JP2543503Y2 - トンネルフィニッシャ - Google Patents

トンネルフィニッシャ

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JP2543503Y2
JP2543503Y2 JP1993018688U JP1868893U JP2543503Y2 JP 2543503 Y2 JP2543503 Y2 JP 2543503Y2 JP 1993018688 U JP1993018688 U JP 1993018688U JP 1868893 U JP1868893 U JP 1868893U JP 2543503 Y2 JP2543503 Y2 JP 2543503Y2
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JP
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hot air
chamber
steam
suction
tunnel finisher
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JPH0675395U (ja
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秀人 倉田
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富士車輌株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、トンネル状の通路の
内部で衣類を蒸気むらしと乾燥仕上げするトンネルフィ
ニッシャに関するものである。
【0002】
【従来の技術】衣類は、アイロン工程前に布地表面のし
わを伸ばしておくと、非常に美しいアイロン仕上りを得
ることができる。このため、従来のクリーニング作業に
おいては、洗濯された衣類をトンネルフィニッシャに投
入して蒸気むらしと乾燥仕上げを行ない、表面のしわを
伸ばすことが行なわれている。
【0003】従来のトンネルフィニッシャは、装置フレ
ームの内部に直列に連結する蒸気室と熱風室とを設け、
その両室の上部を挿通させたチェーンコンベヤにハンガ
ー掛けを取付け、ハンガ掛けに吊り下げた衣類をチェー
ンコンベヤの駆動により蒸気室と熱風室に通過させ、蒸
気むらしと乾燥仕上げを順に行なうようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のトンネルフ
ィニッシャにおいては、衣類が熱風室の出口から搬出さ
れる際、衣類の肩部等に熱風が当たると、その熱風が出
口からトンネルフィニッシャの外部に吹き出す場合があ
るが、このように吹き出した熱風は、トンネルフィニッ
シャ出口の周囲温度を上昇させ、作業環境を悪化させる
問題がある。
【0005】上記の問題に対処するため、熱風室の出口
上部に排気ダクトを設けたり、出口に冷風を吹き付けて
外部に出た熱風を冷却する工夫がとられているが、この
ような手段は温度上昇を緩和させる効果はあるが、周囲
温度の全体的な上昇を止めるまでの効果はなく、根本的
な環境改善ができる手段が望まれている。
【0006】そこで、この考案は、上記の問題を解決
し、装置出口からの熱風の吹き出しを無くし、作業環境
の悪化を確実に防止できるトンネルフィニッシャを提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めこの考案は、蒸気を吹出す蒸気室と、熱風を吹出す熱
風室と、熱風を吸引する熱風吸引室とを直列に連結し
室の上部を挿通させたチェーンコンベヤに所定間隔で
ハンガー掛けを取付け、このハンガー掛けに吊り下げた
衣類を上記各室の内部に設けた通路を通過させ、熱風吸
引室は衣類が通過する通路の上面を閉じ、通路の側壁に
多数の吸引孔を設けて通路内部の熱風を吸引自在とし、
かつその熱風を吸引する排気管をトンネルフィニッシャ
の設置建物外部に排気するように設け、蒸気むらしと乾
燥仕上げと熱風吸引とを順に行なってトンネルフィニッ
シャ出口の温度上昇を抑制して成る構造としたのであ
る。
【0008】
【作用】上記の構造においては、熱風室の後方に熱風吸
引室を設け、衣類乾燥に用いられた熱風を強制的に吸引
することにより、トンネルフィニッシャ外部への熱風の
放出を確実に防止することができる。この場合、熱風吸
引室は通路上面を閉じ、通路側壁に多数の吸引孔を設
け、かつ熱風を吸引する排気管をトンネルフィニッシャ
の設置建物外部に排気するように設けたから、蒸気室や
熱風吸引室から衣類が通過する通路の隙間から作業室に
蒸気や熱風が洩れることがなく、トンネルフィニッシャ
の周囲への作業環境を大きく改善するのである。
【0009】
【実施例】以下、この考案の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1及び図2に示すように、実施例のトン
ネルフィニシャは、内部に、蒸気室1と熱風室2と熱風
吸引室3とが直列して設けられ、その各室1、2、3の
入口と出口が連通して衣類が移動する通路を形成してい
る。
【0010】上記各室1、2、3の上部には、各々の室
を連通して外部にループ状にめぐるチェーンコンベヤ4
が設けられている。このチェーンコンベヤ4は、複数の
スプロケット5により水平状態に掛け渡され、その1つ
のスプロケット5に連結した電動機6の駆動により循環
回動する。
【0011】また、上記チェーンコンベヤ4には、長さ
方向に所定の間隔で複数のハンガー掛け7が取付けられ
ている。このハンガー掛け7の間隔は、衣類の肩幅が互
いに干渉しないように設定されており、ハンガー掛け7
にハンガー8を介して吊り下げた衣類Aは、チェーンコ
ンベヤ4の動きにより、各室1、2、3の中央部を移動
するようになっている。
【0012】蒸気室1は、図1及び図3に示すように、
入口に、ばねで付される扉22と、衣類の搬入を検知
する検知器(図示略)を備え、内部の両側面に複数の蒸
気管9を設けている。この各蒸気管9には、上下方向に
多数の蒸気吹出し口10が形成され、蒸気室1内部を通
過する衣類Aに対して両側から蒸気を吹付けるように設
定されている。
【0013】熱風室2は、図4に示すように側方に、そ
の熱風室2と上下端部で連通するダクト11を備え、こ
のダクト11に加熱ヒータ12が設けられている。ま
た、ダクト11の上部に送風ブロア13が設けられ、こ
の送風ブロア13が、加熱ヒータ12の加熱で形成され
た熱風を熱風室2とダクト11間で循環させる。
【0014】熱風吸引室3は、図5に示すように衣類A
が移動する通路14と、その通路14の両側に設けた吸
引室15、16とから形成され、その通路14と両吸引
室15、16との隔壁に多数の吸引孔17が形成されて
いる。また、熱風吸引室3の側方には、両吸引室15、
16と下端部で連通する吸引ダクト18が設けられ、そ
のダクト18の上部に吸引用ブロア19が取付けられて
いる。この吸引用ブロア19の吸引口20はダクト18
に開口し、排気管21は、トンネルフィニッシャを設置
した建物の外部に配管されており、吸引用ブロア19が
作動すると、熱風吸引室3の空気をダクト18を通して
吸引し、排気管21を介して屋外に排出する。
【0015】また、上述したチェーンコンベヤ4の電動
機6や、蒸気室1の蒸気管9に接続する蒸気供給装置
(図示略)、熱風室2の加熱ヒータ12や送風ブロア1
3、熱風吸引室3の吸引用ブロア19等は、それぞれ図
示省略した制御装置に接続しており、この制御装置によ
り各々連動して作動するように動きが制御されている。
【0016】この実施例のトンネルフィニッシャーは上
記のような構造であり、次にその作用を説明する。
【0017】外側のチェーンコンベヤ4のハンガー掛け
7に、ハンガー8を介して衣類Aを吊り下げ、チェーン
コンベヤ4を回動させて蒸気室1の内部に衣類Aを搬入
すると、蒸気管9から衣類Aに向かって蒸気が吹き出
し、蒸気むらしを行なう。
【0018】蒸気の吹出しが所定時間継続し、蒸気むら
しが完了する間もチェーンコンベヤ4が回動し続けて衣
類Aが熱風室2へ移動し、次の衣類が蒸気室1に搬入さ
れる。
【0019】熱風室2では、衣類Aが搬入されると、加
熱ヒータ12と送風ブロア13が作動し、これにより熱
風室2とダクト11を循環する熱風により衣類が乾燥仕
上げされる。
【0020】この乾燥仕上げを行ないながら、チェーン
コンベヤ4は回動し、衣類Aを熱風吸引室3へ移動させ
る。
【0021】熱風吸引室3においては、吸引用ブロア1
9が作動し、これによって熱風室2より吹出した熱風を
通路14の両側面に設けた多数の吸引孔20より強制的
に吸引し、吸引用ブロア19の排気管21より屋外に排
出する。
【0022】この熱風の吸引は、タイマーにより設定し
た時間の範囲内で行なってもよい。また、熱風吸引室3
の出口に温度検出器を設け、その検出器の温度が一定温
度まで低下するまで継続させるようにしてもよい。
【0023】その後、上記の熱風吸引を行ないながら、
チェーンコンベヤ4が回動し、衣類Aを外部に搬出し、
ハンガー掛け7から取外す。
【0024】
【効果】以上のように、この考案は、熱風室の後方に熱
風吸引室を連結し、熱風室から熱風吸引室へ吹出す熱風
通路の吸引孔から強制的に吸引してトンネルフィニッ
シャ建物外部へ排気するようにしたので、トンネルフィ
ニッシャからの熱風の吹出しを確実に防止することがで
き、周囲の作業環境を良好に維持できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のトンネルフィニッシャの横断平面図
【図2】同上の正面図
【図3】蒸気室の縦断側面図
【図4】熱風室の縦断側面図
【図5】熱風吸引室の縦断側面図
【符号の説明】
1 蒸気室 2 熱風室 3 熱風吸引室 4 チェーンコンベヤ 7 ハンガー掛け 9 蒸気管 12 加熱ヒータ 13 送風ブロア 14 通路 15、16 吸引室 19 吸引用ブロア A 衣類

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気を吹出す蒸気室と、熱風を吹出す熱
    風室と、熱風を吸引する熱風吸引室とを直列に連結し
    室の上部を挿通させたチェーンコンベヤに所定間隔で
    ハンガー掛けを取付け、このハンガー掛けに吊り下げた
    衣類を上記各室の内部に設けた通路を通過させ、熱風吸
    引室は衣類が通過する通路の上面を閉じ、通路の側壁に
    多数の吸引孔を設けて通路内部の熱風を吸引自在とし、
    かつその熱風を吸引する排気管をトンネルフィニッシャ
    の設置建物外部に排気するように設け、蒸気むらしと乾
    燥仕上げと熱風吸引とを順に行ない、トンネルフィニッ
    シャ出口の温度上昇を抑制して成るトンネルフィニッシ
    ャ。
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