JPH0886504A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
- Publication number
- JPH0886504A JPH0886504A JP6248604A JP24860494A JPH0886504A JP H0886504 A JPH0886504 A JP H0886504A JP 6248604 A JP6248604 A JP 6248604A JP 24860494 A JP24860494 A JP 24860494A JP H0886504 A JPH0886504 A JP H0886504A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- ceiling
- outlet
- louver
- chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 弱風運転時にも天井下面の吹出口部での冷風
のショートサーキットや冷風吹出口外側部分での結露の
発生を防止する。 【構成】 本体を天井内に格納し、吹出口８及び吸込口
７が天井部に開口すると共に吹出口８と吸込口７が近接
して配設されているパネルを有する空気調和機におい
て、吹出口８の風向を調整するルーバ９に対向して吹出
通路長手方向の全域にわたって吹出通路巾の２０％以上
をふさぐようにしてチャンバ６の吹出口の内側面に突起
１２を設ける。
のショートサーキットや冷風吹出口外側部分での結露の
発生を防止する。 【構成】 本体を天井内に格納し、吹出口８及び吸込口
７が天井部に開口すると共に吹出口８と吸込口７が近接
して配設されているパネルを有する空気調和機におい
て、吹出口８の風向を調整するルーバ９に対向して吹出
通路長手方向の全域にわたって吹出通路巾の２０％以上
をふさぐようにしてチャンバ６の吹出口の内側面に突起
１２を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は本体を天井内に格納し、
吹出口及び吸込口が天井部に開口するパネルを設けた空
気調和機においても吹出口部における冷風のショートサ
ーキットと結露を簡易な構成で確実に防ぐようにした空
気調和機に関するものである。
吹出口及び吸込口が天井部に開口するパネルを設けた空
気調和機においても吹出口部における冷風のショートサ
ーキットと結露を簡易な構成で確実に防ぐようにした空
気調和機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の本体を天井内に格納し、吹出口及
び吸込口が天井部に開口する空気調和機は、図２、図３
に示すように天井１内の本体３内部には熱交換器４と送
風機５を有すると共に、天井部に取り付けられたパネル
２に風を分配するチャンバ６より構成されている。パネ
ル２の吹出部及び吸込部の詳細は図４に示すとおり、吹
出口８部には風向調整用ルーバ９が回転摺動可能なよう
に配設されている。７は吸込口である。かかる構成にお
いて、吸込口７より吸い込まれた室内空気は送風機５を
通り熱交換器４で冷房運転時は冷風がチャンバ６で分配
され、吹出口８から室内に吹き出されるものである。
び吸込口が天井部に開口する空気調和機は、図２、図３
に示すように天井１内の本体３内部には熱交換器４と送
風機５を有すると共に、天井部に取り付けられたパネル
２に風を分配するチャンバ６より構成されている。パネ
ル２の吹出部及び吸込部の詳細は図４に示すとおり、吹
出口８部には風向調整用ルーバ９が回転摺動可能なよう
に配設されている。７は吸込口である。かかる構成にお
いて、吸込口７より吸い込まれた室内空気は送風機５を
通り熱交換器４で冷房運転時は冷風がチャンバ６で分配
され、吹出口８から室内に吹き出されるものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般には送風
機５は強風、中風、弱風のようにその送風を段階制御さ
れており、強風時には風量が多いため、吹出風速が速く
冷風が天井１に平行に流れ出るが弱風の場合風量が少な
く、吹出風速が低下し、ルーバ９での風向調整機能が十
分働かず、図４に示すように吹出口８から出た冷風はパ
ネル２の吸込口７と吹出口８を仕切る外枠１３の外側部
分２２の経路を通り吸込口７に冷風が流れ込む冷風のシ
ョートサーキット２０が起こり、室内を十分冷房しな
い。また吹出口８、外枠１３の外側部分２２、吸込口７
を経るショートサーキット２０の冷風の流れにより天井
面の高温高湿の室内空気３０がショートサーキット２０
と合流するようにと流れる。ここでパネルの外枠部１０
の冷風通路側は断熱の目的でゴム成形品１１等を配設し
ているが、外枠１０は既に冷風により冷却されているた
め、室内空気に比べ低温となっているのでこの外枠１
０、ゴム成形品１１に結露する恐れが大となり、長時間
弱風運転を行うと外枠１０に結露した水滴が落下して床
面を汚したり、人々に不快感を与えたりする等の問題が
あった。
機５は強風、中風、弱風のようにその送風を段階制御さ
れており、強風時には風量が多いため、吹出風速が速く
冷風が天井１に平行に流れ出るが弱風の場合風量が少な
く、吹出風速が低下し、ルーバ９での風向調整機能が十
分働かず、図４に示すように吹出口８から出た冷風はパ
ネル２の吸込口７と吹出口８を仕切る外枠１３の外側部
分２２の経路を通り吸込口７に冷風が流れ込む冷風のシ
ョートサーキット２０が起こり、室内を十分冷房しな
い。また吹出口８、外枠１３の外側部分２２、吸込口７
を経るショートサーキット２０の冷風の流れにより天井
面の高温高湿の室内空気３０がショートサーキット２０
と合流するようにと流れる。ここでパネルの外枠部１０
の冷風通路側は断熱の目的でゴム成形品１１等を配設し
ているが、外枠１０は既に冷風により冷却されているた
め、室内空気に比べ低温となっているのでこの外枠１
０、ゴム成形品１１に結露する恐れが大となり、長時間
弱風運転を行うと外枠１０に結露した水滴が落下して床
面を汚したり、人々に不快感を与えたりする等の問題が
あった。
【０００４】本発明は弱風運転時にも天井下面の吹出口
部での冷風のショートサーキットや冷風吹出口外側部分
での結露の発生を防止することを目的とする。
部での冷風のショートサーキットや冷風吹出口外側部分
での結露の発生を防止することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたもので、吹出口からの冷風が吸込口に
ショートサーキットが起こらないように、吹出口部のル
ーバに対向して吹出口長手方向全長にわたって吹出通路
巾の２０％以上をふさぐようにしてチャンバの吹出口の
内側面に突起を設けたことを要旨とする。
するためになしたもので、吹出口からの冷風が吸込口に
ショートサーキットが起こらないように、吹出口部のル
ーバに対向して吹出口長手方向全長にわたって吹出通路
巾の２０％以上をふさぐようにしてチャンバの吹出口の
内側面に突起を設けたことを要旨とする。
【０００６】
【作 用】本体を天井内に格納し、吹出口及び吸込口が
天井部に開口すると共に吹出口と吸込口が近接して配設
されているパネルを有する空気調和機において、吹出口
の風向を調整するルーバに対向して吹出通路長手方向の
全域にわたって吹出通路巾の２０％以上をふさぐように
してチャンバの吹出口の内側面に突起を設けているの
で、弱風運転時においてもルーバ９に対向してチャンバ
内の吹出口内側面に突設するようにして設けられた突起
１２により、吹出部の冷風はまずこの突起１２により風
向を図１の矢印のようにルーバ側へと向けられ、ルーバ
９により確実に風向が天井面に沿って流れるようにな
る。このため、天井下面での吸込口での冷風のショート
サーキットが起こらないようになり、さらに外枠１０の
温度より低温の冷風が外枠１０に接するため、外枠１０
に結露現象も起こらず、結露水の落下等の問題がなくな
るものである。
天井部に開口すると共に吹出口と吸込口が近接して配設
されているパネルを有する空気調和機において、吹出口
の風向を調整するルーバに対向して吹出通路長手方向の
全域にわたって吹出通路巾の２０％以上をふさぐように
してチャンバの吹出口の内側面に突起を設けているの
で、弱風運転時においてもルーバ９に対向してチャンバ
内の吹出口内側面に突設するようにして設けられた突起
１２により、吹出部の冷風はまずこの突起１２により風
向を図１の矢印のようにルーバ側へと向けられ、ルーバ
９により確実に風向が天井面に沿って流れるようにな
る。このため、天井下面での吸込口での冷風のショート
サーキットが起こらないようになり、さらに外枠１０の
温度より低温の冷風が外枠１０に接するため、外枠１０
に結露現象も起こらず、結露水の落下等の問題がなくな
るものである。
【０００７】
【実施例】以下本発明の空気調和機を図面に示す実施例
にもとづいて説明する。図において１は天井で、この天
井１内に空気調和機の本体３を設置すると共に、この本
体３内に送風機５及び熱交換器４を対向して配設する。
そして送風機５より熱交換器４を経て熱交換された冷風
を本体内のチャンバ６にて分配して天井面下部に取り付
けたパネル２の吹出口８より吹き出すようにする。
にもとづいて説明する。図において１は天井で、この天
井１内に空気調和機の本体３を設置すると共に、この本
体３内に送風機５及び熱交換器４を対向して配設する。
そして送風機５より熱交換器４を経て熱交換された冷風
を本体内のチャンバ６にて分配して天井面下部に取り付
けたパネル２の吹出口８より吹き出すようにする。
【０００８】このパネル２の吹出口部には外枠１０を一
体に設け、さらにこの外枠１０にゴム成型品１１を取り
付ける。そして風向調整用のルーバ９を回転摺動可能に
して取り付けると共に、チャンバ６の吹出口の内側面
で、かつルーバ９と対向する面には突起１２を設ける。
この突起１２の突設幅Ｌ１はチャンバ６の吹出口の吹出
通路長手方向の全域に亘って吹出通路幅Ｌ２の２０％以
上を塞ぐようにして突設するもので、この突起１２はポ
リエチレン材等でチャンバ６の内側面に貼り付けられて
いる。
体に設け、さらにこの外枠１０にゴム成型品１１を取り
付ける。そして風向調整用のルーバ９を回転摺動可能に
して取り付けると共に、チャンバ６の吹出口の内側面
で、かつルーバ９と対向する面には突起１２を設ける。
この突起１２の突設幅Ｌ１はチャンバ６の吹出口の吹出
通路長手方向の全域に亘って吹出通路幅Ｌ２の２０％以
上を塞ぐようにして突設するもので、この突起１２はポ
リエチレン材等でチャンバ６の内側面に貼り付けられて
いる。
【０００９】天井内部の本体内の構成及びパネル２の吹
出口８、吸込口７，ルーバ９，外枠１０等は図示以外の
構成としても良い。また長手方向突起部はチャンバ部に
突起を一体に形成してもよい。
出口８、吸込口７，ルーバ９，外枠１０等は図示以外の
構成としても良い。また長手方向突起部はチャンバ部に
突起を一体に形成してもよい。
【００１０】従って上述のように構成する空気調和機に
おいては、弱風運転時においてもルーバ９に対向してチ
ャンバ内の吹出口内側面に突設するようにして設けられ
た突起１２により、吹出部の冷風はまずこの突起１２に
より風向を図１の矢印のようにルーバ側へと向けられ、
ルーバ９により確実に風向を天井面に沿って流れるよう
になる。このため、天井下面での吸込口での冷風のショ
ートサーキットが起こらないようになり、さらに外枠１
０の温度より低温の冷風が外枠１０に接するため、外枠
１０に結露現象も起こらず、結露水の落下等の問題がな
くなるものである。
おいては、弱風運転時においてもルーバ９に対向してチ
ャンバ内の吹出口内側面に突設するようにして設けられ
た突起１２により、吹出部の冷風はまずこの突起１２に
より風向を図１の矢印のようにルーバ側へと向けられ、
ルーバ９により確実に風向を天井面に沿って流れるよう
になる。このため、天井下面での吸込口での冷風のショ
ートサーキットが起こらないようになり、さらに外枠１
０の温度より低温の冷風が外枠１０に接するため、外枠
１０に結露現象も起こらず、結露水の落下等の問題がな
くなるものである。
【００１１】
【発明の効果】本発明の空気調和機は、本体を天井内に
格納し、吹出口及び吸込口が天井部に開口すると共に吹
出口と吸込口が近接して配設されているパネルを有する
空気調和機において、吹出口の風向を調整するルーバに
対向して吹出通路長手方向の全域にわたって吹出通路巾
の２０％以上をふさぐように突起を設けているので、吹
出口からの冷風が直接吹出口に流入するショートサーキ
ット現象が起こらず、有効な冷房運転が行えると共に、
パネル外枠に結露することなく快適な冷房運転が行える
ものとなる。また、チャンバの吹出口の内側面に突設す
る突起をルーバと反対側内面に設けているので、吹出口
からの送り出される冷風は吸込口より離間して流れるた
め、弱風時でも吹出口から直接吸込口へ流入するショー
トサーキット流路を確実に防止でき弱風時でも効果的な
冷房運転が行えるものである。
格納し、吹出口及び吸込口が天井部に開口すると共に吹
出口と吸込口が近接して配設されているパネルを有する
空気調和機において、吹出口の風向を調整するルーバに
対向して吹出通路長手方向の全域にわたって吹出通路巾
の２０％以上をふさぐように突起を設けているので、吹
出口からの冷風が直接吹出口に流入するショートサーキ
ット現象が起こらず、有効な冷房運転が行えると共に、
パネル外枠に結露することなく快適な冷房運転が行える
ものとなる。また、チャンバの吹出口の内側面に突設す
る突起をルーバと反対側内面に設けているので、吹出口
からの送り出される冷風は吸込口より離間して流れるた
め、弱風時でも吹出口から直接吸込口へ流入するショー
トサーキット流路を確実に防止でき弱風時でも効果的な
冷房運転が行えるものである。
【図１】本発明の空気調和機のパネルの一実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図２】空気調和機の断面図である。
【図３】図２の下方から見た図である。
【図４】従来の空気調和機のパネルの断面図である。
２ パネル ７ 吸込口 ８ 吹出口 ９ ルーバ １０ 外枠 １２ 突起
Claims (2)
- 【請求項１】 本体を天井内に格納し、吹出口及び吸込
口が天井部に開口すると共に吹出口と吸込口が近接して
配設されているパネルを有する空気調和機において、吹
出口の風向を調整するルーバに対向して吹出通路長手方
向の全域にわたって吹出通路巾の２０％以上をふさぐよ
うにしてチャンバの吹出口の内側面に突起を設けたこと
を特徴とする空気調和機。 - 【請求項２】 チャンバの吹出口の内側面に突設する突
起をルーバと反対側内面に設けた請求項１記載の空気調
和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6248604A JPH0886504A (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6248604A JPH0886504A (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 空気調和機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0886504A true JPH0886504A (ja) | 1996-04-02 |
Family
ID=17180591
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6248604A Pending JPH0886504A (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 空気調和機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0886504A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10160238A (ja) * | 1996-11-29 | 1998-06-19 | Mitsubishi Electric Corp | 埋め込み形空気調和装置 |
| JP2001193960A (ja) * | 1999-11-05 | 2001-07-17 | Daikin Ind Ltd | 天井埋込型空気調和装置 |
| JP5194023B2 (ja) * | 2007-10-25 | 2013-05-08 | 東芝キヤリア株式会社 | 天井埋込型の空気調和機 |
| US8636566B2 (en) | 2007-09-07 | 2014-01-28 | Toshiba Carrier Corporation | Ceiling-embedded air conditioner |
| JP2016180513A (ja) * | 2015-03-23 | 2016-10-13 | 株式会社富士通ゼネラル | 天井埋込型空気調和機 |
| EP3715730A1 (en) * | 2019-03-27 | 2020-09-30 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Ceiling embedded air conditioner |
-
1994
- 1994-09-16 JP JP6248604A patent/JPH0886504A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10160238A (ja) * | 1996-11-29 | 1998-06-19 | Mitsubishi Electric Corp | 埋め込み形空気調和装置 |
| JP2001193960A (ja) * | 1999-11-05 | 2001-07-17 | Daikin Ind Ltd | 天井埋込型空気調和装置 |
| US8636566B2 (en) | 2007-09-07 | 2014-01-28 | Toshiba Carrier Corporation | Ceiling-embedded air conditioner |
| JP5194023B2 (ja) * | 2007-10-25 | 2013-05-08 | 東芝キヤリア株式会社 | 天井埋込型の空気調和機 |
| JP2016180513A (ja) * | 2015-03-23 | 2016-10-13 | 株式会社富士通ゼネラル | 天井埋込型空気調和機 |
| EP3715730A1 (en) * | 2019-03-27 | 2020-09-30 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Ceiling embedded air conditioner |
| CN111750436A (zh) * | 2019-03-27 | 2020-10-09 | 松下知识产权经营株式会社 | 天花板埋入式空气调节机 |
| CN111750436B (zh) * | 2019-03-27 | 2023-10-03 | 松下知识产权经营株式会社 | 天花板埋入式空气调节机 |
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