JPH11281252A - 乾燥炉 - Google Patents

乾燥炉

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Publication number
JPH11281252A
JPH11281252A JP10052098A JP10052098A JPH11281252A JP H11281252 A JPH11281252 A JP H11281252A JP 10052098 A JP10052098 A JP 10052098A JP 10052098 A JP10052098 A JP 10052098A JP H11281252 A JPH11281252 A JP H11281252A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dried
furnace body
air
furnace
drying
Prior art date
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Pending
Application number
JP10052098A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Sato
修二 佐藤
Osamu Wada
修 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paint Plant Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Plant Engineering Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Paint Plant Engineering Co Ltd filed Critical Nippon Paint Plant Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱エアーの量が少なく、かつ、被乾燥物を
短時間で確実に乾燥させる乾燥炉を提供する。 【解決手段】 本発明の乾燥炉は、炉体2の入口11側
に被乾燥物10に加熱エアーを吹き付ける吹付口4と炉
体2の出口12側に引込口3とを設け、この吹付口4を
絞り形状となる複数のスリット15とした。そして、被
乾燥物10が炉体2の入口11側を通過するときに上記
スリット15で加熱エアーの流速を増加させて被乾燥物
10に吹き付けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗装の前工程とし
て水洗浄される被乾燥物を乾燥させる乾燥炉に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車部品等の鋼板等の表面処理におい
ては、防錆等の目的のために塗装を行うのが通常である
が、このような表面処理の前処理として、水洗浄後の充
分な乾燥が必要である。特に、エンジン等のように複雑
な形状を有する被乾燥物においては、従来から、充分な
乾燥を行うために、水洗浄した後に、エンジン等から水
を取り除くエアー吹き付け等が行われている。
【0003】このように水洗浄されるエンジン等の被乾
燥物を乾燥させる乾燥炉としては、図5に示すものが用
いられる。図5において、乾燥炉50は被乾燥物51を
搬送されるトンネル状の炉体52を有し、この炉体52
内に所定ピッチで複数の吹付口56を配置したものであ
る。そして、バーナ53で加熱されたエアーを熱風ファ
ン54によりダクト55を通して各吹付口56に給気
し、各吹付口56から炉体2内を搬送される被乾燥物5
1に吹き付けて乾燥する。
【0004】しかしながら、従来の乾燥炉では、熱風フ
ァン54でダクト55を通して各吹付口54に加熱エア
ーを給気しているので、この熱風ファン54から給気さ
れる加熱エアーの流量(流速)が分散されて各吹付口5
6から被乾燥物51に吹き付けられることになる。従っ
て、各吹付口56から被乾燥物51に吹き付けられる加
熱エアーの流速が遅くなり、被乾燥物51を確実に乾燥
させるためには、炉体52内に被乾燥物51を長時間入
れておく欠点があり、また、熱風ファン54の送風容量
を大きくして各吹付口56からの加熱エアーの吹く付け
を増加させる欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記現状に
鑑み、加熱エアーの量が少なく、かつ、被乾燥物を短時
間で確実に乾燥させる乾燥炉を提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の請求項1記載の乾燥炉では、被乾燥物が搬
送されるトンネル状の炉体と、この炉体の入口側に設け
られ、前記炉体内を搬送される前記被乾燥物に加熱エア
ーを吹き付けるための吹付口と、前記炉体の出口側に設
けられ、前記被乾燥物に吹き付けられた加熱エアーを炉
体内から吸い込むための吸込口とを備え、前記吹付口
は、給気される加熱エアーの速度を増加させて前記被乾
燥物に吹き付ける絞り形状としたものである。これによ
り、炉体の入口側の吹付口を通過する被乾燥物に、絞り
形状により速度増加された加熱エアーを吹き付けること
ができるので、被乾燥物に対する加熱エアーの接触速度
を早めて短時間で昇温させて乾燥できる。また、絞り形
状で加熱エアーを速度増加しているので、吹付口に給気
するためのファン等の容量を大きくする必要もなくな
る。更に、炉体入口側の絞り形状により速度増加された
加熱エアーを被乾燥物に吹き付けて短時間で昇温させて
いるので、炉体の長さを短くできる。
【0007】請求項2記載の乾燥炉では、請求項1のも
のに、前記吹付口を、前記被乾燥物の両側から加熱エア
ーを吹き付けるように前記炉体の入口側に設けたもので
ある。これにより、被乾燥物の両側から速度増加された
加熱エアーを吹き付けることができ、より効率良く被乾
燥物を短時間で乾燥できる。
【0008】請求項3記載の乾燥炉では、請求項1のも
のに、前記炉体の入口と出口に、前記被乾燥物の通過を
許容しつつ前記炉体内から加熱エアーの外部への流出を
阻止するエアーシールを形成したものである。これによ
り、被乾燥物の炉体内外への搬送を許容しつつ炉体内を
密封状態にできるので、被乾燥物を乾燥する加熱エアー
の損失を最小限に抑えられる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態における
乾燥炉について、図1〜図4を参照して説明する。
【0010】図1〜図3において、本発明の実施形態に
おける乾燥炉1は炉体2内に開口する吸込口3及び吹付
口4と、これら吸込口3及び吹付口4とに接続された熱
風ファン5と、エアーを加熱するバーナ6と、炉体2の
入口12及び出口13とにエアーシール18,19を形
成するエアーシール用のファン7,8とを備えている。
【0011】まず、上記の炉体2は、断熱構造で両端開
放のトンネル状に形成されており、この内部に被乾燥物
10が搬送される。被乾燥物10は、図3に示す搬送手
段9により吊下状態で炉体2内を搬送される。炉体2の
内部にはこの入口11側から出口12側に向かって延び
るダクト13を有し、このダクト13は炉体2の底側に
配置されている。
【0012】また、炉体2の出口12側には引込口3が
設けられており、吸込口3は上部側で炉体2内部に開口
している。そして、吸込口3は吸管14を通して熱風フ
ァン5に連結されている。熱風ファン5はダクト13内
の上記出口12側に給気管を通して連通されている。ま
た、吸込管14には上記引込口3から引込まれたエアー
を加熱するバーナ6が設けられている。これにより、熱
風ファン5を作動させると、炉体2内から吸込口3を通
して吸込管14にエアーを吸い込むとともに、引込管1
4を通過するときにバーナ6で加熱されるエアー(例え
ば、100〜150℃に加熱)をダクト13を通して炉
体2の入口11側に所定風量(風速)で給気するように
なっている。
【0013】上記の炉体2の入口11側には吹付口4が
設けられている。この吹付口4は、図3に示すように、
炉体2内部に搬送される被乾燥物10を間に存在させる
ように炉体2の両側(例えば、左右側)に開口してい
る。尚、炉体2の上面にも吹付口4を開口して被乾燥物
10に対して3方向から加熱エアーを吹き付けるように
してもよい。また、吹付口4はダクト13内の入口11
側で連通している。これにより、熱風ファン5からダク
ト13を通して給気される加熱エアーを吹付口4から炉
体2内に吹き出して、搬送される被乾燥物10の両側か
ら加熱エアーを吹き付けることができる。
【0014】上記のように炉体2の入口11側に設けら
れる吹出口4は、ダクト13を通して給気される加熱エ
アーの流速を増加(速度増加)させて炉体2内に搬送さ
れる被乾燥物10に吹き付ける絞り形状にされている。
この絞り形状としては、図4にも示すように、複数のス
リット15で構成されており、この各スリット15の寸
法(長さ寸法lと幅寸法b)は上述した給気される加熱
エアーの流速を所定速度まで増加(例えば、10〜30
m/s)させるものとされている。尚、吹付口4の上記
絞り形状は、複数のスリット15で構成するものに限定
されるものでなく、例えば複数の通気小孔で構成するよ
うにしても良い。但し、各通気小孔の直径はダクト13
を通して給気される加熱エアーの流速を所定速度まで増
加(10〜30m/s)させるように決定する。
【0015】これにより、熱風ファン5からダクト13
を通して給気される加熱エアーは、各スリット15(絞
り形状)を通過するときに流速を増加されて、炉体2内
部を搬送される被乾燥物10の両側から吹き付けること
ができる。したがって、速度増加された加熱エアーを被
乾燥物10にの両側から吹き付けると、被乾燥物10に
対する加熱エアーの接触速度が早められることになり短
時間で昇温させることができ、もって短時間で被乾燥物
10を乾燥できる。また、上記のように吸込口3と吹付
口4とを炉体2の底側に配置されたダクト13で連結す
ると、吹付口4から被乾燥物10に吹き付けられた加熱
エアーを、炉体2−吸込口3−バーナ6−熱風ファン5
及びダクト13から吹付口4にいたる送風経路を形成し
て加熱エアーを循環させることができ、ダクト13を通
過する加熱エアーにより炉体2内を保温する機能を発揮
できる。
【0016】一方、上記炉体2の入口11と出口12に
は、各エアーシールファン7,8が各々に設けられてい
る。エアーシールファン7は炉体2の入口11の下口1
6から上口17に向かうエアーの循環経路を発生させる
ことで、炉体2の入口11にエアーシールを形成してい
る(図1及び図2の斜線部)。また、エアーシールファ
ン8は炉体2の出口12の下口16から上口17に向か
うエアーの循環経路を発生させることで、炉体2の出口
12にエアーシールを形成している(図1及び図2の斜
線部)。これにより、炉体2の入口11と出口12に形
成されるエアーシール18,19により吹付口4から炉
体2内部に吹き出される加熱エアーが炉体2の外部に流
れ出すことが阻止して炉体2内部を密封状態にするの
で、被乾燥物10を乾燥する加熱エアーの損失を最小限
に抑えられる。また、エアーシール18,19により炉
体1内部を密封状態にすることで、被乾燥物10の炉体
1内への搬入と炉体2内からの搬出を許容できる。
【0017】そして、水等で洗浄された被乾燥物10
(エンジン等)を乾かすために、乾燥炉1の入口11か
ら被乾燥物10を炉体2内部に搬入して、炉体2の入口
11側の両側に開口する吹込口4の間を通過させる。こ
のとき、吹込口4のスリット15(絞り形状)で速度増
加(10〜30m/s)された加熱エアーが被乾燥物1
0の両側から吹き付けられるので、被乾燥物10に対す
る加熱エアーの接触速度が早められ短時間で昇温され
る。その後、被乾燥物10は出口11に至まで吹付口4
から吸込口3に向かって流れる加熱エアーの影響を受け
つつ確実に乾燥される。
【0018】
【発明の効果】このように本発明の請求項1記載の乾燥
炉では、炉体の入口側の吹付口を通過する被乾燥物に、
絞り形状により速度増加された加熱エアーを吹き付ける
ことができるので、被乾燥物に対する加熱エアーの接触
速度を早めて短時間で昇温させて乾燥できる。また、絞
り形状で加熱エアーを速度増加しているので、吹付口に
給気するためのファン等の容量を大きくする必要もなく
なる。更に、炉体の入口側の絞り形状により速度増加さ
れた加熱エアーを被乾燥物に吹き付けて短時間で昇温さ
せているので、炉体の長さ短くでき、乾燥炉の小型化を
図ることもできる。
【0019】請求項2記載の乾燥炉では、請求項1の効
果に加えて、被乾燥物の両側から速度増加された加熱エ
アーを吹き付けることができ、より効率良く被乾燥物を
短時間で乾燥できる。
【0020】請求項3記載の乾燥炉では、請求項1の効
果に加えて、被乾燥物の炉体内外への搬送を許容しつつ
炉体内を密封状態にできるので、被乾燥物を乾燥する加
熱エアーの損失を最小限に抑えられて経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の乾燥炉の構成を示す上面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】図1の乾燥炉の吹付口の構造を示す斜視図であ
る。
【図5】従来技術の乾燥炉を示す模式図である。
【符号の説明】
2 炉体 3 吸込口 4 吹付口 5 熱風ファン 6 バーナ 7 エアーシールファン 8 エアーシールファン 10 被乾燥物 11 入口 12 出口 13 ダクト 15 スリット(絞り形状) 18,19 エアーシール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被乾燥物が搬送されるトンネル状の炉体
    と、前記炉体の入口側に設けられ、前記炉体内を搬送さ
    れる前記被乾燥物に加熱エアーを吹き付けるための吹付
    口と、前記炉体の出口側に設けられ、前記被乾燥物に吹
    き付けられた加熱エアーを炉体内から吸い込むための吸
    込口とを備え、前記吹付口は、給気される加熱エアーの
    流速を増加させて前記被乾燥物に吹き付ける絞り形状と
    したことを特徴とする乾燥炉。
  2. 【請求項2】 前記吹付口を、前記被乾燥物の両側から
    加熱エアーを吹き付けるように前記炉体の入口側に設け
    た請求項1記載の乾燥炉。
  3. 【請求項3】 前記炉体の入口と出口には、前記被乾燥
    物の通過を許容しつつ前記炉体内から加熱エアーの外部
    への流出を阻止するエアーシールを形成した請求項1記
    載の乾燥炉。
JP10052098A 1998-03-26 1998-03-26 乾燥炉 Pending JPH11281252A (ja)

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JP10052098A JPH11281252A (ja) 1998-03-26 1998-03-26 乾燥炉

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