JP2001133028A - 送風装置 - Google Patents

送風装置

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JP2001133028A
JP2001133028A JP31189499A JP31189499A JP2001133028A JP 2001133028 A JP2001133028 A JP 2001133028A JP 31189499 A JP31189499 A JP 31189499A JP 31189499 A JP31189499 A JP 31189499A JP 2001133028 A JP2001133028 A JP 2001133028A
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blower
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Takeshi Doi
全 土井
Mineko Nakamura
美音子 中村
Yasushi Nakagome
靖 中込
Satoshi Hattori
智 服部
Junko Yamaguchi
順子 山口
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吹き出し方向のむらが少なく、ほぼ直角に吹
き出す送風装置を得ることを目的とする。 【解決手段】 吸込み口から吸い込んだ空気を吹出し口
から吹き出す送風装置において、前記吹出し口が複数か
らなり、当該複数の吹出し口が前記送風装置の風路壁面
に設けられ、当該風路の軸心方向と直交するように前記
風路内の各吹出し口の幅に対応して夫々に設られた各整
流板により前記軸心方向の空気の一部をほぼ直角方向に
変えて吹出すものである。ので、吹き出し方向のむらが
少なく、ほぼ直角に吹き出す送風装置が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、送風装置の吹出
口の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の送風装置は、例えば特開平4−3
64899号公報に開示された通りであり、図17はこ
の構造図である。この図中、111は吸込み口から吸込
んだ空気を温風等に生成して送風する送風部であり、1
12はこの送風部111に接続され、当該装置からの風
を導く風路としてのパイプであり、113はこのパイプ
112の外周面に設けられ、風を吹出す吹出し口であ
り、114はこの吹出し口近傍に設けられ、送風部11
1からの風により乾燥する衣類等の被乾燥物体である。
なお、パイプ112の反送風部側は閉じられ、袋小路よ
うなの風路になっている。
【0003】次に、この構成の動作について説明する。
まず、室内天井部等に設置された送風部111は、その
吸込口(図示せず)から吸込んだ空気を加温して温風を
生成し、この生成した温風をパイプ112へ送風する。
次に、このパイプ内へ送られた温風は、その吹出し口1
13から吹出され、パイプ112に吊り下げられた衣類
114にふりそそぎ、衣類等の被乾燥物体114の水分
を除去して乾燥させる。
【0004】なお、この乾燥時には、図18に示すよう
に、吹出し口113から吹出された風は下記の理由によ
り、送風部111に近い根元側吹出し口113ほど、パ
イプの軸心方向に対して直角(真下)吹出されないた
め、乾燥が不充分となる。
【0005】即ち、図20に示すように、パイプの先端
にいくほど静圧が大きくなるので、その内部を流れる風
量は少なくなり、軸心方向の気流速度(U1)が低下
し、軸心直角方向の風速(W1)の割合が大きくなるた
め、風力ベクトルの関係から、風の吹出し方向は軸心方
向に対してほぼ直角に近くなって吹出され、パイプに直
角状態で吊り下げられた衣類に向かって吹出されるが、
逆に、パイプの根元側では静圧が小さいので、その内部
を流れる風量は多くなり、気流の速度(U1)が速くな
り、これによって軸心直角方向の風速(W1)は小さくな
り、吹出面に対する風の吹出し角度φ1が小さくなるの
で、軸心とほぼ水平に近い状態で吹出され、パイプに直
角状態で吊り下げられた衣類等に向かって吹出されない
ようになるからである。
【0006】なお、このこと(軸心とほぼ平行に近い状
態で吹出す現象)は、トンネル等の換気システムの研究
等で実証されている。即ち、比較的に内径が小さく、長
いパイプで気流を送る場合、言い換えれば、パイプ内径
をDとし、パイプ長さをLとして、長さLが内径Dの150
倍(150D)よりも短い場合のパイプの圧力分布は、
図20に示すように、パイプ内静圧はパイプの根元に近
い程低く、先端に行く程高くなるからである。なお、こ
の図で、横軸はパイプの長さ方向の位置であり、縦軸は
パイプ内の静圧又は吹出し口の吹出し風速である。
【0007】従って、例えば、パイプ長さL=2mの場合
は、パイプ内径が13.3mm以下で、この現象は起き、
また、パイプ内径が20mmの場合は、パイプ長さが3m
以下で起こる。なお、これらの現象は、長さLが内径Dの
150倍以下になっていなくても、この状態に類似した
構造になっている場合にも起こる。即ち、例えば、パイ
プの先端部が絞られ、この絞られたことによって静圧抵
抗が大きくなり、あたかも、長さLが長くなったような
場合にも起こる。言い換えれば、そのパイプ長Lが内径D
の150倍より長くても、実質的に短くなっているよう
な場合に起こる。
【0008】以上説明したように、従来の送風装置は、
そのパイプの先端側吹出し口で風速が速く、被乾燥物体
を良く乾かすが、根元に近いところでは遅いため、余り
良く被乾燥物体を乾かさない。
【0009】また、従来の送風装置では、図19に示す
ように、被乾燥物体である衣類等に広く風が当たるよう
に送風部のパイプ112に吹出し口を単に2列設けたも
のであるため、特に、比較的幅が短く、長さが長いズボ
ン等の衣類の下端には風等が到達しなくなるため、効率
良い送風(被乾燥物に対する効率的な風速分布)が行わ
れず、乾燥時間が長くかかっていた。
【0010】また、この図に示すように、吹出し口11
3の間隔をパイプ112の先端に行くほど小さくなるよ
うに構成したり、或いは、同じ間隔で構成したりしてい
たため、吹出し口113の間隔が同じ場合は、前述した
通り、風は真下にゆかず、斜め吹出される。また、先端
側の間隔を小さくした場合は、先端側の吹出し口113
の風速が根元風速より更に速くなり、先端側と根元側の
風速差(乾燥力)が更に大きくなるため、根元側の衣類
がなかなか乾燥せず、益々先端側と根元側との乾燥状態
に差が生じるようになっていた。
【0011】また一方、従来の送風装置は、根元側の吹
出し口113の面積を先端側吹出し口面積と同じくした
り、或いは、大きくなるように構成していたため、先端
側と根元側の吹出し口113の面積が同じ場合は、前述
した通りであるが、大きくした場合は、先端側の吹出し
口113の風量が根元風量より更に多くなるため、根元
側の衣類がなかなか乾燥せず、益々先端側と根元側との
乾燥状態に差が生じるようになっていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の送風装置としての乾燥装置では、先端側の吹出し
口では風速が速く、被乾燥物体等を良く乾かすが、根元
に近いところでは風速は遅いため、余り効率良く被乾燥
物体を乾かさないという問題点があった。
【0013】また、先端側の吹出し口では風は真下に吹
出すが、根元に近いところでは真横に吹出すため、余り
効率良く被乾燥物体を乾かさないという問題点があった
【0014】また、吹出し口の間隔を先端に行くほど小
さくしているため、先端側と根元側の風速(乾燥力)が
更に異なるようになり、先端と根元との乾燥状態が更に
異なったものになるという問題点があった。
【0015】また、先端側吹出し口の面積を根元側吹出
し口の面積よりも大きくしているため、先端側と根元側
との風量が更に異なるようになり、先端と根元との乾燥
状態が更に異なったものになるという問題点があった。
【0016】また、パイプに吹出し口を2列設け、単
に、風の拡散率を広げただけのものであり、被乾燥物体
である衣類等に広く温風が当たるものの、効率の良い乾
燥(被乾燥物に対する効率的な風速分布)が行われない
ので、乾燥運転時間が長くかかるという問題点があっ
た。
【0017】本願発明は、以上のような問題点を解決す
るためになされたもので、風路軸心方向の空気の一部を
ほぼ直角の向きに変えて吹出す送風装置を得ることを目
的とする。
【0018】また、吹出し口から空気をほぼ均等に吹き
出す送風装置を得ることを目的とする。
【0019】また、吹出し口から空気を効率良く吹き出
す送風装置を得ることを目的とする。
【0020】また、リサイクできる送風装置を得ること
を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明に係る送風装置
においては、吸込み口から吸い込んだ空気を吹出し口か
ら吹き出す送風装置において、前記吹出し口が複数から
なり、当該複数の吹出し口が前記送風装置の風路壁面に
設けられ、当該風路の軸心方向と直交するように前記風
路内の各吹出し口の幅に対応して夫々に設られた各整流
板により前記軸心方向の空気の一部をほぼ直角方向に変
えて吹出すものである。
【0022】また、前記複数の吹出し口が、前記風路の
軸心方向に沿って連結され、長穴形状で形成されたもの
である。
【0023】また、前記各整流板が、前記風路の上流側
で該下流側の間隔以上の間隔で設けられたものである。
【0024】また、前記吹出し口の風路周方向の幅が、
前記風路軸方向の上流側で該下流側以上の幅で構成され
たものである。
【0025】また、前記各整流板が、前記吹出し口に対
する風路内径の0.2倍以内の間隔で設けられたもので
ある。
【0026】また、前記各整流板が、前記吹出し口に対
する前記風路内径の0.075倍以上の高さで構成され
たものである。
【0027】また、前記各整流板が、前記吹出し口に対
する前記風路内径の約1/10以上で、かつ1/6以下
の幅に構成されたものである。
【0028】また、前記風路及び前記整流板が、同一の
材質で構成されたものである。
【0029】また、吸込み口から吸い込んだ空気を吹出
し口から吹き出す送風装置において、前記吹出し口が、
前記送風装置の風路面に当該風路の軸心方向に沿って長
穴形状で複数列設けられ、当該複数列の吹出し口の周方
向最外吹出し挟角のなす角度がほぼ30度以上で、かつ
80度以内で構成されたものである。
【0030】また、前記複数列の吹出し口の周方向の幅
が、少なくともいずれかひとつ異なるように構成された
ものである。
【0031】また、前記複数列の吹出し口が2列の長穴
形状からなり、これら長穴形状の周方向の幅が所定の比
率幅で構成されたものである。
【0032】また、前記複数列の吹出し口が3列からな
り、当該3列の中央の吹出し口の周方向の幅が他の列よ
りも広い幅になるように構成されたものである。
【0033】また、ガイド板が、前記風路外表面の前記
複数列の吹出し口の周方向最外風路面に沿って設けら
れ、前記吹出し口からの空気を導くものである。
【0034】また、前記ガイド板が、前記風路壁面で構
成されるように形成されたものである。
【0035】また、前記ガイド板が、前記吹出し口の吹
出し方向に対する前記風路外表面からの長さが10mm以
上で構成されたものである。
【0036】また、前記風路及び前記ガイド板が、同一
の材質で構成されたものである。
【0037】
【発明の実施の形態】実施の形態1.本発明の実施の形
態1における構成図を図1に示す。ここで、11は吸込
み口6から空気を吸入し、当該空気を温風等に生成して
送風する送風部であり、12はこの送風部11に接続さ
れ、当該装置部11からの風を導く風路部としての丸状
又は角状のパイプ部であり、13はこのパイプ12の外
周面にパイプ軸心方向に沿って長穴形状で設けられ、送
風部11からの風を吹出す吹出し口であり、14はこの
吹出し口13近傍に設けられ、送風部11からの風によ
って乾燥する衣類等の被乾燥物体である。
【0038】また、図2に示すように、風路部としての
パイプ部12の吹出し口13には、当該吹出し口13の
水平面に対してほぼ垂直に設けられ、送風部からの空気
の流をほぼ直角に変える複数の整流板17、即ち、パイ
プ軸心方向に沿ってパイプ内の吹出し口13の幅に対応
して設けられ、送風部11からの軸心方向の風の一部を
ほぼ直角に風向きを変える複数の整流板17であり、2
および3は、送風部11とパイプ部12からなる送風装
置1を固定する壁、床、または天井等の固定部である。
【0039】なお、吹出し口13は図2からも解るよう
に、必ずしも長穴形状でなくても、整流板17毎に独立
した開口部(穴)の構造であっても良い。言い換えれ
ば、図1の吹出し口13は整流板17毎の吹出し口を連
結して長穴形状にしたものに過ぎないものであり、また
逆に、この長穴を各整流板17によって仕切った構造の
ものを示したに過ぎないものであるから、吹出し口13
を各整流板17毎に区切った開口部を連結したものと考
えても良い。
【0040】次に、この動作について図1を用いて説明
する。まず、電源が入れられると、送風部11の送風機
11aが駆動し、吸込み口から空気を吸込み、この吸込
んだ空気の相対湿度が高い時には、例えば、送風部11
内の加熱部11bに通電して、吸込んだ空気を温め、相
対湿度を下げてからパイプ部12に沿って空気を送風し
たりする。しかし、吸込んだ空気の相対湿度が低い時に
は、加熱部11bで加熱しないで、そのままの空気をパ
イプ部12の軸心方向に沿って送風したりする。
【0041】次に、このパイプ軸心方向に送風された空
気は各整流板17に衝突することによって、その流れは
パイプ部12の軸心方向に対してほぼ直角に曲げられ、
整流板17に沿って吹出し口13から一部が吹き出され
る。従って、この吹出し口13に、例えば、濡れた衣類
等の被乾燥物体14を置いておくと、この濡れた被乾燥
物体14へ吹出し口13から乾燥した湿度の低い空気が
吹き付けられるため、濡れた被乾燥物体14は乾燥した
湿度の低い空気によって乾燥する。なお、被乾燥物体1
4が無い場合は、空気を循環しながら、その設置場所の
相対湿度を下げたり、或いは、ヒータで温められた空気
によって暖房したりするようになる。
【0042】また、この時、図1に示したパイプ12の
内径がD3=40mmで、その長さがL3=1.5mになって
おり、パイプ長さLがパイプ内径Dの150倍よりも短く
なっているために、吹出し口13からの空気の吹出し方
向が軸心とほぼ平行に近い状態で吹出されるような構造
になっていたとしても、前述したように、整流板17が
吹出し口13から空気をパイプ12の軸心に対してほぼ
直角になるように調整して吹き出すようになるため、吹
き出し方向のむらの少ない送風装置が得られる。従っ
て、このような送風装置を乾燥や暖房等に利用すると、
乾燥むらや暖房むら等の少ない信頼性の高い乾燥や暖房
装置になる。
【0043】また、この時、図2に示したように、吹出
し口13をパイプ12の軸心方向に沿って連続した開口
部(長穴形状)として形成することにより、穴等をある
間隔で設けた場合に比べて、カーテン状の連続した吹出
し気流が得られるため、より滑らかな吹き出し空気の風
速分布が得られ、より乾燥むらや暖房むら等を解消でき
るようになる。
【0044】また、この時、吹出し口13の根元側(上
流側)開口面積を先端側(下流側)面積より小さくなる
ように構成すると、従来の技術でも説明したように、パ
イプ内静圧の関係から、更に先端側(下流側)と根元側
(上流側)の吹出し風量がほぼ同じになるため、ほぼ均
一の風量をパイプ12の軸心に対してほぼ直角に吹き出
すようになる。
【0045】即ち、図8に示すように、各吹出し口13
のパイプ周方向の幅(W)をパイプ12の長さ方向で
(パイプ軸心方向に沿って)変化させ、送風部11から
の温風19状態の空気が送られてくるパイプ根元の近い
吹出し口13の幅W1を広く形成し、先端に行くほど吹出
し口13の幅W2を狭くすると、図20に示したような根
元と先端との吹出し口の幅を同じにして、パイプ内静圧
が根元で低く、先端で高くなり、その結果、根元風量が
少なく、先端風量が多くなる従来構造に比べ、先端側の
通気抵抗が多くなり、風量を下げるようになるため、そ
の分、根元側の風量が多くなるので、ほぼ同じ風量を吹
出すようになるため、乾燥や暖房等に利用してもほぼ直
角・均一な風量を吹出して乾燥したり、暖房したりする
ようになる。
【0046】また、これと同じ作用・効果(直角・均等
風量)が得られる他の構造を図9に示す。この図に示す
ように、ここでは、整流板17の間隔(B)をパイプ1
2の長さ方向で変化させる。即ち、送風部11からの温
風19等の空気が送られてくるパイプ根元側の吹出し口
13の整流板17の間隔B1を広く形成し、先端側の間隔
B2を狭くなるように形成する。このようにすると、先端
側吹出し口13の通気抵抗が整流板17により大きくな
り、風量を下げるようになるため、その分、根元側の風
量が多くなる。従って、単に、根元と先端の整流板17
の間隔(B)を同じにして、根元側風量を少なく、先端
側を多くする構造と比べ、風量がほぼ同じで、直角に吹
出ようになり、乾燥や暖房等に利用してもほぼ均一に乾
燥したり、暖房したりするようになる。
【0047】また、このような状態で、図3に示したよ
うに、整流板17の間隔(B)とパイプ内径(D)との比
(B/D)を0.2よりも小さく、即ち、整流板17の間
隔(B11)を狭くすると、図5の(b)に示すように、整
流板17の間の気流18は整流板17でパイプ軸心方向
に対して直角な方向へ曲げられ、吹出し口13から吹出
されるので、パイプ軸心に対する吹出し角度(φ11)は
更に直角に近い角度となる。しかし、B/Dを0.2より
も大きくすると、言い換えれば、図5の(a)に示すよ
うに、整流板17の間隔(B10)を広くすると、整流板
17の間の気流18は軸方向へ流れる空気の流れの影響
が大きくなり、整流板17による影響が小さくなるた
め、パイプ軸心とのなす角度(φ10)が小さくなり、斜
めに吹出されるようになる。以上説明したように、整流
板17の間隔(B)とパイプ内径(D)との比(B/D)を
0.2よりも小さくすると、パイプ軸心方向に対する吹
出し角度が85°以上となり、ほぼ真下へ空気を吹出す
送風装置が得られる。
【0048】また更に、このような状態で、図3に示す
ように、各整流板の吹出し口に対する風路径方向長さ
(A)、即ち、高さ(A)を、パイプ内径(D)の約1
/13(0.075)以上で、ほぼ0.5以内にする
と、送風部11からの送風空気は根元側から先端側へ順
次にスムースに流れながら、各整流板17に沿ってほぼ
直角に各吹出し口から更にほぼ均一に吹き出すようにな
る。即ち、根元と先端側の空気が更にほぼ直角に、均一
に吹き出されるようになるため、更に吹出し方向のむら
や吹出し風量のむらの少ない送風装置が得られる。従っ
て、このような送風装置を乾燥装置や暖房装置に利用す
ると、乾燥むらや暖房むら等の少ない信頼性の高い装置
が得られる。
【0049】これは、図7の(a)に示すように、整流
板の径方向の長さ(A20)が短い場合は、間隔(B)が
広くなった場合と同じように、吹出し気流は軸方向の流
れの影響を受けて、パイプ軸心に対する角度(φ20)が
小さくなり、ほぼ軸心と平行に吹出されるのに対し、整
流板の径方向の長さ(A21)が長くなると、図7の
(b)に示すように、間隔(B)が狭くなった場合と同じ
ように、軸心方向の気流の一部は整流板により直角に曲
げられ、この軸心方向と直角(垂直)の充分に長い整流
板に沿って吹出されるため、吹出し角度(φ21)がほぼ
直角に近い角度になるためである。従って、A/D比が
0.075よりも大きくすると、図6に示すように、吹
出し角度はほぼ85°以上になり、ほぼ真下へ空気が吹
出される。
【0050】また、以上のような構成において、吹出し
口13の幅に対応してほぼ合わせた整流板17の幅
(W)をパイプ内径(D)の約1/10以上で、かつ1/
6以下すると、風速を余り落とすことなく、空気を適正
な幅で吹き出すようになるため、風速到達距離が適正に
維持され、適正な幅で吹き出す送風装置が得られ、しい
てはそのような乾燥又は暖房ができるようになる。
【0051】実施の形態2.本発明の実施の形態2にお
ける構成を図10に示す。この図において、22および
23はパイプ12の側面の軸方向に設けられた2列の吹
出し口であり、また、20および21は吹出し口22お
よび23から吹出される吹出し気流である。なお、その
他の同一符号は実施の形態1で説明されたものと同じで
あるため説明を省略する。
【0052】また、この図のθ3は吹出し気流22と2
3との周方向最外吹出し挟角のなす角度で、このなす角
度θ3により、気流がパイプ12の周方向へに広がるの
を規制する。即ち、タオルやシャツ等の幅の広い衣類を
乾燥するときは、θ3を大きくし、逆に、靴下等の狭い
衣類を乾燥するときは、θ3を小さくして乾燥性能を向
上させる。
【0053】次に、この動作について説明する。まず、
2列吹出しの場合のなす角度に対する最適乾燥性能は、
図11に示すように、ほぼ50°から60°の間にあ
り、それよりも角度が小さかったり、あるいは大きくな
ると、気流が互いに干渉したり、或いは、分散したりし
て乾燥性能は悪化する。
【0054】また、例えば、適正乾燥性能を70%以上
とすると、気流のなす角度(θ)を30°以上で、かつ
80°以下にすれば、目標の乾燥性能が得られることが
解る。また、この時、前述したように吹出し口のなす角
度を80°程度にすると、タオルやシャツ等の幅の広い
衣類を効率良く乾燥し、また、靴下等のような幅の狭い
ものは、吹出し口のなす角度を30°ぐらいにすると、
乾燥性能が向上することが解る。
【0055】次に、乾燥性能を維持しながら、広い範囲
の乾燥(送風)領域を得るその他実施例を図12に示
す。この図の31はパイプ12に設けられた一方向の吹
出し口で、その吹出し口31の周方向の幅はW5で、32
は他方向の吹出し口であり、その周方向の幅はW4で、吹
出し口31のW5よりも狭くなっている。(即ち、W4<W5
となっている) このように構成すると、幅の広い吹出し口31の風量が
吹出し口32の風量より多くなるため、この風量が多く
吹出されるパイプ12の右側(吹出し口31側)へ、乾
燥時間が長くなる衣類の部分を持ってゆき、その衣類の
乾燥時間が短くて済む部分をパイプ12の左側(吹出し
風量が少ない吹出し口32側)に持って行くと、乾燥時
間が平均化され、乾燥性能が向上する。即ち、厚手ズボ
ンの腰の部分を右側へ干し、足先の部分を左側へ干すよ
うにすると、衣類全体の乾燥をほぼ均一に行う。
【0056】次に、この実施の形態2のその他の実施例
を図13に示す。この図に示すように、この実施例では
パイプ12に吹出し口13を3列設ける。なお、この図
の42はパイプ12に設けられた中央列の吹出し口であ
り、その周方向の幅はW7である。また、41と43はこ
の中央列42を挟んで並列に設けられ、送風部からの空
気を吹出す左右の吹出し口であり、その各周方向の幅は
W8とW6となっており、しかも、各吹出し口の周方向の幅
寸法はW8=W6<W7となっている。
【0057】従って、これら3列の吹出し口のうち中央
列の吹出し口が広くなっているので、例えば、ワンピー
ス等の長めで幅の広い衣類にでも、下側まで気流を届か
せられると共に、両側の左右の吹出し口41、43から
の気流により、ワンピースの肩や袖等の乾燥もできるよ
うになるため、被乾燥物体が幅の広い、長いものでも均
一な乾燥が実現できる。即ち、被乾燥物体(被送風物)
に対応して送風量を調整して広い範囲に空気を送風する
送風装置が得られる。言い換えれば、中央列の吹出し口
からの風量を多く、左右を少なくほぼ均等に吹出すよう
にしたので、このような送風を必要とする被送風物に適
した送風装置が得られる。
【0058】実施の形態3.本発明の実施の形態3にお
ける構成を図14に示す。この図に示すように、この実
施の形態3においては、実施の形態2における2列以上
の吹出し口を有するものにおいて、それらの吹出し口の
最外列吹出し口の外側にそれぞれガイド板を設け、吹出
し口から吹出される気流の広がりを防止したものであ
る。
【0059】なお、ここでは、2列の吹出し口の例につ
いて説明するが3列以上のものでもほぼ同じことが言え
る。次に、この2列の吹出し口構造の構成を図14で説
明する。この図の51および52はパイプ12の軸方向
の外面に設けられ、送風部11からの空気をそれぞれ吹
出す各列状の吹出し口であり、53および54はこれら
各列状の吹出し口51、52のパイプ周方向の外側に近
接して設置され、当該吹出し口からの空気流を案内する
ガイド板である。
【0060】次に、このように構成された動作について
説明する。まず、各列状の吹出し口51、52から吹出
された空気はガイド板53と54との間を当該ガイド板
53、54に沿って流れるようになる。従って、当該吹
出し口51および52の外側にガイド板53、54を設
置したため、吹出し気流55および56の広がりが少な
くなり、風方向が安定し、確実に所定領域内に送風する
送風装置を得ることができるようになる。
【0061】なお次に、上記構成において、吹出し風速
が10m/s以下の気流におけるガイド板の長さの違いに
よる気流の違いを図15で説示する。この図15の
(a)は吹出し口51および52の最外両側にガイド板
53および54を設置し、その長さを10mm以上にした
ものの気流を示し、また、図15の(b)はガイド板5
3および54の長さを10mm未満にしたものの気流を示
し、図15の(c)はガイド板がないものの気流を示
す。これらの図から、ガイド板があるものは、吹出した
気流の一部はガイド板に沿ってほぼ下向きに流れ、気流
の広がりが少ない。しかし、ガイド板のないものは気流
が広がり、しかも、吹出した気流は合流して真下方向に
流れることが解る。
【0062】以上のことから、吹出し風速が10m/s以
下の気流において、ガイド板53および54の長さ
(E)が10mm以上あれば、少ない材料で確実に所定範
囲内に送風するようになるため、経済的で、信頼性の高
い送風装置が得られる。
【0063】なお、以上の説明では、ガイド板を設けた
が、図16に示すように、パイプの一部がガイド板の機
能を兼ねるようにし、パイプ12の吹出し口の周側の最
外面を、当該吹出し口に沿った壁面のパイプ断面形状に
すると、少ない構成部品でほぼ同様の効果が得られる。
【0064】また、以上の実施の形態1、2及び3で
は、パイプ断面形状を円形断面のもので説示したが、パ
イプ形状は円形に限ることはなく、形状は矩形状であっ
ても多角形状であってもよい。
【0065】また、実施の形態1、2及び3の各構成部
品の材質を同一材質、例えば、剛性やリサイクル性にす
ぐれたアルミ合金やマグネシウム合金の同一材質でパイ
プ部12と整流板17、又はガイド板53を製作するこ
とにより、リサイクル性が向上した送風装置が得られ
る。
【0066】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下のような効果が得られる。
【0067】この発明は、吸込み口から吸い込んだ空気
を吹出し口から吹き出す送風装置において、前記吹出し
口が複数からなり、当該複数の吹出し口が前記送風装置
の風路壁面に設けられ、当該風路の軸心方向と直交する
ように前記風路内の各吹出し口の幅に対応して夫々に設
られた各整流板により前記軸心方向の空気の一部をほぼ
直角方向に変えて吹出すので、吹き出し方向のむらが少
なく、ほぼ直角に吹き出す送風装置が得られる。
【0068】また、複数の吹出し口が、風路の軸心方向
に沿って連結され、長穴形状で形成されたので、カーテ
ン状の連続した吹出し気流が得られるため、より風速分
布が滑らかな空気を吹き出す送風装置が得られる。
【0069】また、各整流板が、風路の上流側で該下流
側の間隔以上の間隔で設けられたので、風路の上流側と
下流側の風量がほぼ同じようになるため、ほぼ直角に同
じ風量を吹出す送風装置が得られる。
【0070】また、吹出し口の風路周方向の幅が、風路
軸方向の上流側で該下流側以上の幅で構成されたので、
風路の上流側と下流側の風量がほぼ同じようになるた
め、ほぼ直角に同じ風量を吹出す送風装置が得られる。
【0071】また、各整流板が、吹出し口に対する風路
内径の0.2倍以内の間隔で設けられたので、パイプ軸
心方向に順次流れる空気の影響を受け難くなるため、パ
イプ軸心方向に対する吹出し角度が85°以上となり、
ほぼ真下へ空気を吹出す送風装置が得られる。
【0072】また、各整流板が、吹出し口に対する風路
内径の0.075倍以上の高さで構成されたので、パイ
プ軸心方向に順次流れる空気の影響を受け難くなるた
め、ほぼ真下へ空気を吹出す送風装置が得られる。
【0073】また、各整流板が、吹出し口に対する風路
内径の約1/10以上で、かつ1/6以下の幅に構成さ
れたので、風速を余り落とすことなく、空気を適正な幅
で吹き出すようになるため、風速到達距離が適正に維持
され、適正な幅で吹き出す送風装置が得られる。
【0074】また、前記風路及び前記整流板が、同一の
材質で構成されたので、リサイクル性が向上した送風装
置が得られる。
【0075】また、吸込み口から吸い込んだ空気を吹出
し口から吹き出す送風装置において、前記吹出し口が、
前記送風装置の風路面に当該風路の軸心方向に沿って長
穴形状で複数列設けられ、当該複数列の吹出し口の周方
向最外吹出し挟角のなす角度がほぼ30度以上で、かつ
80度以内で構成されたので、吹出し口からの空気流が
互いに干渉したり、或いは、分散したりすること無く、
所定領域内に適正な空気を送る信頼性の高い送風装置が
得られる。
【0076】また、複数列の吹出し口の周方向の幅が、
少なくともいずれかひとつ異なるように構成されたの
で、被送風物に対応して送風量を調整しながら広い範囲
に空気を送風するようになるため、使い勝手の良い送風
装置が得られる。
【0077】また、複数列の吹出し口が2列の長穴形状
からなり、これら長穴形状の周方向の幅が所定の比率幅
で構成されたので、更に被送風物に対応して送風量を調
整して広い範囲に空気を送風する送風装置が得られる。
【0078】また、前記複数列の吹出し口が3列からな
り、当該3列の中央の吹出し口の周方向の幅が他の列よ
りも広い幅になるように構成されたので、中央列の吹出
し口からの風量を多く、左右を少なく風量を吹出すよう
になるため、このような送風を必要とする被送風物に適
した送風装置が得られる。
【0079】また、ガイド板が、風路外表面の複数列の
吹出し口の周方向最外風路面に沿って設けられ、前記吹
出し口からの空気を導くので、吹出し口から空気の広が
りが少なくなり、風方向が安定するようになるため、所
定領域内に確実に送風する送風装置が得られる。
【0080】また、ガイド板が、前記風路壁面で構成さ
れるように形成されたので、少ない構成部品で、吹出し
口から空気の広がりが少なくなり、風方向が安定するよ
うになるため、所定領域内に確実に送風する経済的な送
風装置が得られる。
【0081】また、前ガイド板が、吹出し口の吹出し方
向に対する風路外表面からの長さが10mm以上で構成さ
れたので、少ない材料で確実に所定範囲内に送風するよ
うになるため、経済的で、信頼性の高い送風装置が得ら
れる。
【0082】また、風路及びガイド板が、同一の材質で
構成されたので、リサイクル性が向上した送風装置が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における送風装置の
概略構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1におけるパイプ吹出
し口の構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1のパイプ位置と吹出
し角度の関係を示した図である。
【図4】 この発明の実施の形態1における整流板の間
隔とパイプ内径との比による吹出し角度変化を示した図
である。
【図5】この発明の実施の形態1における整流板の間隔
と吹出し角度変化を示した図である。
【図6】 この発明の実施の形態1における整流板の径
方向長さ(高さ)とパイプ内径との比による吹出し角度
の変化を示した図である。
【図7】 この発明の実施の形態1における整流板の径
方向長さ(高さ)と吹出し角度の変化を示した図であ
る。
【図8】 この発明の実施の形態1における別の吹出し
口を示した構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態1における別の吹出し
口を示した構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態2における吹出し口
の概略構成図である。
【図11】 この発明の実施の形態2における2列吹出
し気流のなす角度と乾燥性能の関係を示した図である。
【図12】 この発明の実施の形態2における別の2列
吹出し口の概略構成図である。
【図13】 この発明の実施の形態2における3列吹出
し口の概略構成図である。
【図14】 この発明の実施の形態3における概略構成
図である。
【図15】 この発明の実施の形態3における別のガイ
ド板の構成図である。
【図16】 この発明の実施の形態3における別のガイ
ド板の構成図である。
【図17】 従来の送風装置の構成図である。
【図18】 従来の送風装置のパイプ位置と吹出し角度
の変化関係を示した図である。
【図19】 従来の送風装置の2列吹出し概略構成図で
ある。
【図20】 パイプ位置とパイプ内静圧との関係を示し
た図である。
【符号の説明】
1 送風装置、 2 壁、 3 壁、 4 取付具、
5 取付具、 6 吸込み口、 11 送風部、 12
パイプ、 13 吹出し口、 14 衣類(被送風
物)、 17 整流板、 18 吹出し気流、 19
パイプ内気流、 20吹出し気流、 21 吹出し気
流、22、23、31、32、41、42、43、5
1、52 吹出し口、 53、54 ガイド板、 11
1 送風部、 112 パイプ、 113 吹出し口、
114衣類、 115、116 吹出し。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中込 靖 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 服部 智 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 山口 順子 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3L080 BA01 BA12 BB01

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込み口から吸い込んだ空気を吹出し口
    から吹き出す送風装置において、前記吹出し口が複数か
    らなり、当該複数の吹出し口が前記送風装置の風路壁面
    に設けられ、当該風路の軸心方向と直交するように前記
    風路内の各吹出し口の幅に対応して夫々に設られた各整
    流板により前記軸心方向の空気の一部をほぼ直角方向に
    変えて吹出すことを特徴とする送風装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の吹出し口が、前記風路の軸心
    方向に沿って連結され、長穴形状で形成されたことを特
    徴とする請求項1に記載の送風装置。
  3. 【請求項3】 前記各整流板が、前記風路の上流側で該
    下流側の間隔以上の間隔で設けられたことを特徴とする
    請求項1又は2のいずれかに記載の送風装置。
  4. 【請求項4】 前記吹出し口の風路周方向の幅が、前記
    風路軸方向の上流側で該下流側以上の幅で構成されたこ
    とを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の
    送風装置。
  5. 【請求項5】 前記各整流板が、前記吹出し口に対する
    風路内径の0.2倍以内の間隔で設けられたことを特徴
    とする請求項1から4までのいずれかに記載の送風装
    置。
  6. 【請求項6】 前記各整流板が、前記吹出し口に対する
    前記風路内径の0.075倍以上の高さで構成されたこ
    とを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の
    送風装置。
  7. 【請求項7】 前記各整流板が、前記吹出し口に対する
    前記風路内径の約1/10以上で、かつ1/6以下の幅
    に構成されたことを特徴とする請求項1から6までのい
    ずれかに記載の送風装置。
  8. 【請求項8】 前記風路及び前記整流板が、同一の材質
    で構成されたことを特徴とする請求項1から7までのい
    ずれかに記載の送風装置。
  9. 【請求項9】 吸込み口から吸い込んだ空気を吹出し口
    から吹き出す送風装置において、前記吹出し口が、前記
    送風装置の風路面に当該風路の軸心方向に沿って長穴形
    状で複数列設けられ、当該複数列の吹出し口の周方向最
    外吹出し挟角のなす角度がほぼ30度以上で、かつ80
    度以内で構成されたことを特徴とする送風装置。
  10. 【請求項10】 前記複数列の吹出し口の周方向の幅
    が、少なくともいずれかひとつ異なるように構成された
    ことを特徴とする請求項9に記載の送風装置。
  11. 【請求項11】 前記複数列の吹出し口が2列の長穴形
    状からなり、これら長穴形状の周方向の幅が所定の比率
    幅で構成されたことを特徴とする請求項10また11の
    いずれかに記載の送風装置。
  12. 【請求項12】 前記複数列の吹出し口が3列からな
    り、当該3列の中央の吹出し口の周方向の幅が他の列よ
    りも広い幅になるように構成されたことを特徴とする請
    求項10に記載の送風装置。
  13. 【請求項13】 ガイド板が、前記風路外表面の前記複
    数列の吹出し口の周方向最外風路面に沿って設けられ、
    前記吹出し口からの空気を導くことを特徴とする請求項
    10から12までのいずれかに記載の送風装置。
  14. 【請求項14】 前記ガイド板が、前記風路壁面で構成
    されるように形成されたことを特徴とする請求項13に
    記載の送風装置。
  15. 【請求項15】 前記ガイド板が、前記吹出し口の吹出
    し方向に対する前記風路外表面からの長さが10mm以上
    で構成されたことを特徴とする請求項13又は14のい
    ずれかに記載の送風装置。
  16. 【請求項16】 前記風路及び前記ガイド板が、同一の
    材質で構成されたことを特徴とする請求項9から15ま
    でのいずれかに記載の送風装置。
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