JPH04364899A - 浴室型乾燥装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、浴室を利用して洗濯物
を乾燥する浴室型乾燥装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近時、浴室を利用して洗濯物を乾燥する
浴室型乾燥装置が開発されており、実用に供されている
。図３はこのような従来の浴室型乾燥装置を示す図であ
る。この図に示す浴室型乾燥装置１は入浴に供される浴
室の天井部のほぼ中央に収納された浴室乾燥機２と、浴
室乾燥機２の下方に位置し、一方の壁から他方の壁まで
浴室内にほぼ水平に延びるランドリパイプ３とによって
構成される。

【０００３】ここで浴室乾燥機２は温風を吹出すもので
、矢印Ａで示すように底部から空気を吸込んで、また同
じように底部に設けた温風吹出し口からＡとは若干異な
る方向である矢印Ｂで示す方向に温風を吐き出す。また
ランドリパイプ３には洗濯物４ａ、４ｂが吊下されてい
る。またこのランドリパイプ３の下方は通常の入浴に供
される空間となっており、浴槽５が設置されている。

【０００４】このような浴室型乾燥装置１では、洗濯物
４ａ、４ｂをランドリパイプ３に吊下し、浴室乾燥機２
を運転すると、空気が浴室乾燥機２の底部から吸込まれ
た後、温風にして再び底部の他の方向に温風吹出し口か
ら吐き出される。そして、この吐き出された温風によっ
て浴室乾燥機２の下に位置するランドリパイプ３に吊下
された洗濯物４ａ、４ｂが乾燥する。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の浴室型乾燥装置にあっては、浴室乾燥機の温
風吹出し口が天井部のほぼ中央に１ヵ所しか設けられて
いないため、温風がランドリパイプに吊下された洗濯物
の全てによく当らず、特に温風の吹出し口から遠い壁際
の洗濯物がなかなか乾き難いという問題点があった。

【０００６】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
ので、壁際も含めて洗濯物の全てを満遍なく乾燥するこ
とのできる浴室型乾燥装置を提供することを目的として
いる。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項１記載の浴室型乾燥装置は、乾燥機か
ら吹出す温風によって浴室内のランドリパイプに吊るし
た洗濯物を乾燥する浴室型乾燥装置において、前記ラン
ドリパイプを乾燥機に接続してその内部に温風を導くと
ともに、該ランドリパイプに多数の穴を形成し、これら
の穴から吹出す温風によって洗濯物を乾燥するように構
成したことを特徴とする。

【０００８】

【作用】請求項１記載の発明では、ランドリパイプ自体
が乾燥機に接続されてその内部に温風が導かれ、ランド
リパイプに形成された多数の穴から吹出す温風によって
洗濯物が乾燥する。したがって、洗濯物がランドリパイ
プどの位置に吊るされても、ランドリパイプから吹出す
温風がよくあたり、壁際も含めて洗濯物の全てが満遍な
く乾燥する。

【０００９】

【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図１は本発明の一実施例の構成を示す図で
ある。なお、図中矢印は空気の流れを示す。またここで
、図１は浴室の全体的構成を模式的に示している。

【００１０】図１において、浴室型乾燥装置１１は、浴
室の天井部のほぼ中央に収納された浴室乾燥機１２と、
浴室乾燥機１２に接続され、その内部に浴室乾燥機１２
からの温風を導いて周囲に吐き出すランドリパイプ１３
とによって構成される。ここで浴室乾燥機１２は、例え
ば電気ヒータと送風機とを内部に有し、矢印Ｃで示すよ
うにその底部から空気を吸込んで電気ヒータで加熱した
後、この加熱した空気（温風）を送風機により側方に接
続されたランドリパイプ１３の内部に吐き出すようにな
っている。また、浴室乾燥機１２およびランドリパイプ
１３の一部は浴室の天井部に収納されて浴室内からは見
えず、浴室の使用に供する人の見栄えがよいようになっ
ている。

【００１１】ランドリパイプ１３は、その内部が中空で
浴室乾燥機１２からの温風を導くようになっている。ま
た、このランドリパイプ１３は、一端が浴室乾燥機１２
の側方に接続されて屈曲した後、浴室の天井部から一定
の距離だけ離れてほぼ水平に延在し、他端側で天井部の
壁際に屈曲して固定されている。更にこのランドリパイ
プ１３には洗濯物１４ａ〜１４ｎが順次、吊下されてい
る。

【００１２】なお、このランドリパイプ１３の下方は通
常の入浴に供される空間となっており、浴槽１５が設置
されている。ランドリパイプ１３には、図２にその断面
を示すように、吹出用ノズル（小穴）１６ａ、１６ｂが
開口しており、この例では矢印Ｄで示すように２方向に
温風が吹出すようになっている。これらの吹出用ノズル
１６ａ、１６ｂは、浴室乾燥機１２からの距離に拘らず
一定のピッチ（形成位置間隔）で、一定の径に形成され
ている。

【００１３】次にこの実施例にかかわる浴室型乾燥装置
の作用を説明する。洗濯が終了すると、洗濯物１４ａ〜
１４ｎをランドリパイプ１３に吊るし、浴室乾燥機１２
の運転を開始する。これにより、浴室乾燥機１２によっ
て矢印Ｃで示すようにその底部から空気が吸い込まれ、
温風にしてランドリパイプ１３の内部に供給される。そ
の後、この温風はランドリパイプ１３の内部を通過しつ
つ、各吹出用ノズル１６ａ、１６ｂ等から吐き出される
。

【００１４】この場合、各吹出用ノズル１６ａ、１６ｂ
は一方の壁側から他方の壁側まで順次、一定間隔で形成
されているので、同様に並んで配置されている洗濯物１
４ａ〜１４ｎに対して各吹出用ノズル１６ａ、１６ｂか
ら吐き出される温風が洗濯物１４ａ〜１４ｎによく当る
。したがって、浴室の壁際にあるものも含めて洗濯物１
４ａ〜１４ｎの全てに温風が平均して当ることとなり、
浴室乾燥機１２から遠い壁際の洗濯物も満遍なく乾燥さ
せることができる。

【００１５】なお、上記実施例ではランドリパイプ１３
に形成される多数の吹出用ノズル１６ａ、１６ｂのピッ
チおよび径を浴室乾燥機１２からの距離に拘らず一定に
形成しているが、このような態様に限る必要はない。例
えば、吹出し風量がランドリパイプ１３の各位置で均一
になるように、浴室乾燥機１２に近い部分の吹出用ノズ
ル１６ａ、１６ｂはピッチ（形成位置間隔）が大きく、
遠ざかるにつれてピッチが小さくなるように形成しても
よい。

【００１６】また、吹出用ノズル１６ａ、１６ｂの径の
大きさは浴室乾燥機１２に近い部分は小さく、遠ざかる
につれて大きくなるように形成してもよい。あるいは、
これらを組み合わせてもよい。このようにすると、浴室
乾燥機１２に近い部分の吹出用ノズル１６ａ、１６ｂか
らの温風の吹出し圧力が高くても、この部分のみに多く
の温風が吹出すという弊害を防ぐことができ、浴室乾燥
機１２からの距離に拘らず、温風の吹出し量が適切にな
って洗濯物１４ａ〜１４ｎの乾燥をより一層効率的に行
うことができる。

【００１７】なお、上記実施例ではランドリパイプ１３
を１つだけ設けているが、この例に限らず、ランドリパ
イプ１３を複数個、例えば２本以上設けてもよい。

【００１８】

【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれば
、浴室乾燥機から吐き出される温風をランドリパイプに
吊下された洗濯物全体に平均して当てることができ、壁
際も含めて洗濯物の全てを満遍なく乾燥させることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】浴室型乾燥装置の構成を示す図である。

【図２】ランドリパイプの断面を示す図である。

【図３】従来の浴室型乾燥装置の構成を示す図である。

【符号の説明】

１１：浴室型乾燥装置　　　　　　　　　　　　１２：
浴室乾燥機１３：ランドリパイプ　　　　　　　　　　
　　１４ａ〜１４ｎ：洗濯物 １５：浴槽　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　１６ａ、１６ｂ：吹出用ノズル

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　乾燥機から吹出す温風によって浴室内
   のランドリパイプに吊るした洗濯物を乾燥する浴室型乾
   燥装置において、前記ランドリパイプを乾燥機に接続し
   てその内部に温風を導くとともに、該ランドリパイプに
   多数の穴を形成し、これらの穴から吹出す温風によって
   洗濯物を乾燥するように構成したことを特徴とする浴室
   型乾燥装置。