JP2008264391A - ヘアードライヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】濡れ髪であってもこれを効果的にばらして接触表面積を増やし、容易に且つ効果的に乾燥時間を短縮することのできるヘアードライヤを提供する。
【解決手段】本体ハウジング20内に形成される空気流路1と、空気流路1内に配置される送風用のファン2と、空気流路1の下流端部に連通する空気吐出用のノズル4とを具備したヘアードライヤにおいて、上記ノズル4内の流路は、ノズル4の中心軸Oから放射状に延設される仮想平面を挟んで、複数の分割流路16に分割させる。
【選択図】図1

Description

本発明はヘアードライヤに関し、詳しくは、濡れた毛髪の束を効果的にばらして乾燥時間を短縮するための技術に関する。
図11には、従来のヘアードライヤのノズル50を示している。このノズル50は、図示しないヘアードライヤの本体ハウジングに装着され、本体ハウジング内部に形成される空気流路の下流端部に連通接続される構造であって、毛髪に向けて送風を行う(図中矢印参照)ことでセットや乾燥を行う(例えば特許文献1参照)。
ヘアードライヤによる毛髪の乾燥効率は単位時間当たりの伝熱量qに依存するが、この伝熱量qは、q=hAΔTにより求められる。hは伝熱係数、Aは吐出風の毛髪に対する接触表面積、ΔTは温風温度と毛髪表面温度との差分である。即ち、毛髪に与えられる伝熱量qを増加させて濡れた毛髪の束を高速乾燥させるためには、AとΔTの少なくとも一方を増加させることが必要であるが、ΔTを増加させるためには吐出風の温風温度を増加させる必要があり、これは使用者に熱さや不快感を与えるだけでなく毛髪へのダメージも大きくなるために好ましくない。したがって、毛髪に対する接触表面積Aを増加させることが好適である。
これに対して上記従来のノズル50は、その下流側の開口面積を上流側より小さく形成することで、吐出風の風速を上げ、これにより毛髪をばらして接触表面積Aを増加させようとしている。しかし、特に濡れた毛髪の束に対しては、一様に風速を上げただけでは効果的に毛髪をばらすことができない。更に、ノズル50の絞り量を大きしていくと風速は向上するが、その一方で圧損等も大きくなり過ぎてしまう。
したがって、特に濡れた毛髪の束に対しては、乾燥時間を効果的に短縮することが困難であるという問題があった。
特開平5−137613号公報
本発明は上記問題点に鑑みて発明したものであって、濡れ髪であってもこれを効果的にばらして接触表面積を増やし、容易に且つ効果的に乾燥時間を短縮することのできるヘアードライヤを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明のヘアードライヤを、本体ハウジング20内に形成される空気流路1と、空気流路1内に配置される送風用のファン2と、空気流路1の下流端部に連通する空気吐出用のノズル4とを具備し、且つ上記ノズル4内の流路は、ノズル4の中心軸Oから放射状に延設される仮想平面Sを挟んで、複数の分割流路16に分割させたものとする。
このようにすることで、ノズル4から毛髪へと向けて吐出される吐出風においては、中心軸Oが通る中央領域が、ノズル4から直接的に風を吐出されることのない弱風領域となり、この中央領域を囲む複数の位置には、ノズル4から直接的に風を吐出される強風領域が発生する。これら強風領域と弱風領域のメリハリがある所謂「ポイント強風」が発生して毛髪に当たることで、一様な風速の吐出風を当てただけではばらし難い毛髪濡れ束であっても、これを効果的にばらして接触表面積Aを増加させ、容易に且つ効果的に乾燥時間を短縮することが可能となる。
上記構成のヘアードライヤにおいては、各分割流路16は、上流側から下流側に向けて開口面積が小さくなるように形成していることが好適である。このように各分割流路16を下流側に向けて絞ることにより、各分割流路16から吐出される吐出風の風速を向上させ、ポイント強風の強弱のメリハリを更に顕著にすることで、毛髪濡れ束を更に効果的にばらすことができる。
また各分割流路16は、下流側先端部において中心軸O近傍側に形成される内面17を、中心軸Oと平行に設けることが好適である。このようにすることで、各分割流路16から吐出される吐出風同士が中央で干渉することを抑制することができる。
また各分割流路16は、断面開口形状を縦長に形成していることが好適である。この場合、各分割流路16の開口の縦長方向を毛髪の長さ方向に合わせて吐出風を当てれば、毛髪濡れ束であってもこの毛髪をばらす効果が更に向上する。
更にこのとき、各分割流路16は、開口形状の短手方向に向けて並設されていることが好適である。このようにすることで、ポイント強風中において強風領域と弱風領域が短手方向に交互に生じることとなり、毛髪濡れ束を広範囲において更に効果的にばらすことが可能となる。
また、上記ノズル4において複数の分割流路16を囲む外周部分に、各分割流路16とは別の外側流路15を形成していることが好適である。このようにすることで、ポイント強風の外周側から、別の吐出風を発生させることができる。特に分割流路16から温風を吐出させた場合には、この温風によって毛髪が受けるダメージを、外周側の別の吐出風により緩和することができる。
更にこのとき、本体ハウジング内の空気流路1を、上記ノズル4の各分割流路16に連通する内側空気流路22と、上記ノズル4の外側流路15に連通する外側空気流路23に分割し、内側空気流路22及び外側空気流路23の一方にヒータ9を配することが好適である。このようにすることで、中央側で発生するポイント強風と、このポイント強風の外周側から発生する別の吐出風のうち、一方を温風として他方を冷風とすることができ、多様な形態の吐出風が実現される。
また更に、外側流路15は、上流側から下流側に向けて開口面積が小さくなるように形成していることも好適である。このようにすることで、この外側流路15からの吐出風の風速も向上させ、内側流路14から吐出されるポイント強風と共に当たることで、毛髪濡れ束を更に効果的にばらすことが可能となる。
なお、以上述べた各構成は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜組合せ可能である。
請求項1に係る発明は、風速にメリハリを持たせたポイント強風をノズルから吐出させ、これにより濡れ髪をばらして接触表面積を増やし、容易に且つ効果的に乾燥時間を短縮することができるという効果を奏する。
また請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の効果に加えて、各分割流路から吐出される吐出風の風速を向上させ、ポイント強風の強弱のメリハリを更に顕著にすることで、毛髪濡れ束を更に効果的にばらすことができるという効果を奏する。
また請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明の効果に加えて、各分割流路から吐出される吐出風同士が干渉することを抑制し、圧損等を抑制することができるという効果を奏する。
また請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか一項に係る発明の効果に加えて、各分割流路の開口の縦長方向を毛髪の長さ方向に合わせて吐出風を当てれば、毛髪をばらす効果が更に向上するという効果を奏する。
また請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明の効果に加えて、ポイント強風中において強風領域と弱風領域が短手方向に交互に生じることとなり、毛髪濡れ束を更に効果的にばらすことが可能になるという効果を奏する。
また請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれか一項に係る発明の効果に加えて、ポイント強風の外周側から、別の吐出風を発生させることができるという効果を奏する。
また請求項7に係る発明は、請求項6に係る発明の効果に加えて、中央で発生するポイント強風と、このポイント強風の外周側から発生する別の吐出風の一方を温風とし、他方を冷風とすることができるという効果を奏する。
また請求項8に係る発明は、請求項6又は7に係る発明の効果に加えて、外側流路からの吐出風の風速も向上させ、毛髪濡れ束を更に効果的にばらすことが可能になるという効果を奏する。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。図1、図2には、本発明の実施形態における一例のヘアードライヤの全体を示している。本例のヘアードライヤは、内部に空気流路1を形成した円筒状の本体ハウジング20と、この空気流路1内に配置される送風用のファン2と、本体ハウジング20に回動自在に接続されるハンドル部3と、空気流路1の下流側端部に連通するように本体ハウジング20に接続されるノズル4とで、主体を構成している。
空気流路1内のファン2は軸流型のプロペラファンのような形状であり、同心円上に略均一な送風を生じさせる特徴を有している。このファン2は、空気流路1の中心軸O上に位置しており、同じく空気流路1中に位置するモータ5により回転駆動され、空気流路1の上流端に形成される吸込口6から外部の空気を吸い込んで下流側のノズル4へと送風し、ノズル4先端の開口から外部に吐出する。空気流路1内にてファン2を囲む位置には整流板8を配しており、この整流板8、ファン2及びモータ5により、送風装置7を形成している。また空気流路1内であって上記送風装置7よりも下流側の位置には、送風装置7により発生させた気流を加熱して温風とするためのヒータ9を配置している。ハンドル部3には、モータ5やヒータ9への通電のオンオフ等を制御するためのスイッチ10を設けている。またハンドル部3の先端部からは、電源供給用のコード11を延設している。
更に本体ハウジング20内には、空気流路1よりも外周側の位置に、イオン発生部12と、該イオン発生部12に対して高電圧を印加するための高電圧発生部13を配置させており、詳しくは、イオン発生部12を下流側のヒータ9の外周側に配し、高電圧発生部13を上流側の送風装置7の外周側に配している。
図3〜図5には、本例のノズル4を示している。なお、図3における空気の吐出方向は図1、図2とは逆側に向けている(図中の矢印参照)。このノズル4は、内側部分に形成される内側流路14と、この内側流路14の外周側を全周に亘って囲む断面略リング状の外側流路15とを有している。そして、この内側流路14を、ノズル4の中心軸Oを通って互いに逆方向に向けて延設される仮想平面S(図4参照)を挟んで、一対の分割流路16に分割させている。ここでのノズル4の中心軸Oは、空気流路1の中心軸Oと一致するように設けている。
この一対の分割流路16は、後述のポイント強風を発生させるために適当な幅wだけ隔てて吐出口を形成しており、両分割流路16の断面開口形状を縦長に形成するともに、その開口形状の短手方向に並設させている。両分割流路16の形状は、仮想平面Sを介して面対称な形状とし、両分割流路16を合わせた内側流路14全体の外形としては、下流側ほど小径となる略円筒状の外形にしている。なお、分割流路16の断面開口形状の縦長方向は、本体ハウジング20からハンドル部3が延設される方向と一致させている。
図3に示すように各分割流路16は、下流側にむけて徐々に開口面積が絞られるように形成している。ここで、各分割流路16の下流側先端部においては、ノズル4の中心軸O近傍において該中心軸Oに沿って形成される内側の内面17を、中心軸Oと平行に形成される略平坦面としている。そして、内面17とは逆側に形成される外側の内面18は、下流側に近づくほど中心軸Oに近づくように傾斜した凹曲面とし、この両側の内面17,18に囲まれる分割流路16全体として、上流側から下流側に向けて開口面積が小さくなっていくようになっている。
また、特に図1に示すように、本体ハウジング20内の空気流路1の下流側半部においては、空気流路1の中心軸Oをその中心軸とする内筒21を配し、本体ハウジング20と内筒21とで二重円筒構造を形成している。内筒21は耐熱構造を有するものであり、例えば合成樹脂から成る円筒状の壁部材と、壁部材の内周側面に積層したマイカシートのような耐熱部材とで形成している。内筒21内に形成される内側空気流路22には、該内筒21内に導入された空気を加熱するためのヒータ9を配しており、この内筒21内の空間をノズル4の内側流路14に連通させるとともに、内筒21と本体ハウジング20との間に形成される外側空気流路23を、ノズル4の外側流路15に連通させている。
したがって、内側流路14を成す一対の分割流路16からは、内筒21内のヒータ9で加熱された高温空気が吐出され、外側流路15からは、加熱されることなく低温に保持されたままの低温空気が吐出される。これにより、下流側に向けて絞った形状の各分割流路16からは風速の増した高温空気を吐出する一方で、この高温空気が当たる際に毛髪が受けるダメージは、各分割流路16の外周側から吐出される低温空気により緩和することができる。なお、上記ヒータ9は、内側空気流路22と外側空気流路23の一方に配してあればよい。
しかして、上記構成のヘアードライヤのノズル4においては、中心軸Oを通る仮想平面Sを挟んで、絞り形状を成す内側流路14を一対の分割流路16に分割して幅wだけ離間させてあるので、ノズル4から毛髪へと向けて吐出される空気には中心軸Oを挟む両側の2点に強風領域が生じ、他の領域(特に、風が直接吐出されることのない、中心軸Oが通る中央領域)は弱風領域となる。これにより、中央の弱風領域とこれを挟む強風領域の間で風速や風圧にメリハリがある所謂「ポイント強風」が発生し、毛髪濡れ束であっても、これを風速差等で効果的にばらして接触表面積Aを増加させることが可能となる。これにより伝熱量qが増加し、乾燥時間が容易に且つ効果的に短縮される。ここで、両分割流路16の内側の内面17は中心軸Oと平行に形成してあるので、分割流路16からの吐出風同士の干渉は抑制され、圧損等も低減された構造となっている。
更に、本例にあっては、両分割流路16の断面開口形状を縦長に形成し、これを短手方向に並設することで内側流路14全体の外形を円筒状に設けた構造としているので、ポイント強風の両側の強風領域とこれに挟まれる中央の弱風領域はいずれも細長形状に生じる。この細長形状の強風領域を複数有するポイント強風を毛髪濡れ束に当てるとき、ハンドル部3を把持したうえで分割流路16の長手方向が毛髪の長さ方向に沿う姿勢に保って吐出風を当てれば、毛髪をばらす効果は更に増大する。しかも、内側流路14全体としては略円筒状なので、ファン2から空気流路1を通じて送り込まれる空気は、内側の各分割流路16内及びこれらを囲む外側流路15内に、略均一に送り込まれる。
なお、外側流路15においても、少なくとも下流側先端部において上流側から下流側に向けて開口面積が小さくなるように形成することが好適である。これにより、外側流路15から吐出される風速も増加し、毛髪濡れ束をばらす効果は更に増大する。
以下、ノズル4の最適な寸法関係について更に述べる。図5には、正面視におけるノズル4の寸法関係を示している。図中の寸法a,b,cは、内側流路14を一対の分割流路16に等分する仮想平面Sと直交し、且つ中心軸Oを通る直線P上の寸法であって、寸法aは、中心軸Oから分割流路16の内側の内面17までの寸法、寸法bは、分割流路16の内側の内面17から外側の内面18までの寸法(つまり、分割流路16の短手方向の最大幅)、寸法cは、分割流路16の外側の内面18から外側流路の15の外側の内面までの寸法である。
図中の直線Qは、仮想平面Sと平行であり且つ分割流路16の長手方向の幅が最大となる箇所に位置する直線である。直線Rは、同じく仮想平面Sと平行であり、且つ直線P上における外側流路15の短手方向の幅の中心を通るように位置する直線である。そして、寸法dは、直線Q上における直線Pと交点からの分割流路16の長手方向の幅寸法、寸法eは、直線Q上における分割流路16の外側の内面18から外側流路の15の外側の内面までの寸法である。また、寸法fは、直線R上における直線Pと交点から、外側流路15の外側の内面との交点までの寸法である。この寸法fが長くなるほど、外側流路15が側方に膨らんだ形状となり、長過ぎた場合には吐出風の風圧が低下する。また寸法fが短くなるほど、外側流路15は縦長の形状となり、短過ぎた場合には吐出風の風量が低下する。
図6には、直線P上での風速の分布を概略的に示している。横軸が直線P上における中心軸Oからの距離、縦軸が風速である。最も効果的なポイント強風が生じる寸法a,b,cの比率としては、a:b:c=1:3:2の比率である。更に寸法aとしては、a=3〜5mmに設定したときに、使用者に熱さや不快感を与えることなく効果的な乾燥時間短縮を得ることができ、a=4mm程度に設定したときが最も効果的である。なお両分割流路16間の幅w=2aなので、w=6〜10mmに設定したときに効果的なポイント強風が生じ、特にw=8mm程度となる形状が、ポイント強風の発生に最も効果的である。
図7には、直線Q及び直線P上での風速の分布を概略的に示している。この図においては、縦軸が直線Q及び直線R上における直線Pとの交点からの距離、横軸が風速である。ここでの寸法d,e,fとポイント強風の関係から言えば、最も効果的なポイント強風が生じる寸法d,e,fの比率は、d:e:f=8:1:4の比率であり、これを満たすように所定の直線Q,P上における形状設定をすることが好ましい。更に寸法dとしては、d=16mm程度としたときに、使用者に熱さや不快感を与えることなく効果的な乾燥時間短縮を得ることができる。
図8〜図10には、各種の変形例を示している。図8には、内側流路14の全周を囲むように外側流路15を形成するのではなく、内側流路14を挟み込む位置に一対の外側流路15を形成した変形例を示している。この例の場合、いずれも断面開口形状を縦長に形成した一対の分割流路16及び外側流路15が、その短手方向に一列に並設された構造となっている。
図9には、外側流路15を備えることなく、一対の分割流路16のみでノズル4を形成した変形例を示している。このようなノズル4としても、仮想平面Sを挟んで配置される分割流路16を通じてポイント強風を発生させ、乾燥時間を容易且つ効果的に短縮することができる。なお、この場合には本体ハウジング20を二重筒構造に設けずともよい。
図10には、図9の例と同じく外側流路15は備えず、且つ分割流路16を5つ備えてポイント強風を発生させるように設けた変形例を示している。この変形例において、ノズル4内の流路は、ノズル4の中心軸Oから等間隔を隔てて放射状に延設される仮想平面S(この例の場合は仮想平面S1〜S5)を挟んで、断面開口形状が略扇形となる5つの分割流路16に分割させている。隣接する分割流路16同士は、ポイント強風を発生させるために必要な幅wだけ吐出口を離間させてある。
上記ノズル4によれば、ノズル4から毛髪へと向けて吐出される吐出風には、中心軸Oが通る中央領域が直接風の吐出されることのない弱風領域となり、この中央領域を囲んで等間隔に位置する5点の領域が、強風領域となる。また周方向に隣接する各強風領域の間にも弱風領域が生じる。これにより、強風領域と弱風領域のメリハリがある所謂「ポイント強風」が発生し、毛髪濡れ束であっても、これを効果的にばらして接触表面積Aを増加させることが可能となる。
上記変形例に示したように、ノズル4に形成される分割流路16は、ノズル4の中心軸Oから放射状に延設される仮想平面Sを挟んで2以上に分割されていればよく、また、外側流路15を設けずに各分割流路16のみでノズル4を形成してあっても構わない。この放射状の延設される仮想平面Sが、図4に示すように互いに逆方向に向けて延設される平面を含むことは勿論である。なお、いずれの場合であっても、隣接する分割流路16同士の吐出口間には、ポイント強風を発生させるために適当な幅wを隔てておく。
本発明の実施形態における一例のヘアードライヤの横断面図である。 同上のヘアードライヤの縦断面図である。 同上のヘアードライヤに装着されるノズルの横断面図である。 同上のノズルの斜視図である。 同上のノズルの正面図である。 同上のノズルの直線P上での風速分布を概略的に示す説明図である。 同上のノズルの直線Q,R上での風速分布を概略的に示す説明図である。 同上のノズルの変形例を示し斜視図である。 同上のノズルの別の変形例を示す斜視図である。 同上のノズルの別の変形例を示す斜視図である。 従来のノズルを示す断面図である。
符号の説明
1 空気流路
2 ファン
4 ノズル
9 ヒータ
14 内側流路
15 外側流路
16 分割流路
20 本体ハウジング
22 内側空気流路
23 外側空気流路
O 中心軸
S 仮想平面

Claims (8)

  1. 本体ハウジング内に形成される空気流路と、空気流路内に配置される送風用のファンと、空気流路の下流端部に連通する空気吐出用のノズルとを具備し、且つ上記ノズル内の流路は、ノズルの中心軸から放射状に延設される仮想平面を挟んで、複数の分割流路に分割させていることを特徴とするヘアードライヤ。
  2. 各分割流路は、上流側から下流側に向けて開口面積が小さくなるように形成していることを特徴とする請求項1に記載のヘアードライヤ。
  3. 各分割流路は、下流側先端部において中心軸近傍側に形成される内面を、中心軸と平行に設けることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘアードライヤ。
  4. 各分割流路は、断面開口形状を縦長に形成していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のヘアードライヤ。
  5. 各分割流路は、開口形状の短手方向に向けて並設されていることを特徴とする請求項4に記載のヘアードライヤ。
  6. 上記ノズルにおいて複数の分割流路を囲む外周部分に、各分割流路とは別の外側流路を形成していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のヘアードライヤ。
  7. 本体ハウジング内の空気流路を、上記ノズルの各分割流路に連通する内側空気流路と、上記ノズルの外側流路に連通する外側空気流路に分割し、内側空気流路及び外側空気流路の一方にヒータを配することを特徴とする請求項6に記載のヘアードライヤ。
  8. 外側流路は、上流側から下流側に向けて開口面積が小さくなるように形成していることを特徴とする請求項6又は7に記載のヘアードライヤ。
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