JP2003042470A - 空調室内機 - Google Patents

空調室内機

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JP2003042470A
JP2003042470A JP2001234641A JP2001234641A JP2003042470A JP 2003042470 A JP2003042470 A JP 2003042470A JP 2001234641 A JP2001234641 A JP 2001234641A JP 2001234641 A JP2001234641 A JP 2001234641A JP 2003042470 A JP2003042470 A JP 2003042470A
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air
indoor unit
negative ion
negative ions
ion generator
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JP2001234641A
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English (en)
Inventor
Mikio Ito
幹夫 伊東
Yuichi Terada
祐一 寺田
Akira Nagamori
朗 永守
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイナスイオンを有効に利用して、マイナス
イオンによる優れた機能(効能)を発揮することができ
る空調室内機を提供する。 【解決手段】 マイナスイオン発生器22を備えた空調
室内機である。マイナスイオン発生器22にて発生した
マイナスイオンを、構造物に衝突させることなく空気吹
出口10から室内へ吹出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空調室内機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】空調室内機は、一般には、室内空気を吸
込んでこの空気を温調し、その温調空気を室内へ吹出し
て室内を快適空間にするものである。また、加湿空気が
吹出されるもの、加湿空気及び温調空気が吹出されるも
の等もある。すなわち、加湿空気を室内へ吹出すことに
よって、室内を潤いのある空間として、のどや肌の乾燥
を防止するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、マイ
ナスイオンが注目されている。すなわち、自然界の森や
滝、海辺等にはマイナスイオンが多く発生しており、こ
のマイナスイオンをマイナスイオン発生器にて発生させ
て室内等に供給し、自然界の中にいるのと同じ状態とす
る、いわゆるマイナスイオン効果を人為的に形成するよ
うになってきた。これは、空気のビタミンと呼ばれるマ
イナスイオンにて、さわやかな空気を形成して生活空間
(室内)をより快適とするためである。
【0004】そして、マイナスイオン発生器を搭載した
空調室内機が提案されている。しかしながら、マイナス
イオン発生器にて発生したマイナスイオンはあまり安定
したものではないもので、簡単に消滅するものであっ
て、このマイナスイオン発生器にて発生するマイナスイ
オンはあまり有効に利用されていないのが現状である。
【0005】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、マイナスイオ
ンを有効に利用して、マイナスイオンによる優れた機能
(効能)を発揮することができる空調室内機を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、 請求項1の空
調室内機は、マイナスイオン発生器22を備えた空調室
内機であって、上記マイナスイオン発生器22にて発生
したマイナスイオンを、構造物に衝突させることなく空
気吹出口10から室内へ吹出させることを特徴としてい
る。
【0007】上記請求項1の空調室内機では、マイナス
イオン発生器22にて発生したマイナスイオンを、構造
物に衝突させないので、衝突によるマイナスイオンの消
滅(マイナスイオン量の減少)を有効に防止することが
できる。
【0008】請求項2の空調室内機は、マイナスイオン
発生器22を備えた空調室内機であって、マイナスイオ
ン通過路46に配置される構造物に、アース線47を接
続したことを特徴としている。
【0009】上記請求項2の空調室内機では、マイナス
イオン通過路22に配置される構造物に、アース線47
を接続しているので、マイナスイオンがこの構造物に衝
突しても、打ち消されにくく、マイナスイオン量の減少
を防止することができる。
【0010】請求項3の空調室内機は、マイナスイオン
発生器22を備えた空調室内機であって、マイナスイオ
ン通過路46に配置される構造物に、帯電防止処理を施
したことを特徴としている。
【0011】上記請求項3の空調室内機では、マイナス
イオン通過路46に配置される構造物に、帯電防止処理
を施しているので、マイナスイオンがこの構造物に衝突
しても、打ち消されにくく、マイナスイオン量の減少を
防止することができる。
【0012】請求項4の空調室内機は、マイナスイオン
発生器22を備えた空調室内機であって、空気吹出口1
0に配置されるルーバ16のマイナスイオン通過路46
内への進入を規制することを特徴としている。
【0013】上記請求項4の空調室内機では、空気吹出
口10に配置されるルーバ16のマイナスイオン通過路
46内への進入が規制されるので、空気吹出口10から
マイナスイオンが吹出される際に、マイナスイオンはル
ーバ16に衝突せず、マイナスイオンの消滅(減少)を
防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、この発明の空調室内機の具
体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説
明する。図1は空調室内機の断面図を示し、図2はこの
室内機の一部省略正面図を示している。
【0015】この空調室内機は、図示省略の室外機等と
でもって、温調システム(空気調和装置)を形成する。
室内機は、図1と図2に示すように、ケーシング1に、
室内熱交換器2と、ファン(クロスフローファン)3等
が設けられたものである。また、ケーシング1は、ケー
シング本体4と、ケーシング本体4の前面に取付けられ
る前面グリル5と、この前面グリル5のさらに前面に取
付けられる前面パネル6等を備え、前面グリル5の天井
部に天井吸込口7が設けられ、前面パネル6に前面吸込
口8が設けられている。また、室内熱交換器2は概略逆
V字状に構成されたもので、前面側熱交換器11と後面
側熱交換器12とを有し、この前面側熱交換器11と後
面側熱交換器12との間に上記ファン3が配設されてい
る。
【0016】そして、上記ケーシング1内には、前方壁
17と後方壁18とが設けられて、空気吹出路19が形
成される。後方壁18は、背部スクロール9と、この背
部スクロール9の先端から連設される後部ケーシング1
4等にて形成され、その内面18cは連続した滑らかな
湾曲面に形成されている。また、前方壁17は、前方ケ
ーシング13と、この前方ケーシング13に連設される
副壁13a等にて形成される。そして、前方壁17には
ドレンパン15が設けられ、このドレンパン15に上記
前面側熱交換器11の下端部が突入状に配置されてい
る。このように、前方壁17の先端17aと後方壁18
の先端18aとでもって、空気吹出路19の空気吹出口
10が形成されが、この際、空気吹出口10に通常形成
される吹出空気の方向変換用の方向案内部材(ルーバ)
16(図6等参照)を省略している。
【0017】この場合、ファン3から前方壁17に沿っ
た空気吹出口10までの距離L1よりもファン3から後
方壁18に沿った空気吹出口10までの距離L2を長く
設定している。距離L1とは、後端17bから先端17
aまでの前方壁17の内面に沿った寸法であり、距離L
2とは、後端18bから先端18aまでの後方壁18の
内面に沿った寸法である。
【0018】ところで、上記図示省略の室外機は、室外
熱交換器等を備え、空調室内機の室内熱交換器2等でも
って冷媒回路を構成する。すなわち、この空気調和装置
は、室内熱交換器2を凝縮器として機能させると共に、
室外熱交換器を蒸発器として機能させることによって暖
房運転を行い、室内熱交換器2を蒸発器として機能させ
ると共に、室外熱交換器を凝縮器として機能させること
によって冷房運転を行うものである。そして、暖房運転
における温風及び冷房運転における冷風がこの室内機の
空気吹出口10から吹出される。
【0019】また、この温調システム(空気調和装置)
は加湿機能を備える。この加湿機能は、上記室外機に設
けた加湿ユニット(図示省略)と、室内機1に設けた加
湿ダクト20と、このダクト20と加湿ユニットとを接
続する配管(図示省略)等にて構成される。この加湿ユニ
ットとしては、水分吸着材、例えばゼオライト、シリカ
ゲル、アルミナ等からなり、外気の湿分を吸着してこの
湿分を含んだ空気を、室内機1の加湿ダクト20に供給
するものである。
【0020】そして、加湿ダクト20は、図1に示すよ
うに、前面パネル6と前面側熱交換器11との間に配設
されて、その空気吹出口(加湿空気吹出部)21が前面
側熱交換器11の前面の下端側に向かって開口してい
る。この場合、図2に示すように、正面視において、加
湿ダクト20の空気吹出口21は図面上の左側に設けら
れている。そして、加湿ダクト20の吸込口(図示省
略)に上記加湿ユニットと接続させる上記配管が接続さ
れる。従って、室外機の加湿ユニットからの加湿空気は
この加湿ダクト20の加湿空気吹出部21から吹出さ
れ、前面側熱交換器11を通過して、空気吹出路19に
ガイドされて、空気吹出口10から室内へ吹出される。
また、加湿空気吹出部21には外鍔部21aが設けら
れ、この外鍔部21aの下端部が上記ドレンパン15の
前壁15aの上方開口端に後方側(前面熱交換器11
側)から係止状となっている。
【0021】ところで、空気吹出路19には上記マイナ
スイオン発生器22が設けられている。マイナスイオン
発生器22は、図3と図4に示すように、上カバー25
と、下カバー26と、複数の放電針27・・を有する上
放電板28と、下放電板29とを備える。すなわち、上
カバー25は、側壁30、30と、複数のスリット31
・・を有する上壁32と、後方の連結壁33とを備え、
また、下カバー26は、側壁34、34と、底壁35と
を備えたものである。そして、下カバー26は、その一
方の側壁34に、上放電板28が差し込まれるスリット
36が設けられ、他方の側壁34に、下放電板29が挿
通される挿通孔37が設けられている。このため、下カ
バー26に上下の放電板28、29が保持され、下放電
板29が上放電板28よりも前方に配置されることにな
る。
【0022】従って、上放電板28の放電針27・・の
先端が、図3に示すように、下放電板29の上方に所定
間隔をもって対抗している。また、上カバー25の側壁
30、30には、図5に示すように、係止片38、38
が垂下され、この係止片38、38の係止孔39、39
に、下カバー26の突出片40、40(図4参照)が係
合することによって、上カバー25と下カバー26とが
一体化する。さらに、下カバー26の底壁35には、図
3に示すように、係止部41を有する垂下片42が例え
ば前後左右に4個設けられている。
【0023】また、上記マイナスイオン発生器22には
図示省略の電圧発生回路が接続され、上放電板28と下
放電板29との間に電圧が印加される。これによって、
上放電板28の放電針27・・と下放電板29との間で
放電(コロナ放電)が起こり、マイナスイオンが発生す
る。これは、自然界の森や滝、海辺等にはマイナスイオ
ンが多く発生しており、このマイナスイオンをこのマイ
ナスイオン発生器22にて室内に発生させて、自然界の
中にいるのと同じ状態とする、いわゆるマイナスイオン
効果を形成するものである。
【0024】そして、マイナスイオン発生器22は後方
壁18の先端18a近傍に配置される。すなわち、後方
壁18の先端部にスリット43(図3参照)が設けら
れ、このスリット43の縁部に上記垂下片42・・の係
止部4・・が係止することによって、このマイナスイオ
ン発生器22は後方壁18に取付けられる。この場合、
上記マイナスイオン発生器22のイオン発生部(上放電
板28の(図2参照)よりも少なくとも40mm以上長
手方向中央部寄りであって、上記空気吹出口10側の後
方壁の先端18aから少なくとも10mm以上奥側寄り
に配設する。具体的には、図1に示すように、後方壁1
8の先端18aから下電極板29までの距離(寸法)H
0を10mm以上とし、図2に示すように、空気吹出口
10の長手方向端部45からマイナスイオン発生器22
の上カバー25の側壁30までの距離(寸法)H1を4
0mm以上としている。
【0025】このため、この空調室内機が動作した場
合、室内熱交換器2を通過した調和空気は空気吹出路1
9にガイドされて空気吹出口10から室内へ吹出される
が、この空気吹出口10を通過する際には、マイナスイ
オン発生器22を通過することになる。すなわち、調和
空気はクロスフローファン3によってマイナスイオン発
生器22側に吹出され、マイナスイオン発生器22を通
過することになる。この際、マイナスイオン発生器22
がマイナスイオンを発生する動作状態となっていれば、
調和空気がマイナスイオン発生器22を通過することに
よってマイナスイオンを含んだ調和空気として室内に吹
出されることになる。
【0026】この場合、マイナスイオン発生器22を通
過する空気は、滑らかな湾曲面に形成された後方壁18
の内面18cにガイドされるものであり、乱流のない安
定した流れとなっており、発生したマイナスイオンは消
滅(減少)しにくいものとなっている。しかも、マイナ
スイオン発生器22のイオン発生部Sを、上記空気吹出
口10側の後方壁の先端18aから少なくとも10mm
以上奥側寄りに配設しているので、この発生部Sから空
気吹出口10の開放端まで10mm以上あり、室内へ吹
出される部位の乱流等が発生している不安定な部位での
マイナスイオンの発生ではない。そのため、安定してマ
イナスイオンを発生させることができる。さらに、イオ
ン発生部Sのおいては充分な風速を確保しているので、
マイナスイオンの室内に確実に放出することができる。
特に、空気吹出口10にはルーバ16等の構造物が設け
られず、イオン発生部Sにて発生したマイナスイオン
は、構造物に衝突することなく、室内へ吹出される。
【0027】また、マイナスイオン発生器22は空気吹
出口10の長手方向端部45よりも少なくとも40mm
以上長手方向中央部寄りに配置されるので、いわゆる壁
面効果による流速ダウンや渦が発生している空気吹出口
10の長手方向端部45の近傍を避けてイオン発生部S
を配置することになる。そのため、発生したマイナスイ
オンの消滅を有効に防止することができると共に、調和
空気に混ざったマイナスイオンを空気吹出口10から室
内に向けて遠くまで確実に放出することができる。さら
に、ファン3がクロスフローファンであるので、その軸
心方向端部においては空気の送風が有効に機能せず、こ
の端部に対応する空気吹出口10の長手方向端部45を
避けてイオン発生部Sを配置することになる。このた
め、発生したマイナスイオンを安定して室内へ吹出すこ
とができる。なお、空気吹出口10からの空気の吹出を
考慮すれば、長手方向中央部にマイナスイオン発生器2
2を配置するのが好ましいが、図例のように、長手方向
端部45側に配置した場合、十分な風速を確保できしか
もこのマイナスイオン発生器22に対する配線を行いや
すい利点がある。
【0028】このように、上記マイナスイオン発生器2
2にて発生したマイナスイオンは、消滅しにくく、しか
も充分な風速に乗って室内へ送出される。これによっ
て、空気のビタミンと呼ばれるマイナスイオンにて、さ
わやかな空気を形成して生活空間(室内)を快適空間と
することができる。また、上記空気調和機は、加湿機能
を具備しているので、加湿空気吹出部21から加湿空気
が吹出されれば、加湿空気吹出部21からの加湿空気
が、マイナスイオン発生器22を通過することによって
マイナスイオンを含んだ加湿空気として室内に吹出され
ることになる。これによって、加湿空気にマイナスイオ
ンが混ざり、加湿空気の肌の乾燥を防止する等の機能に
加え、肌を潤いのある美しい肌とする効果(美肌効果)
を発揮することになる。また、マイナスイオンが湿度の
高い空気と混ざることで、室内に放出後のマイナスイオ
ンの持続時間が延びる利点がある。さらに、湿度を増加
させることで、マイナスイオンの発生量が増加するの
で、湿度の増減により、マイナスイオン発生量をある程
度コントロールできる。
【0029】さらに、上記空気調和機では、加湿空気吹
出部21を室内熱交換器2の上流側に、室内熱交換器2
に近接して設けているので、加湿空気吹出部21から吹
出される加湿空気は前面吸込口8からこの室内機に吸込
まれる室内空気と効率よく混合されて、室内熱交換器2
を通過し、これによって、加湿空気の飛散を防止して加
湿空気漏れによる加湿空気吹出部21の周囲の結露を防
止することができる。たとえ、結露水が発生したとして
も、加湿空気吹出部21の外鍔部21aの下端部がドレ
ンパン15の前方壁15aの上方開口端に後方側(前面
熱交換器11側)から係止状となっているので、結露水
はこのドレンパン15にて確実に受けることができ、こ
の結露水が室内に漏れるのを防止することができる。
【0030】また、図6に示す空調室内機では、空気吹
出口10に設けられるルーバ16(図示省略の縦ルーバ
と、横ルーバ16aとからなる。)を、マイナスイオン
通過路46内へ進入しないように設定している。ここ
で、マイナスイオン通過路46とは、発生したマイナス
イオンが空気吹出口10を介して室内へ吹出されるため
の通路である。この場合、ルーバ16aの前後方向長さ
Wを小として、マイナスイオン通過路46に進入しない
ようにしている。また、図7に示す空調室内機において
は、揺動するルーバ16aの揺動範囲を規制し、マイナ
スイオン発生運転中に、このルーバ16aが上記マイナ
スイオン通過路46に進入しないようにしている。な
お、ルーバ16aの揺動範囲は、例えば、ルーバ16a
近傍にストッパ部材を設け、このストッパ部材にルーバ
16aを当接させることによって規制することができ
る。
【0031】この図6と図7に示す空調室内機では、発
生したマイナスイオンはルーバ16に衝突することな
く、空気吹出口10から温調空気と共に、室内へ吹出さ
れる。これによって、構造物(この場合、ルーバ16)
に対する衝突によるマイナスイオンを消滅(減少)を防
止することができ、マイナスイオン発生器22から発生
したマイナスイオンを効率良く利用することができる。
【0032】次に、図8に示す空調室内機では、ルーバ
16はマイナスイオン通過路46に進入するが、このル
ーバ16にはアース線47が接続されている。このた
め、ルーバ16のプラス帯電が防止され、マイナスイオ
ンの消滅(打消し)を防止することができる。
【0033】なお、図6〜図8に示す空調室内機におい
て、上記の説明以外の構成は図1と図2の示した空調室
内機と同様の構成であるので、その説明を省略した。
【0034】また、空気吹出口10にルーバ16が設け
られる場合、このルーバ16に帯電防止処理を施しても
よい。ここで、帯電防止処理とは、表面及び/又は内部
の高電導化の処理であり、この処理を行うことによっ
て、ルーバ16等の構造物のプラス帯電を防止するもの
である。このように、帯電防止処理を施せば、マイナス
イオンの打消し(消滅)を防止することができ、マイナ
スイオン発生器22から発生したマイナスイオンを効率
良く利用することができる。
【0035】以上にこの発明の空調室内機の具体的な実
施の形態について説明したが、この発明は上記実施の形
態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々
変更して実施することが可能である。例えば、構造物と
して、ルーバ16以外である場合もあり、ルーバ16以
外としては、後方壁18等に設けられる突部等がある。
また、図1の空調室内機において、一部に欠損部が設け
られたルーバ16を付設してもよい。この場合、欠損部
の位置としてはマイナスイオン通過部46である。従っ
て、ルーバ16が存在していても、マイナスイオンは欠
損部を介して室内へ吹出されるので、マイナスイオンの
消滅を防止することができる。さらに、図例では、図2
に示すように、マイナスイオン発生器22は加湿ダクト
20側に設けているが、この場合と反対の長手方向端部
側に設けてもよい。また、加湿機能を有さないものであ
ってもよく、加湿機能を有する場合、室外機に設けた水
分吸着材を使用したものに限らず、超音波式、電熱式、
遠心式、透湿膜エレメント式等の加湿ユニットを使用す
ることができる。逆に、熱交換器2を有さない空気清浄
器や調湿機等であってもよい。
【0036】
【発明の効果】請求項1の空調室内機によれば、マイナ
スイオン発生器にて発生したマイナスイオンを、構造物
に衝突させないので、衝突によるマイナスイオンの消滅
を有効に防止することができる。これにより、マイナス
イオンを室内に効率よく供給することができ、室内は確
実に快適空間となる。
【0037】請求項2又は請求項3の空調室内機によれ
ば、マイナスイオンがこの構造物に衝突しても打ち消さ
れにくく、この場合もマイナスイオンの消滅を有効に防
止することができる。これにより、マイナスイオンを室
内へ効率よく吹出させることができる。
【0038】請求項4の空調室内機によれば、マイナス
イオンはルーバに衝突せず、マイナスイオンの消滅を防
止することができる。これにより、マイナスイオンを室
内へ効率よく吹出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の空調室内機の実施の形態を示す断面
図である。
【図2】上記空調室内機の一部省略正面図である。
【図3】上記空調室内機のマイナスイオン発生器の断面
簡略図である。
【図4】上記空調室内機のマイナスイオン発生器の分解
斜視図である。
【図5】上記空調室内機のマイナスイオン発生器の要部
拡大断面図である。
【図6】この発明の空調室内機の他の実施の形態を示す
断面図である。
【図7】この発明の空調室内機の別の実施の形態を示す
断面図である。
【図8】この発明の空調室内機の別の実施の形態を示す
断面図である。
【符号の説明】
10 空気吹出口 16 ルーバ 22 マイナスイオン発生器 46 マイナスイオン通過路 47 アース線
フロントページの続き (72)発明者 永守 朗 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 Fターム(参考) 3L051 BC10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイナスイオン発生器(22)を備えた
    空調室内機であって、上記マイナスイオン発生器(2
    2)にて発生したマイナスイオンを、構造物に衝突させ
    ることなく空気吹出口(10)から室内へ吹出させるこ
    とを特徴とする空調室内機。
  2. 【請求項2】 マイナスイオン発生器(22)を備えた
    空調室内機であって、マイナスイオン通過路(46)に
    配置される構造物に、アース線(47)を接続したこと
    を特徴とする空調室内機。
  3. 【請求項3】 マイナスイオン発生器(22)を備えた
    空調室内機であって、マイナスイオン通過路(46)に
    配置される構造物に、帯電防止処理を施したことを特徴
    とする空調室内機。
  4. 【請求項4】 マイナスイオン発生器(22)を備えた
    空調室内機であって、空気吹出口(10)に配置される
    ルーバ(16)のマイナスイオン通過路(46)内への
    進入を規制することを特徴とする空調室内機。
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Cited By (7)

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