JPH0526509A - 送風装置 - Google Patents
送風装置Info
- Publication number
- JPH0526509A JPH0526509A JP17684491A JP17684491A JPH0526509A JP H0526509 A JPH0526509 A JP H0526509A JP 17684491 A JP17684491 A JP 17684491A JP 17684491 A JP17684491 A JP 17684491A JP H0526509 A JPH0526509 A JP H0526509A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceiling
- air
- discharge port
- room
- wall surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 天井に設けた吐出口から吹き出される空気の
流れが、この天井に対し傾斜している場合において、そ
の吐出空気流を天井に沿いにくくしてこの吐出空気を室
内の居住空間へ到達させることを目的としたものであ
る。 【構成】 天井に設けた吐出口１１の風上側に、この吐
出口に対して斜め下向きに送風路２０をつなぎ、且つこ
の吐出口１１のまわりにはこの吐出口１１から吐出され
た空気が天井に沿うのを防止する導風板１２を設けるよ
うにしたものである。
流れが、この天井に対し傾斜している場合において、そ
の吐出空気流を天井に沿いにくくしてこの吐出空気を室
内の居住空間へ到達させることを目的としたものであ
る。 【構成】 天井に設けた吐出口１１の風上側に、この吐
出口に対して斜め下向きに送風路２０をつなぎ、且つこ
の吐出口１１のまわりにはこの吐出口１１から吐出され
た空気が天井に沿うのを防止する導風板１２を設けるよ
うにしたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、吐出口が室内壁や天井
に配置され、本体を室内から見えないようにした送風装
置例えば、ビルトイン型空気調和機や天井カセット型空
気調和機等に関するものである。
に配置され、本体を室内から見えないようにした送風装
置例えば、ビルトイン型空気調和機や天井カセット型空
気調和機等に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、本体を天井裏に埋め込み、この本
体の吹出（吸込）パネルのみを天井面に露出させた天井
埋込型空気調和機が流行している。
体の吹出（吸込）パネルのみを天井面に露出させた天井
埋込型空気調和機が流行している。
【０００３】この天井埋込型空気調和機５０は、図６で
示すように、送風機５５の運転によって、パネル５１の
中央の吸込グリル５２から室内空気を吸込み、本体５３
内の熱交換器５４で冷却もしくは加熱し、その後、パネ
ル５１の端の吐出口５６から吐出するようにしたもので
ある。
示すように、送風機５５の運転によって、パネル５１の
中央の吸込グリル５２から室内空気を吸込み、本体５３
内の熱交換器５４で冷却もしくは加熱し、その後、パネ
ル５１の端の吐出口５６から吐出するようにしたもので
ある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ここで吐出口５６の壁
面５７は天井面５８に対してθだけ傾斜しているため、
この吐出口５６から吐出された空気の一部は一点鎖線矢
印のように天井面５８に沿いやすく、吐出口５６から吹
き出された空気が、室内の上部にこもって、室内の居住
空間に達しないおそれがあった。
面５７は天井面５８に対してθだけ傾斜しているため、
この吐出口５６から吐出された空気の一部は一点鎖線矢
印のように天井面５８に沿いやすく、吐出口５６から吹
き出された空気が、室内の上部にこもって、室内の居住
空間に達しないおそれがあった。
【０００５】本発明は、吐出口から吹き出される空気の
流れが天井面あるいは室内壁面に対して傾斜している場
合において、その吹出空気を天井面あるいは室内壁面に
沿いにくくして、その空気を速やかに室内の居住空間へ
到達させることを目的としたものである。
流れが天井面あるいは室内壁面に対して傾斜している場
合において、その吹出空気を天井面あるいは室内壁面に
沿いにくくして、その空気を速やかに室内の居住空間へ
到達させることを目的としたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は天井面（室内壁面）に対し、斜め下向きに
吐出された空気流がこの天井面に沿うのを防止する導風
板を、吐出口のまわりに設けるようにしたものである。
に、本発明は天井面（室内壁面）に対し、斜め下向きに
吐出された空気流がこの天井面に沿うのを防止する導風
板を、吐出口のまわりに設けるようにしたものである。
【０００７】
【作用】吐出口から、天井面に対し斜め下向きに吐出さ
れた空気流は、この吐出口のまわりに設けた導風板によ
って天井面に沿いにくくなり、この空気流は室内の居住
空間に到達しやすくなる。
れた空気流は、この吐出口のまわりに設けた導風板によ
って天井面に沿いにくくなり、この空気流は室内の居住
空間に到達しやすくなる。
【０００８】
【実施例】図１ないし図４において、１は天井裏に収納
された空気調和機で、この本体２には熱交換器３、送風
機４が収納されている。５は、この本体２の下面に取り
付けられた吸込ダクト、６はこの吸込ダクト５につなが
れた吸込パネルで、吸込口２１が設けられており、天井
７から露出している。８はこの本体２の前面に取り付け
られた筒状の吐出ダクトで、２本配置されている。９
は、吐出ダクト８の先端に設けられた吹出チャンバ（送
風装置）で、これらチャンバ９（同一寸法）は天井７に
対して傾斜状態となるよう配置、すなわち天井裏から吊
り下げられている（図４参照）。
された空気調和機で、この本体２には熱交換器３、送風
機４が収納されている。５は、この本体２の下面に取り
付けられた吸込ダクト、６はこの吸込ダクト５につなが
れた吸込パネルで、吸込口２１が設けられており、天井
７から露出している。８はこの本体２の前面に取り付け
られた筒状の吐出ダクトで、２本配置されている。９
は、吐出ダクト８の先端に設けられた吹出チャンバ（送
風装置）で、これらチャンバ９（同一寸法）は天井７に
対して傾斜状態となるよう配置、すなわち天井裏から吊
り下げられている（図４参照）。
【０００９】このように傾斜させたのは、吹出チャンバ
９が室内１４の天井の隅に配置されるので、この吹出チ
ャンバ９から吐出される空気を室内の中央（居住空間）
へ導びくためである。ここで、吹出チャンバ９の奥行寸
法Ａは１６８ｍｍ，巾寸法Ｂは４５４ｍｍ，深さ寸法Ｃ
は３４５ｍｍである。１０は吹出パネルで天井７に対
し、略平行に配置されている。２０はこの吹出パネル１
０と吹出チャンバ９とをつなぐ送風路で、天井７に対し
傾斜状態（約４５°）となっている。１１はこの吹出パ
ネル１０に設けた吐出口で、その巾寸法Ｄが３９６ｍ
ｍ，奥行寸法Ｅが７９．５ｍｍに夫々設定されている。
１２はこの吐出口１１に設けられた導風板で、この導風
板１２はチャンバ９の長辺側壁面１３の延長線上に配置
されている。そしてこの導風板１２の突出寸法Ｆは１０
ｍｍである。
９が室内１４の天井の隅に配置されるので、この吹出チ
ャンバ９から吐出される空気を室内の中央（居住空間）
へ導びくためである。ここで、吹出チャンバ９の奥行寸
法Ａは１６８ｍｍ，巾寸法Ｂは４５４ｍｍ，深さ寸法Ｃ
は３４５ｍｍである。１０は吹出パネルで天井７に対
し、略平行に配置されている。２０はこの吹出パネル１
０と吹出チャンバ９とをつなぐ送風路で、天井７に対し
傾斜状態（約４５°）となっている。１１はこの吹出パ
ネル１０に設けた吐出口で、その巾寸法Ｄが３９６ｍ
ｍ，奥行寸法Ｅが７９．５ｍｍに夫々設定されている。
１２はこの吐出口１１に設けられた導風板で、この導風
板１２はチャンバ９の長辺側壁面１３の延長線上に配置
されている。そしてこの導風板１２の突出寸法Ｆは１０
ｍｍである。
【００１０】上述した構成によって空気調和機１が構成
されており、この空気調和機１が据付けられた室内の平
面は図２で示すとおりである。すなわち、室内の広さは
東西方向の寸法Ｇが６ｍ３０ｃｍ，南北方向の寸法Ｈが
３ｍ６０ｃｍで、約１４畳の大きさに設定されており、
本体２は東側壁面１５からＩ寸法２０ｃｍ離れた位置
に、２つの吹出チャンバ９の吐出口１１は西側壁面１６
からＪ寸法６６ｃｍ離れた位置で、中心線１７からＫ寸
法１５ｃｍ離れた位置に配置されている。このような状
態に設置された空気調和機１を運転させて、両吐出口１
１から吐出される風量を１４ｍ3／分と設定して、室内
１４を暖房すると、この室内の温度分布は図３のように
なり吐出口１１のない部分（吸込パネル６の下方部分）
すなわちＬ点のまわりの温度は、約２８℃〜２９℃の範
囲内となり、この地点での温度むらが比較的小さく抑え
られた。
されており、この空気調和機１が据付けられた室内の平
面は図２で示すとおりである。すなわち、室内の広さは
東西方向の寸法Ｇが６ｍ３０ｃｍ，南北方向の寸法Ｈが
３ｍ６０ｃｍで、約１４畳の大きさに設定されており、
本体２は東側壁面１５からＩ寸法２０ｃｍ離れた位置
に、２つの吹出チャンバ９の吐出口１１は西側壁面１６
からＪ寸法６６ｃｍ離れた位置で、中心線１７からＫ寸
法１５ｃｍ離れた位置に配置されている。このような状
態に設置された空気調和機１を運転させて、両吐出口１
１から吐出される風量を１４ｍ3／分と設定して、室内
１４を暖房すると、この室内の温度分布は図３のように
なり吐出口１１のない部分（吸込パネル６の下方部分）
すなわちＬ点のまわりの温度は、約２８℃〜２９℃の範
囲内となり、この地点での温度むらが比較的小さく抑え
られた。
【００１１】一方、上述した導風板１２を設けなかった
場合の室内の温度分布は、図５のようになり、上述のＬ
点のまわりの温度は、２６℃〜２９℃の範囲となり、比
較的温度むらが大きく、床面１７から昇るにつれて、温
度上昇がみられた。
場合の室内の温度分布は、図５のようになり、上述のＬ
点のまわりの温度は、２６℃〜２９℃の範囲となり、比
較的温度むらが大きく、床面１７から昇るにつれて、温
度上昇がみられた。
【００１２】これは、吐出口１１に設けた導風板１２に
よって、送風路２０を介して吐出口１１から吐出された
空気の流れが、天井７に沿いにくくなって、この空気が
室内の中央付近（斜め下向き）に吐出されるようになっ
たためと考えられる。
よって、送風路２０を介して吐出口１１から吐出された
空気の流れが、天井７に沿いにくくなって、この空気が
室内の中央付近（斜め下向き）に吐出されるようになっ
たためと考えられる。
【００１３】尚、上記実施例は、吹出チャンバ９の吹出
パネル１０に導風板１２を設けたがこのような導風板１
２は、天井埋込型空気調和機５０の吐出口５６の壁面５
７（図６参照）の延長線上に設けても良い。更にこのよ
うな吹出パネル１０は天井のみならず室内壁面に設ける
ようにしても良い。
パネル１０に導風板１２を設けたがこのような導風板１
２は、天井埋込型空気調和機５０の吐出口５６の壁面５
７（図６参照）の延長線上に設けても良い。更にこのよ
うな吹出パネル１０は天井のみならず室内壁面に設ける
ようにしても良い。
【００１４】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、天井面や
室内壁面に対して、斜め下向きに空気が吐出される吐出
口に、この空気流が天井面や室内壁面に沿うのを防止す
る導風板を設けるようにしたので、この吐出口から吐出
された空気流は、天井面や室内壁面に沿いにくくなる。
これによって吐出口から吐出された空気はスムーズに室
内の居住空間へ達し、この居住空間の温度むらを小さく
することができる。
室内壁面に対して、斜め下向きに空気が吐出される吐出
口に、この空気流が天井面や室内壁面に沿うのを防止す
る導風板を設けるようにしたので、この吐出口から吐出
された空気流は、天井面や室内壁面に沿いにくくなる。
これによって吐出口から吐出された空気はスムーズに室
内の居住空間へ達し、この居住空間の温度むらを小さく
することができる。
【図１】本発明の実施例を示す空気調和機の斜視図であ
る。
る。
【図２】図１に示した空気調和機が据付けられた室内の
平面図である。
平面図である。
【図３】図１に示した空気調和機で室内を暖房した時の
室内温度分布図である。
室内温度分布図である。
【図４】図３に示したチャンバの断面図である。
【図５】図１に示した空気調和機の導風板を外して室内
を暖房した時の室内温度分布図である。
を暖房した時の室内温度分布図である。
【図６】従来の空気調和機を示す断面図である。
７ 天井 １１ 吐出口 １２ 導風板 ２０ 送風路
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 室内壁や天井に配置された吐出口の風上
側に、これら室内壁面や天井面に対して斜め下向きに空
気が吐出される送風路をつないだ送風装置において、こ
の吐出口のまわりには斜め下向きに吐出された空気流が
前記室内壁面や天井面に沿うのを防止する導風板を設け
るようにしたことを特徴とする送風装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17684491A JPH0526509A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 送風装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17684491A JPH0526509A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 送風装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0526509A true JPH0526509A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16020820
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17684491A Pending JPH0526509A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 送風装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0526509A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1019354A (ja) * | 1996-07-04 | 1998-01-23 | Shimizu Corp | 吹出口とダクトとの接続構造および保持具ならびに吹出口 |
| JP2001133028A (ja) * | 1999-11-02 | 2001-05-18 | Mitsubishi Electric Corp | 送風装置 |
| WO2018092527A1 (ja) * | 2016-11-15 | 2018-05-24 | 株式会社デンソー | 車両の気流循環構造 |
| JP6462094B1 (ja) * | 2017-11-20 | 2019-01-30 | 株式会社システム空調 | 室内循環式空調システム |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP17684491A patent/JPH0526509A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1019354A (ja) * | 1996-07-04 | 1998-01-23 | Shimizu Corp | 吹出口とダクトとの接続構造および保持具ならびに吹出口 |
| JP2001133028A (ja) * | 1999-11-02 | 2001-05-18 | Mitsubishi Electric Corp | 送風装置 |
| WO2018092527A1 (ja) * | 2016-11-15 | 2018-05-24 | 株式会社デンソー | 車両の気流循環構造 |
| JP2018079757A (ja) * | 2016-11-15 | 2018-05-24 | 株式会社デンソー | 車両の気流循環構造 |
| US10875384B2 (en) | 2016-11-15 | 2020-12-29 | Denso Corporation | Air flow circulation structure for vehicle |
| JP6462094B1 (ja) * | 2017-11-20 | 2019-01-30 | 株式会社システム空調 | 室内循環式空調システム |
| JP2019095107A (ja) * | 2017-11-20 | 2019-06-20 | 株式会社システム空調 | 室内循環式空調システム |
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