JPH1128230A - 車椅子のブレーキ装置 - Google Patents

車椅子のブレーキ装置

Info

Publication number
JPH1128230A
JPH1128230A JP9184864A JP18486497A JPH1128230A JP H1128230 A JPH1128230 A JP H1128230A JP 9184864 A JP9184864 A JP 9184864A JP 18486497 A JP18486497 A JP 18486497A JP H1128230 A JPH1128230 A JP H1128230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
lock member
arm
rear direction
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9184864A
Other languages
English (en)
Inventor
Kihei Takahashi
喜平 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YKK Corp filed Critical YKK Corp
Priority to JP9184864A priority Critical patent/JPH1128230A/ja
Publication of JPH1128230A publication Critical patent/JPH1128230A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ロック部材が車輪から離れた時には車輪より
も側方に突出せずに、車輪を確実に制動できるようにす
る。 【解決手段】 本体フレームの主パイプ2に取付基部2
8を取付け、この取付基部28に操作レバー29で揺動
されるアーム34を取付け、このアーム34にロック部
材37を左右揺動自在に連結し、このロック部材37の
一端部をボール40と凹部によって前後方向には動かず
左右方向に揺動するように支承する。これによって、ロ
ック部材37が車輪10と離れた時には前後方向に向う
姿勢として車輪10よりも側方に突出しないようになる
し、ロック部材37を車輪10に押しつけた時には左右
方向に向う姿勢となって車輪10を確実に制動できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車椅子のブレーキ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車椅子としては、本体フレームに車輪、
車輪を制動するブレーキ装置、座部と背部を有する座席
部等を取付け、座席部に座った人が車輪を手で回転して
走行したり、他の人が押して走行するものが一般的であ
る。
【0003】ブレーキ装置としては、例えば特開平7−
227408号公報に示すように、本体フレームにリン
クを介してロック部材を取付け、このリンクを操作レバ
ーで操作することでロック部材を車輪に押しつけたり、
離隔するものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のブレーキ装置は
ロック部材を車輪に押しつけて制動するものであるか
ら、ロック部材は制動状態で車輪よりも側方に突出して
いる。また、ロック部材はリンクで上下方向に移動され
るからロック部材が車輪から離れた制動解除状態におい
ても車輪よりも側方に突出している。
【0005】一方、車椅子は乗り物などの狭い場所で走
行する場合に車輪を外して車幅を小さくし、補助輪によ
って走行することがある。
【0006】しかしながら、前述のブレーキ装置のロッ
ク部材は常に車輪よりも側方に突出しているので、前述
のように車輪を外して狭い場所を補助輪で走行する時に
ロック部材が他の物を干渉することがあり、狭い場所で
走行しずらい。
【0007】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした車椅子のブレーキ装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、車輪10
を備えた本体フレーム9に、取付基部28を取付け、こ
の取付基部28にアーム34を前後方向に向けて揺動自
在に連結し、このアーム34にロック部材37を、車輪
10よりも側方に突出しない前後方向に向う姿勢と車輪
10を横切るように左右方向に向う姿勢とに亘って左右
方向に揺動自在に連結し、このロック部材37の一端部
を前記取付基部28に、前後方向に動かずに左右方向に
揺動自在に取付けて、アーム34を前方に揺動するとロ
ック部材37が前後方向に向う姿勢で車輪10と離れた
位置となり、アーム34を後方に揺動するとロック部材
37が左右方向に向う姿勢で車輪10に押しつけられる
位置となるように構成し、前記取付基部28にアーム3
4を揺動する操作レバー29を取付けたことを特徴とす
る車椅子のブレーキ装置である。
【0009】第2の発明は、第1の発明において、取付
基部28に操作レバー29を前後方向に揺動自在に取付
け、この操作レバー29とアーム34をリンク32で連
結してロック部材37を前述の2つの位置に保持するト
グル機構を構成した車椅子のブレーキ装置である。
【0010】第3の発明は、第1の発明において、本体
フレーム9に取付座20を取付け、この取付座20に取
付基部28を前後方向に位置調整自在に取付けた車椅子
のブレーキ装置である。
【0011】
【作 用】第1の発明によれば、ロック部材37を車
輪10と離れた位置とするとロック部材37が車輪10
よりも側方に突出しない。これにより、車輪10を外し
て補助輪で走行する時にロック部材37が本体フレーム
9から側方に大きく突出しないから、狭い場所を容易に
走行できる。
【0012】また、ロック部材37を車輪10に押しつ
けた位置とするとロック部材37は左右方向に向う姿勢
となって車輪10に確実に押しつけられる。これによっ
て、車輪10を確実に制動できる。
【0013】第2の発明によれば、操作レバー29を操
作することで、ロック部材37を車輪10と離れた位
置、車輪10に押しつけられた位置に保持できる。
【0014】第3の発明によれば、取付基部28を前後
に移動して取付けることで、ロック部材37を前後方向
に移動できるから、車輪10の大きさ等に応じてロック
部材37の位置を調整できる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1に示すように、基板1に主パ
イプ2、座部パイプ3、背部パイプ4を取付けて左右一
対のフレーム5としてある。この左右の基板1を第1連
結パイプ6で連結し、左右の主パイプ2を第2連結パイ
プ7で連結し、左右の背部パイプ4を第3連結パイプ8
で連結して左右のフレーム5,5を連結して本体フレー
ム9を構成している。
【0016】前記各基板1に車輪10がそれぞれ取付け
てあり、各主パイプ2にブレーキ装置11と前補助輪1
2がそれぞれ取付けてある。各座部パイプ3の前部は下
向に湾曲して足乗せ台13がそれぞれ取付けてある。各
背部パイプ4には肘掛け14がそれぞれ取付けてあり、
第1連結パイプ6の両端部に後補助輪15がそれぞれ取
付けてある。
【0017】前記左右の座部パイプ3,3と第3連結パ
イプ8に亘って座部シート16が取付けてあり、左右の
背部パイプ4間に亘って背部シート17が取付けてあ
る。
【0018】次に前記ブレーキ装置11を図2ないし図
5を参照して説明する。主パイプ2の前端部に取付座2
0が取付けてある。この取付座20は半円形凹部21を
有する第1プレート22と、半円形凹部23を有する第
2プレート24を備え、第1プレート22と第2プレー
ト24をボルト25で締付けて2つの半円形凹部21,
23で主パイプ2を挟持して取付けてある。
【0019】前記第1プレート22には前後一対の長孔
26,26が形成してあり、この各長孔26を挿通した
ボルト27を取付基部28に螺合して取付基部28を第
1プレート22に取付けてある。
【0020】前記取付基部28には操作レバー29が第
1ピン30で上下揺動自在に連結してあり、この操作レ
バー29に一体的に設けたレバー31にリンク32の一
端が第2ピン33で連結してある。このリンク32の他
端にアーム34の中間部が第3ピン35で上下揺動自在
に連結され、このアーム34の上端部が第4ピン36で
取付基部28に上下揺動自在に連結してある。
【0021】前記アーム34の下端部にロック部材37
の長手方向中間部が支軸38で左右回転自在に取付けて
ある。このロック部材37の一端部に軸39を介してボ
ール40が取付てある。前記取付基部28には下面及び
左右一側面に開口した凹溝41が形成され、この凹溝4
1内に前述のボール40が嵌まり込み、ロック部材37
の一端部は前後方向には動かずに左右方向に揺動可能に
支承されている。前記アーム34にはロック部材37の
揺動を規制するロック部材用ストッパ42が設けてあ
る。
【0022】前記第1プレート22には複数の孔50が
上下方向に間隔を置いて取付けてあり、この孔50を挿
通したボルト51でブラケット52が取付けてある。こ
のブラケット52に前補助輪12の支柱53が回転可能
に取付けてあり、前補助輪12はキャスタとなってい
る。
【0023】次に作動を説明する。図示の状態ではロッ
ク部材37は前後方向に向いていると共に、車輪10と
離れており、車輪10の外側面10aよりも内側に位置
している。つまり、ロック部材37は制動解除位置の時
に車輪10よりも側方に突出しないようにしてある。
【0024】この時、第2ピン33は第1ピン30と第
4ピン36を結ぶ直線よりも上又は同一線状に位置し、
操作レバー29、ロック部材37は図示の位置に保持さ
れる。つまり、レバー31、リンク32、アーム34が
トグル機構を構成している。また、ロック部材用ストッ
パ42がロック部材37に当接してロック部材37が揺
動しないようにしてある。
【0025】前述の状態で操作レバー29を矢印a方向
に操作すると、レバー31、リンク32を介してアーム
34が第4ピン36を中心として前後方向の後側、つま
り車輪10に向けて(矢印b)揺動する。これによって
アーム34がロック部材37を前後方向の後側に向けて
揺動しようとするが、ロック部材37はボール40と凹
部41で前後方向には動かない。
【0026】このために、ロック部材37はボール40
と凹部41を支点として支軸38の回りを左右方向外側
に向けて揺動する。操作レバー29を更に操作すると図
6に示すようにレバー31が取付基部28の段部43に
当接して操作レバー29の揺動が停止する。つまり段部
43が操作レバー用ストッパとしてある。これにより、
図4に仮想線で示すようにロック部材37は左右方向に
向う姿勢となり、車輪10に押しつけられれて車輪10
を制動する。この時、軸39は切欠き44に嵌まり込
む。
【0027】ロック部材37が左右方向に向う姿勢とな
って車輪10に押しつけられると、第2ピン33が第1
ピン30と第3ピン35を結ぶ直線より下又は同一線上
に位置し、ロック部材37、操作レバー29をこの位置
に保持する。つまり、レバー31、リンク32、アーム
34がトグル機構を構成している。
【0028】以上の様であるから、ロック部材37を制
動解除状態とすれば車輪10よりも側方に突出しないの
で、車輪10を外して前補助輪12、後補助輪15で走
行する時にロック部材37がフレーム本体9から側方に
大きく突出しないから、狭い場所をスムーズに走行でき
る。
【0029】また、ロック部材37を制動状態とすれば
左右方向に向う姿勢となって車輪10に押しつけられる
ので、車輪10を確実に制動できる。
【0030】また、ボルト27を緩めることで、ボルト
27と長孔26との隙間分だけ取付基部28を前後方向
に移動できるから、ロック部材37の位置を車輪10の
大きさ等に応じて前後方向に調整できる。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ロック部材3
7を車輪10と離れた位置とするとロック部材37が車
輪10よりも側方に突出しない。これにより、車輪10
を外して補助輪で走行する時にロック部材37が本体フ
レーム9から側方に大きく突出しないから、狭い場所を
容易に走行できる。
【0032】また、ロック部材37を車輪10に押しつ
けた位置とするとロック部材37は左右方向に向う姿勢
となって車輪10に確実に押しつけられる。これによっ
て、車輪10を確実に制動できる。
【0033】請求項2の発明によれば、操作レバー29
を操作することで、ロック部材37を車輪10と離れた
位置、車輪10に押しつけられた位置に保持できる。
【0034】請求項3の発明によれば、取付基部28が
前後に移動可能に取付けられていることで、ロック部材
37を前後方向に移動できるから、車輪10の大きさ等
に応じてロック部材37の位置を調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車椅子の正面図である。
【図2】ブレーキ装置の拡大正面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2の平面図である。
【図5】取付部材と操作レバーとアームとリンクの分解
斜視図である。
【図6】制動状態とした時の正面図である。
【符号の説明】
2…主パイプ 9…本体フレーム 10…車輪 11…ブレーキ装置 20…取付座 28…取付基部 29…操作レバー 31…レバー 32…リンク 34…アーム 37…ロック部材 40…ボール 41…凹部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪10を備えた本体フレーム9に、取
    付基部28を取付け、この取付基部28にアーム34を
    前後方向に向けて揺動自在に連結し、このアーム34に
    ロック部材37を、車輪10よりも側方に突出しない前
    後方向に向う姿勢と車輪10を横切るように左右方向に
    向う姿勢とに亘って左右方向に揺動自在に連結し、この
    ロック部材37の一端部を前記取付基部28に、前後方
    向に動かずに左右方向に揺動自在に取付けて、アーム3
    4を前方に揺動するとロック部材37が前後方向に向う
    姿勢で車輪10と離れた位置となり、アーム34を後方
    に揺動するとロック部材37が左右方向に向う姿勢で車
    輪10に押しつけられる位置となるように構成し、前記
    取付基部28にアーム34を揺動する操作レバー29を
    取付けたことを特徴とする車椅子のブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 取付基部28に操作レバー29を前後方
    向に揺動自在に取付け、この操作レバー29とアーム3
    4をリンク32で連結してロック部材37を前述の2つ
    の位置に保持するトグル機構を構成した請求項1記載の
    車椅子のブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 本体フレーム9に取付座20を取付け、
    この取付座20に取付基部28を前後方向に位置調整自
    在に取付けた請求項1記載の車椅子のブレーキ装置。
JP9184864A 1997-07-10 1997-07-10 車椅子のブレーキ装置 Pending JPH1128230A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9184864A JPH1128230A (ja) 1997-07-10 1997-07-10 車椅子のブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9184864A JPH1128230A (ja) 1997-07-10 1997-07-10 車椅子のブレーキ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1128230A true JPH1128230A (ja) 1999-02-02

Family

ID=16160654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9184864A Pending JPH1128230A (ja) 1997-07-10 1997-07-10 車椅子のブレーキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1128230A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1128230A (ja) 車椅子のブレーキ装置
JPH07227408A (ja) ブレーキ装置
JP2927716B2 (ja) キャスタのロック装置
US4714141A (en) Baby carriage wheel stopping device
JP2000185633A (ja) 駐車ブレーキ装置
JPH09276338A (ja) 車椅子用ブレーキ装置
JPS59125261U (ja) いす
JP4426071B2 (ja) ブレーキ機構及びこれを用いた車椅子
JP2003237549A (ja) 車両のブレーキ
JP2558444Y2 (ja) 車両用シートスライド装置
JPH01202594A (ja) 自転車用ブレーキ装置
JP6518373B1 (ja) 車椅子
JP3211075B2 (ja) 後装着式ブレーキ装置
JP4284602B2 (ja) 車椅子のドラムブレーキ機構
JPH1057421A (ja) 車椅子の駐車ブレーキ装置
JP2002031169A (ja) ブレーキ機構及びこれを用いた車椅子
JPH0441854Y2 (ja)
JPH09299411A (ja) 車椅子のブレーキ装置
JP2721589B2 (ja) 移動家具
JP2003190220A (ja) 車椅子の着脱式テーブル装置
JP2972977B2 (ja) 車椅子
JPH09123917A (ja) 運搬車のブレーキ装置
JPH0866430A (ja) 車椅子装置
JP2022135983A (ja) 歩行車の制動装置
JPH11104195A (ja) 手押し老人車の前輪装置