧痕を形成する。そして、その圧痕の深さを
測定し、その深さからロックウェル硬度を求める。かか
るロックウェル硬度計は、例えばビッカース硬度計に比
べて簡易な構造であるため、安価であり、また、硬度を
迅速に測定できるという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のロッ
クウェル硬度計では自動化があまり図られていないのが
現状である。このため、オペレータは、硬度を測定する
際に、目視で試料と圧子との位置合わせを行い、圧子を
手動で試料の指定された測定位置に押し付ける。しかし
ながら、試料の大きさや形状によっては、試料の測定位
置が見づらい場合があり、試料と圧子との位置合わせ作
業はオペレータにとって煩雑であり、容易でないという
問題があった。
【0004】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、試料と圧子との位置合わせを自動的に行うこと
ができるロックウェル硬度計を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明に係るロックウェル硬度計は、試料を載置
し、その載置面内で互いに直交するX方向及びY方向に
移動可能なXYステージと、前記試料に圧子を所定の荷
重で押し付けることにより圧痕を形成し、前記圧痕の深
さから硬度を測定する硬度測定器と、前記XYステージ
の載置面に略垂直な方向から前記試料を撮像する撮像手
段と、前記撮像手段で得られた画像データに基づいて前
記試料の形状を認識する画像処理手段と、前記画像処理
手段で形状認識された前記試料についての画像データを
画面上に表示すると共に、前記硬度測定器での硬度測定
の結果を画面上に表示する表示手段と、前記試料につい
ての画像データが表示された前記表示手段の画面上で前
記試料の一又は複数の測定位置を指定するための位置入
力手段と、前記位置入力手段により前記各測定位置が指
定されたときに、前記各測定位置に前記圧子を押し付け
ることができるように前記各測定位置に対する前記XY
ステージの移動量を算出する移動量算出手段と、硬度測
定を開始する旨の信号が送られたときに、前記移動量算
出手段で算出された前記XYステージの移動量に関する
データに基づいて前記XYステージの移動を制御する制
御手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態
であるロックウェル硬度計の概略ブロック図、図2はそ
のロックウェル硬度計において測定位置を指定する画面
の一例を示す図、図3はそのロックウェル硬度計におい
て硬度測定結果を表示する画面の一例を示す図である。
【0007】本実施形態のロックウェル硬度計は、図1
に示すように、硬度測定器10と、撮像手段としてのC
CDカメラ20と、画像処理部30と、移動量算出部4
0と、制御部50と、マウス61又はキーボード62
と、CRT表示装置70と、カラープリンタ80とを具
備するものである。
【0008】硬度測定器10は、圧子11と、圧子駆動
部12と、測定の対象物である試料2を載置するXYス
テージ13と、ステージ駆動部14と、第一ステップモ
ータ15a及び第二ステップモータ15bとを有する。
圧子11としては、鋼球を用いる。圧子駆動部12は、
図示しないモータを駆動して、圧子11を上下方向(Z
方向)に移動させる。硬度測定器10は、圧子11を試
料2の指定された位置に所定の荷重で押し付けることに
より、試料2にくぼみ(圧痕)を付ける。硬度測定器1
0には圧痕の深さを計測する機能が備わっており、硬度
測定器10自身がその圧痕の深さからロックウェル硬度
HR を算出する。
【0009】XYステージ13は、前後左右に移動可能
なものであり、図1の左右方向(X方向)に移動するX
方向ステージ13aと、図1の紙面に垂直な方向(Y方
向)に移動するY方向ステージ13bとを組み合わせて
構成される。X方向ステージ13aはY方向ステージ1
3bの上側に設けられており、試料2はX方向ステージ
13a上に載置される。XYステージ13の移動は、ス
テージ駆動部14により行う。ステージ駆動部14は、
制御部50の指示に基づいて、第一ステップモータ15
aを動作させることにより、X方向ステージ13aをX
方向に移動させ、また、第二ステップモータ15bを動
作させることによりY方向ステージ13bを移動させ
る。尚、以下では、X方向に平行な軸をX軸、Y方向に
平行な軸をY軸とし、硬度測定器10に固定して設けら
れた二次元座標系をXY座標系と称する。
【0010】CCDカメラ20は、Z方向から試料2を
撮像するものであり、圧子11からX方向に沿って一定
の距離のところに設けられている。試料2を撮像すると
きには、試料2がCCDカメラ20の略下側に位置する
ように、XYステージ13を所定距離だけ移動する。こ
のCCDカメラ20のレンズとしては、試料2が一つの
画像中に写り且つ試料2を例えば5倍程度に拡大して写
すことができるものを用いる。また、CCDカメラ20
には、オートフォーカス機能が付いており、試料2の光
学像の焦点を自動的に合わせることができる。CCDカ
メラ20で撮像された画像データは画像処理部30に送
られる。
【0011】画像処理部30は、CCDカメラ20で取
得した画像データに所定の処理を施し、試料2の形状を
認識するものである。具体的には、まず、画像データに
二値化処理を施すことにより、二値画像データを得る。
次に、その二値画像データにラベル付け処理を施し、ラ
ベル付けられた各領域の特徴量を求めた後、特徴量に基
づいて試料2を表す領域を抽出する。そして、その試料
2を表す領域について、例えばボーダーサーチを行い、
試料2を表す領域の各輪郭点の座標データを取り込むこ
とにより、試料2の形状を認識する。この形状認識され
た試料2についての二値画像データは、CRT表示装置
70の画面上に表示される。試料2についての二値画像
データの一例を図2に示す。この例では、試料2として
歯車の一部を用いている。
【0012】位置入力手段としてのマウス61は、試料
2についての二値画像データが表示されたCRT表示装
置70の画面上で、硬度の測定を行いたい試料2の測定
位置を指定するために用いられる。測定位置は一つだけ
でなく複数指定することができる。オペレータがCRT
表示装置70の画面上でマウス61のカーソルを移動
し、マウス71をクリックすると、測定位置が指定され
る。この指定された測定位置は、画像上のxy座標系の
座標値で特定される。図2の例では、各歯先の位置Pk
(k=1,3,5)と、各歯底の位置Pk (k=
2,4)とを指定する場合を示している。尚、マウス6
1の代わりにジョイスティック等を用いてもよい。
【0013】また、図2に示すように、オペレータがマ
ウス61で各測定位置を指定する度に、ダイアログボッ
クスDがCRT表示装置70の画面上に表示される。こ
のダイアログボックスDは、当該測定位置での硬度測定
の条件を設定するためのウィインドウである。図2に示
す例の場合、硬度測定の条件として、圧子11にかける
荷重と荷重保持時間とを指定することができる。この測
定条件の指定は、オペレータがキーボード62を用いて
所望の設定値を入力することにより行われる。但し、測
定条件を常にダイアログボックスDで指定する必要はな
い。制御部50のメモリには予め測定条件の基準値が記
憶されており、オペレータがダイアログボックスDで測
定条件を指定しない場合には、測定条件はその基準値に
自動的に設定される。
【0014】移動量算出部40は、マウス61で各測定
位置が指定されたときに、各測定位置に圧子11を押し
付けることができるように各測定位置に対するXYステ
ージ13の移動量を算出するものである。具体的には、
画像上のxy座標系における各測定位置Pk (k=
1,2,3,4,5)の座標値(xk ,yk )を、
XY座標系における座標値(Xk ,Yk )に変換す
る。そして、XY座標系において、各測定位置Pk の
座標値(Xk ,Yk )と圧子11の座標値(X0
,Y0 )との差を求めることにより、各測定位置P
k に対するXYステージ13の移動量(X方向の移動
量とY方向の移動量)を算出することができる。また、
CCDカメラ20のオートフォーカス機能を利用する
と、CCDカメラ20の受光面から試料2までのZ方向
距離を知ることができる。移動量算出部40は、かかる
試料2までのZ方向距離に関するデータに基づいて、圧
子11のZ方向の移動量を算出する。
【0015】制御部50は、硬度測定器10、画像処理
部30、移動量算出部40等を制御するものである。例
えば、CRT表示装置70の画面上で硬度測定を開始す
る旨のボタンが押されると、制御部50は、移動量算出
部40で算出されたXYステージ13の移動量に関する
データをステージ駆動部14に送り、これにより、XY
ステージ13の移動を制御する。また、圧子11の移動
量に関するデータを圧子駆動部12に送ったり、硬度測
定の条件に関するデータを硬度測定器10に送ったりす
る。さらに、制御部50は、硬度測定器10から送られ
た硬度測定の結果等、各種のデータを管理する。ここ
で、硬度測定の結果には、例えば、各測定位置について
の圧痕の深さや硬度HR が含まれている。
【0016】CRT表示装置70は、硬度測定の前にあ
っては上述したように試料2についての二値画像データ
を画面上に表示したり、硬度測定の後にあっては硬度測
定器10での硬度測定の結果を画面上に表示したりす
る。ここで、各測定位置での硬度測定の結果は、試料2
についての二値画像データ上において、それぞれの測定
位置に関連付けて表示される。硬度測定の結果の表示画
面の一例を図3に示す。図3に示す例では、試料2につ
いての二値画像データ上の各測定位置とそれぞれの測定
位置についての硬度測定の結果とを矢印で繋いで、それ
らの関連付けを行っている。このため、オペレータにと
っては測定結果がとても分かりやすい。また、カラープ
リンタ80は、CRT表示装置70の画面上に表示した
硬度測定の結果をカラーで出力するものである。
【0017】次に、本実施形態のロックウェル硬度計に
おいて硬度を測定する手順について説明する。図4はそ
のロックウェル硬度計において硬度を測定する手順を説
明するためのフローチャートである。
【0018】まず、オペレータは、試料2をX方向ステ
ージ13a上に載置する(step11)。ここで、X方向ス
テージ13a上には試料2を設置する位置がマークされ
ており、このマークにしたがって試料2を設置すること
になる。次に、オペレータは、マウス61を用いてCR
T表示装置70の画面上で「画像の取り込み」ボタンを
押す。すると、制御部50はステージ駆動部14に信号
を送り、ステージ駆動部14は、第一ステップモータ1
5aを動作して、マークの位置がCCDカメラ20のレ
ンズの光軸上に位置するようにX方向ステージ13aを
所定距離だけ移動させる(step12)。こうしてX方向ス
テージ13aが所定の位置に移動した後、制御部50は
画像処理部30に画像を取り込む旨の信号を送る。画像
処理部30はCCDカメラ20に信号を送り、CCDカ
メラ20は試料2を撮像する(step13)。撮像動作が終
了すると、制御部50はステージ駆動部14に信号を送
り、ステージ駆動部14はX方向ステージ13aを元の
位置に戻す(step14)。
【0019】また、CCDカメラ20で得られた画像デ
ータは画像処理部30に送られる。画像処理部30はそ
の画像データを二値化処理し、その二値画像データに基
づいて試料2の形状を認識する。制御部50は、この形
状認識された試料2についての二値画像データをCRT
表示装置70の画面上に表示する(step15)。
【0020】次に、オペレータは、マウス61を用い
て、CRT表示装置70の画面上で「測定位置の指定」
ボタンを押した後、一つ又は複数の測定位置を指定する
(step16)。このとき、図2に示すように、一つの測定
位置を指定する度に、画面上には測定条件設定用のダイ
アログボックスDが表示される。例えば、各測定位置毎
に荷重を変えて硬度を測定したい場合等には、オペレー
タは、キーボード62を用いて所望の設定値を入力す
る。但し、ダイアログボックスDで測定条件を指定しな
い場合には、測定条件は予め決められた基準値に自動的
に設定される。オペレータによって指定された測定位置
に関するデータや測定条件に関するデータは制御部50
のメモリに格納される。
【0021】かかる測定位置や測定条件の指定が終了す
ると、制御部50は各測定位置に関するデータを移動量
算出部40に送る。移動量算出部40は、各測定位置に
圧子11を押し付けることができるように各測定位置に
対するXYステージ13のX方向移動量及びY方向移動
量を算出する。また、移動量算出部40は、CCDカメ
ラ20の受光面から試料2までのZ方向距離に関するデ
ータに基づいて、圧子11のZ方向移動量を算出する。
これらの移動量に関するデータは制御部50に送られ、
制御部50のメモリに格納される。
【0022】次に、オペレータは、マウス61を用いて
CRT表示装置70の画面上で「硬度測定」ボタンを押
すと、制御部50は、メモリに格納されている移動量に
関するデータや測定条件に関するデータを読み出し、こ
れらのデータを硬度測定器10に送る。硬度測定器10
は、かかるデータにしたがい、各測定位置において硬度
を測定する動作を開始する(step17)。この硬度測定
は、各測定位置毎に所定の順番で行われる。具体的に
は、まず、ステージ駆動部14は、ある一つの測定位置
に対するXYステージの移動量に関するデータにしたが
ってXYステージ13を移動することにより、圧子11
と当該測定位置との位置合わせを行う。次に、圧子駆動
部12は、圧子11の移動量に関するデータにしたがっ
て圧子11を所定の高さまで落とした後、測定条件に関
するデータにしたがって圧子11を当該測定位置に押し
付け、試料2に圧痕を付ける。そして、硬度測定器10
は、その圧痕の深さを測定し、その深さから当該測定位
置におけるロックウェル硬度HR を求める。その後、
他の測定位置に対しても同様にして硬度測定の動作を行
う。各測定位置における測定結果(圧痕の深さ、硬度H
R 等)は制御部50に送られ、制御部50はこれらの
測定結果をメモリに格納する。
【0023】こうして、オペレータが指定したすべての
測定位置に対する硬度測定が終了すると、制御部50
は、図3に示すように、CRT表示装置70の画面上
に、試料2についての二値画像データ上での各測定位置
とそれぞれの測定位置での測定結果とを関連付けて表示
する(step18)。但し、測定結果の表示内容は、オペレ
ータの選択で自由に変えることができる。例えば、圧痕
の深さを必要としない場合には、硬度HR だけを表示
させることができる。また、この測定結果は、必要に応
じてカラープリンタ80から出力することができる。
【0024】本実施形態のロックウェル硬度計では、C
CDカメラで試料を撮像して得られた画像データを二値
化処理し、その二値画像データに基づいて試料の形状を
認識した後、その試料についての二値画像データをCR
T表示装置の画面上に表示する。このため、オペレータ
は、マウスを用いて画面上で試料の一又は複数の測定位
置を容易に指定することができる。そして、移動量算出
部が各測定位置に対するXYステージの移動量を算出
し、硬度測定を開始する旨の信号が送られたときに、制
御部がXYステージの移動量に関するデータに基づいて
XYステージの移動を制御することにより、試料と圧子
との位置合わせを自動的に行うことができるので、オペ
レータにとって硬度測定の作業が容易になる。尚、本発
明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要
旨の範囲内において種々の変形が可能である。
【0025】上記の実施形態では、CCDカメラのオー
トフォーカス機能を利用して、CCDカメラの受光面か
ら試料までのZ方向距離を知り、このZ方向距離に基づ
いて圧子のZ方向の移動量を算出することにしている。
これにより、硬度測定の際に圧子の移動を自動的に行う
ことができる。しかし、例えばCCDカメラとしてオー
トフォーカス機能を持たないものを使用する場合等に
は、従来のようにオペレータが圧子の移動を手動で行う
ようにしてもよい。
【0026】また、上記の実施形態では、試料がCCD
カメラの略下側に位置するように、XYステージを移動
して、試料を撮像する場合について説明したが、例え
ば、図5に示すように、圧子11とCCDカメラ20の
レンズ21とをレボルバー90に取り付け、レンズ21
の光軸がCCDカメラ20の光軸と一致するようにレボ
ルバー90を回転して、試料2を撮像するようにしても
よい。この場合、CCDカメラ20の光軸を基準軸Aと
すると、レボルバー90の回転軸Bは基準軸Aと平行に
一定距離dだけ離れて設定される。圧子11とレンズ2
1とは、レボルバー90の回転軸Bに対して軸対称に取
り付けられ、また、圧子11のZ方向に沿った中心軸及
びレンズ21の光軸は、それぞれレボルバー90の回転
軸Bから距離dだけ離れて設定される。試料2はXYテ
ーブル13の、基準軸A上の位置に載置される。試料2
を撮像する場合には、レボルバー90を回転軸Bの回り
に回転し、レンズ21の光軸を基準軸Aに一致させる。
また、硬度測定を行う場合には、レボルバー90を回転
軸Bの回りに回転し、圧子11のZ方向の中心軸を基準
軸Aと一致させる。尚、このレボルバー90の回転は自
動で行っても、手動で行ってもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明のロックウェ
ル硬度計によれば、撮像手段で試料を撮像して得られた
画像データに基づいて試料の形状を認識した後、その試
料についての画像データを表示手段の画面上に表示す
る。このため、オペレータは、位置入力手段を用いて画
面上で試料の一又は複数の測定位置を容易に指定するこ
とができる。そして、移動量算出手段が各測定位置に対
するXYステージの移動量を算出し、硬度測定を開始す
る旨の信号が送られたときに、制御手段がXYステージ
の移動量に関するデータに基づいてXYステージの移動
を制御することにより、試料と圧子との位置合わせを自
動的に行うことができるので、オペレータにとって硬度
測定の作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるロックウェル硬度計
の概略ブロック図である。
【図2】そのロックウェル硬度計において測定位置を指
定する画面の一例を示す図である。
【図3】そのロックウェル硬度計において硬度測定結果
を表示する画面の一例を示す図である。
【図4】そのロックウェル硬度計において硬度を測定す
る手順を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明のロックウェル硬度計の他の例を説明す
るための図である。
【符号の説明】
2 試料 10 硬度測定器 11 圧子 12 圧子駆動部 13 XYステージ 13a X方向ステージ 13b Y方向ステージ 14 ステージ駆動部 15a 第一ステップモータ 15b 第二ステップモータ 20 CCDカメラ 21 レンズ 30 画像処理部 40 移動量算出部 50 制御部 61 マウス 62 キーボード 70 CRT表示装置 80 カラープリンタ 90 レボルバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料を載置し、その載置面内で互いに直
    交するX方向及びY方向に移動可能なXYステージと、 前記試料に圧子を所定の荷重で押し付けることにより圧
    痕を形成し、前記圧痕の深さから硬度を測定する硬度測
    定器と、 前記XYステージの載置面に略垂直な方向から前記試料
    を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段で得られた画像データに基づいて前記試料
    の形状を認識する画像処理手段と、 前記画像処理手段で形状認識された前記試料についての
    画像データを画面上に表示すると共に、前記硬度測定器
    での硬度測定の結果を画面上に表示する表示手段と、 前記試料についての画像データが表示された前記表示手
    段の画面上で前記試料の一又は複数の測定位置を指定す
    るための位置入力手段と、 前記位置入力手段により前記各測定位置が指定されたと
    きに、前記各測定位置に前記圧子を押し付けることがで
    きるように前記各測定位置に対する前記XYステージの
    移動量を算出する移動量算出手段と、 硬度測定を開始する旨の信号が送られたときに、前記移
    動量算出手段で算出された前記XYステージの移動量に
    関するデータに基づいて前記XYステージの移動を制御
    する制御手段と、 を具備することを特徴とするロックウェル硬度計。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、前記位置入力手段で前
    記各測定位置が指定される度に、当該測定位置での硬度
    測定の条件を設定するためのウィンドウを表示し、前記
    制御手段は、前記ウィンドウ内で硬度測定の条件が入力
    された場合に、前記硬度測定の条件に関するデータを前
    記硬度測定器に送ることを特徴とする請求項1記載のロ
    ックウェル硬度計。
  3. 【請求項3】 前記硬度測定の条件は、荷重又は荷重及
    び荷重保持時間であることを特徴とする請求項2記載の
    ロックウェル硬度計。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、前記試料についての画
    像データ上において前記各測定位置での硬度測定の結果
    を当該測定位置に関連付けて表示することを特徴とする
    請求項1、2又は3記載のロックウェル硬度計。
  5. 【請求項5】 前記圧子を前記X方向及び前記Y方向に
    直交するZ方向に移動する圧子駆動手段を備えており、
    前記撮像手段は自動焦点機能を有し、前記移動量算出手
    段は前記自動焦点機能を利用して得られる前記試料まで
    の距離に基づいて前記圧子のZ方向の移動量を算出し、
    前記制御手段は前記圧子のZ方向の移動量に関するデー
    タに基づいて前記圧子駆動手段を制御することを特徴と
    する請求項1、2、3又は4記載のロックウェル硬度
    計。
JP10315266A 1998-11-06 1998-11-06 ロックウェル硬度計 Withdrawn JP2000146794A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10315266A JP2000146794A (ja) 1998-11-06 1998-11-06 ロックウェル硬度計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10315266A JP2000146794A (ja) 1998-11-06 1998-11-06 ロックウェル硬度計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000146794A true JP2000146794A (ja) 2000-05-26

Family

ID=18063361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10315266A Withdrawn JP2000146794A (ja) 1998-11-06 1998-11-06 ロックウェル硬度計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000146794A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003004613A (ja) * 2001-06-15 2003-01-08 Akashi Corp 圧痕形成機構および硬さ試験機
JP2011220790A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Mitsutoyo Corp 硬さ試験機及び硬さ試験方法
JP2012078307A (ja) * 2010-10-06 2012-04-19 Mitsutoyo Corp 硬さ試験機
WO2012133690A1 (ja) 2011-03-30 2012-10-04 日野自動車株式会社 インライン硬度検査装置、インライン硬度検査方法およびロボット
JP2013015423A (ja) * 2011-07-05 2013-01-24 Mitsutoyo Corp 硬さ試験機、及び硬さ試験方法
JP2014035285A (ja) * 2012-08-09 2014-02-24 Shimadzu Corp 硬さ試験機および硬さ試験機における硬さ試験方法
JP2014126417A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Mitsutoyo Corp 硬さ試験機、及び硬さ試験方法
CN104614263A (zh) * 2013-11-05 2015-05-13 株式会社岛津制作所 硬度试验机
CN105021479A (zh) * 2015-07-10 2015-11-04 桂林市晶准测控技术有限公司 由位移传感器变化来判断洛氏硬度计状态的测量方法
EP2645079A3 (en) * 2012-03-27 2017-09-13 Mitutoyo Corporation Hardness tester
WO2021205915A1 (ja) * 2020-04-09 2021-10-14 三菱パワー株式会社 計測装置、計測システム、計測方法及びプログラム
CN114096942A (zh) * 2019-07-12 2022-02-25 伊利诺斯工具制品有限公司 控制测试样本台面布置的方法和装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003004613A (ja) * 2001-06-15 2003-01-08 Akashi Corp 圧痕形成機構および硬さ試験機
JP2011220790A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Mitsutoyo Corp 硬さ試験機及び硬さ試験方法
JP2012078307A (ja) * 2010-10-06 2012-04-19 Mitsutoyo Corp 硬さ試験機
WO2012133690A1 (ja) 2011-03-30 2012-10-04 日野自動車株式会社 インライン硬度検査装置、インライン硬度検査方法およびロボット
CN103430005A (zh) * 2011-03-30 2013-12-04 日野自动车株式会社 在线硬度检测装置、在线硬度检测方法以及机械手
JP2013015423A (ja) * 2011-07-05 2013-01-24 Mitsutoyo Corp 硬さ試験機、及び硬さ試験方法
EP2645079A3 (en) * 2012-03-27 2017-09-13 Mitutoyo Corporation Hardness tester
JP2014035285A (ja) * 2012-08-09 2014-02-24 Shimadzu Corp 硬さ試験機および硬さ試験機における硬さ試験方法
JP2014126417A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Mitsutoyo Corp 硬さ試験機、及び硬さ試験方法
CN104614263A (zh) * 2013-11-05 2015-05-13 株式会社岛津制作所 硬度试验机
CN105021479A (zh) * 2015-07-10 2015-11-04 桂林市晶准测控技术有限公司 由位移传感器变化来判断洛氏硬度计状态的测量方法
CN114096942A (zh) * 2019-07-12 2022-02-25 伊利诺斯工具制品有限公司 控制测试样本台面布置的方法和装置
WO2021205915A1 (ja) * 2020-04-09 2021-10-14 三菱パワー株式会社 計測装置、計測システム、計測方法及びプログラム
JP2021167734A (ja) * 2020-04-09 2021-10-21 三菱パワー株式会社 計測装置、計測システム、計測方法及びプログラム
JP7438001B2 (ja) 2020-04-09 2024-02-26 三菱重工業株式会社 計測装置、計測システム、計測方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5501189B2 (ja) 硬さ試験機
US7400414B2 (en) Hand-size structured-light three-dimensional metrology imaging system and method
EP1059609A2 (en) Measurement procedure file creating method, measuring system and storage medium
JP2000146794A (ja) ロックウェル硬度計
JP6559023B2 (ja) 硬さ試験機及び硬さ試験方法
US10663381B2 (en) Hardness tester and program
US7420588B2 (en) Measuring method, measuring system and storage medium
JP2001059940A (ja) 顕微鏡及び記録媒体
JP2000079545A (ja) カップ取付装置
JP6560937B2 (ja) 硬さ試験機及び硬さ試験方法
JP4328671B2 (ja) 硬さ試験機
JP6530287B2 (ja) 硬さ試験機及び硬さ試験方法
JPH07103735A (ja) 非接触画像計測システム
JP6905844B2 (ja) 硬さ試験機及びプログラム
JPH08313217A (ja) 非接触画像計測システム
JP2000028336A (ja) 形状測定装置及び形状測定方法
JP3595014B2 (ja) エッジ検出方法及びこれを用いた非接触画像計測システム
JPH07139929A (ja) 傾斜角位置決め装置
JPH01321151A (ja) Ccd画素を用いた工具測定調整装置
JP2003315015A (ja) 測定顕微鏡
JP3589512B2 (ja) 微細加工製品の検査ポイントマーキング方法、自動寸法検査方法及び自動寸法検査装置
JPH11295045A (ja) 検査装置
JP2000249640A (ja) 硬度測定装置
JP2000180726A (ja) 赤外顕微鏡
JP3399697B2 (ja) 測定点マッピング装置およびこれを利用した半導体ウエハの測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060110