JP3038914U - 衣服仕上げ装置 - Google Patents

衣服仕上げ装置

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JP3038914U
JP3038914U JP1996013521U JP1352196U JP3038914U JP 3038914 U JP3038914 U JP 3038914U JP 1996013521 U JP1996013521 U JP 1996013521U JP 1352196 U JP1352196 U JP 1352196U JP 3038914 U JP3038914 U JP 3038914U
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finishing
steam
chamber
drying
clothes
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JP1996013521U
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幸男 宮田
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幸男 宮田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】綿のような生地でも良好に伸ばすことができる
ようにすること。 【解決手段】トンネル状の通路2内に衣服Aを通過させ
て蒸気室3での蒸らし処理と、乾燥室4での乾燥処理と
を順に行ない仕上げをする装置において、蒸気室3と乾
燥室4とからなる一組の仕上げ部5,6を2つ連設す
る。そして、前段の第1仕上げ部5の蒸気室3には湿気
を多く含んだ低温のウェットなスチームを、後段の第2
仕上げ部6の蒸気室3には、湿気をあまり含まない高温
のドライなスチームを供給するようにした。また、第1
仕上げ部5の乾燥室4に供給する乾燥風を高温に、第2
仕上げ部6の乾燥室4に供給する乾燥風を低温にそれぞ
れ設定して、主に第1仕上げ部5では糸を充分に膨らま
せ、第2仕上げ部6では形固定を行なう。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、洗濯物等衣服の仕上げを行なう衣服仕上げ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
衣服仕上げ装置には、例えば実開平6−75395号に見られるように、トン ネル状の通路を移動する衣服に対して蒸気の吹き付けによる蒸らし処理と、熱風 の吹き付けによる乾燥処理とを順に行なうものがある。しかし、蒸らし処理と乾 燥処理を一回しか行なわないので、綿など、素材によっては生地の伸びが悪く、 良好な仕上がりが望めないものがあった。
【0003】
【解決すべき課題及びそのための手段】
そこでこの考案は、伸びの向上を図り、良好な仕上げが期待できるような衣服 仕上げ装置の提供を課題とする。
【0004】 そのための手段は、トンネル状の通路内に、衣服を通過させて、蒸気室での蒸 らし処理と、乾燥室での乾燥処理とを順に行ない仕上げをする衣服仕上げ装置で あって、前記蒸気室と乾燥室とからなる一組の仕上げ部を複数連設した衣服仕上 げ装置であることを特徴とする。
【0005】 また、上記装置において、前段の仕上げ部の蒸気室に供給する蒸気を、湿気を 多く含んだウェットなスチームに設定するとともに、後段側の仕上げ部の蒸気室 に供給する蒸気ほど、湿気を余り含まないドライなスチームに設定した衣服仕上 げ装置であることを特徴とする。
【0006】 さらに、前記仕上げ部を2つ連設するとともに、前段の仕上げ部の蒸気室に供 給する蒸気を、湿気を多く含んだウェットなスチームに設定し、後段の仕上げ部 の蒸気室に供給する蒸気を、湿気を余り含まないドライなスチームに設定した衣 服仕上げ装置であることを特徴とする。またこのとき、前記前段の仕上げ部の乾 燥室に供給する乾燥風を高温に設定するとともに、後段の仕上げ部の乾燥室に供 給する乾燥風を低温に設定するとよい。
【0007】
【作用及び効果】
すなわち、上述の構成によれば、蒸気室と乾燥室とからなる一組の仕上げ部を 複数連設して、複数回の仕上げ処理を連続して行なえるようにしたので、生地の 伸びの向上を図ることができる。しかも、請求項2のように、前段の仕上げ部の 蒸気室に供給する蒸気を、湿気を多く含んだウェットなスチームに設定するとと もに、後段側の仕上げ部の蒸気室に供給する蒸気ほど、湿気を余り含まないドラ イなスチームに設定すると、たった一回の仕上げ処理を行なう場合よりも湿気を 多く含んだスチームを吹き付けて、糸を充分に膨らませることができるので、よ り伸びのよい、良好な仕上がりが期待できる。
【0008】 また、請求項4のように、前段の仕上げ部の蒸気室で例えば飽和状態に近いウ ェットなスチームを吹き付けて高温の乾燥風で乾燥させることにより糸を充分に 膨らませることができるとともに、後段の仕上げ部の蒸気室でドライなスチーム を吹き付けて低温の乾燥風で乾燥することで、生地を充分に延ばした状態で形固 定することができる。このため、2つの仕上げ部を連設した比較的短い装置であ りながらも、手直しを不要とするような良好な仕上げが確実に行なえる。
【0009】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図1は、衣服仕上げ装置1の横断面平面図であり、縦に細長いトンネル状の通 路2内に衣服Aを通過させて蒸らし処理と乾燥処理とを順に行なって仕上げをす る装置である。蒸らし処理を行なう蒸気室3と、乾燥処理を行なう乾燥室4とか らなる一組の仕上げ部5,6を2つ連設して、生地の伸びの向上を図るようにし ている。
【0010】 すなわち、搬送方向前段の第1仕上げ部5における蒸気室3では、供給する蒸 気を、湿気を多く含んだおよそ50〜60℃のウェットなスチームに設定し、こ の第1仕上げ部5における乾燥室4では、供給する乾燥風を高温に設定している 。一方、後段の第2仕上げ部6における蒸気室3では、供給する蒸気を、湿気を 余り含まないおよそ80〜100℃のドライなスチームに設定し、この第2仕上 げ部6における乾燥室4では供給する乾燥風を低温に設定している。
【0011】 図2は衣服仕上げ装置1の正面図で、細長い直方体状に形成した装置本体1a の上部に、無端状の搬送手段7を装着している。搬送手段7は、モータ8の駆動 により回転するプーリ9にチェーン10を張架して、チェーン10の一部が通路 2内の上部を通るように構成し、チェーン10には所定間隔おきにフック11を 形成している。このフック11は、衣服Aを吊下げたハンガBを吊掛ける。
【0012】 図3は蒸気室3を、図4は乾燥室4を示す縦断面図である。蒸気室3は、通路 2を形成する壁12の内側面に適宜本数の蒸気管13を縦方向に延びるように配 設している。蒸気管13により壁12は所定の温度に加熱される。また、蒸気管 13には、例えばアングル状をなす拡散板(図示せず)を覆い被せて、蒸気管1 3から噴出される蒸気が拡散板に当って良好に拡散するようにするとよい。なお 、第1仕上げ部5の蒸気室3の通路2の上部には、余分な蒸気を排出するダクト 14を形成している。
【0013】 乾燥室4は、装置本体1aの正面側(図面左側)に、通路2の上部と下部とを 連通する循環路15を形成し、通路2の下部に形成した吸い込み口16から通路 2内の雰囲気を吸い込むブロワ17をその循環路15の底部設け、それより上部 には吸い込んだ雰囲気を所定温度に加熱するヒータ18を設けている。吸い込み 口16に装着したのはフィルタ19である。すなわち、ブロワ17により吸い込 み口16から循環路15内に吸い込まれた通路2の雰囲気は、ヒータ18で加熱 されてから通路2内の衣服Aに対し上方から吹き付けられる。また、第2仕上げ 部6の乾燥室4には、熱気を排出するダクト20を形成している。
【0014】 図2中、21は、第1仕上げ部5と第2仕上げ部6との間に形成した点検部2 2に形成したダクトである。この点検部22には、背面側に開閉自在の扉23を 形成している(図1参照)。
【0015】 また、第1仕上げ部5と第2仕上げ部6の蒸気室3の入り口には、衣服Aの搬 入を許容するように回動するも逆方向には回動しないシャッタ24を付勢状態で 装着して、蒸気の漏れを抑制している。
【0016】 このように構成した衣服仕上げ装置1では、蒸気室3と乾燥室4とからなる一 組の仕上げ部5,6を2つ連設して構成し、前段の第1仕上げ部5の蒸気室3で 、例えば飽和状態に近いウェットなスチームを吹き付けた後、乾燥室4で高温の 乾燥風で乾燥させることにより糸を充分に膨らませるとともに、後段の第2仕上 げ部6の蒸気室3でドライなスチームを吹き付けて低温の乾燥風で乾燥する。こ のため、生地を充分に延ばした状態で形固定することができ、綿などの伸びにく い素材でも、良好な仕上げ状態を得ることができる。しかも、仕上げ部5,6を 2つ連設した比較的短いコンパクトな装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】衣服仕上げ装置の横断平面図。
【図2】衣服仕上げ装置の正面図。
【図3】蒸気室の縦断面図。
【図4】乾燥室の縦断面図。
【符号の説明】
1…衣服仕上げ装置 2…通路 3…蒸気室 4…乾燥室 5…第1仕上げ部 6…第2仕上げ部 A…衣服

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トンネル状の通路内に、衣服を通過させ
    て、蒸気室での蒸らし処理と、乾燥室での乾燥処理とを
    順に行ない仕上げをする衣服仕上げ装置であって、前記
    蒸気室と乾燥室とからなる一組の仕上げ部を複数連設し
    た衣服仕上げ装置。
  2. 【請求項2】前段の仕上げ部の蒸気室に供給する蒸気
    を、湿気を多く含んだウェットなスチームに設定すると
    ともに、後段側の仕上げ部の蒸気室に供給する蒸気ほ
    ど、湿気を余り含まないドライなスチームに設定した請
    求項1記載の衣服仕上げ装置。
  3. 【請求項3】前記仕上げ部を2つ連設するとともに、前
    段の仕上げ部の蒸気室に供給する蒸気を、湿気を多く含
    んだウェットなスチームに設定し、後段の仕上げ部の蒸
    気室に供給する蒸気を、湿気を余り含まないドライなス
    チームに設定した請求項1記載の衣服仕上げ装置。
  4. 【請求項4】前記前段の仕上げ部の乾燥室に供給する乾
    燥風を高温に設定するとともに、後段の仕上げ部の乾燥
    室に供給する乾燥風を低温に設定した請求項3記載の衣
    服仕上げ装置。
JP1996013521U 1996-12-20 1996-12-20 衣服仕上げ装置 Expired - Lifetime JP3038914U (ja)

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