JP2000218095A

JP2000218095A - 衣類乾燥機

Info

Publication number: JP2000218095A
Application number: JP11026731A
Authority: JP
Inventors: Fuminobu Hosokawa; 文信細川; Shigeharu Nakamoto; 重陽中本; Kenji Kida; 憲治来田; Tomoaki Kajiura; 智彰梶浦; Yasuhito Takahashi; 康仁高橋
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1999-02-03
Filing date: 1999-02-03
Publication date: 2000-08-08

Abstract

(57)【要約】【課題】乾燥空気と被乾燥物との接触を良くして被乾
燥物の各部位を均一に乾燥して、短時間乾燥と省エネル
ギーとを実現すること。【解決手段】乾燥空気発生手段１７で発生した乾燥空気
を乾燥庫１５内に設けた整風板２４により、被乾燥物１
に向けた流れと、上方に向けて流れる乾燥空気の偏りを
均一に整風し風速を高めて吹き出すことにより、短時間
乾燥と省エネルギーを実現する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭で使用さ
れる衣類を効率よく乾燥する衣類乾燥機に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】従来、一般家庭で衣類を乾燥する方式と
して衣類をドラムに収納して回転させながら温風を送風
して乾燥するドラム式衣類乾燥機、衣類をハンガーにか
けて乾燥する吊り下げ式衣類乾燥機がある。衣類を傷め
ず、シワ無く乾燥するには吊り下げ式衣類乾燥機が有利
である。この種の従来の衣類乾燥機の構造を図１１、図
１２に示す。衣類は、被乾燥物1a、1bを収納する乾燥庫
２内に上下二段に配置したハンガーポール3a、3bに掛け
て吊り下げられている。４は乾燥空気発生手段で内部に
は送風手段５と加熱手段６を装備している。７は吸気口
で乾燥空気発生手段４の動作により吸気口７より吸気し
た空気は、加熱手段６により加熱されて風路８を流れ吹
き出し口９より乾燥庫２に吹き出す。吹き出し口９は被
乾燥物1aの下方に設けられている。乾燥空気は被乾燥物
1a、1bと接触して乾燥を促進する。乾燥によって多湿に
なった乾燥空気は排気口１０から乾燥庫２外に排出して
乾燥を行っていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成において被乾燥物1a、1bを乾燥する場合は、中
央部に位置した吹き出し口９より吹き出す乾燥空気は、
吹き出し口９の近傍の一部の被乾燥物1a、1bとの接触は
比較的良好に行われる。しかし、吹き出し口９から離れ
るに従って被乾燥物1a、1bの乾燥速度にムラが発生し均
一に乾燥しない。一般的には被乾燥物の襟、袖、わき等
の乾燥物が遅くなる。この理由は、乾燥空気が乾燥庫２
内を均一に流れないためである。つまり、吹き出し口９
から吸気した乾燥空気の通路面積が広くなり風速は極端
に遅くなる。被乾燥物1a間および1b間は密度が大きく通
路抵抗が大きい。しかし、被乾燥物1a、1bと乾燥庫２の
内壁面との間は通路抵抗が小さく、乾燥空気は被乾燥物
の外周部を流れることになる。乾燥を効率よく行うには
被乾燥物1a、1b全体の表面と乾燥空気が良く接触させる
必要がある。

【０００４】以上のように、従来の吊り下げ式衣類乾燥
機では、乾燥庫２内を流れる乾燥空気の通路が固定化
し、乾燥能力を十分に発揮しない状態で排気口１０から
排気されるので乾燥ムラが発生し、エネルギー効率の悪
い乾燥を行っていた。

【０００５】また、丈の長い衣類を収納する場合は、ハ
ンガーポール3bにかけても、ハンガーポール3aに衣類の
下部、および中段部分があたり、折り曲げられるため収
納に不都合であった。

【０００６】本発明は、このような従来の衣類乾燥機の
課題を考慮し、乾燥ムラが発生しない、また丈の長い衣
類を収納する場合便利な衣類乾燥機を提供することを目
的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】第１の本発明（請求項１
に対応）は、被乾燥物を一段もしくは複数段に配置して
収納する乾燥庫と、乾燥庫内に設けられた被乾燥物を吊
り下げるハンガーポールと、温風もしくは空気の水分を
除湿して乾燥空気を発生する乾燥空気発生手段と、前記
乾燥庫に乾燥空気を吹き出す吹き出し口と、前記乾燥空
気を乾燥庫外に排気する排気口と、前記乾燥庫内に収納
した被乾燥物の上方に位置し、中央部が開口するように
乾燥空気の通路面積を絞った整風板とを備えた衣類乾燥
機である。

【０００８】第２の本発明（請求項７に対応）は、被乾
燥物を複数段に配置して収納する乾燥庫と、その乾燥庫
内に設けられた被乾燥物を吊り下げるハンガーポール
と、温風もしくは空気の水分を除湿して乾燥空気を発生
する乾燥空気発生手段と、前記乾燥庫に乾燥空気を吹き
出す吹き出し口と、前記乾燥空気を乾燥庫外に排気する
排気口と、前記乾燥庫内に収納した被乾燥物の上方に位
置し、乾燥空気の通路面積を絞った整風板とを備え、前
記吹き出し口は、第１および第２の２列の吹き出し口で
あり、前記第１の吹き出し口と第２の吹き出し口は、前
記ハンガーポールに対して平行で、互いに所定の間隔を
有し、前記整風板は、前記第１および第２の吹き出し口
と対面する位置に、第１、第２の吹き出し部が開けられ
たものである衣類乾燥機である。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。

【００１０】（実施の形態１）図１は本発明の実施の形
態１である衣類乾燥機の全体構成を示す正面断面図、図
２は同乾燥機の本体構成を示す側面断面図である。

【００１１】１５は衣類である被乾燥物1a、1bを収納す
る乾燥庫であり、衣類は乾燥庫１５内に上下二段に配置
したハンガーポール16a、16bに掛けて吊り下げられてい
る。１７は乾燥空気発生手段で内部には送風手段１８と
加熱手段１９を装備している。２０は吸気口で乾燥空気
発生手段に１７の動作により吸気口２０より吸気した空
気は、加熱手段１９により加熱されて風路２１を流れ、
吹き出し口２２より乾燥庫１５に乾燥空気として吹き出
す。風路２１はハンガーポール16a、16bと平行して構成
され、吹き出し口２２は被乾燥物1aの下方で中央に設け
られている。乾燥空気は被乾燥物1a、1bと接触して乾燥
を促進する。乾燥の促進により多湿になった乾燥空気は
排気口２３から被乾燥庫１５外に排出する。

【００１２】２４a、２４bは整風板で乾燥庫１５に収納
した被乾燥物1aの上方に位置し、乾燥庫１５の中央に開
口部２５を構成するように吹き出し口２２から吸気した
乾燥空気の通路面積を絞っている。前記開口部２５はハ
ンガーポール１６aと平行するように形成されている。
つまり、ハンガーポール１６ａの存在する位置に設けら
れている。更に、前記２枚の整風板２４a、２４bは、乾
燥物1aを吊り下げるハンガー２６の肩部の傾斜角度と略
平行、かつ被乾燥物1aに近接して設けられている。つま
り、前記２枚の整風板２４a、２４bは開口部２５から離
れるほど下降した傾斜面を形成している。従って、吹き
出し口２２から供給した乾燥空気は一段目の被乾燥物1a
と接触した後、乾燥庫１５の中央部に集まり開口部２５
を吹き出し口とし風速を高めて２段目の被乾燥物1bに向
けて吹き出す。

【００１３】本実施の形態では、被乾燥物1a、1bを二段
に収納し、整風板２４a、２４bを一段目の被乾燥物の1a
の上方に位置させているが、図３に示したように二段目
の被乾燥物1bの上方にも整風板２７a、２７bを設けても
良い。乾燥空気発生装置１７としては、ニクロムヒー
タ、シーズヒータ、ＰＴＣヒータ等を使用して温風を乾
燥空気としているが、他にもゼオライト、シリカゲル等
の吸着剤およびヒートポンプ式の除湿器により吸気口２
０から吸気した空気中の水分を減湿して乾燥空気を発生
するものでも良い。更に乾燥空気は排気口２３から乾燥
庫１５外に排気される構成としているが、乾燥庫１５か
ら排出される乾燥空気を乾燥空気発生装置１７に循環さ
せて多湿の空気を除湿して乾燥庫１５に供給する乾燥空
気循環型でも良い。

【００１４】次に、本実施形態における衣類を乾燥する
衣類乾燥機の動作、作用について説明する。

【００１５】図に示していない操作部を使用者が操作し
て運転を開始すると、乾燥空気発生手段１７の送風手段
１８と加熱手段１９が作動する。乾燥空気は吸気口２０
から供給し加熱されて風路２１を流れて吹き出し口２２
から乾燥庫１５に供給される。乾燥空気は被乾燥物1aに
向けて吹き出し、被乾燥物1aと接触して乾燥が促進され
る。この時、乾燥空気は複数の被乾燥物1a間を通過する
ものと、上方に向かうに従って比較的通路抵抗の小さい
乾燥庫１５の内壁面と被乾燥物1aとの間を流れながら上
昇する。通路抵抗が小さくなっているのは、乾燥庫１５
と被乾燥物１aとの隙間の方が、複数の被乾燥物1a間の
隙間より大きいためである。乾燥庫１５を流れる乾燥空
気の風速は、吹き出し口２２の面積に比べて、はるかに
広い通路面積であるためかなり遅い速度で上昇する。更
に乾燥空気は被乾燥物1aの上方に達すると整風板２４
a、２４bにより乾燥庫１５の中央に向けて流れる。乾燥
庫１５の通過面積が絞られているため乾燥空気は風速を
高めながら、開口部２５に向けて流れる。この時、ハン
ガー２６に引っかけられた被乾燥物1aの襟、肩の部位を
乾燥空気が通過することになるので効率よく乾燥空気と
接触して乾燥が促進される。乾燥空気は風速を更に高め
て開口部２５から二段目の被乾燥物1bの中央下部より吹
き出す。整風板２４a、２４bは乾燥空気の通路断面を絞
っているため、一段目で一端遅くなった風速を高めて二
段目の被乾燥物1bに向けて吹き出す。このため乾燥空気
は二段目の被乾燥物1bにも効率良く接触するので一段
目、二段目の被乾燥物1a、1bともに均一に乾燥させるこ
とが出来る。もちろん図３に示したように、二段目も整
風板２７a、２７bを設けると前記した理由で、より効率
的な乾燥を行うこともできる。

【００１６】以上のように、乾燥庫１５に吸気した乾燥
空気の流れを整風板２４a、２４bあるいは整風板２７
a、２７bをハンガー２６の傾斜角度と略平行、かつ被乾
燥物1a、1bに近接して設けることにより、被乾燥物の部
位あるいは上下二段の被乾燥物1a、1bを均一に効率よく
乾燥し、エネルギー効率の高い衣類乾燥を行うことが出
来る。

【００１７】（実施の形態２）図４、図６は本発明の実
施の形態２である衣類乾燥機の全体構成を示す正面断面
図、図５、図７は同乾燥機の本体構成を示す側面断面図
である。

【００１８】実施の形態１と異なる点は、整風板を分割
し回動自在にして所定の位置で固定できるところであ
る。なお、実施の形態１と共通部分には同一番号を付加
し説明は省略する。

【００１９】図４、図５において、一段目のハンガーポ
ール３１a、３１bは２つの部分に分割されており、一方
のハンガーポール３１a（図面上右側）は折り畳み可能
で収納自在の構成になっている。そのハンガーポール３
１aを水平方向に配置（図４の破線）する場合は支持具
３２に係合する。また、収納する場合は支持具３２より
係合をはずし下方に向けて収納する。他方のハンガーポ
ール３１ｂは固定式である。また、２８a、２８bは、ハ
ンガーポール３１aの存在する付近に位置して設けられ
た整風板で、所定の幅Ｌを有し、図５（A）に示すよう
に、回動自在にしてa点とb点の位置で固定出来るように
なっている。整風板２９a、２９bは、実施の形態１と同
様に、図５（B）に示すようにハンガー２６の傾斜角度
と略平行、かつ被乾燥物1a、に近接して設けられてい
る。整風板３０a、３０bは二段目の被乾燥物1bの上方に
位置して設けられている。

【００２０】一般の家庭では乾燥する被乾燥物の種類は
丈の長いものから短いものまで多種多様である。これら
を混在させて乾燥する場合は、回動自在にした整風板２
８a、２８bをb側に固定して立てるとともに、ハンガー
ポール３１aを下方に収納した状態とする。その上で長
尺の被乾燥物1cを図４に示したようにハンガーポール１
６bに吊り下げる。その他の短い被乾燥物１a、１bはハ
ンガーポール３１b、１６bに吊り下げる。以上のように
丈の短いもの、および丈の長い被乾燥物も収納すること
ができる。

【００２１】また、別の実施の形態を図６、図７に示
す。一段目の整風板３３a、３３bは回動自在としてそれ
ぞれ固定できるようになっている。ハンガーポール３４
a、３４bは支持具３２と係合して水平方向に配置（図６
の破線）する場合と、係合をはずして下方に向けて収納
する場合（図６の実線）とを選択できる。多量の長尺の
被乾燥物1cを乾燥する場合には図７の（A）のようにハ
ンガーポール３４a、３４bを収納し、整風板３３aを収
納して配置する。丈の短い被乾燥物1a、1bの場合は図７
の（B）の位置にハンガーポール３４a、３４bを水平に
支持し、整風板３３aを配置して固定する。このように
被乾燥物の丈に合わせて整風板３３a、３３bを選択して
被乾燥物を乾燥庫１５に収納して乾燥させる。

【００２２】以上のように、多種多様の丈の被乾燥物を
乾燥庫１５に収納することが可能である。さらに整風板
３３a、３３b、および３０a、３０bの効果で被乾燥物1
a、1b、1cに乾燥空気が効率よく流れ乾燥むらがなく、
乾燥が速くなる。

【００２３】（実施の形態３）図８は本発明の実施の形
態３である衣類乾燥機の本体構成を示す側面断面図であ
る。実施の形態１と共通部分には同一番号を付加し説明
は省略する。

【００２４】３５a、３５bおよび３６a、３６bは、乾燥
庫１５の壁面を流れる乾燥空気を被乾燥物1a、1b側に向
ける整風羽根である。吹き出し口２２と整風板２４a、
２４b間のほぼ中段に配設し、乾燥庫１５の内壁面に被
乾燥物側に突出して設けられている。同様に整風板２４
a、２４bと整風板２７a、２７b間のほぼ中段に設けられ
ている。

【００２５】本実施の形態によれば吹き出し口２２から
乾燥庫１５に供給される乾燥空気は被乾燥物1aと接触し
ながら上方に向けて流れる。この時、被乾燥物1aと乾燥
庫１５の通路抵抗は、被乾燥物1a間より小さいために乾
燥空気は乾燥庫１５の壁面を流れ易くなる。前記乾燥庫
１５の壁面を流れる乾燥空気は整風羽根３５a、３５bの
案内により被乾燥物1aに向けて流れる。従って乾燥空気
と被乾燥物1aとの接触がより効果的に行われることにな
る。さらに乾燥空気が上昇すると、前記の理由により乾
燥庫１５の内壁面を流れ、整風板２４a、２４bの効果に
より中央に向けて風速を高めて流れるため被乾燥物1aの
襟と接触して効率の良い乾燥が出来る。乾燥空気は風速
を速めて開口部２５から被乾燥物1bに向けて吹き出す。
その後は前記した乾燥空気の流れにより被乾燥物1bを効
率よく乾燥するものである。前記整風羽根３５a、３５b
および３６a、３６bは本実施例によれば二段設けられて
いるが、乾燥庫１５の寸法により複数段設けても良い。

【００２６】（実施の形態４）図９（A）は本発明の実
施の形態４である衣類乾燥機の本体構成を示す側面断面
図である。図９（B）は同乾燥機の要部詳細図である。
実施の形態１と共通部分には同一番号を付加し説明は省
略する。

【００２７】３７は分流風胴で、乾燥空気発生手段１７
より乾燥庫１５に供給する乾燥空気を風路３８、３９に
分流する。風路３８、３９は第１の吹き出し口４０と第
２の吹き出し口４１を有している。第１の吹き出し口４
０と第２の吹き出し口４１はハンガーポール１６aに対
して平行で、所定の間隔を設けて形成されている。所定
の間隔とは、袖付きの被乾燥物1aをハンガーポール１６
aに吊り下げた時、袖の位置と対面する位置としてい
る。

【００２８】本実施の形態によれば吹き出し口４０、４
１から乾燥庫１５に供給される乾燥空気は、被乾燥物1a
の袖部に向けて吹き出す。本来、被乾燥物1a、1bの袖
部、襟部は布地を二重にして縫製されているので他の部
分より乾燥し難い。この乾燥しにくい袖部に乾燥空気が
吹き出すので乾燥速度が速く、効率の良い乾燥が行われ
る。

【００２９】また、別の実施の形態を図１０に示す。４
２は整風板で吹き出し部４３，吹き出し部４４を設けて
いる。吹き出し部４３，４４は、乾燥庫１５の通路面積
を絞っているとともに、第１および第２の吹き出し口４
０、４１と対面する位置に設けられている。すなわち、
二段目に収納した被乾燥物1bの袖部に対向した位置に形
成されている。

【００３０】乾燥空気発生手段１７で発生した乾燥空気
は第１の吹き出し４０、第２の吹き出し口４１より乾燥
庫１５に供給される。乾燥空気は袖部に向けて吹き出す
ので効率の良い乾燥が行われる。乾燥空気の上昇に伴っ
て乾燥空気は、流路抵抗の小さい乾燥庫１５の壁面と被
乾燥物1a間を流れやすくなる。整風板４２付近に達する
と偏って流れている乾燥空気は、吹き出し部４４で整流
され風速を増して被乾燥物1bの袖部に向けて吹き出す。
更に上昇した乾燥空気は整風板２７a、２７bの効果によ
り襟部を流れて排気口２３より乾燥庫１５外に排出され
る。従って、乾燥空気と被乾燥物との接触が効果的に行
われ、被乾燥物1a、1bを短時間に、効率よく乾燥するこ
とが出来る。

【００３１】

【発明の効果】本発明（請求項１対応）によれば、乾燥
空気は整流され風速を高めて吹き出すので、被乾燥物と
効率よく接触し短時間に省エネルギーで乾燥が行われ
る。

【００３２】本発明（請求項２対応）によれば、被乾燥
物の襟部を乾燥空気が風速を高めて流れるため効率のよ
い乾燥が行われる。

【００３３】本発明（請求項３対応）によれば、長い丈
の被乾燥物を収納することが可能で、乾燥空気が被乾燥
物と接触するように流れ乾燥むらがなく、短時間に乾燥
が行われる。

【００３４】本発明（請求項４対応）によれば、短い丈
や長い丈の多種多様の丈の被乾燥物を収納することが可
能で、乾燥空気が被乾燥物と接触するように流れ乾燥む
らがなく、短時間に乾燥が行われる。

【００３５】本発明（請求項５対応）によれば、乾燥に
寄与しない乾燥庫の壁面を流れる乾燥空気が被乾燥物に
向けて流れるので、被乾燥物との接触が非常に良く熱損
失が少なく、乾燥むらのない効率のよい乾燥が行われ
る。

【００３６】本発明（請求項６対応）によれば、被乾燥
物の形状に合わせ、乾燥し難い部分に乾燥空気を吹き出
すので効率のよい乾燥が行われる。

【００３７】本発明（請求項７対応）によれば、複数段
に収納された被乾燥物の形状に合わせて効果的な位置に
吹き出し口を設けることで乾燥空気と被乾燥物との接触
が効率的に行われ、短時間に効率よく乾燥することが出
来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態１の形態である衣類乾燥機
の全体構成を示す正面断面図

【図２】同衣類乾燥機の本体構成を示す側面断面図

【図３】同衣類乾燥機の本体構成を示す側面断面図

【図４】本発明の実施の形態２である衣類乾燥機の全体
構成を示す正面断面図

【図５】同衣類乾燥機の本体構成を示す側面断面図

【図６】本発明の別の実施の形態である衣類乾燥機の全
体構成を示す正面断面図

【図７】同衣類乾燥機の本体構成を示す側面断面図

【図８】本発明の実施の形態３である衣類乾燥機の全体
構成を示す側面断面図

【図９】本発明の実施の形態４である衣類乾燥機の全体
構成を示す側面断面図

【図１０】本発明の別の実施の形態である衣類乾燥機の
全体構成を示す側面断面図

【図１１】従来の衣類乾燥機の全体構成を示す正面断面
図

【図１２】従来の衣類乾燥機の全体構成を示す側面断面
図

【符号の説明】

１ａ被乾燥物１５乾燥庫１６a ハンガーポール１６b ハンガーポール１７乾燥空気発生手段２１風路２２吹き出し口２３排気口２４a 整風板２４b 整風板２５開口部２７a 整風板２７b 整風板２８a 整風板２８b 整風板２９a 整風板２９b 整風板３０a 整風板３０b 整風板３１a ハンガーポール３１b ハンガーポール３３a 整風板３３b 整風板３４a ハンガーポール３４b ハンガーポール３５a 整風羽根３５b 整風羽根３６a 整風羽根３６b 整風羽根３８風路３９風路４０第一の吹き出し口４１第二の吹き出し口４２整風板４３吹き出し部４４吹き出し部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者来田憲治大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内 (72)発明者梶浦智彰大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内 (72)発明者高橋康仁大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内Ｆターム(参考） 4L019 BB02

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】被乾燥物を一段もしくは複数段に配置し
て収納する乾燥庫と、乾燥庫内に設けられた被乾燥物を
吊り下げるハンガーポールと、温風もしくは空気の水分
を除湿して乾燥空気を発生する乾燥空気発生手段と、前
記乾燥庫に乾燥空気を吹き出す吹き出し口と、前記乾燥
空気を乾燥庫外に排気する排気口と、前記乾燥庫内に収
納した被乾燥物の上方に位置し、中央部が開口するよう
に乾燥空気の通路面積を絞った整風板とを備えた衣類乾
燥機。
【請求項２】前記整風板の中央部の開口は、前記ハン
ガーポールのある位置に沿って設けられ、その両側の整
風板部は前記開口から下方へ傾斜した状態で設けられて
いる請求項１記載の衣類乾燥機。
【請求項３】前記乾燥庫は被乾燥物を複数段に配置し
て収納できるものであり、前記ハンガーポールは最上段
を除き収納自在であり、また前記整風板は、回動自在に
して所定の角度位置で固定できるようになっている請求
項１または２記載の衣類乾燥機。
【請求項４】前記ハンガーポールの一部と、それに対
応する位置にある前記整風板の一部とは、固定式であ
り、収納不可、回動不可となっている請求項３記載の衣
類乾燥機。
【請求項５】前記乾燥庫の壁面を流れる乾燥空気を被
乾燥物側に向けるための複数枚の整風羽根とをさらに備
えた請求項１〜４のいずれかに記載の衣類乾燥機。
【請求項６】前記吹き出し口は、第１および第２の２
列の吹き出し口であり、前記第１の吹き出し口と第２の
吹き出し口は、前記ハンガーポールに対して平行で、互
いに所定の間隔を有する請求項１〜５のいずれかに記載
の衣類乾燥機。
【請求項７】被乾燥物を複数段に配置して収納する乾
燥庫と、その乾燥庫内に設けられた被乾燥物を吊り下げ
るハンガーポールと、温風もしくは空気の水分を除湿し
て乾燥空気を発生する乾燥空気発生手段と、前記乾燥庫
に乾燥空気を吹き出す吹き出し口と、前記乾燥空気を乾
燥庫外に排気する排気口と、前記乾燥庫内に収納した被
乾燥物の上方に位置し、乾燥空気の通路面積を絞った整
風板とを備え、前記吹き出し口は、第１および第２の２列の吹き出し口
であり、前記第１の吹き出し口と第２の吹き出し口は、
前記ハンガーポールに対して平行で、互いに所定の間隔
を有し、前記整風板は、前記第１および第２の吹き出し口と対面
する位置に、第１、第２の吹き出し部が開けられたもの
である衣類乾燥機。