JP3598928B2 - ヘアードライヤー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヘアードライヤーに関し、詳しくは、ノズル形状によって、送風口からの風量の減少を抑えながら風速を増加させることで、風のエネルギーロスを最小限にしようとする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ヘアードライヤーAの送風口1には、送風口1から送風される熱風を絞って毛髪のセット、乾燥を行なうノズル8を形成している。
【0003】
そして、図9に示す実開昭58−143604号公報に記載のもののように、外側ノズル9と内側ノズル10とを設けることにより、ノズル8の開口面積を変化させているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ノズル8の開口面積を変化させて絞るだけでは、風速の速い熱風を得ることはできるが、ノズル8を絞ることにより風量が減少するばかりか、風の流れにロスが生じ、結果的に風の運動エネルギーが減少すると共に熱エネルギーが上昇して、風の温度が過剰に上昇し、毛髪を傷める等の問題が生じるものであった。
【0005】
そこで、ノズル8の中心軸x付近を流れる風のみを絞り、外周部を流れる風は絞らずに送風することで、風量を減らさずに風速を上げ、風のエネルギーロスを小さくする方法が考えられるが、図9の上記従来例のように、内側ノズル10を絞ると内側ノズル10の下流側部分10fにおいて風の干渉が生じて、やはり風の流れにロスが生じるものであった。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、送風口のノズルによって風量の減少を抑えながら風速を増加させることで風のエネルギーロスを最小限にすることができ、良好な毛髪のセット・乾燥を行なうことができるヘアードライヤーを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るヘアードライヤーは、送風口1及び吸込口2を有するハウジング3の内部に、ファン4、モータ5、整流翼6及びヒータ部7を具備するヘアードライヤーAであって、送風口1のノズル8を、内側ノズル10と外側ノズル9とで構成し、内側ノズル10に、上流側から下流側に向かってノズル中心軸xに向けて傾斜する傾斜部10eと、傾斜部10eの下流側において断面形状がノズル中心軸xと略平行に形成された平行部10fとを形成して成ることを特徴とするものである。
【0008】
また、請求項2の発明は、請求項1の構成に加えて、内側ノズル10と外側ノズル9とを、ノズル中心軸xに沿った方向において重なった部分が形成されるように配設して成ることを特徴とするものである。
【0009】
また請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成に加えて、内側ノズル10の下流側端部10aが外側ノズル9の下流側端部9aよりも下流側に配置されると共に、内側ノズル10の上流側端部10bが外側ノズル9の下流側端部9aの配置位置よりも上流側に配置されるように、内側ノズル10と外側ノズル9とを配設して成ることを特徴とするものである。
【0010】
また請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかの構成に加えて、対向して配置される一対の外側ノズル9の間に内側ノズル10が配置されるように形成して成ることを特徴とするものである。
【0011】
また請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかの構成に加えて、内側ノズル10に整流片16を形成して成ることを特徴とするものである。
【0012】
また請求項6に記載の発明は、請求項5の構成に加えて、内側ノズル10の上流側端部10bに、ノズル中心軸xと略平行な整流片16を設けて成ることを特徴とするものである。
【0013】
また請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかの構成に加えて、外側ノズル9の下流側端部9a側に、断面形状がノズル中心軸xに向けて傾斜する傾斜部10eを設けて成ることを特徴とするものである。
【0014】
また請求項8に記載の発明は、請求項11乃至7のいずれかの構成に加えて、外側ノズル9の下流側端部9aを、内側ノズル10の上流側端部10bよりも外側に配置して成ることを特徴とすものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は全体断面図、図2はノズル8の斜視図、図3はノズル8の断面図、図4はノズル8の正面図である。
【0016】
図1に示すように、ヘアードライヤーAの円筒状のハウジング3の先端部には送風口1が、後端部には吸込口2がそれぞれ形成されている。ここで、ヘアードライヤーのハウジングは、本体ハウジング15と、本体ハウジング15の先端に形成されたノズル8とで構成されており、ノズル8にて送風口1が形成されている。このノズル8は、本実施の形態では本体ハウジングとは別部品として構成されているが、本体ハウジング15と一体に形成してもよい。また本体ハウジング15の後端部側の下面からは、ハンドル11が下方に突設されている。
【0017】
本体ハウジング15の内部には、モータ5、モータ5にて駆動するファン4、及びモータ5の保持と整流のための整流翼6とから構成される送風装置12が内装されている。またこの送風装置12よりも下流側(先端部側)には、送風装置12により発生した気流を加熱するためのヒータ部7が内装されている。
【0018】
一方、ハンドル11には送風装置12とヒータ部7の動作のオンオフを制御するためのスイッチ13が設けられており、更に、ハンドル11の下端部には、電源供給用のコード14が取付けられている。
【0019】
図2に示すように、送風口1を構成するノズル8は、内側ノズル10と、内側ノズル10よりも外側に配置されている外側ノズル9とで構成されている。
【0020】
図3,4に示すように、ノズル8の全体形状は、ノズル8から送風される風の流通方向の上流側から下流側に向かって径が緩やかに小さくなる略円筒状に形成されている。このノズル8は、内側ノズル10と、内側ノズル10の外側に隣接して配設された外側ノズル9とで構成されている。ここで、図3,4に示す例では、ノズル8は対向して配置される一対の外側ノズル9の間に内側ノズル10が配置されるように形成されており、各外側ノズル9の、内側ノズル10側の外壁を構成する外側ノズル片9cにて、内側ノズル10が挟み込まれた形状となっている。また、図8に示すように、複数の外側ノズル9を、内側ノズル10の全周を囲むように形成しても良い。
【0021】
内側ノズル10には、外側ノズル9が配置されている側に、傾斜部10eと、この傾斜部10eよりも下流側に設けられた平行部10fが形成されている。
【0022】
ここで、ノズル8の内部を流れる風の風向に沿ってノズル8の中心を通るノズル中心軸xを想定すると、内側ノズル10はその内部にノズル中心軸xが配置されるように形成される。また、図3に示すように、ノズル中心軸xと直交する方向から視た断面形状において、内側ノズル10の上流側に形成された傾斜部10eは、上流側から下流側に向かって、ノズル中心軸xに向けて傾斜するように配設され、この傾斜部10eが形成されている領域では、内側ノズル10の開口面積が上流側から下流側に行くに従って連続的に減少するようになっている。また傾斜部10eの下流側に連続して形成されている平行部10fは、ノズル中心軸xと略平行に形成され、この平行部10fが形成されている領域では内側ノズル10の開口形状が上流側から下流側に至るまで変化しないように形成されている。この傾斜部10eと平行部10fとの接続部分15の形状は円弧状(アール状)に形成することで、内側ノズル10の形状の変化を緩やかにし、この接続部分15において急激な気流の変化が発生しないようにすることが好ましい。
【0023】
また、内側ノズル10は、外側ノズル9に挟まれた領域、あるいは外側ノズル9に囲まれた領域に配置されると共に、内側ノズル10の下流側端部10aが外側ノズル9の下流側端部9aよりも下流側に配置されて、内側ノズル10の開口が外側ノズル9の開口よりも突出しているように形成されている。すなわち、内側ノズル10と外側ノズル9とを、ノズル中心軸xに沿った方向において重なった部分が形成されるように配設したものである。
【0024】
このような構成によれば、内側ノズル10の内部において、熱風の流れが内側ノズル10の傾斜部10eに沿ってノズル中心軸xに向き、その後、内側ノズル10の平行部10fに沿ってノズル中心軸xと略平行な向きに流れることとなる。このとき内側ノズル10内の外縁側を通る熱風の流れは空気の粘性により内側ノズル10の壁面に寄せられて、内側ノズル10の内奥側を通る熱風と内側ノズル10の外縁側を通る熱風とは互いに干渉され難くなる。その結果、内側ノズル10内における風の流れがスムーズとなり、内側ノズル10から直進性を持った風が送風されるものである。このため、ノズル8から送風される熱風の風量の減少を軽減しながらその風速を増すことができるものである。また、外側ノズル9からも風が送風されることにより、風量を更に確保することができるものである。
【0025】
ここで、上記のように、内側ノズル10と外側ノズル9とを、ノズル中心軸xに沿った方向において重なった部分が形成されるように配設したので、内側ノズル10と外側ノズル9の開口の配置位置を近接させて、外側ノズル9から送風される風と内側ノズル10から送風される風とが分離せずに一体的に送風することができ、充分な風量を確保することができるものである。
【0026】
更に、内側ノズル10の下流側端部10aが外側ノズル9の下流側端部9aよりも下流側に配置されて、内側ノズル10が外側ノズル9よりも下流側に突出するように形成されているので、外側ノズル9の、内側ノズル10と重なる部分が低減されており、そのため、内側ノズル10が形成されることによる外側ノズル9の内部形状の変化が生じることをできるだけ抑制して、外側ノズル9の内部形状の変化による風向きの乱れをできるだけ抑制し、外側ノズル9から送風される風の風量及び風速を充分に維持することができるものである。そのため、外側ノズル9から送風される風が内側ノズル10からの離れて拡散するようなことがなく、外側ノズル9から送風される風と内側ノズル10から送風される風とが分離せずに一体的に送風することができ、ノズル8から送風される熱風の充分な風量を確保することができるものである。
【0027】
また、上記のように、ノズル8は、対向して配置される一対の外側ノズル9の間に内側ノズル10が配置されるように形成されているので、内側ノズル10の開口形状を、図示の略長矩形状のような、横長の開口形状に形成することが容易である。そのため、内側ノズル10から充分な風量と風速をもって送風される熱風をセットや乾燥を行なうために毛髪に向けて送風する場合、毛髪の配置位置に沿って熱風を容易に送風することができ、セットや乾燥の作業効率が高くなるものである。
【0028】
また、内側ノズル10には整流片16が形成されており、この整流片16は、上流側からノズル8側に送られてくる熱風を、内側ノズル10と外側ノズル9とにスムーズに分離して各ノズル8に送ることができ、ノズル8内の風向きの乱れを更に抑制して、充分な風量を確保することができるものである。この整流片16は、図示の例では、内側ノズル10の傾斜部10eの上流側の端部から更にその上流側に向けて形成されており、ノズル中心軸xと略平行に形成されているため、特に、熱風を分岐する分岐効果が高いものであり、また熱風を分岐する際にその気流に乱れが生じることを抑制することができるものである。
【0029】
また、外側ノズル9の、下流側端部9a側には、ノズル中心軸xに向けて傾斜する傾斜部9eが設けられている。ここで、図示の例では、外側ノズル9全体に亘り、ノズル中心軸xに向かう傾斜が形成されており、この下流側端部9a側が傾斜部9eとして形成されている。内側ノズル10を配設すると、外側ノズル9の開口面積は、内側ノズル10の開口が絞られるにしたがって増大し、そのままでは外側ノズル9への流入抵抗が小さくなって内側ノズル10への気流の流入量が減少してしまうが、このような傾斜部9eを形成することにより、外側ノズル9の開口面積の増大を抑制して外側ノズル9への風の流入抵抗が小さくならないように調節し、外側ノズル9における風量が過剰になることを防止することができる。そして、このことによって内側ノズル10における風量を確保して、ノズル8から送風される熱風の風速と風量を効果的に増大させることができるものである。
【0030】
更に、図示の通り、外側ノズル9の下流側端部9aを、内側ノズル10の上流側端部10bよりも外側に位置させている。このとき、外側ノズル9の内部には、ノズル中心軸xと平行な方向の流路17が、ノズル8の内壁に阻害されることなく確保されることとなり、外側ノズル9におる極端な風量の低下を防止してノズル8から送風される風の全体的な風量の低下を抑制することができる。特に傾斜部10eを設けて外側ノズル9の風量を調整する場合、この流路17における熱風の流通を確保することにより、傾斜部10eによる風量の極端な低下を抑制することができるものである。
【0031】
上記のような実施の形態の例に対して、図7に示すように、外側ノズル9に傾斜部9eを形成せず、外側ノズル9の外側を、ノズル中心軸xと略平行に形成してもよい。但し、この場合は、外側ノズル9が下流側にいくに従って開口が広くなることとなり、内側ノズル10に比べて、外側ノズル9への風の流入抵抗が大きく低減されて、内側ノズル10における風量が低減されると共に、外側ノズル9における風量が増加することがある。その結果、風速が低下すると共に、風の流れにロスが生じてしまうおそれがあるため、図3に示すように外側ノズル9に傾斜部9eを形成することが好ましい。
【0032】
また、図5に示すように、内側ノズル10の上流側端部10bを外側ノズル9の下流側端部9aよりも下流側に配置することにより、内側ノズル10と外側ノズル9とを重ねないように形成することもできる。但し、この場合、外側ノズル9から送風される風は、内側ノズル10の外面から剥離して周囲に拡散しやすくなり、風量の効果的な増加を行なうことが困難となる場合があるため、図3に示すように、内側ノズル10と外側ノズル9とを重ねて形成することが好ましい。
【0033】
更に、図6に示すように、内側ノズル10の下流側端部10aを外側ノズル9の下流側端部9aよりも上流側に配置することもできる。但し、この場合は、内側ノズル10の平行部10fにおける外側ノズル9と平行部10fと、内側ノズル10との重なり部分イの断面積が増大するので、外側ノズル9内における内部形状の乱れによる気流の乱れが増大し、外側ノズル9における風量・風速が減少して、外側ノズル9内における風圧が減少する。また、外側ノズル9内においては、内側ノズル10の平行部10fが形成されている部分では、外側ノズル9の形状が内側ノズル10に向けて拡張するようになっているが、外側ノズル9と内側ノズル10の平行部10fとの重なりが大きくなる結果、外側ノズル9を流れる風はこの平行部10fの形状に追随しきれずに、内側ノズル10から離れる方向に拡散しやすくなり、そのため外側ノズル9から送風される風は周囲に拡散しやすくなって、風量の効果的な増加を行なうことが困難となる場合がある。そのため、図3に示すように、内側ノズル10の下流側端部10aを外側ノズル9の下流側端部9aよりも下流側に配置することが好ましい。
【0034】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1に係るヘアードライヤーは、送風口及び吸込口を有するハウジングの内部に、ファン、モータ、整流翼及びヒータ部を具備するヘアードライヤーであって、送風口のノズルを、内側ノズルと外側ノズルとで構成し、内側ノズルに、上流側から下流側に向かってノズル中心軸に向けて傾斜する傾斜部と、傾斜部の下流側において断面形状がノズル中心軸と略平行に形成された平行部とを形成するため、ノズルから熱風が送風されるにあたっては、内側ノズルと外側ノズルとからそれぞれ送風されることとなり、このとき内側ノズルにて風向きに乱れを起こさずに熱風の気流を絞ることにより熱風の風量を確保しながら風速を向上することができ、更に外側ノズルからの送風により、熱風の風量を更に確保することができるものである。従って、熱風の温度を過剰に上げることなく、且つ熱風の風量を充分に確保しながら風速を向上することができるものである。
【0035】
また、請求項2の発明は、請求項1の構成に加えて、内側ノズルと外側ノズルとを、ノズル中心軸に沿った方向において重なった部分が形成されるように配設するため、内側ノズルと外側ノズルのそれぞれから送風される熱風を一体的に送風することができ、更に充分な熱風の風量を確保することができるものである。
【0036】
また請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成に加えて、内側ノズルの下流側端部が外側ノズルの下流側端部よりも下流側に配置されると共に、内側ノズルの上流側端部が外側ノズルの下流側端部の配置位置よりも上流側に配置されるように、内側ノズルと外側ノズルとを配設するため、外側ノズル内における内部形状の変化を低減することができて、外側ノズルから送風される熱風の気流の乱れや、外側ノズルから送風される熱風の拡散を更に抑制することができる。そのため、外側ノズルから送風される風の風量及び風速を充分に維持することができると共に、内側ノズルと外側ノズルのそれぞれから送風される熱風を更に一体的に送風することができ、更に充分な熱風の風量を確保することができるものである。
【0037】
また請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかの構成に加えて、対向して配置される一対の外側ノズルの間に内側ノズルが配置されるように形成するため、内側ノズルの開口を横長に形成することが容易となり、この内側ノズルから充分な風量及び風速で送風熱風を毛髪に向けて送風するにあたり、毛髪の配置に沿って熱風を送風することができて、セットや乾燥等の作業効率を向上することができるものである。
【0038】
また請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかの構成に加えて、内側ノズルに整流片を形成するため、ノズル内の熱風の気流の乱れを更に抑制して、更に充分な風量を確保すると共に、熱風の過剰な加熱を抑制することができるものである。
【0039】
また請求項6に記載の発明は、請求項5の構成に加えて、内側ノズルの上流側端部に、ノズル中心軸と略平行な整流片を設けるため、熱風の風向きに沿って熱風を内側ノズルと外側ノズルとにスムーズに分流することができ、ノズル内の熱風の気流の乱れを更に抑制して、更に充分な風量を確保すると共に、熱風の過剰な加熱を抑制することができるものである。
【0040】
また請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかの構成に加えて、外側ノズルの下流側端部側に、断面形状がノズル中心軸に向けて傾斜する傾斜部を設けるため、内側ノズルの形状が絞られることに伴う外側ノズルの形状の拡散を、傾斜部によって相殺して、外側ノズルへの熱風の流入抵抗が低くなりすぎないようにして外側ノズルにおける風量の過剰な増大を抑制し、内側ノズルにおける熱風の風量を更に充分確保することができるものである。
【0041】
また請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれかの構成に加えて、外側ノズルの下流側端部を、内側ノズルの上流側端部よりも外側に配置するため、外側ノズル内にノズル中心軸に沿った、外側ノズルの内部形状に阻害されない流路を確保することができ、外側ノズル内における熱風の気流の乱れの発生を更に抑制することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の全体構成を示す断面図である。
【図2】同上の要部を示す斜視図である。
【図3】同上の断面図である。
【図4】同上の正面図である。
【図5】本発明の実施の形態の他例の要部を示す断面図である。
【図6】更に他例の要部を示す断面図である。
【図7】更に他例の要部を示す断面図である。
【図8】更に他例の要部を示す正面図である。
【図9】従来技術を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
1 吐風口
2 吸込口
3 ハウジング
4 ファン
5 モータ
6 整流翼
7 ヒータ部
8 ノズル
9 外側ノズル
9a 下流側端部
9b 上流側端部
10 内側ノズル
10a 下流側端部
10b 上流側端部
10e 傾斜部
10f 平行部
16 整流片
x ノズル中心軸
Claims (8)
- 送風口及び吸込口を有するハウジングの内部に、ファン、モータ、整流翼及びヒータを具備するヘアードライヤーであって、送風口のノズルを、内側ノズルと外側ノズルとで構成し、内側ノズルに、上流側から下流側に向かってノズル中心軸に向けて傾斜する傾斜部と、傾斜部の下流側において断面形状がノズル中心軸と略平行に形成された平行部とを形成して成ることを特徴とするヘアードライヤー。
- 内側ノズルと外側ノズルとを、ノズル中心軸に沿った方向において重なった部分が形成されるように配設して成ることを特徴とする請求項1に記載のヘアードライヤー。
- 内側ノズルの下流側端部が外側ノズルの下流側端部よりも下流側に配置されると共に、内側ノズルの上流側端部が外側ノズルの下流側端部の配置位置よりも上流側に配置されるように、内側ノズルと外側ノズルとを配設して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘアードライヤー。
- 対向して配置される一対の外側ノズルの間に内側ノズルが配置されるように形成して成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のヘアードライヤー。
- 内側ノズルに整流片を形成して成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のヘアードライヤー。
- 内側ノズルの上流側端部に、ノズル中心軸と略平行な整流片を設けて成ることを特徴とする請求項5に記載のヘアードライヤー。
- 外側ノズルの下流側端部側に、断面形状がノズル中心軸に向けて傾斜する傾斜部を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のヘアードライヤー。
- 外側ノズルの下流側端部を、内側ノズルの上流側端部よりも外側に配置して成ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のヘアードライヤー。
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