JP2004085128A - 空気調和装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】マイナスイオン発生器により発生したマイナスイオンの半分を室内に供給し、残りの半分をケーシング内に吸い込んで空気の清浄化を図る。
【解決手段】吸込口6と吹出口8とが上下方向に所定の間隔をおいて設けられるケーシング3の内部に熱交換器10と送風機17とが設けられる室内ユニット2を備えた空気調和装置において、ケーシング3の吸込口6と吹出口8との中間部にマイナスイオン発生器30のマイナスイオン発生部31を設ける。マイナスイオン発生部31により発生したマイナスイオンは、ほぼ半分が吸込口6から室内の空気と一緒にケーシング3内に吸い込まれ、室内ユニット内部の清浄化を図る。残りの半分は、吹出口8から吹き出す空気に乗せられて室内に供給され、人体に作用して健康促進、健康維持等を図る。
【選択図】 図1
【解決手段】吸込口6と吹出口8とが上下方向に所定の間隔をおいて設けられるケーシング3の内部に熱交換器10と送風機17とが設けられる室内ユニット2を備えた空気調和装置において、ケーシング3の吸込口6と吹出口8との中間部にマイナスイオン発生器30のマイナスイオン発生部31を設ける。マイナスイオン発生部31により発生したマイナスイオンは、ほぼ半分が吸込口6から室内の空気と一緒にケーシング3内に吸い込まれ、室内ユニット内部の清浄化を図る。残りの半分は、吹出口8から吹き出す空気に乗せられて室内に供給され、人体に作用して健康促進、健康維持等を図る。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和装置に関し、特に、マイナスイオンを発生させる機能を備えた空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、マイナスイオンが健康促進、健康維持等に有効であることが認められつつあることから、マイナスイオンを発生させる各種の商品の開発が盛んに行われ、空気調和装置の分野においても、マイナスイオンを発生させる機能を備えたものが提案されている。
【0003】
例えば、特開平2001−74265号公報、及び特開平2001−74266号公報に開示されている空気調和装置は、室内ユニットの空気の吹出路内にマイナスイオン発生器を設け、マイナスイオン発生器の針状電極に高電圧を印加することによりマイナスイオンを発生させ、このマイナスイオンを熱交換器で熱交換した空気に乗せて吹出路を介して吹出口から室内に吹き出させるように構成したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような構成の空気調和装置にあっては、マイナスイオン発生器が空気の吹出路内に設けられているので、室内へのマイナスイオンの供給には優れた効果を発揮するものである。
【0005】
しかしながら、上記のような構成の空気調和装置にあっては、室内ユニットの内部にはマイナスイオンを供給することができないため、室内ユニットの内部に吸い込む空気を清浄化する効果は殆ど期待できない。また、室内に供給するマイナスイオンの量を調整する機能を備えていないため、室内に供給するマイナスイオンを適度な量に調整することができない。
【0006】
一方、室内ユニットへ吸い込む空気を清浄化し、室内ユニット内部を清浄に保つために、室内ユニットの吸込路内にマイナスイオン発生器を設け、マイナスイオン発生器で発生させたマイナスイオンを吸込口から吸い込んだ空気に乗せるように構成したものが提案されている。
【0007】
しかしながら、このようなタイプの空気調和装置にあっては、吸込路内で発生したマイナスイオンは、熱交換器及びケーシングに接触することによって殆ど消失してしまうため、吹出路を介して室内に供給される空気にマイナスイオンを乗せることができず、室内にマイナスイオンを殆ど供給することができず、健康維持、健康促進等の効果は期待できない。
【0008】
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、室内に適度な量のマイナスイオンを供給することができるとともに、室内ユニットの内部にもマイナスイオンを供給することができて、室内ユニット内に吸い込まれる空気を清浄化し、室内ユニット内部を清浄に保つことができる空気調和装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような課題を解決するために、以下のような手段を採用している。すなわち、請求項1に係る発明は、吸込口と吹出口とが上下方向に所定の間隔をおいて設けられるケーシングの内部に熱交換器と送風機とが設けられ、前記送風機の作動により前記吸込口からケーシング内に室内の空気を吸い込み、この空気を前記熱交換器で熱交換して前記吹出口から室内に吹き出す室内ユニットを備えた空気調和装置において、前記ケーシングの前記吸込口と前記吹出口との上下方向の中間部に、マイナスイオン発生器のマイナスイオン発生部を設けたことを特徴とする。
この発明による空気調和装置によれば、マイナスイオン発生器のマイナスイオン発生部から発生したマイナスイオンは、ほぼ半分が吸込口から室内の空気と一緒にケーシング内に吸い込まれ、ケーシング内に吸い込まれる空気の清浄化を行い、残りの半分は吹出口から吹き出す空気に乗せられて室内に供給されることになる。
【0010】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の空気調和装置であって、前記ケーシングの前記吸込口と前記吹出口との中間部に、前記ケーシング内部から隔離されるとともに、少なくとも前面側が開口する隔離室を設け、この隔離室内に前記マイナスイオン発生部を設けたことを特徴とする。
この発明による空気調和装置によれば、マイナスイオン発生部で発生したマイナスイオンは、ケーシングの内部に直接に導かれることはなく、隔離室の開口部に一旦導かれて、開口部からケーシングの吸込口又は吹出口に導かれることになる。
【0011】
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の空気調和装置であって、前記マイナスイオン発生部と前記ケーシング内部との境界部に断熱材を設けたことを特徴とする。
この発明による空気調和装置によれば、ケーシング内の熱交換器に生じる結露は、断熱材によってマイナスイオン発生部に作用するのが防止される。
【0012】
請求項4に係る発明は、請求項2又は3に記載の空気調和装置であって、前記隔離室の開口部に、開口部の開口面積を調整する開閉部材を設けたことを特徴とする。
この発明による空気調和装置によれば、開閉部材によって隔離室の開口部の面積を調整することにより、隔離室の開口部から流出するマイナスイオンの量を調整できることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1及び図2には、本発明による空気調和装置の一実施の形態が示されていて、図1は、全体を示す概略断面図、図2は、図1の部分拡大図である。
【0014】
すなわち、この空気調和装置1は、室内ユニット2と室外ユニット(図示せず)とを備えており、室内ユニット2にマイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生器30が設けられている。
【0015】
室内ユニット2は、ケーシング3と、ケーシング3の内部に設けられる熱交換器10と、ケーシング3の内部に設けられる送風機17とからなるものであって、ケーシング3の内部にマイナスイオン発生器30が設けられている。
【0016】
ケーシング3は、横長の箱形状をなすものであって、前面側及び上面側にはそれぞれ前面パネル4及び上面パネル5が着脱自在に装着され、両パネル4、5にはケーシング3内外を貫通する、横方向に延びる空気の吸込口6、7がそれぞれ設けられている。
【0017】
ケーシング3の下面前方側には、ケーシング3内外を貫通する空気の吹出口8が設けられ、この吹出口8にはルーバー9が回動自在に設けられ、このルーバー9により吹出口8からの空気の吹き出し方向を調整することができるものである。
【0018】
熱交換器10は、ケーシング3内の上部に設けられる上側熱交換器11と、ケーシング3内の後部に設けられる後側熱交換器12と、ケーシング3内の前部に設けられる前側交換器13とからなるものであって、これらの3つの熱交換器11、12、13は、パイプ(図示せず)を介して相互に接続されている。
【0019】
ケーシング3内の中央部、すなわち上側熱交換器11、後側熱交換器12及び前側熱交換器13によって囲まれる空間は、その空間の後側の部分と吹出口8の後縁部との間に設けられる湾曲板状の後板15と、その空間の前側の部分と吹出口8の前縁部との間に設けられる板状の前板16との間に形成される吹出路14を介して吹出口8に連通し、この吹出路14の上端開口部に送風機17が設けられるようになっている。
【0020】
送風機17は、吹出路14の上端開口部に設けられるクロスフローファン18と、ケーシング3の横方向の端部に設けられるクロスフローファン18を回転駆動させるファンモータ(図示せず)とから構成されている。
【0021】
ケーシング3の下面側の吹出口8と前面側の吸込口6との上下方向の中間部には隔離室20が設けられ、この隔離室20内にマイナスイオン発生器30のマイナスイオン発生部31が設けられるようになっている。
【0022】
隔離室20は、吹出路14の前板16と兼用の下板22と、前板16の上部に一体に設けられる斜め上方を向く後板24と、下板22の上方に設けられる上板21と、後板24の前方に設けられるとともに、上板21と下板22とを一体に連結する前板23と、両側部に設けられる側板(図示せず)とを組み合わせて構成した密閉された空間であって、前板23には、ケーシング3の前面パネル4の裏面側の空間と隔離室20内との間を相互に連通する開口部25が設けられている。
【0023】
ケーシング3の前面パネル4の下端部には、前面パネル4の裏面側の空間をケーシング3外に開放させるスリット状のマイナスイオン吹出口26が設けられ、このマイナスイオン吹出口26に隔離室20内が前板23の開口部25、前面パネル4の裏面側の空間を介して連通するようになっている。
【0024】
マイナスイオン発生部31は、隔離室20内にネジ止め等の固定手段により固定される箱状の保護ケース32と、保護ケース32内に設けられる針状の放電針33と、放電針33の先端に適当な間隙をもって対向して設けられる対向電極34とからなるものであって、放電針33及び対向電極34はマイナスイオン発生器30の高電圧発生器(図示せず)に接続されるようになっている。
【0025】
そして、高電圧発生器から放電針33と対向電極34との間に高電圧を印加させることにより、放電針33と対向電極34との間の気体中で放電が起きて、マイナスイオンが発生するものである。
【0026】
マイナスイオン発生部31から発生したマイナスイオンは、隔離室20内を漂って前板23の開口部25を介して前面パネル4の裏面の空間に達し、前面パネル4のマイナスイオン吹出口26からケーシング3外に流出する。ケーシング3外に流出したマイナスイオンは、ケーシング3の吹出口8から吹き出される空気に乗せられて室内に供給されるものと、ケーシング3の吸込口6からケーシング3内に吸い込まれるものとに分流される。
【0027】
マイナスイオン発生部31の保護ケース32と隔離室20の後板24との間には、発砲スチロール等からなる断熱材35が設けられ、この断熱材35によってマイナスイオン発生部31の放電針33及び対向電極34等に熱交換器10に生じた結露が付着するのを防止している。
【0028】
隔離室20の前板23の開口部25には、開閉部材である邪魔板36が設けられ、この邪魔板36により開口部25の開口面積が調整される。そして、この邪魔板36により開口部25の開口面積を調整することにより、開口部25からのマイナスイオンの流出量を調整することができ、適度な量のマイナスイオンをマイナスイオン吹出口26に導くことができるものである。邪魔板36は、1枚の板状のものを用いても良いし、ルーバー状のものを用いても良い。要は、前板23の開口部25の開口面積を可変できれば良いものである。邪魔板36の素材としては、アルミ、ステンレス等の金属が挙げられるが、合成樹脂であっても良い。なお、開閉部材は、邪魔板に限らず、開口部25の開口面積を調整できる構造のものであれば良い。
【0029】
マイナスイオン吹出口26と、ケーシング3の下面側の吹出口8、前面側の吸込口6、上面側の吸込口7との相対的な位置関係は、ケーシング3の下面側の吹出口8が最下位に位置し、その上方にマイナスイオン吹出口26が位置し、その上方に前面側の吸込口6が位置し、その上方に上面側の吸込口7が位置する関係となっている。
【0030】
そして、上記のように構成したこの実施の形態による空気調和装置1の運転を開始し、送風機17のクロスフローファン18を回転駆動させると、室内の空気が吸込口6、7からケーシング3内に吸い込まれて熱交換器10により熱交換され、熱交換された空気は吹出路14を介して吹出口8からケーシング3外に吹き出される。
【0031】
そして、これと同時にマイナスイオン発生器30を作動させて、高電圧発生器からマイナスイオン発生部31の放電針33と対向電極34との間に高電圧を印加させ、両者間の気体中で放電を起こさせてマイナスイオンを発生させる。
【0032】
そして、マイナスイオン発生部31から発生したマイナスイオンは、隔離室20内を漂って前板23の開口部25を介して前面パネル4の裏面の空間に達し、前面パネル4のマイナスイオン吹出口26からケーシング3外に流出する。この場合、邪魔板36により前板23の開口部25の開口面積を調整することにより、開口部25からのマイナスイオンの流出量を調整することができて、適度な量のマイナスイオンをマイナスイオン吹出口26に導くことができるものである。
【0033】
そして、ケーシング3外に流出したマイナスイオンは、ほぼ半分がケーシング3の吹出口8から吹き出される熱交換器10を介した空気に乗せられて室内に供給され、残りの半分がケーシング3の吸込口6からケーシング3内に吸い込まれる室内の空気の流れに乗ってケーシング3内に吸い込まれ、熱交換器20に供給される室内の空気の清浄化を行い、熱交換器10及びケーシング3に接触することで各部を清浄化し、殆どが消失することになる。
【0034】
上記のように構成したこの実施の形態による空気調和装置1にあっては、マイナスイオン発生器30のマイナスイオン発生部31から発生したマイナスイオンは、そのうちのほぼ半分が室内に供給されることになるので、人体に作用して健康促進、健康維持等の効果が得られるものである。また、残りの半分は室内の空気と一緒にケーシング3内に吸い込まれることになるので、ケーシング3内に吸い込まれる空気の清浄化を図ることができることになる。
【0035】
図3には、本発明による空気調和装置の他の実施の形態が示されていて、この空気調和装置1は、マイナスイオン発生機能の他に換気機能を備えたものであって、その他の構成は前述した実施の形態に示すものと同様である。
【0036】
すなわち、この実施の形態に示す空気調和装置1は、室内ユニット2のケーシング3の前面パネル4の横方向の一端部に換気口40が設けられ、この換気口40の裏面側のケーシング3内に、室外に通じる排気ダクト42を備えた換気ファン41が設けられている。
【0037】
この場合、空気調和装置1の冷暖房運転等に併行して、マイナスイオン発生器30によるマイナスイオンを発生する運転と、換気口40から吸引した室内空気を排気ダクト42から排気風として室外に排出させる排気運転との連動運転を可能としている。
【0038】
そして、上記のように構成したこの実施の形態による空気調和装置1の運転を開始し、送風機17のクロスフローファン18を回転駆動させると、室内空気が吸込口6、7からケーシング3内に吸い込まれ、熱交換器10により熱交換され、熱交換された空気は吹出路14を介して吹出口8からケーシング3外に吹き出される。
【0039】
そして、これと同時にマイナスイオン発生器30を作動させて、高電圧発生器からマイナスイオン発生部31の放電針33と対向電極34との間に高電圧を印加させると、両者間の気体中で放電が起きてマイナスイオンが発生する。
【0040】
そして、発生したマイナスイオンは、隔離室20内を漂って前板23の開口部25を介して前面パネル4の裏面の空間に達し、前面パネル4のマイナスイオン吹出口26からケーシング3外に流出する。この場合、邪魔板36により前板23の開口部25の開口面積を調整してマイナスイオンの流出量を調整することにより、適度な量のマイナスイオンをマイナスイオン吹出口26に導くことができるものである。
【0041】
そして、ケーシング3外に流出したマイナスイオンは、ほぼ半分が吹出口8から吹き出される熱交換器10を介した空気に乗せられて室内に拡散され、残りの半分がケーシング3の吸込口6からケーシング3内に吸い込まれる室内の空気に乗ってケーシング3内に吸い込まれ、熱交換器10に供給される室内の空気の清浄化を行い、熱交換器10及びケーシング3に接触することで各部を清浄化し、殆どが消失する。
【0042】
さらに、マイナスイオン発生器30と連動した換気ファン41の運転が開始されると、室内の空気は換気ファン41によってケーシング3の前面パネル4の換気口40からケーシング3内に吸い込まれ、排気ダクト42を介して室外に排出され、室内が換気されることになる。従って、室内のプラスイオンが室外に排出され、室内のイオンバランスを外気と同等の最適値に調整できることになる。
【0043】
上記のように構成したこの実施形態による空気調和装置1にあっては、マイナスイオン発生器30のマイナスイオン発生部31から発生したマイナスイオンは、そのうちのほぼ半分が室内に供給されることになるので、人体に作用して健康促進、健康維持等の効果が得られるものである。また、残りの半分は室内の空気と一緒にケーシング3内に吸い込まれることになるので、ケーシング3内に吸い込まれる空気の清浄化を図ることができる。さらに、マイナスイオン発生機能と換気機能とを有しているので、室内のイオンバランスを外気と同等な最適値に調整維持できるとともに、室内の温度、湿度及び風速(風量)を快適条件に制御することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の請求項1に記載の空気調和装置によれば、ケーシングの吸込口と吹出口との中間部に、マイナスイオン発生器のマイナスイオン発生部を設けたことにより、マイナスイオン発生部により発生させたマイナスイオンの一部をケーシングの吹出口からの空気の流れに乗せて室内に吹き出させ、一部を吸込口からケーシング内に吸い込まれる空気の流れに乗せてケーシング内に吸い込ませることができることになる。従って、マイナスイオンを人体に作用させて、健康促進、健康維持等の効果を与えることができるとともに、ケーシング内の熱交換器に供給する空気の清浄化を図って、室内ユニット内部を清浄に保つことができることになる。
【0045】
また、請求項2に記載の空気調和装置によれば、マイナスイオン発生部は、ケーシングの内部から隔離された隔離室内に設けられることになるので、マイナスイオン発生部で発生させたマイナスイオンの全部が吸込口側に流れたり、全部が吹出側に流れたりするようなことはなく、吸込口側と吹出口側とにほぼ均等に分けることができて、室内とケーシング内にほぼ均等に分けて供給することができることになる。
【0046】
さらに、請求項3に記載の空気調和装置によれば、マイナスイオン発生部とケーシング内部との境界部には断熱材が設けられることになるので、ケーシング内部の熱交換器に生じた結露がマイナスイオン発生部に作用するようなことはなく、マイナスイオンを安定して発生させることができることになる。
【0047】
さらに、請求項4に記載の空気調和装置によれば、隔離室の開口部は開口面積を調整する開閉部材が設けられることになるので、開閉部材により開口面積を調整してマイナスイオンの開口部からの流出量を調整することにより、適度な量のマイナスイオンを室内に供給することができることになり、マイナスイオンの供給量が多すぎて人体に影響を与えたり、供給量が少なすぎてマイナスイオンの効果が薄くなったりするようなことはないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和装置の一実施の形態を示した概略断面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】本発明による空気調和装置の他の実施の形態を示した部分図である。
【符号の説明】
1 空気調和装置
2 室内ユニット
3 ケーシング
6 吸込口
7 吸込口
8 吹出口
10 熱交換器
17 送風機
20 隔離室
25 開口部
30 マイナスイオン発生器
31 マイナスイオン発生部
35 断熱材
36 開閉部材(邪魔板)
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和装置に関し、特に、マイナスイオンを発生させる機能を備えた空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、マイナスイオンが健康促進、健康維持等に有効であることが認められつつあることから、マイナスイオンを発生させる各種の商品の開発が盛んに行われ、空気調和装置の分野においても、マイナスイオンを発生させる機能を備えたものが提案されている。
【0003】
例えば、特開平2001−74265号公報、及び特開平2001−74266号公報に開示されている空気調和装置は、室内ユニットの空気の吹出路内にマイナスイオン発生器を設け、マイナスイオン発生器の針状電極に高電圧を印加することによりマイナスイオンを発生させ、このマイナスイオンを熱交換器で熱交換した空気に乗せて吹出路を介して吹出口から室内に吹き出させるように構成したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような構成の空気調和装置にあっては、マイナスイオン発生器が空気の吹出路内に設けられているので、室内へのマイナスイオンの供給には優れた効果を発揮するものである。
【0005】
しかしながら、上記のような構成の空気調和装置にあっては、室内ユニットの内部にはマイナスイオンを供給することができないため、室内ユニットの内部に吸い込む空気を清浄化する効果は殆ど期待できない。また、室内に供給するマイナスイオンの量を調整する機能を備えていないため、室内に供給するマイナスイオンを適度な量に調整することができない。
【0006】
一方、室内ユニットへ吸い込む空気を清浄化し、室内ユニット内部を清浄に保つために、室内ユニットの吸込路内にマイナスイオン発生器を設け、マイナスイオン発生器で発生させたマイナスイオンを吸込口から吸い込んだ空気に乗せるように構成したものが提案されている。
【0007】
しかしながら、このようなタイプの空気調和装置にあっては、吸込路内で発生したマイナスイオンは、熱交換器及びケーシングに接触することによって殆ど消失してしまうため、吹出路を介して室内に供給される空気にマイナスイオンを乗せることができず、室内にマイナスイオンを殆ど供給することができず、健康維持、健康促進等の効果は期待できない。
【0008】
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、室内に適度な量のマイナスイオンを供給することができるとともに、室内ユニットの内部にもマイナスイオンを供給することができて、室内ユニット内に吸い込まれる空気を清浄化し、室内ユニット内部を清浄に保つことができる空気調和装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような課題を解決するために、以下のような手段を採用している。すなわち、請求項1に係る発明は、吸込口と吹出口とが上下方向に所定の間隔をおいて設けられるケーシングの内部に熱交換器と送風機とが設けられ、前記送風機の作動により前記吸込口からケーシング内に室内の空気を吸い込み、この空気を前記熱交換器で熱交換して前記吹出口から室内に吹き出す室内ユニットを備えた空気調和装置において、前記ケーシングの前記吸込口と前記吹出口との上下方向の中間部に、マイナスイオン発生器のマイナスイオン発生部を設けたことを特徴とする。
この発明による空気調和装置によれば、マイナスイオン発生器のマイナスイオン発生部から発生したマイナスイオンは、ほぼ半分が吸込口から室内の空気と一緒にケーシング内に吸い込まれ、ケーシング内に吸い込まれる空気の清浄化を行い、残りの半分は吹出口から吹き出す空気に乗せられて室内に供給されることになる。
【0010】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の空気調和装置であって、前記ケーシングの前記吸込口と前記吹出口との中間部に、前記ケーシング内部から隔離されるとともに、少なくとも前面側が開口する隔離室を設け、この隔離室内に前記マイナスイオン発生部を設けたことを特徴とする。
この発明による空気調和装置によれば、マイナスイオン発生部で発生したマイナスイオンは、ケーシングの内部に直接に導かれることはなく、隔離室の開口部に一旦導かれて、開口部からケーシングの吸込口又は吹出口に導かれることになる。
【0011】
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の空気調和装置であって、前記マイナスイオン発生部と前記ケーシング内部との境界部に断熱材を設けたことを特徴とする。
この発明による空気調和装置によれば、ケーシング内の熱交換器に生じる結露は、断熱材によってマイナスイオン発生部に作用するのが防止される。
【0012】
請求項4に係る発明は、請求項2又は3に記載の空気調和装置であって、前記隔離室の開口部に、開口部の開口面積を調整する開閉部材を設けたことを特徴とする。
この発明による空気調和装置によれば、開閉部材によって隔離室の開口部の面積を調整することにより、隔離室の開口部から流出するマイナスイオンの量を調整できることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1及び図2には、本発明による空気調和装置の一実施の形態が示されていて、図1は、全体を示す概略断面図、図2は、図1の部分拡大図である。
【0014】
すなわち、この空気調和装置1は、室内ユニット2と室外ユニット(図示せず)とを備えており、室内ユニット2にマイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生器30が設けられている。
【0015】
室内ユニット2は、ケーシング3と、ケーシング3の内部に設けられる熱交換器10と、ケーシング3の内部に設けられる送風機17とからなるものであって、ケーシング3の内部にマイナスイオン発生器30が設けられている。
【0016】
ケーシング3は、横長の箱形状をなすものであって、前面側及び上面側にはそれぞれ前面パネル4及び上面パネル5が着脱自在に装着され、両パネル4、5にはケーシング3内外を貫通する、横方向に延びる空気の吸込口6、7がそれぞれ設けられている。
【0017】
ケーシング3の下面前方側には、ケーシング3内外を貫通する空気の吹出口8が設けられ、この吹出口8にはルーバー9が回動自在に設けられ、このルーバー9により吹出口8からの空気の吹き出し方向を調整することができるものである。
【0018】
熱交換器10は、ケーシング3内の上部に設けられる上側熱交換器11と、ケーシング3内の後部に設けられる後側熱交換器12と、ケーシング3内の前部に設けられる前側交換器13とからなるものであって、これらの3つの熱交換器11、12、13は、パイプ(図示せず)を介して相互に接続されている。
【0019】
ケーシング3内の中央部、すなわち上側熱交換器11、後側熱交換器12及び前側熱交換器13によって囲まれる空間は、その空間の後側の部分と吹出口8の後縁部との間に設けられる湾曲板状の後板15と、その空間の前側の部分と吹出口8の前縁部との間に設けられる板状の前板16との間に形成される吹出路14を介して吹出口8に連通し、この吹出路14の上端開口部に送風機17が設けられるようになっている。
【0020】
送風機17は、吹出路14の上端開口部に設けられるクロスフローファン18と、ケーシング3の横方向の端部に設けられるクロスフローファン18を回転駆動させるファンモータ(図示せず)とから構成されている。
【0021】
ケーシング3の下面側の吹出口8と前面側の吸込口6との上下方向の中間部には隔離室20が設けられ、この隔離室20内にマイナスイオン発生器30のマイナスイオン発生部31が設けられるようになっている。
【0022】
隔離室20は、吹出路14の前板16と兼用の下板22と、前板16の上部に一体に設けられる斜め上方を向く後板24と、下板22の上方に設けられる上板21と、後板24の前方に設けられるとともに、上板21と下板22とを一体に連結する前板23と、両側部に設けられる側板(図示せず)とを組み合わせて構成した密閉された空間であって、前板23には、ケーシング3の前面パネル4の裏面側の空間と隔離室20内との間を相互に連通する開口部25が設けられている。
【0023】
ケーシング3の前面パネル4の下端部には、前面パネル4の裏面側の空間をケーシング3外に開放させるスリット状のマイナスイオン吹出口26が設けられ、このマイナスイオン吹出口26に隔離室20内が前板23の開口部25、前面パネル4の裏面側の空間を介して連通するようになっている。
【0024】
マイナスイオン発生部31は、隔離室20内にネジ止め等の固定手段により固定される箱状の保護ケース32と、保護ケース32内に設けられる針状の放電針33と、放電針33の先端に適当な間隙をもって対向して設けられる対向電極34とからなるものであって、放電針33及び対向電極34はマイナスイオン発生器30の高電圧発生器(図示せず)に接続されるようになっている。
【0025】
そして、高電圧発生器から放電針33と対向電極34との間に高電圧を印加させることにより、放電針33と対向電極34との間の気体中で放電が起きて、マイナスイオンが発生するものである。
【0026】
マイナスイオン発生部31から発生したマイナスイオンは、隔離室20内を漂って前板23の開口部25を介して前面パネル4の裏面の空間に達し、前面パネル4のマイナスイオン吹出口26からケーシング3外に流出する。ケーシング3外に流出したマイナスイオンは、ケーシング3の吹出口8から吹き出される空気に乗せられて室内に供給されるものと、ケーシング3の吸込口6からケーシング3内に吸い込まれるものとに分流される。
【0027】
マイナスイオン発生部31の保護ケース32と隔離室20の後板24との間には、発砲スチロール等からなる断熱材35が設けられ、この断熱材35によってマイナスイオン発生部31の放電針33及び対向電極34等に熱交換器10に生じた結露が付着するのを防止している。
【0028】
隔離室20の前板23の開口部25には、開閉部材である邪魔板36が設けられ、この邪魔板36により開口部25の開口面積が調整される。そして、この邪魔板36により開口部25の開口面積を調整することにより、開口部25からのマイナスイオンの流出量を調整することができ、適度な量のマイナスイオンをマイナスイオン吹出口26に導くことができるものである。邪魔板36は、1枚の板状のものを用いても良いし、ルーバー状のものを用いても良い。要は、前板23の開口部25の開口面積を可変できれば良いものである。邪魔板36の素材としては、アルミ、ステンレス等の金属が挙げられるが、合成樹脂であっても良い。なお、開閉部材は、邪魔板に限らず、開口部25の開口面積を調整できる構造のものであれば良い。
【0029】
マイナスイオン吹出口26と、ケーシング3の下面側の吹出口8、前面側の吸込口6、上面側の吸込口7との相対的な位置関係は、ケーシング3の下面側の吹出口8が最下位に位置し、その上方にマイナスイオン吹出口26が位置し、その上方に前面側の吸込口6が位置し、その上方に上面側の吸込口7が位置する関係となっている。
【0030】
そして、上記のように構成したこの実施の形態による空気調和装置1の運転を開始し、送風機17のクロスフローファン18を回転駆動させると、室内の空気が吸込口6、7からケーシング3内に吸い込まれて熱交換器10により熱交換され、熱交換された空気は吹出路14を介して吹出口8からケーシング3外に吹き出される。
【0031】
そして、これと同時にマイナスイオン発生器30を作動させて、高電圧発生器からマイナスイオン発生部31の放電針33と対向電極34との間に高電圧を印加させ、両者間の気体中で放電を起こさせてマイナスイオンを発生させる。
【0032】
そして、マイナスイオン発生部31から発生したマイナスイオンは、隔離室20内を漂って前板23の開口部25を介して前面パネル4の裏面の空間に達し、前面パネル4のマイナスイオン吹出口26からケーシング3外に流出する。この場合、邪魔板36により前板23の開口部25の開口面積を調整することにより、開口部25からのマイナスイオンの流出量を調整することができて、適度な量のマイナスイオンをマイナスイオン吹出口26に導くことができるものである。
【0033】
そして、ケーシング3外に流出したマイナスイオンは、ほぼ半分がケーシング3の吹出口8から吹き出される熱交換器10を介した空気に乗せられて室内に供給され、残りの半分がケーシング3の吸込口6からケーシング3内に吸い込まれる室内の空気の流れに乗ってケーシング3内に吸い込まれ、熱交換器20に供給される室内の空気の清浄化を行い、熱交換器10及びケーシング3に接触することで各部を清浄化し、殆どが消失することになる。
【0034】
上記のように構成したこの実施の形態による空気調和装置1にあっては、マイナスイオン発生器30のマイナスイオン発生部31から発生したマイナスイオンは、そのうちのほぼ半分が室内に供給されることになるので、人体に作用して健康促進、健康維持等の効果が得られるものである。また、残りの半分は室内の空気と一緒にケーシング3内に吸い込まれることになるので、ケーシング3内に吸い込まれる空気の清浄化を図ることができることになる。
【0035】
図3には、本発明による空気調和装置の他の実施の形態が示されていて、この空気調和装置1は、マイナスイオン発生機能の他に換気機能を備えたものであって、その他の構成は前述した実施の形態に示すものと同様である。
【0036】
すなわち、この実施の形態に示す空気調和装置1は、室内ユニット2のケーシング3の前面パネル4の横方向の一端部に換気口40が設けられ、この換気口40の裏面側のケーシング3内に、室外に通じる排気ダクト42を備えた換気ファン41が設けられている。
【0037】
この場合、空気調和装置1の冷暖房運転等に併行して、マイナスイオン発生器30によるマイナスイオンを発生する運転と、換気口40から吸引した室内空気を排気ダクト42から排気風として室外に排出させる排気運転との連動運転を可能としている。
【0038】
そして、上記のように構成したこの実施の形態による空気調和装置1の運転を開始し、送風機17のクロスフローファン18を回転駆動させると、室内空気が吸込口6、7からケーシング3内に吸い込まれ、熱交換器10により熱交換され、熱交換された空気は吹出路14を介して吹出口8からケーシング3外に吹き出される。
【0039】
そして、これと同時にマイナスイオン発生器30を作動させて、高電圧発生器からマイナスイオン発生部31の放電針33と対向電極34との間に高電圧を印加させると、両者間の気体中で放電が起きてマイナスイオンが発生する。
【0040】
そして、発生したマイナスイオンは、隔離室20内を漂って前板23の開口部25を介して前面パネル4の裏面の空間に達し、前面パネル4のマイナスイオン吹出口26からケーシング3外に流出する。この場合、邪魔板36により前板23の開口部25の開口面積を調整してマイナスイオンの流出量を調整することにより、適度な量のマイナスイオンをマイナスイオン吹出口26に導くことができるものである。
【0041】
そして、ケーシング3外に流出したマイナスイオンは、ほぼ半分が吹出口8から吹き出される熱交換器10を介した空気に乗せられて室内に拡散され、残りの半分がケーシング3の吸込口6からケーシング3内に吸い込まれる室内の空気に乗ってケーシング3内に吸い込まれ、熱交換器10に供給される室内の空気の清浄化を行い、熱交換器10及びケーシング3に接触することで各部を清浄化し、殆どが消失する。
【0042】
さらに、マイナスイオン発生器30と連動した換気ファン41の運転が開始されると、室内の空気は換気ファン41によってケーシング3の前面パネル4の換気口40からケーシング3内に吸い込まれ、排気ダクト42を介して室外に排出され、室内が換気されることになる。従って、室内のプラスイオンが室外に排出され、室内のイオンバランスを外気と同等の最適値に調整できることになる。
【0043】
上記のように構成したこの実施形態による空気調和装置1にあっては、マイナスイオン発生器30のマイナスイオン発生部31から発生したマイナスイオンは、そのうちのほぼ半分が室内に供給されることになるので、人体に作用して健康促進、健康維持等の効果が得られるものである。また、残りの半分は室内の空気と一緒にケーシング3内に吸い込まれることになるので、ケーシング3内に吸い込まれる空気の清浄化を図ることができる。さらに、マイナスイオン発生機能と換気機能とを有しているので、室内のイオンバランスを外気と同等な最適値に調整維持できるとともに、室内の温度、湿度及び風速(風量)を快適条件に制御することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の請求項1に記載の空気調和装置によれば、ケーシングの吸込口と吹出口との中間部に、マイナスイオン発生器のマイナスイオン発生部を設けたことにより、マイナスイオン発生部により発生させたマイナスイオンの一部をケーシングの吹出口からの空気の流れに乗せて室内に吹き出させ、一部を吸込口からケーシング内に吸い込まれる空気の流れに乗せてケーシング内に吸い込ませることができることになる。従って、マイナスイオンを人体に作用させて、健康促進、健康維持等の効果を与えることができるとともに、ケーシング内の熱交換器に供給する空気の清浄化を図って、室内ユニット内部を清浄に保つことができることになる。
【0045】
また、請求項2に記載の空気調和装置によれば、マイナスイオン発生部は、ケーシングの内部から隔離された隔離室内に設けられることになるので、マイナスイオン発生部で発生させたマイナスイオンの全部が吸込口側に流れたり、全部が吹出側に流れたりするようなことはなく、吸込口側と吹出口側とにほぼ均等に分けることができて、室内とケーシング内にほぼ均等に分けて供給することができることになる。
【0046】
さらに、請求項3に記載の空気調和装置によれば、マイナスイオン発生部とケーシング内部との境界部には断熱材が設けられることになるので、ケーシング内部の熱交換器に生じた結露がマイナスイオン発生部に作用するようなことはなく、マイナスイオンを安定して発生させることができることになる。
【0047】
さらに、請求項4に記載の空気調和装置によれば、隔離室の開口部は開口面積を調整する開閉部材が設けられることになるので、開閉部材により開口面積を調整してマイナスイオンの開口部からの流出量を調整することにより、適度な量のマイナスイオンを室内に供給することができることになり、マイナスイオンの供給量が多すぎて人体に影響を与えたり、供給量が少なすぎてマイナスイオンの効果が薄くなったりするようなことはないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和装置の一実施の形態を示した概略断面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】本発明による空気調和装置の他の実施の形態を示した部分図である。
【符号の説明】
1 空気調和装置
2 室内ユニット
3 ケーシング
6 吸込口
7 吸込口
8 吹出口
10 熱交換器
17 送風機
20 隔離室
25 開口部
30 マイナスイオン発生器
31 マイナスイオン発生部
35 断熱材
36 開閉部材(邪魔板)
Claims (4)
- 吸込口と吹出口とが上下方向に所定の間隔をおいて設けられるケーシングの内部に熱交換器と送風機とが設けられ、前記送風機の作動により前記吸込口からケーシング内に室内の空気を吸い込み、この空気を前記熱交換器で熱交換して前記吹出口から室内に吹き出す室内ユニットを備えた空気調和装置において、前記ケーシングの前記吸込口と前記吹出口との上下方向の中間部に、マイナスイオン発生器のマイナスイオン発生部を設けたことを特徴とする空気調和装置。
- 請求項1に記載の空気調和装置であって、前記ケーシングの前記吸込口と前記吹出口との中間部に、前記ケーシング内部から隔離されるとともに、少なくとも前面側が開口する隔離室を設け、この隔離室内に前記マイナスイオン発生部を設けたことを特徴とする空気調和装置。
- 請求項2に記載の空気調和装置であって、前記マイナスイオン発生部と前記ケーシング内部との境界部に断熱材を設けたことを特徴とする空気調和装置。
- 請求項2又は3に記載の空気調和装置であって、前記隔離室の開口部に、開口部の開口面積を調整する開閉部材を設けたことを特徴とする空気調和装置。
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-
2002
- 2002-08-28 JP JP2002248803A patent/JP2004085128A/ja active Pending
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A02 | Decision of refusal |
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