JPH11282794A - メモリ・アクセス方式 - Google Patents

メモリ・アクセス方式

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JPH11282794A
JPH11282794A JP8198398A JP8198398A JPH11282794A JP H11282794 A JPH11282794 A JP H11282794A JP 8198398 A JP8198398 A JP 8198398A JP 8198398 A JP8198398 A JP 8198398A JP H11282794 A JPH11282794 A JP H11282794A
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JP
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memory
bus
access
address
signal
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JP8198398A
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Seishiro Taniguchi
征士郎 谷口
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Ultra High Speed Network and Computer Technology Laboratories
Original Assignee
Ultra High Speed Network and Computer Technology Laboratories
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリに対する各バス・マスタからのアクセ
ス性能を向上させる。 【解決手段】 バス・マスタ1−1〜1−3が共用する
メモリ部2は複数のメモリ2−1〜2−3から構成され
る。アクセス・バス3−1〜3−3は、アドレス・バ
ス,データ・バス,メモリ制御信号をバス・マスタ毎に
多重化したものである。アクセス制御部6は、各バス・
マスタ1−1〜1−3からの任意のアドレスに対するメ
モリ・アクセス要求に応じて調停を行い、スイッチ部4
を制御する。アクセス制御部6の制御により、メモリ部
2の各メモリ2−1〜2−3とバス・マスタ1−1〜1
−3とをスイッチ部4を介して個別に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のメモリに対
する複数のバス・マスタからのメモリ・アクセスに係
り、特にアクセス性能を向上させることができるメモリ
・アクセス方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワークの高速化に伴い、ル
ータ等のネットワーク接続装置における性能向上が要求
されている。このため、ネットワーク接続装置は、デー
タ転送時における装置内部データ処理能力の向上に努め
る必要があり、ネットワーク接続装置内部に設けられた
データ・バッファ・メモリへの高速アクセスが重要とな
ってくる。従来の方法では、図4に示すように、複数の
バス・マスタ1−1〜1−3は、共有アドレス・バス
7、共有データバス8、メモリ制御信号用の共有信号線
9によって共有するメモリ部(データ・バッファ・メモ
リ)2と接続されている。そして、各バス・マスタ1−
1〜1−3からアクセス要求信号R1〜R3が同時に出
力されたことによるメモリ部2への同時アクセスに際し
ては、調停部10による調停によってアクセス権を獲得
したバス・マスタのみがメモリ・アクセスを行ってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のメ
モリ・アクセス方式では、複数のバス・マスタが、共有
するメモリ部に対し、共有アドレス・バス、共有データ
・バス、共有信号線を介してアクセスし、複数のバス・
マスタからのアクセス要求が競合した場合には、調停に
よりアクセス権を獲得したバス・マスタのみがメモリ・
アクセスを行うものとなっているため、バス調停にてア
クセス権を獲得できなかった他のバス・マスタは、少な
くとも次の調停までメモリ・アクセスを待たされること
となり、全体としてデータ転送遅延時間が増大するとい
う問題点があった。また、各バス・マスタは、1つの共
有データ・バスにより接続されているため、お互いが1
つのデータ・バスの転送レートを分け合うことになり、
各バス・マスタから見れば、データバスの転送レートが
低下するという問題点があった。以上の理由により、従
来のメモリ・アクセス方式では、メモリ・アクセス性能
が低くなるという問題点があった。本発明は、上記問題
点を解決するためになされたものであり、共有メモリに
対する各バス・マスタからのアクセス性能を向上させる
ことができるメモリ・アクセス方式を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のメモリ・アクセ
ス方式は、請求項1に記載のように、複数のメモリから
なるメモリ部と、このメモリ部を共用する複数のバス・
マスタと、このバス・マスタとメモリ部の間に設けら
れ、メモリ部の各メモリに対して、バス・マスタ毎に設
けられたアドレス・バスのうちの1つを選択接続し、バ
ス・マスタ毎に設けられたデータ・バスのうちの1つを
選択接続し、各バス・マスタから出力されるメモリ制御
信号のうちの1つを選択接続するスイッチ部と、各バス
・マスタからの任意のアドレスに対するメモリ・アクセ
ス要求に応じてスイッチ部を制御するアクセス制御部と
を有し、メモリ部の各メモリとバス・マスタとをスイッ
チ部を介して個別に接続するようにしたものである。こ
のように、本発明のメモリ・アクセス方式は、アドレス
・バス,データ・バス,メモリ制御信号(メモリ制御信
号用の信号線)をバス・マスタ毎に設け、各バス・マス
タとメモリ部の間にスイッチ部を設けることにより、メ
モリ部の各メモリとバス・マスタとをスイッチ部を介し
て個別に接続することができる。これにより、メモリ部
の同一のアドレス空間に対するアクセス競合が生じない
限り、各バス・マスタに対して個別にメモリ・アクセス
を許可することが可能となり、各バス・マスタは、メモ
リ部に対して同時にアクセスすることが可能となる。ま
た、請求項2に記載のように、上記アドレス・バス,デ
ータ・バス,メモリ制御信号をバス・マスタごとに多重
化した複数のアクセス・バスと、上記メモリ部の各メモ
リに対応して設けられ、上記スイッチ部により対応メモ
リと接続されたアクセス・バス上のアドレス信号に基づ
いて、対応メモリにアドレス信号を出力する複数のアド
レス生成部とを有し、アクセス制御部は、アクセス・バ
ス上のメモリ制御信号に基づいて各メモリにメモリ制御
信号を出力するものである。このように、アドレス・バ
ス,データ・バス,メモリ制御信号(メモリ制御信号用
の信号線)をバス・マスタごとに多重化することによ
り、アクセス・バスの本数とスイッチ部のハードウェア
規模を低減することができる。この場合、データ転送の
最中(図2のT3〜T7)はアクセス・バスを用いてア
ドレス信号とメモリ制御信号を転送することができない
ので、連続した複数のアドレスに対する一括アクセス
(バースト・アクセス)が行われる場合は、アドレス生
成部によってアドレス信号を、アクセス制御部によって
メモリ制御信号を生成する。
【0005】
【発明の実施の形態】[実施の形態の1]次に、本発明
の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態となるメモリ・アクセ
ス方式のブロック図である。バス・マスタ部1内の各バ
ス・マスタ1−1〜1−3は、メモリ部2に対してアク
セスを行なう。バス・マスタ1−1〜1−3が共用する
メモリ部2は、複数のメモリ2−1〜2−3から構成さ
れる。
【0006】バス・マスタ1−1〜1−3毎に設けられ
たアクセス・バス3−1〜3−3は、アドレス・バス,
データ・バス,メモリ制御信号となるリード/ライト信
号をバス・マスタ毎に多重化したものである。スイッチ
部4は、各メモリ2−1〜2−3に対しアクセス・バス
3−1〜3−3(バス・マスタ1−1〜1−3)のうち
の何れか1つを選択して接続するスイッチである。
【0007】アドレス生成部5−1〜5−3は、メモリ
2−1〜2−3に対してアクセス時のアドレスを表すメ
モリアドレス信号MA1〜MA3を出力する。初期アド
レスの設定とアドレスのインクリメントに関しては、ア
クセス制御部6からの指示に従って動作する。
【0008】アクセス制御部6は、各バス・マスタ1−
1〜1−3から出力されたアドレスとメモリ・アクセス
要求に応じて調停を行い、アクセス許可を示すアクセス
応答信号A1〜A3を返信する機能と、調停を含めメモ
リ・アクセスに関する手順を監視し、アドレス生成部5
−1〜5−3に対するアドレス制御信号C1〜C3を生
成する機能と、メモリ2−1〜2−3に対するメモリ制
御信号MC1〜MC3を生成する機能と、メモリ・アク
セス手順に合わせて、スイッチ部4の切替制御を行うバ
ス選択信号BS1〜BS3、データの方向制御を行うバ
ス方向信号BD1〜BD3を生成する機能を有する。
【0009】次に、各構成から出力される信号について
説明する。アクセス要求信号R1〜R3は、各バス・マ
スタ1−1〜1−3から出力されるメモリ・アクセス要
求信号である。各バス・マスタ1−1〜1−3がメモリ
・アクセスを要求するとき、このアクセス要求信号R1
〜R3がアサート(assert)される。なお、アクセス要
求信号R1〜R3は、メモリ・アクセスが終了する1ク
ロック前にディアサートされる。
【0010】アクセス・バス信号B1〜B3は、各バス
・マスタ1−1〜1−3からアクセス・バス3−1〜3
−3に出力される、アドレス信号,リード/ライト・デ
ータ及びリード/ライト信号が多重化されたバス信号で
ある。このアクセス・バス信号B1〜B3は、時間的に
は制御フェーズとデータ・フェーズに分かれる。
【0011】アクセス要求信号R1〜R3がアサートさ
れると同時に、アクセス・バス信号B1〜B3は、アド
レス信号とリード/ライト信号に割り当てられた制御フ
ェーズとなる。アクセス制御部6によってアクセス応答
信号A1〜A3がアサートされると、アクセス・バス信
号B1〜B3は、リード/ライト・データに割り当てら
れたデータ・フェーズとなる。
【0012】アクセス応答信号A1〜A3は、各バス・
マスタ1−1〜1−3からのアクセス要求信号R1〜R
3に対してアクセス制御部6が出力するアクセス許可を
示す応答信号である。このアクセス応答信号A1〜A3
がアサートされたタイミングでアクセス・バス3−1〜
3−3上を流れるアクセス・バス信号B1〜B3はデー
タ・フェーズとなり、メモリとバス・マスタの間で転送
されるリード/ライト・データとなる。
【0013】バス選択信号BS1〜BS3は、メモリ2
−1〜2−3にそれぞれ対応し、対応メモリとアクセス
・バス3−1〜3−3(バス・マスタ1−1〜1−3)
の何れか1つの接続をスイッチ部4に指示するためにア
クセス制御部6から出力される信号である。バス方向信
号BD1〜BD3は、メモリ2−1〜2−3にそれぞれ
対応し、対応メモリに接続されるアクセス・バスの方向
をスイッチ部4に指示するためにアクセス制御部6から
出力される信号である。
【0014】メモリ制御信号MC1〜MC3は、メモリ
2−1〜2−3にそれぞれ対応し、各信号は、対応メモ
リを活性化するチップセレクトと、対応メモリに対して
リード・アクセス(読出モード)を指定するリード・イ
ネーブルあるいはライト・アクセス(書込モード)を指
定するライト・イネーブルを表す。アドレス制御信号C
1〜C3は、アドレス生成部5−1〜5−3にそれぞれ
対応し、対応アドレス生成部に対して初期アドレスのロ
ードとアドレスのカウントアップ(アドレス・インクリ
メント)を指示する信号である。
【0015】メモリアドレス信号MA1〜MA3は、メ
モリ2−1〜2−3にそれぞれ対応し、対応メモリのア
ドレスを指定するためにアドレス生成部5−1〜5−3
から出力される信号である。メモリ・データMD1〜M
D3は、メモリ2−1〜2−3とバス・マスタ1−1〜
1−3との間でやり取りされる入出力データである。
【0016】次に、本実施の形態の動作を図2を参照し
て説明する。本実施の形態では、メモリ部2が、全体で
「00」〜「FF」(16進表記)のアドレス空間を有
し、各メモリ2−1〜2−3が、「0」〜「F」(16
進表記)のアドレス空間を有するものとして説明する。
つまり、バス・マスタ側からメモリ部2を見た場合、メ
モリ2−1にはアドレス「00」〜「0F」が割り当て
られ、メモリ2−2にはアドレス「10」〜「1F」が
割り当てられ、メモリ2−2にはアドレス「20」〜
「2F」が割り当てられている(アドレス「30」以降
のアドレスが割り当てられたメモリについては不図
示)。
【0017】また、バス・マスタ1−1は、メモリ2−
1の連続した4つの番地からシーケンシャルにデータを
読み出す4バースト・リード・アクセスを行い、バス・
マスタ1−2は、メモリ2−3の連続した4つの番地に
対してシーケンシャルにデータを書き込む4バースト・
ライト・アクセスを行い、バス・マスタ1−3は、メモ
リ2−2の連続した4つの番地からシーケンシャルにデ
ータを読み出す4バースト・リード・アクセスを行うも
のとする。
【0018】図2(b),(c),(d)において、
「Adrs00」,「Adrs10」,「Adrs2
0」はアドレス信号を示し、それぞれアドレス「0
0」,「10」,「20」を示している。また、「&」
の後の「R」,「W」はリード/ライト信号を示し、そ
れぞれリード・アクセス、ライト・アクセスであること
を示している。図2(i),(j),(k)において、
「マ→メ」あるいは「マスタ→メモリ」はバスの方向が
バス・マスタからメモリへの方向であることを示し、
「メ→マ」あるいは「メモリ→マスタ」はバスの方向が
メモリからバス・マスタへの方向であることを示してい
る。図2(o),(r),(u)において、「A0」,
「A1」,「A2」,「A3」はメモリ2−1〜2−3
の0番地、1番地、2番地、3番地を示している(図2
(b),(c),(d)のアドレス信号の下1桁に相
当)。
【0019】本実施の形態では、バス・マスタ1−1〜
1−3からのアクセス要求信号R1〜R3に対する調停
(図2のPh1)、アドレス生成部5−1〜5−3に対
する初期アドレスのセット(図2のPh2)、バス・マ
スタ1−1〜1−3からのメモリ・アクセスによるデー
タ転送(図2のPh3)、メモリ・アクセスの終結にあ
たる転送終結(図2のPh4)の手順でメモリ・アクセ
スが行なわれる。
【0020】次に、本実施の形態の動作をより詳細に説
明する。メモリ・アクセスの開始時(図2の時刻T
1)、各バス・マスタ1−1〜1−3は、アクセス要求
信号R1〜R3をアサートする(例えば、図2(a)に
示すように「H」レベルにする)と共に、アドレス信号
とリード/ライト信号を多重化したアクセス・バス信号
B1〜B3をアクセス・バス3−1〜3−3に出力する
(図2(b),(c),(d))。
【0021】アクセス要求信号R1〜R3を受信してバ
ス・マスタ1−1〜1−3のアクセス要求を認識したア
クセス制御部6は、アクセス・バス3−1〜3−3に出
力されたアドレス信号が示すアドレス値に基づいて調停
を行う。つまり、アクセス制御部6は、バス・マスタ1
−1からバス3−1に出力されたバス信号B1中のアド
レス信号がアドレス「00」を示しているので、バス・
マスタ1−1がメモリ2−1へのアクセスを要求してい
ると判断する。
【0022】同様に、アクセス制御部6は、バス・マス
タ1−2からバス3−2に出力されたバス信号B2中の
アドレス信号がアドレス「20」を示しているので、バ
ス・マスタ1−2がメモリ2−3へのアクセスを要求し
ていると判断する。また、アクセス制御部6は、バス・
マスタ1−3からバス3−3に出力されたバス信号B3
中のアドレス信号がアドレス「10」を示しているの
で、バス・マスタ1−3がメモリ2−2へのアクセスを
要求していると判断する。
【0023】そして、アクセス制御部6は、このような
調停に基づいてバス選択信号BS1〜BS3をスイッチ
部4に出力する(図2(f),(g),(h))。すな
わち、アクセス制御部6は、メモリ2−1とバス・マス
タ1−1(アクセス・バス3−1)の接続を指示するバ
ス選択信号BS1を出力し、メモリ2−2とバス・マス
タ1−3(アクセス・バス3−3)の接続を指示するバ
ス選択信号BS2を出力し、メモリ2−3とバス・マス
タ1−2(アクセス・バス3−2)の接続を指示するバ
ス選択信号BS3を出力する。
【0024】バス選択信号BS1〜BS3の出力と同時
に、アクセス制御部6は、アドレス生成部5−1〜5−
3に初期アドレスをロードさせるために、バス・マスタ
からメモリへの方向を指示するバス方向信号BD1〜B
D3をスイッチ部4に出力すると共に(図2(i),
(j),(k))、初期アドレスのロードタイミングを
示すアドレス制御信号C1〜C3をアドレス生成部5−
1〜5−3に出力する(図2(l),(m),
(n))。
【0025】時刻T2で出力された以上のような信号に
より、スイッチ部4は、メモリ2−1とアクセス・バス
3−1(バス・マスタ1−1)を接続し、メモリ2−2
とアクセス・バス3−3(バス・マスタ1−3)を接続
し、メモリ2−3とアクセス・バス3−2(バス・マス
タ1−2)を接続をする。
【0026】そして、アドレス生成部5−1は、スイッ
チ部4を介して接続されたバス3−1上のアドレス信号
を上記ロードタイミングに従って取り込む。同様に、ア
ドレス生成部5−2は、バス3−3上のアドレス信号を
ロードタイミングに従って取り込み、アドレス生成部5
−3は、バス3−2上のアドレス信号をロードタイミン
グに従って取り込む。
【0027】こうして、アドレス生成部5−1〜5−3
に対する初期アドレス・ロードが完了すると、次の時刻
T3においてアドレス生成部5−1〜5−3は、初期ア
ドレスに基づくメモリアドレス信号MA1〜MA3をメ
モリ2−1〜2−3に出力する。アドレス生成部5−1
は、バス3−1から取り込んだアドレス信号が示す初期
アドレスが「00」なので、これに対応するメモリ2−
1上のアドレス(図2(o)では「A0」)を指定した
メモリアドレス信号MA1を出力する。
【0028】アドレス生成部5−2は、バス3−3から
取り込んだアドレス信号が示す初期アドレスが「10」
なので、これに対応するメモリ2−2上のアドレス(図
2(r)では「A0」)を指定したメモリアドレス信号
MA2を出力する。また、アドレス生成部5−3は、バ
ス3−2から取り込んだアドレス信号が示す初期アドレ
スが「20」なので、これに対応するメモリ2−3上の
アドレス(図2(u)では「A0」)を指定したメモリ
アドレス信号MA3を出力する。
【0029】一方、アクセス制御部6は、時刻T3にお
いて、バス・マスタ1−1〜1−3に対するアクセス応
答信号A1〜A3をアサートし(例えば、図2(e)に
示すように「H」レベルにする)、メモリ・アクセスの
開始を通知する。
【0030】同時に、アクセス制御部6は、時刻T1,
T2でバス3−1〜3−3に出力されたリード/ライト
信号がリード・アクセスを示していた場合、メモリから
バス・マスタへの方向を指示するバス方向信号BD1〜
BD3をスイッチ部4に出力し、リード/ライト信号が
ライト・アクセスを示していた場合、バス・マスタから
メモリへの方向を指示するバス方向信号BD1〜BD3
を出力する。
【0031】つまり、アクセス制御部6は、メモリ2−
1へのアクセスを要求するバス・マスタ1−1からバス
3−1に出力されたリード/ライト信号がリード・アク
セスを示していたので、バス方向信号BD1をメモリか
らバス・マスタへの方向を指示する信号とする(図2
(i))。同様に、アクセス制御部6は、メモリ2−2
へのアクセスを要求するバス・マスタ1−3からバス3
−3に出力されたリード/ライト信号がリード・アクセ
スを示していたので、バス方向信号BD2をメモリから
バス・マスタへの方向を指示する信号とする(図2
(j))。
【0032】そして、アクセス制御部6は、メモリ2−
3へのアクセスを要求するバス・マスタ1−2からバス
3−2に出力されたリード/ライト信号がライト・アク
セスを示していたので、バス方向信号BD3をバス・マ
スタからメモリへの方向を指示する信号とする(図2
(k))。
【0033】更に、バス方向信号BD1〜BD3の出力
と同時に、アクセス制御部6は、アドレス生成部5−1
〜5−3に対してアドレス・インクリメントを指示する
アドレス制御信号C1〜C3を出力すると共に(図2
(l),(m),(n))、メモリ2−1〜2−3に対
してリード・アクセス又はライト・アクセスを指示する
メモリ制御信号MC1〜MC3を出力する(図2
(p),(s),(x))。
【0034】時刻T3で出力された以上のような信号に
より、メモリ2−1は、0番地(A0)に格納されたメ
モリデータMD1(図2(q)では「RD00」)を出
力する。このメモリデータMD1はスイッチ部4を介し
てバス3−1に出力される(図2(b))。これによ
り、バス・マスタ1−1は、バス3−1上のメモリデー
タMD1を取り込む。
【0035】同様に、メモリ2−2は、0番地(A0)
に格納されたメモリデータMD2(図2(t)では「R
D10」)を出力する。このメモリデータMD2はスイ
ッチ部4を介してバス3−3に出力される。これによ
り、バス・マスタ1−3は、バス3−3上のメモリデー
タMD2を取り込む。そして、メモリ2−3は、時刻T
3においてバス・マスタ1−2からバス3−2に出力さ
れたライト・データ(図2(c)では、「WD20」)
を0番地(A0)に格納する。こうして、メモリ2−3
への書き込みが行われる。
【0036】次に、時刻T4では、アクセス要求信号R
1〜R3がアサートされたままなので、アクセス制御部
6は、時刻T3と同様の各信号を継続して出力する。そ
して、アドレス生成部5−1〜5−3は、アドレス・イ
ンクリメントを指示するアドレス制御信号C1〜C3が
出力されているので、メモリアドレス信号MA1〜MA
3が示す各アドレスを1増やす。
【0037】つまり、アドレス生成部5−1は、メモリ
2−1の1番地(図2(o)では「A1」)を指定した
メモリアドレス信号MA1を出力し、メモリ2−2の1
番地(図2(r)では「A1」)を指定したメモリアド
レス信号MA2を出力し、アドレス生成部5−3は、メ
モリ2−3の1番地(図2(u)では「A1」)を指定
したメモリアドレス信号MA3を出力する。
【0038】こうして、時刻T4において、メモリ2−
1は、1番地に格納されたメモリデータMD1(図2
(q)では「RD01」)を出力し、バス・マスタ1−
1は、スイッチ部4及びバス3−1を介してメモリデー
タMD1を取り込む(図2(b))。同様に、メモリ2
−2は、1番地に格納されたメモリデータMD2(図2
(t)では「RD11」)を出力し、バス・マスタ1−
3は、スイッチ部4及びバス3−3を介してメモリデー
タMD2を取り込む(図2(d))。
【0039】そして、メモリ2−3は、時刻T4におい
てバス・マスタ1−2からバス3−2に出力されたライ
ト・データ(図2(c)では、「WD21」)を1番地
に格納する。以上のような各メモリ2−1〜2−3に対
するアクセスがアクセス要求信号R1〜R3がディアサ
ートされるまで繰り返される。
【0040】次に、バス・マスタ1−1〜1−3は、4
バースト・リード・アクセスあるいは4バースト・ライ
ト・アクセスが終了するタイミング(図2の時刻T7)
よりも1クロック前の時刻T6で、図2(a)のように
アクセス要求信号R1〜R3をディアサートする
(「L」レベルにする)。
【0041】アクセス要求信号R1〜R3がディアサー
トされたことにより、アクセス制御部6は、次のアクセ
ス(時刻T6で行われるアクセス)が最終アクセスであ
ると判断する。そして、アクセス制御部6は、上記と同
様のメモリ・アクセスが行われた後の時刻T7におい
て、図2(e)のようにアクセス応答信号A1〜A3を
ディアサートすると共に、バス選択信号BS1〜BS
3、バス方向信号BD1〜BD3、アドレス制御信号C
1〜C3及びメモリ制御信号MC1〜MC3の出力を終
了する。こうして、一連のメモリ・アクセスが終了す
る。
【0042】[実施の形態の2]図3は本発明の第2の
実施の形態となるメモリ・アクセス方式のブロック図で
あり、図1と同一の構成には同一の符号を付してある。
図3において、7−1〜7−3はアドレス・バス、8−
1〜8−3はデータ・バス、9−1〜9−3はメモリ制
御信号用の信号線である。実施の形態の1では、アクセ
ス・バスの本数とスイッチ部のハードウェア規模を低減
するために、アドレス・バス,データ・バス,メモリ制
御信号を多重化したが、本実施の形態のように多重化し
なくてもよい。
【0043】この場合、スイッチ部4aは、アクセス制
御部6aから出力されるバス選択信号BS1に従って、
メモリ2−1に対しバス・マスタ1−1〜1−3の何れ
か1つを選択して接続する(つまり、選択バス・マスタ
に接続された上記アドレス・バス,データ・バス,信号
線をメモリ2−1に接続する)。同様に、スイッチ部4
aは、バス選択信号BS2に従ってメモリ2−2にバス
・マスタ1−1〜1−3の何れか1つを接続し、バス選
択信号BS3に従ってメモリ2−3にバス・マスタ1−
1〜1−3の何れか1つを接続する。
【0044】アクセス制御部6aの動作は実施の形態の
1のアクセス制御部6とほぼ同様である。ただし、本実
施の形態では、アクセス・バスの多重化を行っていない
ために、アドレス・バス7−1〜7−3とメモリ制御信
号用の信号線9−1〜9−3がスイッチ部4aを介して
メモリ2−1〜2−3と接続され、アドレス生成部を設
ける必要もないので、アクセス制御部6aがメモリ制御
信号、アドレス制御信号を出力する必要はない。以上の
ような構成により、実施の形態の1と同様の動作を実現
することができる。
【0045】なお、以上の実施の形態では、バス・マス
タの数を3台とし、シーケンシャルな4連続アドレス・
アクセスが競合した場合について説明したが、これに限
らないことは言うまでもない。また、本発明のメモリ・
アクセス方式が適用される装置としてルータ等のネット
ワーク接続装置を1例に挙げたが、これに限るものでは
なく、例えばコンピュータ等のメモリ・アクセスを利用
するものであれば、本発明を適用することができる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、請求項1に記載のよう
に、アドレス・バス,データ・バス,メモリ制御信号
(メモリ制御信号用の信号線)をバス・マスタ毎に設
け、各バス・マスタとメモリ部の間にスイッチ部を設け
ることにより、メモリ部の各メモリとバス・マスタとを
スイッチ部を介して個別に接続することができるので、
各バス・マスタがメモリ部に対して同時にアクセスする
ことが可能となり、バス・マスタのメモリに対するアク
セス性能を向上させることができる。
【0047】また、請求項2に記載のように、アドレス
・バス,データ・バス,メモリ制御信号(メモリ制御信
号用の信号線)をバス・マスタ毎に多重化することによ
り、アクセス・バスの本数、すなわちバス・マスタとス
イッチ部間の信号線数を低減することができ、基板上の
配線数を低減することができる。また、スイッチ部で切
り替える信号線数も減ることから、スイッチ部のハード
ウェア規模を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態となるメモリ・ア
クセス方式のブロック図である。
【図2】 図1のメモリ・アクセス方式を説明するため
のタイミングチャート図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態となるメモリ・ア
クセス方式のブロック図である。
【図4】 従来のメモリ・アクセス方式のブロック図で
ある。
【符号の説明】
1…バス・マスタ部、1−1〜1−3…バス・マスタ、
2…メモリ部、2−1〜2−3…メモリ、3−1〜3−
3…アクセス・バス、4、4a…スイッチ部、5−1〜
5−3…アドレス生成部、6、6a…アクセス制御部、
7−1〜7−3…アドレス・バス、8−1〜8−3…デ
ータ・バス、9−1〜9−3…信号線。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のアドレスが割り当てられたメモリ
    をバス・マスタからアクセスするメモリ・アクセス方式
    において、 複数のメモリからなるメモリ部と、 このメモリ部を共用する複数のバス・マスタと、 このバス・マスタとメモリ部の間に設けられ、メモリ部
    の各メモリに対して、バス・マスタ毎に設けられたアド
    レス・バスのうちの1つを選択接続し、バス・マスタ毎
    に設けられたデータ・バスのうちの1つを選択接続し、
    各バス・マスタから出力されるメモリ制御信号のうちの
    1つを選択接続するスイッチ部と、 各バス・マスタからの任意のアドレスに対するメモリ・
    アクセス要求に応じてスイッチ部を制御するアクセス制
    御部とを有し、 メモリ部の各メモリとバス・マスタとをスイッチ部を介
    して個別に接続することを特徴とするメモリ・アクセス
    方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のメモリ・アクセス方式に
    おいて、 前記アドレス・バス,データ・バス,メモリ制御信号を
    バス・マスタごとに多重化した複数のアクセス・バス
    と、 前記メモリ部の各メモリに対応して設けられ、前記スイ
    ッチ部により対応メモリと接続されたアクセス・バス上
    のアドレス信号に基づいて、対応メモリにアドレス信号
    を出力する複数のアドレス生成部とを有し、 前記アクセス制御部は、アクセス・バス上のメモリ制御
    信号に基づいて各メモリにメモリ制御信号を出力するも
    のであることを特徴とするメモリ・アクセス方式。
JP8198398A 1998-03-27 1998-03-27 メモリ・アクセス方式 Pending JPH11282794A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030056567A (ko) * 2001-12-28 2003-07-04 한국전자통신연구원 다중 프로세서와 주변 블록을 갖는 시스템 칩을 위한 버스구조
JP2014199679A (ja) * 2006-12-22 2014-10-23 コンバーサント・インテレクチュアル・プロパティ・マネジメント・インコーポレイテッドConversant Intellectual Property Management Inc. メモリデバイス

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030056567A (ko) * 2001-12-28 2003-07-04 한국전자통신연구원 다중 프로세서와 주변 블록을 갖는 시스템 칩을 위한 버스구조
JP2014199679A (ja) * 2006-12-22 2014-10-23 コンバーサント・インテレクチュアル・プロパティ・マネジメント・インコーポレイテッドConversant Intellectual Property Management Inc. メモリデバイス

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