JP2000057086A - バス接続装置 - Google Patents

バス接続装置

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JP2000057086A
JP2000057086A JP22332498A JP22332498A JP2000057086A JP 2000057086 A JP2000057086 A JP 2000057086A JP 22332498 A JP22332498 A JP 22332498A JP 22332498 A JP22332498 A JP 22332498A JP 2000057086 A JP2000057086 A JP 2000057086A
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Mikio Ogisu
幹雄 荻須
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクセスタイミングやバス幅が異なるバス同
士を、性能を劣化させることなく、容易に接続すること
ができるバス接続装置を提供することを課題とする。 【構成】 アクセスタイミングの異なるバスのうちの伝
送元となるバスの使用権を有する状況下で、この伝送元
のバス上のデータを入力保持し、この保持したデータ
を、上記異なるバスのうちの伝送元となるバスの使用権
を有する状況下で、この伝送先となるバスに出力する入
力フリップフロップ102,106,及び出力フリップ
フロップ103,107と、上記伝送元バスのデータの
入力に対し、上記伝送先のバスの使用権を獲得するバス
タイミング発生器109とを備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバス接続装置に関
し、特に仕様の異なるバス同士を接続するためのバス接
続装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アクセスタイミングの異なるバス
同士を接続する場合、接続するバスの仕様を、 (1)バスマスタに成り得るデバイスの持つタイミング
以外の共通のバスアクセスタイミングを規定し、各バス
マスタはその規定タイミングに合わせて入出力を行な
う。 (2)バスマスタに成り得る中の1つのバスマスタを選
び出し、それを標準のタイミングとしてそれに合わせ
て、各バスマスタのタイミング設計を行なう。 (3)タイミングが遅いバスに合わせてアクセスタイミ
ングの速いバスは、バス動作周波数を合わせる、もしく
はウェイトをかける。 のいずれかにすることによりタイミングを合わせるとい
う構成をとっていた。
【0003】以下に、バス接続の従来例として、タイミ
ングが遅いバスに合わせてアクセスタイミングの速いバ
スがバス動作周波数を合わせる構成をとっていた例につ
いて説明する。図11はタイミングが遅いバスに合わせ
てアクセスタイミングの速いバスがバス動作周波数を合
わせる構成をとるようにバス同士を接続した従来例を説
明するための、各バスのタイミングを示した図である。
図において、バスを占有しコントロールする装置である
バスマスタのうち、第1のバスマスタはバスサイクル1
の時間内でアドレスタイミングである第1のバスマスタ
アドレス1111、バス制御信号タイミングである第1
のバスマスタ制御信号1112、及びデータタイミング
である第1のバスマスタデータ1113を発生するよう
に構成されており、第2のバスマスタはバスサイクル2
の時間内でアドレスタイミングである第2のバスマスタ
アドレス1114、バス制御信号タイミングである第2
のバスマスタ制御信号1115、及びデータタイミング
である第2のバスマスタデータ1116を発生するよう
に構成されている。バスサイクルの時間は、(バスサイ
クル1の時間)>(バスサイクル2の時間)である。
【0004】ここで、例えばアドレス信号とデータ信号
とを伝送する場合、第1のバスマスタと第2のバスマス
タとが共通のアドレスバス(図示せず)と共通のデータ
バス(図示せず)とを介して接続し、第1のバスマスタ
アドレス1111のタイミングに第2のバスマスタアド
レス1114のタイミングを合わせる必要がある。同様
に、第1のバスマスタデータ1112と第2のバスマス
タデータ1116とを、また、第1のバスマスタ制御信
号1113と第2のバスマスタ制御信号1116とを合
わせる必要がある。従来、タイミングの異なるバス同士
のバスサイクルを合わせる場合、タイミングの遅いバス
サイクル1の時間に合うように、バスサイクル2を構成
する第2のバスマスタの動作周波数を落し、第2のバス
マスタはバスサイクル1の時間内で新たなアドレスタイ
ミングであるバスマスタアドレス1117と、新たなバ
ス制御信号タイミングであるバスマスタ制御信号111
8、及び新たなデータタイミングであるバスマスタデー
タ1119を発生していた。このような構成とする結
果、第2のバスマスタの動作周波数を落としていたた
め、本来ならばタイミングの速い第2のバスマスタ自身
の性能が落ちるという課題があった。
【0005】このような課題を解決するために、第2の
バスマスタのバスサイクル2よりもサイクルの短い複数
の基本サイクルから第1、第2のバスサイクル1,2を
構成し、この基本サイクルの構成数により2つのバスを
接続する際のバスサイクルの時間の長さを調整するとい
う手法も考えられていた。しかしながら、異なるバスサ
イクルを持つバスマスタ同士を接続する場合、基本サイ
クルの構成数を合わせるだけでは、バスサイクル時間を
完全に合わせることができず、動作周波数を微調整し、
サイクル時間を完全に合わせることが必要であり、この
場合もバスマスタ自身の性能が落ちるという課題があっ
た。
【0006】また、上述したようなバスサイクル時間と
同様に、バス同士の幅が異なる場合、バス間を接続する
ためにはバス幅も各バスのバスマスタ間で合わせる必要
があるが、バス上に複数のバスマスタ、メモリ等が存在
する場合、バス幅制御をアクセス対象により切り替る必
要があり、システム制御が複雑になるため、容易にバス
同士を接続できないという課題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な課題を解消するためになされたものであり、アクセス
タイミングやバス幅が異なるバス同士を、性能を劣化さ
せることなく、容易に接続することができるバス接続装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るバス接続
装置は、アクセスタイミングが異なるバス間でデータを
伝送する、該異なるバス間に設けられたバス接続装置に
おいて、上記異なるバスのうちの伝送元となるバスの使
用権を有する状況下で、この伝送元のバス上のデータを
入力保持し、この保持したデータを、上記異なるバスの
うちの伝送元となるバスの使用権を有する状況下で、こ
の伝送先となるバスに出力する第1の手段と、上記伝送
元バスのデータの入力に対し、上記伝送先のバスの使用
権を獲得する第2の手段とを備えるようにしたものであ
る。
【0009】また、上記第1の手段を、伝送元となるバ
スのアクセスタイミングでデータを入力し、伝送先とな
るバスのアクセスタイミングでデータを出力するように
したものである。
【0010】また、上記第1又は第2の手段の少なくと
も一つを、上記異なるバスに接続された、データの伝送
元となる装置、または伝送先となる装置の少なくともい
ずれか一方に内蔵するようにしたものである。
【0011】また、上記第1の手段を、伝送先となるバ
スのアクセスタイミングでデータを出力するものとし、
上記第1又は第2の手段の少なくとも一つを、上記異な
るバスに接続された、データの伝送元となる装置、また
は伝送先となる装置の少なくともいずれか一方に内蔵す
るようにしたものである。
【0012】また、この発明に係るバス接続装置は、ア
クセスタイミングが異なるバス間でデータを伝送する、
該異なるバス間に設けられたバス接続装置において、上
記異なるバスの両者と接続されるとともに、その一方の
バス上のデータが有効であることを示す外部から入力さ
れた信号に基づいて、上記異なるバスの一方を選択し、
該選択したバス上のデータを入力保持し、この保持した
データを、上記異なるバスのうちの選択されなかったバ
スに対し、そのバスの使用権を有する状況下で、そのバ
スのアクセスタイミングに合わせて出力する第1の手段
と、上記データが有効であることを示す信号に基づい
て、上記第1の手段で選択されなかったバスに対する使
用権を獲得する第2の手段とを備えるようにしたもので
ある。
【0013】また、上記第1または第2の手段の少なく
とも一つを、上記異なるバスに接続された、データの伝
送元となる装置、または伝送先となる装置の少なくとも
いずれか一方に内蔵するようにしたものである。
【0014】また、この発明に係るバス接続装置は、ア
クセスタイミング及びバス幅が異なるバス間でデータを
伝送する、該異なるバス間に設けられたバス接続装置に
おいて、上記異なるバスの両者と接続されるとともに、
その一方のバス上のデータが有効であることを示す外部
から入力された信号に基づいて、上記異なるバスの一方
を選択し、該選択したバス上のデータを入力保持し、こ
の保持したデータを、上記異なるバスのうちの選択され
なかったバスに対し、そのバスの使用権を有する状況下
で、そのバスのアクセスタイミング及びバス幅に合わせ
て出力する第1の手段と、上記データが有効であること
を示す信号に基づいて、上記第1の手段で選択されなか
ったバスに対する使用権を獲得する第2の手段とを備え
るようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1に係るバス接続装置は、アクセスタイミングが異
なるバス間でデータを伝送する、該異なるバス間に設け
られたバス接続装置において、上記異なるバスのうちの
伝送元となるバスの使用権を有する状況下で、この伝送
元のバス上のデータを入力保持し、この保持したデータ
を、上記異なるバスのうちの伝送元となるバスの使用権
を有する状況下で、この伝送先となるバスに出力する第
1の手段と、上記伝送元バスのデータの入力に対し、上
記伝送先のバスの使用権を獲得する第2の手段とを備え
るようにしたものであり、これにより、伝送元となるバ
スのデータを一旦保持したあと、保持したデータをアク
セスタイミングの異なる伝送先となるバスに、そのバス
のアクセスタイミングに合わせて出力することができる
ため、アクセスタイミングが異なるバス同士を接続する
際に、バス同士のアクセスタイミングを、バスサイクル
を変化させて合わせる必要がなく、アクセスタイミング
が異なるバス同士を、性能を劣化させることなく、容易
に接続することができる。
【0016】また、この発明の実施の形態1に係るバス
接続装置は、アクセスタイミングが異なるバス間でデー
タを伝送する、該異なるバス間に設けられたバス接続装
置において、上記異なるバスの両者と接続されるととも
に、その一方のバス上のデータが有効であることを示す
外部から入力された信号に基づいて、上記異なるバスの
一方を選択し、該選択したバス上のデータを入力保持
し、この保持したデータを、上記異なるバスのうちの選
択されなかったバスに対し、そのバスの使用権を有する
状況下で、そのバスのアクセスタイミングに合わせて出
力する第1の手段と、上記データが有効であることを示
す信号に基づいて、上記第1の手段で選択されなかった
バスに対する使用権を獲得する第2の手段とを備えるよ
うにしたものであり、これにより、伝送元となるバスの
データを一旦保持したあと、保持したデータをアクセス
タイミングの異なる伝送先となるバスに、そのバスのア
クセスタイミングに合わせて出力することができるた
め、アクセスタイミングが異なるバス同士を接続する際
に、バス同士のアクセスタイミングを、バスサイクルを
変化させて合わせる必要がなく、アクセスタイミングが
異なるバス同士を、性能を劣化させることなく、容易に
接続することができるとともに、両方のバスのいずれか
を適宜伝送元のバスとして利用できるため、バス間にお
いて双方向のデータ伝送を可能とできる。
【0017】以下、本発明の実施の形態1に係るバス接
続装置を詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態1
に係るバス接続装置の構造を示すブロック図であり、図
において、バス接続装置100は、アクセスタイミング
の異なる所定のバス幅の第1のアドレスバス110及び
第2のアドレスバス111を接続し、アクセスタイミン
グの異なる所定のバス幅の第1のデータバス112及び
第2のデータバス113を接続している。このバス接続
装置100は第1のアドレスバス110及び第2のアド
レスバス111を入力とするアドレスバス入力選択器1
01と、アドレスバス入力選択器101からの出力を一
時保持するアドレスバス入力フリップフロップ(以下、
アドレスバス入力FFと称す)102と、アドレスバス
入力FF102の出力を一時保持するアドレスバス出力
フリップフロップ(以下、アドレスバス出力FFと称
す)103と、アドレスバス出力FF103の出力を第
1のアドレスバス110または第2のアドレスバス11
1に出力するアドレスバス出力選択器104とからなる
アドレスバス系と、第1のデータバス112及び第2の
データバス113を入力とするデータバス入力選択器1
05と、データバス入力選択器105からの出力を一時
保持するデータバス入力フリップフロップ(以下、デー
タバス入力FFと称す)106と、データバス入力FF
106の出力を一時保持するデータバス出力フリップフ
ロップ(以下、データバス出力FFと称す)107と、
データバス出力FF107の出力を第1のデータバス1
12または第2のデータバス113に出力するデータバ
ス出力選択器108とからなるデータバス系と、アドレ
ス系及びデータ系の選択器,フリップフロップ及びバス
の制御を行なうバスタイミング発生器109から構成さ
れている。アドレスバス入力選択器101、データバス
入力選択器105、アドレスバス入力FF102、デー
タバス入力FF106、アドレスバス出力FF103、
データバス出力FF107、アドレスバス出力選択器1
04、データバス出力選択器108は、システムを構成
するビット数(バス幅)分設けられている。各バスは、
それぞれ外部に設けられたバスマスタ(図示せず)によ
り制御されている。ここでは特に、バスが伝送先のバス
となるときにはスレーブとしても機能しえるバスマスタ
を用いた場合を示しており、第1のバスイネーブル信号
114は、第1のアドレスバス110及び第1のデータ
バス112のそれぞれのバスマスタが入出力するイネー
ブル信号であり、第2のバスイネーブル信号115は、
第2のアドレスバス111及び第2のデータバス113
のそれぞれのバスマスタが入出力するイネーブル信号で
ある。
【0018】以上のように構成された本実施の形態1の
バス接続装置の動作について、第1のアドレスバス11
0及び第1のデータバス112、あるいは第2のアドレ
スバス112及び第2のデータバス113のいずれか一
方を入力側即ち伝送元のバスとし、他方を出力側即ち伝
送先のバスとした場合について説明する。
【0019】第1のアドレスバス110及び第2のアド
レスバス111はアクセスタイミングの異なるアドレス
バスであり、そのいずれかの伝送元となるアドレスバス
の出力がアドレスバス入力選択器101に入力される。
第1のアドレスバス110又は第2のアドレスバス11
1のうちの伝送先となるアドレスバスへの出力はアドレ
スバス出力選択器104から出力される。また、第1の
データバス112又は第2のデータバス113はアクセ
スタイミングの異なるデータバスであり、そのいずれか
の伝送元となるデータバスの出力がデータバス入力選択
器105に入力される。第1のデータバス112及び第
2のデータバス113のうちの伝送先となるデータバス
への出力はデータバス出力選択器108から出力され
る。なお、第1のアドレスバス110と第1のデータバ
ス112は同一のクロックで動作するバスであり、第2
のアドレスバス111と第2のデータバス113は同一
のクロックで動作するバスである。
【0020】アドレス入力選択器101は、伝送元とな
るアドレスバスのバスマスタから入力される第1のバス
イネーブル信号114または第2のバスイネーブル信号
115により入力を選択する。第1のバスイネーブル信
号114がイネーブルの場合、第1のアドレスバス11
0を伝送元のバスとして選択し、第2のバスイネーブル
信号115がイネーブルの場合、第2のアドレスバス1
11を伝送もとのバスとして選択する。同様に、第1の
バスイネーブル信号114がイネーブルの場合、第1の
データバス112を選択し、第2のバスイネーブル信号
115がイネーブルの場合、第2のデータバス113を
選択する。
【0021】アドレスバス入力選択器101及びデータ
バス入力選択器105によって選択されたアドレスバス
のデータ及びデータバスのデータは、各々アドレスバス
FF102及びデータバスFF106において、伝送元
となるバスのバスマスタの出力するイネーブル信号のタ
イミングで保持される。この保持はバスタイミング発生
器109が伝送元のバスマスタのバスイネーブル信号に
基づいて作成し出力する保持タイミング信号121によ
り行われる。ここでは第1のアドレスバス110及び第
1のデータバス112、あるいは第2のアドレスバス1
12及び第2のデータバス113のいずれかが伝送元の
バスとなっており、アドレスバス入力選択器101、デ
ータバス入力選択器105、アドレスバス入力FF10
2、及びデータバス入力FF106はこれらのうちの伝
送元バスとなるバスのタイミングで動作する。
【0022】次にアドレスバス入力FF102とデータ
バス入力FF106とに保持されたデータを伝送先とな
るバスへ出力する動作を説明する。アドレスバスタイミ
ング発生器109は伝送元のバスマスタのイネーブル信
号に基づいて、伝送先のバスの制御のためのバスマスタ
出力信号116、ここでは“1" を伝送先のバスマスタ
に対して出力する。つまり、第1のアドレスバス110
及びデータバス112が伝送元バスであれば、第2のア
ドレスバス111及び第2のデータバス113のバスマ
スタに対しバスマスタ出力信号116を出力し、第2の
アドレスバス111、第2のデータバス113が伝送元
バスであれば第1のアドレスバス110及びデータバス
112のバスマスタに対しバスマスタ出力信号116を
出力する。このバスマスタ出力信号116により出力側
となるバスに対しバス使用権(以下、バス権と称す)を
獲得する。
【0023】バス権が得られた後、バスタイミング発生
器109は伝送先バスとなっている第1のアドレスバス
110及びデータバス112、あるいは第2のアドレス
バス111及びデータバス113のバスマスタから出力
されるイネーブル信号により、伝送先バスのバスタイミ
ングを受け、そのバスタイミングに合わせてアドレスバ
ス入力FF102とデータバス入力FF106から入力
されるデータを保持するための保持タイミング信号11
7、118を、アドレスバス出力FF103及びデータ
バス出力FF107に対して発生する。さらにバスタイ
ミング発生器109は、アドレスバス出力選択器104
に対しアドレスバス出力FF103のデータの出力先、
即ち伝送先バスとなる第1のアドレスバス110または
第2のアドレスバス111のいずれかを選択する選択信
号119を、また、データバス出力選択器108に対し
データバス出力FF107のデータの出力先、即ち伝送
先となる第1のデータバス112または第2のデータバ
ス113を選択する選択信号120を出力し、アドレス
バス出力FF103及びデータバス出力FF107に保
持したデータを、それぞれアドレスバス出力選択器10
4及びデータバス出力選択器108を介して出力する。
【0024】図2は本実施の形態1に係るバス接続装置
の動作を、第1のアドレスバス110及びデータバス1
12から第2のアドレスバス111及びデータバス11
3にデータを出力する場合について説明するためのタイ
ミング図であり、図において、図1と同一符号は同一又
は相当する部分を示している。
【0025】以下、図に基づいて動作を説明する。本実
施の形態1のバス制御装置100は、第1のバスイネー
ブル信号114を伝送元バスである第1のアドレスバス
110及びデータバス112のバスマスタ(図示せず)
から受取り、バスサイクル1のタイミングで第1のアド
レスバス110及びデータバス112に入力されたアド
レス信号A1とデータ信号D1を、第1のバスイネーブ
ル信号114の立ち下がりのタイミングで、アドレスバ
ス入力FF102及びデータバス入力FF106に入力
し保持する。一方、第1のバスイネーブル信号114が
イネーブルの状態、ここでは第1のバスイネーブル信号
114が“1" の状態になったのを受け、バスタイミン
グ発生器109はバスマスタ出力信号116を第2のア
ドレスバス111及びデータバス113の伝送先バス2
系統のバスマスタに出力して伝送先バスのバス権を獲得
し、伝送先バスのバスマスタは第2のバスイネーブル信
号115をバスタイミング発生器109に対して出力す
る。この第2のバスイネーブル信号115が“1" にな
ったのを受け、バスタイミング発生器109がアドレス
バス入力FF102とデータバス入力FF106とのデ
ータをアドレスバス出力FF103とデータバス出力F
F107に伝送、保持させ、さらに第2のアドレスバス
及びデータバスのバス2系統のバスタイミング、即ちバ
スサイクル2に合わせて、アドレスバス出力FF103
とデータバス出力FF107のデータを第2のアドレス
バス111と第2のデータバス113へ出力する。
【0026】このとき、第1のアドレスバス110及び
第1のデータバス112から次のデータとして入力され
るアドレスA2とデータD2は、アドレスA1とデータ
D1とを第2のアドレスバス111と第2のデータバス
113にそれぞれ出力するタイミングにオーバーラップ
して、バスサイクル1のタイミングでアドレスバス入力
FF102とデータバス入力FF106とにそれぞれ保
持される。
【0027】図3は本実施の形態1に係るバス接続装置
の、第1のアドレスバス110から第2のアドレスバス
111へアドレスを伝送するとともに、第2のデータバ
ス113から第1のデータバス112にデータを伝送す
る場合の動作を説明するための図であり、図において、
図1と同一符号は同一又は相当する部分を示している。
以下、図3に基づいて動作を説明する。
【0028】バス接続装置100は、第1のバスイネー
ブル信号114を伝送元バスのバスマスタから受取り、
バスサイクルA1のタイミングで第1のアドレスバス1
10に入力されたアドレス1を、第1のバスイネーブル
信号114のイネーブルのタイミングで、アドレスバス
入力FF102に保持する。一方、バス1イネーブル信
号114がイネーブルの状態、本実施の形態1において
は“1" の状態になったのを受け、バスマスタ出力信号
116を第2のアドレスバスと第2のデータバスのバス
2系統のバスマスタに出力してバス権を獲得し、これら
のバスのバスマスタはバス2イネーブル信号115を出
力する。ここで、第2のデータバス113から第1のデ
ータバス112にデータを伝送するため、第2のデータ
バス113に入力されたデータを、再度第1のデータバ
ス112のバスマスタに伝送する必要がある。このた
め、第1のアドレスバス110上のアドレスA1は第1
のバスマスタから出力されたままとする。第2のバスイ
ネーブル信号115の出力により、アドレスバス入力F
F102のデータをアドレスバス出力FF103に伝
送、保持させ(図示せず)、第2のアドレスバス及び第
2のデータバスのバス2系統のバスタイミング、即ちバ
スサイクル2に合わせて、アドレスバス出力FF103
のデータを第2のアドレスバス111へ出力する。第2
のバスマスタはアドレスA1を受け、第2のデータバス
113にデータD1を出力し、このデータD1をデータ
入出力FF106で一旦保持し、次のバスサイクル1の
タイミングで第1のデータバス112に出力し、第1の
バスマスタに伝送する。これにより、第2のデータバス
113から第1のデータバス112にデータを伝送でき
る。
【0029】このように本実施の形態1においては、異
なるバスのうちの伝送元となるバスの使用権を有する状
況下で、この伝送元のバス上のデータを入力保持し、こ
の保持したデータを、上記異なるバスのうちの伝送元と
なるバスの使用権を有する状況下で、この伝送先となる
バスに出力する入力フリップフロップ102,106,
及び出力フリップフロップ103,107と、上記伝送
元バスのデータの入力に対し、上記伝送先のバスの使用
権を獲得するバスタイミング発生器109とを備えるよ
うにしたから、伝送元となるバスのデータを一旦保持し
たあと、保持したデータをアクセスタイミングの異なる
伝送先となるバスに、そのバスのアクセスタイミングに
合わせて出力することができるため、アクセスタイミン
グが異なるバス同士を接続する際に、バス同士のアクセ
スタイミングを、バスサイクルを変化させて合わせる必
要がなく、アクセスタイミングが異なるバス同士を、性
能を劣化させることなく、容易に接続することができる
という効果が得られる。
【0030】また、アクセスタイミングが異なるバスの
両者と接続されるとともに、その一方のバス上のデータ
が有効であることを示す外部から入力されたイネーブル
信号114に基づいて、上記異なるバスの一方を選択す
る入力選択器101,105及び該選択したバス上のデ
ータを入力保持し、この保持したデータを、上記異なる
バスのうちの選択されなかったバスに対し、そのバスの
使用権を有する状況下で、そのバスのアクセスタイミン
グに合わせて出力する入力フリップフロップ102,1
06、出力フリップフロップ103,107、出力選択
器104,108と、上記データが有効であることを示
すイネーブル信号114に基づいて、上記選択されなか
ったバスに対する使用権を獲得するバスタイミング発生
器102とを備えるようにしたから、アクセスタイミン
グが異なるバス同士を、性能を劣化させることなく、容
易に接続することができるとともに、両方のバスのいず
れかを適宜、伝送元のバスとして利用できるため、バス
間において双方向のデータ伝送を可能とできるバスタイ
ミング装置を提供できる効果がある。
【0031】実施の形態2.図4は本発明の実施の形態
2に係るバス接続装置の構造を示すブロック図であり、
図において、バス接続装置400は、アクセスタイミン
グの異なる第1のアドレスバス410及び第2のアドレ
スバス411を接続するとともに、アクセスタイミング
の異なる第1のデータバス412と第2のデータバス4
13とを接続している。第1のアドレスバス410及び
第2のアドレスバス411を入力とするアドレスバス入
力選択器401と、アドレスバス入力選択器401から
の出力を一時保持するアドレスバス入力FF402と、
アドレスバス入力FF402の出力を一時保持するアド
レスバス出力FF403と、アドレスバス出力FF40
3の出力を第1のアドレスバス410又は第2のアドレ
スバス411に出力するアドレスバス出力選択器404
とからなるアドレスバス系と、第1のデータバス412
及び第2のデータバス413を入力とするデータバス入
力選択器405と、データバス入力選択器405からの
出力を一時保持するデータバス入力FF406と、デー
タバス入力FF406の出力を一時保持するデータバス
出力FF407と、データバス出力FF407の出力を
第1のデータバス412または第2のデータバス413
に出力するデータバス出力選択器408からなるデータ
バス系と、アドレス系及びデータ系を構成する選択器及
びフリップフロップ及びバスの制御を行なうバスタイミ
ング発生器409から構成されている。また、アドレス
バス入力選択器401とアドレスバス出力選択器404
との間には、アドレスバス入力FF402とアドレスバ
ス出力FF403とを通過せずに直接、アドレスバス入
力選択器401からアドレスバス出力選択器404にア
ドレスデータを伝送するアドレスバイパス回路430が
設けられている。また、データバス入力選択器405と
データバス出力選択器408との間には、データバス入
力FF406とデータバス出力FF407とを通過せず
に直接、データバス入力選択器405からデータバス出
力選択器408にデータを伝送するデータバイパス回路
431が付加されている。アドレスバス入力選択器40
1、データバス入力選択器405、アドレスバス入力F
F402、データバス入力FF406、アドレスバス出
力FF403、データバス出力FF407、アドレスバ
ス出力選択器404、データバス出力選択器408は、
システムを構成するビット数、即ちバス幅分存在する。
各バスはそれぞれバスマスタ( 図示せず) により制御さ
れており、ここでは特に,バスが伝送先のバスとなると
きにはスレーブとしても機能し得るバスマスタを用いた
場合を示しており、第1のバスイネーブル信号114
は、第1のアドレスバス410及び第1のデータバス4
12のそれぞれのバスマスタが入出力するイネーブル信
号であり、第2のバスイネーブル信号415は、第2の
アドレスバス410及び第2のデータバス413のそれ
ぞれのバスマスタが入出力するイネーブル信号である。
【0032】次に、本実施の形態2のバス接続装置の動
作を、第1のアドレスバス410及び第1のデータバス
412、あるいは第2のアドレスバス411及び第2の
データバス413のいずれか一方を入力側,即ち伝送元
のバスとし、他方を出力側,即ち伝送先のバスとした場
合について、図4を用いて説明する。
【0033】第1のアドレスバス410及び第2のアド
レスバス411はアクセスタイミングの異なるアドレス
バスであり、アドレスバス入力選択器101に入力され
る。第1のアドレスバス410及び第2のアドレスバス
411への出力はアドレスバス出力選択器404から出
力される。また、第1のデータバス412及び第2のデ
ータバス413はアクセスタイミングの異なるデータバ
スであり、データバス入力選択器405に入力される。
第1のデータバス412及び第2のデータバス413へ
の出力はデータバス出力選択器408から出力される。
第1のアドレスバス410と第1のデータバス412と
は同一のクロック系で動作するバスであり、第2のアド
レスバス411と第2のデータバス413とは同一のク
ロック系で動作するバスである。
【0034】アドレス入力選択器401は、伝送元とな
るアドレスバスのバスマスタから入力される第1のバス
イネーブル信号414または第2のバスイネーブル信号
415により、第1のアドレスバス410あるいは第2
のアドレスバス411のいずれを入力として選択する。
第1のバスイネーブル信号414がイネーブルの場合、
第1のアドレスバス410を選択し、第2のバスイネー
ブル信号415がイネーブルの場合、第2のアドレスバ
ス411を選択する。同様に、第1のバスイネーブル信
号414がイネーブルの場合、第1のデータバス412
を選択し、第2のバスイネーブル信号415がイネーブ
ルの場合、第2のデータバス413を選択する。アドレ
スバス入力選択器401及びデータバス入力選択器40
5によって選択されたアドレスバスのデータ及びデータ
バスのデータは、各々アドレスバスFF402及びデー
タバスFF406において、伝送元となるバスのバスマ
スタの出力するイネーブル信号のタイミングで保持され
る。この保持はバスタイミング発生器409が伝送元の
バスマスタのバスイネーブル信号に基づいて作成し出力
する保持タイミング信号121により行われる。ここで
は第1のアドレスバス410及び第1のデータバス41
2、あるいは第2のアドレスバス412及び第2のデー
タバス413のいずれかが伝送元バスとなっているた
め、アドレスバス入力選択器401、データバス入力選
択器405、アドレスバス入力FF402、及びデータ
バス入力FF406はこれらのうちの伝送元バスとなる
バスのタイミングで動作する。
【0035】次にアドレスバス入力FF402とデータ
バス入力FF406に保持されたデータを、伝送先とな
るバスへ出力する動作を説明する。アドレスバスタイミ
ング発生器409は伝送元のバスマスタのイネーブル信
号に基づいて、伝送先のバスの制御のためのバスマスタ
出力信号416、ここでは“1" を伝送先のバスマスタ
に対して出力する。つまり第1のアドレスバス410及
び第1のデータバス412が伝送元バスであれば、第2
のアドレスバス411及び第2のデータバス413のバ
スマスタに対しバスマスタ出力信号416を出力し、第
2のアドレスバス411,第2のデータバス413が伝
送元バスであれば第1のアドレスバス410及びデータ
バス412のバスマスタに対しバスマスタ出力信号41
6を出力する。このバスマスタ出力信号416により出
力側となるバスに対しバス権を獲得する。
【0036】バス権が得られた後、伝送先バスとなって
いる第1のアドレスバス410及びデータバス412、
あるいは第2のアドレスバス411及びデータバス41
3のバスマスタから出力されるイネーブル信号により、
伝送先バスのバスタイミングを受け、そのバスタイミン
グに合わせてアドレスバス入力FF402とデータバス
入力FF406から入力されるデータを保持するための
保持タイミング信号417、418を、アドレスバス出
力FF403及びデータバス出力FF407に対して発
生する。さらにバスタイミング発生器409はアドレス
バス出力選択器404に対しアドレスバス出力FF40
3のデータの出力先、即ち伝送先である第1のアドレス
バス410または第2のアドレスバス411を選択する
選択信号419を出力し、データバス出力選択器408
に対しデータバス出力FF407のデータの出力先であ
る第1のデータバス412または第2のデータバス41
3を選択する選択信号420を出力し、アドレスバス出
力FF403及びデータバス出力FF407に保持した
データを伝送先のバスへ出力する。
【0037】ここで、全てのバスが同一のバスタイミン
グで動作する場合、第1のアドレスバス410及び第2
のアドレスバス411間と、第1のデータバス412及
びデータバス413間は直接接続することができ、アド
レスバス入力FF402、アドレスバス出力FF40
3、データバス入力FF406、データバス出力FF4
07でのデータ保持動作は不要である。この場合、アド
レスバス入力FF402及びアドレスバス出力FF40
3からなる伝送バスをバイパスするアドレスバイパス回
路430と、データバス入力FF406及びデータバス
出力FF407からなる伝送バスをバイパスするデータ
バイパス回路431とを動作させ、上記の各フリップフ
ロップを通過することなくデータが伝送される。
【0038】以下、図5を用いて、第1のアドレスバス
410及び第1のデータバス412から第2のアドレス
バス411及び第2のデータバス413にバイパス回路
430,431を用いて伝送、出力する場合の動作につ
いて説明する。伝送元となる第1のアドレスバス410
及び第1のデータバス412のバスマスタが出力する第
1のバスイネーブル信号414がイネーブルの状態、こ
こでは“1" の状態になったのを受け、バスマスタ出力
信号416を第2のアドレスバス411と第2のデータ
バス413との伝送先となるバス2系統に出力し、これ
らに対するバス権を獲得し、これらのバスのバスマスタ
がバス2イネーブル信号415をバスタイミング発生器
409に出力する。図の状態はバスマスタ2に対し、既
にバス権を獲得している状態を示す。第1のアドレスバ
ス410から入力されたアドレスA1はアドレスバイパ
ス回路430を経由し、アドレスバス出力選択器404
を経て第2のアドレスバス411にそのまま出力される
とともに、アドレスバス入力FF402に保持され(図
示せず)、バスサイクル2に必要なタイミング間のデー
タの出力を行なう。同様に、第1のデータバス412か
ら入力されたデータD1はデータバイパス回路431を
経由し、第2のデータバス413にそのまま出力される
とともに、データバス入力FF406に保持され(図示
せず)、バスサイクル2に必要なタイミング間のデータ
の出力を行なう。以上の様に、アドレス、データとも同
一サイクル内で連続してデータ伝送を行なうことができ
る。
【0039】図6は本実施の形態2のバス接続装置の動
作のタイミングを示した図であり、図において、図4と
同一符号は同一又は相当する部分を示している。この図
を用いて、第1のアドレスバス410から第2のアドレ
スバス411にアドレスを出力し、第2のデータバス4
13からデータを入力し、第1のデータバス412にデ
ータを伝送する動作について説明する。
【0040】バス接続装置400は第1のバスイネーブ
ル信号414を伝送元バスのバスマスタから受取り、バ
スサイクル1のタイミングで第1のアドレスバス410
に入力されたアドレスA1を、第1のバスイネーブル信
号414のイネーブルのタイミングで、アドレスバス入
力FF402に保持する。一方、第1のバスイネーブル
信号414がイネーブルの状態、ここでは“1" の状態
になったのを受け、バスタイミング発生器409はバス
マスタ出力信号416を、第2のアドレスバス411,
第2のデータバス413の伝送先バス2系統のバスマス
タに出力し、これらのバスのバス権を獲得し、これらの
バスのバスマスタが第2のバスイネーブル信号415を
バスタイミング発生器409に出力する。ここで、第2
のデータバス413から第1のデータバス412にデー
タを伝送するため、第2のデータバス413に入力され
たデータを、再度第1のデータバス412のバスマスタ
に伝送する必要がある。このため、第1のアドレスバス
110上のアドレスA1は第1のバスマスタから出力さ
れたままとする。第2のバスイネーブル信号415の出
力により、アドレスバス入力FF402のデータをアド
レスバス出力FF403に伝送、保持させ、第2のアド
レスバス411及び第2のデータバス413のバス2系
統のバスタイミング、言い換えれば第2のバスサイクル
に合わせて、アドレスバス出力FF403のデータを第
2のアドレスバス411へ出力する。第2のバスマスタ
はアドレスA1を受け、第2のデータバス413にデー
タD1を出力し、このデータD1をデータ入出力FF4
06で一旦保持し、次のバスサイクル1のタイミングで
第1のデータバス412に出力し、第1のバスマスタに
伝送する。これにより、第2のデータバス413から第
1のデータバス412にデータを転送することができ
る。
【0041】このように本実施の形態2においては、上
記実施の形態1と同様の効果を奏するとともに、アドレ
スバイパス回路430,431を設けることにより、伝
送元と伝送先のバスのアクセスタイミングが同じ場合
に、データをフリップフロップで保持することがなく、
よりデータを効率よく伝送できる効果がある。
【0042】実施の形態3.図7は本発明の実施の形態
3に係るバス接続装置の構造を示すブロック図であり、
図において、バス接続装置700は、アクセスタイミン
グの異なる第1のアドレスバス710及び第2のアドレ
スバス711を接続し、アクセスタイミングの異なる第
1のデータバス712および第2のデータバス713を
接続している。このバス接続装置700は、第1のアド
レスバス710及び第2のアドレスバス711を入力と
するアドレスバス入力選択器701と、アドレスバス入
力選択器701からの出力を一時保持するアドレスバス
入力FF702と、アドレスバス入力FF702の出力
を第1のアドレスバス710または第2のアドレスバス
711に選択的に出力するアドレスバス出力選択器70
4とからなるアドレスバス系と、第1のデータバス71
2及び第2のデータバス713を入力とし、そのいずれ
かを選択するデータバス入力選択器705と、データバ
ス入力選択器705からの出力を一時保持するデータバ
ス入力FF706と、データバス入力FF706の出力
を第1のデータバス712または第2のデータバス71
3に選択的に出力するデータバス出力選択器708のデ
ータバス系と、アドレス系及びデータ系の選択器、フリ
ップフロップ、及びバスの制御を行なうバスタイミング
発生器709から構成されている。アドレスバス入力選
択器701、データバス入力選択器705、アドレスバ
ス入力FF702、データバス入力FF706、アドレ
スバス出力選択器704、データバス出力選択器708
は、システムを構成するビット数(バス幅)分設けられ
ている。各バスは、それぞれバスマスタ(図示せず)に
より制御されており、ここでは特に、バスが伝送先のバ
スとなるときにはスレーブとしても機能しえるバスマス
タを用いた場合を示しており、第1のバスイネーブル信
号714は、第1のアドレスバス710及び第1のデー
タバス712のそれぞれのバスマスタが入出力するイネ
ーブル信号であり、第2のバスイネーブル信号715
は、第2のアドレスバス710及び第2のデータバス7
13のそれぞれのバスマスタが入出力するイネーブル信
号である。
【0043】以上のように構成された本発明のバス接続
装置の動作について、第1のアドレスバス710及び第
1のデータバス712、あるいは第2のアドレスバス7
11及び第2のデータバス713のいずれか一方を入力
側バス、即ち伝送元バスとし、他方を出力側のバス、即
ち伝送先バスとした場合について、図7を用いて説明す
る。
【0044】第1のアドレスバス710及び第2のアド
レスバス711はアクセスタイミングの異なるアドレス
バスであり、そのいずれかの伝送元となるアドレスバス
の出力がアドレスバス入力選択器701に入力される。
第1のアドレスバス710または第2のアドレスバス7
11のうちの伝送先となるアドレスバスへの出力はアド
レスバス出力選択器704から出力される。また第1の
データバス712及び第2のデータバス713はアクセ
スタイミングの異なるデータバスであり、そのいずれか
の伝送元となるデータバスの出力がデータバス入力選択
器705に入力される。第1のデータバス712または
第2のデータバス713のうちの伝送先となるデータバ
スへの出力はデータバス出力選択器408から出力され
る。第1のアドレスバス710と第1のデータバス71
2は同一のクロック系で動作するバスであり、第2のア
ドレスバス711と第2のデータバス713は同一のク
ロック系で動作するバスである。
【0045】アドレス入力選択器701は伝送元となる
アドレスバスのバスマスタから入力される第1のバスイ
ネーブル信号714または第2のバスイネーブル信号7
15により第1のアドレスバス710あるいは第2のア
ドレスバス711のいずれかの入力を選択する。第1の
バスイネーブル信号714がイネーブルの場合、第1の
アドレスバス710を選択し、第2のバスイネーブル信
号715がイネーブルの場合、第2のアドレスバス71
1を選択する。同様に、第1のバスイネーブル信号71
4がイネーブルの場合、第1のデータバス712を選択
し、第2のバスイネーブル信号715がイネーブルの場
合、第2のデータバス713を選択する。アドレスバス
入力選択器701及びデータバス入力選択器705によ
って選択されたアドレスバスのデータ及びデータバスの
データは、各々アドレスバスFF702及びデータバス
FF706で伝送元のバスのバスマスタが出力するイネ
ーブル信号のタイミングで保持される。ここでは、第1
のアドレスバス710及び第1のデータバス712ある
いは第2のアドレスバス711及び第2のデータバス7
13のいずれかが伝送元のバスとなっているため、アド
レスバス入力選択器701、データバス入力選択器70
5、及びアドレスバス入力FF702及び、データバス
入力FF706はこれらのうちの伝送元バスとなるバス
のタイミングで動作する。
【0046】次にアドレスバス入力FF702とデータ
バス入力FF706に保持されたデータを伝送先となる
バスへ出力する動作を説明する。アドレスバスタイミン
グ発生器709は伝送元のバスのバスマスタのイネーブ
ル信号に基づいて、伝送先のバスの制御を可能とするた
めのバスマスタ出力信号716、ここでは“1" を伝送
先のバスマスタに対して出力する。つまり、第1のアド
レスバス710、第1のデータバス712が伝送元バス
であれば第2のアドレスバス711、第2のデータバス
713のバスマスタに対しバスマスタ出力信号716を
出力し、第2のアドレスバス711及び第2のデータバ
ス713が伝送元バスであれば第1のアドレスバス71
0及び第1のデータバス712のバスマスタに対しバス
マスタ出力信号716を出力する。バスマスタ出力信号
716により出力側バスに対しバス権を獲得する。
【0047】バス権が得られた後、バスタイミング発生
器709は伝送先バスとなっている第1のアドレスバス
710及び第1のデータバス712、あるいは第2のア
ドレスバス711、第2のデータバス713のバスタイ
ミングを受け、そのバスタイミングに合わせてアドレス
バス出力選択器704に対しアドレスバス入力FF70
2のデータの出力先となる第1のアドレスバス710ま
たは第2のアドレスバス711を選択するよう制御する
制御信号719を出力し、また、データバス出力選択器
708に対しデータバス入力FF706のデータの出力
先となる第1のデータバス712または第2のデータバ
ス713を制御する選択信号720を出力し、アドレス
バス入力FF702及びデータバス入力FF706に保
持したデータをアドレスバス出力選択器704及びデー
タバス出力選択器708を介して伝送先バスに出力す
る。
【0048】図8は本実施の形態3に係るバス接続装置
の、第1のアドレスバス710及び第1のデータバス7
12から第2のアドレスバス711及び第2のデータバ
ス713にデータを伝送する動作を説明するためのタイ
ミング図であり、図において、図7と同一符号は同一又
は相当する部分を示している。
【0049】以下、図に基づいて動作を説明する。本実
施の形態3のバス制御装置は、第1のバスイネーブル信
号714を出力側バスマスタから受取り、バスサイクル
1のタイミングで第1のアドレスバス710及び第1の
データバス712に出力されたアドレスA1とデータD
1を、第1のバスイネーブル信号714の立ち下がりの
タイミングで、アドレスバス入力FF702とデータバ
ス入力FF706に保持する。一方、第1のバスイネー
ブル信号714がイネーブルの状態、ここでは“1" の
状態になったのを受け、バスマスタ出力信号716を第
2のアドレスバス711及び第2のデータバス713の
伝送先のバス2系統のバスマスタに出力し、伝送先バス
のバス権を獲得し、伝送先バスのバスマスタは、バス2
イネーブル信号715を出力する。バス2イネーブル信
号715の出力により、アドレスバス入力FF702と
データバス入力FF706のデータを、第2のアドレス
バス711及び第2のデータバス713の伝送先バス2
系統のバスタイミング、即ちバスサイクル2に合わせ
て、第2のアドレスバス711と第2のデータバス71
3へ出力する。このとき、第1のアドレスバス710及
び第1のデータバス712からの次のデータであるアド
レスA2とデータD2は、アドレスA1とデータD1を
第2のアドレスバス711と第2のデータバス713に
出力するタイミングにオーバーラップして、バスサイク
ル1のタイミングでアドレスバス入力FF702とデー
タバス入力FF706に保持するようにする。
【0050】このような実施の形態3に係るバス接続装
置においても上記実施の形態1と同様の効果を奏すると
ともに、出力フリップフロップを省略して、より簡単な
回路構成として装置の小型化を図ることができる効果が
ある。
【0051】実施の形態4.この発明の実施の形態4に
係るバス接続装置は、アクセスタイミング及びバス幅が
異なるバス間でデータを伝送する、該異なるバス間に設
けられたバス接続装置において、上記異なるバスの両者
と接続されるとともに、その一方のバス上のデータが有
効であることを示す外部から入力された信号に基づい
て、上記異なるバスの一方を選択し、該選択したバス上
のデータを入力保持し、この保持したデータを、上記異
なるバスのうちの選択されなかったバスに対し、そのバ
スの使用権を有する状況下で、そのバスのアクセスタイ
ミング及びバス幅に合わせて出力する第1の手段と、上
記データが有効であることを示す信号に基づいて、上記
第1の手段で選択されなかったバスに対する使用権を獲
得する第2の手段とを備えるようにしたものであり、こ
れにより、伝送元となるバスのデータを一旦保持したあ
と、保持したデータをアクセスタイミングの異なる伝送
先となるバスに、そのバスのアクセスタイミング及びバ
ス幅に合わせて出力することができるため、アクセスタ
イミング及びバス幅が異なるバス同士を接続する際に、
バス同士のアクセスタイミングを、バスサイクルを変化
させて合わせる必要がなく、また、バス幅制御をアクセ
ス対象により切り替る必要をなくしてシステム制御を用
意とすることができるため、アクセスタイミング及びバ
ス幅が異なるバス同士を、性能を劣化させることなく、
容易に接続することができる。
【0052】以下、本発明の実施の形態4に係るバス接
続装置を詳細に説明する。図9は本発明の実施の形態4
に係るバス接続装置の構造を示すブロック図であり、図
において、バス接続装置900は、アクセスタイミング
が異なるとともにバス幅も異なる第1のアドレスバス9
10及び第2のアドレスバス911を接続するととも
に、アクセスタイミングの異なるとともにバス幅も異な
る第1のデータバス912と第2のデータバス913と
を接続している。このバス接続装置900は第1のアド
レスバス910及び第2のアドレスバス911を入力と
して、その一方を選択するアドレスバス入力選択器90
1と、アドレスバス入力選択器901からの出力を一時
保持するアドレスバス入力FF902と、アドレスバス
入力FF902の出力を一時保持するアドレスバス出力
フリップフロップFF903と、アドレスバス出力FF
903の出力を第1のアドレスバス910または第2の
アドレスバス911の一方に選択的に出力するアドレス
バス出力選択器904とからなるアドレスバス系と、第
1のデータバス912及び第2のデータバス913を入
力とし、その一方を選択するデータバス入力選択器90
5と、データバス入力選択器905からの出力を一時保
持するデータバス入力FF906と、データバス入力F
F906の出力を一時保持するデータバス出力FF90
7と、データバス出力FF907の出力を第1のデータ
バス912または第2のデータバス913の一方に選択
的に出力するデータバス出力選択器908のデータバス
系と、アドレス系及びデータ系の選択器、フリップフロ
ップ及びバスの制御を行なうバスタイミング発生器90
9とから構成されている。アドレスバス入力選択器90
1、データバス入力選択器905、アドレスバス入力F
F902、データバス入力FF906、アドレスバス出
力FF903、データバス出力FF907、アドレスバ
ス出力選択器904、データバス出力選択器908は、
システムを構成するビット数(バス幅)分存在する。各
バスは、それぞれバスマスタ(図示せず)により制御さ
れており、ここでは特に、バスが伝送先のバスとなると
きにはスレーブとしても機能しえるバスマスタを用いた
場合を示しており、第1のバスイネーブル信号914
は、第1のアドレスバス910及び第1のデータバス9
12のそれぞれのバスマスタが入出力するイネーブル信
号であり、第2のバスイネーブル信号915は、第2の
アドレスバス910及び第2のデータバス913のそれ
ぞれのバスマスタが入出力するイネーブル信号である。
また、第1のバスマスタ側のバス幅情報を示す信号とし
て第1のバス幅情報信号921と、第2のバスマスタ側
のバス幅情報を示す信号として第2のバス幅情報信号9
22とがあり、これが各バスのバスマスタから、バスタ
イミング発生器909に入力される。このバス幅情報信
号の一例として“1" であれば32ビット幅、“0" で
あれば16ビット幅を示すような信号が用いられる。
【0053】以上のように構成された本実施の形態4の
バス接続装置の動作について説明する。第1のアドレス
バス910と第2のアドレスバス911とはアクセスタ
イミング及びバス幅の異なるアドレスバスであり、その
いずれかの伝送元となるアドレスバスの出力がアドレス
バス入力選択器901に入力される。第1のアドレスバ
ス910又は第2のアドレスバス911のうちの伝送先
となるアドレスバスへの出力はアドレスバス出力選択器
904から出力される。また第1のデータバス912と
第2のデータバス913とはアクセスタイミング及びバ
ス幅の異なるデータバスであり、そのいずれかの伝送元
となるデータバスの出力がデータバス入力選択器905
に入力される。第1のデータバス912または第2のデ
ータバス913のうちの伝送先となるデータバスへの出
力はデータバス出力選択器908から出力される。第1
のアドレスバス910と第1のデータバス912は同一
のクロック系で動作するバスであり、第2のアドレスバ
ス911と第2のデータバス913とは同一のクロック
系で動作するバスである。
【0054】アドレス入力選択器901は、伝送元とな
るアドレスバスのバスマスタから入力される第1のバス
イネーブル信号914または第2のバスイネーブル信号
915により入力を選択する。第1のバスイネーブル信
号914がイネーブルの場合、第1のアドレスバス91
0を選択し、第2のバスイネーブル信号915がイネー
ブルの場合、第2のアドレスバス911を選択する。同
様に、第1のバスイネーブル信号914がイネーブルの
場合、第1のデータバス912を選択し、第2のバスイ
ネーブル信号915がイネーブルの場合、第2のデータ
バス913を選択する。アドレスバス入力選択器901
及びデータバス入力選択器905によって選択されたア
ドレスバスのデータ及びデータバスのデータは各々、ア
ドレスバスFF902及びデータバスFF906で伝送
元バスのバスマスタのイネーブル信号のタイミングで保
持される。ここでは、第1のアドレスバス910及び第
1のデータバス912あるいは第2のアドレスバス91
1及び第2のデータバス913が入力バスとなってお
り、アドレスバス入力選択器901、データバス入力選
択器905、アドレスバス入力FF902、及びデータ
バス入力FF906はこれらのうちの伝送元バスとなる
バスのタイミングで動作する。
【0055】ここで、伝送元となるバスのバス幅と、こ
れらのバスをコントロールするバスマスタのバス出力幅
の関係が、(A)伝送元バスのバス幅>バスマスタのバ
ス出力幅あるいは、(B)伝送元バスのバス幅<バスマ
スタのバス出力幅のいずれの状態であるかを示す信号を
伝送元バスのバス幅情報信号から得る。即ち第1のバス
幅情報信号921又は第2のバス幅情報信号922の一
方より得る。(A)の場合、伝送元バス上のデータには
有効部分と無効部分が存在し、バスタイミング発生器9
09はその有効部分を認識し、伝送先のバスのバスイネ
ーブル信号として、その情報を伝送先のバスのバスマス
タに伝達する。また、(B)の場合、バスマスタのバス
出力幅分のデータを伝送元バス上に伝送するためには、
複数のバスサイクルを発生する必要があり、伝送先バス
のバスイネーブル信号として、その情報を伝送先バスの
バスマスタに伝達する。
【0056】続いて、アドレスバス入力FF902とデ
ータバス入力FF906に保持されたデータを伝送先バ
スへ出力する動作を説明する。アドレスバスタイミング
発生器909は伝送先バスのバスマスタを要求するバス
マスタ出力信号916を出力する。つまり、第1のアド
レスバス910、第1のデータバス912が入力バスで
あれば第2のアドレスバス911、第2のデータバス9
13のバスマスタに対しバスマスタ出力信号916を出
力し、第2のアドレスバス911、第2のデータバス9
13が入力バスであれば第1のアドレスバス910、第
1のデータバス912のバスマスタに対しバスマスタ出
力信号916を出力する。バス接続装置900はバスマ
スタ出力信号916により伝送先バスに対しバス権を獲
得する。
【0057】バス権が得られた後、バスタイミング発生
器909は、伝送先バスとなる第1のアドレスバス91
0及び第1のデータバス912、あるいは第2のアドレ
スバス911及び第2のデータバス913のバスマスタ
から出力されるバスイネーブル信号により、伝送先バス
のバスタイミングを受け、そのバスタイミングに合わせ
てアドレスバス出力FF903及びデータバス出力FF
907の保持タイミング信号917、918を発生す
る。さらにバスタイミング発生器909はアドレスバス
出力選択器904に対しアドレスバス出力FF903の
データの出力先である第1のアドレスバス910または
第2のアドレスバス911を選択する選択信号919
と、データバス出力選択器908に対しデータバス出力
FF907のデータの出力先である第1のデータバス9
12または第2のデータバス913を選択する選択信号
920とを出力し、アドレスバス出力FF903及びデ
ータバス出力FF907に保持したデータをアドレスバ
ス出力選択器904及びデータバス出力選択器908を
介して出力する。
【0058】このとき、伝送元のアドレスバス及びデー
タバスのバス幅と、これらのバスのバスマスタのバス幅
との関係が、 (a)伝送元バスのバス幅>伝送元バスのバスマスタの
バス出力幅 あるいは、 (b)伝送元バスのバス幅<伝送元バスのバスマスタの
バス出力幅 のいずれの状態であるかを伝送元バスのバス幅情報信号
として、第1のバス幅情報信号921または第2のバス
幅情報信号922のいずれかより得ている。また、伝送
先のアドレスバス及びデータバスのバス幅と、これらの
バスのバスマスタのバス幅との関係が、 (c)伝送先バスのバス幅>伝送先バスのバスマスタの
バス出力幅 あるいは、 (d)伝送先バスのバス幅<伝送先バスのバスマスタの
バス出力幅 のいずれの状態であるかを伝送先バスのバス幅情報信号
として、第1のバス幅情報信号921または第2のバス
幅情報信号922のいずれかより得ている。そして、
(a)かつ(c)、または(a)かつ(d)の場合、伝
送元バス上及び伝送先バス上のデータに有効部分と無効
部分が存在していることからバスタイミング発生器90
9はその有効部分を認識し、また、出力時に複数のバス
サイクルを発生する必要がある場合にはその情報を添付
し、伝送先バスのバスイネーブル信号、即ち第1、第2
のバスイネーブル信号914,915のいずれかとし
て、その情報を伝送先のバスのバスマスタに伝達する。
また、(b)かつ(c)、または(b)かつ(d)の場
合、伝送元のバスのバスマスタのバス出力幅分のデータ
を伝送元バス上に伝送するために複数のバスサイクルを
発生する必要があり、また、出力時に複数のバスサイク
ルを発生する必要がある場合にはその情報を添付し、伝
送先のバスイネーブル信号、即ち第1、第2のバスイネ
ーブル信号914,915のいずれかとして、その情報
を伝送先バスマスタに伝達する。
【0059】図10は本実施の形態4に係るバス接続装
置の、第1のアドレスバス910及び第1のデータバス
912から第2のアドレスバス911及び第2のデータ
バス913に複数のバスサイクルを発生させてデータを
伝送する場合の動作を説明するための図であり、図にお
いて、図9と同一符号は同一又は相当する部分を示して
いる。以下、図に基づいて動作を説明する。
【0060】バス制御装置900は、第1のバスイネー
ブル信号914を伝送元のバスマスタから受取り、バス
サイクル1のタイミングで第1のアドレスバス910及
びデータバス912に入力されたアドレスA1とデータ
D1を、第1のバスイネーブル信号914の立ち下がり
のタイミングで、アドレスバス入力FF902とデータ
バス入力FF906に保持する。一方、第1のバスイネ
ーブル信号914がイネーブルの状態、ここでは“1"
の状態になったのを受け、バスマスタ出力信号916を
第2のアドレスバス911と第2のデータバス913と
の伝送先バス2系統のバスマスタに出力し、伝送先バス
のバス権を獲得し、これらのバスマスタが第2のバスイ
ネーブル信号915をバスタイミング発生器に出力す
る。第2のバスイネーブル信号915の出力により、ア
ドレスバス入力FF902とデータバス入力FF906
のデータをアドレスバス出力FF903とデータバス出
力FF907に伝送、保持させ、第2のアドレスバス9
11と第2のデータバス913とのバス2系統のバスタ
イミング、すなわちバスサイクル2に合わせて、アドレ
スバス出力FF903とデータバス出力FF907のデ
ータとを第2のアドレスバス911と第2のデータバス
913へ出力する。
【0061】ここで、特に、データ伝送の際に複数のバ
スサイクルを発生させる場合を想定しているので、仮に
データを2分割し、データD1の下位データであるデー
タD1−Lと上位データである下位データD1−Hとし
て伝送する必要があるとすると、データD1−Lとデー
タD1−Hとにそれぞれ対応するアドレスA1及び(ア
ドレスA1)+1を発生し、この情報を伝送先のバスマ
スタに対し出力する。伝送先のバスマスタに対するバス
幅情報は第2のバスイネーブル信号915として出力さ
れ、伝送先のバスマスタにおいてデータ伝送に必要なバ
ス幅分のバスサイクルの修正が行う。
【0062】このような実施の形態4によれば、アクセ
スタイミング及びバス幅が異なるバスの両者と接続され
るとともに、その一方のバス上のデータが有効であるこ
とを示す外部から入力されたイネーブル信号914に基
づいて、上記異なるバスの一方を選択する入力選択器9
01,905及び該選択したバス上のデータを入力保持
し、この保持したデータを、上記異なるバスのうちの選
択されなかったバスに対し、そのバスの使用権を有する
状況下で、そのバスのアクセスタイミング及びバス幅に
合わせて出力する入力フリップフロップ902,90
6、出力フリップフロップ903,907、出力選択器
904,908と、上記データが有効であることを示す
イネーブル信号914に基づいて、上記選択されなかっ
たバスに対する使用権を獲得するバスタイミング発生器
902とを備えるようにしたから、アクセスタイミング
及びバス幅が異なるバス同士を、性能を劣化させること
なく、容易に接続することができるとともに、両方のバ
スのいずれかを適宜、伝送元のバスとして利用できるた
め、バス間において双方向のデータ伝送を可能とできる
バスタイミング装置を提供できる効果がある。
【0063】なお、上記実施の形態1〜4においては各
バスマスタをバス接続装置の外部に設けるようにした
が、本発明においては、いずれかのバスマスタの内部に
本発明のバス接続装置を設けるようにしても上記各実施
の形態と同様の効果を奏する。
【0064】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、アクセ
スタイミングが異なるバス間でデータを伝送する、該異
なるバス間に設けられたバス接続装置において、上記異
なるバスのうちの伝送元となるバスの使用権を有する状
況下で、この伝送元のバス上のデータを入力保持し、こ
の保持したデータを、上記異なるバスのうちの伝送元と
なるバスの使用権を有する状況下で、この伝送先となる
バスに出力する第1の手段と、上記伝送元バスのデータ
の入力に対し、上記伝送先のバスの使用権を獲得する第
2の手段とを備えるようにしたから、伝送元となるバス
のデータを一旦保持したあと、保持したデータをアクセ
スタイミングの異なる伝送先となるバスに、そのバスの
アクセスタイミングに合わせて出力することができるた
め、アクセスタイミングが異なるバス同士を接続する際
に、バス同士のアクセスタイミングを、バスサイクルを
変化させて合わせる必要がなく、各バスマスタの持つバ
ス性能のまま、仕様やバスタイミングを変更することな
く、各バスマスタ同士を接続することができ、アクセス
タイミングが異なるバス同士を、性能を劣化させること
なく、容易に接続できるバス接続装置を提供できる効果
がある。また、このバス接続装置はデータ出力先に対
し、バスマスタになるため、各バスマスタはバスアービ
トレーションに対する処理が不要であり、システムを容
易に構築することができる効果がある。
【0065】また、この発明によれば、上記第1の手段
を、伝送元となるバスのアクセスタイミングでデータを
入力し、伝送先となるバスのアクセスタイミングでデー
タを出力するようにしたから、アクセスタイミングが異
なるバス同士を、性能を劣化させることなく、容易に接
続できるバス接続装置を提供できる効果がある。
【0066】また、この発明によれば、上記第1又は第
2の手段の少なくとも一つを、上記異なるバスに接続さ
れた、データの伝送元となる装置、または伝送先となる
装置の少なくともいずれか一方に内蔵するようにしたか
ら、アクセスタイミングが異なるバス同士を、性能を劣
化させることなく、容易に接続できるバス接続装置を提
供できる効果がある。
【0067】また、この発明によれば、上記第1の手段
を、伝送先となるバスのアクセスタイミングでデータを
出力するものとし、上記第1又は第2の手段の少なくと
も一つを、上記異なるバスに接続された、データの伝送
元となる装置、または伝送先となる装置の少なくともい
ずれか一方に内蔵するようにしたから、アクセスタイミ
ングが異なるバス同士を、性能を劣化させることなく、
容易に接続できるバス接続装置を提供できる効果があ
る。
【0068】また、この発明によれば、アクセスタイミ
ングが異なるバス間でデータを伝送する、該異なるバス
間に設けられたバス接続装置において、上記異なるバス
の両者と接続されるとともに、その一方のバス上のデー
タが有効であることを示す外部から入力された信号に基
づいて、上記異なるバスの一方を選択し、該選択したバ
ス上のデータを入力保持し、この保持したデータを、上
記異なるバスのうちの選択されなかったバスに対し、そ
のバスの使用権を有する状況下で、そのバスのアクセス
タイミングに合わせて出力する第1の手段と、上記デー
タが有効であることを示す信号に基づいて、上記第1の
手段で選択されなかったバスに対する使用権を獲得する
第2の手段とを備えるようにしたから、伝送元となるバ
スのデータを一旦保持したあと、保持したデータをアク
セスタイミングの異なる伝送先となるバスに、そのバス
のアクセスタイミングに合わせて出力することができる
ため、アクセスタイミングが異なるバス同士を接続する
際に、バス同士のアクセスタイミングを、バスサイクル
を変化させて合わせる必要がなく、アクセスタイミング
が異なるバス同士を、性能を劣化させることなく、容易
に接続することができるとともに、両方のバスのいずれ
かを適宜、伝送元のバスとして利用できるため、バス間
において双方向のデータ伝送を可能とできるバスタイミ
ング装置を提供できる効果がある。
【0069】また、この発明によれば、上記第1または
第2の手段の少なくとも一つを、上記異なるバスに接続
された、データの伝送元となる装置、または伝送先とな
る装置の少なくともいずれか一方に内蔵するようにした
から、アクセスタイミングが異なるバス同士を、性能を
劣化させることなく、容易に接続することができるとと
もに、バス間において双方向のデータ伝送を可能とでき
るバスタイミング装置を提供できる効果がある。
【0070】また、この発明によれば、アクセスタイミ
ング及びバス幅が異なるバス間でデータを伝送する、該
異なるバス間に設けられたバス接続装置において、上記
異なるバスの両者と接続されるとともに、その一方のバ
ス上のデータが有効であることを示す外部から入力され
た信号に基づいて、上記異なるバスの一方を選択し、該
選択したバス上のデータを入力保持し、この保持したデ
ータを、上記異なるバスのうちの選択されなかったバス
に対し、そのバスの使用権を有する状況下で、そのバス
のアクセスタイミング及びバス幅に合わせて出力する第
1の手段と、上記データが有効であることを示す信号に
基づいて、上記第1の手段で選択されなかったバスに対
する使用権を獲得する第2の手段とを備えるようにした
から、伝送元となるバスのデータを一旦保持したあと、
保持したデータをアクセスタイミングの異なる伝送先と
なるバスに、そのバスのアクセスタイミング及びバス幅
に合わせて出力することができ、アクセスタイミング及
びバス幅が異なるバス同士を接続する際に、バス同士の
アクセスタイミングを、バスサイクルを変化させて合わ
せる必要がなく、また、バス幅制御をアクセス対象によ
り切り替る必要をなくしてシステム制御を用意とするこ
とができるため、アクセスタイミング及びバス幅が異な
るバス同士を、性能を劣化させることなく、容易に接続
することができるバス接続装置を提供できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係るバス接続装置の
構造を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係るバス接続装置の
動作を説明するための、動作タイミングを示す図であ
る。
【図3】 本発明の実施の形態1に係るバス接続装置の
動作を説明するための、動作タイミングを示す図であ
る。
【図4】 本発明の実施の形態2に係るバス接続装置の
構造を示すブロック図である。
【図5】 本発明の実施の形態2に係るバス接続装置の
動作を説明するための、動作タイミングを示す図であ
る。
【図6】 本発明の実施の形態2に係るバス接続装置の
動作を説明するための、動作タイミングを示す図であ
る。
【図7】 本発明の実施の形態3に係るバス接続装置の
構造を示すブロック図である。
【図8】 本発明の実施の形態3に係るバス接続装置の
動作を説明するための、動作タイミングを示す図であ
る。
【図9】 本発明の実施の形態4に係るバス接続装置の
構造を示すブロック図である。
【図10】 本発明の実施の形態4に係るバス接続装置
の動作を説明するための、動作タイミングを示す図であ
る。
【図11】 従来のバス同士を接続した場合における各
バスの動作タイミングを示す図である。
【符号の説明】
100,400,700,900 バス接続装置 101,401,701,901 アドレスバス入力選
択器 102,402,702,902 アドレスバス入力F
F 103,403,903 アドレスバス出力FF 104,404,704,904 アドレスバス出力選
択器 105,405,705,905 データバス入力選択
器 106,406,706,906 データバス入力FF 107,407,907 データバス出力FF 108,408,708,908 データバス出力選択
器 109,409,709,909 バスタイミング発生
器 110,111,410,411,710,711,9
10,911 アドレスバス 112,113,412,413,712,713,9
12,913 データバス 114,115,414,415,714,715,9
14,915 バスイネーブル信号 116,416,716,916 バスマスタ出力信号 117,118,417,418,917,918 保
持タイミング信号 119,120,419,420,719,720,9
19,920 選択信号 121,421,721,921 保持タイミング信号 430 アドレスバイパス回路 431 データバイパス回路 921、922 バス幅情報

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセスタイミングが異なるバス間でデ
    ータを伝送する、該異なるバス間に設けられたバス接続
    装置において、 上記異なるバスのうちの伝送元となるバスの使用権を有
    する状況下で、この伝送元のバス上のデータを入力保持
    し、この保持したデータを、上記異なるバスのうちの伝
    送元となるバスの使用権を有する状況下で、この伝送先
    となるバスに出力する第1の手段と、 上記伝送元バスのデータの入力に対し、上記伝送先のバ
    スの使用権を獲得する第2の手段とを備えたことを特徴
    とするバス接続装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のバス接続装置におい
    て、 上記第1の手段は、伝送元となるバスのアクセスタイミ
    ングでデータを入力し、伝送先となるバスのアクセスタ
    イミングでデータを出力することを特徴とするバス接続
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のバス接続装置におい
    て、 上記第1又は第2の手段の少なくとも一つを、上記異な
    るバスに接続された、データの伝送元となる装置、また
    は伝送先となる装置の少なくともいずれか一方に内蔵し
    たことを特徴とするバス接続装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のバス接続装置におい
    て、 上記第1の手段は、伝送先となるバスのアクセスタイミ
    ングでデータを出力するものであり、 上記第1又は第2の手段の少なくとも一つを、上記異な
    るバスに接続された、データの伝送元となる装置、また
    は伝送先となる装置の少なくともいずれか一方に内蔵し
    たことを特徴とするバス接続装置。
  5. 【請求項5】 アクセスタイミングが異なるバス間でデ
    ータを伝送する、該異なるバス間に設けられたバス接続
    装置において、 上記異なるバスの両者と接続されるとともに、その一方
    のバス上のデータが有効であることを示す外部から入力
    された信号に基づいて、上記異なるバスの一方を選択
    し、該選択したバス上のデータを入力保持し、この保持
    したデータを、上記異なるバスのうちの選択されなかっ
    たバスに対し、そのバスの使用権を有する状況下で、そ
    のバスのアクセスタイミングに合わせて出力する第1の
    手段と、 上記データが有効であることを示す信号に基づいて、上
    記第1の手段で選択されなかったバスに対する使用権を
    獲得する第2の手段とを備えたことを特徴とするバス接
    続装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のバス接続装置におい
    て、 上記第1または第2の手段の少なくとも一つは、上記異
    なるバスに接続された、データの伝送元となる装置、ま
    たは伝送先となる装置の少なくともいずれか一方に内蔵
    されていることを特徴とするバス接続装置。
  7. 【請求項7】 アクセスタイミング及びバス幅が異なる
    バス間でデータを伝送する、該異なるバス間に設けられ
    たバス接続装置において、 上記異なるバスの両者と接続されるとともに、その一方
    のバス上のデータが有効であることを示す外部から入力
    された信号に基づいて、上記異なるバスの一方を選択
    し、該選択したバス上のデータを入力保持し、この保持
    したデータを、上記異なるバスのうちの選択されなかっ
    たバスに対し、そのバスの使用権を有する状況下で、そ
    のバスのアクセスタイミング及びバス幅に合わせて出力
    する第1の手段と、 上記データが有効であることを示す信号に基づいて、上
    記第1の手段で選択されなかったバスに対する使用権を
    獲得する第2の手段とを備えたことを特徴とするバス接
    続装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008287557A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Renesas Technology Corp バスシステム及びマイクロコンピュータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008287557A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Renesas Technology Corp バスシステム及びマイクロコンピュータ

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