JP2615495B2 - 空気調和機の風向偏向装置 - Google Patents

空気調和機の風向偏向装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、空気調和機の室内機、特に壁掛け型室内機
の風向偏向装置に関するものである。
従来の技術 一般に従来の空気調和機の風向偏向装置は、第6図に
示されているような構造になっていた。
すなわち同図において、1は室内機本体で、前面に吸
い込み口2が、前面下部から底面にかけて吹き出し口3
が形成されている。4は前記室内機本体1内に形成され
た通風路で、前記吸い込み口2と吹き出し口3に連通
し、その内部には冷凍サイクルを構成する熱交換器5お
よびクロスフローファン6が配設されている。7はルー
バーで、板状に形成されており、その両端は軸などを介
して回動可能なように吹き出し口3に固定されている。
そして、クロスフローファン6により吸い込み口2から
吸い込まれた空気は熱交換器5を通って冷媒と熱交換さ
れ、前記クロスフローファン6の下流側に設けられたル
ーバー7の間隙をぬって吹き出し口3から吹き出され
る。このとき送風機本来の吹き出し方向は水平よりやや
下向きであるので、空調の快適さをより向上させるため
に、例えば暖房時の温風は下方へ、また冷房時の冷風は
上方へ、それぞれ吹き出すようにルーバー7を回動させ
て送風方向を変えるようになっていた。また、暖房時に
は暖房の浮き上がりを除去するために下吹き出しとする
とともに、風速の大きい送風にすることが必要になって
いる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、吹き出し方向を
下方とするためにルーバーの回動角度を大きくするとル
ーバーの抵抗が増加するため、風量が低下するとともに
騒音も増大するため、特に暖房時には大きい風速が必要
になることと相まって、騒音が大きくなるという課題を
有していた。
本発明はこのような課題を解決するもので、下吹き出
しのためのルーバー回動角度を最小限にとどめて抵抗の
増加を防止しつつ、ルーバーにより吹き出し方向を下向
きにした場合でも風量が低下しない、下向き風量特性の
優れた室内機を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の風向偏向装置は、
上面あるいは下面をコアンダ面とし、吹き出しの風向を
その回動によって偏向するルーバーの断面を、上側に凸
のそりの大きい翼型形状にするとともに、前記ルーバー
の気流離れを生じる上面側に、長手方向に棒状をなした
突起を設けたものである。
作用 本発明は上記した構成により、冷房時にはルーバーを
送風機本来の吹き出し方向とほぼ一致する水平方向に向
け冷風を吹き出し案内し、暖房時はルーバーを下方に向
け、ルーバーから剥離しようとする気流をルーバーに設
けた突起により乱流状態とし、剥離を解消してコアンダ
効果を維持しつつ、温風の吹き出し方向を下向きにする
ので抵抗の増加を最小限に抑えることができ、その結果
風量の低下、騒音の増大を避けることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明
する。
第1図において、1は室内機本体で、前面に吸い込み
口2と吹き出し口3が形成されている。4は前記室内機
本体1内に形成された通風路で、前記吸い込み口2と吹
き出し口3に連通し、その内部には冷凍サイクルを構成
する熱交換器5およびクロスフローファン6が配設され
ている。これらは既存の空気調和機と同様であり、また
前記クロスフローファン6のエアガイダーを兼ねる水受
皿、エアフィルタ、前面グリル、ファンモータなど(図
示せず)についても周知の如く具備しているものであ
る。
7はその詳細を第2図、第3図に示すように、断面を
上側に凸のそりの大きい翼型形状に形成されたルーバー
で、吹き出し口3の幅方向に渡って上下方向に回動可能
に配置されている。また、ルーバー7の気流離れを生じ
る面部側となる上面には、その中央よりやや前方に長手
方向に棒状をなした突起8が形成されている。ルーバー
7の両端は回転軸を介して吹き出し口3のほぼ中央に取
り付けられている。そして、クロスフローファン6によ
り吸い込み口2から吸い込まれた空気は熱交換器5を通
り、前記クロスフローファン6の下流側に設けられたル
ーバー7の間隙をぬって吹き出し口3から吹き出され
る。
上記構成において、この室内機を暖房運転する場合
は、第2図に示すようにルーバー7を回動させて下方向
に向ける。すると、吸い込み口2から吸入された空気は
熱交換器5によって温風にしたのち、クロスフローファ
ン6によって通風路4を通り、ルーバー7を介して吹き
出し口3から吹き出される。このときルーバー7を通過
する風の流れとしては、ルーバー7の下面側ではその下
面に沿って気流が流れ、下方に向かう。一方、上面側で
はルーバー7の上面に沿って気流は流れ、従来では次第
に気流が上方へ剥離する動きを見せるのであるが、幅方
向に棒状の突起8があるため気流が乱されて、層流境界
層が乱流境界層に変化し、厚い層流境界層が生成して大
きく気流剥離を生じることなく、厚さの薄い乱流境界層
の生成で気流の剥離が抑制され、ルーバー7上面の後方
でもコアンダ効果が維持されて流れは上面に沿い、やは
り下方に向かうので指向性の優れた下吹き出しが可能と
なり、大風量が必要な暖房時の下吹き出し時に、ルーバ
ーの回動角度を最小限にとどめて抵抗の増加を防止し、
騒音の増大を防ぐとともに下吹き出しでも風量が低下し
ない、下向き風量特性の優れた吹き出しを実現できる。
これにより、被空調室内の温度分布を均一にでき、暖房
能力を向上させることもできる。
また、冷房運転を行う場合は、第3図に示すようにル
ーバー7を上方に回動させ、送風機本来の吹き出し方向
とほぼ一致する水平方向に向けて冷風を横吹き出しとす
るうえに、暖房時ほどの大きい流速、大風量は必要ない
のでこのルーバー7による課題は生じない。
第4図には、そりの大きさを弦長の10%、そりの最大
位置を前端から弦長の60%、突起の位置を前端から弦長
の30%とした本発明によるルーバーと、従来のルーバー
の吹き出し角度−風量特性を比較した実験結果である。
本発明による風向偏向装置は従来のものと比較して、明
らかに下吹き出し時に風量を増大できるものであること
がわかる。
なお、上述した一実施例ではルーバー上面の中央より
やや前方、あるいは前端からの距離が弦長の30%位置に
突起部を設けたものを一例にあげたが、本発明の空気調
和機の風向偏向装置では、気流を乱流状態にすればよい
ので、気流剥離を生じる部分の上流であればルーバー上
面のどこに設けてもよく、負圧を発生する構成も必要な
い。
発明の効果 以上のように本発明の風向偏向装置によれば、暖房時
に温風の吹き出し方向を下方とする場合に、ルーバーか
ら剥離しようとする気流をルーバーに設けた突起により
乱流状態とし、剥離を解消してコアンダ効果を維持しつ
つ、ルーバーの回動角度を最小限に抑えて温風の吹き出
し方向を下向きにするので指向性の優れた下吹き出しが
抵抗の増加を招くことなく可能となり、風量の低下、騒
音の増大を避けることができる。その結果、騒音を低く
抑えて、被空調室内の温度分布を均一にできる空気調和
機となるのである。特に大風量が必要な暖房時の下吹き
出し時に、ルーバーの回動角度を最小限にとどめて抵抗
の増加を防止し、ルーバーにより吹き出し方向を下向き
にした場合でも風量が低下しない、下向き風量特性の優
れた吹き出しを実現できる。そして指向特性とともに下
向き風量特性も優れているので、被空調室内の温度分布
を均一にでき、暖房能力を向上させることもできる。
また、本発明の風向偏向装置によれば、気流を乱流状
態にすればよいので、気流剥離が生じる部分を特定して
突起部を設けなくても、気流剥離を生じる部分の上流で
あればどこに設けてもよく、負圧を発生する構成も必要
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における風向偏向装置を具備
した空気調和機の断面図、第2図は同空気調和機の暖房
時の吹き出し口部の拡大断面図、第3図は同空気調和機
の冷房時の吹き出し口部の拡大断面図、第4図は同空気
調和機と従来の空気調和機の吹き出し角度−風量特性
図、第5図は従来例を示す空気調和機の断面図である。 1……室内機本体、3……吹き出し口、7……ルーバ
ー、8……突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾浜 昌宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−161636(JP,A) 実開 昭60−23650(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気調和機の室内機本体の前面下部から底
    面にかけて開口され熱交換された空気が吹き出される空
    気調和機の吹出口に、上面あるいは下面をコアンダ面と
    して吹き出しの風向をその回動によって偏向するルーバ
    ーを設け、前記ルーバーの断面を上側に凸のそりの大き
    い翼型形状にするとともに、前記ルーバーの気流離れを
    生じる上面側に、長手方向に棒状をなした突起を設けた
    空気調和機の風向偏向装置。
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