JPS6210552A - 空気調和機の風向変更装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は空気調和機の風向変更装置に関するものであ
る。

従来の技術 従来、この種の空気調和機は第５図〜第７図に示される
ような構成になっていた。

同１［おいて、１は室内ユニットの本体で、吸込口２ａ
と吹出口２ｂを備えた前面グリル２と、短辺と長辺を有
する矩形状の吹出流路３ａを備えた吹出グリル３が取り
付けられている。４は前記本体１と前面グリル２の間に
形成される通風回路で、前記吸込口２ａと前記吹出流路
３ａに連通１、その内部には冷凍サイクルの一部を構成
する熱交換器５及び送風機６が配設されている。７は前
記吹出グリル３の短辺側である左右側壁に両端が回動可
能に組み込まれた上下風向変更羽根で第７図の如く長方
形に形成されている。８は前記吹出グリル３の長辺側の
面へ回動可能に組み込まれた複数枚の左右風向変更羽根
で、第６図に示すように平板状のものより形成されてい
る＠ 発明が解決しようとする問題点 しかし・このような横進のものでは、吹出グリル３の中
を通過する風を左右へ大きく偏向する場合に、吹出口２
ｂの巾が変わらないこと、および風を左右風向変更羽根
８へ衝突させることから風量の低下が大きく、左右の偏
向角度があまり大きくできない問題があった。

これは第６図に示すように、風上側より、吹出グリルａ
内の吹出流路３ａを通過した風が、平板状の左右風向変
更羽根８に当たシ、強制的に左右へ偏向された後、吹出
グリル３と前面グリル２の左右両端壁に当たって抵抗が
大きくなるためである。このことは、風量が減少するこ
とになり、これに起因して例えば暖房、冷房の能力の低
下にも影響する。

そこで本発明は風を左右へ大きく偏向しても、風が吹出
グリル３と前面グリル２の左右両端壁に当って減少する
のを防ぎ、さらに大きな左右の風向偏向角度が得られる
ようにするものである。

問題点を解決するだめの手段 上記問題を解決するための本発明の技術的手段は、吹出
グリルと前面グリルで吹出側の通風回路を構成している
左右両端壁の形状をともに吹出方向に広がる曲線壁とし
、吹出口の出口面積を拡大したものである。

作　　用 この技術的手段による作用は次のようになる。

すなわち、左右風向変更羽根によシ、風を偏向する場合
、本発明では、吹出口を通過する風は左右風向変更羽根
によシ偏向された風は吹出グリルと前面グリルの左右両
端壁に当っても、抵抗が非常圧小さい状態で左右へ大き
く偏向でき、風量の損失が少なくなる。さらに、吹出口
の形状に合わせ、風上側より風下側の寸法を大きくした
台形状の上下風向変更羽根を用いることにより、上下風
向変更の性能を一層向上することができる。

実施例 以下１本発明の一実施例について図面の第１図〜第４図
に基づき説明する。ここで、従来例と同じものについて
は同じ符号を付して説明を省略する。

同図【おいて、９は吹出グリル３内の吹出流路３ａに回
動可能に設けられた左右風向変更羽根で、第１図の如く
円弧状に形成されている。前記吹出グリル３の左右両側
壁３ｂと前面グリル２の左右両側壁２ｃは、ともに左右
風向変更羽根９のわん面方向に合わせて連続した曲線壁
となっておシ、吹出方向に向けて順次大がっている。１
０は吹出口形状に合わせ、通風回路の風上側よシ風下側
の寸法が大きくなるよう台形状に形成され、かつ弓状に
わん曲した上下風向変更羽根で、前記左右両側壁３ｂへ
回動可能に形成されている。

上記左右風向変更羽根９、上下風向変更羽根１０がとも
にわん曲形状となっているのは、周知の如くコアンダ効
果によって風向きを変更するためである。

次に、本発明の効果を具体的に示すものとして、従来例
と実施例の場合の、風の偏向角度と風量低下率の関係を
示す実験結果を第４図に示す。

この結果から明らかなように、送風機（風上側）から送
られてきた風が吹出流路３ａ内で左右風向変更羽根９に
よって左右に偏向される場合、吹出口の左右両側壁３ｂ
、２Ｃにそってスムーズに風下側へ流れる。これによっ
て、風量低下が大幅に改善される。

また、吹出口形状に合わせ、風上側より風下側の寸法を
大きくした台形状の上下風向変更羽根１゜を設けること
により、従来以上の上下風向変更の性能にすることがで
きる。

なお、左右風向変更羽根９が従来のような平板形状でも
左右両側壁３　ｂ　ｓ　２　ｃへの当シが少なく、同様
の効果が発揮できる。さらに、吹出グリル３と前面グリ
ル２の各左右両側壁３ｂ、２Ｃを同一線上の曲線部でな
く、段差を有し、同じ曲率で広がるように構成しても同
様に効果が得られる。

発明の効果 以上のように、本発明は、吹出グリルと前面グリルの吹
出流路、吹出口を形成する左右両端壁の形状を吹出方向
に広がる曲線壁として吹出口の出口面積を拡大すること
によシ、風の左右偏向角度が大きくとれ、その場合、風
量低下もきわめて少ないものとなる。これにより、冷暖
房運転時のフィーリングが著しく改善でき、さらに暖房
時の節電効果も得られる。また、風上側よシ風下側の寸
法を大きくした台形状の上下風向変更羽根を用いること
により、上下風向変更羽根端部と吹出グリルの左右両側
壁との間からの空気のもれも抑えられ、従来以上の上下
風向変更の性能が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す空気調和機の要部断面
図、第２図ａ−ｂは同実施例における上下風向変更羽根
の側面図と平面図、第３図は同空気調和機の斜視図、第
４図は同空気調和機と従来例の風量低下率−偏向角度特
性図、第５図は従来例を示す空気調和機の要部縦断面図
、第６図は同吹出口部の平面断面図、第７図ａ・ｂはそ
れぞれ同上下風向変更羽根の側面図と平面図である。 １・・・・・・本体、２・・・・・・前面グリル、２ｃ
・・・・・・左右両側壁、３・・・パ・・吹出グリル、
３ｂ・・・・・・左右両側壁、５・・・・・・熱交換器
、６・・・・・・送風機、９・・・・・・左右風向変更
羽根、１０・・・・・・上下風向変更羽根。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名ｌ・
・　台枠ネ棒 ９・・・方も凰脅更羽織 第２図 １θ・・・よＴ７！Ｌ向表賃蒋檄 ！・・・４　　林 １０・・・土下鳳百女更羽微 第４図 橘屯　佃　　角　＆　（・） 第５図 第６図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）送風機を具備した室内ユニット本体と、この室内
   ユニット本体に設けられ、短辺と長辺を有する矩形状の
   吹出流路を形成する吹出グリルと、前記室内ユニット本
   体に取付けられかつ前記吹出グリルと連続する吹出口を
   具備した前面グリルと、前記吹出グリルの長辺に所定間
   隔ごとでかつ回動可能に設けられた左右風向変更羽根と
   、両端が前記吹出グリルの短辺に相当する左右両側壁に
   回動自在に支持された上下風向変更羽根によって空気調
   和機を構成し、前記吹出グリルの左右両側壁を、吹出方
   向に向けて順次広がるようにわん曲する曲線壁とし、ま
   た前記吹出口の左右両側壁を、前記吹出グリルの左右両
   側壁と同じ吹出方向に向けて順次広がるようにわん曲す
   る曲線壁とした空気調和機の風向変更装置。
2. （２）上下風向変更羽根を、吹出方向に向けて広がる台
   形状とした特許請求の範囲第１項に記載の空気調和機の
   風向変更装置。